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命を賭すほどの最高の価値を見つける構えを持って(西部邁さんの論説)

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 今日は最近の政治や政局をメインにぼやいてみようかなと思ってたんですが、その前にまず、西部邁さんの論説を紹介させて下さい。
 
 私はこれまで西部さんの話って、正直なところ、何か哲学的でちょっと難しいなぁと感じることが多々ありました。
 論理的には何となく分かるんだけど、少なくとも、心に感覚的に突き刺さってくるとか、そのようなことは一度もありませんでした。

 でも今回はすごく突き刺さりました!

 月刊「WiLL」2011年1月号掲載の西部さんの論説【尖閣の実効支配を目指せ】より、締めの部分(と言っても少々長いのですが)を引用させていただきます。
 尖閣諸島の周辺に位置するガス田開発も中国にやらせ、魚も中国に獲らせて干物にして買ったほうが安上がりだという金狂いのバカな議論は、尖閣を蟻になぞらえて悪いが、まさに蟻の一穴であって、そこからただでさえ弱い日本の国家をめぐる国民的意識が、これ以上、弱くなったら人間ではなくなってしまうのではないかというぐらいになるでしょう。

 だからこそ、僕は尖閣問題の発生にはすごく感謝している。中国様のおかげで、煙と化すほどに希薄になった日本人の国家意識がどうにかこうにか、煙として空中に消えることなく「そういえば俺たちは日本人だったんだ。野蛮な振る舞いに及んでいる中国人とは違うんだ」ということに少しは目覚めたわけです。

 僕のかすかな希望は、僕が生きている間に──あと何年か知りませんが──中国が何千もの軍艦で日本に押し寄せ、腰を抜かして怯(おび)えた日本人が駝鳥のように、頭を突っ込むどころか足や尻尾まで砂に蹲(うずくま)るのではなく、決然と頭を起こし、自助努力を発揮して反撃の準備を起こしてもらうことです。

 こんなことを言うと、「あなたは大戦争を待望しているんですか」と何人ものジャーナリストから聞かれる。評論家の宮崎正弘君から聞いた話では、日本に関して中国系の新聞には、「日本はアメリカ、韓国と三国同盟を結び、わが国とロシアその他と対決して、第三次大戦を起こす気なのか」と書かれているらしいけど、僕には戦争を待望する気などさらさらない。

 僕がはっきりさせたいのは、「戦争によって大勢の人が死ぬことを認めてはならない」「人が死なないほうが良いに決まっている」という説こそ、というよりそれを原理とする人間観こそ、人間を堕落させる腐臭を放つ思想の原点であるということです。

 生命第一主義、あるいは生命史上主義ほど人間をダメにする、ましてや国民精神をダメにする思想もありません。生命が、すなわち生き延びることが最も大事だとしてしまうと、人間は生き延びるために人を裏切ることも、嘘をつくことも、臆病風をふかすことも、不道徳のかぎりを尽くすことも、何もかも許されてしまう。

 僕は単に嘘をつくことや、不道徳を働くことがダメだと言っているわけではない。命が一番大事だと言っている人間も必ずいつかは命をなくす。したがって、生命第一主義者たちの存立基盤がなくなり、自分が生きていることの意味もなくなる。そんな君たちは何者なんだ、はたして人間なのか、と問いたいのです。

 命について言えば、僕は、昔、山本常朝の武士道について考えたことがある。『葉隠』の有名な一節には「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」とあり、この言葉の解釈は、少なくとも現代になお通用するように解釈しようとすると、その命題は次のようなことになる。

 「武士道とは『もしも最高の価値というものを見つけているのならば、その最高の価値のために』死になさいということだ」と。

 さらに『葉隠』には「人生一生まことにわずかのことなり、好いたことをして暮らすべきなり」とも書かれている。

 三島由紀夫さんは、「この二つの文章には矛盾があるが、山本常朝は矛盾したことを言っているから面白い」で済ませてしまった。しかし僕から言わせてもらえば、矛盾しているから面白いなどというのは文学者のとぼけた話であって、その矛盾は解決しきれないとしても、解決すべく論理を組み立てるべきです。

 そこで、この二つの文章を結びつけるとこうなる。

 「人生はまことに短いから、命を賭すほどの最高の価値はなかなか見つからないかもしれないが、最高の価値を見つけることが一番好きだと構えてこその人間なんだから、それを見つけるべく暮らしなさい」と。

 「暮らす」とは、議論しなさい、間違っていたら訂正しなさい、新しいことを思いついたら人に話をしてごらんなさいということです。そういうふうに暮らしなさいと言っているわけです。

 日本人は戦後、命を賭すほどの最高の価値を見つける構えを全て投げ捨ててきた。そして、なによりも命が大事で通してきた。

 大東亜戦争で数百万人が犠牲になったことで日本人はすっかり腰を抜かし、亡くなった人たちはかわいそう、僕たち生きていて嬉しいな、今後ともできれば無限に生きたいものだ、と考えるようになった。

 そこで最高の価値は何か、死を賭すに値する価値は何か、それを見つけることこそが一番の好きなことだと構えてこそ、名誉ある栄えある生き方ではないか。それが見つかれば、あるいは見つからないまでも、どうもこういうものではないかと思えるまでに至り、たとえある条件が押し寄せてきて、それが戦争であったり、革命であったりしても、敢然と引き受けることができる。ただし、絶対的な価値かどうかは神のみぞ知るところであり、いつまでもあれこれと考えても神様にはなれない。ならば、とりあえずはそれらの戦いを正戦として受け入れて、可能ならば命を懸けて死んでしまえという生き方がこそが、最も活気があって楽しい生き方だ。そのことを65年間日本人は知らされず、知ろうともしてこなかった。

 だからこそ、尖閣をはじめ北方領土や竹島といった領土問題その他で、中国からもロシアからも韓国からもアメ公、もといアメリカからも「お前たちの外交は5歳児か10歳児だ」とからかわれる顛末(てんまつ)になったんです。

 僕の見込みでは、これからますます精神年齢が下がり続けるでしょう。毎年1歳ずつ下がり、あと9年後には0歳児になり、中国やアメリカの属国として存在するしかなくなる。誠に困りましたなあ。

 確かに「命あっての物種」だと思うことはよくあります。
 どんなに大きな夢や立派な志を持っていても、死んだらそこで終わり、だからたった一つの命を大事にしなければいけないのだと。

 でも、そういった個人単位の「命」ではなく、うまく言えないけど、もっと違う次元というか、もっと大きな括りで、人間の「命」とは何ぞや?ってことを私たち一人ひとりが考えなければならない時というのは、いつの時代にもあるのではないでしょうか。

 ぶっちゃけ、「生きざま」も大事だけど、「死にざま」を考えてみるのも大事なことじゃないか?と。たとえ平時であってもです。

 てか、今、日本が置かれている状況は果たして「平時」なのでしょうか?
 特に領土問題や安全保障について考えた時、その前提すら危うくなってきていると私には思えるのですが。


 これはわりと有名な話だと思うのですが、2003年、小泉首相(当時)は有事関連法案の国会審議で、このように述べたそうです。

 「私は、侵略者に抵抗しないで言いなりになる『奴隷の平和』は選ばない。平素から日本の平和と独立を侵そうとする勢力に対しては断固たる決意を持って抵抗するという備えがあって初めて戦争は防げるのではないでしょうか」

 私は、小泉さんがどういう流れでこう発言したのか、また、どこまでの覚悟を持ってこう述べたのかは知りません。ひょっとしたらハッタリも多分に入っていたのかもしれません。

 が、今、日本の舵取りを任されている菅政権の閣僚や民主党議員の方々を見て、皆さんどう思われますか。ハッタリを言える人さえ皆無に近いのではないでしょうか。


 私は今年、NHK大河ドラマの「龍馬伝」をずっと見ていました。
 一回も欠かさず見たのは2004年の「新選組!」以来だと思います(実はけっこう幕末好き(^^ゞ)。

 史実と違うのでは?などと首を捻る箇所もいろいろありましたが、ま、ドラマですしね。全体としてはなかなか良かったんじゃないかと思います。

 私の妹なんかは歴史に全く興味がないタイプだったのですが、たまたま、龍馬を演じた福山雅治さんのファンだったので、毎週熱心に見ており、歴史にも少しは興味が持てるようになったと言います。
 歴史ファンの裾野を広げるという面でも、意味があったドラマだと思います。

 その「龍馬伝」を引き合いに出すまでもないことですが、幕末には、100年後、200年後の日本を憂い、命を賭して国のために尽くした志士が大勢いました。

 攘夷論にもいろいろあって、刀で西洋人を追い払おうとマジで考えてた人たちもいたけれども、最終的には、「現時点では西洋列強とまともにやりあっても植民地にされてしまうだけから、不平等な形であってもひとまず開国して、時間を稼いで近代化を進め、西洋列強と対等に渡り合えるだけの力を蓄えよう」って方向で進んだわけですよね。

 そして実際、先人たちは幾多の苦難を乗り越え、近代化を成し遂げたわけです。


 翻って、今の日本です。

 民主党政権、すなわち鳩山政権&菅政権のこの体たらくは何ですか。
 今さら改めて言うことでもないのですが、私が想像してたのより100倍ぐらいひどいぞ!!

 普天間基地移設をめぐる迷走や、日韓基本条約の無効すら呼び込みかねない菅談話(その意味では村山談話よりひどい)や、尖閣衝突事件にまつわる一連のずさんな対応や、ロシア大統領の北方領土上陸を許してしまったこと等々の、外交・安保に限った話ではもちろんありません。

 選択的夫婦別姓(ヤバイ動きがあります。最後にまとめて紹介します)、外国人地方参政権付与、人権侵害救済機関設置(旧人権擁護法案)の日本解体3法案は言うに及ばず。

 内政でも、政局でも、まぁ次から次へとよくこんなに問題起こすなぁと、全く呆れ果てます。

 12月4日に臨時国会が閉幕しましたが、これもひどい有様でしたね。
 ねじれ国会だから仕方ない面はもちろんありますが、政府提出法案の成立率は過去10年で最低の37.8%、しかも菅政権が目玉としていた法案がいくつも継続審議となってしまう結果に。

 閣僚は失言連発。
 問責も連発。
 言論統制丸出しの防衛省通達は「問題ない」の一点張りで撤回せず。
 北朝鮮砲撃事件で鈍かった官邸の初動。
 中井洽衆院予算委員長の秋篠宮ご夫妻への「ヤジ」問題。
 小沢さんの国会招致も結局見送り。

 他にもあったと思うけど、今思いついたものをザッと書きました。
 とにかく、いたずらに国民を混乱、失望させることばかりしてるじゃないですか。

 ここ2~3日のニュースだけを見ても……

突然出てきたペット税構想
 (他に急いでやるべきことが沢山あるやろ!)
民主党調査会が保守系議員を無視して夫婦別姓容認の提言を強行提出
 (最後に改めて紹介します
休暇分散化の現行案見直し
 (多くの国民はこうなることは最初から分かってた)
子ども手当で3歳未満の支給額を7千円積み増し2万円に
 (で、財源は?)
企業・団体献金を段階的に減らし、2014年に全面禁止する方針
 (マニフェストの企業・団体献金全面禁止はもはや過去の話。てか、2014年まであんたら与党でいられるのか?)
高速道路の新料金「普通車上限2000円」とする見直し案浮上
 (これまたマニフェストの目玉だった高速無料化はどこへ?)
米韓軍事演習が始まった11月28日、菅首相が全閣僚に対し、不測の事態に備え原則都内にいるように指示したのに、笠政務官らは栃木県でゴルフ
 (緊張感まるでなし。菅首相の統率力もなし)

 ま、こんな調子では、枝野幹事長代理が「ファウルを積み重ね、フォアボールで1点取るくらいの粘りで」なんて消極的な作戦しか口にできないのも頷けますわ。
 てか、今後もフォアボールどころか、出てくる打者出てくる打者みんな凡退で、1点も取れなさそうな気配ですけどね。

 内閣改造の話も浮上してますが、もはやそんな小手先のことで騙されるほど国民はアホじゃないですよ。それで多少支持率が上がることはあっても、一時的なものに過ぎません。

 もうね、ほんとに最近ブログ書こうとしても、政治関係の話はもう馬鹿馬鹿しくて、書く気力が湧かないんですよ。マジで泣けてきそう(T^T)


 幕末の話に戻しますが、志士たちの志、命懸けの行動、そこには後の日本人に託されたメッセージがたくさん含まれていると思うんですよね。
 そのメッセージを、私たちは今こそ真剣に受け取らなければいけないのでは?

 本当は私たちがそれを考える前に、菅政権の皆さんに真っ先に考えてほしいんですけどね。政権の延命とか自分の保身とかばかり考えるんでなくて(言っても無駄でしょうが)。

 西部邁さんは論説の最後に、今後も日本は外交面で「精神年齢が下がり続けるでしょう」と言われてますが、政府はともかく国民の精神年齢は、逆に少しずつではあるけど確実に上がってきていると私は信じます。

 特に尖閣衝突事件をきっかけに、外交、安保、領土、国の主権、そういったものを真剣に考え始めた人は多いと思います。
 その意味では、ビデオをYouTubeに公開してくれたあの海上保安官のsengoku38氏には改めて感謝です。

 私なんかは本当に平凡な兼業主婦で、貧乏暇なしで(12月は5日を最後に26日まで原則休みなしです)、デモや集会の参加経験もなく、さらには失業中の夫を抱えてどうしたものかと悩んでいる真っ最中ですが、それでも人間として生まれてきたからには、命を賭すほどの最高の価値を見つける構えを持って、日々暮らしていきたいと考えています。


★★★選択的夫婦別姓(民放改正案)★★★

 かなりヤバイ状況に陥ってるようです。詳細は以下を。

民主党調査会、夫婦別姓容認の提言を強行提出 保守系議員の反発を「無視」(産経12/2)
 選択的夫婦別姓制度の導入を容認することを意味することになる第3次男女共同参画基本計画を、政府は年内に閣議決定する。

12.1国民大集会より 山谷えり子(YouTube)
 「2週間後に閣議決定されると言われている」(6分20秒辺りから)

Shionの部屋さん>12/3付:夫婦別姓法が強行提出へ!
ひめのブログさん>12/2付:2週間限定☆夫婦別姓阻止☆ご協力のおねがい


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★★★「生駒市市民投票条例(案)」について★★★

 パブリックコメント受付は11月末をもって終了いたしました。
 ご意見を送信して下さった皆様、ありがとうございました<(_ _)>

 制定に向けての今後のスケジュールその他については以下のようになっているようです。
 「my日本」の奈良県コミュニティより引用させていただきます(投稿者の方の許可を得て掲載しています)。

【本日生駒市役所に電凸しました。
 市議会には来年3月にあげられるそうです。来年4月末には市会議員選挙で、3月は市会議員が浮き足立っている頃できちんとした審議が行われない可能性があります。市長はその時期を狙ったのかもしれません。
 現市会議員の勢力関係では可決されそうですが、反対の電話、メール、パブコメは数多く寄せられているとのことでした。3月までの抗議活動、市会議員への働きかけ、署名活動などを継続するほかないと思います。
 なお、生駒市議会報告会が11月27日から生駒市の各小学校で順次おこなわれますので、そこに参加して意見をいってもいいと思います。明日からのスケジュールは下記の通りです。各小学校の多目的室で開催されます。
  11月30日(火)俵口小学校19~21時
  12月1日(水)桜ヶ丘小学校19~21時
  12月2日(木)生駒小学校19~21時
  12月3日(金)生駒東小学校19~21時
  12月4日(土)壱分小学校10~12時
  12月4日(土)生駒南小学校14~16時
  12月5日(日)生駒南第二小学校10~12時】

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