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「アンカー」3・11後の日本へ世界から警告と期待&政党政治の崩壊

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■12/14放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

消費税・年金・普天間問題~山積みする課題に直面する野田政権を青山ズバリ

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 前半は青山さんがAGU(アメリカ地球物理学連合)で見聞きした3・11後の新たな地震への警告、また日本への期待(先週紹介したスタミナラジオ「ニュースの見方」の解説と少しダブリます)。
 後半は日本の政局。来年6月解散・7月総選挙は避けられない?!

 最後に、韓国市民団体が日本大使館前に慰安婦像を設置した問題について、青山さんの解説も付記しておきました。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※右クリックで大きな画像を見ることができます(ブラウザによります。またMacの場合は画像にカーソルを合わせ押し続けるとメニューが出ます)。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※また画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。



 内容紹介ここから____________________________

山本浩之
「さ、このあとは“ニュースDEズバリ”のコーナーにまいります。今日はどのようなお話を」

青山繁晴
「はい。あの、先週、お休みさせていただいたんですが、それは、お気付きの方もいらっしゃると思うんですが、毎年12月、この時期になりますと、アメリカのサンフランシスコで、えー、地球の資源から宇宙に至るまで、すごく広い範囲を扱う世界最大の学会がありまして、そこに毎年参加するわけですね。で、今年もそれに参加してきたんですが、ま、驚いたことに、今回は、日本が主役でした。で、それは、どうしてかというと、ま、地球の問題を全部扱う学会ですから、やっぱり3月11日に、日本を襲った大震災、それを中心にした、えー、科学者の議論ていうのがほんとに行われたんですよね。で、改めて、あの会場に僕1週間いまして、その、僕らが、日本国民が思ってる以上に、今年は、3月以降、その日本が、どうやって生きているのか、それからどうやって事態を打開していくのかを世界が見てた、日本人の生きざまを、世界中が見てた年だったんだなあということを」

山本浩之
「ああ、改めて外に出られて、再認識されたわけですね、それを」

青山繁晴
「ええ。すごく強く感じましたね。実際にそのようにも言われましたし。世界の科学者からですね。で、それを言われた僕らの方はですね、その、ま、僕以外にも参加してた日本の学者たちとも話をしたんですけれども、じゃあその来年以降、今年を受けて日本がどう生きるかっていうのは、今まで、あの、自分たちが、こう日本日本と思ってたけども、世界は、それも見てるんだよねと、いう話になったんですね。で、その時にやっぱりみんなが心配になるのは、やっぱり一番は日本の政治ですよね。もうこの1年間も、例えば、やっと野田さんに代わったけれども、野田さんも、もう、僕も含めて当初の期待はもう、あっという間に裏切られて今日に至ってるわけですよね。で、従って、今日は、来年私たちがどう生きるか、その、いわば、最初のお話として、最初の問題提起として、やはり政治のことを、ひとつは考えてみたいと思います。えー、キーワードはこれです(フリップ出す)」
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山本浩之
「『壊れるべきものが壊れる』」

青山繁晴
「はい。あの、この表現で感じていただける方はすでに、そうか、実は希望が始まるかもしれないと、思っていただけると思うんです。壊れなきゃいけないもの、あるいは、ほんとはとっくに壊れてるものが、日本の政治にはあって、それを来年、もしかしたら私たちの力で、私たちの手で、壊すことができる1年かもしれません。そのお話を今日は一緒に考えたいと思います」

山本浩之
「分かりました。えー、では、コマーシャルを挟んで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「さ、今日は1ヶ月ぶりに政局のお話ということなんですが、その前に、先週、その1週間行かれてた学会ってのはどんな、青山さん、学会なんでしょうか」

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青山繁晴
「はい。えー、ちょっとこれ見ていただきますと、ま、AGUと言ってるんですけど、American Geophysics Union、えー、もうそのままの訳で、アメリカ地球物理学連合って、まあアメリカとなってますけど、その、本拠地はもちろんアメリカだけども、あの、ここの、すごい、これ人の群れ見ていただくと、これ全部、学者、研究者なんですよね。で、ほんとに世界中から集まってますよ、もう、地球の全てと言ってもいいぐらいですね。で、これはAGUの事務局に聞きますと、発表したいと申請した人だけで2万人」

一同
「えー!?(驚き&笑い&ざわ)」

青山繁晴
「で、そのうち全部が発表できるわけじゃないんですが(一同ざわ)、ま、実際に発表した人だけでも1万5000人ぐらいいると、いうことなんですよ」

一同
「えー」

青山繁晴
「で、その発表は例えば、立って、これオーラルって言いますけど、口で発表するのもあります。去年は僕も、その、口で、英語で発表しましたが、それ以外にこういうポスター発表ってのもあるんですよね。で、ポスターこうやって貼り出して、その前に科学者が集まってくるから、こうやって、ま、激しい議論になる。実はこっちの方が意味があるって話もあってですね」

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青山繁晴
「で、これは、独立総合研究所・自然科学部長の青山千春博士ですが、えー、この人はもう8年連続で行ってんですね。というか、この人が初めて行った時、AGUはまだ、日本人はほとんどいなかったみたいです。で、僕は、今年で3年連続なんですが、この人は8年連続で行ってて、実は日本の自前資源の、日本海のメタンハイドレートの話をしてて、ちょっとこれ見えますかね(ポスターの中の写真を示す)。これ日本海のメタンハイドレートが形になって現れたっていうとこなんですね。で、それについて発表してたら、あの、この方(青山千春博士の隣りの男性)は京都大学の防災研究所の福岡浩さんていう準教授です。で、この方も、例えば北朝鮮もミャンマーも行かれてて、世界中飛び回ってる科学者なんですが、これ日本人同士ですが、この、例えばサンフランシスコでここで会って、こう議論をするっていうのも実は重要な、機会になるわけですね」

山本浩之
「京大の防災研の先生が、北朝鮮とかミャンマーも行かれるんですか」

青山繁晴
「そうなんですよ。いや、あの、地滑りが専門ですから、北朝鮮は例えば地滑りが実際に起きてるし、ミャンマーも深刻な問題なんで、非常に注目されてる学者の一人です。別にお世辞を言ってんじゃなくてですね。で、この福岡先生とも、まあ色んな議論をしましたけれども、さっき言いました通り、この非常に多くな、多くの世界中の科学者が来るこのAGUで、今年は、日本の問題、その3・11以降の日本の問題が一番取り上げられたんです。ところがですね、取り上げられはしたけども、日本で語られてるニュアンスと、雰囲気とは全然違うんですよ。違ったんですね。それは僕もちょっと、自分自身も顧みて、反省したんですが、それはこういうことです」

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村西利恵
「ノルウェーの学者によると、『地球全体が、タイやカンボジアを水没させかねない温暖化をはじめ、環境が明らかにおかしくなっているところに、ちょうど地震の活動期がぶつかってしまった」

青山繁晴
「うん。ただ、これは、あの、日本でも、例えば学者の中では普通に話してることであってですね、あの、日本の中の雰囲気とそんなに違うことではない。但し、あの、こういう冷静な認識が必要だって意味でここに書いたんですけれどね。その、もう一度言いますが、あの、地球温暖化の問題ずっと前から言われてるけれども、それがいよいよ、例えばインドシナ半島で、タイとかカンボジアで、国が水没するんじゃないかと、いうような予感させるような酷い状況になっていって、そこにちょうど例えば2004年、えー、12月に、7年前にスマトラ島沖地震って大地震ありましたが、違うことのように見える、あるいはもともとは違うことなんだけど、重なってしまったよねと。で、重なってしまってる中で、3・11が起きたんだよねと。そしてその上で、3・11を受けて、世界が何を考えてるか、それが日本の雰囲気と違うんです。それは、これです」

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村西利恵
3・11の『再来』に備える。これがAGU参加者の共通認識」

青山繁晴
「はい。強調してもらった通り、『再来』なんですよ。3・11を考えるよりも、もう1回来るぞということを、もう1回2回3回来るよ、日本に。それを、このAGUっていう巨大な学会で一番実は研究してるわけなんですよね。というのは、もちろん日本でもそういうことを冷静に考えてる面もありますよ。ただ全体としてはやっぱり、復興」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「その、もう、3・11に起きてしまった地震を受けてどうやって復興するか。例えば阪神淡路大震災、を考えていただくと、あのあと余震も、深刻な余震もありましたけれども、大地震そのものはあの阪神淡路大震災一回あって、そのあと、ほんとに神戸は蘇ったわけですよね。それと同じような雰囲気になってるけども、いや、そういう時期と違って、今は、同じような地震が同じ場所で起きる、その時にどう向かい合うのかを、このAGUという巨大な国際学会では考えているわけです。で、具体的に、日本のリスクが、その学会の中で指摘されたんですが、それは例えばこれです」

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村西利恵
「発生が予測されているのは、東日本大震災の再来、東海・東南海・南海地震、首都圏直下型地震、そして、富士山の噴火、この4つ」

青山繁晴
「はい。で、まずこの東日本大震災の再来っていうのは、あの、3・11と震源地が近い所で、もう一度地震があって、もう一度津波が来るんじゃないかってことを心配されてるんですね。で、それは、こういう大地震が起きる活動期に明らかに地球は入ってますが、もう一回言いますけど、7年前に、スマトラ島沖地震が起きましたが、あれ何と大津波、で、22万人以上の方が亡くなって、で、あの時は、えー、2004年12月の時には、マグニチュード9.1だったんですね、今回の福島と、福島じゃない、東日本とよく似てますよね。で、その3ヶ月後にはマグニチュード8.7、さらに3年後にはマグニチュード8.5が起きて、しかも去年まで、去年は実はマグニチュード7以上が3回あったんですよ、このスマトラ沖でですね。だから、その福島を含む東日本で、もう一度同じものが来るっていうのがこれ一番心配されてて、で、それに付け加えて今までずっと言われてきた東海・東南海・南海、これ大阪にも深い関係ありますが、それが心配されてると。で、さらにですね、先ほどの、京都大学の福岡准教授とも、ちょっと意見一致したんですけどね、その、日本国内で、この東日本大震災のあと、内陸型の地震ってちょこちょこ起きたじゃないですか。例えば富士山のところでも起きましたよね。でも日本では、あれは違う話だと。海で起きた地震と内陸とは違うよねってのが日本では主流なんだけれども、東京大学の地震研究所を含めてですね、主流なんだけど、世界の見る目はかなり違ってて、いやそうじゃなくて、あの、内陸型の地震と海の地震とは実は関係してるんじゃないか、だから、この再来に合わせて、東京直下、首都圏直下の地震が起きる、それから近くの富士山で噴火して、富士山噴火したらどうなるかというと、火山灰を含めた、ものすごい噴火、噴火物、噴火した物が出てきたら、東京はじめ首都圏は機能麻痺するんですよ。で、このあたりの被害ってのは、東日本大震災の被害よりも、明らかに大きくなるということなんですね。で、そうすると、今日の話っていうのは日本にとってもう、こう真っ暗な話かと思われるかもしれませんが、いや、学会の雰囲気は、実はそれが逆さまだったんですよ。これです」

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村西利恵
「今年のAGU全体の空気は、日本にこそ期待と」

青山繁晴
「うん、これ本当にあの、僕も直接言われたんですけれどね。顔なじみの人もいますからね。あの、要するに、とても不幸なことだけど、あなたの祖国で、すごい震災が起きて、2万人の方が、行方不明の方を含めると犠牲になったけれども、世界から見ると、日本で起きた以上は、日本の高度な技術力、それから人々の絆の深さ、それから例えばモラルの高さ、そういうところで起きたから、日本なら世界に、この、問題の解決策を、必ず見つけて提示してくれるだろうと。ね。で、スマトラ島、その、インドネシアのことを悪く言うわけじゃないけども、そのあと何も解決策、実は見つかってないけど、日本で起きたからこそ逆に、世界にとって大きなヒントになるに違いないと、その期待がすごく感じられたんですよ。あの、例えば、同じ東大でも若い研究者が発表する、その、まだまだ、はっきり言うと生煮えのような発表のところに、ものすごい数の人が詰めかけて、たくさんの科学者が、積極的に質問してくれましたよ。去年僕が発表した時には、ほとんど質問がなかった、残念ながら(一同笑)。ところが今回その東大の若い研究者が、あの、発表すると、もうほんとにですね、彼の英語は下手でも、答えも英語下手だけども質問一生懸命してくれる、そういう国なんですよ、日本は。で、その中だからこそ、僕らは、まず日本の政治から、どうにかしなきゃいけないなとやっぱり思うんですよね。その上で今、日本の政治は、こうじゃないでしょうか。ちょっと出して下さい」

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村西利恵
「それが最初のキーワード、壊れるべきものが壊れる」

青山繁晴
「はい。で、このお話はこのあとゆっくりしていくんですが、今言ったことを考えるとですよ、例えば野田さんのひとつほんとにやらなきゃいけないのは、菅政権がいかに危機に弱かったか。その大震災、それから福島原子力災害を含めると、危機が起きた時に司令塔もないっていう状況だった。そういうこともどんどんやらなきゃいけないのに、野田さんはずっと、消費税引き上げということにこだわってるわけですよね。その消費税引き上げに、この野田政権こだわりすぎじゃないかということについて、民主党の中からも実は異論反論がかなり出てきましたね。そのひとつはこれです」

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村西利恵
「民主党の前原政調会長はおととい都内での講演の中で、『解散・総選挙を求める野党、そして、真摯な議論になかなか応じてもらえないという状況になれば、(中略)日本の政治も大きく変わる可能性があるのではないか』と話しました」

青山繁晴
「はい。この発言というのは、これ、パッと聞くと、何だかよく分かんないでしょ?で、野党が解散・総選挙求めてるのはその通りですよね。つまり今度選挙をやったら民主党は負けるんじゃないかって期待があるから、野党側に。で、これ、微妙なこと言ってますが要するに国会が動かなくなったら、困るよねって話をしてるわけですよ。で、そのあとに突然、日本の政治が大きく変わるって話をされてるわけですね。で、この中略って書いてますが、ここで何をおっしゃったかというと、いや、こういうのを受けて、最終的には総理が決断されることで、それから国民の気持ちがどう動くかも大事だけどその上で日本の政治は大きく変わる、可能性があると言われてるんです。これ、一言で言うと、何を言ってるのかというと、これです」

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村西利恵
来年6月・7月ごろの解散・総選挙の見方

青山繁晴
「はい。これは、野田さんとしては先延ばしにして、えー、再来年の夏に、つまり、今の衆議院議員の任期が切れる直前ぐらいに選挙やりたいんじゃないかってことを、前原さんもともと盟友ですから、もともとは野田さんの盟友ですよね。で、代表選選挙争ったけど、政調会長って重要なポストにも、ま、野田さんから就けられてるわけですから。盟友だけれども、野田さん、あなたの思ってる通りの解散・総選挙はできないよ、再来年じゃなくて来年の夏頃には解散・総選挙になってしまうよっていうことを、実はこの講演というのは野田さんに向けても言ってるわけですね。で、これ具体的に言うとどういうことかというと、こうです」

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村西利恵
「消費税増税法案と引き換えに、『6月解散・7月総選挙』へ」

村西利恵
「はい。つまり、要するに野田さんは、もう、消費税の引き上げだけは、もう絶対やりたい、はっきり言うと他のことは無関心じゃないかと思えるぐらいですよ。福島についてもひょっとしたら無関心じゃないかと思えるぐらいなんですよね。で、来年1月の、1月に開く、通常国会に消費税を引き上げる法案を必ず出してきますが、今、申した通り民主党の中でも反対がある、ね。しかも、これは、この法案てのは例えば予算本体と違いますから、予算本体は、皆さん、この『アンカー』でさんざん話しましたけれども、その、憲法によって、衆議院が可決したらそっちが優先される。ところがこれはいわば普通の法案だから、消費税引き上げるためには必ず参議院でも可決しなきゃいけない。参議院選挙は去年の夏にやってですよ、野党の方が多くなりましたから、黙ってたら通るわけはないんですよ。ということは、野田さんがどうしても、もう消費税の引き上げだけやりたいんだからそれやろうとしたら、実は野党に、土下座せんばかりに、協力をお願いしなきゃいけない。それ野党としては一番言いたい、一番求めたい要求を出してきますから、それが6月解散、7月総選挙、つまり民主党が、負けそうな時期にやりたいってことになるわけですよね。そして、じゃあ、これだけが、あの、今後の予想かというとそうではなくて、実はこれ出せないかもしれない。つまりこれからお正月になってですよ、年末年始になって、民主党の議員がみんな地元に帰ったら、消費税引き上げてもいいよって言う人は、もともと例えば消費税引き上げてもいいよって国民は多いんですよ、しかしこのデフレの最中に、要するに、物があんまりにも売れないから値段も不当に下げなきゃいけない商品まであるのに、そこにさらに消費税を、多くして乗っけるのかと。もっと物売れなくなって、一体どうなるんだよって、そりゃ声は必ず聞きますから、これ出せない場合もある。ところが、前原さんの考え方は、前原さんだけじゃなくて民主党の多くの人が考えてるのは、この場合、その場合もこうなるよと。はい、出して下さい」

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村西利恵
「消費税増税をあきらめても、『予算関連法案』と引き換えになる」

青山繁晴
「はい。えー、これから年が明けて、その1月の通常、1月から通常国会始まったら、皆さん、それは年度内に、つまり3月末までに、予算上げてもらわなきゃいけないですよね、こんなデフレなんだから。ところが、さっき話しました通り、予算本体は、衆議院で可決すれば、そのまま予算になるけれども、本当は、関連法案、その予算を執行するための関連法案があって、それは普通の扱いなんですよ。これは本当は憲法の欠陥なんですよ。それを改正しなかった政治家が、その、いわば政治でツケを払ってるっていう、ま、変な話なんですけれども。現実として、この消費増税の法案あきらめても、予算をやるためには、予算のない国はありませんから、予算ない年度もありませんから、必ず野田さんとしてはこの関連法案を通してもらうために、参議院で通してもらうために、野党にやっぱりお願いしなきゃいけないよね、従って、えー、この6月解散・7月総選挙っていうのは避けられないんじゃないかっていうのが、先ほどの、前原さんの考え方なわけですね。で、そうすると、来年の日本を考えると、もう何よりも、夏頃にあるかもしれない、あるいは、ありそうな解散・総選挙がどうなるのかっていうことに尽きるわけですよね。じゃあその見通しを、この後半にお話ししたいんですが、そのキーワードはこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
ここでズバリキーワードは『どん底』。来年早々、野田政権が迫られる決断とは。このあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「2つ目のキーワードは『どん底』でした。野田政権は年明け早々何を迫られるのか。えー、続きをお願いします」

青山繁晴
「はい。今ヤマヒロさんがおっしゃった、年明け早々、という意味ではですね、夏頃かもしれない解散・総選挙の前に、もう年が明けてすぐっていうか、すでに、大問題になってるのがこれですね」

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村西利恵
「先週の金曜日に、一川・山岡両大臣に対する問責決議案が可決されました」

青山繁晴
「うーん、これあの、普通の有権者の方は、そもそもなぜこの二人を、こういう大臣にしたのか不思議だと思うんですよ」

村西利恵
「あ、そうですね」

青山繁晴
「この山岡さんは、皆さんご存知の通り、マルチ商法からお金もらったっていう重大な問題があってですね、あるいは疑惑があって、そのマルチ商法に、悪質な場合は行政処分するのが消費者庁ですからね、その担当大臣にするってのは、ブラックジョークみたいに思えるし、で、その、おかしなお金を受け取ってるんだったら、やっぱり、捜査上の問題にもなりかねないから、その方が国家公安委員長っていうのは、これ信じがたいわけですね(一同同意)。それから一川さんも、ご自分で防衛大臣になった直後に、私は安全保障問題は素人だと、ね、ということをおっしゃったわけです。なぜこれを、この方々をわざわざこの任に就けたのかっていうのは、本当は、これは小沢さんに頼まれたんですね。で、山岡さんっていう人は、長年小沢さんの側近ですが、大臣になれないことが不満で、皆さんもう古い話みたいになっちゃったけど6月2日の、内閣不信任案騒動の時に、小沢さんを実は裏切ったんです、いったん。だから小沢さんは山岡さんほっといたらまた裏切るかもしれないから、大臣にしてやってくれと頼んだ。ところがどこの省庁も、マルチ商法の問題知ってるから引き受けてくれない。どの人が来ても文句言わないのは警察庁だから、警察庁に行ったっていうのが」

村西利恵
「よりにもよって…(一同苦笑&ざわ)」

青山繁晴
「ええ、僕の集めた生の情報を総合するとそうなんですよ。で、一川さんの場合は実は防衛大臣になる人がいなかったんですよ。要するに普天間問題抱えてるから、もう誰も入りたくないんですよ。突破できないから。で、小沢さんは何で一川さんを押し込みたかったかというと、一川さんは忠実な僕(しもべ)なんですよ、小沢さんの。こうやって文句言ったら大臣になれるのかと、小沢派の議員に言われるのが心配だから、忠実な人も大臣になれると見せたかったわけですよ」

岡安譲
「全て小沢さん中心に回ってるんですね、そこで(苦笑)」

青山繁晴
「小沢さん中心にしてしまったわけですよね」

村西利恵
「そんな事情なんですね」

青山繁晴
「それが今、大問題になってるんですが、特に一川さんは深刻で、えー、ちょっとこれ見て下さい」

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村西利恵
「沖縄の少女暴行事件を詳しく知らないと発言した一川大臣に対して、民主党の前原政調会長は、『勉強不足が過ぎる。過去の経緯ぐらいは勉強してもらわないと、安全保障・アメリカ軍との関係もうまくできない』と話しました」

山本浩之
「その通りですね」

青山繁晴
「はい。これは、あの、皆さんまだご記憶だと思うんですが、1995年の沖縄の金武町(きんちょう)という所で、わずか12歳の、あの、少女が、アメリカの海兵隊員2人と海軍の3人に、集団で暴行されたっていう、もう本当に忌まわしい事件なんですよね。で、そこから沖縄問題の深刻化は始まってるんです。それを国会で、知ってますかと、あるいは、知ってますよねと、野党議員から訊かれたら、いや、詳しくは知らないっていうふうに言われてですよ。そしてそのあとどうやって弁解したかというと、ああ、あんな事件は、国会で説明することじゃないと思ったというね、はっきり言うと嘘バレバレの弁解をして、しかもその弁解をする途中の記者会見で、少女暴行事件を、少女乱交事件と、呼んでしまったんですよ。で、防衛官僚は慌てて、いや、あれは乱交事件と言ったんじゃなくて、少女暴行事件と言ったんだと言ってるけど、音声残ってますから、聞いたらどう見ても、どう聞いても少女乱交事件なんですよ。それで、誰も言わないから、今日は何か前原さんが2度目の登場になりますけど、これは、たまたま前原さんしかこの件で発言してないからですよ。これ辞めろってことですよね(一同同意)。で、総理大臣(防衛大臣?)に向けて辞めろって言ってんですが、これ実際に政調会長ですから、盟友の野田さんに、辞めさせるべきだってことも伝えたと僕は聞いてます。前原さん本人から聞いたんではありません、フェアに申しますが。しかし、これはもう間違いない情報として聞いてるんですよ。辞めさせるべきですと。しかし総理は、それを断って、いやいや、あの、辞めさせるわけにいかないと、言ってるわけですよ。それどうしてかというとですよ、要するに小沢さんが、消費増税やるなら、あの、離党するかもしれないってこと、ちらつかせたから、そういう内向きな話で、怖がってるわけですよね」

村西利恵
「小沢さんの子分は切れないと」

青山繁晴
「そうです。ところがそれで何が起きるかというと、これが起きます」

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村西利恵
「環境アセスメント、影響評価の提出は困難。そうですよね」

青山繁晴
「はい。これも普天間問題がさんざん報道されてるから、ご存知だとは思いますが、念のため申しますと、要するに普天間基地を辺野古に移すためには、辺野古はほんとに綺麗な海ですが、そこ埋め立てなきゃいけないんですよ。で、埋め立てるには県知事、この仲井真さんの許可がいるんですね。で、埋め立てたら環境がどう変わりますかと。で、国としては、いや、環境は大丈夫ですというね、その、評価した書類を出して、さあ知事に、埋め立て許可してくれるかどうか訊かなきゃいけない。で、これを年内にどうしてもやるって言ってるんですよ。これってね、話がばらばらでしょ?もしも野田さんが、この年内にどうしても出したいと思うなら、むしろ問責決議を、その、決議されちゃったのを逆に生かして、小沢さんが文句言っても一川さんを交替させて、あるいは沖縄の中から大臣をとってですよ、任命して、場合によっては。そして、環境アセスを出すと良い機会なのに、野田さんそれができないでいるわけですよ。これは野田さんに総理としての資質に欠けてると言わざるを得ないと思いますけれども、でも野田さんとしては実は違うことを考えてるからなんです。何を考えてるかというと、これです」

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村西利恵
来年1月の通常国会前に、『内閣改造』。小沢系議員2人から3人起用へ

青山繁晴
「小沢さんが押し込んだ2人を交替させる、ついでに他の大臣も少し交替させるかもしれないけど、文句言われると困るから、1人増やすかもしれない、という話が、これあの、要するに俺かもしれないっていう人が期待して、ね、僕は小沢さんに非常に厳しい姿勢を取ってますけど、それでも僕にも聞いてくるわけですよ。私、入れるでしょうかっていうことをですね。つまり、そういう内向きの国内政局になってしまってるんですが、しかし今日お話ししました通り、早ければ、本当は一番早かったら来年の春かもしれない。3月頃から動きがあって、そして、夏頃に、早かったら、春の総選挙かもしれません。そして、遅くとも夏とは言えませんよ。これも、こればっかりはまだ、まだ僕分かりません。2年前の選挙は、つまり2009年の2月に、2009年の8月30日に投票ですってことをこの『アンカー』で予言しましたが、まだそこまで言える状況になってません。しかし、解散・総選挙の可能性は日々高まってるんです。その時に、何が壊れるのかとね、もう一回出して下さい」

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青山繁晴
「何が起きるのかというとですよ、壊れるべきものが壊れる。申し訳ないですけど自由民主党の総裁にも、こう顔、出ていただいた。それからずっと今まで政治を、いわば揺り動かしてきた小沢さんにも出てもらったんですが、この顔ぶれを見るとですね、何が本当はすでに壊れてるかというと、残念ながら日本の政党政治はもう壊れてるじゃないですか

山本浩之
「その通りですね」

青山繁晴
例えばTPPをめぐって自民党の中もう真っ二つでしょう?ね。TPPのような、その、来年特に重大問題になるに決まってることについて、来年の解散・総選挙あったら、政権に戻るかもしれない党の中で真っ二つに分かれたままなんですよ。すなわち、今のままでは政党政治はすでに壊れているのに、壊れてないかのようなふりをして政治をやってるから、何もできないんですよ

山本浩之
「有権者が一番困るんですよね。そんな状況の中で解散・総選挙されて、誰に入れればいいんだ、こんな、あの、政党しかない、今の日本の政治の状況の中でですね」

青山繁晴
「おっしゃる通りなんです。おっしゃる通りで、実は、来年夏に解散・総選挙があったらですよ、案外、投票率が低いんじゃないかと、いうことを僕も心配してるんですが、でもそれだけは私たち主権者はやってはいけないです(一同同意)。ヤマヒロさんがすでにおっしゃった通り、実は僕自身だってほんとは選択に困るわけですよ。僕も一有権者ですからね。すると一人しか選べない小選挙区で、政党が壊れた中で誰を選ぶのか。これは実は前から『アンカー』で申してますが、人を見るしかないです。その人、その人の志。もっと言うと一つだけです。その人は、祖国のためには命を投げ出せる人なのか。いざとなったら一川さん、山岡さんのように自分を守る人なのか、野田さんや菅さんのように自分を守ってしまう人なのか、いざとなったら自分を捨てられる人なのか。それで、その総選挙のあとに、壊れるべきものが壊れた状態、つまり勝者なき総選挙の結果が出たあとに、本当の政界再編が始まるかもしれないと思うんですよ」

山本浩之
「なるほど新しいものが生み出される時にはやっぱり、まずは破壊ですもんね」

青山繁晴
「そうです。だから今日、あの、どん底と(キーワードに)お書きしたのは、これは僕が中学時代に愛読した、ロシアのゴーリキーっていう、人の書いた戯曲ですけれども、どん底、しか描かれてないんですよ。しかしそんな、それを読めば読むほど、理由がないけれども、何か希望が浮かび上がってくる。それは、人間社会の常だと思うんですね。必ずどん底を見て蘇る、そして世界の科学者、学者があんなに期待する、日本人の一番の底力が、どん底からこそ発揮されると思ってます。それが来年です」

山本浩之
「ありがとうございました。えー、以上“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 すっかり忘れてましたが、青山さん、2009年2月25日放送『アンカー』で、「総選挙は8月30日」と日付までズバリ言い当てたんですよね(当時の起こし参照)。
 あの時と今とでは状況はかなり違いますが、どうでしょう、果たして本当に来年夏までに解散・総選挙はあるんでしょうか。

 この日は他に、米議会が沖縄県に駐留する米海兵隊のグアム移転費を全額削除で合意で普天間基地移設問題は?、中国漁船船長らによる韓国海洋警察隊員殺傷事件の波紋、韓国市民団体が日本大使館前に慰安婦像設置、これらのニュースで青山さんの解説がありました。

 慰安婦像設置については、青山さんがズバリ斬ってくれました(以下要旨)。

●ひどい話。イメージで造った像となっているが、あれを後世の子供たちが見ると、実際にこういう少女がいて酷い目に遭ったんだという造られたイメージを、捏造ですよね、はっきり言うと、それを頭の中でどんどん、韓国の後世の人もそうだし、日本の韓国を訪れた人にも刷り込まれていく。

●慰安婦は実在する。現在も世界の軍隊が動くところにいる。僕はイラク戦争に行った時に何人か実際に見た。僕はアメリカ軍の海兵隊や歩兵部隊と一時期行動を共にしたから。でも、それと第二次大戦中に日本に『従軍慰安婦』というものがいて日本軍が強制的にやったんだという歴史的事実は、僕の見解としてはこんなものない。少なくとも客観的に言ってもそういう証拠もない。それを宮澤喜一、河野洋平など自民党の政治家たちが認めてしまったから問題になった。

●メディアも『いわゆる従軍慰安婦』という言い方はやめるべき。慰安婦はいるが、『いわゆる』と言ったら視聴者への説明になると思ってるのはメディアの思い上がり。慰安婦はあるけど『従軍慰安婦』はありません、こういう図は間違ってるとはっきり言うべき。


 ヤマヒロさんも「おっしゃる通りですね」と返してました。

 この件も含め、拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらを是非ご覧下さい。

 最後に、別に誰に頼まれたわけでも何でもないけど、本の告知。
 青山さんの新刊「ぼくらの祖国」がもうすぐ発売されます。

 青山さんのブログによれば、「12月27日に主要な書店に並び始め、28日に全国の書店に回ります。といっても初版は1万2千部ですから、予約をされていないと、なかなか届かない書店もあると思われます。無理に予約をお勧めするつもりは、ゆめ、ありません。ただ、年末年始に読みたいなというかたは、予約なさらないと手に入らないかもしれないのが実際のところです」とのことです。

 年内に入手したい方は予約しておく方が無難なようです。
 私も先ほどアマゾンで予約してきました(^^ゞ


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし


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