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青山繁晴「ニュースの見方」尖閣諸島に中国軍の影

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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120222-01mikata.jpg

 2月22日放送 関西テレビ「アンカー」、青山繁晴さんはインドネシア出張につきお休みでした。
 その後フランス出張も控えておられるそうで、来週2月29日もお休みの予定です。
 詳しくは青山繁晴さんのブログ>いま成田空港にいます 2012年02月17日 09時15分51秒を。

 ただ、青山さんは2月22日朝放送のRKB「中西一清スタミナラジオ」の「ニュースの見方」というレギュラーコーナーには出演されましたので(電話出演)、今週はそちらを起こすことにしました。
 来週もおそらくそうさせていただくことになると思います。

※2月22日の「アンカー」は青山さんに代わり宮崎哲弥さんが出演されました(宮崎さんは本来木曜レギュラー)。
 宮崎さんは消費税増税反対の解説をされました。興味深い内容でしたので、こちらについてもすでに文字起こしを始めています。明日にでもUPさせていただきます。
120222-02kaiho.jpg

 さて青山さんの「ニュースの見方」、2月22日のテーマは「尖閣諸島に中国軍の影」です。

 2月19日、沖縄県久米島の北北西約170キロ沖合の日本の排他的経済水域(EEZ)で、海洋調査をしていた海保の測量船「昭洋」が、中国国家海洋局所属の「海監66」から無線で調査の中止を要求されるという事件がありました(読売新聞2月20日01時39分)。
 これにまつわる解説です。

 いつもの「アンカー」起こしと同様、間投詞などもできるだけ再現&細かい相づちは支障のない限りカットしています。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。

 内容紹介ここから____________________________
 
中西一清
「さ、水曜日は独立総合研究所の青山繁晴さんです。青山さん、おはようございます」

青山繁晴
「おはようございます」

中西一清
「何か日本の、えー、調査船が、中国の船に調査を妨害されたんですって?」

青山繁晴
「はい。えー、3日前の夜ですね、私たちの沖縄県尖閣諸島の海域で、えー、海上保安庁の測量船、えー、これは海の地殻の構造、地殻構造ですね、それを、ま、普通通り調べていましたら、えー、中国の国家海洋局の船が近寄ってきて、無線で、その調査をやめろと」

中西一清
「ああ」

青山繁晴
「これ中国の管轄にある海なんだから、出て行けと、いう意味のこと言いまして、さらに異常接近してきて、えー、海上保安庁の船の横に近づけてきてですね、明らかに、阻止をする行動も取ったと」

中西一清
「はあー」

青山繁晴
「いうニュースがありました。それで、このニュース、あの、今まで、その尖閣諸島をはじめとする海で、ま、中国はこういう行動を取ったこと、ありましたし、従って視聴者、視聴者じゃない、あの、リスナー、国民にとったら、またかっていう、思った人もいらっしゃるでしょうし、それから中国はますます、この、アンフェアな行動をエスカレートさせてるなと思った方も、いらっしゃると思うんですね。ところが、このニュース、本当はまさしくこれこそニュースの見方、すなわちリスナーや国民が、もっと事実を正確に知ることのできる見方が必要だと、いうことを痛感しますので、3日前の夜に起きたことですけれども、今朝その話をしたいんです」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「と言いますのはね、今申しました通り、日本の報道で、あるいは中国国内の報道でも、中国国家海洋局の船ってことになってますね」

中西一清
「うん」

青山繁晴
「で、この国家海洋局の正体は何なのかっていうことです。で、国家海洋局って言うからには、ま、中国は例えば、海の、科学的な調査をしたり、えー、それから日本の海上保安庁のように、例えば、漁業が正当に行われるように監視したり、そういう機関だろうなーと、何となくみんな思うわけですね」

中西一清
「思いますね、何となくね、ええ」

青山繁晴
「はい。それから、中国語ですけれども、この国家海洋局なるものの公式ホームページも、ま、インターネット上にドーンと作られてるわけです。ところが実際に、私を含めて、私たちが、ま、はっきり言いますと独立総合研究所のメンバーで、えー、この海に何度も行ってます。えー、空から行ったこともありますし、それから船で行ったこともあり、えー、そこで見る、この中国海洋局、少なくとも、その、船ですね、まず」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「これあの、今回日本の正当な調査を妨害した船、『海監(かいかん)66』って言うんですが、『かいかん』っていうのは海を監視するって書くんですね。で、この海監なる船が、えー、全部が同じではありませんけれども、多くは、あるいは基本的には、軍艦を白く塗っただけの物です

中西一清
「はあー。基本的には軍艦」

青山繁晴
「軍艦です。で、軍艦っていうのは、海の上で目立たないように、ま、グレーを基調とした」

中西一清
「ですよね」

青山繁晴
「……ですね。それを真っ白に塗りたくってるわけです。真っ白に塗ると、日本の海上保安庁の巡視船のようになって、えー、何となく警察のようなイメージになるんですが、えー、僕も正体全部分かってるわけじゃありませんけれども、軍の影響力が強いということは、実は北京でもそういう話を、証言を聞いたことがあります

中西一清
「うん」

青山繁晴
「で、どうして、軍と関係があるだろうと、そういうことになるのかと言うとですね、基本的に、えー、資源というのは、軍部が、大きな責任を担うんです

中西一清
「はい」

青山繁晴
「これは中国だけじゃなくて、世界の諸国でかなり見られることであって、えー、この尖閣諸島のように、要するに1970年頃から突然中国が領有を主張しだした、当然日本とぶつかりますし、日本と同盟関係にあるアメリカとも見解が食い違うことになるから、そういういわば、中国の本音で言うと、紛争地域、あるいは、国際法を破ってでも、自分のものにしたいとなると、そこの資源てのは基本的に軍が担うわけです、開発を」

中西一清
「うーん、うんうん」

青山繁晴
「従って国家海洋局は軍と関係なく、尖閣諸島の辺をうろうろできるってこと、そもそもあり得ないんです。それから皆さん思い出していただくと、あの、ニュースの見方っていうのは、過去のニュースといかに、つなげてきちんと考えるかっていうことが、大きなポイントなんですけれども、かつてこの中国海洋局のヘリコプターが、日本の海上自衛隊の護衛艦に異常接近したことが

中西一清
「ありましたね」

青山繁晴
「はい。少なくとも報道されただけでも2回あったんですね」

中西一清
「ええ」

青山繁晴
「これ、70メートルとか、ま、水平距離で70メートルとか90メートルとか、これあの、軍事常識で言うと信じられないぐらい無茶苦茶近づいたわけです。これが、武装してないような機関で、日本の軍艦ですね、国際社会で言うと、それにこんな異常接近して挑発できると、いうことあり得ると、思われますか?

中西一清
「うーん」

青山繁晴
「あり得ません。これは、例えば南シナ海にいる、この海監っていう船ですね、これはもう武装むき出しにしてるんですよ

中西一清
「ええ」

青山繁晴
「白く塗るだけじゃなくて、その、武装をちゃんと見せてるわけです」

中西一清
「砲や何かを持ってるわけですか」

青山繁晴
「もちろんです。で、従って、えー、もう、南シナ海の紛争をめぐっては、ベトナムとかフィリピンとか、この国家海洋局なるものは、もう軍と一体だと見なしてるわけです。で、どうして南シナ海でそうしてるかというと、アメリカ軍の存在感が薄いからですね。で、東シナ海でそれをやると、アメリカ海軍を刺激する。アメリカ海軍と中国はまだ戦えると思ってませんから、だから東シナ海では、いわば実態を隠してるわけですよね

中西一清
「うーん」

青山繁晴
「で、えー、さらに今回の、えー、異常接近だけじゃなくて、その調査をやめろと言ってきたのは、ちょうど安住財務大臣が、訪中してる最中でした

中西一清
「はい」

青山繁晴
「安住さんが副首相と話してる時にこれが起きましたし、えー、それから去年の11月に、ちょっと思い出していただくと、玄葉外務大臣が、中国行ってる時に、同じ尖閣諸島に近い海域の宮古島のところを、これは中国の海軍の船が、まあ堂々とっていうか、ま、日本を威圧しながら通っていったことがあったんですね。そうすると、この国家海洋局だけバラバラに行動してるんじゃなくて、つまり中国の普通の政府、あるいは共産党よりも、軍の方が、強い姿勢を日本に示して」

中西一清
「なるほどねぇ」

青山繁晴
同時に、軍の存在価値を高めるために、尖閣諸島を、海底資源ごと奪うためには軍が必要なんだっていうことを、中国国内にも見せてるわけですね

中西一清
「はあー、なるほどね。ええ」

青山繁晴
「で、そうするとですね、最後に申し上げたいのは、私たちは日本の常識が世界の非常識だってことを改めて知るべきです。というのは、日本で自衛隊が、資源開発に関与するなんてあり得ないことでしょう?」

中西一清
「うん」

青山繁晴
「ところが世界では軍が資源に関与するのはむしろ普通なんです。これ、いい悪いを言ってるんじゃなくて、日本だけの常識に凝り固まっていると、尖閣諸島で起きてることの意味も分からないってことなんです。それから日本は尖閣諸島の、この、日本の天然ガスを奪うなってことについて、中国の外交部と交渉してきましたね。自民党時代の福田政権でいったん合意ができたのに、守ってくれないって言って、えー、連日のように報道もありましたけれども、最近もありましたが、今のお話で分かっていただけるのは、中国の外交部、すなわち外務省と交渉したり合意しても、意味がないっていうことなんです

中西一清
「ですよねー。ええ」

青山繁晴
「中国の外交部は、共産党の軍隊である軍部に影響力持てませんから。そうすると、日本の思い込みを直して、国際社会にまず合わせるっていうことが、国際社会の基準を持つっていうことが、ニュースの見方にとって大事だし、それから、えー、今年、中国共産党大会で、独裁者になる、習近平さんは、軍と近い。そうすると、今年、尖閣諸島でさらに

中西一清
「うーん」

青山繁晴
軍や国家海洋局による動きがある。その時に私たち国民はどう反応するかが、勝負の分かれ道になると思います

中西一清
「はい。分かりました。ありがとうございました」

青山繁晴
「はい」

中西一清
「独立総合研究所の青山繁晴さんでした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 「私たち国民はどう反応するかが、勝負の分かれ道になる」。
 重たい言葉ですよね。

 習近平体制の発足後、中国がさらに日本に強硬的な手段に出てきたとしても、私たち日本国民がその「意味」に気づかない限り、世論もそう高まることはないでしょう。

 そうすれば日本はますます中国になめられて、結果、日本の海はますます彼らに脅かされることになってしまいます。

 そうならないためには、まず政府・与党が中国側にしっかりと対応する、そしてマスコミももっとこれら一連の問題を報道して世論を喚起するということが必要になると思うんですが、残念ながら全く期待できないですからね。
 やはりネットで地道に声を上げていくしかないんでしょうか(T^T)

 さて、尖閣諸島も大変気になりますが、こちらも気になる竹島。
 「竹島プロジェクト2012」にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 なのに政府は相も変わらず竹島には冷たいですね。
 島根県主催の竹島の日記念行事が2月22日に行われましたが、今年も閣僚の出席はゼロでした(産経2/22 18:47)。

 ちなみに青山繁晴さんもブログで竹島について書かれています。
 ぜひご覧下さい!!
 青山繁晴さんのブログ>敬意と決意 2012年02月22日 11時33分06秒


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった「アンカー」青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
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