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「実は海水注入は中断してませんでした」って何で今頃?

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 【画像は4月27放送 関西テレビ「アンカー」より】

 「福島第一原発の1号機への海水注入は実は中断してませんでした」って、もうびっくりですよね(・。・)
 何でこのタイミングで、こんな大前提を覆すような訂正がなされたんでしょうか。
 東京電力の武藤副社長は、「吉田昌郎所長が、国会などで議論になっていることなどからもう1回考えた結果、出てきた」と釈明したそうです。
 さらに、「政府とのつじつま合わせがあったのでは」との質問に対しては、「まったくありません」と強い口調で否定したとのことです(産経5/26 17:42)。

 「もう1回考えた結果、出てきた」?
 吉田所長が忘れてしまってたってこと?
 現場の最高指揮官として忙しい身とは言え、こんな大事なことを忘れてしまってたなんて普通あり得ませんよね。

 そうじゃなくて、「中止命令が出たが現場の判断で注入を続行した。命令違反なのでこれまで黙ってたけど、国会で議論になったりIAEAの調査もあるし、やっぱり話すことにした」ってこと?
 つまり吉田所長が保身に走った?
 それもちょっと考えにくいんですけどね。

 だって、4月22日に福島第一原発構内に入って実際にご本人にインタビューした青山繁晴さんによると、吉田所長ってこういう人ですよ。

4/27放送「アンカー」福島第1原発構内と所長を青山が取材 最大の問題は5・6号機】より引用



青山繁晴
「で、あの、週刊誌などは東電本店と、と書いてますが、いやいや、違います。テレビ会議って保安院もちゃんと出てくるんですよ。つまり政府も出てくるわけです。その場で、この吉田所長がやってられねえよ!と怒鳴ったというね、伝説があったんで、本人に聞いたら、いや、言いましたと。言いましたが、その、言った意味は違うんですと。ね。1つは、その、現場も見ないで、机の上で考えてごちゃごちゃ言ってくんなというのが1つなんです。そんなに言うならなぜ現場に来ないんだと、いうことがあって、だから一番最初に、ようこそこんな最前線までおいで下さいましたってことをですね、非常に柔らかい言い方ですけど、何度も何度も思わず、吉田所長の口からついて出たということだと思うんですね」

 この「やってられねえよ!」の翌日、抗議の意味を込めてサングラス姿で会議に臨んだ、という報道もありましたっけ。

 そう、吉田所長は「漢(おとこ)」。
 上から「海水注入を止めろ」と命令が下りてきてるのは承知の上で、現場の作業員や原発周辺地域のため、ひいては日本全体のため、あえてそれに背いて注水を継続したのでしょう。

 じゃあ、何でそれをこのタイミングで話したのか?
 「今まで聞かれなかったから」「海水注入を止めたのか続けてたのかなんて、それまで何の問題にもなってなかったから」。
 実はそれだけのことじゃないでしょうか。

 3月11日以降、福島第一原発の現場は戦場状態です。
 当然そこを指揮している吉田所長は超・超多忙です。
 それでなくても本店だの官邸だの保安院だのが日々やいのやいの言ってきて、それに受け答えするだけでも大変なのに、聞かれてもないこと、問題にもなってないことをいちいち報告する暇なんてなかったんじゃないでしょうか。

 (って、もちろんこれは私の全くの推測に過ぎません。間違ってたらすみません<(_ _)>)

 ちなみに、吉田所長の会見について、武藤副社長は「現場で陣頭指揮を取っている立場なので(会見はできない)」と言ってますよね。
 でも、それは言い訳で、吉田所長を表に出したくないんじゃないですか?
 本当は会見をやらせる時間的余裕があるにも関わらず。

 というのも、これも青山さんの説明によればですが、吉田所長は4月28日、現場を離れて「東京に急用で行っている」んですよね。おそらくは東電本店に呼び出されて。

5/4放送「アンカー」原発取材続報 - 政権からの圧力!しかし現場には成果も】より引用

山本浩之
「福島第一原発の実情をカメラの前で語った吉田所長にも、政権からの圧力はあったのかどうか。続きをお願いします」

110504-13yosi.jpg

青山繁晴
「はい。あの、先週の水曜日(4月28日)に、この『アンカー』から始まって、放送があった翌日に、私は吉田さんの携帯電話に電話をしました。あの、意気投合したんで番号を交換してたんで。で、そしたら電話出ないんですよ。これ、4月のだから28日ですね、木曜日。で、電話に出ないんで心配してたら、翌日4月29日、連休始まりの日に、僕に電話あったんですが、何とさっきのあの内閣府の副大臣と、もう怒鳴り合ってる最中にかかっててですね(笑)、それで内閣府の副大臣(との電話が)終わったあとに、留守電聞いたら、その吉田さんが、青山さん、昨日(4月28日)は私は急用で東京に行っていたので、電話に出られませんでしたって留守電なんですよ。東京で急用しか言ってないけど、呼ばれたに決まってるじゃないですか

村西利恵
「ああー」

青山繁晴
「だから、吉田さんやっぱり謙虚な言い方するなと思いながら、吉田さんに、すぐ電話をしたらですよ、その、そして僕が、吉田さん、昨日は東京に呼ばれてたようで、やっぱり放送あって大変でしょう、と言ったら、こうおっしゃったんです。はい、出して下さい」

110504-14komatta.jpg

村西利恵
「吉田所長は『全く問題ありません』と」

青山繁晴
「ちょっと口真似していいですか。『青山さん、全く問題ありません!一切問題ありません!』と言われたんですよ。〈中略〉そして、僕が、ああー、そうですかって、正直この辺(両目を示して)に、やっぱりうるっと来ましたよ。その、次の瞬間にね、吉田昌郎、男の中の男がこう言ったんですよ。出して下さい」

110504-15tatiba.jpg

村西利恵
「『私は本店とは立場が違いますから』」

山本浩之
「はあー」

青山繁晴
「これ、真似ていい?『青山さん!私は本店とは、その、立場が違うんですよ!』と言われたんですよ。これね、意見が違うって言ってないんですよ。分かりますよね、皆さん。立場が違うっていうのは、僕は現場と共にやっていくんだと、この災害から甦るために。だから、現場として、真実を発信できたんであれば、そのあと東京に呼ばれて保安院や本店にやられようと、そんなの全く問題ないんだよってことを、この短い言葉の中で、実は言ってくれたわけです

 この青山さんの話が本当なら、東電側の言う「吉田は現場を離れられないから会見できません」って説明はかなり苦しいですよね。
 (てか、福島第一原発と東京ではテレビ会議をやってるわけですから、吉田所長に現地から会見してもらうことも技術的には可能だと思うのですが……)

 しかも、吉田所長の「注水継続してました」という説明について、松本純一原子力・立地本部長代理は「本人の記憶の中にある」。つまり、裏付けがないことを認めています(毎日5/26 21:27)。
 だったら、なおさら吉田所長に表に出てきてもらって説明してもらう必要があるはずですが。

 こんなふうに不審な点が多いからでしょう、主にネットなんですが、「本当はやっぱり中断してたのでは?東電と官邸が落としどころを探してて、『吉田所長に泥をかぶってもらおう』となったのでは?」という意見も多いようです。

 確かに、吉田所長を“悪者”にすることで、この件での東電や官邸への追及は収束しますよね。
 (実際、翌日以降、報道はすっかり沈静化しました)
 上からの命令に背いたとなると社会通念上は悪いことだから、吉田所長に対しては世論からそれなりに批判も出るでしょうが、ただ、この場合は結果的に海水注入を続けて良かったんだから、批判の度合はさほど強くはないでしょう。
 (実際、吉田所長を庇う声がネットでは大多数のようです)
 何やかんやで、確かに、東電と官邸から見ればこれが一番丸く収まるんですよね。

17 名前:名無しさん@十一周年 メェル:sage 投稿日:2011/05/27(金) 00:33:19.62 ID:0LvD4sTh0

     ∧_∧
    (; ´Д`)     ∧_∧
    /     \   (    ) 退職金は大丈夫だから
.__| |所長 .| |_ /      ヽ
||\  ̄ ̄ ̄ ̄   / .|東電| |
||\..∧_∧    (⌒\|__./ ./
||.  (    )     ~\_____ノ|  ∧_∧
  /    ヽもう一回考えろ \ (    ) 中断しなかったよな
  |     ヽ           \/     ヽ.
  |    |ヽ、二⌒)        / .|   | |
  .|    ヽ \∧_∧    (⌒\|__./ /
原子力安全保安院          内閣


 ただ、私は吉田所長という人はやはり、泥をかぶってでも「漢」に徹する人だと思います。
 だから注水中断はなかったというのは事実だと思います。

 忘れてはいけないのは、吉田所長が処分を検討されているってことは、海水注入を止めろという命令を無視したからで、つまりどこかから確実に中止命令は出ていたということです。
 (中止命令を出したのが菅首相だったのかどうかは別として)

 ということは、ますます政府や東電の酷さが浮かび上がってきますよね。
 現場がどういう対応をしてるのか全く把握してない、統率がとれてないってことですから。

 そもそもこの海水注入中断問題が出てきたのは、安倍晋三元首相の5月20日付メルマガがきっかけだそうで、それをマスコミが報道し、自民党など野党が追及して大問題に発展したと聞きます。
 よって安倍さんを批判する声もネットでは散見するんですが、経緯をよく見てみると(こちらに各社報道を保存して下さってるブログがあります)……

 これ、みんな(特にマスコミ)忘れちゃってるのか、あるいは意図して無視してるのか、私は分からないんですが、東京電力は21日の段階で、海水注入を官邸の意向で中断したと発表してるんですよね。
 記者会見で東電曰く、「官邸の方で再臨界の危険性があるような意見があったので、政府の判断を待つ必要があるため、いったん停止した」(日経5/21 20:12)。
 その後、官邸サイドは原子力安全委員会の班目委員長に責任を押しつけましたけどね。

 だから、くり返しになりますが、現場に対して誰かが「注入を止めろ」って方向で動いてた事実は変わらないし、現場との「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」が全く機能してないって事実も変わらないのです。

125 名前:名無しさん@十一周年 投稿日:2011/05/26(木) 20:10:56.08 ID:vAIC4z9j0

<重要なこと>
1.吉田所長が独自に何をやっていようと、
  「官邸から所長までの連絡経路」には何の変化もないこと。
2.「現場が判断できる」ことを「司令部が判断できない」のだから
  無能力さが際立つこと。
  急な展開にだまされてはいけませんよ!


 民主党政権が終わらない限り、少なくとも菅政権が終わらない限り、この目も当てられないほどの混乱も終わらないでしょうね。

 いよいよ来週にも野党が不信任決議案を提出か?という報道もあります。注目していきたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今、「朝まで生テレビ」をやってます。
 テーマは原発事故で、青山繁晴さんも出演されています。

 これまでのところ、青山さんは吉田所長に関しては、過去の「アンカー」で話されたのと同じようなことしか話されていません。

 ただ、吉田所長が海水注入を継続していたことについては、司会の田原氏が事故対応のタイムテーブルを示している時に、「ひどい状態の中にひとつ救いがあった。それは吉田所長の判断で注水継続したこと。現場だけはちゃんと生きてて、東京が何を言おうが関係なくやっていた。そこに救いがある」という趣旨のことは言われてました。

 ちなみに、これを受ける形で、大塚厚生労働副大臣が「吉田所長を処分してはいけない」と口火を切り、他のパネラーもほぼ全員その意見に同意してました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※拙ブログ関連エントリー(青山繁晴さん発言起こし)
3/17付:青山繁晴「ニュースの見方」菅首相では危機は乗り越えられない(RKBラジオ)
3/24付:「アンカー」福島第一原発の今後 青山繁晴×住田健二
3/31付:「アンカー」原発事故で政府のズサン対応 青山繁晴×安斎育郎
4/7付:「アンカー」原発対応 官邸未だ機能せず&エネルギー政策 青山繁晴×和田武
4/14付:「アンカー」レベル7の真相&震災対応より延命優先の菅政権
4/21付:「アンカー」アレバ社は信用できない&福島原発周辺で青山が見た現実
4/28付:「アンカー」福島第1原発構内と所長を青山が取材 最大の問題は5・6号機
5/5付:「アンカー」原発取材続報 - 政権からの圧力!しかし現場には成果も
5/12付:「アンカー」原発停止要請のウラ側 菅政権『統治セズ』&南三陸町レポ
5/13付:青山繁晴さんが参議院予算委員会に参考人として出席
5/19付:「アンカー」菅・小沢抜きの連立政権を目指す超党派の動き
5/25付:「アンカー」海水注入中断問題 菅首相 自分の嘘で『出口なし』

東日本大震災
【募金受付まとめ】東北地方太平洋沖地震 被災地に手助けを!

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