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小沢一郎氏初公判「刑事被告人」と「政治生活」は両立するか?

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 【画像は産経新聞より:初公判で東京地裁に入る小沢一郎被告=6日午前、東京地裁(鈴木健児撮影)】

 「陸山会」の土地取引を巡り政治資金規正法違反(虚偽記入)罪で強制起訴された民主党元代表の小沢一郎被告の初公判が、10月6日、行われました。

 NHKのニュースサイトに小沢さんの意見陳述の全文が掲載されていました。
 読み上げるのに約8分かかったという長文ですが、保存も兼ねて全文引用します。
 なお、NHKの原文は改行が全くないのですが、さすがに読みにくいので改行を入れました。
 
小沢元代表 初公判の全発言(NHK10月6日 14時0分)

民主党の小沢元代表は6日に開かれたみずからの初公判で、「うその記載には当たらず、共謀したことも断じてなく、私が罪に問われる理由は全くない」と述べて全面的に無罪を主張しました。

【小沢元代表の発言】

今、指定弁護士が話されたような事実はありません。
裁判長のお許しをいただき、ただいまの指定弁護士の主張に対し、私の主張を申し上げます。
指定弁護士の主張は、検察の不当・違法な捜査で得られた供述調書を唯一の根拠にした検察審査会の誤った判断に基づくに過ぎず、この裁判は直ちに打ち切るべきです。
百歩譲って裁判を続けるにしても私が罪に問われる理由はまったくありません。
なぜなら、本件では間違った記載をした事実はなく、政治資金規正法の言う虚偽記載には当たりませんし、ましてや私が虚偽記載について共謀したことは断じてないからです。
また本件の捜査段階における検察の対応は、主権者である国民から何の負託も受けていない一捜査機関が、特定の意図により国家権力を乱用し、議会制民主主義を踏みにじったという意味において、日本憲政史上の一大汚点として後世に残るものであります。
以下にその理由を申し上げます。
そもそも政治資金規正法は、収支報告書に間違いがあったり、不適切な記載があった場合、みずから発見したものであれ、マスコミ、他党など第三者から指摘されたものであれ、その政治団体の会計責任者が総務省あるいは都道府県選管に自主申告して収支報告書を訂正することが大原則であります。
贈収賄、脱税、横領など実質的犯罪を伴わないものについて、検察や警察が報告の間違いや不適切な記載を理由に捜査すると、議会制民主主義を担保する自由な政治活動を阻害する可能性があり、ひいては国民の主権を侵害するおそれがある。
だからこそ政治資金規正法が制定されて以来、何百件、何千件と数え切れないほどの報告間違いや不適切な記載があっても実質的犯罪を伴わないものは検察の言う単純な虚偽記載も含めて例外なく、すべて収支報告書を訂正することで処理されてきました。
陸山会の事件が立件されたあとも、今もそのような処理で済まされています。
それにも関わらず唯一私と私の資金管理団体、政治団体、政党支部だけがおととし3月以来1年余りにわたり、実質的犯罪を犯したという証拠は何もないのに東京地検特捜部によって強制捜査を受けたのであります。
もちろん、私は収賄、脱税、背任、横領などの実質的犯罪はまったく行っていません。
なぜ私のケースだけが単純な虚偽記載の疑いで何の説明もなく、突然現行法の精神と原則を無視して強制捜査を受けなければならないのか。
これではとうてい公正で厳正な法の執行とは言えません。
したがってこの事例においては、少なくとも実質的犯罪はないと判明した時点で捜査を終結すべきだったと思います。
それなのに、おととし春の西松事件による強制捜査、昨年初めの陸山会事件による強制捜査など、延々と捜査を続けたのは、明らかに常軌を逸しています。
この捜査はまさに検察という国家権力機関が政治家・小沢一郎個人を標的に行ったものとしか考えようがありません。
私を政治的・社会的に抹殺するのが目的だったと推認できますが、明確な犯罪事実、その根拠が何もないにもかかわらず、特定の政治家を対象に強制捜査を行ったことは、明白な国家権力の乱用であり、民主主義国家、法治国家では到底許されない暴力行為であります。
オランダ人ジャーナリスト、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏は、近著「誰が小沢一郎を殺すのか?」で「小沢一郎に対する強力かつ長期的なキャラクター・アサシネーション、『人物破壊』は、政治的に類を見ない」と言っています。
「人物破壊」とは、その人物の評価を徹底的に破壊することで、表舞台から永久に抹殺する社会的暗殺であり、生命を奪う殺人以上に残虐な暴力だと思います。
それ以上に、本件で特に許せないのは、国民から何も負託されていない検察・法務官僚が土足で議会制民主主義を踏みにじり、それを破壊し、公然と国民の主権を冒とく、侵害したことであります。
おととしの総選挙の直前に、証拠もないのに検察当局は捜査・逮捕権という国家権力を乱用して、私を狙って強制捜査を開始したのであります。
衆議院総選挙は、国民がみずから主権を行使して、直接、政権を選択することのできる唯一の機会にほかなりません。
とりわけ、2年前の総選挙は、各種世論調査でも戦後半世紀ぶりの本格的な政権交代が十分に予想された特別なものでありました。
そのようなときに、総選挙の行方を左右しかねない権力の行使が許されるとするならば、日本はもはや民主主義国家とは言えません。
議会制民主主義とは、主権者である国民に選ばれた代表者たる政治家が自由な意思により、その良心と良識に基づいて、国民の負託に応え、国民に奉仕する政治であります。
国家権力介入を恐れて、常に官憲の鼻息をうかがわなければならない政治は、もはや民主主義ではありません。
日本は戦前、行政官僚、軍部官僚検察・警察官僚が結託し、財界、マスコミを巻き込んで、国家権力を乱用し、政党政治を破壊しました。
その結果は、無謀な戦争への突入と悲惨な敗戦という悲劇でした。
昭和史の教訓を忘れて今のような権力の乱用を許すならば、日本は必ず同様の過ちを繰り返すに違いありません。
東日本大震災からの復興はいまだに本格化できず、東京電力福島第一原子力発電所の事故は安全な収束への目途すら立たず、加えて欧米の金融・財政危機による世界恐慌の恐れが目前に迫ってきている時に、これ以上政治の混迷が深まれば、国民の不安と不満が遠からず爆発して偏狭なナショナリズムやテロリズムが台頭し、社会の混乱は一層深まり、日本の将来は暗たんたるものになってしまいます。

そうした悲劇を回避するためには、まず国家権力の乱用を止め、政党政治への国民の信頼を取り戻し、真の民主主義、議会制民主主義を確立する以外に方法はありません。まだ間に合う、私はそう思います。
裁判長はじめ裁判官の皆様の見識あるご判断をお願い申し上げ私の陳述を終えます。
ありがとうございました。



 なお、この意見陳述の内容は、同日夕方に行われた記者会見でも、小沢さん自身がもう一度読み上げました。
 産経2011.10.6 18:55の会見詳報や、岩上安身さんのサイトの記者会見起こしと少し見比べてみましたが、上のNHKの起こしとは細かい言い回しなどが若干違っている部分を除けば、一致しているようです。

 ……何か選挙演説みたいですよね。
 どうせなら、これ国会で言えばいいのに(^_^;

 小沢さんの主張を無理やり1行にまとめるとこんな感じ?
 「私を裁判にかけるのは国家権力の乱用で戦争につながる」

 すみません。真面目に書きます。
 小沢さんが一番言いたいのは、「検察のやり方はひどい!裁判自体が不当だ!」ってことのようですね。

 ただ、『ミヤネ屋』をちらっと見てたら、『行列ができる法律相談所』でおなじみの住田弁護士がこんな趣旨のことを述べていて、なるほどと思いました。

 「小沢さんの事件はもともと起訴すべき事案だったのに、郵便不正事件で検察の腰が退けた」
 「(小沢さんが強制起訴や捜査の不当性を強調したことについて)主任弁護人の弘中惇一郎弁護士は手法を間違っているのではないか。事実関係を争うべき」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 小沢さんの意見陳述から、気になった点を「私なりに」ツッコミ。

 今回の裁判とは直接関係ないツッコミもしますが、そこは小沢一郎さんという人を広く知っていただきたい思いもありますのでご勘弁を。
 裁判に沿ったツッコミを読みたい人は、メディアあるいは専門家の論説などをどうぞ。

【指定弁護士の主張は、検察の不当・違法な捜査で得られた供述調書を唯一の根拠にした検察審査会の誤った判断に基づくに過ぎず、この裁判は直ちに打ち切るべきです。】

 え?え!?ちょっと待って!(O.O;)(o。o;)
 小沢さん、2010年2月に嫌疑不十分で不起訴になった時の会見で、何て言いました?

 「公平・公正な検察当局の捜査の結果として受け止めている」って言いましたよね。それも約10分間の会見のなかで、「検察の公正な捜査」という言葉が3度も出てきましたよね?(J-CASTニュース2010/2/4

 主張が180度変わっちゃってますけど……?(T^T)


【議会制民主主義とは、主権者である国民に選ばれた代表者たる政治家が自由な意思により、その良心と良識に基づいて、国民の負託に応え、国民に奉仕する政治であります。】

 検察審査会は、くじで選ばれた国民(有権者)11人で構成されています。
 しかも、この検察審査会が行った議決に拘束力を持たせるよう法改正がされたのは2009年5月21日(施行日)です。
 つまり、小沢さんはそれを決めた国会議員の一人です。

 その検察審査会が起訴せよという判断を下したのだから、小沢さんはその意思を尊重し、今こそ「国民の負託に応え」るべきではないでしょうか。


【国家権力介入を恐れて、常に官憲の鼻息をうかがわなければならない政治は、もはや民主主義ではありません。】

 小沢さんはご自身を国家権力による「被害者」であると強調していますが、まさか自分が一般国民とは思ってないですよね?
 小沢さんも国家権力を持つ側の人間なんですよ?

 その国家権力者たる小沢さんの「被害者」は存在しないんですか?

 小沢さんの地元のゼネコンは、小沢さんという国家権力者の介入を恐れて、常に小沢さんの鼻息をうかがわなければならない状態であると聞きます。
 具体的に言えば、「みかじめ料」を収めねばならないのだと。

 産経2009年3月15日付にこんな記事がありました(元記事削除済につき阿修羅掲示板から引用)。

 ただ、献金が特定の工事受注のためかというと、必ずしもそうではないという。
 ゼネコン関係者はこう打ち明ける。
 「業界では、小沢事務所に受注の邪魔をされたくないから競って献金するし、選挙の応援もする。献金は保険みたいなもの。一種のみかじめ料といってもいいかもしれない」

 以前、うちの読者様用掲示板にもこれと似たような書き込みがありました。

■投稿者:すらり 投稿日:2010/01/25(Mon) 21:45 - No.465

小沢さんはおかしいと思うところ
1.政治資金報告書の数字につじつまが合わないところがある。事務的な記載ミスだとおっしゃっているが、時系列的な金の流れだけとってもつじつまがあわない。
2.この仕事をやらせてやるからオレにも分け前をよこせというのが正の職務権限だとすれば,この仕事をやるにあたってオレに分け前をよこさなければ邪魔してやるという負の職務権限もある訳で,野党、与党は関係ない。従って裏献金を受け取るというか要求する素地は充分にある。

■投稿者:岩手出身者です 投稿日:2010/01/25(Mon) 23:15 - No.467

野党であろうが与党であろうが小沢氏の影響力は地元では絶大です。
見返り以前に、まず生き残るために小沢献金は必要なのです。
すらりさんの「2.」はそういう意味ではものすごく正しいです。
犬飼多吉さんの仰る「邪魔されないための保険」「総会屋への口止め料」も近いイメージですが、「みかじめ料」という表現が最も的を射ているかもしれません。
地元のゼネコンに就職した友人たちと話せば、そんな話は普通に出てきます。

■投稿者:岩手出身者です 投稿日:2010/01/26(Tue) 01:14 - No.472

正月に帰省したとき、ゼネコンに勤める友人のひとりから聞いた話です。
選挙では民主党の演説でサクラをやらされたり、地区を割り当てられて有権者宅を一軒ずつお願い回りをやらされるそうです。
会社の業務に組み込まれているので拒否は出来ないそうです。
サクラのことは前から何となくそうじゃないかと思ってましたが、有権者宅まで回らされているとは知りませんでした。
選挙協力は形を変えた「みかじめ料」みたいなもので、小沢氏に受注の邪魔をされたくないからどこの社も率先してやっているそうです。
因みに国政選挙だけでなく地方選挙でも同じです。
もっと恐い話も聞いたのですが、ここに書いてしまうと支障があるかもしれないので止めておきます。


【贈収賄、脱税、横領など実質的犯罪を伴わないものについて、検察や警察が報告の間違いや不適切な記載を理由に捜査すると、議会制民主主義を担保する自由な政治活動を阻害する可能性があり、ひいては国民の主権を侵害するおそれがある。

 「みかじめ料」は実質的犯罪にはおそらく当たらないのでしょうが、これは自由な商業活動を阻害する可能性はないのでしょうか?ひいては国民の主権を侵害するおそれはないのでしょうか?


【東日本大震災からの復興はいまだに本格化できず…、これ以上政治の混迷が深まれば、…】
 
 「そもそも被災地にも来ないような人」
 (中選挙区時代に小沢元代表の地盤だった被災地の陸前高田市の主婦
 「三陸沖沿岸の被災地に足を運んだ形跡がない」
 (「SAPIO」2011年9月14日号・松田賢弥氏

 こういう人に震災復興云々言われたくない気もしますが……(-.-#)

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 【画像は産経新聞より:記者会見の冒頭、初公判での意見陳述原稿を読み上げる小沢一郎元代表=6日午後、東京・永田町の衆院第2議員会館(酒巻俊介撮影)】

 無罪だという自信がそんなにあるんだったら、陰謀論みたいなこと言うのはやめて、事実関係を粛々と説明すればいいと思うんですけどね。

 特に4億円の原資の問題。
 公判でどう言及されるか注目されていましたが、小沢さんは完全スルーでした。

 この4億円の出所については、過去に小沢さんや元秘書がそれなりに説明はしていますが、ただ、説明のたびに内容が変わってるんですよね。

 2007年2月:「献金してくれた皆さまのお金」
 2009年10月:「銀行融資」
 2010年1月:「個人事務所の金庫で保管していた個人資産」
 (産経2011.10.5 21:20

 初公判が終わった後、小沢さんは記者会見を行いました。
 そこでも当然4億円の質問が出たのですが、小沢さんは「原資は私のお金です。詳しくは検察に聞いて下さい」とキレ気味に述べただけ。

 実際、あの記者会見は見ていて胸が悪くなりました。
 「君はどう考えてるの!?」とか「~~と思ってるの、あんたは!?」とか、恫喝まがいの逆質問(いつものこと?(^_^;)。

 小沢さんの味方のニコニコ動画の会見とは違って、各メディアの記者が入ってるんですから、当然厳しい質問も出ると分かってたはずなのに。

 てか、ご自分はその場にいる記者にだけ喋ってるつもりでいるのかもしれませんが、あなたが話すべき相手は私たち国民なんですよ。
 カメラを通して国民とつながっているという意識がまるで感じられません。

 ちなみに、先ほどリンク貼った岩上安身さんのサイトの記者会見起こしには質疑応答も載ってますが、ニコ動やフリーの人(小沢さん擁護派)には、小沢さんはすごく優しい姿勢です。

 そして、この起こしでは分かりませんが、フリー2人への応答を終えると、各メディアがまだ質問しようとしてるのを振りきって、小沢さんは会見場から去ってしまいました。その場面を私はフジテレビの23時台のニュースで見ました。

 結局、小沢さんに質問できたのは、テレビ朝日、共同通信、自由報道協会、ニコニコ動画のみだったようです。
 途中、TBSの記者も質問したのですが、フリーの人を優先すべき司会者が不手際で指名してしまった(?)ということで、最終的にこの記者の質問は無視されました。

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 【画像は毎日新聞より:初公判後の会見で、記者の質問に語気を強めて答える小沢一郎民主党元代表=東京都千代田区永田町の衆院第2議員会館で2011年10月6日午後5時48分、森田剛史撮影】

 話を戻しますが、そもそも、4億円以上の現金が手元にあるのに、なぜそれで土地を購入せず、わざわざ新たに預金を組んで融資を受ける必要があったんでしょうか。

 しかも、定期預金を担保にして陸山会が受け取ったのは4億円ではなく、利息などが差し引かれた額で、利息金は何と464万円だそうです(「WiLL」2011年11月号、ジャーナリスト・長谷川学)。

 なぜ464万円もの利息を払って、わざわざ銀行から融資を受けなければならなかったのか。
 理由が分かる人がいたら、説明して下さい~(T^T)

 てか、4億円の原資について、小沢さんは裁判で争う気はないようです。
 つまり、4億円の出所は永遠に薮の中にしたいってことですね。

 でも、それでいいんでしょうか?これでは小沢さんがたとえ無罪になっても、国民の不信は払拭できませんよ。

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 小沢さん側は「元秘書らに任せていたので自分は何も知らない」でこの裁判を乗り切ろうとしているようですが、そもそも「元秘書らに任せていた」というのが信じられないんですよね。

 「元秘書らに任せていた」について、例えば屋山太郎さんは、「小沢氏の細かい性格を考えると信じがたい」と述べています(産経2011.10.6 22:00)。
 (屋山さんは10/3付産経【正論】に「小沢氏よ、議員の資格はないぞ」と題した論説を書かれてますので、こちらも合わせてどうぞ)

 小沢さんが官房副長官時代に番記者だった青山繁晴さんも、10/5放送「アンカー」でこう述べています。
 「小沢さんは事務所の経費ものすごく細かく見る人です。一般のイメージと全然違います。だから4億円を確認しないってことは、ぼくの記者経験からするとあり得ない。そんな人じゃないです」「誰にも手渡してはならない自由意志」さん

 実際、今回の初公判で、検察役の指定弁護士はこのような指摘をしています。

 「(石川知裕被告ら元秘書)3人は被告を政治上の師と仰いで尊敬し、重要な問題はすべて被告の指示に従い、独断で事を運ぶ事はなかった。たとえば、石川が失敗したコピーの裏紙をファクスに使用すると紙詰まりを起こしやすいと自ら判断して裏紙を使用しなかったことに、『節約を求める指示に反した』として被告から厳しく叱責されたほどだった産経2011.10.6 13:01

 こういうタイプの人が「元秘書らに任せていた」「自分は何も知らない」(しかも4億円もの大金)ってのは、社会常識に照らし合わせると、到底あり得ないと思うんですけどね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 小沢さんの裁判の争点は、次の3つだそうです。

(1)検察審査会の起訴議決に基づく公訴提起(起訴)の是非
(2)元秘書との共謀の有無
(3)虚偽記載の有無虚偽

 万一(1)が非とされれば、それこそ民主主義の危機ではないかと思います。

 (2)については、秘書に細かく指示していたことを立証するのは、簡単なことではありません。
 よって、検察側(指定弁護士)が証言や状況証拠をどう積み重ねていくかが、今後の焦点になると言われています。

 ただ、先日の小沢さんの元秘書3人の一審有罪判決で、司法の流れが変わったという話がよく聞かれます。

 司法記者経験もある青山繁晴さんは9/28放送「アンカー」で、
 「公開の法廷で証言した、それを重視するってことなんです。つまり、みんなが見てない密室で検察官が取り調べた供述調書じゃなくて、皆さんがご覧になった証言を重視しますって言ってるわけです」
 「今まで喋らないで威圧感を与えてきた小沢さんが、公開法廷でどれだけ正義の証言をできるのか、っていうことがありますね。もうごまかしはきかないよということですね」

 と述べていましたが、同じことは専門家も言っています。

 例えば、司法ジャーナリストの鷲見一雄さんはこう述べています。
 「国民目線、検察官調書より法廷証言重視、これが時代の流れである。裁判官尋問に口ごもるような被告に無罪判決は出ない」司法ジャーナル>今日のコラム2011年09月30日号

 かつて衆議院議員の秘書も務めた鷲見一雄さんは、他にもこのような興味深い解説をされています。

【西松も鹿島も大林、大成も、水谷建設も「やろうと思ったらどんなことでもやり、天の声を出させる」人たちだ。大昔のことになるが、超大型公共工事に関する目撃体験の豊富な私が言うのだから間違いない。

 私は複数の政治家の無罪主張も支えてきた。これを邪魔するのがゼネコン。1・2・3審と何年も裁判を戦うのにこの間、ゼネコンと無縁でいる刑事被告になった政治家はよほど政治的影響力がない人以外いない。力があれば刑事被告人であろうと、ゼネコンはかならずちょっかいをだしてくる。

 無罪主張をしている被告と弁護士のつなぎ役の私のようなサポーターにとってこれほど邪魔になる存在はない。ゼネコンの言うことを被告となっている政治家がきけば無罪主張と矛盾してしまうからだ。
 裁判中、被告となっていた政治家が、このゼネコンのちょっかいをきっぱり断れないようでは、無罪判決は無理。私の関わりを持った政治家は全員有罪となった。
 「刑事被告人」と「政治生活を両立させようとする」のは私の目撃体験では無理がおおいということだ。
司法ジャーナル>今日のコラム2011年10月03日号

 果たして、小沢さんは「刑事被告人」と「政治生活」を両立させることができるのでしょうか。

 判決は来年4月頃と聞きます。
 小沢さんへの被告人質問をはじめ、今後の公判の動きに私も注目していきたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※拙ブログ関連エントリー
07/7/28付:小沢一郎ほどアメリカの言いなりになった人はいない
07/11/5付:小沢代表が辞意を表明したわけですが
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10/2/1付:小沢氏の韓国講演 主要部分起こし[091212]
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11/9/29付:「アンカー」小沢氏元秘書有罪判決の"真犯人"&日米首脳会談の真相 他、かつて小沢さんの番記者だった青山繁晴さんの解説は【一覧】「アンカー」テキスト起こしからどうぞ。


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