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「アンカー」菅首相硫黄島訪問の真相と遺骨収容の厳しい現実

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■12/22放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

菅首相の政権浮揚策?硫黄島に訪問の真相は…小沢氏国会招致めぐる民主党内紛を青山がズバリ!

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 今回は、青山さんが以前から何度も訴えてこられた硫黄島の遺骨収容問題の現状について。
 テレビ欄は上記のようになってましたが、後半部分(小沢氏国会招致云々)は“ニュースDEズバリ”コーナーでなく、通常のニュースコーナーで扱われました。

 コーナー前に、尖閣ビデオ流出問題で海上保安官書類送検のニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

 …………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
    (  )内は山本浩之キャスターの発言です

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尖閣ビデオ流出問題 警視庁、衝突映像を流出させた一色正春海上保安官を書類送検(FNN12/22)

(やはり逮捕されることなく今回のような処分が下されましたが)

 今VTRでは、書類送検された後の検察の処分というのは、ま、これから決まっていくという説明あったと思うんですが、実際には、僕は、検察を含めた当局者に聞いた限りでは、起訴猶予になりそうだし、そうなると思います。というのは、逮捕しなかったことも、それから書類送検されても、起訴猶予、つまり裁判にはしないというのは、裁判にしても有罪にできる見通しがほとんどないからです。どうしてないかというと、別にこの一色さんに甘い態度を取ったというのでなく、そもそも彼が流したところの内容というのが、国家公務員法でいうところの守るべき秘密じゃなくて、むしろ国民が知るべきことであった、秘密の反対だという事実もあり、で、その事実を踏まえた国民世論のきちんとした声もあって、そういう流れになっているということだと思いますね。だから中国人船長を釈放してしまったり、奇怪なことはたくさんあったけれども、この海上保安官の処分については、ま、民主主義に基づく、国民のきちんとした声に基づく方向付けになってると思いますね。

(多くの国民が当初からそういう声を挙げてましたからね。鈴木長官も更迭されないされないということになりましたね)

 これは正直、意外でした。鈴木さん自身ももう覚悟されていた時期長かったですしね。これはむしろ仙谷官房長官が余計なこと言ったから、こういう軽い処分で済んだんじゃないですか?「執行職と政治職は違う」、政治職って言葉はないのに、それを余計なことを言ったから、逆に鈴木長官は助かったんじゃないかと思いますね。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………

山本浩之
「次は青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーですが、今日はどういうお話を」

青山繁晴
「はい。あの、先々週のこの『アンカー』でですね、この、今年最後の水曜『アンカー』では、再び硫黄島のことを取り上げたいと申しました。で、それはどうしてかというと、あの、僕は先週、ていうか今週の月曜日まで、あの、海外出張に出ておりましたが、その間の12月14日に、菅総理が硫黄島に自ら足を運ばれて、えー、遺骨収集も、ほんの瞬間ですけど、されましたね。遺骨を取り上げられました。で、それが分かっていたから、もう今日はその事実を受けて、硫黄島のことを再びやりたいと、申しました。そのとおり、今日はこの硫黄島のことをやるんですけれども、実は、どういう実態だったか、あの、硫黄島で、菅さんほんとは何をしたのか、あるいは何をしようとしてるのかっていうことについて、政府当局者に聞きますと、まあ胸が塞がるというか、あの、ちょっと、平常でいられないような、あの、証言が次々に飛び出しまして、それだからこそ、今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『何のためにやるのか』」

青山繁晴
「はい。あの、思い出しますと、ちょうど4年前の2006年12月に、この『アンカー』のカメラも一緒に、あの、本来は立入禁止の硫黄島に入りましたね。で、そこで、その、4年前から今に至るまで『アンカー』でも何度もやりましたし、僕個人も、硫黄島の英霊に故郷に帰っていただこうってこと申しましたが、それは戦争を美化するためじゃなくて、あるいは戦争の思い出話をするためでもなくて、本当は、人間は自分のことだけじゃなくて、人のため、公のため、祖国のために生きるっていう生き方もあるんですよねっていうことを、みんなで確認したいから、だから遺骨に帰っていただきましょうと。英霊の方々に感謝するためにも帰っていただきましょうと。その、何のために、その、硫黄島に行き、硫黄島の英霊に帰っていただくのか、その目的が、実は菅政権が定めてないまま、あの、収集をしてるから、今からこのコーナーでお話しする悲しい証言も出てくるんじゃないかと思うんです。えー、今日はそのことを、文字どおり遺骨収集に当たってる政府当局者の生の証言から、皆さんと一緒に考えたいと思います」

山本浩之
「えー、詳しくはコマーシャルをはさんで、そのあとお伝えします」

(いったんCM)

山本浩之
「えー、最初のキーワードは『何のためにやるのか』。硫黄島の遺骨収集の実態について詳しい話をお願いします」

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青山繁晴
「はい。えー、先ほど申しましたとおり、12月14日に、えー、菅さんが硫黄島に行かれました。えー、その時僕は、国際学会で発表するためにサンフランシスコにいましたので、僕も実は先ほどまで、その映像見なかったんです。で、先ほど見ましたけど、もう一度視聴者の方々と見てみましょう。はい」
 
 …………………………VTR開始…………………………

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 今月14日、自衛隊の専用機で硫黄島を訪れた菅総理大臣は、新たに見つかった旧日本兵の集団埋葬地での遺骨収容作業を視察しました。

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菅首相
「これで故郷に帰っていただけますね(合掌)」

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 今回視察したのは、政権発足後に自ら設置した、硫黄島からの遺骨帰還のための特命チームが、アメリカの国立公文書館で入手した資料に基づいて発見した集団埋葬地2カ所。この日までに、合わせて300柱ほどの遺骨が収容されており、さらに多くの遺骨が見つかる可能性があります。

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菅首相(追悼式にて)
「引き続き、滑走路の下を含め、埋設地点を精査してまいります。一粒一粒の砂まで確かめ、一人でも多くの方のご帰還につなげるよう、全力を尽くすことをここに誓います」

 2万2000人近い旧日本兵が戦死した硫黄島では、今も、およそ1万3000人の遺骨が残されています。
 
 …………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。あの、今回のその菅さんの訪問をですね、関西テレビが撮った映像ってのは、先ほど僕この関テレに来て初めて見て、あの、今もう一度視聴者の方と一緒に見たんですけど、実はその、菅さんが行ってる時からですね、あの、菅さんに同行した政府当局者、これは複数ですけれども、から、あの、国際携帯電話で、あの、詳しい話は聞いてました。で、例えばその中に、菅さん自ら、あの、作業服に着替えて、あの、実際に遺骨を取り上げたんだよと言った人もいたし、それから、その、青山さんがいつも言ってる、その、滑走路の下に閉じ込められた英霊の問題も挨拶で、あの、さっきの慰霊式で触れて、その、滑走路の下の、一粒一粒の砂まで、えー、これ、洗い出すようにやりたいって趣旨のことを、菅総理がちゃんと、我々がお願いしたとおりって彼は言いましたけど、言ってくれましたよと。で、そういうその、電話で聞きながらですね、ほとんど同時進行で、海外にいた僕に、その、一般の国民の方から、本当に多くのメールや、あるいは個人ブログへの書き込みがあって、その中に、例えばその、作業服は確かに着てたけれども、全然汚れてないと。で、あれは誰が見ても、その時に一生懸命作業したんじゃなくて、むしろ見せるために作業服を着て、作業したんだっていうことが分かってしまうと、いうメールが、これあの、1人や2人じゃなくてですね、それも、僕は念のためいろいろ調べたんですが、その、何か組織で来たんじゃなくて、本当に1人1人の個人が、その、疑問に思って、この映像見ながら疑問に思って、その、僕に、あの、問いかけて下さったんですね。で、これをあの、政府当局者にぶつけましたら、まあ厳しい見方だよなあと言いながら、あの、やっぱり国民はちゃんと見てるねってことも思わず…

山本浩之
「はあ…」

青山繁晴
「…その政府当局者は言ったわけですね。で、但し、これはフェアに、その、政府側の弁明をですね、あの、これは内閣と防衛省と厚労省、それぞれに聞きましたが、あの、その話を総合してみますとね、まああの、14日の火曜日で、閣議がある日だから、閣議終わって、その、飛んでいって、着いたらもう12時だったと。で、3時半には硫黄島を出なきゃいけない。こう言われましたよ。総理は、総理は普通の人じゃなくて忙しいんだから、そりゃしょうがないでしょうと。だからそれぞれ、その、2カ所で遺骨収集に、まあ、あの、携わったそうですが、10分間しかなかったら、それは作業服も汚れない、それはしょうがないと考えて下さいよと言われましたが、もちろん僕は納得しませんでした。例えばね、ヤマヒロさんが総理だったらね、あるいは岡安さんが総理だったら、その閣議日、忙しい日に10分間だけ行くと思いますか?それ、例えば、どんな無理をしてでも、例えばあの、夜明けから日暮れまで、1日でもいいからね、土の中に潜り込んで、それは取ろうとするでしょう。だから、総理は特別の人だからねっていう反論は僕はおかしいと、あの、思いました。で、その上でね、あの、僕はもう一点ね、根本的におかしいと思うことがあるんですよ。それはこれです」

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村西利恵
「アメリカの公文書資料に記されていた『日本兵の集合埋葬地』の場所、それは摺鉢山の山麓におよそ200柱、そして滑走路の西側におよそ2000柱」

青山繁晴
「はい。これね、あの、何がおかしいかっていうとですよ、要はこれ、アメリカ頼みなんですよね。で、その、アメリカの公文書館、これあの、僕もけっこう通ってるんですけど、いろんな資料があって、誰でも、日本人でも見られますよ。あの、ワシントンにあるナショナル・アーカイブスってとこですね。で、それからアメリカの国防総省に残ってる記録を、その、日本の役人が、ま、調べてるわけですけど、それって、その、例えばね、こう集合埋葬地ってあの、ま、こういうように報道してるじゃないですか。僕、この訳おかしいと思ってるんですよ。というのはね、これあえて英語書きましたけど、enemy cemeteryってね、cemeteryってあの、共同墓地のことですよ。共同墓地。で、敵の共同墓地。何となくこう、あの、いわば、あの、私たち日本国民が聞くとですね、ああ、敵兵だけども、あの、敬って弔ってくれたのかと思うじゃないですか。これ違いますよ。これ実態はですね、あの、ここに摺鉢山って書いてありますね。あの、ちょっとじゃあ地図をまず出してくれますか」

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村西利恵
「はい。硫黄島の地図です」

青山繁晴
「はい。これあの、硫黄島って、ま、だいたい東京の品川区ぐらいの大きさの島なんですけどね。この摺鉢山だけが山で、あとは全部真っ平らな、その、天然の滑走路みたいな場所なんですよね。それだからアメリカに狙われて取られたわけですけど。ま、何で取ったかというと、あの、戦争の末期にグアム、サイパンまで、アメリカ軍がこう、要は戻ってきて、で、ここから本土に爆撃に行って、日本の、兵士じゃなくて、女性と子供を中心に殺そうとしたんですね。日本はなかなか降伏しなかったので、女性と子供を殺されたら、さすがに日本も降伏するだろうってことで、これ戦争犯罪ですよ。アメリカはその、普通の都市を爆撃しようとした」

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青山繁晴
「ところがこの、これマリアナ諸島ですけど、ここから東京まで5100キロあるんですよ。遠すぎるから、真ん中に島はないかと探したら、ほんとにこの地図のとおり、ほんとに真ん中に、東京から1250キロ、硫黄島からマリアナ諸島まで1300キロ、ちょうど真ん中に硫黄島があったから、ここを取って、一回途中で寄って油を給油して、日本でたくさん女性と子供を殺して、帰りに油を入れてまた戻ってくると、いうのをやろうとしたんですね。で、えー、で、攻撃をしたんですが、その中でこの摺鉢山だけがね、えー、火山になってて、これあの、富士山につながってる火山なわけですね。で、この摺鉢山の上にさっきのVTRにあったとおり(正確にはこのあとのVTR)、占領して、その、星条旗を立てて、ブッシュ大統領がその、アメリカのヒーローだと呼んでるわけですけれども。この摺鉢山で、この山の所で戦いしますから、たくさんその、あの、山で人が死にますね。アメリカ兵も死んだけど、日本兵はもっと死んだわけですね。で、それをいわば突き落として、その、1カ所に集めたんですよ。どうしてかというと、そのままほっとくと、要するにあっという間に腐敗します、硫黄島暑いですから。そうすると疫病が流行って、その、アメリカ兵も大変なことになるから、とりあえずその、穴を、あの、山の下に穴を掘ってそこにどんどん埋めたと、いうことに、ま、過ぎないわけですよ。で、あの、今回そういう所を掘ってみてですね、で、ここにあの、数が書いてありますが、これアメリカの文書に残ってる数なんですが、これ政府当局者によると、摺鉢山の山麓、その山のふもとからは、実際に200ぐらいの、200体ぐらいの英霊の方々が遺骨となって出てきたと。ところが、この、滑走路の所はですよ、このアメリカの文書には2000って書いてあるのに、200しか出てこないと。で、それは、その、あの、政府当局者は原因ははっきり分からないと言いながらですよ、本当はね、これあの、滑走路じゃなくて、滑走路の横をこう今、今回掘ったわけですよ。ところが、あの、本当はこの滑走路の下に埋もれてる部分がかなり多くて」

一同
「うーん」

青山繁晴
この滑走路をはがさないで掘るだけじゃあね、もうほんとに1割ぐらいしか出てこないっていうのが本当じゃないかっていうことをですね、あの、言ってるわけです。で、ということは、その、アメリカの公文書館にその、依存して、その、アメリカ頼みで、こういう、アメリカの記録に則ったことだけやるってのは結局その、滑走路の下に、閉じ込められたままのその英霊を、いわば、はっきり言うと無視する、無視するって言い方はきつすぎますかね、その、なるべくなら滑走路は触らないでやりたいと、いうことに過ぎないって面があるわけです。で、それをもう一度確認するために、4年前の放送をちょっと見ていただけますか」

 …………………………過去VTR開始…………………………

【2006年12月13日放送「硫黄島は生きるヒント」】

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 「アンカー」が初めて硫黄島について取り上げたのは、2006年12月。
 民間人が立入禁止となっている硫黄島へ飛び、現地取材したのです。

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 太平洋戦争で最も壮絶と言われた硫黄島の戦い。この戦いで、日米合わせて2万6000人の兵士が命を落としました。


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ブッシュ前大統領
「『硫黄島の戦い』は、アメリカの歴史で最も重要な戦いです。兵士たちが摺鉢山に掲げた旗は、自由と民主主義のために戦うアメリカの決意のシンボルなのです」

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 硫黄島はアメリカ人にとって特別な場所です。
 摺鉢山に星条旗を立てる海兵隊の姿が、勇敢に戦う兵士の象徴として心に刻まれているから――。

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 現在の硫黄島には、海上自衛隊の基地があり、民間人の立ち入りが原則禁止されています。
 青山が見た硫黄島の真実とは。


(いったんCM)
 
 2006年、青山は硫黄島に降り立った。

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青山繁晴
「ここが1945年2月にアメリカ軍が上陸してきた、その海岸です。で、ここから上陸していって、まず、あの摺鉢山を占領して、あそこの頂に、あの有名な旗を立てました。〈中略〉ここで何とか時間を稼いで、その間に、日本の東京から和平交渉をしてほしかったわけです」

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青山繁晴
「それなのに日本の本土では軍の首脳部が、ここに栗林中将や、それから全国からかき集めた普通の国民をここに送った、当時の軍の首脳部は、本土決戦というようなことを叫び続けて、和平交渉もしなかったから、実はやがて、5カ月あとの長崎、広島の原爆投下に至るわけです」

青山繁晴
「航空自衛隊のF15が訓練をやっています」

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 生々しい戦いの跡がそのまま残る硫黄島。
 青山はこの島に張り巡らされた地下壕で、驚くべき先人の足跡を目にしました。


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青山繁晴
「いやあー、すごいですね、これ。これたぶん天然の洞窟を利用して、最初にここに司令部を置くことを決めて、そして地表からここに巧みに掘り進んできたんだろうと」

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青山繁晴
「だんだんこうやって立てなくなって、細くなって、このへんも地下の要塞の技術としては完璧です」

青山繁晴
「もうこの、ちょっと入っただけで、この地熱で、どんどん暑くなってます」(汗だくの青山)

 60年以上の歳月が流れた今も、ここには1万2000人以上の遺骨が、本土に帰ることなく、眠ったままになっています。

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青山繁晴
「これ、ただの……じゃなくて、……これ明らかに兵士用の、軍用の履き物ですね……」

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青山繁晴
「ここから、この上に向かって3個、こうやってドラム缶が残ってます。これに溜まる雨水だけが、2万人の日本の人々、兵士って言わないで下さいね、もともとは普通の日本の人なんだから。その人たちが、このドラム缶で命をつないでたんです。もう気持ちが、ほんとにすごく伝わります」

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青山繁晴(スタジオ)
「僕の乗った小型ジェットが降りて、滑走路ありましたね。あの滑走路の下に、私たちの先輩である、普通の日本国民が今もそのままいるわけです。その上に滑走路を造ってしまってる。どうしてかというと、あの戦いの真っ最中に、本土の爆撃に行くのがアメリカの目的ですから、日本兵の遺体を全然、処理しないで、その上に、アスファルトを流し込んで滑走路を造って、実はそれがほとんどそのままなんです。〈中略〉なぜ日本はそれをほっとくんですか!アメリカは1人残らず国家が海兵隊に帰しましたよ(涙)…」

 …………………………過去VTR終了…………………………

青山繁晴
「………(少し黙り込む)。はい。えっとですね、あの、今、ドラム缶出てきましたよね。で、実はあの硫黄島に行った翌日に、あの、ドラム缶の詳しいお話を、金井啓さんっていう、硫黄島守備隊の生き残りの方にお聞きしたんです。ですから、あの、硫黄島に行った翌日ですから、2006年12月10日のことでしたが、その、金井啓さんが、3時間も話して、その間ずっとお静かだったんですけど、別れ際に、僕のこっちの腕をこうやって、あの、つかまれてですね、そして、あの、おっしゃったのが、青山さんあなた、あの地下壕に入ったんだってねと。地下壕に全部入ったんだってねって言われたんですよ。というのは、硫黄島は、はっきり言うと見られちゃ困る都合の悪いことが、滑走路含めてあるから、この生き残った金井啓さんといえども、限られたとこしか行けないんですよ

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「だから青山さん、あなたは、あの、初めてね、あの立入禁止の島に、全く自由に動いたんだってねって。だから全部地下壕入ったって本当ですか?って言われて、本当ですって言ったら、ドラム缶とこにもありましたかって言われたんで、いや、ありましたよ、ほんとにあったんですよ、あの映ってるとこだけじゃないんですよ。で、そしたら、あの、金井さんが、実際にあの、硫黄島ってほんとに硫黄の吹き出る熱い島で、水が全然ないんですけど、ごく稀にスコールが降る。それをあの、皆さんご覧になったドラム缶に貯めて、兵士はそれで戦ったんですよ。ところが金井さんによると、目の前で死んでいく戦友に、末期(まつご)の水、最期の水だと思って、その、ドラム缶から汲んで、その戦友の、こう飲ませますよね。そうすると、その、いきなりその戦友の唇が火傷して、こうプクッとこうやってこう腫れ上がると

一同
「はあー」

青山繁晴
「それどうしてかというと、自分たちは無我夢中で戦いながら飲んでるから気がつかなかったけど、戦友の唇にこう、その、水と思ったものを当てると、本当は熱湯なんですよ。もう地下壕の中、灼熱ですから。だからあっという間に火傷して腫れ上がると。だから金井啓さんがおっしゃった、生き残りの方がおっしゃったのは、私は敗戦後の60年間、そのことばっかり思い出して、毎日毎日、水を冷やしてね、キリリと冷やしてね、南、硫黄島の方角に向かって捧げてお祈りしてきましたってことをおっしゃって。だからどうしろってことを僕に一言もおっしゃらない謙虚な方でした。僕もだからどうするってことは答えずに、えー、この『アンカー』では言えなかったんじゃないかと思いますけど、そのあとの講演会その他で、だんだんだんだんこの話をしていきましたら、あの、あっという間にその、1万人を超える方々が、その、南に向かって冷やした水を捧げるようになられたんですね

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青山繁晴
「そしてもうひとつ、当時言えなかったことを言いますとね、さっき飛行機からこうやって僕、降りるところ、あの、動作映ってたでしょ。あの動作おかしいと思った人、ひょっとしているんじゃないでしょうか。あれ降りられなかったんですよ。あの、ステップ2段しかないけど、降りたら僕のこの、汚い足でですよ、僕らの先輩方の顔とか胸とか腰とか押しつけに、いや、踏みつけるのと同じですから。それ実は、あの、僕はできなかったんですが、パイロットに促されてようやく降りて、そしてこれは関テレの武士の情けなのか、僕はあのあと土下座をして、滑走路に乗りまして、その下の人々に、申し訳ございません、僕たちは60年間も忘れていたけれども、これからずっと命ある限りは訴え続けますからと言って、硫黄島の中に入っていったっていうのが本当のことなんですね。で、皆さん、その上でもう一度あの、さっきの地図を見ていただけますか。もうここに出てますよね」

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青山繁晴
「で、これはですね、この滑走路がどうして問題かというとですよ、さっき言いました硫黄島の戦いの最中に、アメリカ軍がこの滑走路を造ったんです。正確に言うと、帝国海軍がもともと造ってた滑走路を拡張したんですよ、爆撃用にね、アメリカ軍が。で、さっき僕は、その、4年前のVTRの、あの、放送の中では、日本兵の亡骸を何も処理しないでって申しましたが、正確に言うと、弔うことをせずに、とにかくその、邪魔になるから埋めたりはしたようです。だからその、この下で盛り土の部分があったりはするようなんですが、それが、アメリカの問題だけじゃなくてですね、1968年に、この硫黄島がアメリカから日本に戻った時に、その当時の私たちの選んだ政府と、私たちが育んだ自衛隊が何をしたかというと、この滑走路のまさしくその、西側の一部だけをはがして、その一部だけの遺骨だけは日本に帰したんですよ。だから亡くなった2万人以上の、2万2000人とも言われる英霊の中で、わずか8700人ぐらいしか帰れなかった。他にも遺骨はたくさんいらっしゃいますよ。でも滑走路の下にも、その、多くいらっしゃるわけですね。で、その、今回の最大の問題はその、滑走路をどうするかということで、実はあの4年前の『アンカー』の放送のあと、いろんな手紙やメールをいただいたんですけど、その中には工事関係者、その1968年の工事に携わった方からも何と手紙をいただいて」

一同
「ほぅ…」

青山繁晴
「青山さんの言ったとおり、私たちは、この一部だけはがして、それを帰して、あとの遺骨については、自分も、その、民間人の建設会社のご自分も、それから当時の防衛庁や自衛隊の幹部も、それはいいと。要するに日本兵は悪者だからと、いう意識がどっかにあって、確かに、その、言われるように、ま、そのままでいいやと、使い続ける方が便利だと思って工事してしまったと。しかし自分たちはその、ほんとは手も合わせたし、それから、なるべく遺骨にその、差し障りがないような補修もその上にやったんだと。だからあんまり責めないでほしいけれども、あの、あなたの言ってることは、あの、ほんとのことではあるというお手紙もいただき、そして僕は講演会でこういうような話をするようになったらですよ、あえて実名で申しますが、あの、僕の講演終わったあとに、僕の部屋に、今の奈良県知事がお見えになってですね、奈良県知事が、青山さん、私はもともと海上保安庁長官でしたと。だから硫黄島しょっちゅう行ってますよと、行きましたよと。そんなのあの、大変なことですかと言われたんで、長官、だった知事、それが問題ですと。あなたの乗った海上保安庁機はこの滑走路にドンと降りたでしょと。降りたら、そしたらその下で踏みつけになる遺骨があると、ね、そういうことにみんながあの、無感覚だったことが問題じゃないかと、いうことを僕はあの、知事に伝えようとしました。全部知事には伝わりきれなかったと思うけど、でも知事は、よくフェアに、僕の部屋に来て、あの、議論をして下さったと、それはすごく、ほんとに、えー、感謝してます。で、その上でね、しかし、これはそのあとに大きな進展があったんです。えー、これを見て下さい」

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村西利恵
2009年1月に防衛省は、滑走路の下に眠る遺骨収容に伴う費用1億円を計上しました

青山繁晴
「はい。これは2009年1月ですから、自民党政権時代のことですが、僕はこれ、自民党政権時代のほんとに大きな成果だと思ってるんですよ。あの、僕は自民党にも批判的でね、憲法も変えられなかったし、あの、僕の個人的意見ですけど、あの、保守党と言えんのかって厳しいこと言ってますけど、でも、この、滑走路を引きはがすことをいったん、その、防衛省をはじめとする、その自民党政権の時代に決めたってのは大したことで、それは、今言った、僕が言った、昔の恥を自ら認めると、それは大事なことなんですよ。その謙虚さは大事なことですから、これ素晴らしいことなんですが、実はそのあと、上手くいってないんです。えー、それはこのあとに政権交代しただけじゃない、政権交代しただけじゃなくて、実はこれが問題なんです。出して下さい」

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村西利恵
「自衛隊幹部によると、『遺骨の収容に300億円ぐらいも使うぐらいなら、護衛艦など整備した方がいいのに…』

青山繁晴
「はい。これ、あの、自衛隊幹部と書きましたが、これはあの、ある自衛隊の現役の将軍です。つまり、過去のことをそんなに一生懸命やる暇があったら、中国も大変なんだし、北朝鮮も大変なんだし、あの、本当は滑走路引きはがそうと思ったら、300億円から400億円ぐらいかかるんじゃないかと。そして10年かかると。だからさっきの、その、アメリカが埋めた所を掘るなら簡単だけど、滑走路引きはがすとなったら、新しい滑走路をまず造って、そこに引っ越しもしなきゃいけない。そんなことするんだったら、今の潜水艦や護衛艦を整備した方がいいじゃないかと、いうのがこの将軍だけじゃなくてですね、その、多くの意見があるわけです。しかしね、皆さん、その、希望を持っていただきたいのは、これがその、これが全部じゃなくて、いや、ちゃんとやるべきだという、その、少数派の防衛省や自衛隊幹部もいらっしゃるんですよ。で、多数派はこうですから、その、いや、硫黄島の滑走路引きはがすべきだって言ったら出世に差し障るのに、一生懸命それをやってる少数の方々もいらっしゃって、その少数派の方々に、今回改めて話を聞いたらこうなんです。はい、出して下さい」

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村西利恵
「防衛省の幹部によると、『いまレーダーなどで、滑走路下の遺骨を探査している。滑走路引きはがしを避けたいのが防衛省と政府全体の空気だ』

青山繁晴
「はい。これね、今、言いましたね。少数派の、志を、ま、あの、志はいろんな人あるでしょうが、滑走路を引きはがせと主張してる、その少数派の人がですよ、レーダーなどを使って、滑走路の下を調べてると言いながら、でも引きはがしを避けたいのが、自分以外の防衛省幹部と政府全体の空気なんだとはっきりおっしゃってるわけです。これ具体的に言うと、実はこういうことです。はい、出して下さい」

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村西利恵
「遺骨収容のスケジュールです」

青山繁晴
「はい。これ具体的な調査が、具体的な、ごめんなさい、具体的なスケジュールがあってですね、今何をやってるかというと、あの、今すでに科学調査ってやってるんです。これは何やってるかというと、例えばレーダーで電波を出して、滑走路の下に異物がないか、遺骨かどうか分からないんですけど、その、あの、異物があるかどうかを調べたり、これ実際にあるんです、すでにあの、出てきてます。そして例えば小さな地震を、人工地震を硫黄島で実際にもう起こして、その、地震波の伝わり方で、滑走路の下に普通の土じゃないものがあるっていうのを、すでに見つけつつあるんですね。そして今、防衛省は、来年度に5250万円の予算を、これは確保、した、じゃなくて、しようとしてますね。で、これじゃお金全然足りないじゃないかってことになりそうですが、いや、実は来年度、1年間かけて、この科学調査で本当に滑走路の下の遺骨を、ちゃんと特定できるのかと、その有効性を確認した上で、その、その次の2年間で、その、科学調査ほんとにやって、そして遺骨を収集しようと、ことになってるわけですよ。それだったらちゃんとやるじゃないかってことになりそうですが、ところが、いちばん今日悲痛な話っていうのは、実はこの先が違うんですよ。それは実はこれです」

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村西利恵
「ところが、滑走路の横から掘る計画だと」

青山繁晴
「はい。つまりですね、その上にある滑走路の引きはがしはあくまでやらない。お金ももったいない。ね。だからどうするかというと、下に遺骨があるのを科学調査で確認できたら、何と横から、こう、こう掘っていって掻き出そうって話なんですよ。一見合理的に聞こえるかもしれないけど、この放送がある前に、僕は何度も何人もの、その、良心的な人々に電話をして、横から、この、掻き寄せたりしたら遺骨が傷つくじゃないですかと。さっき皆さんご覧になったあの遺骨が、さらにバラバラになって、今はまだですね、こないだ掘り出したやつの中から、下顎で、金歯が入った遺骨も見つかり、あるいは名前を書いた木片も見つかり、そういうのが今出てるのに、横から掘ったらそれが全部崩れてしまって、遺族のもとに帰れる遺骨だって帰れなくなるじゃないですかと言ったらですね、そしたら、その少数派の幹部が言われたのは、青山さん、こう電話で言われたのは、青山さん、そのとおりだよと。俺もそう思うよと。ね(涙)。滑走路をやっぱり引きはがすべきで、他の国だったらそれやるよなと。それをさんざん科学調査までやって、そのあとに横から、掻き出すっていうのは、ひどいよねと…」

山本浩之
「政府の中にもそういう方がね、いらっしゃるっていうことは非常に、僕は心強いなと思うんですけれども、こうした現実を受けて、青山さんの今日の見解、コマーシャルをはさんでお送りしたいと思います。いったんコマーシャルです」

(いったんCM)

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青山繁晴
「皆さん、たった今、僕らが考えるべきな、ことは、もう一度、これだと思います(最初に出したフリップ出す)。何のためにやるのか。僕らの国が今、崩れるかもしれないって危機感の中で、自分のためにだけじゃなくて、人のため、公のため、祖国のためにも、世界のためにも生きる、その目的さえはっきりすれば、どんな政権になっても、滑走路を横からほじくるんじゃなくて、滑走路を引きはがそうという声になっていきます。さっき言いました、防衛省の中の良心的幹部も、そう言いました。そのための科学調査なんです。国民の声を待ちますとおっしゃいました。自分たちを信じましょう。声を挙げましょう。それが今、大事なことだと思います」

山本浩之
「ありがとうございました。いったんコマーシャルです」

(いったんCM)

山本浩之
「硫黄島のその後、今日のお話でよく分かりました」

青山繁晴
「あの、硫黄島の今後なんですけれどね、立入禁止だったっていういわばマイナスのことをむしろ活用して、観光地にしないで、やがては子供たちの教育施設、教育のために行く島に生まれ変わってほしいと思ってます」

山本浩之
「今日はどうもありがとうございました」

 ____________________________内容紹介ここまで


 尖閣ビデオ流出問題ですが、「アンカー」放送の時点では「警視庁が海上保安官を書類送検」までだったのが、その後、こういう動きが出ましたのでお知らせしておきます。

尖閣ビデオ流出事件 海上保安庁、一色正春保安官に停職処分 22日付で依願退職(FNN12/22)

 これを受けて馬淵国交大臣が「国民の皆さまに大変なご迷惑と心配をお掛けしたことを心からおわびしたい」と記者団に話しているシーンを見ましたが、何をもって私たちに「迷惑と心配を」と言ってるんでしょう。
 少なくとも、ビデオ流出そのものについて「迷惑」「心配」だと感じた国民はほとんどいないと思いますが。
 そもそも政府が、特に、菅さんと仙谷さんが正しい判断をして早い段階でビデオを公開していれば、こんなことにはならなかったのに。今のところ、彼らに反省の色は全く見られませんね。


 あと、硫黄島については、青山さんの“ニュースDEズバリ”コーナーで、私の知る限りにおいて3回特集が組まれています。
 1回目の06年12月13日放送分は残念ながら起こしはないんですが(まだそんなに「アンカー」を熱心に見てる時期ではなかったため見逃しました)、2回目、3回目は起こしてあるのでリンクを貼っておきます。ご覧になったことがない方はこの機会に是非どうぞ。
08/3/27付:「アンカー」硫黄島陥落63年 栗林中将の法要
09/3/26付:「アンカー」硫黄島の滑走路下に眠る遺骨 政府が動き始めた

 官邸、および防衛省へのご意見は以下から。
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/dokusha_ssl.html
https://sec.mod.go.jp/mod/goikenshinsei/goikenbako/index.html


 今日は他に、「来年度予算編成に向け埋蔵金(剰余金)捻出」「小沢氏国会招致問題でゴタゴタ続く民主党」のニュースが取り上げられました。
 起こす時間がないので省きますが、両方とも青山さんの濃い解説がありました。
 これら“ニュースDEズバリ”コーナー以外の部分については誰にも手渡してはならない自由意志さんが近日中にUPして下さると思いますので、そちらをご覧下さい。


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし


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