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「アンカー」日本の農業をダメにする役人と戸別所得補償制度

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■10/13放送「アンカー」 未来はあるのか?ニッポン農業 緊急生激論

農家をダメにする?所得補償の落とし穴…

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 水曜日の「アンカー」です。
 普段は青山繁晴さんが出演されているのですが、1コ前のエントリーで書いたように、この日はお休み。
 代わりにやっていたのが、日本の農業を考える企画でした。

 この企画がなかなか良い内容で、読者様から「起こしてほしい」というリクエストもいただきましたので、起こすことにしました。

 戦う農業経営者・岡本重明さんがスタジオに生出演。
 岡本さんは農業生産法人・有限会社新鮮組を経営されており、「農協との『30年戦争』」という著書も出されています。

 但し、今回は完全起こしではありません。
 岡本さんの発言の部分はほぼ完全に再現していますが、他の出演者の発言は要約をしています。
 画像は例によってデジカメでテレビ画面を撮影しました。粗くてすみません。


 内容紹介ここから____________________________
(岡安譲キャスターからまず概要紹介)

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 この季節になると新米が出回るが、今年はこんな異変が起こっている。
 新米が古米よりも安いという逆転現象。

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 理由のひとつは供給過剰、つまり消費予測より米が多く獲れてしまったために、こういう現象が。
 新米が安いのは消費者側には嬉しい話だが、喜んでばかりもいられない。
 その理由は、コメ価格の下落で税金投入が増えるから。

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 民主党の政策による戸別所得補償制度というものがある。
 減反などに応じたコメ農家に対し、生産コストよりも実際のコメ価格が下回った場合、差額として10アールあたり一律15,000円が支給される。

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 但し、もしコメ価格が下がってしまった場合は、赤字の分もプラスαで税金が投入される。
 つまり、コメ価格が下がってしまうと、15,000円よりも多くの税金が投入されることになる。
 よって、財源がどのぐらい必要なのかが分からない。

 …………………………VTR開始…………………………

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 愛知県の渥美半島、ここに戦う農業経営者がいます。
 農業生産法人・有限会社新選組の岡本重明さん。

 岡本さんは高校卒業後、家業を継いで以来、農業一筋に30年。
 今では、水田20ヘクタール、大根など野菜の畑を5ヘクタール所有し、さらに近隣農家の水田耕作80ヘクタールを請け負っています。

 しかも、米作りにかける日数は1年間にわずか3カ月半だけ。
 あえてそれ以上は手間をかけず、徹底的にコスト削減することで、戸別補償などの補助金がなくても、採算がとれていると言います。

 「日本の農家は儲からんと言うけどホント?農家はしたたかだよ。儲からんわけがない

 岡本さんは独自の農業経営を続けるために、2001年に農協を脱退。
 その戦いの歴史を去年、1冊の本にまとめました(「農協との『30年戦争』」)。
 日本の農業について、言いたいことが山ほどあると言います。

 「嘘ばっかり言ってんだよ。日本の農業は弱い?だから守れ?嘘ばっかり言うなと。守ってるのは農業じゃない。役人の利権を守ってるだけなんだよ。そのことを理解してもらいたい」

 …………………………VTR終了…………………………

(以下、名前の明記していない部分の発言は全て岡本さんの発言)

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岡本さんの主張(1)「戸別所得補償」なんていらない!

 (私は)戸別所得補償の申請はしておりません。全然必要ない。だって、自分の経営でしょ?自分の経営のものを、他から補填してもらわなければ成り立たないってことは、会社としては倒産ですよ。

(山本浩之:それでやっていけるんですか?)

 ちゃんと、社員の給料は延滞しておりません。秘訣は徹底的なコストダウン。お米作りは人件費はほとんど必要ないんですよ。稲作に関しては全て機械化なんですよ。機械の稼働率を高めることがコストの削減なんですよ。それをただ徹底的に行ってるだけ。

(岡安譲:具体的に機械化はどういう部分を?)

 1から10までです。田植えから刈り取り、収穫、乾燥まで全てですよね。肥料はお米はそんなに要らない。もう日本の技術革新すごくて、例えば有機米とか作ろうと思うと、虫に食べられてたっていう格好で生産者も甘んじてる。今、私どもの入れてる機械は、全て玄米の段階で汚いもの、虫にかじられたものを排除、選別する。白米はお米屋さんがやってたけど、玄米はなかなかなかったけれども、それがすごくリーズナブルな価格に下がって、だから日本の農業支えてる産業界、ものすごい技術持ってるんで、それをうまく順番に自己資金で導入しながら進めてくれば、もうお米の補助金とか全然不要。

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(岡安譲:岡本さんからコストは下げられるんだとお話がありましたが、戸別所得補償によって、その意識が欠落するんですか?)

 はい。先ほど言ったように、自分の経営なんですよ。自分の経営でやって、これで商売やっていくんだと、企業がですよね。その時に自分の作ったもののコストと、マーケットでいくらで売れるのかっていうことの中で、自分が行く。その時にこう、当然もう僕らは、米1俵60キロが1万円になるだろうと、今のままだと。そこで自分が食べていくためにはどのようなコスト削減なんだっていうことを、ひとつじゃだめなんですよね、地域の水の管理とか、掟とか、さまざまな部分がある。そこで非常に戦いが起こるんだけれども、それに進んで行けばコストは下げられる。

(須田慎一郎:大規模農業をやってるからこそ、機械化が進んでコストが下げれるのでは?)

 採算ラインで言うと、個人農家の方が採算ラインが低いですよ。零細農家って日本で言うけど、日本の農家って世界から見たら零細農家なんですよ。でも、その中で勝っていくためにどうしたらいいのかを考えていく。だから僕は、自分がビジネスで見てるから、補助金っていうものがあるっていうことだったらアホでもできる。

(山本浩之:耕作面積に余裕のある農家と、山間部でやってる農家とでは、コストも変わってくるのでは?)

 農作物は適地適作なんですよ。日本の農家が、例えば米が作れる地域、作れない地域、先ほど大規模と言いましたが、私どもの地域は畑はすごいですよ。田んぼは一枚、平均が8.9アール。10アールを切ってるんですよ。それもすごく交通の悪い所で私は利益を出してる。出すように努力してる。

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(岡安譲:補助金狙いの“コメ農家”が増えるっていう、これは実感されますか?)

 はい。大規模に農業集約しようと思うと、利益が出ないから、農家、地主さんが田んぼをどんどん預けてくるんですよね。それで規模拡大に向かってきた。ところが戸別補償になると、僕らが払う地代、年貢ですよね、よりも、新設の方が儲かるからといって、にわかの、農家の肩書きだけども、他に行って、にわかで作っていくから、集約してたのがまた分散するっていうことが、ま、私どもの地域は少ないですけれども、日本全国でかなり始まってますよね。

(岡安譲:戸別所得補償があるから、あまり真面目にやらない農家も増えてくるということ?)

 真面目にやる、やらないと言ったら語弊があるんだけど、要は利益が取れなくても、ビジネスライクに、自分が使ったコストと売りに対しての利益が取れなくても、補填があるから、補填を目当てにした農業やる人たちが増えてきてるんです。(補填は)もうやめてくれと、いい加減にしろと。

(村西利恵:天候によって獲れる量が左右される。農家にとって補填があるのは安心では?)

 天候によって補償があるっていうのは、私どもの地域はあまり影響ないが、確かに、東北の人はありますけどね、過去に。それは農業をやってると、もう想定なんですよ。もうそこまで読んだ上で経営しなければ無理。

(須田慎一郎:農家はどんどん高齢化が進んでいる。すると自分たちでできないから、岡本さんのような農業法人に任せたり、第三者継承をするなど、どんどん世代交代が進んで行きかかっていた。ところが、この補助金が出ることによって、継承というのが進んで行かなくなって、とにかく高齢者でも少しやってればお金が出てくるということで、大きくブレーキがかかってる部分がある?)

 はい。おっしゃるとおりです。

(岡安譲:減反政策についてどう思われますか?)

 愚の骨頂。もうバカとしか言いようがない。先ほど言ったように、お米の生産コストというのは、機械の償却代金なんですよ。田んぼを生産の工場と見て下さい。田んぼもひとつの工場。水も工場。機械も工場。それをただ運転してる人間が必要なだけだという産業なんですよ。減反にするっていうのは、工場として見た時に、施設は全部揃ってるのに稼働率を落とせっていうことなんですよ。だから競争力ということを、僕はもう、たぶん役人との根本的な違いはどこかというと、僕の競争力は国際競争力なんですよ。それを見た時に、徹底的に生産して、攻めるためには、コスト削減なんですよ。

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岡本さんの主張(2)日本農業は輸出産業になる!

 農産物の価値観って何かというと、安全なんですよ。それで、私は日本の農家、みんなの技術を信頼してる。これだけの技術持ってる農民ってのは世界にいませんよ。それで、官僚のこと悪く言いますけど、これだけ日本の隅々までインフラを整えてる国もない。まして、この国ほどきれいで安全な自然環境を持ってる国はない。世界ナンバー1の技術を持ってる農民が、世界に誇れる環境を持ってる国から、安全というものを具体的なファクトを持って、作り上げた農産物を、自由に海外に輸出できるという体制を構築したら、日本の農家は確実に勝てる。現場が勝てる。だから僕は、(農業が)弱いっていうのは、アホな役人等の刷り込みや。

(山本浩之:輸出産業になるのは賛成なんですが、輸出をすることになると、いま歯止めをかけてる輸入も認めなければいけなくなりますよね。たとえば中国やアメリカなどで、日本のササニシキとかそういったものを実験的に栽培したことがあったじゃないですか。そういったものが上手く行けば、耕作面積は圧倒的に向こうの方が広いが、それでも勝てますか?)

 勝てます。私は中国で農場もやってます。現地でいちばん苦労するのは、向こうの農民たちやワーカーの人たちの、まず教育なんですよ。もうね、100年かけて、あの国とかいろんな国が、農民というレベルに対しての教育をやらない限り、日本の今の我々の技術にはついてこれない。私は日本の農家を信頼しきってる。だから逆にいうと、俺が作る米、野菜を持って戦わせに行く環境を役人に作ってくれと。

(須田慎一郎:輸出産業になるって主張した人は、最近出てきた発想ではなく、もともと農政に詳しい人は昔から言っていて、例えば亡くなられた松岡さんが安倍政権で農水大臣だった時、海外、特に中国のマーケットに売り込みに行った。輸出競争力は十分にあると思うが、全部が全部そうではない。自由化して勝ち組の人たちはハッピーになっても、そうじゃない人たちは農業をあきらめざるをえなくなる可能性も高いですよね?)

 はっきり言わせてもらえれば、もう日本の農業つぶれてるんですよ。つぶれてなければ、こんな政府がやってる補助金なんて不要。つぶれてるからどんどん点滴入れてるわけでしょ?だからつぶれてるんですよ。

 だったら輸入自由化が反対だ、で、オレンジ(が輸入自由化された後)、日本のみかん、どうなりました? 3年前からですよ、東南アジアの主要国に行けば、日本のみかんと全く同じ形だけどもパサパサで食べられないようなものが、日本では高価なマンゴーよりも(東南アジアではみかんが)非常に高く売れている。なぜ、そのようなマーケットが、アジアの経済成長が見えてくる時に、日本のみかんを輸出っていう方向に持っていくようなことを、農業に関わってる役人とか、既得利権団体の人たちは動こうとしなかったのか。僕はそれで、日本の仲間が真剣にやってる技術のある人たちが、どんどんと追い込まれていくことに怒りを感じている。

(山本浩之:農業は日本の基幹産業なのに、私たち消費者はあまり詳しく分かっていない)

(島村洋子:私はカクテルに興味があって、外国人のバーテンダーと喋った時に、ゆずとか、こんな素敵なライムはないのに、どうして入ってこないんだろう、日本にしかないんじゃないかなと。ああいうのほしがってる人たちがいるが、ルートがないのか…)

 私、はっきりこう今、感じてるのは、姑息な手段を使って、この農産物(はこうする)とか、こんなことやらずに、もういっそのことFTA(自由貿易協定)なんですよ。そうしたら日本の、もう完全クオリティーで戦えるんですよ。変な制限かけていくから、変な圧力かかってダメになると。だから日本の農家を僕は信頼しきってるから言えるんですよ。守れ守れって口で言ったって、戦う場がなくてどうやって日本の農家守ってやるの? 戦いに行く場所さえ作ってやれば、日本の農家は自分で戦って勝ちますよ。僕はそれだけ日本の農民を信頼しきってる。

(須田慎一郎:バランスだと思う。弱者に対してのある程度の補償、バックアップをしていく必要はあるのでは?)

 私は弱者は日本にはないと思ってます。適地適作で、要は既得利権の団体で今までの流通経路しか考えてないから、それしか作らない分だけれども、既得利権なしに様々な日本には会社がある。それぞれの商社が、自分の得意な国に得意な作物を持って作って売っていくという格好で、農家が自由に販路を、作ってくれるパートナーと組んでいける体制を組みさえすれば、山間地でなければできない、僕は、平地ではできない作物あるんですよ、それで輸出をするってことは国内での物流が減る、それによって、生産量はあっても物流のコントロールによって価格の維持ができていくんですよ。ですから、今のまんまでつぶれるとか、そんな陳腐な議論、僕はしたくない。農家は知恵があります。それを出荷先を制限してるからおかしい。だからFTAによって、日本にはさまざまな優秀な商社がいっぱいあるんで、その人たちが自由に農家と手を組んで、海外に攻めていくっていう。だから既得利権の解体と、農水省の役人たちの天下り先をつぶしていけば終わり。

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岡本さんの主張(3)自由競争が農家を強くする

(山本浩之:そんなに今、縛られてしまってるんですか?)

 具体的には言いませんけど、私が自分の米を出荷しよう、輸出しようと思うと、ものすごい縛りがある。野菜を出荷しようと思っても、様々な役人の許認可が必要。アホくさくて、もうね、もうほんとに、あの役人のバカのお陰で戦えないんだもん。

(山本浩之:輸出したいと手を挙げてもなかなか通らない?)

 手を挙げるんじゃなくて、具体的に出そうと思っても無理。だからいっそのことFTAにしたら、役人が干渉できないじゃない。既得利権が干渉できないじゃない。そういう既得利権つぶせ、じゃないんですよ。既得利権で強いんだったら、新規に参入した人たちももっと農家に対して利益を求める動きをする。農家が競争できるっていうことは、扱う業者も全て競争になるんです。その競争の中で初めて日本の農業が成長できる。

 それと、僕は何で農業輸出をこれだけ言うかというと、経済がどうのこうのってみんな言ってるけど、車も電器も流行り物がある。売れる時も売れない時もある。農産物で輸出の国を作っていければ、毎日消化されて、安定的な経済の基盤が構築できるんですよ。その日本の農業での経済輸出基盤を作った中で、余裕があれば、素晴らしい技術持ってる工業とか何かが、国内の消費から余力を持って攻めていけるでしょう。目先のことばっかりで役人が動いたり政治家が動くから、アホになるんだよ。

(山本浩之:これだけ長い文化があって培われたノウハウのある米というものを、ベースにすればいいんですよね、日本の産業の。今日は岡本さん、言いたいことの何パーセント言えましたか?)

 100%と言いたいけれども…(笑)。先ほど須田様に言われたように、(農家の)弱いところどうのこうの、たぶん疑問持つ方おられると思う。俺らどうなるんだと。ここでは言えない部分の、弱いところにおいても、どのようなやり方って、私のアイデアは山ほどあります。各地域、地域の。いつでもご相談に来ていただければ。

 ____________________________内容紹介ここまで


 岡本さん、すごくキャラ立ちしてました(≧∇≦)
 「アホ」「バカ」とか、やや言葉がきついため、ヤマヒロさんはその都度焦ってらっしゃいましたが(^_^;
 でも、関西の視聴者には、はっきりしててちょうど良い感じだったのでは?

 私は農業のことはさっぱりなので、岡本さんの主張をどこまで信じてよいのかどうか分かりませんでしたが、ただ、日本の農業政策はやはりこのままではダメだな、ということだけは分かりました。

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「お気楽くっくり」更新済
 救出劇がきっかけで知ったチリの国民性。

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