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青山繁晴「ニュースの見方」田母神さんとの広島講演で語ったこと

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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 今週水曜日(8月17日)の「アンカー」青山繁晴さんコーナーは1コ前のエントリーで紹介した通り、渡辺謙さんとの対談(正確には司会のヤマヒロさんを交えての鼎談)でした。
 実は同じ水曜日、青山さんはRKB「中西一清スタミナラジオ」にコーナーを持たれているのですが、そこには当然ながら渡辺さんはおられず、よって青山さんも「アンカー」とは全く違うテーマで話をされました。

 拙ブログは普段は「スタミナラジオ」を起こすことはないのですが、今回、非常に重要な指摘・提案をされていましたので、今日は特に起こしたいと思います。

 いつもの「アンカー」起こしと同様、間投詞などもできるだけ再現&細かい相づちは支障のない限りカットしています。
 また、ラジオ放送なので本来画像はありません。文中の画像はこちらで関連のものを貼り付けました。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。また画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。
※「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。



 内容紹介ここから____________________________
中西一清
「さ、水曜日です。独立総合研究所の青山繁晴さんです。青山さん、おはようございます」

青山繁晴
「おはようございます」

中西一清
「さ、今日は何でしょうか」

青山繁晴
「はい。中西さん、私たちは1945年8月15日の敗戦から、66年目の夏を迎えました」

中西一清
「そうですね」

青山繁晴
「はい。で、その夏も、やがて行こうとしてるんですけれども、この中西さんの番組で、ま、僕を含めて、語る人、それからお聴きになっておられるリスナーの方々、多くはもうその、敗戦の日を知らない世代になってるわけですけれども、そういう世代の区分けとか、国民を分けることと関係なく、本当は今年は、大事な節目の年だったと思います。敗戦から復興、それから経済大国を経て、そして今の東日本大震災と、福島原子力災害に至った、夏だったからこそ、新しい議論が、新しい希望に向けた議論が盛り上がる年の、はずだったと思うんですけれども、ま、僕の見方だけかもしれませんけど、議論はあまり、盛り上がらなかったような気がしております」

中西一清
「ですね、ええ」

青山繁晴
「はい。で、そうした中、8月6日の、広島原爆投下の日に、えー、広島の当地で講演をいたしました」

中西一清
「はい」

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青山繁晴
「で、この講演ていうのは、その、もともと3年前に、航空幕僚長だった、田母神さんですね、えー、田母神元航空幕僚長が、3年前に講演をなさって、えー、田母神さんの持論として、日本は核武装すべきであると、いう講演をなさって、大変大きな論議を呼んだ、のが最初なんですね」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「で、僕自身は、自衛隊を国軍、国民軍とすべきであり、その新しい国軍、国民軍は、核武装を選ばないという主張を、長年しております。従って、主催者の側からオファーがあった時に、僕は核武装に反対ですがいいんですか?と、聞きますと、いや、それだからこそ来てほしいんですと、いうふうに、何度もお答えになりました。ま、僕はそれを、フェアな志だと判断して、ま、余計なことですけど、テレビ番組への参加なども全て断って、広島に行きました」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「で、行きますと、えー、2000人を超える、ま、ものすごい数の聴衆が詰めかけておられて、数が多いだけじゃなくて、えー、皆さん非常に熱心に、えー、聴き、メモを取っておられました」

中西一清
「はい、はい、はい」

青山繁晴
「で、ところが、これまあ実は、えー、主催者の話によると、なんですね、僕も全てウラが取れたわけじゃありませんから、それは公平のために申しておきますが、主催者の話によると、核武装論者の田母神さんが、また講演するということは、報道されても、核武装反対の僕も、今年は一緒に講演するということは一切黙殺されて、報道されなかったと

中西一清
「うん」

青山繁晴
それだけじゃなくて、ポスターがどんどん剥がされていったり、あるいは講演会場になった普通のホテルに、集中的に抗議電話があったりしたそうです

中西一清
「ああー、はい、はい、はい」

青山繁晴
「で、この、まあ、僕も講演するっていうことを、黙殺されたっていう件はですね、そ…(電波状態悪く聞き取れず)田母神さんが有名で、僕は無名だということが背景にあったんじゃないか、とも思いますから、えー、これは必ずしも、その、議論をさせないっていう、だけではなかったんじゃないかと思いますけれども、しかし、例えばポスターの件とか会場の件とかを考えると、議論をさせないようにするんじゃなくて、日本は隣の、お隣の中国ような独裁国家ではないんですから、民主主義の国として誇りを持って、共有できる、核武装反対賛成ってことを超えた、あるいは世代を超えた、民主主義の国としての誇りを持てるわけですから、まさしくご当地の広島でこそ、議論を活発にするべきではないかと、思いました」

中西一清
「うん」

青山繁晴
「ま、あの、今日の放送で一番伝えたかったのはそこなんですけれども、残ったわずかな時間で、ま、僕が講演で申したことを、あえてお伝えしますとね、えー、1時間以上ずっと講演しましたから、それを数分でっていうのは、やや無理があるんですが、ま、簡単に、簡単にっていうかその、まとめて申せばですね、まず、その広島の平和記念公園の、原爆死没者慰霊碑に、ご承知のような碑文がありますね。『安らかに眠って下さい。過ちは繰返しませんから』という碑文があります」

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中西一清
「はい」

青山繁晴
「で、僕は、広島・長崎に、ま、大学生の頃から深い関心を持ちまして、えー、広島・長崎いずれも30数回以上、ま、行ってるわけですけれども、しかしそれよりずっと前、小学生の時に、最初に広島をたまたま訪れた時に、この碑文を見て、子供なりにショックを受けました。というのは、主語がありません」

中西一清
「うーん、ですよね、はい」

青山繁晴
「で、主語がないから、ま、考えさせるっていう、意図もあるのかもしれないけど、ただ、子供の目で、あの、公平にこの碑文を読んだら、まるで、原爆を落としたのは僕たちのように書いてあるなと

中西一清
「ああー、そうなんですよ、ええ」

青山繁晴
「はい。これは、これも、立場の違いを超えてそれ感じるんじゃないかと思うんですけれども、実際はアメリカが落として、そして、戦争を終わらせるためではなくて、本当は人体実験だったと、現在の僕は考えております

中西一清
「うん、うん」

青山繁晴
「で、アメリカに仕事で行くと、初対面の軍人を中心に、アメリカ人に私なりに申すことがあって、それは、もしも戦争を終わらせるためだったら、なぜ3日後に、長崎にも落としましたかと、いうことです。あの、これも子供の頃、僕ら理科の実験で、実験、科学実験っていうのは2回以上、同じことをやらなきゃいけないと教わりましたね」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「で、しかも、広島にはウラン型、長崎にはプルトニウム型という」

中西一清
「そうですね、ええ」

青山繁晴
「違う型の原爆を落としたわけですから。あの、普通に考えれば、人体実験の側面っていうのは、十分考えられます。従ってまず、広島でこそ教育の中で、原爆投下についてこういう見方も含めて、それが絶対正しいとはゆめ申しませんが、こういう見方もあるということも含めて、きちんと全体像を教えるべきではないかと、いうことと、それからもう一つは、被爆国だから、日本に核武装する権利がないのじゃなくて、むしろ、だからこそ権利を有する

中西一清
「うん」

青山繁晴
「そして、戦争に勝った国だけが今、核武装を許されるっていうのはおかしいんじゃないかということを、えー、日本は国として、確認をし、そしてその上で、国会に、日本の核武装をめぐる、専門の委員会なり調査会なりを設置して、例えば田母神さんのような賛成論の意見、あるいは不肖私のような反対論も含めて、堂々と議論すべきじゃないかと

中西一清
「そうですね」

青山繁晴
「で、それ自体が、えー、国際社会、に対して、抑止力にもなると、いうふうに、ま、講演で申しました」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「それから、ま、あと1分ぐらいありますから、僕個人の意見をさらに申しますと、なぜ私が、国民軍になってなお、っていうか、国民軍になればなるほど核武装を選ばないかというと、えー、核兵器というのは、生物兵器、細菌兵器、ウイルス兵器ですね、それから化学兵器、つまり毒ガス兵器ですね、生物・化学兵器と同じように、戦わざる普通の生活者を大量に殺害することによって」

中西一清
「そうなんですよね」

青山繁晴
「戦争に勝とうとする武器でありますから、従って、私は、日本がこれから新制を作っていく時に、新しい理念と哲学こそが必要だと思ってますから、こういう生活者の殺害によって国を守ることを理念とはしないと、いう立場に立ちます。その代わり、私…、その代わりというのでなく、それと同時に私は、弾道ミサイルを搭載した潜水艦、あるいは軽空母、を持つ、国民軍、国軍を整備すべきだと考えていまして、それを通常兵器で武装するという考えを持っています。で、それはあくまでも僕個人の意見ですけれども、そうしたことも踏まえて、公平にフェアに、堂々と、事実を教え、議論する国になると、いうことに向けて、まさしく今年は、議論を始める節目の年になるべきだったんじゃないかなと思うんです。えー、夏が完全に終わってしまう前に、あの、リスナーの方々にも、少し、できれば考えていただきたいなと思って、今日はこのお話をいたしました」

中西一清
「そうですね。ま、原爆に関して言うと、極東軍事裁判で本当に裁かれなきゃいけなかったのはアメリカではないかと、いうような気持ちも、私にはあります

青山繁晴
「ああー、それは実は全く同意見ですね。はい、おっしゃる通りだと思います」

中西一清
「はい。ありがとうございました。独立総合研究所の青山繁晴さんでした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 この広島での講演会の模様は、「日本会議広島 活動レポート」に詳しいです。

 ネットで改めて調べてみたんですが、田母神さんの広島講演については、毎年、言論封殺ともとれる様々な妨害や嫌がらせがなされてきたようです。

 今年に関して言えば、講演会のポスターが剥がされた件については、産経新聞でのみ報道がされたようです。

田母神氏ら講演会ポスター、はがされる被害相次ぐ 広島市内(産経7/30 2:21)
 8月6日に広島市で開かれる田母神俊雄・元航空幕僚長と青山繁晴・独立総合研究所社長の講演会をめぐり、屋外に掲示されていたポスターがはがされる被害が同市内で約30件相次いでいることが29日、わかった。主催者の日本会議広島は器物損壊容疑での刑事告発も検討している。

 日本会議広島によると、被害は6月半ばから広島市役所周辺などで発生。張り直したポスターが再び被害に遭うケースも頻発しているという。

 蓼征成理事長は「手が届かない高さのポスターも意図的に剥がしている。言論や表現の自由に反する悪質な行為だ」と訴えている。
(以下略)

 私は産経購読者ですが、このニュースは全く知りませんでした。おそらくは地方版のみの報道だったのでしょう(私は大阪在住)。
 ちなみにこの報道ではポスターが剥がされたことは書かれてますが、ホテルへの集中抗議電話については触れられてませんね。


 核兵器について、「被爆国だから持ってはいけない」という一方的な“すり込み”は幅広い年代に行き渡ってますよね。

 例えば、昨年の「朝まで生テレビ」で、渡辺宣嗣アナも「核を、日本が持つっていうことは、ものすごくハードルどころか、これは持ってはいけない」と発言していました。

 すかさず、櫻井よしこさんに「被爆国だから持つ権利があるという言い方も、できますよ?」「唯一の被爆国だからこそわれわれが、二度とこのような被害を被らないために持ちますという、理論も成り立つんです」などと突っ込まれてしまってましたが(10/11/26放送「朝まで生テレビ」参照)。

 かつて、故・中川昭一さんが核武装について議論すべきだと発言し、当時の野党(民主・社民・共産等)やマスコミやサヨク団体などから大変なバッシングを受けたことを、皆さんきっと覚えておられると思います。

 中川さんは何も「核兵器を持つべきだ」と言ったわけではなく、「議論すべきだ」と言っただけなんですけどね。

 こうした状況を見て、中川さんは、「非核三原則に『言わせず』を加えた非核四原則どころか、『考えてもいけない』という非核五原則だ」と危機感を露わにしたものでした。

 その当時と比べてみても、残念なことに未だ日本では、核武装について議論することすら憚れるような状況が続いているように思います。
 中国、ロシア、北朝鮮と、日本の周辺には核武装している国が多数あるのに。しかもそれらは日本に友好的とは言えない国々ばかりなのに。

 いつまでも「お花畑の住人」でいることはできないのに、そのことに未だ気づかない日本国民が何と多いことか。
 てか、気づかせないようにしている勢力が何と多いことか、と言った方が正しいのかも?


 あと、原爆慰霊碑の文言について。

 東京裁判の判事の中で唯一被告人全員の無罪を主張したインドのパール判事が語った言葉があるので、最後にそれを紹介しておきます。

【(東京裁判からちょうど四年後の)11月5日、博士は原爆慰霊碑に献花して黙祷を捧げた。その碑に刻まれた文字に目を止められ通訳のナイル君に何がかいてあるかと聴かれた。『安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから』・・・博士は二度三度確かめた。その意味を理解するにつれ、博士の表情は厳しくなった。

 「この《過ちは繰返さぬ》という過ちは誰の行為をさしているのか。もちろん、日本人が日本人に謝っていることは明らかだ。それがどんな過ちなのか、わたくしは疑う。ここに祀ってあるのは原爆犠牲者の霊であり、その原爆を落した者は日本人でないことは明瞭である。落した者が責任の所在を明らかにして《二度と再びこの過ちは犯さぬ》というならうなずける。
 この過ちが、もし太平洋戦争を意味しているというなら、これまた日本の責任ではない。その戦争の種は西欧諸国が東洋侵略のために蒔いたものであることも明瞭だ。さらにアメリカは、ABCD包囲陣をつくり、日本を経済封鎖し、石油禁輸まで行って挑発した上、ハルノートを突きつけてきた。アメリカこそ開戦の責任者である。」】

 (出典:『パール博士のことば』田中正明著


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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