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「アンカー」米中対立激化は日本のチャンス!日本主導で自由貿易協定を

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■11/23放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

世界から注目される東アジア~激化する米中の主導権争い…アメリカの追従の野田政権を青山ズバリ

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 アメリカが中国を封じるためにアジアに本気で出てきている今こそ、日本にとってはチャンス。
 日本が主導して、東アジアサミットを土台にした『自由貿易協定』を創設すべしという青山さんの提案です。
 TPPについても少し触れられました。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※右クリックで大きな画像を見ることができます(ブラウザによります。またMacの場合は画像にカーソルを合わせ押し続けるとメニューが出ます)。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※また画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。



 内容紹介ここから____________________________
 
山本浩之
「さ、このあとは、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに移りますけれども、今日はどんなお話でしょうか」

青山繁晴
「はい。今日、実はまず、今日で3日目、ベッドに入ってないんです(笑)」

山本浩之
「どういうことですか」

青山繁晴
「つまりあの、12月下旬に新刊が出るんですが」

山本浩之
「はい、新刊、本ですね」

青山繁晴
「本が出るんですが、また『アンカー』でも紹介したいとは思いますけれども、あの、もう1カ月切っててまだ原稿上がってないんで」

山本浩之
「あ、つまり、全く寝てないわけですね」

青山繁晴
「ええ、全くってこうウトウトすることあるんですが、あの…」

山本浩之
「お布団の中では寝てない(笑)」

青山繁晴
「お布団、ベッドには3日入ってないんですけど、その僕も今日は目が覚めるような、その、発想の逆転というのをやってみたいと思うんですね。で、但し、もちろん報道番組ですから、その、根拠のない発想の逆転じゃなくて、本物の根拠をお示ししますが、まずは、キーワードはこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「はい、『百年に一度の大希望』」

青山繁晴
「はい。というのはですね、あの、最近のニュースで、えー、例えば東アジアサミットってインドネシアで行われて、そこにアメリカが乗り込んできて、中国と、まあ、ものすごいにらみ合いをやってですね、さあ困った困ったって報道が、ついこないだ溢れてましたね。日本は挟み撃ちだと。で、野田さんの困った顔もいっぱい映ってですね。そういうニュースになってたの、それ逆です。その、アジアの場で、そのアメリカと中国が争い始めた、そこだから日本の本当の役割が出る。さっきの有人宇宙飛行も実はそうなんですけれども。そのお話を、今日は、具体的な証拠とともにいたしたい、あるいは提案とともにいたしたいと思ってます」

山本浩之
「分かりました。えー、ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)
山本浩之
「安全保障と経済連携をめぐって、今後、アメリカと中国の主導権争いがはっきり、えー、激しくなるだろうということは、東アジアサミットでもはっきりしました。でも、だからこそ、日本に百年に一度の大希望が生まれる。えー、中身はどういうものなんでしょうか。さっそくお願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。あの、ヤマヒロさんがおっしゃった通り、ここにも、米中の対立激化は日本のチャンスと書いたんですが。まあアジアの場でアメリカと中国が、対立、ぶつかるっていうのは、それはけっこうすごいことで、つまり、もともと古い横綱のアメリカと、新しく横綱になった、その、新しい横綱、それが激突して、で、そうしたらほっといても日本のチャンスって言うんではないんですよ。それこそ、発想を逆転させ、て、日本のチャンスを作れると、いうことです。努力したら作れますってことで、あります。で、えー、この対立の場となったまず東アジアサミットのことを、ちょっと見ていただきます。はい、出して下さい」

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村西利恵
「今週の日曜日にインドネシア・バリ島で東アジアサミットが開催されました。参加国は、日本・中国・韓国・ASEAN10カ国・インド・オーストラリア・ニュージーランド」

青山繁晴
「はい。これ、すなわち、ここに書いてある国、今ここで色が出てますけれど」

村西利恵
「ピンク色にしています」

青山繁晴
「ええ、これが本来の東アジアサミット、そのものだったわけですが、これ、今回、非常に画期的、ないしは重大な意味があったのは、初参加の国があったんですよね。はい、それちょっと出して下さい」

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村西利恵
「それは、アメリカとロシア」

青山繁晴
「はい。ま、このロシアも確かに大きいですよ。これやたら、ま、地図はでかいけれども。その、国土ほどの経済力ははっきり言ってないけれど、そのロシアが関わることも大きいですが、何よりも大きいのは、アメリカが、このアジアの側に出てきたってことですね(一同同意)。今までアメリカは本音としては、これ地球ですから丸いですね、大西洋を挟んだ、ヨーロッパ、やっぱりイギリスから出てる国だし、関心はそこだと。するとヨーロッパの足元が非常に危ない。だから中東に関心があり、そこから油や天然ガス出るから、本当はこの辺(ヨーロッパと中東)がアメリカの最大関心事だったんです。それ、事実上、もう、やめたに近いですよね。というのは、軍隊も撤退していくわけですから、アフガンからも撤退する。今度、アジアに出てきたと。で、しかもずっと中国はそれを反対してたんですが、そのアメリカのものすごい勢いで出ようとする力に負けて、中国もこの参加を認めた。但しその際に中国はじゃあロシアも入れてやってくれということで、米ロの参加になったんですね。じゃあアメリカはどうしてそこまで、そのアジアに出てくるのか。これは今のTPP騒ぎでご存知の通り、アジアでビジネスやりたいってこと、ありますが、もっと深刻な問題も実はあります。はい、出して下さい」

村西利恵
「それが、南シナ海の問題

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青山繁晴
「はい。えー、この地図見ていただくと、要は、こっちに日本があって、こっち東シナ海ですね、私たちの尖閣諸島もそこにあるわけですが。この、尖閣諸島も今後大問題ですけれども、まずホットな状態になってるのは、この南シナ海であって、例えば、ベトナムは、えー、この辺りですね、つまりパラセル諸島、これ、西沙諸島とも言いますけど、この辺りで実弾演習やったんですよね(一同同意)。ベトナム海軍がですね。で、それで、一気に緊張したんですが、どうしてかというと、ここは実は中国の海兵隊などが上がって、その、占領してたりする場所もあるわけです。その目の前で実弾演習やりました。それだけじゃなくてベトナムは、徴兵制を復活させて、えー、要は戦争をやるぞっていう姿勢を見せました。それどうしてかというと、この辺で海底資源を掘削してた、ベトナムの、船に対して、中国が妨害仕掛けて、その、ケーブルを切ったりですね、まあはっきり言うとびっくりするような行動をとったわけですよ。で、今、これ『アンカー』でも戦争のリスクあると申しましたが、そのリスク自体変わってませんが、現実に、戦争には今のところはなってません。それどうしてかというと、ベトナム海軍が弱いからです。かつてこう中越戦争やって、ベトナムは陸軍強いから中国はね返したけども、海の戦いは弱いっていうか僕は実際ベトナム海軍の艦船見たことありますが、ま、正直、小船のように見えましたよ。ね。どんどん戦力を強化してる中国海軍に勝てるはずがない。で、それに対して、アメリカが実は、テコ入れをしてきたわけですよね、具体的に。で、これも、口で言うだけなら前もヒラリー国務長官は言いましたが、今度は東アジアサミットを目前にして、行動に出たんですね。まずこれです」

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村西利恵
「東アジアサミットの3日前に、オバマ大統領は、海兵隊をオーストラリアに駐留させる計画を発表しました」

青山繁晴
「はい。オーストラリア遠そうに見えますが、実はこの地図全体で見ていただくと、もう東シナ海に対して、もうはっきり海兵隊がすぐに動ける…」

村西利恵
「南シナ海…」

青山繁晴
「あ、ごめんなさい。ええ、やっぱりそういうちょっと、影響ありますが、今日ね(笑)」

村西利恵
「お疲れですからね(笑)」

青山繁晴
「3日寝てないですから(笑)。でも、すみません、言い直しますと、南シナ海に対して、この、直接影響を持つ所に海兵隊を持っていったんですね。すなわち日本の沖縄はやっぱり東シナ海の方だから、それをはっきり変えて南シナ海に、海兵隊をいつでも出せるぞと。ベトナム海軍が弱くても、アメリカ海軍、いや、ごめんなさい、アメリカ海兵隊出てくるぞって見せて、それだけじゃなかった。はい、さらに動きがありました。はい、出して下さい」

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村西利恵
「中国を封じ込めるための、アメリカ軍の新たな動き。今お伝えしたこのオーストラリアに加えて、去年の8月から、アメリカ軍はベトナムのカムラン港を空母の拠点にしています。それから、今月に入って、インドネシアにF16戦闘機を供与することが発表されました」

青山繁晴
「はい。だからこれ(ベトナムに米空母)は去年の夏から始まってることで、さっきの、その実弾演習やった場所にも近いわけですよね。それだけでも相当中国は、刺激を受けてるわけですよ。どうしてかというと中国は、東シナ海もそうですけど、その南シナ海の海底資源はどうしても民族の将来のために確保しようとしてる。まあ相当無理があって、この辺まで全部中国の物だと言ってるわけです(一同苦笑)。で、この辺が弱いから、それを言ってたのに、まず、アメリカが、中国の一番嫌いな空母を出してこようとして、そして今度は、海兵隊に加えて、このインドネシアっていうのがこれ強烈で、しかも今月の18日っていうことは、東アジアサミットを開催した場所ですよ、ここは(一同同意)。ね。で、そこにオバマ大統領が来るのに合わせていきなりここに、戦闘機を置くという話になってるわけですから、要は、これ全部、この南シナ海で、その中国に勝手なことはさせないよっていうことなんですね

山本浩之
「露骨ですよね」

青山繁晴
「極めて露骨です。あえて露骨にやってるわけですね。で、これで付け加えて言いますと、中国はびっくりした。つまり、いきなりこうやってサプライズで来ると思ってなかったから、この東アジアサミットで中国は温家宝首相をはじめとして、とにかくアメリカと首脳会談をやりたいと、言ったら、何とオバマ大統領は、それを立ち話で、すませたというね、えー、ま、そういうその、米中の激突になってるわけですね。で、これは、その、安全保障のことで申しましたが、当然経済でも、これは対立になります。というのは、日本ではまだそういう意識薄いけど、軍事安全保障と経済ってのは、こういうふうに全く絡み合ってるもんですから、経済ではこのようになってます。はい、出して下さい」

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村西利恵
「経済連携という側面から見ても、アメリカ主導のTPPと、中国主導のASEAN+3、これが対立している状況です」

青山繁晴
「はい。このASEAN+3っていうのはずっと前から中国が言ってきたことで、東南アジア諸国連合の、国に、その、韓国と中国と、そして日本を合わせた。だから+3なんですが。この枠組みでやれと。ね。で、つまりこれは中国がリーダーだよってことを言ってきたわけですよ。で、それに対抗したアメリカが、TPPっていうものに、いわば、あとから乗っかってきて、そしてこのTPPをこう伸ばして、日本を巻き込みたいってことなんですが。もともとこっち側も、日本、がここに入ってるわけですね。で、もう一回言いますが、これ今までの話だったら、こっち側(ASEAN+3)は中国がリーダー、TPPはアメリカがリーダー、ところがこうやって重ね合わせると本当は、事態が少し変わる可能性があるということなんです。それ何かというと、これです」

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村西利恵
「米中の対立でクローズアップされたのは、日本の力」

青山繁晴
「はい。つまり、これ見ていただくと一目瞭然なのは、実は中国主導、アメリカ主導って言いながら、お互いが、日本は必要なんですよ

村西利恵
「取り合ってるんですね」

青山繁晴
「そうです。日本抜きには語れない。で、シンガポールも立派な経済国だし、色んな可能性、諸国持ってますが、そりゃ圧倒的にこの中では日本が大きな経済力を、それから技術力も、それから完備された法制度、高い労働モラル、もう諸国が、喉から手が出るものみんな持ってるわけですよね。ということは、これは挟み撃ちという発想じゃダメなんですよ。いつまで被害者のつもりでいるんでしょうか。いつも受け身、いつも被害者、いつも挟み撃ちじゃなくて、こうなったら日本が、本当は、力が目立ってるってことを考えるべきです。その上で、本日は、えー、これもあえて、具体的な提案をいたしたいんですが、それはこれです」

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村西利恵
日本が主導して、EAS、東アジアサミットを土台にした『自由貿易協定』を創設すべし

青山繁晴
「はい。これ、いきなりまた、青山が大風呂敷を広げやがったというふうに(笑)、たぶん視聴者の方、あの、思われると思うんですが、これ実はですね、えー、過去の失敗例と、一見すると似てるんですよ、この提案は。例えば鳩山政権の時に、東アジア共同体ってのをやりたいやりたいって鳩山さん盛んに言って…」

岡安譲
「ああ、言ってましたね、そう言えば」

青山繁晴
「もう世界も国民も全然盛り上がらずに、鳩山退陣とともにスーッと消えたように、なくなったんですが、それ実は、この東アジアサミットをベースにしてたんですよ。で、それだけじゃなくて、実は自民党政権時代にもですね、この東アジアサミットをベースにした、東アジア、えー、EPA、東アジア経済連携協定っていうのを、2006年に打ち上げて、実は2007年から、民間有識者が一生懸命研究してるはずになってたのがスーッとそれも消えてるわけですよ。その失敗、いずれも何がキーワードかというと、実はアメリカなんですよ。ね。アメリカがそれに乗っかってこなかったから、例えば東アジア共同体って言ったって本当は、中国の思うがままに、アジアを動かすことであり、それから東アジア経済連携と言ったって、アメリカが入ってなかったら意味がない、あるいはアメリカが嫌がってるからできない。つまりアメリカが加わらないことによって、それ全部夢の話だったし、あるいは逆に中国に利用される懸念がありましたが、今日お話ししてる通り、アメリカがそこに、頭ごと、しかも要するに軍事力ごとですから、本気で来てるわけですね。ということは、今までの失敗をベースにした、新しい提案ができるはずということなんですよね。で、それを、このあと、具体的に考えていきたいんですが、その後半に向けたキーワードは、これです(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『高く手を挙げる』。アメリカや中国ではなく、日本が主導する自由貿易協定とは、どんなものにするべきなんでしょうか。このあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「何と、ASEAN+3でもなく、TPPでもなく、東アジアサミットに参加している国、をベースにして、自由貿易やればいいじゃないかっていう提案なんですよね。2つ目のキーワードが、『高く手を挙げる』という、でした」

青山繁晴
「はい、そうです」

山本浩之
「はい。その、ま、意味はともかくとして、続きをお願いしたいんですが」

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青山繁晴
「いや、その『高く手を挙げる』については、一番最後にまとめてお話ししたいんですが、今ヤマヒロさんがおっしゃったことは非常に大事なポイントで、要は、TPPに入れてもらうのか、それとも中国主導のASEAN+3で行くのかっていう選択肢になってるのは間違いで、日本が第三の道、そして日本が、リーダーシップを取る道があり得るってことを、申してるわけですが、それはここ(モニター画像右側)にちょっと絵があるように、今回の東アジアサミットが、変わりましたよと。今までと違いますよ、変わったからこそ今までの失敗が、実はベースにできますよということをお話ししてるんですが、じゃあ今回の東アジアサミットと、他を比較してみましょう。はい」

村西利恵
「東アジアサミットと、TPP、それからASEAN+3、参加国を表にしてみました」

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青山繁晴
「はい。これ、ま、自画自賛してはいけないけれども、ほんとに、一目瞭然の表だと思うんですよね(一同同意)。まずTPP見てもらうと、はっきり言って、大したことないわけですよ(一同笑)。ね。もう要するに大事なプレイヤーがいっぱい抜けてるわけですよね(一同ざわ)。その、中国も抜けてるでしょう。そしてロシア。そして何より大事なひとつ、インドも抜けてて。もうずらっとペケが並んじゃっててですよ。そして、TPPが意外に実態は大したことないになるのに加えて、そして、中国主導の古いASEAN+3で言うとですよ、何よりも、例えばインド抜けてるんですよね。それは中国がインドの台頭を警戒してて、とにかくインドは仲間にしてあげないと。アメリカはもともと嫌だから入れてあげないって話になってるから、アメリカは衰えたりといえども、やっぱり世界に一番大きな影響力を持ってるし、インドは中国と肩を並べる、成長勢力なんですから、これ抜きだと、仮にやったとしても意味はないわけですよ。で、それに対して、(EASは)ずばり、全部入ってるわけですね、今回。全部入って、申し訳ないけど、ペルーとチリ、僕はペルー大好きですから、ちょっと寂しいけれど、ま、入るには越したこと、あの、入るなら、けっこうなことだけど、入らないからといって、実は実力がないわけでない。何の実力かというとですね、要するに、こういうずばりプレイヤーが揃ってるところを、新しい成長センターに、世界が作っていかないと、逆に来年、世界恐慌がほんとに来る恐れあるんですね。で、さっきアメリカがヨーロッパへの関心薄れたと申しましたが、あの、それは実は、ヨーロッパが今、破綻に瀕していて、とてもじゃないけどアメリカ経済を支えてくれる力がない、それを放っとけばですよ、その、アフリカや南米諸国の成長もまだまだなんですが、まだなんですから、そのアジアを中心に新しい成長センターを作っていかないと、その、日本の問題だけじゃなくて、世界がダメになるかもしれないわけですね。そうすると、この、今までになかった発想で日本が主導して、この東アジアサミットをベースにした、経済連携ってのはあり得ると思うんですが、日本が主導するからには、アメリカとも中国とも違うっていうことをはっきり打ち出すべきだと思います。例えばそのひとつは、これです」

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村西利恵
毒素条項と呼ばれる、ISD、投資家保護条項を排除

青山繁晴
「ええ、これは今のTPPのいわば肝になってる、その、TPPの一番中心的なことなんですよね。で、これ、その、ISDってアルファベットちょっと難しいし、投資家保護っていう言葉も難しいけど、えー、すみません皆さんご存知でしょうが、念のため言いますと、IっていうのはInvestor、投資家ですね。SっていうのはState、国家。で、DっていうのはDispute、それは訴訟とか争い事っていう意味ですね。つまり、例えばTPPに日本がもし入ると、アメリカの企業が入ってこようとして、例えば日本のルールが気に入らないから、と言ったら、たったひとつの会社、あるいは極端なこと言うと1人の投資家が日本政府を訴えることができて、で、しかもそれを仲裁するのが、その、ほんとはアメリカが牛耳ってる、その、調整センターなるものが、いや、仲裁センターなるものが仲裁するから、ほんとは日本のルールがアメリカの企業にどんどん変えられることになると。ね。すでに、その、アメリカと組んだところで、カナダとか、そういうところでそれが起きてるわけですから、だから僕はTPPは、反対なんですよね。えー、最初ははっきりしなかったけど、今はISD条項ってのはTPP抜けられないってのは、TPPから抜くわけにいかないってことがはっきりしたから、僕は自由貿易論者ですから、TPPの可能性、当初は考えましたが、この『アンカー』で何度も申した通り、しかしISD条項を抜くことができないとはっきりした以上は、TPPはダメです。そのかわり、日本が、提案する時はこれを排除すると。それはどうしてかというと、いや、アメリカ中心主義じゃありませんと。諸国の文化に基づいて、諸国が持ってるオリジナルのルールは大切にしますと。その上で手を組めるところを探しましょうという、日本の提案に僕はなると思うんですね。それに加えて、実は日本経済にとっても、非常に大きな意味があるもうひとつの、要素、あるいは提案はこれです」

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村西利恵
「『ドル』決済に加えて、『円』決済できるようにする」

青山繁晴
「これ実は日本の夢なんですよ。ね。で、それは例えば、あの宮澤喜一さんがこれをやろうとして、かつてアジア通貨危機があった時に、ね、宮澤さんその辺は先見の明があったから、円を、せめてアジアの中でも、国際貿易の、決済に、使えるようにしましょうって言ったら、宮澤さんはアメリカに憎まれて、実は叩き潰されたんですね、実質的に。ところがですよ、今回は、その、絶対、円決済を認めない、つまり貿易決済っていうのは、同じ白人のヨーロッパ人のユーロならまだしも、日本人のような有色人種のお金を、決済に使わせるわけにいかないっていうのがアメリカの本音だったけど、今回様子が違うんですよ。どうしてかというと、まず円決済するっていうのは諸国喜ぶんですね。これどうしてかというと、円高ですからね。少ない円で決済できるわけですから。で、円高のメリットというものが、ここで実はひとつ出てくる。それから実はもう1個、決定的なのがこれです」

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村西利恵
強い円を各国は歓迎。中国の人民元への牽制になるから

青山繁晴
「そうです。強い円を各国が歓迎することによって、アジアの中で人民元の存在感がぐっと薄れるから、少なくとも、人民元をどうにかしないといけないと、中国は、これは間違いなく思うと思います。実際にこう動けばですね。そして、アメリカが今一番苦労してるのは中国との貿易摩擦なんですよ。日本との貿易摩擦の時代は実はとっくに終わってて、中国からの、大量貿易、大量輸出っていうのが問題になってて、そして中国は、国内の成長を維持するために、人民元を安く安くして、それでアメリカは不当に困ってるって思いがあってオバマさんはずっとそれを言ってるわけですよね。今回の首脳会談でもそれに触れてるという見方もありますね。で、そうすると、これ、人民元を牽制されて、中国はどうするか。中国共産党や中国人民銀行がどうするかってのまだ分かりませんが、一般的に言えばですよ、やっぱり円に対抗して、人民元の価値を上げるということは、十分あり得るわけですね

村西利恵
「なるほど」

青山繁晴
そうするとアメリカが一生懸命やろうとしてもできなかったこと、つまり人民元の実質的な切り上げ、それによって、その、対米輸出が減るということを期待できるから、実は今回は、アメリカが乗ってくる可能性があるわけですね

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「で、皆さん、今言いました通り、ISD条項を日本のリーダーシップでもうやめちゃう、ね、TPPと違って。それから、自国通貨の円を、国際通貨、アジアの中、東アジアの中とはいっても決済通貨にする、そういう提案をするからには、日本を世界が必要としてくれなきゃいけませんね。しかし必要としてます。なぜなら、これだからです」

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村西利恵
「日本の技術供与で、東アジアの成長へ」

青山繁晴
「はい。本当は、経済成長っていうのは、このアジアでもだんだん成熟してきてですよ、つまり安い物を作ってりゃ売れるって時代はアジアでも実はだんだんもうすでに終わりつつあるわけですよね。もうそれはさっき言った、まだまだ、その、伸びないアフリカとか、そういう所の話になってて、アジアではもうかなり成熟が始まってるわけですよ。ということは、付加価値の高い物を、高い技術力で作っていかない限りは、中国だってベトナムだってどこの国だって、安い物作ってるだけじゃなくて、それが必要なんですよ。その、世界が求める技術を持ってるのは、ずばり日本だけです。ね。そして、それに加えて、今日、冒頭にちらっと申しましたが、それだけじゃなくてどれほど安定した社会を作れるのか。法制度はどうなのか、あるいは労働モラルを高める教育は何なのか。ね。日本の教育にはたくさん、例えば歴史問題をはじめとして課題はあるけれども、しかし高い労働モラルと技術力を支えてきたのもまた教育なんですよ。そういうことまで全部含めると、明治維新の時に日本が諸国から学んだことを、ね、それをアジアにちゃんと、こう、なじませた上で、日本がアジア諸国に貢献できる。ということは、その、アジアがこの提案、もし日本がまともにやればですよ、十分検討してくれる可能性はあると思います。そしてもしそれが進むんであれば、例えばこういうことも期待できる。出して下さい」

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村西利恵
北朝鮮・拉致問題の解決にも貢献

青山繁晴
「はい。これはどうしてかというとですね。あれ、ちょっと地図は出ないかな?その、今言いました通り、この、この、ちょっと字に隠れたけど、この辺り、あ、ここ(モニター画像左側)に出てる出てる、ね。こうやって、その、東アジアサミットで言ったらここ全部、色染まるわけですよね。で、その中で参加できないのはこの北朝鮮だけになるわけですよ。で、もしもこれに中国が、日本の提案に乗らざるを得ないとしたらですよ、実は北朝鮮の未来はそこで決まります。というのは、ほんとは北朝鮮は中国の裏援助で、ようやく独裁が成り立ってるわけですから。そして実は拉致問題の解決っていうのは、話し合いでは解決するとは僕は思ってません。今の体制が続く限りは。例えば、横田めぐみちゃんのように、あるいは有本恵子ちゃんのように、北朝鮮の秘密を知ってしまった人は、永遠に帰れないことになりかえないから、今の体制は変えなきゃいけないんですよ、北朝鮮の普通の国民のためにも。中国の裏援助が、こういう取り組みで、もし、ね、裏援助がなくなっていけば、あるいは少なくなっていけば、この体制転換が起きる可能性は十分ありますから、実は一見関係のないような北朝鮮・拉致問題についても、大きな、プラスが期待できます。そして、えー、だんだんもう最後ですけれども、今の日本の体制でこれができるわけがない。今まで例えば、さっき言いました東アジア、EPA、東アジア経済連携協定って言ったって、今まで外務省がそれをやってですよ、2006年に提唱したと申しましたが、その翌年に、外務省が主導して、民間人の研究組織なんかも作ったんですが、一体その後どうなったのかって話ですよ。既存の組織、日本の行政の今の在り方ではできません

岡安譲
「じゃあ新しく何か省を作るってことですか」

青山繁晴
「そうです。それは例えばひとつの提案はこれです」

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村西利恵
EAS、自由貿易協定実現のために、民間外交官の大量起用。『東アジア省』の創設で、史上初の『官民連携』の役所をつくる

青山繁晴
「はい。これ、民間外交官って日本にいたのかって言う人いるでしょうが、これ日本が一番世界で多いと思いますよ。というのは、例えば世界各国の商社マンですね。僕自身も、世界行った時にですね、海外出た時に、はっきり言って外務省の大使・公使はほとんど当てにならない。特に大使は当てになる人がほとんどいない。だいたい閉じこもってるだけだし、危ない所だと。危険地域でもどんどん動いて、その、現地語も話してですね、本当の外交をやってるのは、経済外交やってるのはやっぱり商社マンで、だいたい外務省自身が、この商社の情報当てにしてるわけですよ。そしてしかも、商社だけじゃなくてですよ、その、例えばメーカーであっても、例えば大阪の中小企業でも、どこの中小企業でもですね、自分の技術を売り込むために、例えばベトナムの何々県に強い、その、技術者とか、あるいはその中小企業の社長さんとかいらっしゃいますね、全部民間外交官で、僕は海外、出始めてから、この日本の民間外交官の実力に関心したんですよ。言葉も含めてですね、外務官僚みたいにきれいな英語は使わなくても、実によく分かりやすい英語をちゃんと使うわけですよ。で、そういう人を加えて、官民連携の、つまり民間人が民間人のまま、これ肝心なんですよ、官僚にさせていただくんじゃなくて、民間人のまま、国の権限を持って、一緒にやる仕事、例えば東アジア省をつくると、日本のこの、あの、外交力、あるいは行政の力も大きく変わってくると思うんですね。で、こういうことを含めてですね、さっき実は、このキーワードを皆さんにお示ししたんです」

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青山繁晴
「高く手を挙げるっていうのは、こうやって挙げることです、こうやって。つまり、アメリカと中国がこうやってぶつかる以上は、日本がこうやってほんとに手を挙げて、高く。こう(低く)挙げるんじゃないんですよ、やるかもしれないじゃなくて、もうほんとに日本はやるんだって、こういう手の挙げ方するんですよ。だからこういうこと(東アジア省の創設など)が大事なんですよ。日本が本気でやってることを、見せながら、高く手を挙げる。それによって、米中がアジアで激突するっていう未曾有の事態を、いわば逆手に取って、日本が、日本の希望だけじゃなくて、アジア全体、それから民主主義を失わない、中国やロシアの独裁に負けないという意味でも、僕は、大希望に、その意味で大希望って言ったんですよ。日本にとって大きいだけじゃなくて、世界にとって大きいっていう意味で、今日は提案をさせていただきました」

山本浩之
「すごく興味深く聞かれた方、多いんじゃないかなというふうに思うんですけど、ただ、説明の中で、先ほどその、軍事と経済ってのは密接に関わり合ってるっていうふうに、おっしゃいましたよね。で、こういうふうに、その、経済連携の中で、日本が高く手を挙げて、主導していく上では、今までのその安全保障の在り方、日本が置かれている位置、ここから、もうひとつ踏み込まなきゃいけない、そういうことが求められる…」

青山繁晴
「おっしゃる通りです。えー、これ全然ヤマヒロさんと打ち合わせしてないんですが、実は僕が胸に秘めてたことを今ヤマヒロさんがおっしゃって下さいました。僕の意見としては、今、外で、安全保障の任務を、ごく限定的にしか果たせない自衛隊の在り方ではいけない。例えば拉致被害者の救出も、自衛隊がきちんとできる日本に変わらないと、そうでないと、この高く手を挙げるっていう、その本物の挙手につながらないと思ってます」

山本浩之
「はい。分かりました。えー、“ニュースDEズバリ”でした」

(CM、他のニュースのあと)

山本浩之
「ま、今日の青山さんの自由貿易構想、壮大でしたが」

青山繁晴
「はい。あれ、もしほんとにやっていくと、例えば韓国は絶対リーダーシップ取れないんですよ。だってウォン安で今まで経済良くしてきたでしょ。安いウォンじゃ話にならない。やっぱり円高に耐えてきた日本でしかやれない。そこがとても大きなポイントだと思います」

山本浩之
「ま、それにしてもアメリカとの二国間貿易、あれ、国会ではもう大変なことになってましたね。催涙弾まかれてね。今日はどうもありがとうございました」

青山繁晴
「はい、ありがとうございました」

(5時台の放送終了)

 ____________________________内容紹介ここまで


 経済のことは分かりませんが、これ実現したら嬉しいですよね。麻生太郎さんあたりが首相だったら取り組んでくれそうな気がします(^_^;
 ただ、日本が主導するためには仕組みが整ってないというか、日本の今の体制が足かせになってしまうということですね。
 「拉致被害者の救出も自衛隊がきちんとできる日本に変わらないと」となると、憲法改正も視野に入れないと無理ですよね。
 とりあえず民主党政権下では実現不可能だっていうことだけは、よーく分かりました(T^T)

 この日は他に、提言型政策仕分け最終日 年金問題議論、宇宙から帰還の古川聡さんが会見、中国海軍艦船が沖縄-宮古島間を通過、といったニュースで青山さんの解説がありました。

 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらを是非ご覧下さい。


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし


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