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護憲派共感?!「サイボーグ009」第16話“太平洋の亡霊”

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 先日、ひょんなことから、色んな意味でとても興味深い動画を見つけました。

110912-009taiheiyou.jpg
 「サイボーグ009」(1968年版)第16話「太平洋の亡霊」です。

 Cyborg 009 16-1
 http://www.youtube.com/watch?v=Itob3D2_vLg(削除済)
 Cyborg 009 16-2
 http://www.youtube.com/watch?v=-IABCcwTmCE
 Cyborg 009 16-3
 http://www.youtube.com/watch?v=rxOKZ2z8tiY

 特に護憲派の方々が共感を覚える内容ではないかと思います。

 最初のパートはすでに削除されているのですが、問題のシーン(原爆死没者慰霊碑の碑文や憲法9条の条文が流れる)は2つめのパート(16-2)の8:00あたりからなので、概略をつかむのにさほど支障はないと思います。

 ちなみに最初に書いた「ひょんなこと」っていうのは……

 先日、自宅の本棚を整理していたら、こんな古い文庫本が出てきましてね。

110912-009bunko.jpg

 【懐かしのTVアニメ ベストエピソード99】
 (東映動画 編)二見文庫 1995/10/25初版発行

 1960年代、70年代の懐かしいアニメが紹介されている本です。

 それをなにげにパラパラ見てたんですね。
 そしたらいきなり「憲法第九条」って文字が目に飛び込んできまして。

 以下、その項目を全文引用。


【第7章 やっぱり忘れられない、心に残る異色テーマ

 エピソード77:蘇ったゼロ戦と「009」と憲法第九条

 ★「サイボーグ009」#16「太平洋の亡霊」
   脚本/辻真先・演出/芹川有吾 1968年7月12日放送


 原作から数回にわたるアニメ化作品まで、一貫して『009』に流れる最大のテーマは「反戦」である。戦うことだけを目的に人間でなくされた00ナンバーのサイボーグたちは、唯一の平和の守りとして巨悪に立ち向かい、人が心を捨てて戦うことの愚かさと、自己犠牲の尊さを伝えてくれる。

 そうした『009』作品中でも、最もストレートに反戦テーマを打ち出したエピソードが、本作「太平洋の亡霊」である。

 物語は、太平洋戦争で息子を亡くした平博士が、戦争の教訓を忘れ、軍拡にうつつを抜かす世界への復讐を目的に、理念を実体化させることのできる装置を使って旧連合艦隊を現代に蘇らせるというもの。

 日常に突如として現れる非日常が戦争であるならば、本作品の平博士は個人的な私怨から、戦争の教訓を忘れた平和ボケの世界に戦争の悪夢を現出させる神になるという自己矛盾を演じてしまう。終戦記念日の一月前という放映時期もあり、当時のインパクトは相当なものだっただろう。作品内でこれほどストレートにこの問題を扱うことのできない現在の視点から観たとき、本作品のテーマはいっそう鮮烈なものになる。

 脚本を執筆したのは、例によって辻真先。氏は左のように語っている。

 「SF的なプロットは無茶苦茶でしたが、都築道夫さんの小説……『いじわるな花束』だったと思います……精神から物質を作り上げるというアイデアがありまして、それで強引にというか、正面きって徹底してやったわけです」

 平博士は、戦争で尊い命を失った人々の霊に報いるためには、絶対に再び戦争を起こさないという決意以外にないと語る。が、相変わらず世界は軍備拡張にうつつを抜かし、あまつさえ唯一の被爆国、日本にさえも軍需で私腹を肥やす企業が存在する。博士にはそれが我慢できなかったのだ。ドクロ化した英霊を乗せたゼロ戦は、俺たちの死は無駄だったのか、とかつての戦友が乗る自衛隊機を撃墜し、ビキニの水爆実験の目標として使われた悲劇の戦艦・長門は、放射能を発散させながらサンフランシスコを目指す。

 平博士と009たちの会話シーンには、広島の慰霊碑の全景と、碑文「安らかにお眠り下さい、過ちは決して繰り返しませぬから」のイメージ・ショットが挿入され、スーパーで重ねられた戦争を否定する日本国第九条の文面がスクロールしていく。もちろん、バックは小杉太一郎による劇場版『009』の感動的なあのコーラス曲だ。

 憲法の文面を画面に出す趣向については、辻は脚本に書きながらも無理だろうと思っていたとか。思い入れたっぷりなこのシーンの演出は、おなじ戦中派の芹川有吾と意気投合した結果のようだ。旧日本軍の亡霊の復活から瓦礫に還るくだりまで、一貫してムソルグスキーの「禿山の一夜」が効果的に用いられているが、この選曲も芹川によるものという。

 「当時、某県の教育委員会の方から、猖獗(しょうけつ)を極めるアニメは子供たちに悪影響を与えるという文句がきました。そこで、岩波かどこかへこのフィルムをもっていき、上映と公開討論をやった覚えがあります」(辻真先/談)

 時代のうねりに翻弄され、戦場に駆り出されて若い命を散らした全世界の方々。その無念の思いに応えるには恒久平和の実現以外にないとのテーマは重い。映像技術における幾多の反戦物に比肩する傑作である。】 



 私はこれを読んで、「もしかしたら009のこの回、ネットに動画があるかも?」と思い立ち、探し出したのが、今日最初に紹介した動画というわけです。

 脚本の辻真先さんは1932年3月23日生まれ。
 演出の芹川有吾さんは1931年6月20日生まれ。
 ともに少国民世代ですね。うーーむ(--)

 1968年7月といえば、私はまだ3歳。本放送はもちろん観た記憶がありません。
 再放送も観た記憶がありません。てか「009」旧作版自体、これまで一度も観たことがありませんでした。

 でも当時これを観た子供たちは、確かに衝撃を受けたでしょうね。

 もしビデオが普及していた時代だったら、日教組の先生あたりがこの回をビデオに録画し、学校の授業などで子供たちに見せていたかも?!

 てか、今現在、学校で見せている可能性もなきにしもあらずだと思います。

 というのは、この「009」旧作版、これまでに何度かビデオやDVDで発売されているからです(アマゾンで現在入手可能なのは2009年発売バージョン)。

 学校関係で上映されたという情報は見つけることができませんでしたが、「映画人九条の会」という団体が2008年6月のイベントで上映会を催したとのことです。

 とにかく、護憲派や反戦平和主義者を自称する方々にとって、この「太平洋の亡霊」の回はグッドジョブらしく、ネットで検索すると、ブログでストーリーを紹介されている方や感想を書かれている方をたくさん見つけることができます。

 ここではいちいち紹介はしませんが、興味のある方は探してみて下さい。

 一言だけ、ガッチガチの護憲派の方に私が言いたいのは、「守るべきは『憲法9条』ではなく『平和』なのでは?」
 もっと厳密には、「平和」=「平和を維持するための秩序」といったところでしょうか。


 以下はおまけの話。

 アニメと憲法と言えば、数年前、個人的にこんな出来事がありました。

 大学の時の同級生(男子)と某SNSで偶然再会し、何度かやりとりした時のことです。

 お互い昔からアニメが好きだったので、その方面の話で大いに盛り上がったんですが、やりとりを重ねるうち、だんだんと何か様子がおかしいというか、話が噛み合わなくなってきました。

 そしたら何度目かのやりとりで、非常に分かりやす~いメッセージが彼から届きました。
 
  「動画サイトで宇宙戦艦ヤマト3を観たけど、
   高度な科学文明を誇ったシャルバート星が武器を捨てて、
   恒久平和の為には例え侵略されても、
   武器は使わないというメッセージが込められていました。
   戦いの果てに平和はないと。
   これって、憲法第9条そのものちゃうん?
   って思い、感動しました


 だめ押しは、彼が勤め先の会社で労働組合の幹部をやっていたと知った時。
 大学時代からそういう傾向が多少はある人でしたが、「あー、完全にそういう方面に行っちゃったのね」とガックリ来ました。

 ま、向こうは向こうで、私に対してはやはりガックリ来たと思いますけどね。
 特に政治とかに興味があるわけでもなく、あえて言えば「やや左」だった私が(もっとも当時(1980年代前半)の大学生は圧倒的多数が「やや左」でしたが)、保守系のブログを運営していると知り、たいそう驚いた様子でしたから。

 「くっくりちゃんのブログってどこ?」と聞かれましたが、ここのURLは彼には一切教えませんでした。
 来ていただいてもお互い気まずくなるだけだと思いましたから(^^ゞ


 最後にこれまたおまけですが……、2005年8月16日付産経新聞に掲載された小野田寛郎さん×櫻井よしこさんの対談より、小野田さんの言葉です。

 「戦争の悲惨さは伝えなければいけませんが、ただそれだけでは十分ではないと思います。戦争とは悲惨なものである。じゃあ、戦争しないためにはどこまで我慢できるか。その我慢が切れたら結局、戦争になってしまうのです。そんなことも考えずに平和、平和っていいますが、そういう人たちは平和を守ることのつらさを真剣に考えてくれているのかな、と思ってしまいます

 「わがまま一方のことを言ってる人が多い。街に防犯カメラをつけるといえばプライバシーの侵害だという。だったら、空き巣に入ってもらえばいいのに、空き巣もいやだという。考えていることや、やっていることが矛盾しています。それでいて、その矛盾に気が付かない。自分がおとなしくして、事を荒立てなければすべてが安全、平和にいくんだと誤解しているんですよ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※拙ブログ関連エントリー(憲法9条関連文字起こし)
07/8/18付:「日本の、これから」憲法9条 小林よしのりさん他出演
09/5/4付:「たかじんのそこまで言って委員会」憲法SP安倍さん出演
10/3/13付:「日本の、これから」日米同盟 櫻井よしこさんとプロ市民


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