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中野剛志氏 NHK「視点・論点」TPP参加の是非&「とくダネ!」

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 10月21日早朝に放送されたNHKの『視点・論点』。
 中野剛志さんが出演、「TPP参加の是非」ということで解説をされました。
 時間は10分間と短かったのですが、入門編としては大変よくまとまっていたと思います。
 TPP参加問題については最近ようやく大きく報道されるようになり、遅ればせながら興味を持ち始めた初心者さんも(私もまだまだ初心者です)世間には大勢いるでしょう。
 そういう方々にはうってつけの内容だったのではないかと思います。

 実はこの『視点・論点』の放送後しばらくしてから、「番組をテキスト化していただけませんか」というご要望をある読者様からいただきました。

 が、けっこう日にちも経ってますし、ネット上でどなたかがもう起こしているのではと思って検索してみたところ、何と本家本元NHKの「解説委員室ブログ」というところに起こしがありました。

◆動画(YouTube):
http://www.youtube.com/watch?v=8G29qFqId2w
◆テキスト:
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/99077.html


 こちらで動画とテキストをつきあわせて比較してみたところ、細かい言い回しがちょっと違っていたり、「この図をご覧下さい」といった前振りがテキストにはないなどの若干の相違はあるものの、ほとんど忠実に起こされていました。

 ただ、番組の中で使用された画像(グラフ)が上記ブログには掲載されておらず、つまり文字だけでビジュアル的にちょっと分かりにくい印象はあります。
 そこで今日は、YouTubeから取り込んだ画像とともに番組起こしを転載させていただくことにしました。

※起こし内の画像については、右クリックで大きな画像を見ることができます(Macの場合は画像にカーソルを合わせ押し続けるとメニューが出ます)。

※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。


 転載ここから________________________________

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視点・論点 「TPP参加の是非」
2011年10月21日 (金)

京都大学准教授 中野剛志

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 TPPとは、農業や工業の関税の完全な撤廃のみならず、金融、労働、環境、衛生など広範囲にわたって、外国企業の参入障壁の撤廃を目指す国際協定です。現在、九カ国が参加して交渉中であり、日本はこの交渉への参加を検討しています。

 しかし、このTPPの交渉に参加することは、一般に思われているよりもずっと危険なことなのです。

 第一に、TPPへの参加は、東日本大震災からの復興の妨げになります。

 東北の被災地は農業が盛んな地域です。農家の方々はこれから多額の費用をかけて農地を復興していかなければなりません。しかし、もし将来、TPPに参加して農業経営が厳しくなるかもしれないと思ったら、被災した農家の方々は復興に向けての気力を失うでしょう。

 現に、宮崎県の畜産農家の中には、口蹄疫の被害の後、畜産を再開しようとしたけれど、TPPの問題が持ち上がったのでやめてしまったところがあるそうです。

 TPPへの参加のみならず、TPP交渉への参加を検討していることだけでも、被災した農家に不安を与え、復興の妨げになっています。野田内閣は復興を最優先課題としていましたが、そうであるなら、TPP交渉参加の検討も中止すべきではないでしょうか。

 第二に、TPPは、日本にとって何のメリットもありません。

 TPPへの参加によって、アジア太平洋の新興国の成長を取り込めるという意見がありますが、間違っています。

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 TPP交渉に参加している9カ国に日本を加えた10カ国の経済規模の比率は、アメリカが約70%、日本が約20%となります。そしてオーストラリアが約4%、残り7カ国をあわせて約4%になります。日本企業が輸出できるアジア市場など、ないのです。

 日本が参加したTPPは、日米で9割を占めます。中国もインドも韓国もTPPには入っておらず、入る予定もありません。従って、TPPに参加して、アジアの成長を取り込むことなど、できません。TPPとは、実質的に日米貿易協定なのです。

 TPP参加国の中で日本企業が輸出できそうな市場は、アメリカだけです。しかし、アメリカの関税は低く、例えば自動車の関税は2.5%に過ぎませんので、これを撤廃してもらってもあまり意味はありません。

 しかも、日本企業はグローバル化し、アメリカでの現地生産を進めていますので、関税があってもなくても、競争力とはほとんど関係がありません。

 また、アメリカは現在、失業率が高く、深刻な不況にあり、アメリカに輸出してもモノは売れません。それどころか、オバマ政権は、貿易赤字を削減するため、2014年までに輸出を倍増する戦略を打ち出しています。これは、一ドル70円程度の円高・ドル安がないと達成できない戦略です。アメリカは円高ドル安を望んでおり、実際、円高ドル安が進行しています。関税撤廃の効果など、円高が進めば消えてしまいます。

 従って、日本はTPPに参加しても、アジアにもアメリカにも輸出を伸ばすことはできないのです。

 さて、輸出倍増を掲げるアメリカですが、TPPでアメリカが輸出を増やせそうな国は、日本しかありません。つまりアメリカは、TPPによって日本の市場を獲得することを狙っているのです。

 第三に、日本はTPPに参加しないと世界の潮流から取り残されるとか、鎖国になるとかいった懸念が聞かれますが、それも間違いです。

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 アメリカ、韓国、EU、日本の平均関税率を見てみると、すべての品目の平均関税率では、日本の平均関税率は韓国よりもアメリカよりも低いのです。そして農産品の平均関税率についても、韓国よりずっと低く、EUよりも低いのです。しかも、日本は、食料の自給率が低いのですから、農業市場は十分に開放されているわけです。

 また、日本は、すでに十二の国や地域との間で、経済連携協定を結んでいます。日米関係は、十分に自由貿易です。そして、TPPは、実質的に日米協定であり、中国もインドも韓国もEUも参加していません。

 日本は、TPPに参加しなくても、世界から取り残されることなどあり得ません。

 これ以上、日本は海外からの食料輸入を増やしてもよいのでしょうか?現在、世界的に食料の値段が高騰し、ソマリアではたくさんの人々が飢えに苦しんでいます。

 日本のような豊かな国が、食料の輸入を増やしたら、食料の値段はもっと上がり、発展途上国の貧しい人々はもっと苦しむのではないでしょうか。

 また、安い食料の輸入が増えたら、国内の農業や食品産業で競争が激化し、価格引き下げ競争が始まります。これは、デフレをもっとひどくすることになります。給料は下がり、失業者は増え、不況は深刻化するでしょう。安い製品の輸入は、一見、良いことのように見えますが、実は、デフレのときには、デフレをもっとひどくすることになるのです。

 第四に、TPPの問題点は、農業だけではありません。

 現在、TPPの交渉は農業以外にも、金融、投資、労働規制、衛生・環境、知的財産権、政府調達など、あわせて24もの分野があります。

 TPPは、日本の食料だけではなく、銀行、保険、雇用、食の安全、環境規制、医療サービスなど、国民生活のありとあらゆるものを、変えてしまいかねません。特に、アメリカは、日本の保険制度をアメリカの保険会社に有利なように変えることを求めてきています。

 実際、アメリカは昨年、韓国との自由貿易協定に合意しましたが、この自由貿易協定の結果、韓国は、例えば、共済保険を三年以内に解体することになりましたし、自動車の安全基準や環境規制についても、アメリカ企業に有利になるように変えなくてはなりません。

 このように、TPPに参加すると、自分たちの国の基準によって、国民の健康や安全を守ることができなくなってしまうのです。

 最後に、政府の一部に、「まずは、TPPの交渉に参加してみて、どうしても譲れない部分があるなら、交渉から離脱すればよい」と言って、TPPの交渉参加を促す声があります。

 しかし、TPPへの参加が結婚ならば、TPPの交渉参加とは、婚約のようなものです。交渉参加とは、参加を前提としたお付き合いなのです。ですから、いったん多国間交渉に参加して、そこから離脱したという国の例は、ほとんどありません。

 特にTPPは、先ほど申し上げましたように、実質的に日米協定です。したがって、もし日本がいったん交渉に参加しながら、途中で抜けたら、アメリカは裏切られたかっこうになり、日米関係は非常に悪化します。アメリカ以外の国々からも信頼を失います。

 ですから、TPPの交渉にいったん参加したら、どんなにルールが不利になろうと離脱することはできなくなってしまうのです。

 一九一一年、日本は小村寿太郎の活躍によって、不平等条約を改正し、関税自主権を回復しました。それからちょうど百年後の今年、その関税自主権を放棄するなどという歴史を、私たちは、後世に語り継いでいけるのでしょうか。

 ________________________________転載ここまで


 TPP問題初心者の方が身近におられたら、ぜひ上記起こしを読まれるようお勧めしてみて下さい。
 短いし、平易な言葉で説明して下さってるので、理解しやすいと思います。


 ……さて、すでに多くの読者様はご存知でしょうが、中野剛志さんが10月27日放送のフジテレビ「とくダネ!」にスタジオ生出演されました。

◆動画(YouTube):
(1)http://www.youtube.com/watch?v=CIHoqz9JyRE
(2)http://www.youtube.com/watch?v=-FMVxGGL6xI
◆テキスト(銀色の侍魂さん):
http://omoixtukiritekitou.blog79.fc2.com/blog-entry-1214.html
 (私のPCからは一部しか表示されませんが、たぶん全文起こしです)


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 まず小倉さんにTPP反対の理由を尋ねられた中野さん、「国民にメリットがない。デメリットばかり」「最大の問題はマスメディアですね」と最初からキレ気味で、いきなりスタジオの空気が……(O.O;)(o。o;)ドキドキ

 基本的に『視点・論点』と同じ内容の話をされてるんですが、終始キレ気味だったので、進行役の笠井アナなどはかなりビビってはる様子でした。
 言ってることは正論でも、中野さんを知らない視聴者は果たしてどう受け止めたか?……正直ちょっと心配です。

 ただ、TPP反対派の識者がこんなにも怒ってるということで、「TPP参加って実はとんでもないのかも!?」と感じ取った視聴者も大勢いただろうと私は思います。


 ちなみに、同日夕方放送の関西テレビ『アンカー』では、宮崎哲弥さんがTPP関連ニュースについての解説の中で、中野さんの『とくダネ!』出演に触れました。

 宮崎さん曰く、「中野さんは非常に熱心に話されていた。中野さんが熱っぽくならざるを得ない気持ちがよく分かる。TPPについて出ている情報が少なすぎる。ちゃんとした数字の情報が報道レベルでは極めて少ない」。

 また、内閣府が25日に出した
 【TPPに参加した場合のGDP=+2.7兆円】
 についても、宮崎さんは中野さん同様、これは10年間の数字である、年間に直すと2700億円であると指摘をされていました。


 ……中野さん、『とくダネ!』でのキレ具合が波紋を呼んで、地上波ではもう呼んでもらえないってことないですかね?(T^T)

 『TVタックル』なんか出てくれたら面白そうですけどね。特にたけしさんと二人でパネル解説するコーナーなど仕切ってほしいです(^_^;

 仮に全国ネットは無理でも、『アンカー』だったらすぐ呼んでもらえそうな気もしたりして。東谷暁さんもこれまで二度出演されてますしね(下のリンク集参照)。


月刊WiLL12月号(最新号)に、中野剛志さん、東谷暁さん、それぞれのTPPに関する論説が掲載されています。ちなみに巻頭特集は西田昌司さんによる「民主政権とカネ」告発3連発です(^o^)

※中野剛志さん「とくダネ!」出演にまつわる記事
TPP参加って野田首相の対米サービス?…内閣府が大ボラ試算(J-CASTテレビウォッチ>ワイドショー通信簿>とくダネ!)
「とくダネ!」で京大准教授が放送事故寸前のブチ切れ(livedoorニュース)
ロンブー淳がフジTVのコメンテーターに「態度が目に余る」と発言 / ネットユーザー「嫌なら見るな」(ロケットニュース24)

※拙ブログ関連エントリー(TPP反対派文字起こし)
11/2/19付:「アンカー」東谷暁氏が解説“報道されないTPPの真実”(1)
11/2/19付:「アンカー」東谷暁氏が解説“報道されないTPPの真実”(2)終
11/9/26付:中野剛志氏「交渉参加したら終わってしまう 国を売られる瀬戸際TPP」
11/10/21付:「アンカー」東谷暁氏解説第2弾 TPP参加で日本に迫る知られざるリスク(1)
11/10/21付:「アンカー」東谷暁氏解説第2弾 TPP参加で日本に迫る知られざるリスク(2)終

※拙ブログ関連エントリー(TPP賛成派文字起こし)
10/10/16付:「アンカー」日本の農業をダメにする役人と戸別所得補償制度
 TPP賛成派に入れましたが、正しくは“自由競争歓迎”の農業経営者さん。

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「お気楽くっくり」更新済
 偶然にもこちらもNHKの番組。

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