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一色正春・元海上保安官が講演

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 尖閣諸島沖の中国漁船衝突映像を動画サイトに公開した一色正春・元海上保安官が14日、日本外国特派員協会で講演しました。

 ビデオニュース・ドットコムで動画が見られるらしいんですが、残念ながらうちのパソコンは対応しておらず、見ることはできませんでした。

 産経新聞に詳報が載っていましたので、リンク貼り付け&一色氏の発言を抜き出し引用しておきます。
【元尖閣保安官 講演(1)】「石原知事まで来られ緊張」リラックスした様子で語り始める
 「石原知事まで来られ、少し緊張している。こういう席は結婚式以来」

【元尖閣保安官 講演(2)】「“その国”は日本に侵略を開始。ビデオ見れば分かる」と一色元保安官
 「日本は国土が狭いが、排他的経済水域は広く、これを守っているのが海上保安庁。当然、国境警備隊の仕事も兼ねている」
 「現在、日本はいくつもの領土問題を抱えています。最近はそれに加え、尖閣諸島にもそういう問題をつくろうという動きが出てきている」
 「“その国”は南シナ海で行った方法で日本に侵略を開始したとも受け取れる行動を取り始めた。その一環が、昨年9月に起こったことで、私が11月に流したビデオを見ていただければ分かる」

【元尖閣保安官 講演(3)】「国際紛争を武力で解決しようという動き出ている」
 「私の考え得る限り、漁船がああいう衝突をすることは考えられない」
 「21世紀という時代を迎え、国際紛争を武力で解決しようという動きが出ている」
 「(中国は)尖閣諸島が自国の領土であると思うなら、証拠に基づき言論で争うべき」
 「私は多くの日本人が平和的な方法で解決したいと思っている。その半面、諸外国、日本周辺の動きを見ていると、力には力で対決しようという人が増えている。私は個人的にそういう解決法を望まない」
 「(報道陣に向けて)もし日本と他国の間に争いが起こったら、片方の言い分でなく、日本の言い分も聞いてほしい」

【元尖閣保安官 講演(4)】「国民は誰が本当の情報を流さないか気づき始めた」
 「昨年、日本各地で起こった(尖閣衝突事件に絡んだ)デモへの報道姿勢で、国民は数ある選択肢の中から誰が本当の情報を流し、誰が流さないか気づき始めている」
 「なぜビデオが秘密になったのか。なぜビデオが誰の手によって公開されなかったのか。そういうことを皆が知りたがっている」
 「尖閣で起きる出来事を、第三者の目で公平、客観的に、事実をぜひ全世界に向けて報道してほしい」

【元尖閣保安官 講演(5)】sengoku38の意味は…「一つぐらい秘密あった方が事件忘れられない」
 「一貫して秘密にしている。捜査当局、家族、弁護士にも言っていない。発表の予定もない」
 「一つぐらい秘密が残った方が、事件は忘れられないという気持ちもある」

【元尖閣保安官 講演(6)】「この本を読んでもらえれば分かる」 著作をしっかりPR
 「この事件までメディアは常に正しい報道をしていると思ったが、推測、憶測で書いたり、発言したりしている」

【元尖閣保安官 講演(7)】未公開映像の中身ノ「聞いた噂」として2説を紹介
 「編集されていたのは、ある目的で編集されていたと思う。編集前のものがあればそれを使用したと思うが、残念ながら私の手元にありませんでした」
 「(中国人の船長らが)激しく抵抗したシーンが写っていたということが1つ。おとなしく捕まったというのが1つ。その2つの説を聞いているが真相は定かではない」

【元尖閣保安官 講演(8)】「魚釣島上陸に海保は協力?」石原都知事の質問に「協力する」と一色氏
・石原知事の「もし起訴されたら発表するビデオがあると言っていたが、どういう内容なのか」という質問に対し……
 「退職というのは組織のルールを破ったけじめ、後悔はしていない」
 「起訴ではなく、逮捕されればビデオが出るという話だった。内容は大阪の読売テレビで放送されている。私が出頭する前に受けたインタビューで、逮捕されれば私の真の声が届かなくなるとインタビューを受けた」
・石原知事の「尖閣諸島の魚釣島に国会議員が上陸するという提案があれば海上保安庁は協力するか」という質問に対し……
 「領土とか領海ではなく、(あの海域では)数年前に数万トンの船が座礁している。そのとき、灯台をつくるチャンスだった」
 「海上保安庁にもいろんな考えがある。本部、保安部、船に乗る者は必ずしも一致していない。船に乗っている者はぜひ協力すると思う」
 「もし海上保安庁が協力しないというのであれば、防衛省というのもある。なにより都知事であれば都の船がたくさんあると思う。いずれにせよ行く方法はたくさんある、あとは行こうという気持ちだけ」

【元尖閣保安官 講演(9)】「中国はビデオ公開するよう日本に圧力を」
 「(中国政府に意見できるならば)中国政府から日本政府に圧力かけて、あのビデオを公開しなさいと(言ってほしい)。中国政府も『船長が殴られた』と言っているので真実が明らかになればいい」

【元尖閣保安官 講演(10)】ユーチューブ公開「見る人で考え違う、それこそがいい」
 「メディアに持ち込んでしまえばある程度、他人にネタを預ける形になる。一度(CNN東京支局で)試したがダメだという結論に達した」
 「テレビ局では(映像を)44分間まるまる流すことは難しかったと思う」
 「あのような形で漠然とビデオを流すことで、『これが本物か』と客観的な目で見ることになる」
 「テレビ局だとどうしても解説者が解説する。(ユーチューブでの公開は)見る人見る人で感想、考えが違う、それこそがいいことだ。理由はまだあるが結果的には(公開して)よかったと思う」

【元尖閣保安官 講演(11)】「次の策考えた」ユーチューブによる拡散失敗も想定
 「万が一、失敗した場合について次の策を考えていた」
 「(方法については)それはマネをする人がでたら困るので言いません」

【元尖閣保安官 講演(12)】「隠すべき秘密もある」ウィキリークスとの違い強調
 「私とは主張などが違う。ウィキリークスについては『すべての秘密を明らかにせよ』という主張だと受け止めている。私は政府の側で働いていて、隠さないといけない秘密があることを理解している」
 「(「明らかにすべき情報」と「隠すべき秘密」の線引きは)非常に難しいと思う。ただ今回の件(衝突映像)はボーダーラインを遙かに(明らかにすべき情報へ)越えていたと私が勝手に判断していた」

【元尖閣保安官 講演(13)(完)】「英雄ではない。当たり前」の言葉に会場から拍手
 「英雄とかヒーローとか言われるのは間違っている。むしろ当たり前のことと受け止められるように日本がなっていけばいいと思う」
 「昔は日本人がそういう考え方をしていた。それが最近失われていることを心配している」



 拙ブログでは、昨年11月、一色氏が任意同行される前に読売テレビの記者に渡していた直筆メモを起こしたことがありました(11/13付:海上保安官メモ全文起こし)。

 その時、私は、これは決して生半可な気持ちで流出させたのではないなと感じましたが、今回の講演で、彼の日本の将来を案じる真剣な思いが改めて伝わってきたような気がします。

 彼の講演での主張をざっくりまとめると、こういうことになろうかと思います。

 「日本の領海で何が起きているのかを国民に知ってほしい」
 「中国の“侵略”の動きに警戒してほしい」
 「メディアは公平で客観的な報道をしてほしい」

 メディアと言えば、テレビは今回の一色氏の講演をあまり伝えてないようですね。
 午後6時台の全国ニュースを各局チャンネル替えながら見てみたけど、全く見かけませんでした。ひょっとしたら私のタイミングが悪かっただけかもしれませんが……。

 一色氏は今回、あまり政治に対する批判はしていないようですが、海上保安庁や現場の保安官が、政治が機能していないことを嘆いているのは間違いないようです。

 「WiLL」3月号に海上保安庁幹部の匿名座談会が掲載されていました(司会・構成はルポライターの横田由美子氏)が、これを読めば、「政治家よ、もっとしっかりして!」と誰もが思うことでしょう。
 海保幹部の方々の声を抜き出して引用します。

・「尖閣ビデオ効果」だとしても、海上保安庁という組織にこれほど注目が集まったことはなかった。読売新聞がほとんど一面使って、「基礎からわかる海上保安庁のお仕事」という記事を載せていたのには驚いた。逆に、ここまで世の中の人から知られてこなかったのかと愕然としたが。我々が行ってきた広報活動は何だったのか。

・結果として、ビデオが国民の目に晒されたことは良かったが、一色氏が司法警察員である以上、彼は職を辞すのが筋。その覚悟がないなら流出させるべきではなかった。

・現場では、ビデオを流出させたのは「那覇地検だろう」という意見が大半だった。地検と石垣海上保安部は当初、合同で証拠ビデオの作成にあたっていた。検事が保安官に「ここはこうしたほうがいい」などと指示もしていたと聞いている。

・少し落ち着いて考えてみると、どうしても一色氏が単独で行えるような事件だったとは思えない。背後には何らかの政治組織が動いていたのではという声も庁内では少なくない。

「モリで突いた」とか「縄でぐるぐる巻きにされて海に放り込まれた」からエスカレートして、「死人が出た」という記事まで出ていたが、そんな事実は一切ない。尖閣ビデオも「船長逮捕のシーンがない」ことが、しきりに問題にされていたが、そのような場面も存在しない。撮る必要自体がない。

・民主党政権は支離滅裂な判断を行い、現場はそれに振り回され続けた。ビデオの非公開が決まった直後、「俺たちはこの政権の政治家のために命は賭けられないです」と男泣きしていた保安官が大勢いた。保安官というのは基本的に純粋な人たち。どんなに悔しくても、「自分たちの仕事は日本国民の命を守ることなのだから」とお互いに言い聞かせて粛々と任務を遂行している。

本当にカツカツの予算で日本の海を守っていることを、もっと知ってほしい。密航・密輸などの海上犯罪や災害対応に加え、近年は領土や海洋資源の帰属について周辺諸国とのもめ事が絶えない。仕事は膨れ上がる一方。

・何か事件が起こるたびに、政治家は「船の数を増やす」などの応急措置をするが、船を増やせば、それなりの教育を受けた保安官の数も必要になってくるし、油代も加算されるし、整備費だって多くかかる。現場の事情を全く理解していないのでは、と感じることが多い。

・乗組員が少なくなっても仕事量は変わらないから、ひとり三役から五役ぐらいこなすことになる。残業代も月に60時間以上つけたらいけないなどと決まっているので泣き寝入り。若い保安官は、疲れてボロ雑巾のようになっている。中国は、日本の海保の実態についてよく研究しているから、こうした現状は筒抜けだと思う。

・中国が灰色の軍艦を白いペンキで漁船に塗り替えている実態が明らかになったが、これもカネがあるからできること。海保の場合、巡視船のペンキを塗り替える時、値段が高くてサンドブラスト(表面に砂などの研磨剤を吹き付ける加工法)ができずに上塗りをしている。が、上塗りをすると船体が重くなってしまい、30ノットの船が5~6年経つと25ノットぐらいに速度が落ちてしまう。中国の軍艦はサンドブラストをして「漁船」に偽装してきているのに…。

・海保がいかに貧乏かがわかるたとえ話。麻薬取締の分野では、警察と税関と連携して捜査に当たるが、摘発時は連日泊まり込みになる。税関は財務省の所管だからカネがあるので、ホテル泊ができる。警察は車中泊。保安官は野宿。

内閣府のひとつの「庁」にでもしてもらえれば、一番有り難い。そうすれば、政治家の大臣をトップに戴くことができる。尖閣ビデオのような事件が起きても、責任の所在を明確にすることができる。

・現場では一時、一色保安官の行動の責任を、仙谷官房長官が鈴木久泰長官に負わせようとしたことにみな怒り心頭だった。仙谷官房長官は鈴木長官の引責辞任は示唆していたが、自分と馬淵国交相の進退については、「政治職と行政職のトップの責任のあり方が違う」と、堂々と責任回避論を展開していた。これが、この政権の言う政治主導かと呆れた。手柄や成果は政治家がとり、責任は役人に押しつける。領海に対する主権が侵されるという国益がかかった非常事態に、中国に配慮することは忘れなかったのに、政権の基盤を支える行政職トップに対する配慮はないのかと愕然とした。



 尖閣事件は、中国人船長と一色氏をともに起訴猶予にするという、うやむやの形で事件の幕引きが図られました。
 「中国人船長の方が明らかに悪質なのに、なぜ一色氏と同じ処分なの?」と、多くの人が感じたのではないでしょうか。

 尖閣事件における菅政権の一連の対応に満足しているという国民はほとんどいません。
 国民は今でもモヤモヤッとしたものを抱いたままです。
 
 最新の各社世論調査によれば、菅内閣の支持率がまた下がったそうです。
 下落の直接の原因は直近のいろんな失策によるものでしょうが、でも私は、根底には、尖閣事件をめぐる菅政権の弱腰でちぐはぐな対応、それに対する不信感が大きく横たわっているのではないかと思います。
 (何らかの形で一度不信感を持たれてしまった人間は、そう簡単には信頼感を取り戻せないものです)

 菅さんは「尖閣諸島は日本固有の領土で、日本の実行支配も続いている。事件以前と何も変わっていない」と言い訳したいのでしょうが(実際いろんな場で複数回そのような発言をしていたと記憶しますが)、いや、明らかに「後退」しましたよ。

 中共の圧力に屈して船長を釈放してしまった日本の弱腰な姿勢は国際社会の失笑を買いましたし、「日中間には領土問題があるんだな」と間違ったイメージを植え付けてしまった部分も否めません。

 さらには、中国と領土・領海問題を抱える他のアジア諸国を大いに失望させてしまいました。これら諸国は、中国に対抗できるアジアの国は日本だけだと考えており、その日本がどう動くのかを固唾をのんで見守っていたのですから。

 菅さんは、昨年10月18日の参院決算委員会で「(船長釈放について)歴史は必ず菅内閣の対応は適切だったと評価すると確信している」と発言しました。
 また、11月にはCNNテレビのインタビューで「5年、10年後に振り返ったときに、自分の内閣が冷静に対応したことはきちんと評価されると確信している」と述べています。

 この人はわかってないのでしょうか?
 中共は尖閣諸島を「領土問題に格上げできた」から、「今回はこれぐらいにしといたろ」で一旦引いただけですよ。

 このまま放置しておけば、近い将来、中国の漁民だか工作員だかが大挙して尖閣諸島に押し寄せ五星紅旗が掲げられる、それは素人目にも明らかです。

 もちろん外交・安保面だけではなく、国内的にも菅政権は大失態を犯しました。
 「この政権は日本の主権や領土や領海を守る気はあまりないようだ」と国民を大いに不安にさせたのです。
 あの時感じた不安は、今も国民一人一人の胸の奥に小さなしこりとして存在し続けています。

 そのことに気づかない(あるいは気づかない振りをしてる)菅さんは、それだけでも総理大臣失格でしょう。


※拙ブログ関連エントリー(一部抜粋)
9/27付:9月24日は国恥記念日 船長釈放でますます嵩にかかる中国
10/2付:尖閣事件で改めて露呈した民主党政権の統治能力の無さ
10/4付:中国が尖閣諸島を日本の領土だと認識していたことを裏付ける史料
10/19付:尖閣問題で仙谷批判の小藪座長GJ!
11/5付:尖閣ビデオ流出キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
11/6付:尖閣ビデオ流出の波紋
11/8付:【拡散】英語字幕付き尖閣衝突ビデオ(付:タウンゼントの中国評)
11/11付:「アンカー」尖閣ビデオ神戸海保職員流出告白 裁かれるべきは誰?
11/13付:海上保安官メモ全文起こし
11/16付:尖閣問題を考える上での具体例を77年前の本に学ぶ
12/7付:支那人の民族性を考える上での具体例を77年前の本に学ぶ

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