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2011.07/16 [Sat]
櫻井よしこさん講演録より…ダメのお手本、菅直人!
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■【正論】「日本再生で国難を乗り越えよ - 日本人だから大丈夫 -」櫻井よしこ講演録DVD版
6月27日発行。
第26回正論大賞に輝いた櫻井よしこさんが平成23年4月27日に行った大震災復興支援「正論」講演会、その約90分に及ぶ講演の模様を収録したものです。
大震災後の現状の分析、今後の指針を示されています。
内容的には、櫻井さんの論説に日頃から触れている方には少し物足りないかもしれません。
でも、櫻井さんの日本国と日本人に対する愛情がよく伝わってくる講演で、私は癒されると同時に大きな勇気をいただきました。
櫻井さんの講演の中から、私が最も感じ入った箇所を紹介します。
【なにゆえに、菅総理大臣は、このように、コマネズミのように、会議の間を走り回って、かつ何もできない存在になっているのか。
そこに戦後日本の問題があります。
これは、菅直人という個人一人の問題ではないんです。
日本国の、日本国民全員の問題だと捉えなければ、私たちは、決して、この国難を克服することはできないと、思います。
戦後の日本の姿が、菅さんの中に凝縮されています。
国家なき国家です。
日本国は戦後、国家ではなかったと、私は思います。
国家というものはどういう存在なのか。
国土と、国民を、自力で守ることができる、そして、国家としての生き残りを、自力で担保することができるのが、国家であります(拍手)。
でも、振り返ってみたら、私たちにはそれが、できてきませんでした。
日米安保条約があって、最初はものすごい不平等条約で、もう日本国でありながら、日本国ではないような状況の中、岸信介さんが文字どおり命を懸けて、日米安保条約を改定いたしました。
ようやく少し対等になってきた。
それでも、アメリカが日本を守る、日本はまともな軍隊は持たない、日本はアメリカに基地とお金を提供するけれども、真っ当な軍隊は持たないというのが、今の日本国の姿であります。
私は、日本国は、今、日米同盟に助けられておりますけれども、その中に甘んじることなく、本当に憲法を改正して、自衛隊を、真っ当な軍隊にして、外交においても、アメリカの顔色を見ながら、アメリカの後ろをくっついていくような、そんな外交ではなく、日本国が日本国の真価を発揮して、世界のモデルになるような素晴らしい外交を、することができるような国に、ならなければならないと思っています(拍手)。
60数年間もそれができないで、おんぶに抱っこで来た。
自民党もダメでした。
民主党はもっとダメでした。
惨めなほどダメでした。
菅直人さんなんていうのは、ダメのお手本なんです(拍手)。
本当に、ですから私たちは、菅直人さんがだらしがない、どうしようもないと、思うのであるならば、それは彼一人の責任ではなくて、戦後日本の歴史、歩みというのが、彼の中に凝縮されてるんだと、菅さんは本当に、その姿を私たちに見せてくれたという意味で、ありがたい存在なんだと、いうふうに思いましょうよ、皆さん(笑)(拍手)。
そこで、私たちは、この復興を願う時に、やはり考えなければいけません。
根本から、我が国をもう一回つくりましょう。
それは憲法改正でありましょう。
教育の改革でありましょう。
日本人の価値観を、本当の意味で、取り戻すことでありましょう。
それだけ基本的なところに手をつけなければ、真の復興はあり得ないだろうと私は思っております。】
ダメのお手本、菅直人!(--)(__)
最初に書いたとおり、この櫻井さんの講演が行われたのは4月27日です。
その後、菅さんが首相としていかに不適格であるかを示す出来事が、さらに数えきれないほど起こりましたよね。
●内閣不信任案提出をめぐり詐欺的行為を働き、野党だけでなく与党も騙した。前首相すら騙した。
●延命工作として突如「再生可能エネルギー法案」を言い出し、「私の顔を見たくないなら、早くこの法案を通した方がいい」と与野党ともに脅している。
●自民党議員(浜田和幸氏)を一本釣りするという掟破りもへっちゃら。与野党間の信頼関係が損なわれてもへっちゃら。
●「脱原発解散総選挙」を匂わせ、与野党ともに脅している。
●思いつきの「ストレステスト実施」発言や、個人見解でしかない「脱原発依存」発言などを連発し、原発の立地する自治体はじめ国民を混乱に陥れ、与党も混乱させている。
●一方で、「脱原発依存」を会見で言った翌日(7月14日)、先月の総選挙で勝利したトルコ首相に送った祝電には、「原発建設に関して引き続き交渉を進める」という内容を盛り込んでいた。国内だけでなく世界も混乱させること間違いなし。それにしても、内閣不一致どころか一人の人間の中でこれほどの不一致は何?「脱原発」は政権延命のための方便でしかないという何よりの証左では?
●極めつけは、拉致事件容疑者の長男が所属する団体の関連団体(極左)に巨額献金をしていた事実が明るみになったこと。
他にも何かあったように思うけど、今思いついたのは以上。
ダメのお手本、菅直人!(--)(__)(--)(__)
前首相の鳩山さんももちろんダメでしたが、鳩山さんの場合は「天然」というか、国益を損なうようなことをしてもそれを認識できない、分からずにやってしまっていたという面が大きかったように思います。
が、菅さんはそうじゃない。
確信犯的で悪賢い。しかも自分の保身しか頭にない。
鳩山さんは最近、産経のインタビュー(7/11付)で、菅さんのそんな面が垣間見えるエピソードを紹介しています。
「常に大きな本道を見ようとしない」「政治はパフォーマンスではない」って、鳩山さんにだけは言われたくない気もしますが(^_^;、ただ、長年付き合ってきただけあって、さすがに菅さんのことをよく分かってるんだなというのは感じました。
菅さんは本当だったら、在日韓国人から献金を受けていた問題、あれが出た時点でもう終わっていたはずでした。皮肉にも震災に救われてしまいましたが。
今だって、将棋で言えばもうとっくに詰んでしまってるんですよね。
夫がこんな例え話をしてくれました。
「3月11日の国会で菅は王手をかけられた。が、地震が来て将棋盤の上の駒がバラバラになってしまって、勝負はやり直しに。
その後も菅は何度も王手をかけられてきた。が、その都度、将棋盤のマス目を自分の手元に一列追加して、王将を逃がして、詰むのを先送りさせている」
日本人は昔から引き際を心得ている民族のはずですが、菅さんには全く当てはまらないようです。
ま、菅さんに「マス目追加」を許してしまってる民主党も、連立与党の国民新党も、自民党をはじめとする野党も、みんな情けないっちゅや情けないんですけどね(T^T)
そもそも菅さんが「国家観がない人」もしくは「国家観が歪んでいる人」であるというのが、国民にとって不幸の始まりだと思います。
これに関しては、今月号(8月号)の『正論』で、遠藤浩一さんがゾッとするような話を紹介しています。
菅さんはかつて、遠藤さんに向かってこう断言したのだそうです。
「国家というものがアプリオリ(先天的)にあって、そこに国民がいて、それで国家を大事にという発想が、僕の中ではちょっと違和感があるんだ」
要するに、菅さんによれば、国家とは先天的にあるものではなく、「自立した市民」によって人工的に作られるものであり、「国家に対する潜在的な帰属意識は、むしろそれを妨げる働きをする」と、これを否定的に捉えているのです。
国家を否定的にしか見られない人が国家のトップに立っている。立ち続けようとしている。
ブラックユーモア以外の何物でもありません。
でも、そんな人物をトップにしてしまったのは、他ならぬ私たち日本国民なんですよね。間接的にとは言え……。
そして、櫻井さんの言葉を借りれば、まさに戦後日本の歴史や歩みが、菅さんのような人を生み出してしまったわけで……。
日本をもう一度つくりなおすためには、日本人の価値観を本当の意味で取り戻すためには、今後二度とこんな人を国家のトップに立たせてはいけません。
それを防ぐには、私たち有権者ひとりひとりが心して日本の政治や歴史に向かい合うこと、決してマスコミが作り上げた“世論”に流されたりしないこと、それらがやはり求められるのではないでしょうか。
最後に、2008年8月3日放送「たかじんのそこまで言って委員会」に出演された際の櫻井さんの発言を紹介しておきます。
櫻井さんは「日本人へ伝えたいこと」として、次のような発言をされました。
(放送当時もここで紹介しました。一部を現在ブログタイトル下の文章に引用させていただいています)
【アメリカの戦後の占領政策と関わってくるんですけれども、戦後の占領政策の中で、戦前の日本、全部悪かったというふうに教えるために、やっぱり日本の悪いことばかり教えて、本当の意味の歴史を教えなかった。それが日本の教育にも反映された。
だから日本人は今、世界一、自分の国の歴史を知らない人たちになってるんだと思うんですね。
自分の国の歴史を知らない人が、何で「国民」なんですか。
日本人の歴史を知らない人が、何で「日本人」なのか。
フランスの哲学者が言いましたよ。
「歴史を知らない人間は、人間じゃない」と。
それでいけば、日本の歴史を知らない人は、日本人じゃないんですね。
だから私たちは、日本人になって、本当に、じゃあ北方四島の歴史、どうなんでしょう、尖閣諸島の歴史はどうなんでしょう、竹島どうなんでしょうというところを勉強すればですね、自ずと世論というものは、こう出来上がっていくというふうに思いますね。】
※拙ブログ関連エントリー(櫻井よしこさん発言起こし)
・05/8/16付:NHK「日本の、これから」第二部
・05/8/16付:NHK「日本の、これから」第三部
・05/10/24付:「報道2001」櫻井よしこVS加藤紘一・凌星光
・06/11/17付:【過去】人権擁護法案で起こし2本
・07/2/26付:「報道2001」慰安婦問題ホンダ議員生出演
・08/8/4付:「ムハハnoたかじん」櫻井よしこさんが中国の問題点を語る
・10/3/13付:「日本の、これから」日米同盟 櫻井よしこさんとプロ市民
・10/12/11付:櫻井よしこvs高野孟 11/26放送「朝まで生テレビ」より
【募金受付まとめ】東北地方太平洋沖地震 被災地に手助けを!
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6月27日発行。
第26回正論大賞に輝いた櫻井よしこさんが平成23年4月27日に行った大震災復興支援「正論」講演会、その約90分に及ぶ講演の模様を収録したものです。
大震災後の現状の分析、今後の指針を示されています。
内容的には、櫻井さんの論説に日頃から触れている方には少し物足りないかもしれません。
でも、櫻井さんの日本国と日本人に対する愛情がよく伝わってくる講演で、私は癒されると同時に大きな勇気をいただきました。
櫻井さんの講演の中から、私が最も感じ入った箇所を紹介します。
【なにゆえに、菅総理大臣は、このように、コマネズミのように、会議の間を走り回って、かつ何もできない存在になっているのか。
そこに戦後日本の問題があります。
これは、菅直人という個人一人の問題ではないんです。
日本国の、日本国民全員の問題だと捉えなければ、私たちは、決して、この国難を克服することはできないと、思います。
戦後の日本の姿が、菅さんの中に凝縮されています。
国家なき国家です。
日本国は戦後、国家ではなかったと、私は思います。
国家というものはどういう存在なのか。
国土と、国民を、自力で守ることができる、そして、国家としての生き残りを、自力で担保することができるのが、国家であります(拍手)。
でも、振り返ってみたら、私たちにはそれが、できてきませんでした。
日米安保条約があって、最初はものすごい不平等条約で、もう日本国でありながら、日本国ではないような状況の中、岸信介さんが文字どおり命を懸けて、日米安保条約を改定いたしました。
ようやく少し対等になってきた。
それでも、アメリカが日本を守る、日本はまともな軍隊は持たない、日本はアメリカに基地とお金を提供するけれども、真っ当な軍隊は持たないというのが、今の日本国の姿であります。
私は、日本国は、今、日米同盟に助けられておりますけれども、その中に甘んじることなく、本当に憲法を改正して、自衛隊を、真っ当な軍隊にして、外交においても、アメリカの顔色を見ながら、アメリカの後ろをくっついていくような、そんな外交ではなく、日本国が日本国の真価を発揮して、世界のモデルになるような素晴らしい外交を、することができるような国に、ならなければならないと思っています(拍手)。
60数年間もそれができないで、おんぶに抱っこで来た。
自民党もダメでした。
民主党はもっとダメでした。
惨めなほどダメでした。
菅直人さんなんていうのは、ダメのお手本なんです(拍手)。
本当に、ですから私たちは、菅直人さんがだらしがない、どうしようもないと、思うのであるならば、それは彼一人の責任ではなくて、戦後日本の歴史、歩みというのが、彼の中に凝縮されてるんだと、菅さんは本当に、その姿を私たちに見せてくれたという意味で、ありがたい存在なんだと、いうふうに思いましょうよ、皆さん(笑)(拍手)。
そこで、私たちは、この復興を願う時に、やはり考えなければいけません。
根本から、我が国をもう一回つくりましょう。
それは憲法改正でありましょう。
教育の改革でありましょう。
日本人の価値観を、本当の意味で、取り戻すことでありましょう。
それだけ基本的なところに手をつけなければ、真の復興はあり得ないだろうと私は思っております。】
ダメのお手本、菅直人!(--)(__)
最初に書いたとおり、この櫻井さんの講演が行われたのは4月27日です。
その後、菅さんが首相としていかに不適格であるかを示す出来事が、さらに数えきれないほど起こりましたよね。
●内閣不信任案提出をめぐり詐欺的行為を働き、野党だけでなく与党も騙した。前首相すら騙した。
●延命工作として突如「再生可能エネルギー法案」を言い出し、「私の顔を見たくないなら、早くこの法案を通した方がいい」と与野党ともに脅している。
●自民党議員(浜田和幸氏)を一本釣りするという掟破りもへっちゃら。与野党間の信頼関係が損なわれてもへっちゃら。
●「脱原発解散総選挙」を匂わせ、与野党ともに脅している。
●思いつきの「ストレステスト実施」発言や、個人見解でしかない「脱原発依存」発言などを連発し、原発の立地する自治体はじめ国民を混乱に陥れ、与党も混乱させている。
●一方で、「脱原発依存」を会見で言った翌日(7月14日)、先月の総選挙で勝利したトルコ首相に送った祝電には、「原発建設に関して引き続き交渉を進める」という内容を盛り込んでいた。国内だけでなく世界も混乱させること間違いなし。それにしても、内閣不一致どころか一人の人間の中でこれほどの不一致は何?「脱原発」は政権延命のための方便でしかないという何よりの証左では?
●極めつけは、拉致事件容疑者の長男が所属する団体の関連団体(極左)に巨額献金をしていた事実が明るみになったこと。
他にも何かあったように思うけど、今思いついたのは以上。
ダメのお手本、菅直人!(--)(__)(--)(__)
前首相の鳩山さんももちろんダメでしたが、鳩山さんの場合は「天然」というか、国益を損なうようなことをしてもそれを認識できない、分からずにやってしまっていたという面が大きかったように思います。
が、菅さんはそうじゃない。
確信犯的で悪賢い。しかも自分の保身しか頭にない。
鳩山さんは最近、産経のインタビュー(7/11付)で、菅さんのそんな面が垣間見えるエピソードを紹介しています。
菅直人さんは、私が首相のときに副総理として、何度も「厳しい局面に立たされたら、別の大きなテーマを示せば、そちらに国民の目が向いて局面を打開できるんだ」と進言してきました。(米軍)普天間飛行場移設問題で危機に陥ってるときにも「消費税増税を言え」と働きかけました。私は「言えない」と答えました。
それで、菅さんは自分が首相になったときに消費税増税を持ち出し、結果として参院選に負けました。
今も同じなのか、思い付きのように別の話をすっと作るのは上手です。
消費税やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、「脱原発」もそう。しかし、常に大きな本道を見ようとしない。政治はパフォーマンスではないのです。
「常に大きな本道を見ようとしない」「政治はパフォーマンスではない」って、鳩山さんにだけは言われたくない気もしますが(^_^;、ただ、長年付き合ってきただけあって、さすがに菅さんのことをよく分かってるんだなというのは感じました。
菅さんは本当だったら、在日韓国人から献金を受けていた問題、あれが出た時点でもう終わっていたはずでした。皮肉にも震災に救われてしまいましたが。
今だって、将棋で言えばもうとっくに詰んでしまってるんですよね。
夫がこんな例え話をしてくれました。
「3月11日の国会で菅は王手をかけられた。が、地震が来て将棋盤の上の駒がバラバラになってしまって、勝負はやり直しに。
その後も菅は何度も王手をかけられてきた。が、その都度、将棋盤のマス目を自分の手元に一列追加して、王将を逃がして、詰むのを先送りさせている」
日本人は昔から引き際を心得ている民族のはずですが、菅さんには全く当てはまらないようです。
ま、菅さんに「マス目追加」を許してしまってる民主党も、連立与党の国民新党も、自民党をはじめとする野党も、みんな情けないっちゅや情けないんですけどね(T^T)
そもそも菅さんが「国家観がない人」もしくは「国家観が歪んでいる人」であるというのが、国民にとって不幸の始まりだと思います。
これに関しては、今月号(8月号)の『正論』で、遠藤浩一さんがゾッとするような話を紹介しています。
菅さんはかつて、遠藤さんに向かってこう断言したのだそうです。
「国家というものがアプリオリ(先天的)にあって、そこに国民がいて、それで国家を大事にという発想が、僕の中ではちょっと違和感があるんだ」
要するに、菅さんによれば、国家とは先天的にあるものではなく、「自立した市民」によって人工的に作られるものであり、「国家に対する潜在的な帰属意識は、むしろそれを妨げる働きをする」と、これを否定的に捉えているのです。
国家を否定的にしか見られない人が国家のトップに立っている。立ち続けようとしている。
ブラックユーモア以外の何物でもありません。
でも、そんな人物をトップにしてしまったのは、他ならぬ私たち日本国民なんですよね。間接的にとは言え……。
そして、櫻井さんの言葉を借りれば、まさに戦後日本の歴史や歩みが、菅さんのような人を生み出してしまったわけで……。
日本をもう一度つくりなおすためには、日本人の価値観を本当の意味で取り戻すためには、今後二度とこんな人を国家のトップに立たせてはいけません。
それを防ぐには、私たち有権者ひとりひとりが心して日本の政治や歴史に向かい合うこと、決してマスコミが作り上げた“世論”に流されたりしないこと、それらがやはり求められるのではないでしょうか。
最後に、2008年8月3日放送「たかじんのそこまで言って委員会」に出演された際の櫻井さんの発言を紹介しておきます。
櫻井さんは「日本人へ伝えたいこと」として、次のような発言をされました。
(放送当時もここで紹介しました。一部を現在ブログタイトル下の文章に引用させていただいています)
【アメリカの戦後の占領政策と関わってくるんですけれども、戦後の占領政策の中で、戦前の日本、全部悪かったというふうに教えるために、やっぱり日本の悪いことばかり教えて、本当の意味の歴史を教えなかった。それが日本の教育にも反映された。
だから日本人は今、世界一、自分の国の歴史を知らない人たちになってるんだと思うんですね。
自分の国の歴史を知らない人が、何で「国民」なんですか。
日本人の歴史を知らない人が、何で「日本人」なのか。
フランスの哲学者が言いましたよ。
「歴史を知らない人間は、人間じゃない」と。
それでいけば、日本の歴史を知らない人は、日本人じゃないんですね。
だから私たちは、日本人になって、本当に、じゃあ北方四島の歴史、どうなんでしょう、尖閣諸島の歴史はどうなんでしょう、竹島どうなんでしょうというところを勉強すればですね、自ずと世論というものは、こう出来上がっていくというふうに思いますね。】
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・05/8/16付:NHK「日本の、これから」第二部
・05/8/16付:NHK「日本の、これから」第三部
・05/10/24付:「報道2001」櫻井よしこVS加藤紘一・凌星光
・06/11/17付:【過去】人権擁護法案で起こし2本
・07/2/26付:「報道2001」慰安婦問題ホンダ議員生出演
・08/8/4付:「ムハハnoたかじん」櫻井よしこさんが中国の問題点を語る
・10/3/13付:「日本の、これから」日米同盟 櫻井よしこさんとプロ市民
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