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久米宏氏の韓国に対する認識の間違いを正す「SAPIO」01.8.22/9.5号

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 「捨てる前にテキスト化」シリーズ第7弾。
 今回はちょうど10年前の記事です。

 後半は、関連で今年の教科書採択について。「つくる会」系の教科書をめぐるサヨクの妨害工作は、10年経っても進歩なし。

※過去記事
10/7/27付:日本統治を直視する韓国の静かなる肉声「SAPIO」01.9.26号
8/24付:みのもんた氏の韓国に対する認識の間違いを正す「SAPIO」06.4.26号
8/31付:戦争賛美から米崇拝へ『朝日の変節』のルーツ「SAPIO」01.11.14号
9/13付:韓国の『夢想自大主義』「SAPIO」06.4.26号
12/16付:韓国軍によるベトナム民間人虐殺問題「SAPIO」01.9.26号
11/2/22付:日本統治肯定で逮捕の韓国人作家『嘘の歴史で反日に』「SAPIO」02.7.24号


 全文起こしここから____________________________

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「SAPIO」2001.8.22/9.5合併号
〈短期集中〉「教科書論争」ここがオカシイ!

再び、拝啓 久米宏様
韓国の教師も思わず認めた国定教科書の儒教的反日史観をご存じですか?

作家 井沢元彦

 前号で指摘したとおり、7月6日の「ニュースステーション」の教科書問題特集は“市民団体”の声をもとに一方的に「つくる会」教科書を「悪」に仕立て上げるプロパガンダ的内容だった。
 だが、この特集の問題点は更にある。続く「日韓の絆」というパートでは韓国人の教諭と生徒の意見を前面に押し出し、殊更に日韓関係の危機を煽ったのだ。韓国の教科書で何を教えているのかという検証をすることなく、韓国側の日本に対する不平不満のみを放送する。この何処に客観的な視点があるのだろうか?
 *

 相変わらずお暑いことです。
 さて、前回の7月6日のニュースステーションの歴史教科書特集への批判をもう少し続けます。

 私はあれを報道、つまりニュースとは見ていません。それよりも一種の政治的プロパガンダではないかということは、前回その根拠とともにお伝えしたとおりです。しかし、いかに作り手の意識がプロパガンダに偏っていても、真実というものはそうしたものの中からも抽出できるということは確かにあります。その実例をご覧にいれましょう。

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 あの特集の中で、「日韓の絆」というパートがありました。日本の歴史教科書の歪曲を韓国人が嘆いていて、日本人の一部がとんでもないことをしているという印象を視聴者に強く与える内容でしたが、その中で登場した「良心的」な先生、韓国大邱(テグ)市立校洞(キョドン)中權五鉉(クォンオヒョン)教諭は、日本の教科書に対して、「日本に関心と好感を持っていた韓国の青少年に悲そう感を与えた」と、日本の「つくる会」の教科書を厳しく批判していましたが、その前にこういう一節があったのを、久米さん、覚えていますか。

 「日本の教科書問題は、韓国の歴史教科書が反日から客観的なものに変わってきた矢先のことだったと權さんは指摘します」

 これは、画面では權教諭直接の発言ではなく、ナレーションとして処理されていましたが、「と權さんは指摘した」とあるのですから、あくまでご本人の発言でしょう。ニュースステーションの記者が彼の主張を要約した結果、そういう形になったのだから、これはご本人の発言として捉えていいものだと思います(久米さん、その点は大丈夫ですね?)。

 実はこれほど重大で、問題のある「発言」はないのです。

 「韓国の教科書が反日から客観的なものへと変わっていく矢先」ということは、つまり韓国の子どもを直接指導している歴史の先生から見ても、韓国の教科書、特に今、歴史教科書問題で抗議の声をあげている大人たちが学んだ教科書というものは客観的ではなく、反日だったと証言していることになるからです。

 ここで大切なのは、客観的と反日ということが対立語として置かれていることです。客観的とはもちろんニュースのようにできるだけ公平、的確で正しいということですが、反日とはどういうことですか?それは主観的に日本をおとしめるように(あるいはその対極として、韓国を必要以上に持ち上げるように)歪められた教科書という意味です。これは決して曲解でもなんでもなく、この言葉を素直に解釈すればそういうことになるはずです。

 しかも、權氏は歴史の先生だから、つまり大学に入って、歴史というものを、ある程度客観的に見ることができたからこそはじめてそれが分かったわけで、一般の人は、そんなことは分かりません。中学、高校で教えられた「事実」、それも客観的ではなく、反日的な歴史歪曲をそのまま信じているということなのです。それは、韓国の教育者の目から見ても明らかだということを、あのニュースステーションの特集は皮肉にも語っているわけです。

 では、そういった「歴史歪曲」(もちろん韓国側の歴史歪曲ですよ、久米さん)には、どのようなものがあるか。これは韓国の歴史に詳しくないと、ある程度分からない部分もあるのですが、日本人にもはっきり分かる例を少し示しましょう。

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儒教文化絶対がもたらす韓国の歴史歪曲

 例えば韓国の国定教科書(中学用)の文化伝播、古代史の部分に次のような記述があります。

 「高句麗も、多くの文化を日本に伝えた。僧侶の慧慈(ヘジャ)は日本の聖徳太子の先生となり、曇微(タンジン)は紙、墨、硯をつくる技術を教え、法隆寺の金堂壁画も彼の作品だと言われている。日本の高松塚古墳壁画は、高句麗の影響を受けたものである」

 これは、97年版の国定教科書にしっかり書かれていた記事です。念のため、もう一度ルールの確認をしておきますが、私は自分の主張が有利になるように、事実を曲げるつもりは毛頭ありません。

 確かに、慧慈という高句麗僧が聖徳太子の家庭教師であったことは事実のようです。曇微が紙や硯を伝えたことも事実です。これは日本書紀に記述があります。しかし、法隆寺の金堂壁画を描いたというのはデタラメもいいところです。私もあまりに堂々と書かれてあるものですから、各方面、例えば美術史家とか法隆寺そのものにも確認しましたけれども、金堂壁画が曇微の作品であるということは、確証はおろか、伝承すら伝わっていないというのが現状です。

 いったいどうして韓国人はこんなことを主張するのか。もちろんあくまで公平にものを言えば、日本はかつて渡来人や帰化人の技術を多く取り入れましたから、法隆寺の金堂壁画が外国人、例えば朝鮮半島から来た人や中国から来た人、あるいはさらにシルクロードから来た人の手になっている可能性が無いとは言えません。しかし、高句麗人の曇微であるということは全く根拠の無いことであり、常識的に考えても、僧侶と画工とは違います。僧侶が手遊(すさ)び掛け軸ぐらいの大きさの絵を描くことはあります。また、屏風絵や襖絵を描くことぐらいはあるかもしれません。しかし、壁画となると、かなり専門的な技巧を必要とし、専門家でもない僧侶が描くなどということはあり得ません。もし曇微がそれをやったということに対して明確な証拠になるような史料でもあれば話は別ですが、少なくとも私の知る限り、そのようなものは一切ありません。これは明らかに事実とは言えないことであり、少なくとも教科書に書くべきようなことではないということは断言できます。では、どうしてそういうあやふやなことを教科書に堂々と書くのか。そういうことを書かしめる韓国人の真意はどこにあるのか。

 久米さん、こういう話はご存じですか。日本人は昔、烏帽子(えぼし)というものをかぶりましたね。日本独特の、あの縦長の帽子です。これは中国の冠(かんむり)に代わるものですが、これはいったいどこから伝わったのかということです。韓国人は次のように言います。

 「あれは、実は靴下なんだ。日本人が何か頭にかぶりたいというから、俺たちが靴下をポイと捨ててやったら、あいつら頭にかぶったのさ」

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 これが本当の話ですよ。お疑いなら、年配の韓国人にお聞きください。少なくとも嘘をつかない人なら、否定はしないはずです。もちろんこれもあくまで公平に言いますが、日本の36年にわたる植民地支配がそういう反感を募らせたのだという側面は確かにあるのかもしれません。しかしながら、この感情は根本的にはこういうことなんです。

 朝鮮半島というのは、ずっと儒教文化の国です。つまり、中国型文明の国ということですね。それはあくまで中国を規範とし、それ以外の文明はすべて(ここがいちばん肝心なのですが)野蛮であるとするという発想です。そして、この東アジアの儒教文化圏、中国文化圏の中で、朝鮮半島というのは明らかに最優等生でした。これは事実です。例えば日本は、科挙という制度がありませんでした。しかし、朝鮮半島はそれを採用し、常に国家の役人というものは科挙で選ばれていました。また、両班(ヤンパン)という支配階級は本来、外国語である中国語を自由自在に読みこなし、中国語の歴史書や文学書をまるで自分の国の古典のように扱っていました。ちなみに、近代以前、朝鮮半島の両班が歴史を学ぶと言えば、それは自国の韓国史を学ぶことではなくて、中国史を学ぶという意味だったのです。そういう儒教文化絶対の朝鮮半島から見ると、日本はどうしても「野蛮で遅れた国」となります。

 久米さん、たぶんあなたも日本人の一人として、日本には独自の文化があると言いたいと思うんですが、彼らはそれは認めないんです。儒教文化というのは、儒教文化が第一であるという意味ではありません。文化というのはそれしかないという意味なのです。だから、それ以外の文化はすべて、野蛮で遅れているから改良すべきものとなります。そういう考え方に立ってみると、日本に優れたものはあり得ない。日本にあるものは、それが良いものであればあるほど、すべて朝鮮半島人が教えてやったものの亜流であるという発想になります。そういう発想が、つまり「われわれの靴下をやつら日本人は頭にかぶって、烏帽子にしているんだ」という、そういう傲慢な思い込みとなり、その偏見からこういう教科書がつくられています。もちろんそれは歴史の真実と異なるものです。法隆寺の例は結局、「日本人が国宝なんだと言って誇りにしているあの寺の壁画は実は高句麗人が描いたんだ。あいつらにはそんな立派なものを作る能力は無いのさ」ということで、つまり、これこそ本当の歴史歪曲なのです。
 
政争の具にされた教科書問題

 少し前、新大久保駅で韓国人の青年の勇気ある行動がありましたね。私はもちろんあの行為は賞賛しますし、彼は立派な人間だと思います。ただ問題は、その彼の英雄的行為を報じる韓国のマスコミの中に、野蛮で非道徳的な日本人に彼が身をもって道徳を教えてやったのだというような論調があったことです。また、逆にそういう日本人のためにどうして死ぬ必要があったのか、もったいないというような論調があったのを、久米さん、あなたは気がついていますか?これは韓国の新聞が読めなくても(私も読めませんが)、ちょっと向こうのニュースに注意していれば気がつく反応です。もちろんあの勇気ある青年と同時に日本人の青年も同じことをしているのですが、彼らは決してそれを同等に評価しようとはしません。なぜならば、日本人というのは彼らから見れば文化的に「劣等」な民族であって、道徳的にも文化的にも、韓国の亜流にすぎないのですから。

 これはもちろん事実ではない、つまり歴史歪曲なのですが、韓国の歴史教科書あるいは韓国の歴史教育というのは、一言でいえばこのトーンで貫かれているのです。

 だから、これも久米さん自身ご経験あると思いますが、韓国に行っていろいろな史跡を見ますと、韓国の観光ガイドや通訳のような人たちが誇らしげに、日本の文化なんてすべて韓国のコピーだなどという傲慢な発言をするでしょう。これは韓国に行かれた日本人観光客なら、一度や二度は体験していることではないでしょうか。ただこれまで日本というのはそういうことに対して、自己主張することは和を乱し、悪いことだと教えてきたものですから何の反論もしません。韓国は韓国でこういう教科書で子どもたちを教えていますから、どんどん攻めてくる。それに対して妥協に妥協を重ねてきたというのが、今日までの図式です。

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 言うまでもなく、国際社会では自己主張をしなければ相手の主張を認めたということになり、そして要求はさらにエスカレートします。例えば、いまだに「ちゃんと謝らないのがいけない」という人がいますけれども、こういう事実じゃないことまで認めてしまってどうするんだというのが今、「新しい歴史教科書」をつくらなければいけないという人々の共通した考え方です。もちろん民主主義社会ですから、細部に関してはいろいろな意見の対立もあります。私も、「つくる会」の教科書の主張に全面的に賛成かというと、決してそうではありません。しかし、少なくとも民主主義国家である以上、事実関係に極端な間違いがない限り、それは教科書の一つとして認められるべきだというのが私の考え方です。

 にもかかわらず、そういうことを認めない、つまり政府見解しか認めない「国定教科書」を採用している国が、それも事実関係において、これほど大きな間違いがあるにもかかわらず、その間違いは棚に上げて日本を非難しているというのが今回の図式です(もちろん間違いは一つではありません)。どうしてこんな韓国の主張に従う必要があるのでしょうか。

 ニュースステーションの特集を見ても、今の韓国の態度を見ても、このまま日本が「歴史歪曲」を続ける教科書を出し続ければ、日韓関係はさらに悪くなるぞと暗に主張していますね。現実問題として、さまざまなコンサートや草の根の日韓交流が中止になっています。また、このまま行けば、ワールドカップの共催にもひびが入るのではないかという考え方があります。しかし、思い切って大胆に言えば、私はそうなってもいいじゃないかという考え方です。

 いちばん大切なのは何ですか、久米さん?民主主義の原則を守ることですか?それとも日韓友好ですか?もちろん日韓友好も大切なことだとは思います。しかし民主主義国家である以上、民主主義の原則までを曲げる必要はないし、曲げるべきではないと思います。もうすでに「つくる会」の教科書は検定を通ったのですから、これにさらに再修正を要求するということは、政府が民間の自由な政治活動あるいは思想活動に圧力をかけるということになってきます。それを民主主義国家である韓国が言ってくるというのは極めて奇妙な話です。

 私も韓国の教科書を見て、韓国に一方的な、傲慢な、侮日的な態度には非常に怒りを覚えますが、だからといって日本の政治家を動かして韓国に外交ルートを通じて抗議したり、あるいは何らかの援助をちらつかせて圧力をかけ、韓国の教科書を変更させようとは夢にも思いません。あくまで自由な言論活動の一環として、韓国よ、そういうことはおかしいと言い続けていきたいと思います。そういう態度自体は久米さんも支持してくれると思いますが、じゃあなぜその全く逆をやっている反民主的な韓国の態度に対して、一言文句を言わないのですか。おかしいじゃないですか。

 あの一見、「良心的」に見える權先生の発言も、結局、日本よ、このまま態度を改めないと、また韓国の教科書は反日的なものに戻ってしまうよということになるじゃありませんか。それは本来、自由な言論として戦うべき事を、子どもを人質にとって脅迫しているのと同じことです。例えば草の根交流やコンサートを次々中止するのも、彼らこそ教科書問題を政争の具にしているということではないですか。しかもその結果、もし韓国の教科書が反日(=非客観的なもの)に変わるとしたら、それは自分たちの国つまり韓国の子どもたちの歴史の真実を知る権利を妨害しているということにもなるわけです。そんな愚挙にわれわれ日本人が加担していいものでしょうか。このあたりをよくお考えください。

「日本は劣った民族」という発想こそ反日の根源

 もう一つ、韓国の歴史教科書の問題について言っておけば、近代史の部分です。「日本は、能力的にも文化的にも道徳的にも劣った民族である。その劣った民族に、われわれ誇るべき大韓帝国が滅ぼされ、そして日韓併合されて植民地にされてしまった」というのは、これはどうしても歴史的事実として消せません。事実は事実ですから。そこで彼等はどう考えるか。それは、われわれは本当はもっと素晴らしい独立した国家をつくる能力があったのに、「邪悪な」日本人が寄ってたかって邪魔をしてわれわれの可能性をつぶしてしまったのだ、だから悪いのはすべて日本人なのだ、という発想です。これが反日の、ある意味で根源でもあります。

 もちろん植民地支配などということは、私もできればやらなければよかったと思います。しかし21世紀の今日ですら儒教にこり固まっている韓国社会(教科書問題を外交圧力で解決しようというのも、まさに儒教国家の発想です。儒教は根本的に思想の自由を認めないからそうなるのです)が、いわゆる近代化という道を本当に独立自主の力で貫けたのか。つまり「邪悪な」日本人の妨害さえなければ、彼らは自主独立の国家をつくり、日本と並ぶ近代化を成し遂げていたかということに関しては疑問を抱かざるを得ません。それは、儒教文明というのは本質的に近代化とバッティングするものだという(私だけの考え方ではありませんが)議論があるからです。この件に関しては詳しく述べる紙数がないので、私と藤岡信勝東大教授の共著である『NOといえる教科書』(祥伝社刊)をお送りしますので、ぜひお読みになってください。少なくとも教科書問題にキャスターとして言及するなら、この本は参考文献として必読の書(自著にそういうことを言うのは本当は恥ずかしいのですが)だと思います。

 日本は、文化的に朝鮮半島よりずっと遅れた国家である。これが韓国人の基本的な歴史に対する思い込みです。ところが、この思い込みに反する事実があります。それは例えばどういうことかというと、日本における『源氏物語』の存在です。

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 【土佐光起筆『源氏物語画帖』より「若紫」。飼っていた雀の子を逃がしてしまった幼い紫の上と、柴垣から隙見する源氏】

 結局、儒教文化というのは中国文化が最高ですから、支配階級はすべて中国語が「母国語」となります。従って、文学等も全部漢字で書かれることになります。日本も平安時代、男性に関してはそうでしたが、女性独自の文化(これは男尊女卑の儒教文化ではあり得ない現象なのですが)である、女流文学という新しい文化が発達しました。もちろんそれが発達したのはそれ以前に『万葉集』という、漢文ではない、独自の民族の古典があったからですが、実は韓国にはこういうものはないのです。これが韓国人のいかにカンに障るか、久米さんにも理解していただけると思います。

 つまり自分たちのほうが文化的に上位だと思っているのに、その上位の国にはないものを彼らは持っている。じゃあ、どうするか。簡単です。『万葉集』はもともと韓国語で書かれていたとか、『源氏物語』はやっぱり韓国の強い影響でできたとすることです。もし本当にそうならば、『万葉集』や『源氏物語』にあたるものが日本より早く朝鮮半島文化の中に花開いていなければおかしいのですが、そういう痕跡はほとんどありません。つまりこれも一種の歴史歪曲なのです。

 久米さん、TBSの先輩でもあるあなたに、失礼な言い方になったことはお許しください。しかしながらキャスターというものは、釈迦に説法ですが、もう一回だけ言わせてください。さまざまなデータ、相手の見方、例えば教科書問題なら相手がどんな教科書で物事を教えているかというようなことまで、最低限のチェックはした上で語るべきではないでしょうか。敢えて申し上げておきます。

 以上、久米さんに対する手紙はここで終わります。次回は、靖国、東京裁判という問題について取り上げますので、それもぜひお読みになってください。

 それではご健勝をお祈りします。
 
 ____________________________全文起こしここまで


 「前号」はありません。購入してないので(^^ゞ。すみません<(_ _)>

 ただ、「前号」及び「今号(この起こし)」で井沢元彦さんが取り上げた(2001年)7月6日のニュースステーションの歴史教科書特集、これがどんなに偏向した内容だったかは、私も断片的にですが覚えています。

 久米キャスターも酷かったですが、さらに私が酷いと感じたのが朝日論説委員の清水建宇氏で、何と、『つくる会』の教科書を掲げて「この教科書は嫌だとみんな声を挙げよう」と視聴者を煽ったのです。

 「つくる会」のHPに清水建宇氏のこの時の発言が記録されています。

 【私は、保護者の方と先生の方に申し上げたいんですけども、問題になっているこの教科書(「新しい歴史教科書」を掲げる)。これの特徴はね、書かれなかった部分に問題があるということなんですよね。例えば、日本はアジアの国々に対して植民地支配をしたり侵略して、ものすごい数の人々を殺したり略奪を重ねたんですけどね、そういうことはほとんど書いていません。日本政府は戦後五十年のときに心からのおわびと痛切な反省というのをしたんだけれども、中国とか韓国の人から見ると何だ口先だけだったのか、うそだったのかと言って怒りますよね。それから悲しむでしょうね】

 【だから、私は中国とか韓国の人が悲しんでも怒っても構わないと、関係ないんだと、日本は正しかったんだと、中国や韓国の人たちと友好とか絆(きずな)とか、そんなものは求めないんだと考える保護者や先生は、これを選べばいいと思うんですね】

 【いや、それは困ると、子供たちをそんな大人にしたくないという保護者と先生たちは今立ち上がって声を上げたほうがいいです。この教科書は嫌だと


 この発言には2ちゃんねらーも大変怒り、例えばこういうスレも立ってました。
【Nステ論説委員】清水建宇を晒すスレ
Nステの偏向報道に対し総務省に処分を要求!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 それにしても、「つくる会」の教科書、懐かしいですね。
 あの“騒動”からもう10年経つんですね。

 思い起こせば、「ぼやきくっくり」が政治や外交などを主に扱い始めた最初のきっかけは、この問題でした。
 「つくる会」の教科書に対するサヨク、マスコミのあまりに理不尽なバッシングに、疑問や怒りを覚えたからでした。

 あれから10年経った今年2011年の教科書採択では、「つくる会」から袂を別った「教科書改善の会」(代表世話人・屋山太郎さん)が出版する教科書の版元・育鵬社の教科書を採択する地区が相次ぎました。

 全国最大の採択区である横浜市をはじめ、東京都の都立中高一貫校、東京都大田区、神奈川県藤沢市、大阪府東大阪市、栃木県大田原市、東京都武蔵村山市、愛媛県四国中央市、山口県岩国市……等々。

 採択期間は8月31日で終了しました。
 最終的に、育鵬社を採択したのは11都道府県の公立409校。
 占有率はまだまだ少ないですが(歴史は3.79%、公民は4.16%)、前回採択の平成21年と比べ歴史は6倍、公民は11倍となりました(産経9/2)。

 特に沖縄県の八重山採択地区で育鵬社教科書が採択されたことは衝撃でした。
 全国的に育鵬社教科書の不採択運動が展開された中、この地区ではプロ市民団体、地元メディア、県教委がまさに一体となって運動を展開していたわけですから。

 歴史教科書の採択は残念ながら見送られ、公民教科書のみ採択となりましたが、それでも大変画期的なことだと思います。

 なぜ八重山採択地区で採択されたのか?
 尖閣沖中国漁船衝突事件などが発生し、国境問題が地域の最重要課題になっている八重山採択地区にとって、育鵬社教科書が尖閣諸島など領土問題の記述が充実していることが、採択につながったという見方が強いようです(産経8/24)。

 しかし、今回、沖縄における教科書採択については採択制度を歪める不当な介入もありました(産経8/26)。
 (詳しく知りたい方は狼魔人日記さん>八重山教科書採択問題カテゴリをご覧下さい)

 また、育鵬社教科書を採択した地区のうち、山口県の岩国採択地区に関しては、採択手続き期間中に結果を公表しませんでした。
 理由は、育鵬社教科書に対して各地で教育委員への圧力などの不採択運動が行われており、文部科学省が求める「静謐(せいひつ)な採択環境」を確保するためでした(産経9/1)。

 このように、サヨク団体、日教組の教師、民団、反日メディアなどが特定の教科書を狙い撃ちして採択妨害工作にいそしむという構図は、残念ながら、10年という歳月を経ても全く変わっていないようです(産経9/2)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 余談ですが、9/1付産経新聞大阪版「大手町ダイアリー」に、佐藤裕介記者のこんな記事が載っていました。

 「新幹線に乗ってはいけないということを知っていますか」
 小学5年生のころ、当時通っていた東京都内の小学校の女性教諭から授業中にこう教えられた。
 女性教諭によると、新幹線とは、「日本がもう一度、朝鮮半島を侵略するために開発された軍人輸送兵器」なのだという。
 いかにも荒唐無稽な話だが、教師が話すことをその内容によって取捨選択するということは、子供たちにとって必ずしも容易なことではない。
 だからこそ教育行政には特定の政治思想に偏らない「政治的中立」というものが求められているのだろう】


 佐藤記者が何年生まれなのかは分かりませんが、学校でこう教えられたのはおそらく新幹線が開通した1964年前後ではないかと思います。

 さすがに今の時代、日教組の教師といえどもここまでデタラメなことを教えることはないと思いますが……。
 いや、必ずしもそうとは言い切れないか。何せ民主党の新幹事長は日教組のドンで、「教育の政治的中立はありえない」なんて堂々と言っちゃう人ですからね。
 くわばら、くわばら……。

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※拙ブログ関連エントリー(朝鮮の歴史)
09/8/9付:「朝鮮紀行」イギリス人女性が見た19世紀末の朝鮮(1)
9/13付:「朝鮮紀行」イギリス人女性が見た19世紀末の朝鮮(2)
9/28付:「朝鮮紀行」イギリス人女性が見た19世紀末の朝鮮(3)
11/1付:「朝鮮紀行」イギリス人女性が見た19世紀末の朝鮮(4)終
10/8/2付:【日韓併合】外国人から見た日本と日本人(19)
11/8/16付:【終戦の日2011】外国人から見た日本と日本人(30)

※拙ブログ関連エントリー(昔の雑誌:SAPIO)
10/7/27付:日本統治を直視する韓国の静かなる肉声「SAPIO」01.9.26号
8/24付:みのもんた氏の韓国に対する認識の間違いを正す「SAPIO」06.4.26号
8/31付:戦争賛美から米崇拝へ『朝日の変節』のルーツ「SAPIO」01.11.14号
9/13付:韓国の『夢想自大主義』「SAPIO」06.4.26号
12/16付:韓国軍によるベトナム民間人虐殺問題「SAPIO」01.9.26号
11/2/22付:日本統治肯定で逮捕の韓国人作家『嘘の歴史で反日に』「SAPIO」02.7.24号

※拙ブログ関連エントリー(昔の雑誌:CREA)
10/5/15付:クロウト政治とシロウト政治 18年前の参院選「CREA」92年9月号
6/7付:豪州が日本を提訴 18年前の捕鯨問題「CREA」92年9月号


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