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「アンカー」菅政権Wパンチ!中露が領土問題連携で外交危機

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■11/3放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

菅政権にダブルパンチ!ロシア中国が領土問題で連携外交危機を青山ズバリ

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 日中首脳会談で中国ドタキャンの真相は?メドベージェフ大統領の国後島訪問を阻止できなかった理由は?中露がここまで日本に強硬に出る本当の理由とは?

 警視庁内部資料流出問題についての青山さんの解説(要旨)も最後に付けました。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はテレビ画面からデジカメで撮影しました。粗いですがご容赦下さい。


 内容紹介ここから____________________________

ロシア大統領北方領土訪問 河野駐ロシア大使、一時帰国のため成田空港に到着(FNN11/3)
ロシア大統領北方領土訪問 一時帰国した河野駐ロ大使、前原外相と菅首相に情勢報告(FNN11/3)
メドベージェフ大統領国後島訪問 ロシア外相「大統領は歯舞・色丹も訪れる計画」(FNN11/3)

(以上、ストレートニュースを伝えたあと)

山本浩之
「ま、このあとのですね、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーでは、このロシアとの領土問題を含めた日本の外交課題、今日はこれについてお話を頂けるっていうことなんですが」

青山繁晴
「ま、今ヤマヒロさんがね、あの、外交課題っておっしゃたんですけど、こう、そういうこう、いわば綺麗な言葉だけで済まないようなね、ことが最近ずっと起きてるでしょう?」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「このメドベージェフ大統領が、国後に足を踏み入れたってのは、これもう明らかに不当な、はっきり言えば、不法入国と言わざるを得ないような…」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「…ことですし、それから尖閣についても、中国は、まあはっきり言うと、これもはっきり言うと、偽装した漁船も含めてですね、あの、領海にどんどん侵犯してくるってことは全然変わってないわけですよね、基本的に。だからあの、テレビご覧になってる方々も、あるいは私たちもですね、どうしてこうも集中的に日本外交がその、踏みつけにされるのかと

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「あの、本当の背景は何なんだと。何でこんなに重なって来るのかっていうのは、あの、皆さんお知りになりたいと思うんですね。で、今日は、あの、そこを、一番根っこのところまで踏み込んでやりたいんですが、最初のキーワードはこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『罠』」

青山繁晴
「はい。えー、日本国そのもの、あるいは僕たち国民も含めて、罠にはめられていってるんではないかということを、いつもどおり、具体的に、皆さんと一緒に考えたいと思います」

山本浩之
「分かりました。えー、ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)
 
山本浩之
「まあこの数日間の間にですね、中国、それからロシアにまあ好きなようにやられて、それに対して日本の政府の対応も含めて、一体どうなってるんだろうとお思いの方、大勢いらっしゃると思うんですよね。青山さんの1つめのキーワードは、『罠』。罠にはめられているという。さっそくその解説をお願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。皆さんまず、これ見ていただけますか。で、ここに、前代未聞とありますね。前代未聞とあって、下に、愚弄される日本外交、とあるんですが、これ、日本外交が愚弄される、国際社会の中で、えー、愚弄されるような状態にあるっていうのは、実は前代未聞じゃないんです。敗戦後ずーっとほんとは続いてきたんです。どうしてかというと、軍事力の裏打ちのない外交っていうのは、基本的に国際社会では相手にされないんですよ

一同
「うん」

青山繁晴
「この現実をほんとは僕らはまず、根っこから知る必要があって、平和憲法のもとに基づく外交だから尊敬されるっていうのは、日本の学校で教えてるけれども、世界のどこ行ってもそんな現実はないんですよ。従って、前代未聞ってのは、こっち(右側の赤い文字列)にかかってるんです、本当は。例えば、中国が、大国の中国が同じ大国の日本に対し首脳会談をその場でドタキャンすると。菅総理を待ちぼうけ食らわせると。それから、ロシア大統領が、ロシア自身があそこは領土問題があるとはっきり認めているのに、そこに、日本の拒否を踏み越えて、勝手に上陸するというのが前代未聞なんですね。で、まずこの中国の前代未聞からまず見ていきましょう」
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村西利恵
「はい。ベトナム・ハノイで先週金曜日夜に予定されていた日中首脳会談を、中国がドタキャンしました」

青山繁晴
「はい。これ、中国もこれドタキャンも含めて外交なんですよね。これってほんとに異常な外交、前代未聞の、はっきり言うと、下手くそな外交でもあるんですけど、ちょっとそれを具体的に見ていきましょう」

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村西利恵
「この29日の流れをみると、日本時間の朝10時半から日中外相会談、そして、夜8時半頃から日中首脳会談が予定されていました」

青山繁晴
「はい。これあの、日中、日中って書いてあるわけですから、もちろんこれ日本が勝手に決めた話じゃなくてですね、これあの現地時間、ベトナムでは朝の8時半ですけど、ま、朝のうちにまず日中で、外務大臣の会談をやって、それから、あの、この間の、日程をこなしたあとに、夜になってからだけども、菅総理と、中国の温家宝首相の首脳会談をやるということになってたわけですよ。で、これが、このあと次にどうなったかというと、はい、この会談についてですね、えー、ちょっと出していただけますか」

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村西利恵
「朝の外相会談では、中国の楊外相は低姿勢だったので、前原外務大臣としては、首脳会談は行われるであろうという感触を得たと」

青山繁晴
「はい。えっと、この部分(首脳会談は行われるであろう)はですね、あの、前原さんが記者団みんなに言ったことなんですね。で、こっちの方(楊外相は低姿勢だった)は、あえて申しますが、私の取材に基づくものだと理解して下さい。えー、前原さんとしては、あー、事前の、その、中国外交部と日本の外務省の間の折衝ありますけれどね、えー、いろんな情報、見方あったけれども、やってみると、楊潔チ、中国の外務大臣はそんなに強硬姿勢じゃなくて、えー、前原さんは尖閣諸島は日本固有の領土ということも言いましたが、それに対して中国は原則論をもちろん言ったけれども、その、言い合いになったりですね、あるいは非常に、こう、面罵するような、面って、面罵ってあの、顔向かって、罵倒するようなことは一切なくて、その雰囲気を受けて、だから前原さんはこういう判断をして、記者団に、首脳会談は無事にこのハノイで、予定どおり行われますよと、いうことを記者団に話したわけですね。ところがですよ、はい、次出していただけますか」

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村西利恵
「この首脳会談の1時間前頃になって、中国が、中止、ま、拒否を申し入れてきたと」

青山繁晴
「うーん。これあの、ま、中止、ね、今、村西さんたまたま中止って言ったけども、その、中止というよりは、とにかくいきなり嫌だって言い出したっていう感じなんですよね。で、どうしてかというとですよ、これ実は韓国も絡んでて、ちょうどこの19時半頃からですね、えー、現地でいうと夕方の、だからあの、17時半、5時半頃なんですけど、韓国も含めた、日本韓国中国、日韓中の3カ国で首脳会談をまずやって、で、それでいわばムードを作ってですよ、そこに日本と中国が残って首脳会談やるってことだったんですよ。ところがこの3国が始まるあたりになって突然、この、こうやってその、えー、韓国もそれなりに工夫して、3者の握手を演出しようとした、その頃にですね、実は裏舞台では、いや、中国が、このあとの首脳会談、嫌だと言ってるらしいって話になったわけですね。それでこれは、あの、日本とか韓国がびっくりするだけじゃなくて、もう世界中けっこうびっくりしたわけですよね。で、それについて、びっくりしたから、中国はこういう人が説明をしました。はい出して下さい」

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村西利恵
「会談拒否の理由は、中国の胡正躍(こせいやく)外務次官補によると、『日本の外交当局の責任者は他国とつるんで、釣魚島(尖閣諸島)の問題を再びあおった。日本は会議の期間、メディアを通じて、中国の主権と領土を侵害する言論をまき散らした』。ま、このように話しています」

青山繁晴
「はい。これまずね、この胡正躍っていう人がどういう人かというと、外務次官補ですね。あの、ま、例えば日本と中国で制度の違いはありますけれど、大まかに言うと、外務大臣がいちばん上で、あの、外交で言うとね。ま、中国はその上に、外交担当の国務委員がいるってややこしい国なんですが、一般的には大臣いちばん上で、その下に次官いますね。で、次官補ってその下ですから。だから大臣より2段階下なんですね。日本で言うと、外務省の外務審議官か局長さんぐらいのもんなんですよ。その人が、どう言ってるかというと、日本の外交当局の責任者、ね、これ名前避けてるようでいて、誰、誰が見ても前原さんじゃないですか」

一同
「明らかにそうですね、そうですよね…(口々に)」

青山繁晴
「日本国の外務大臣ですよ。日本国外務大臣は、他国と、これアメリカのこと言ってんですが、つるんで、ね、あおったと。そしてさらに、えー、中国の主権と領土を侵害する、日本の外務大臣が中国の主権と領土を侵害してるんですか?侵害する言論をまき散らしたと。で、これ、僕の古巣の共同通信の訳なんですけども、あの、外務省の人たちが、あの、受け止めてるのはこれ、あおったもね、ここ、あおり立てたって日本語のニュアンスに近いってことなんです

村西利恵
「かなり、強い口調ってことですよね…」

青山繁晴
「はい。そうするとね、これ2つ異常な点があってですね。まずこの、あの、例えばアメリカと、アメリカは帝国主義とつるんで、みたいな言い方でしょ。それからあおり立ててるとかまき散らしてるとかいうのは、これ中国が、世界の孤児で、文化大革命とかやってた頃の、あの物の言い方によく似てるわけですね

一同
「はいはい…」

青山繁晴
「それが異常なのと、それからもう1回言いますが、2段階も下の人がですよ、日本国の外務大臣に向かって、このような失礼なことを言うっていうのは、これとんでもない話なんですね。このブリーフィング自体が、まあ世界が驚いたというよりは、呆れたわけですよね。で、その世界の反応を多少気にしたのか、中国がさらに付け加えて、これがあったんだと言ったのがこれなんですね。ここに入れて下さい…」

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村西利恵
「外相会談のあとにフランスのAFP通信が、『東シナ海のガス田交渉再開を日中で合意』という、ま、誤報を打ちました」

青山繁晴
「はい、これは、正確には、前原さんが、交渉再開をちゃんとやりましょうと言ったけど、楊潔チ外務大臣はちゃんと答えなかった、きちんと返答しなかったっていうのが本当のことなんですね。で、AFP通信は今、村西さんが言ったとおり、フランスの通信社ですけれども、僕はもと共同通信の記者でしたから、AFPのことももちろんよく知ってますが、これAFP通信は、昔から今に至るまで、この、速報、速く送ることは重視するけど、その代わり確認は、やや、不十分な場合もないわけじゃない

村西利恵
「そうなんですか」

青山繁晴
「うん、これはあの、誤報が多いと言ってんじゃなくて、多いですけど(笑)、あの、多いと言ってんじゃなくてですよ、多いというよりは、その、速報性を重視するとそうなるんですよ。僕のいた共同通信は、速報よりもまず確認しろってことを言ってましたが。でも、それはAFPのいわば方針で、別にいい悪いの話じゃないんですよ。何が言いたいかというと、世界の外交官は、AFPはそういうものだってこともちろん知ってるわけですよ。AFPもそのつもりでやってるわけですから。だからAFP通信だけがこれをあの、流してですよ、日本の共同通信とか、あるいはアメリカの通信社そういうこと流してないんだから、これに中国が飛びつくように飛びついて、ほら、こんな報道があるじゃないかと。それは、前原外務大臣が、そういうメディアを通じて、そういう意図的な言論をまき散らしてるんだと、そんなことを言うってことはあり得ないわけですよ、普通

山本浩之
「なるほど」

青山繁晴
「で、しかもこれは日本の外務省からすぐに抗議して、夜の9時頃になってですよ、つまりその日のうちに、というかもう、早い段階でAFP通信は訂正もしてるわけですよね。で、こういうあの、こういうことを見ますとね、皆さんがその、異常だと分かっていただけると思うんですが、なぜこういうことが起きたのか、それは実は、日本政府の中の情報当局はこう見てるんです」

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村西利恵
前原さんはハメられた。中国は最初から、前原さんに責任を負わそうと仕組んでいた』

青山繁晴
「はい。つまり、朝、現地時間で朝8時半から始まった日中外相会談では、楊潔チ外務大臣が、いわば紳士的な態度を見せておいて、油断させておいて、後ろから、この前原さんの頭の後ろから、殴ってきたようなもんだと。ね」

一同
「ああー」

青山繁晴
「仕組まれていたんだと。だからAFP通信の誤報はたまたま起きたけど、あとでそれを利用しただけで、理由の1つにこじつけただけで、もともと油断させることが目的だったんだと。これは、あの、今1人だけ(シルエットが)出てますが、ほんとは1人じゃありません、もちろんね。1人じゃないっていうのは、その、情報機関も複数です。日本政府にも情報機関いくつもありますから。で、それだけじゃなくて、えー、僕の知り得る範囲で、えー、イギリス、アメリカ、フランスの情報当局者にも聞きましたけど、違う意見の人はいないんですね。あの、言葉の使い方に強弱はあってもですよ。で、これの1つのね、つまり前原さんは、あの、いわば緩い、日中外相会談でハメられた、その、証拠に、証拠の1つになりそうなのがこれなんです。はい出して下さい」

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村西利恵
「ドタキャンの翌日、アメリカと中国の外相会談が行われました。そこで中国の楊潔チ外相はクリントン国務長官に対し、『発言を慎むよう求める。アメリカは中国の主権と領土を尊重し、いかなる誤った言論も発表するべきではない』と話したと」

青山繁晴
「はい。これすごいでしょ」

一同
「すごい」

青山繁晴
「これ、あの、アメリカ側はですね、あの、アメリカの国務省も含めたアメリカ側は、わが国務長官、つまり外務大臣が、中国の外務大臣に面罵されたと。面と向かって、その、罵倒されたと」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「発言を慎めって言ったわけですよ(笑)。ね。あの、合衆国の国務長官に。つまり、お前よけいなこと言うなと、言って、さらに、えー、誤った言論を発表すべきじゃないというのは、要するにその、尖閣諸島について、あそこは、日米安保条約の第5条、アメリカがいざとなったら日本を守る義務がありますねと、日本は普段から基地を提供してるんだから、ね、その代わり、いざとなったらアメリカ軍は日本を守らなきゃいけないと。それが含まれてる安保条約の第5条の部分が、尖閣諸島に含まれると、クリントン国務長官は、これはフェアに言わなきゃいけませんが、前原外務大臣の努力もあって、何度も言ってるわけですよ。断言してるんですね。それを、誤った言論を発表するなと。それは、アメリカ人から見たらIt's none of your business、よけいなお世話だと、何言ってるんだお前はってことになるわけで。これ皆さんね、普段と違うでしょ?中国は日本に対してわーっと言ってもですね、アメリカは、今日冒頭言いましたとおり、まさしく軍事力の裏打ちのある外交をやってるわけですから、普通はアメリカにここまで言わない。ま、ヒラリーさんにここまで言うのは、ひとつはクリントン夫妻が、前から中国系のロビイストに資金援助を受けてたって事実もあって、やっぱり言いやすいってことおそらくあるんでしょうが、しかし今回中国は、このような強硬姿勢に出てきてるわけです。絶対、尖閣諸島をわが物にしようとする意志が、強い意図が感じられるわけですね。それなのに、日本の外務大臣にだけは、非常に軟らかに出たっていうことは、その、あれはハメるつもりで演出した軟らかさだったんじゃないかと、あくまで傍証ですけどね、状況証拠ですけれども、外交に物証ってなかなかありませんから、これは、ま、国際社会では有力な、あの、証拠の1つだと考えられるわけですね。で、もう1つあります。はい出して下さい」

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村西利恵
「中国の胡正躍外務次官補は、10月の21日にも、『連日、中国を攻撃するコメントを出し、外交当局者が口にすべきでない極端な言葉を用いている』と、ま、これも前原外務大臣を攻撃してるんですよね

青山繁晴
「はい、これもう、あの、実質的に名指しで批判してると言ってもいいと思うんですね。これ21日ですから、今回のそのハノイが始まるずっと前の話からが、こうなんですね。で、どうしてその前原さんをこう狙い撃ちにするか。僕あえて言うと、前原さんにとっては名誉な話だと思うんですよ。つまりそれだけ、あの、重大視してる

山本浩之
「相手がね」

村西利恵
「恐れられてるというか…」

青山繁晴
「気にしてるってことですからね。で、1つは、その、菅政権がいつまで続くか分かんない。しかし自民党が取って代わる様子もないから、前原政権ってのができるかもしれない。前原政権できた時に、親米反中で、中国はやられるんじゃないかってことを警戒してる。もう1つ言えばヒラリーさんも、さっき言いましたとおり(トップニュースでアメリカ中間選挙について伝えられた)、オバマさんは再選されないかもしれないから、今のうちに頭を叩いておきたいってことはあると思われます。で、もう一度言いますが、前原さんにとっては、あえて言うと、日本国内では前原総理待望論って、まだそんな盛り上がってるとはとても思えませんが、名誉な話だと思うんですけれども、とりあえずは今、外務大臣としてはなかなか苦しい立場にあるわけですね。その前原さんご本人は何を考えているのか。これです」

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村西利恵
前原外務大臣の方針は、『日米の結束を強化する』、『他の東アジアの国々と静かに連携する』、そして『中国には泰然と臨む』

青山繁晴
「はい。これ、あれ?前原さんそんなこと記者会見で言ったっけ?と思った方いらっしゃるかもしれませんが、言ってません。えー、外に向かって前原さんはこの3原則を言ったことは一度もありませんが、ここに書いてる原則方針っていうのは実は前原さん自身が自分に言い聞かせてる、ご自身に言い聞かせてる、その方針でもあるんですよ。中国の圧力だけじゃなくて、実は日本国内で、前原外務大臣を降ろせと、その、前原外務大臣が強硬なことを言うから、日中首脳会談までドタキャンになったじゃないかと、すいません、他局の番組ですが、TVタックルっていうところで、大学の先生が、前原外務大臣が悪いんだと言われてですね、僕はびっくりして反論したんですが、そういう空気もある中で、前原さんは自分にこの3つのことを言い聞かせているんです。で、あの、これは僕の責任で、あの、こう申します。もちろん、前原さんの言葉として間違いがありません。1つは、日米の結束を強化するってのは、普天間問題で足元見られたけども、そこを乗り越えて、もう一度、中国という、民主主義じゃない独裁国家に対して、民主主義の側で、いろいろ、日米で考え方違うけれども、結束しましょうってことが第一。それから次はベトナムを含むですね、ハノイで開かれましたが、東アジアの他の国々と、静かに連携すると」

一同
「うん」

青山繁晴
「ここも、前原さんにとっては大事なところで、この静かにって意味は、例えばベトナムと、日本が原子力発電で協力する話はいったん潰れかかってたのが、あっという間に甦って、もう政府間では決まりましたね。それから例えば、中国が輸出するのを嫌だと言ってるレアアースについて、日本が2兆円以上のお金出してでも、ベトナムのレアアースを開発しようというようなことで、静かな連携を始めてると。その上で、中国には泰然と臨むというのは、もういちいちこういう罠とか策略にはまらないで、で、日本国内からも足引っぱられても、その、何とか泰然とやろうと、してるってのが今のその前原さんの方針なわけですね。ところが、これ別の側面で言うと、前原外務大臣は、本人の意思とは違うでしょうけれども、もう中国のことで手一杯、ですね。その手一杯のところを見透かすように起きたのが、皆さん、これですよね」

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村西利恵
ロシアのメドベージェフ大統領が初めて、北方4島の国後島に上陸しました

青山繁晴
「はい。これさっきあの、前原外務大臣が、その、日本に帰したロシア大使、河野さんに、ロシアの国内事情も聞くって言ってましたね。その意味の1つは、メドベージェフさんは、実は2年後の2012年の大統領選挙に無事に出られるかどうかが分かんない。本来は、これより下の首相にプーチンさんがいて、プーチンさんが大統領に返り咲きしたいって言うかもしれないから、本人はもちろん、オバマさんと同じでまた大統領やりたいから、プーチンさんが今までやってないことをやりたい。プーチンさんもあの、いわばもとKGBのプーチンさんも、日本の、この領土に行ったりはしてませんから、それをあえてやったということはあるんですね。しかし、皆さん、これが不意打ちだったらですよ、その、さっき言ったとおり、前原さんを含む日本の外交当局が、それこそ中国にかかりっきりになってるところの不意打ち、その、裏をかかれたってことになるんですが、違います、これ前からロシアは、行くぞ行くぞと言ってて、こないだは天候の都合で行けなかったけど」

村西利恵
「中止になりましたもんね」

青山繁晴
「でも行くんだよと、前から言ってきたわけですよ。それなのに、行かれて、今慌ててるってのはどういうことなのか。それを後半にお話ししたいと思うんですが、その後半のキーワードはこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
「2つ目のキーワード、『サボタージュ』とは一体どういうことなのか。北方領土の問題については、CMのあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「ロシアから事前予告があったのに、日本政府はなぜ手が打てなかったのか。2つめのキーワードは『サボタージュ』でした。続きをお願いします」

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青山繁晴
「はい。皆さんこれもう一度見ていただくと、このメドベージェフ大統領が日本の領土に、不当に入ったっていうのは、タイミングとしても、まあ最悪ですよね。今月間もなく横浜で、APECってものが開かれますね。これアジア太平洋経済協力会議ですけれども、そこにロシアもやって来る。えー、その前にこんなことやられんのかということになるんですが、これ実は、日本の外務省にとって話が逆だったんです。その、APECがあるから、これは来るはずがない、大丈夫と思ってたんですね。つまりこういうことです」

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村西利恵
外務省の読み間違い。それは『メドベージェフ大統領は北方4島に行かないとみていた』

青山繁晴
「はい。この場合、外務省って言っても、このロシア大使の河野さんを含めてですね、その、ロシアの担当官たちの、主とした問題ですけれどね。要するに間もなくAPECがあると。で、そこにロシアの大統領もやって来るんだと。そこで日ロ首脳会談もやると。そして菅総理に、ま、政治主導とは言いながらですよ、菅さんロシアに詳しいとは思えないし、ちゃんと振り付けをしてですよ、その、メドベージェフさんに、その、北方領土問題は、きちんと、これから話しましょうねと。その、誤解を招くような行動はないようにと。そこまで強く言うかどうかは別にして、それが伝わるように、中国じゃないんだから、柔らかく言いますけれども、その、ちゃんと伝えるように言うと。そうするとその足でいきなり、その、北方領土行ったりしないだろうという、読みをしてたわけですよ」

一同
「ああー」

青山繁晴
「全く甘ったるい読みをしてたわけですね。もう1回言いますと、APECの前にまさか行くことはしないだろうと、そこまで刺激的なことはしないだろう、そしてAPECにやって来たら、日ロ首脳会談あんだから、そのあともない。従って、これつまり当面、少なくとも、当面はって意味なんですよ、少なくとも当面はAPECがあるから安心だと思ってたら、それはいわばロシアが見たらバレバレで、今、日本がまさしく油断しててですよ、APECの先に行ってしまえば、日本はとにかく横浜で開くんだから、ホスト国だから、失敗できないから、ね、例えばロシア大統領に、じゃああなた来ないでよろしいと、言ったりできるはずがないと、そこはまさしく、その、読み切ってるっていうか足元見られてですね、だからAPECの前だから行ったわけですよ。すなわちこれは、例えばこれ、これも含めて前原外務大臣の責任ですよ?その、河野大使もはじめですね、いわばサボタージュと言わざるを得ないぐらいの、はっきり言うと仕事ぶりだと僕は思います。また外務省から、あの、僕個人にブツブツ言われそうですが。でも、これは国際社会の常識から言ったらですよ、今言ったことぐらい分かるじゃないですか。その程度のことができないんだったら、サボタージュと言われても仕方がないって意味で今日のキーワード出したんですけれど、でもそれも含めて、外務大臣前原さんの責任ですよね。そうだけれども、そして、それは、前原外務大臣やあるいは外務省の、あるいは河野大使の失点ていうことになるんだけど、じゃあ、皆さんロシアはこれで得点があんのかと。その、失点はないのかと。いや、そんなことはありません。ちょっとこれ見て下さい」

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村西利恵
1993年の『東京宣言』では、日本とロシア両国の間で、北方4島の帰属問題があることを確認しています

青山繁晴
「はい。これもっと昔、あの、1950年代にはですね、ソ連の時代に、日ソ共同宣言をやってて、そこでは、平和条約ができたら、少なくとも歯舞・色丹は返しますってことを、ロシア、いや、ごめんなさい、当時のソ連は約束したりしてるんですよね。でもそれは、仮に昔のこと、今ソ連じゃなくてロシア、と言うかもしれないけど、これ、まだ、その外交の世界ではついこないだじゃないですか。ね。エリツィンさん、みんな覚えてるでしょ。細川さんも覚えてるでしょ。そこで、その、この帰属問題があることを確認したっていうのは、あの、少なくとも4島についてもですね、その、これはロシアの領土と決まったわけじゃなくて、領土問題があるんだと。尖閣諸島と違ってですよ、領土問題なんだってことをロシアの大統領が確認したわけですよ

山本浩之
「そうでしたね」

青山繁晴
そこに、日本側が同意してないのに、その、紛争地域と自分で認定しておきながらロシアの大統領が行くっていうのは国際社会から見たら、ああ、やっぱりロシアも中国と同じで、要するにやりにくい相手で、国際社会のルールが通用しないんだなと、こことまともに商売しようとしたらリスクがあるっていうことを、満天下に知らせたのと同じですから。本当は日本ばっかり困ってるように言われてるけれども、ロシアもこれは本当は大きな失点、ミスを犯してるんですよ

山本浩之
「なるほど」

青山繁晴
「その上で、今日最後に聞いてほしいのは、じゃあ例えば中国も、あのような極端な非礼なことまでやって、どうして日本に対してこうやって出てくるのか。そしてロシアはどうしてここまで、ま、例えば少しは返していいような、見えたのが、こんなに強硬になってるのか。その根っこには非常に重大な、新しい事態が横たわってるんです。それは最後に、これです」

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村西利恵
「それが、資源獲得の競争

青山繁晴
「はい。これあの、報道番組ですから競争って書いたんですけど、本当は資源獲得戦争と、言わざるを得ないほど、今、世界は、資源をどうやって確保するのか、それも、かつての日本みたいに、とにかく中東から買ってこれる権益を持てばいいんじゃなくて、自前の資源を、他国から買うんじゃなくて、自前の資源をどうやって確保するかが大きな競争になってて、何と僕たちは、日本は資源のない国だから、その、外に出て行って資源を売ってもらわなきゃいけないって言われてたのに、何と今、たった今、この私たちの日本は、資源があるから狙われてる国に、すでになってるんですよ

一同
「うん…」

青山繁晴
知らないのは、知らされてないのは日本国民だけであって、実は世界で常識になってます。それはこの黄色で書いた部分であって、これは資源のうちですね、その、埋蔵資源、えー、で、例えば石炭や石油、それから天然ガスを使ってきたんですが、人類は第4の埋蔵資源っていうのを、今から12年ぐらい前から注目してて、それはメタンハイドレートというもので、これは今、ここの千島列島全部、そしてここから奥尻島に入っていってですよ、そして佐渡島の南を通り、日本海、の竹島、そして太平洋側で言うとですよ、日本海ほど取りやすくないけれども、この太平洋側にもちゃんとメタンハイドレートはあって、それが尖閣諸島のところまで延びてるわけですね」

一同
「うん…」

青山繁晴
「従って、ロシアが、この、えー、北方4島も含む、その千島列島全部をどうしてこんなになって必死になって押さえたいのか。韓国は竹島を、その、明らかに侵略であってもどうして押さえたいのか。中国はどうして尖閣諸島にあんなにのめり込んでくるのか。本当はメンツとか、あるいは漁業の問題だけじゃなくて、本当は、この、いわば人類の新しい、希望のある埋蔵資源と言われてるメタンハイドレートをめぐって、日本を、ターゲットにしてきてる

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青山繁晴
「今、あの、実物が、燃えてるのが映ってますけれども、これ燃える氷と言われてるんですが、これを狙ってきてるっていうことを、僕らはこの際はっきり意識しなきゃいけないと思うんですね。ということは、学校で教わった、日本は資源がない国だからというのを、政治家も官僚も、そして私たち何より国民がその思い込みから卒業しなきゃいけない。脱出しなきゃいけない。それがあの、いちばん大事なことだと僕は思ってます」

山本浩之
「そうしますとね、あの、今、その地図にもありますように、日本は周り全部競争相手に囲まれてるわけですよ、アメリカも含めてですけれども。一寸先が、もう、こう一手間違うと、もう取り返しのつかなくなるような状況にある中で、その、ま、全てその、前原さん、あるいはその上にいる菅さん、民主党政権、今すぐ否定するわけじゃないけれども、その、政治主導でですね、官僚よりも政治家が前に出て、国会でも答弁させないとか、いうふうにしてますけれども、そうじゃなくって、やっぱり優秀な官僚をもっと使ってですね、外務省だったら外務省の中で、その中でやっぱり構築していくっていうのが、大切なんじゃないですか?

青山繁晴
「大切です。それとね、あの、例えば資源と外交、そういうものが全部一体で、縦割りでやるんじゃなくてですね、それが必要だから、例えば菅総理、前原外務大臣がですよ、例えば資源エネルギー庁の役人と一緒にね、船に乗って、この日本海のメタンハイドレート、これ実際に研究成果上がってるところもありますから、そこに行ってみると。ね。今までそんな行動取ったことないじゃないですか。外務大臣が資源こと触ったりしないでしょ」

一同
「うん…、そうですね」

青山繁晴
「それを脱出して、あの、官僚もそのように、新しく使うということが大事だと思います」

山本浩之
「ありがとうございました。“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 ちなみに「TVタックルっていうところで、大学の先生が、前原外務大臣が悪いんだと言われて」という箇所の「大学の先生」って、福岡政行さんのことですね。11月1日放送分です。見てましたσ(^^)

 今日は他に、アメリカ中間選挙 与党・民主党、下院で4年ぶりに過半数割れ 上院は過半数を維持(FNN11/3)、また、警視庁内部資料流出問題 ルクセンブルクのサーバーを経由しファイル交換ソフトに流出(FNN11/3)といったニュースで青山さんの解説がありました。

 警視庁内部資料流出問題についての青山さんの解説をまとめると、こんな感じでした。

●警察サイドの複数の責任ある人々に聞くと、現段階では、外国の情報機関が工作活動としてこれをやった可能性は小さくて、内部犯行の可能性あり。例えば不満を持った人によって行われた可能性もあるから、そこにかなり絞って調べてるようだ。

●但し、APECの直前ということもあり、それから尖閣や北方領土も含めて日本の周りで非常にきな臭くなってるタイミングでもあり、それから手口が込んでいる。

●総合すると、単なる不満分子が思いつきの嫌がらせでやったとは僕は個人的には考えにくい。直接手を下したのはひょっとしたら内部の人間であっても、例えばハニートラップや、お金を掴ませて、そのお金の出元も汚いものにしておいて後で身動きがとれないようにしたり、いろんな工作は世界中で行われてるから、その可能性も含めて本来は捜査しないといけない。

●犯人が誰かということに加え、日本の情報機関の中で、たとえば警視庁の外事とか警察庁の外事情報部というのは、敗戦後の日本の中では各国から信頼されてる、比較的評価の高い情報当局だから、それが打撃を受けるというのは、そこもちょっときな臭いものを感じざるを得ない。


 これら青山さんの解説も含め“ニュースDEズバリ”以外の箇所については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが近日中に起こして下さると思いますので、ぜひご覧下さい。


※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ NEW!
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

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