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大阪の闇の勢力に斬り込む橋下さんに期待します

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【初登庁し、職員から花束を受け取る橋下・大阪市長(19日午前8時56分、大阪市北区で)=近藤誠撮影:読売新聞】

 橋下徹大阪市長が12月19日(月)、初登庁しました。

 当日は新聞のテレビ欄など見てもこのネタ一色という感じで(特に関西はそう)、私もこの日にブログに書くつもりでいました。

 が、正午になって「金正日死去」のニュースが飛び込んできたため、急きょそちらに変更。
 もちろん私だけでなく、関西のメディアも橋下さんの初登庁どころではなくなってしまいました。

 橋下さんはしかし予定通りこの日の午後に上京、3日間かけて与野党幹部や閣僚らと個別に面会しました。
 政令指定市とはいえ、地方の一市長がこういった「厚遇」を受けるのは異例のことです。
 ただ、各党、橋下さんとの距離には温度差があったようです。

 12月20日放送の読売テレビ「かんさい情報ネット ten!」では、会談を報道陣に公開したかしなかったかでその距離が分かると解説していました。

 例えば、2日目の面会相手はこういう対応だったそうです。

  古川経済財政担当相(民主)→非公開
  舛添代表(新党改革)→公開
  平野国対委員長(民主)→冒頭のみ公開
  輿石幹事長&樽床幹事長代行(民主)→非公開
  小沢元代表&原口元総務相(民主)→冒頭のみ公開
  仙谷元官房長官(民主)→非公開
  谷垣総裁&石原幹事長ほか(自民)→冒頭のみ公開
  山口代表ほか(公明)→冒頭のみ公開
  亀井代表(国民新)→公開
  渡辺代表&江田幹事長(みんな)→公開


 公開=橋下さん&大阪維新の会に対して協力的な人。
 非公開=スタンスを決めかねている人。
 冒頭のみ公開=テレビで橋下さんとのツーショットが流れるのは嬉しいが、言質は取られたくない人。

 うーん、分かりやすいですね(^_^;

 特に民主党の方々は全体的に冷淡だったようです。

 橋下さん&大阪維新の会が国政選挙に打って出た場合、一番困るのが民主党ですからね。「擦り寄る」というよりは、何とか抑え込みたいんでしょう。
 民主党は自治労や日教組と密接なつながりがあり、これらと真っ向対立している橋下さん&維新とは相容れませんから、当然と言えば当然かもしれませんが。

 民主党の中で唯一歓迎していたのは小沢さんですね。明確に「擦り寄って」ましたよね。
 「利権の総本家みたいな人が今さら首突っ込んで来んといてよ」「橋下もこんな政治屋スルーしたらええのに」と、私たち夫婦はぼやいてました(^_^;
 まあ橋下さんもアホやないから、小沢さんの狙いはちゃんと見抜いてるでしょうけどね。

 橋下さん&維新に一番近いのがみんなの党と言われてますね。
 ただ、時々誤解があるようなので申しておくと、橋下さんは「地方分権」と言っています。少なくとも、みんなの党が使っている「地域主権」という言葉は使っていません。

 私には「地方分権」と「地域主権」の差はよく分かりません。
 が、橋下さんの言う「地方分権」というのは、国防や外交や教育など国家の基本政策は国に任せますが、地方でやれることは地方に任せてほしい、権限と財源を一任してほしいということです。

 国政絡みの話は、ま、こんなところで。
 ここからが今日のメインテーマです。
 大阪市に特化した話になりますが、全国の皆さんついてきて下さいね~(^o^)/

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 改めまして……
 橋下市長が12月19日、初登庁!!

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【初登庁し職員の出迎えを受け庁舎に入る橋下徹大阪市長。花束を受け取り笑顔=19日午前8時55分、大阪市北区の大阪市役所(頼光和弘撮影):産経新聞】

 とは言っても、橋下さんは就任の2週間前にあたる12月5日の時点ですでに“初登庁”しており、連日、各部局の幹部と新体制での市政運営方法について協議するなど、すでに活発に動いていました。
 全国ネットでもかなり報道されていたので、ご存知の方も多いでしょう。

 私は橋下さんが就任前からものすごくスピーディーに、かつ細かく改革案を出していっているのを見るにつけ、「ああ、この人はかなり前から自分が市長になることを想定して、勉強もして、改革の具体案を色々と考えてきてたんだなあ」と思ったものでした。

 と、同時に、当然ながら橋下さんはこの期間は府知事でもなく市長でもない一般人で、要するに無給で連日働いてたわけで、「ただ働きでそこまでようやるなー」と感心したりもしました(^^ゞ

 もちろん市役所側もじっとはしてなかったようで、大阪府庁によれば当選直後から、大阪市職員から橋下さん対策の問い合わせが殺到していたと聞きます。

 メディアでは「市職員は戦々恐々」なんて見出しも出ていましたが、常日頃から市民のためにまじめに汗をかいて働いてきた職員であれば、橋下さんが来るからって何も恐れることはないと思うんですけどね。

 まじめな職員はむしろ、トップが誰になろうと関係なく、これまで通り市民のため一生懸命働くだけだ、という思いを強くしたのではないですか?

 ところが、大阪市の場合、サボリ職員がかなりの割合で存在しますからね。
 そういう方々は今もう必死だと思います。あるいは諦めの心境?

 「橋下さんの近くで仕える気はない。早く(人事異動で)どこかへ飛ばしてほしい」とつぶやいた市幹部もいたのだとか。

 何じゃそりゃ?「ラクチンな仕事して高給をもらい続けたいんだ!」としか私には聞こえないんですが。

 これから改革が始まるって時にこんなことしか言えない人は、気力だけでなく能力もない人だと思うので、とっとと辞めていただいた方が市民のためではないでしょうか。

 もしこれが民間企業だったらどうですか?「今度来る上司が私は嫌いなので、他の部署に変えてほしい」なんて絶対通用しませんよ。

 あと、政治活動に関わってきた市職員も実際かなりいるんですよね。
 今回の大阪市長選でもそういうことが半ば公然とされてました。平松さん(前市長)の選挙支援というか、そういうのが。

 ま、大阪市長選では歴代、助役さんが当選してきたことからも分かるように、もう悪しき慣習になってしまってたんですけれども。
 (但し例外もあって、2007年の市長選では、市職員は、現職で元助役の関淳一さんではなく対抗馬の平松さんを応援しました。なぜなら関さんが市役所改革を進めようとしていたからです)

 こういう悪しき慣習をなくしましょう、職員は選挙運動やっちゃダメですよ、「行政」が「政治」に介入しちゃダメですよってことで、橋下さんはここにもさっそく大ナタを振るいました。
 政治活動に関わった大阪市幹部6人を待機ポストの総務局付に更迭したのです。

 これについては、「平松さんの側近幹部が、新市長の下でいきなり重要ポストに就いても仕事がやりづらい。橋下さんなりの配慮では」との声もあるそうですが、うーん、どうでしょう?
 橋下さんが「敵方」にそういう温情を示す人かな?と私は疑問に思います。
 いえ、報復人事とかいうのではなくて、切るべきものは切るという厳しい態度で臨む人じゃないかということです。

 憲法第15条(公務員の地位などを規定)とか、地方公務員法第36条(政治的行為の制限)とか、どこまで厳格に適用されるものなのか私は知りません。

 ただ、現実にこういう絵を見せられると……

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 「現市長の選挙の出陣式に市職員が大集合」の図です。
 全国ネットでも映ったのでご覧になった方もいると思います。

 このような市長と市役所職員とのおかしな関係が長年続いてきた、そっちの方が異常なわけで。

 例の「反省文」騒動にしてもそうです。
 そう、投開票日翌日の11月28日、市役所に出勤した際にマスコミのインタビューに応じ「僕の考えている民意とは違う」などとコメントした職員2人に「反省文」を書かせたというものです(毎日12/16)。
 
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 これについては、メディア(特に東京発)では行き過ぎじゃないかというスタンスの論評が多かったように見受けられますが、大阪市民の多くは橋下さんに賛同しています。

 テレビに映ったこれら職員らの態度には、「橋下がナンボのもんやねん。こっちは公務員やし何言ってもクビになれへんもんね」というのがありありと出てましたからね。

 だいたいテレビカメラに向かって自分が所属する職場のトップを批判して、何のお咎めもないんだとしたら、これまた民間企業では考えられないことではないでしょうか?

 もちろん内部で問題点を話し合ったりとか、本人に直接意見したりとか、そういうのは一向に構わないと思いますよ。あと、居酒屋とかで「○○のアホンダラ~!」などと同僚同士で上司の悪口言い合うのも当然OK。

 橋下さん自身、就任日の会見で「面従腹背でも大歓迎」と言ってますしね。

 要は「反対意見は言ってもいいけど、それを言うにふさわしい場所で言ってね」ということであり、彼らはそれを公の場でやってしまったことが問題なのです。

 しかもリスクを背負って(公務員としての職を賭して)告発するという形ならまだ分かるけれども、全くそうではなかったんですから。

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 大阪市役所は、職員、労組、地域振興会、民主・自民・公明の市議、これら「中之島一家」と呼ばれる体制を構築してきました(中之島とは大阪市役所がある場所です)。

 橋下市長がこの「中之島一家」にどこまで斬り込めるのかが、大阪ではがぜん注目されています。

 地域振興会とは、いわゆる自治会あるいは町内会というやつで、市内全体の7割弱、約86万5000世帯が加入しています。
 集合住宅なんかも入っていたりします。私は賃貸マンションの住民ですが、私が知らないだけでもしかしたらこのマンションも入っているのかもしれません。

 地域振興会は今まで大阪でもあまり注目されてこなかったんですが(橋下さん当選後、ようやく報道が出てきた感じです)、地域振興交付金として年間4億3500万円を受けており、歴代市長の集票マシーンと言われてきました。

 もちろん交付金がまっとうな方向(町内の催しとか)に使われていれば問題はないのですが、地域によっては一部メンバーの飲み食いに消えてるんじゃないかとか、そういうこともずっと言われてきました。

 12月3日放送の読売テレビ「あさパラ!」では、この地域振興会を含め、既得権益団体が巣食う大阪市の憂うべき現状が指摘されました。

 以下、勝谷誠彦さんと中野雅至さん(元厚生労働省官僚)の発言要旨です。

勝谷誠彦
「(市長選について)橋下さんの得票数が際どかったが、これはひどい話。
 大阪市は町内会みたいな地域振興会みたいなところに、市民の税金を配っている。がっちり何十万票を、言ってみればカネで買っている。つまり町内会にカネが入ってくる。それは市からのお金。市の言うことを聞いていれば、それが円滑に入ってくる。
 が、橋下さんはそれを全部切ると言うかもしれない。だから、今回の選挙もそこの中の7割8割の人たちは、今までと同じことが続けばいいなということで平松さんに入れたかもしれない。
 それから組合、労組、職員、職員の家族を積み上げていった票で平松陣営は勝てると思った。だからおそらく40%の投票率だったら平松さんが勝っていた。普段投票に行かない10何%が行って、これが橋下さんを勝たせた。素晴らしいこと。本当の民主主義だと思う。
 今までは利権と全部交換で票を入れてた人が多かった。口利きで、変な話、市営住宅へ入りたいとか、生活保護どうするとか、地元の一番小さな議員に言ってることの積み重ねで大阪市はこうなってしまった

中野雅至
「(府知事選は維新の松井さんがかなりの大差をつけて勝ったが、市長選はそれほどの差がなかった理由について)府内は完全無党派だから圧勝。市内は既存の選挙マシーンが効いているから苦しかった。補助金など金銭的つながりも市内は強い

勝谷誠彦
「(橋下さんへの圧力・脅迫は知事時代もあったが、今回の選挙中はさらにひどかったことについて)SPは最初2人だったが、10人まで増えた。身辺に気をつけてほしい。その利権で食ってるものすごい暗い部分が大阪市にはある。どこの地域にもあるが。田中康夫さんとやった長野県もあった。
 大きな都市は刺されたりする事件はないが、小さくなってくるとそういう事件が起こる。事故のように報道されるが殺人事件は過去にいっぱいある。気をつけてほしいし、周りも守ってやってほしい。
 当選後、橋下さんは『1週間行方知れずになります』と言ったが、そのへんの対策もあると思う。いろんなネゴシエーションや、次へのビジョンを立ててる」

中野雅至
「都道府県は住民との距離が比較的遠いが、市町村は住民と直接相対したりするから、行政対象暴力がすごく多い。生活保護とかいろいろややこしい仕事がいっぱいある、接触も多いから。圧力は市長の方がものすごく直に感じると思う


 わけの分からないこれら利権団体への補助金カットには市民のほぼ全員が賛成するところですが、ただ、文化団体への補助金カットに対しては賛否が分かれているようです。

 橋下さんが主張しているのは、「文化行政の検証がこれまで全くなされずに、補助金だけが機械的に支出されていたので、検証が必要なのではないか」。

 要するに、補助金を出してその文化が本当に大阪に根付いたのか?今まで戦略がなかったのではないか?ということです。

 例えば、中之島に建設予定の市立近代美術館についても、絵を大量に買い込んで美術館に飾る、それだけで「さあ見て下さい」では人は集まらない、呼び込む仕組みを作らないとダメだというのが橋下さんの考えです。
 この美術館の計画は一旦白紙に戻し、再検討されるとのことです。

 また、補助金の出し方の根拠が分からないということも指摘されています。
 例えば、センチュリーと大阪フィルには補助金を出して他の交響楽団には出さないのはなぜか?
 文楽には補助金を出して歌舞伎には出さないのはなぜか?
 不公平ではないのか?

 お上が惰性で税金を投じてきたこれらの文化は、はたして発展しているか?
 逆に補助金を入れてこなかった歌舞伎や落語や漫才などはどうか?廃れているか?必ずしもそうではないのではないか?

 橋下さんは今、私たち市民にそういう問いかけをしています。

 ま、文化行政については本当にさまざまな声がありますから、これから本格的な議論がされていくことでしょう。

 まずは、誰の目から見ても無駄なものに対して斬り込んでいくことになるんだろうと思います。

 特に大阪では以前から、府立と市立で同じハコモノがあって無駄じゃないかと言われてきました。まずはこれらの事業を統合し、スリム化を図ってほしいですね。

 また、これまで雇用対策にしても何にしても、府と市でバラバラに戦略を立てて独自に事業をやってきていたので、そこも一本化して効率的に。

 という府民・市民の要望に応えて、12月27日に「府市統合本部」が発足、広域行政一元化を図っていくことがすでに決まっています。

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【画像は12月17日放送 読売テレビ「あさパラ!」より】

 水道事業の統合は分かるけれども、府と市の両方が持っている病院・学校・図書館など、地域住民の生活に密着している施設まで統合されるのでは?という不安の声もあるようですが、橋下さんらが目指すのはハコモノ統一ではなく運営の統一です。

 建物はそのまま残し、府市で運営を一元化して職員を減らすなどして効率化するということですので、誤解のなきよう。

 また、これは橋下さんはまだ特に指摘していないようですが、大阪市の土地の20%程度は大阪市所有だそうです。
 その中にはもちろん「遊んでいる土地」もあるわけで、今後、不要な土地を売却するということも俎上に上ってくるかもしれません。

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 あと、やはり職員の削減や賃金カットにも市民の大きな期待が寄せられています。
 財政的に余裕があればまだしも、大阪市は政令指定都市中最悪という深刻な財政危機にあるので、ここはどうしても斬り込んでもらわないと。

 大阪市は職員数が多いことで有名です。
 市職員と住民との割合で言うと、2010年4月現在、大阪市では市民65人に市職員は1人。これは政令市で全国1位です。だいぶ削減したのですがまだまだ多い。
 ちなみに2位の名古屋市は市民83.5人に対し職員1人、15位の横浜市は市民133.1人に対し職員1人だそうです。

 実際、以前から「役所にいても仕事がない」「仕事を見つけないとない状態」といった声が、一部職員からメディアを通して時折漏れ伝わってきています。

 もちろん全ての部署が暇だとは言いませんが、明らかに人が余っている部署についてはリストラの必要があるでしょう。民間ならそれが当たり前です。

 大阪市の職員数は3万8000人、総人件費は2400億円です(2010年度決算見込み)。
 単純計算すれば、一人当たりの平均年収は600万円。
 一般のサラリーマンの平均が400万円程度ですから、何と200万円もの差があります(文藝春秋編 日本の論点PLUS12/8付)。

 私なんか今の仕事(請負でチラシ作成)を全力でやっても、差額の200万円にすらなれへんっちゅーねん(T^T)

 橋下さんは市長就任前から、職員削減と賃金カット、補助金カット、市営地下鉄民営化の他に、外郭団体の廃止なども明言してきました。

 日々報道を見るたび、「どんどん敵を作っていってるやん。橋下さん大丈夫?!」とこちらが心配になるぐらいでした。

 特に、不祥事が多発する大阪市の現業部門(バス運転手やごみ収集や道路清掃など)の職員について、「採用経緯を全部明らかにし、問題があれば再試験する」と言い出した時は、もう本気で橋下さんの身が心配になってきました。

 いや、もちろんここにも斬り込んでほしいですよ。
 ただ、「現業部門」と聞くと、どうしても闇の世界の匂いがしてくるんです。
 大阪市では一般職員も十分“異色”ですが、現業職員はそれに輪を掛けています。

 まず、大阪市は現業職員の数が他都市と比較して圧倒的に多く、市民1万人あたりの現業職員数は51.4人。横浜市のそれは14.5人です。
 給料についても、同種の民間企業よりも高いと言われています。

 また、現業職員はこれまでよく不祥事を起こしてきていて、それも市民から見れば信じられない事件をちょくちょく起こしてるんです。殺人とか、覚醒剤の使用とか。
 市の調査では、平松前市長が就任した2007年12月以降、10年3月末までに停職以上の処分を受けた職員は85人で、うち約65%にあたる55人が現業職員です。

 さらに、現業職員の採用を巡っては、かつては募集がほとんど一般市民に告知されず市関係者の一部だけにしか知らされていませんでした。
 その結果、職員が親類縁者で占められた部署があったり、あるいは議員や労働組合の口利きがあったとする証言も後を絶えなかったのです。

 よって、これらに橋下さんが斬り込むことで、「パンドラの箱を開けることになる」との指摘も出ています(読売12/13)。

 これら現業職員の不正採用については、これまた勝谷誠彦さんが12月17日放送の読売テレビ「あさパラ!」で指摘していました。
 「採用を押し込むための色んな利権団体」が存在しているとのことです。

 例えば大阪市交通局の職員採用についてなんですが、勝谷さんが発言を躊躇したのを、ハイヒールのリンゴ姐さんが彼に圧力をかけて(笑)言わせた内容がこれです。

 「あるタクシー運転手さんが何人かから聞いた話では、『交通局への採用は一般にはなかなか見られない。コネだよ。僕らが応募してもみんなハネられる』と。そのことを僕が昔、他のテレビ局(読売テレビ以外の局)の番組で話したら、その番組をすぐ降ろされた。大阪市の圧力で降ろされた

 もしかしたら他の自治体でもこういうことは多かれ少なかれあるのかもしれませんが、大阪市は酷すぎると思います。

 実はこういった話も、今さらメディアやコメンテーターの方々が言うまでもなく、大阪市民の間ではもうずっと噂されてきたことでした。
 「『色んな筋』との兼ね合いでそうなってしまってるんやろね。腹立つけど私ら一般市民には何もでけへんね」ということで、今まで来てしまったわけです。

 その、いわば市民があきらめていた「色んな筋」に橋下さんは斬り込むと宣言したわけです。

 私を含め多くの市民が橋下さんの身を心配するのは当然だということが、分かっていただけると思います。

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 改革の過程では、橋下さんがその「色んな筋」に恨まれて、圧力、脅迫、マスコミへのリーク、場合によっては直に暴力を受ける可能性も十分考えられます。

 特に今はマスコミへのリークが心配です。
 自治体と国とでは事情はまた違うと思いますが、私は安倍晋三さんのことを思い出します。

 安倍さんは首相の時、公務員の在り方に大きく斬り込む公務員制度改革法を通常国会で成立させました。

 その方針は高級官僚の人事をコントロールするために内閣に人事局を設置する(首相官邸で官僚人事を掌握する)というものでしたが、これに関して霞ヶ関が強硬に反対しました。各役所ごとに人事を操りたかったからです。

 安倍さんは事務次官会議をすっ飛ばして閣議決定で事を進めましたが(事務次官会議を通して閣議に上げるのは単なる慣習で法的な決まり事ではない)、これが各役所の事務次官の猛烈な反発を買って、官僚たちの「安倍降ろし」につながったと言われています。

 事務次官は自分たち官僚全員の身分・処分に関する案件から外されたことで安倍さん憎しとなって、安倍さんにマイナスとなるさまざまな情報をマスコミにリークして、内閣の地盤沈下が起こるようなトラップを仕掛けたというわけです。

 当時の本間正明税調会長、松岡利勝農水相、久間章生防衛相らの不祥事が相次いで発覚したのは、「反安倍」で官僚とマスコミの利害が一致した結果であると、政治評論家の三宅久之さんは述べています(「正論」2012年1月号)。
 
 今回の大阪市長選では、「新潮45」「週刊新潮」「週刊文春」などによる橋下ネガティブキャンペーン、特に彼の出自を暴くということがありました。

 これについて、かつて「週刊文春」の記者だった勝谷誠彦さんは、12月4日放送の読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」で、「短期間であそこまで細かいことを調べるのは不可能。外からのリークがあったとしか考えられない」という趣旨の発言をしています。

 橋下さんは弁護士時代から闇の勢力と相対してきた人ですし、大阪府知事時代も、市長選に出てからも、様々な圧力、脅迫、ネガティブキャンペーンに屈さずに来た人です。

 が、今度は規模が桁違いに大きいですからね。それこそ全方位から攻撃が来ると思います。
 まさに本人も選挙戦で言っていた「やるかやられるか」の戦いです。
 「やるかやられるか」、これは比喩でも何でもなくマジなんです。

 もちろんすでに防衛策は取っておられると思いますが、本当に気をつけていただきたいし、周囲の方もしっかり守ってあげていただきたいです。

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 それにしても、東京のメディア見てると未だに「はあ?」となることがあります。
 大阪のこと何も知らんと言ってるでしょアナタ、と言いたくなることが。

 個人ブロガーさんなんかの場合は情報の収集にも分析にも限界があるから仕方ないと思いますが、プロのマスコミ人がそんな風だともう怒るどころか呆れてしまいます。

 これなんかその典型。

47NEWS > 日めくり > 12月20日の日めくり
(前略) 橋下徹氏が大阪市長になって、きのう初登庁した。知事・市長のダブル選挙で圧勝したことから、中央政党も慌てて彼の「大阪都」構想に色目を使い始めた。メディアも同様で、市長選勝利後の評論やコラムでも、以前に比べて好意的な評価が目立つ。「改革の意欲は見るべきものがある」などというような…。一方、彼を「独裁者」と呼ぶ人たちの間では「ハシズム」という言葉が常套語だ。橋下氏は弁護士で、テレビのバラエティー番組で人気が出た。たしかに「仲間の内」からではなく「毛色の変わった馬に乗って、雲の彼方より出現して」きた。英雄の条件は備えているのかもしれない。

 問題は、彼に75万もの票を入れた有権者の方にある。たしかに、東京に圧倒されている大阪の人たちにとって「大阪都」は耳に響きがいい言葉かもしれない。しかし、具体的な中身は未知数だ。わけが分からないようなものに対して「何かが変わるかもしれない」と期待をかける。「独裁」が、マイナスイメージどころか「何か自分たちを統御してくれる」プラスイメージになり、それが将棋倒しのように圧倒的な数に膨れ上がる。既に指摘されているように、その形は小泉純一郎元首相に似ている。(以下略)

(2011年12月20日 47NEWS編集部 小池新)

 大阪市民もバカにされたもんですなぁ。
 てか、この小池新さんって人、大阪の報道とか世論調査とか全く見てないのがバレバレ。

 今回の大阪W選にまつわる世論調査を、選挙前あるいは選挙後のどっちでもいいからとにかく見てもらったら分かるけども、有権者に「取り組んでほしい政策は?」と聞いて上位に上がってきたのは、まずは景気・雇用対策、続いて財政再建、行政改革、医療・福祉対策、教育・子育て対策、生活保護対策などで、大阪都構想は下位も下位、パーセンテージで言えばどこの調査でも10%以下でした。

 「何かが変わるかもしれない」と思って投票したというのも間違いで、有権者は今回「きっと変わる」と思って投票したんですよ。だって橋下さんは府知事としてすでに「変えた」実績があるんですから。

 てか、有権者を責めるのは筋違いでしょ。
 対立候補(平松さん)の酷さを小池新さんは知ってたのか?

 民主と自民が相乗りで支援した上に共産まで乗っかってきた。
 大阪市労組や連合その他多くの団体が乗っかってきた。
 橋下ネガティブキャンペーンがひどすぎた。
 「橋下の独裁は許さない」しか言わず、政策をほとんど何も言えなかった。
 口を開けば「駅前の放置自転車を半分に減らしました」「大阪市は良くなってきています」「イギリスの雑誌で住みよい町アジア1位に選ばれました」。

 これで平松さんを選べと言う方が有権者に酷ですよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今回は橋下さんGJ的なことしか書きませんでしたが、私はもちろん彼の考え方全てに賛同するものではありません。

 彼の市政改革、地盤沈下が激しい大阪を浮上させようという試みへの手腕に期待しているのであって、例えば彼が主張している「首相公選制」には私は反対ですし、「脱原発」にも危うさを感じています。
 このあたりは機会があればまた書いてみたいと思います。

 あと、気が付けば勝谷誠彦さんのコメントばかり引用しちゃいましたね。
 私はこの人の発言にも疑問符が付くことがよくあるんですが(特に小沢さんが絡んだ時)、ま、そこは是々非々ってことで。
 大阪のテレビは東京に比べ自由度が高いですが、さすがに大阪の闇の部分についてストレートに話してくれる人はまだまだ少ないので、結果そうなっちゃったという感じです。

 最後にオマケ。

 大阪のテレビは橋下さんや大阪維新の会の政策を伝えようと良く頑張ってると思うし、橋下さんを迎えての討論などを見ても各キャスターとも上手く彼の考えを引き出す質問をしてる人が多いとは思うんですが、たまーにこういう人もいます。

 12月16日の毎日放送「ちちんぷいぷい」に出演した橋下さんと西靖アナウンサーのやりとりです。

1 名前:名無しさん@涙目です。(兵庫県) 投稿日:2011/12/16(金) 14:06:42.21 ID:DlMPl48A0

西アナ 
生活保護を欲しいという人が大阪に来る
大阪の人からするとそういうとこに
お金が消えてゆく不公平感はあるかもしれないが
大阪に行けばなんとかなるかもしれないという
キャラクターと言うかソトからそう思われている
輝かしさではないけれど温かみとして残してほしいな

橋下市長
温かみですか(怒) 
それは西さんが税金全部負担してくれるならいいですよ
だって2900億円のうち4分の1は市民税ですよ 
これは暖かさとか言ってられません

http://www.youtube.com/watch?v=D3dAmDlW3f0#t=02m05s

 残念ながらYouTubeの動画はすでに削除済です。

 これ、私も生で見ていて唖然としました。
 てか、西さん、平松さんが選挙で言ってたのと同じこと言ってますやん!もしかしたら平松さんに一票投じたの?……と一瞬思ったけど、よくよく考えたら西さんは尼崎市民(兵庫県だが大阪市に隣接)でした(^^ゞ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※拙ブログ関連エントリー
10/24付:大阪W選挙へ!何がどうしてこうなった?
11/14付:全国ネットで報道されない大阪W選挙の裏側
11/21付:大阪W選挙目前!選挙公報とチラシと雑感
11/25付:平松さん生特番ドタキャン理由は「選挙戦術見直し」「田原総一朗」
11/28付:W選は大阪維新が完全勝利!なぜ大阪市民は橋下徹氏を選んだか


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