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日本人が知らない八田與一「ビーバップ!ハイヒール」より

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■9月22日放送 ABC(朝日放送)「ビーバップ!ハイヒール」
 ~日本人が知らない!世界から愛される日本人~

110923-00title.jpg 木曜深夜11時台の放送にもかかわらず、2桁の視聴率をとるという関西の人気番組です。

 世界(当事国)では有名なのに、日本ではほとんど知られていない日本人。

 この日の放送では、日本統治時代の台湾で農業水利事業に大きな貢献をした八田與一(はったよいち)が取り上げられました。

 拙ブログの読者様でご存知ない方はおそらくいらっしゃらないでしょうが、これを地上波で放送したことに大きな意義があると思います。

 八田與一及び台湾について取り上げた部分のみになりますが、放送内容をまとめてみました。

 画像は番組をデジカメで撮影したものと、ネットから拾ってきたものが混在していてちょっと見にくいですが、ご容赦下さい。
【出演者】
ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
ブラックマヨネーズ(小杉・吉田)、澤山璃奈 
岡元昇(ABCアナウンサー)
波田野毅(日本論史研究家。青山学院大学法学部卒業。損害保険会社勤務後、日本に感動する歴史上の外国人の言葉を紹介する日本論史研究家となる。外国人の眼を通して日本の美風を発掘する独自の日本論は、多くの支持を得ている。日本の教育改革有識者懇談会、日本比較文明学会、日本歴史学会所属。著書に『世界の偉人たちが贈る 日本賛辞の至言33頁』『世界の偉人たちの驚き日本発見記』など)


 内容紹介ここから____________________________

【日本人は知らない!台湾の教科書に載っている日本人】

 200億円!!

 東日本大震災の被災者を案じ、台湾の人たちが送ってくれた義捐金の額だ。
 9割は一般人からの寄付だった。

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 台湾では、地震発生直後から、テレビで緊急特番を放送。
 多くの有名人や政治家、総統までもが日本の危機的状況を訴え、支援を呼びかけ続けてくれた。

 なぜ台湾の人たちは、そんな大金を日本のために送ってくれたのか?
 それは、日本をとても愛してくれているから。

 その裏には、台湾人なら誰もが知っている物語があった。


 ……1895年、日清戦争に勝利した日本は、台湾を治めることになった。

 日本は、国内の食糧不足を補うため、台湾の農業強化を打ち出した。
 しかし、台湾一大きな嘉南平野は、作物がほとんど取れない。

 原因は水事情の悪さ。
 乾季は日照りで飲み水さえないが、雨季には洪水が絶えず起きるという有様。

 そこに、日本から土木技師として派遣された男がいた。

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 八田與一。
 彼はダムを建設するため、水源や地形の調査にやって来たのだ。

 台湾総督府に上申する八田。

 「ダムに最適な場所は、ここ、烏山頭(うさんとう)地区です。大規模なダムが造れます」

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 が、台湾総督府は難色を示す。

 「こんな大きなダムは不可能だ!もう少し規模を小さくしなければ」

 食い下がる八田。

 「それでは水量が少なく、平野全体に水が行き渡りません」

 「しかし予算がない…」

 「一時しのぎではダメです。農民たち全体が豊かにならなければ、造る意味がありません!」

 工事費用は莫大で、台湾総督府総予算の3分の1にもなる。
 金額的にも規模的にもあまりにも大きすぎて、誰も本当に実現するとは思わなかった。

 しかし、小さいダムでは水が行き渡らず、住民の格差が生まれてしまう。
 彼は自分の思いを曲げず、計画書を何度も練り直した。

 3年後の1920年、粘り強い交渉の末、八田は、費用の半分を農民たちも担うことを条件に、ダムの建設許可を勝ち取った。

 ところが、地元住民は大反対。

 「なぜ我々がお金を負担しなくてはいけないんですか!」

 八田はダムの必要性を必死で説いた。

 「ダムができれば必ず豊かになる。皆さんの子供や孫たちの世代が、安心して暮らせるんです」

 「僕たちは?されないぞ!」

 住民の無理解など、問題を抱えつつ、何年続くか分からないダム建設がスタートした。

 日本人・台湾人合わせて約2000人が、険しい山奥での力仕事に従事。
 しかし、衛生状態も悪く、労働環境はまさに最悪だった。

 そこで八田は、環境改善のため、上司に要請。

 「家族と住める宿舎を作って下さい」

 「何を言ってるんだ。我々が必要なのは労働力。女、子供は必要ない」

 「しかし、家族と離れ離れでいい仕事などできるわけありません!」

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 八田の要請が受け入れられ、工夫(こうふ)が家族と一緒に住めるよう、工事現場の近くに小さな町が作られた。

 そこには、学校や病院などの公共施設や、映画館やテニスコートなどの娯楽場もあった。

 集会所に集まってゲームをしたり、定期的にお祭りを開いたり、工夫たちはここでの生活を心から楽しむことができた。

 台湾の工夫たちとも家族のように接する八田。

 上からではなく、同じ目線で仕事をする彼の姿勢に心を打たれ、台湾の人たちも次第に心を開いていった。

 地元の反対も弱まり、全てが上手く行くように思われた。

 そんな時……

 1923年、関東大震災が発生。
 日本は、台湾のダム建設どころではなくなった。

 八田は、台湾総督府からダムの建設予算の大幅カットを言い渡される。

 「台湾人半分のクビを切って、何とか工事を続けてもらえんか?」

 この噂は台湾人工夫たちの間にも広まった。

 「俺たち、そろそろクビらしいぞ」
 「そうらしいな…。日本人が優遇されるのは仕方がない…」

 ところが、何と八田が解雇したのは日本人ばかりだった。

 台湾人工夫たちは驚き、なぜ自分たちを優遇して残したのか、その理由を尋ねた。

 すると八田はこう答えた。

 「当然ですよ。将来このダムを使うのは君たちなんですから」

 日本人は日本でも仕事ができる。
 台湾人はこの地でずっと生きていく。
 自分たちのダムは自分たちで造ってほしい。

 それは八田の思いだった。
 工夫たちは、八田を心から信頼するようになった。

 そんなある日……

 ダムの現場で爆発事故が発生。
 死亡者50人以上、負傷者100人以上の大事故だった。

 八田は、取るものも取り敢えず急いで遺族の家に駆けつけた。
 土下座し、遺族に詫びる八田。

 「申し訳ございません!あなたのご主人を殺したのは私です!」

 大切な人の命を奪ってしまった。
 いくら謝っても謝りきれない……。

 未亡人はしかし、八田にこう話しかけた。

 「八田さん、頭を上げて下さい。主人は、ダムの仕事を誇りに思っていました。八田さん、どうか立派なダムを造って下さい!」

 亡くなった工夫たちは、自分と同じ思いを抱いていてくれた。
 家族にも語ってくれていた。

 八田は決意を述べた。

 「必ず、必ずダムを完成させてみせます!」

 多くの仲間を失いつつも、残された人々は懸命に工事を続けた。

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 そして1930年、10年の歳月を経て、ついに東洋一の大きさ(当時)を誇る烏山頭ダムが完成。

 不毛の地と言われた嘉南平野は、米・サトウキビなどが豊富に獲れる、台湾一の穀倉地帯へと生まれ変わった。

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 台湾の人たちは、ダムを見渡す丘に、八田の銅像を建てた。
 それは、考え事をする時の姿。

 八田の物語は、台湾の教科書に載っていて、今でも彼の命日には、毎年ここで慰霊祭が行われている。

 今回、日本に送られた200億円の義捐金。
 それは、70年の時を経て、八田への思いが恩返しの形で届けられたのかもしれない……。


【スタジオトークより】 

 八田の銅像はなぜああいうポーズになったのか?

 波田野毅氏曰く、「八田氏は、銅像を造ることを嫌がった。人を見下すような感じでどうも…ということで。が、台湾の方々のたってのお願いで、普段着の作業服を着て、しかも小さめに座っているという形で造られることとなった」。

 続いて、現代台湾の「親日」について。

 台湾では日本文化が非常に流行している。

 レギュラー出演者で作家の筒井康隆氏の小説も出版されている。
 画像は、台湾版の「富豪刑事」と「時をかける少女」。

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 また、マンションなどの不動産名を日本語名にすると、人気が上がるとのこと。
 画像はその一例。
 上は「青森鎮(あおもりタウン)」、下は「小室哲哉」という名前のマンション。

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 マンション名としては、他にも、「芥川賞」「甲子園」「桜木花道」などと名付けられたものが実在する。

 また、ブラマヨ吉田がかつて台湾に行った時の話を披露。

 吉田は、“セクシー系”のお店から「お兄ちゃん来ない?」ということで配られる名刺のようなものをもらったのだが、そこには店名として、平仮名で「おのさん」と書いてあった。

 店の人に聞くと、「日本語が名刺に書いてあるだけで、客が来る」という話だった。

 ____________________________内容紹介ここまで


 八田與一に関しては、もちろん番組で紹介された以外にも様々なエピソードがあります。

 個人的には、外代樹(とよき)夫人についても取り上げてほしかったです。

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 画像の右が八田與一、左が外代樹夫人です。
 【画像はノムさん様のサイトより拝借いたしました】


 與一は大東亜戦争の最中の1942年、陸軍に徴用されてフィリピンに向かう途中、乗っていた船がアメリカの潜水艦に撃沈され、この世を去りました。

 3年後の1945年、戦争に敗れた日本人は、一人残らず台湾を去らなければならなくなりました。

 外代樹はその年の9月1日、與一が手がけた珊瑚潭の烏山頭ダムの放水口に身を投げたのです(T^T)

 そして1946年12月15日、嘉南の農民たちによって八田與一夫妻の墓が、その地に建てられたのでした……。


 起こしは省略させていただきましたが、この日は他に、

 インド各地の砂漠地帯や土砂崩壊の地域を緑化し、インドで「緑の父(グリーン・ファーザー)」と呼ばれる杉山龍丸

 イースター島で倒れたままだったモアイ像を立ち上げた、香川県のクレーンメーカー「タダノ」の奮闘物語。

 などが紹介されました。

 これらについて知りたい方は、以下のサイトを!(^o^)

ふくおか先人資料館>杉山龍丸
ネットゲリラ>杉山龍丸(08/10/11)
株式会社タダノHP>モアイ修復プロジェクト
ある夫婦の世界一周プロジェクト!>イースター島で見つけたCOOL JAPAN!(11/3/21)

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