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ノーベル賞をもらえなかった北里柴三郎「ビーバップ!ハイヒール」

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ライブドア「ここヘンJAPAN」の拙ブログ記事転載は了承済です。

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 中国の民主運動家の劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏がノーベル平和賞を受賞!
 ノルウェーの心意気に拍手!(≧∇≦)

 この件については後ほど書きます。
 
 まずはこちら。

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■10月7日放送「ビーバップ!ハイヒール」~世界を救ったニッポンの医療~

 10月6日、2年ぶりに日本人がノーベル賞を受賞。
 暗い話題続きの日本が久しぶりに沸きました。
 ノーベル化学賞を受賞された鈴木章教授と根岸英一教授、連日マスコミに引っ張りだこですね。お二方ともとても明るく気さくな方で、インタビュー見てるとなごみます(^o^)

 ただ、今回受賞されたお二方に関しては、「同じ分野で受賞してもおかしくない日本人研究者があと数人いる」という専門家の話もあるようです。
 運とか人脈とかも、おそらく関係あるんでしょうね。

 「受賞してもおかしくない日本人研究者」にちなんだ訳ではないですが、今日は10月7日に放送された朝日放送の「ビーバップ!ハイヒール」から、ノーベル賞を受賞してもおかしくなかったのに、なぜかそれを逃してしまった北里柴三郎のパートを紹介します。

※画像はデジカメでテレビ画面を撮影しました。粗くてすみません。


 内容紹介ここから____________________________
<<<予防接種の発見 北里柴三郎>>>

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 北里柴三郎は「近代医学の父」として世界的には非常に評価されているが、日本では逆にあまり知られていないかもしれない。

 北里柴三郎は予防接種の科学的根拠をはっきり示したことで、その後、多くの伝染病の予防接種が開発された。

 彼の世界的な大発見とは?
 なぜ「近代医学の父」とまで言われるのか?

 人類を菌やウイルスから守る予防接種。
 感染症の予防策として世界中で取り入れられている。

 その原理を発見したのは何と日本人。
 北里柴三郎(1853-1931)。
 彼の偉大な功績をご存知だろうか。

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 1885年、研究者としてドイツへ留学することになった北里。
 そこで細菌学の父と呼ばれるロベルト・コッホ(1843-1910)の教えを乞うことに。

 彼が取り組んだのは、当時大流行していた破傷風の研究だった。

 破傷風とは、傷口から侵入した菌が体内から毒素を出し、中枢神経を冒す。すると全身の筋肉が痙攣し、硬直。ヨーロッパで年間数万人が命を落としていた。
 治療法はなく、菌の正体も分かっていなかった。

 そんな破傷風の研究を始めた北里に……。

 「役に立たない日本人が何しに来てるんだ」
 「この前まで鎖国していた国の人間に、破傷風の研究なんてできる訳がない」

 周囲は余りにも冷ややかな対応だった。
 それを如実に表す写真が残されている。

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 同じ研究所で働く仲間たちとの集合写真。その中で北里は、明らかに除け者扱い。

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 これぐらいのことで、彼の強い志はびくともしなかった。

 「何と言われようと、世界中の人を救う事が医師の務めだ」

 心にあるのは、ただそれだけだった。

 北里は何日も研究室で寝泊まりし、研究に没頭。
 それを後押ししたのは、日本人特有の勤勉さだった。

 その4年後、彼の努力が実を結ぶ。

 「見つけたぞ。正体はこいつだったのか」

 1889年、北里は世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功。
 不可能と言われていた医学界の常識を覆す大発見を成し遂げた。

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 仲間の研究員たちは盛り上がった。

 「やったな北里!」
 「さっそく治療薬の開発に取り組もう!」

 『いや、治療薬を作るだけでは意味がないんだ』

 北里は次にやるべき事を見据えていた。

 『治療薬ができても、個人の病気を治すことにしかつながらない。それ以前に、破傷風にかからない予防策が必ず必要になってくるんだ』

 当時、世界中でコレラやペストといった伝染病が大流行。
 そのため、当然のことながら、医学界では患者を治療することだけが医療と考えられていた。

 しかし、北里はその一歩先にある予防に着目。
 病気にかからないための医療を模索していた。

 そんなある日。

 仲間の研究員と街を歩いていた北里が、とある城の前まで来た時……。

 「大きな城だな」
 「キタサト、こんな話を知ってるか。昔、ドイツの貴族は暗殺を恐れて、いつ毒を盛られても大丈夫なようにって、毎朝少しずつ毒を飲んで、その毒に慣れようとしたんだって」
 「毒に慣れる……?」
 「まったく馬鹿げた話さ。笑っちゃうよな」

 ……!!
 時代が彼を揺さぶった。

 『いっそのこと、人体に被害がない程度に破傷風菌を取り込めば、慣れて細菌に対して強くなって行くのかもしれない。よし、さっそく試してみよう』

 こうして北里は再び常識を覆す実験に取りかかる。
 少量の破傷風菌を健康なマウスの体に注入するという、誰も考えたことのない実験だった。

 それを知った他の研究員たちは……。

 「あんな事をしたら、感染して死ぬに決まってるじゃないか!」
 「とてもまっとうな医療行為とは思えない」

 またしても多くの研究者たちが北里を批判した。
 しかし、北里は自分の考えを信じ、研究を続けた。

 その結果、菌を注入したマウスの一部に「慣れ」が生じ、発症しなかったのだ。

 そしてさらに、その「慣れ」を生じたマウスの血液から上澄み液を抽出。
 その上澄み液を「慣れ」が生じていない別のマウスに注入。
 すると、そのマウスは、菌に感染しても破傷風の症状が出なかったのだ。

 「よし、成功だ!」

 これこそが、世界初の血清療法(予防接種の原理)の発見だった。
 人類は彼の手により、新しい医療の第一歩を踏み出した。

 そして…。

 「彼はすごいドクターだ」
 「世界は彼に救われた!」

 世界が北里に賛辞を贈る。
 あの写真が撮られた日から6年後のことだった。

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 もう誰も彼を除け者扱いにしない。

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 世界トップレベルの研究者の中で、堂々と胸を張る。
 日本人ドクターが世界に認められた瞬間だった。

 そして北里はこんなことまで……。

 ある仲間の研究者のもとを訪ねた北里。

 「ミスター・ベーリング」
 「おお、ミスター・キタサト」
 「血清療法は、ジフテリアでも応用できるはずだ。存分に役立ててくれ」

 苦労して作り上げた研究資料をあっさりと提供。

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 相手は、同じ研究所でジフテリアの研究をしていたドイツ人学者、ベーリングだった。

 北里はベーリングの研究の手伝いまでした。

 1901年、第一回ノーベル賞。
 「ジフテリアにおける血清療法」が評価され、何とベーリングが医学賞を受賞したのだった。

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 ベーリングは、その受賞会見でこんな事を語っている。

 「この賞をもらえたのは、すべてドクター北里のおかげです。彼がいなければ、私はここに立つ事はできなかったでしょう」

 このスピーチを受け、日本に帰国していた北里に、世界中の研究機関から招聘のオファーが。

 しかし……。

 「お話は嬉しいのですが、日本には世界で活躍できる優秀なドクターがまだまた沢山いると、私は信じています。これからは、そんな日本人ドクターの手助けをして行きたいのです」

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 こうしてその言葉どおり、北里は日本初の「伝染病研究所」を開設し、世界に名だたる研究者を次々と世に送り出した。

 医学界の数々の常識を覆した北里を、人は「近代医学の父」と呼んでいる。

 ____________________________内容紹介ここまで


 かなり見づらいのですが、以下の画像は、医療の分野で世界に貢献した日本人ドクターの一覧表です。
 赤で塗られているのが、北里が開設した「伝染病研究所」の出身者。

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 北里柴三郎は他にも、1894年、ペスト菌を世界で初めて発見するなど、大きな功績を残しています。
 なのに何で北里はノーベル賞をもらえなかったのか?
 
 この日のゲストだった、東京大学大学院理学系研究科広報担当特任助教でサイエンスライターでもある佐藤健太郎氏によれば、「今だったら絶対もらってないとおかしいと思います」とのことです。東洋人への差別があったのではないかという説もあるそうです。

 ちなみに、10月8日放送の「ミヤネ屋」でやってたんですが、ノーベル賞にその人がノミネートされてるかどうかっていうのは、50年後ぐらい経ってからでないと分からないそうです。

 で、番組スタッフが今回、過去ノミネートされていたのに受賞を逃した日本人を調べたところ、野口英世、渋沢栄一、そして北里柴三郎の名前があったそうです。
 北里がノミネートされていたのは、まさしく第一回、ベーリングが受賞した1901年でした。

 ほかに、この日の放送で取り上げられた日本人は……

●江戸後期、母、妻の尊い犠牲により、全身麻酔薬を開発した華岡青洲。1804年、世界初の全身麻酔手術に成功した(ヨーロッパより40~50年先駆けていた)。

●1950年、胃カメラを開発した東大付属病院医師の宇治達郎と、オリンパス研究所の技師・杉浦睦夫。胃ガンの早期発見を可能にしたこの医療器具は、またたく間に世界に普及。多くの患者を死の恐怖から救った。

●1987年、エイズ治療薬を世界で初めて開発した満屋裕明氏(現・熊本大学医学部教授)。エイズの原因となるHIVウイルスの増殖を抑える新薬「AZT」の誕生で、死者は大幅に減少。HIV感染者でも発症せず、寿命を全うできるようになった。

 ゲストの佐藤健太郎氏は、こう述べておられました。

 「日本人は医療あるいは医薬の分野で非常に大きな功績を上げて、世界中から尊敬される研究者がたくさんいます。私たち日本人は彼らの功績をもっと知って、もっと世界に誇ってもいいんじゃないかと思います」

 最近の日本では、若者の理系離れが言われてますよね。
 もともと日本はこういう研究開発とかには、あまり予算を回さないというのもありますよね。
 さらには、海外留学をする若者の数も減っていると。

 10月7日でしたか、読売テレビの辛坊治郎さんのニュース解説で見たのですが、アメリカの大学への国別の留学生の数を見ると、アジアは、ま、中国は人口が多いから留学生の数も多いのは分かるとしても、日本より人口の少ない韓国が日本の5倍ぐらいの数の留学生を送り込んでるそうなんですね。

 この調子では、ノーベル賞も20~30年後には日本人受賞者がいなくなって、中国や韓国の受賞者ばかりになるんじゃないだろうか?と、辛坊さんは危惧してました。

 それに、今回受賞されたお二方は30年ぐらい前の成果を評価されたんですよね。てか、ここ数年の受賞者もそういう方が多かった記憶が。

 ということは、いわば日本には「貯金」があって、そのお陰でこの先もしばらくはノーベル賞受賞者も出るかもしれないけど、じゃあ、その先は……?(゜ペ)ウーン
 (ま、そこまでノーベル賞にこだわる必要があるのか?ってことも考えますけどね)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 と、今日(10/8)夕方まで、以上の文章をまとめていたら、午後6時台のテレビニュースで速報が!

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 今年のノーベル平和賞の受賞者が、最有力候補と言われていた中国の民主運動家の劉暁波氏に決まったという速報でした。

 中国国内在住の中国人がノーベル賞を受賞したのは初めてだそうですが、中国政府はもちろん、中国人民も素直には喜べないという、皮肉な結果になりました産経10/8 20:31)。

 この件については、少し前に、中国政府側が「劉氏に平和賞を授与すれば、ノルウェーと中国の関係は悪化するだろう」とノルウェーのノーベル賞委員会側に圧力をかけていたことが報道されていましたが、さすがノルウェー、日本とは違って中共には屈しませんでしたね。
 (もしかしたら、ノルウェー側が「ここで劉氏を選ばないと、かえって国際社会の批判の矛先がこっちに向くかもしれない」と考えた側面もあったのかも?)

 劉暁波氏といえば天安門事件、そして「08憲章」。
 「08憲章」は日本では当時もあまり報道されませんでした。拙ブログでも、2008/12/27付:「ムーブ!」中共独裁終結を求める署名“08憲章”、たぶんここで一度取り上げた程度です。

 劉暁波氏は日本ではともかく、中国国内でもほとんど知られていません。中共が劉暁波氏に関する報道自体を規制しているので当然なんですが。
 ネットでも、たとえば「ノーベル平和賞」というキーワードは現在検索ができなくなってるそうです。

 NHKの夜9時のニュースや民放各局でもやってましたが、中国のテレビはNHKの7時のニュース(海外放送)で劉暁波氏受賞を伝え始めた途端、画面が切れて真っ黒になりましたね。CNNやBBCなどもそういう状態になってしまったと。
 あからさまな情報遮断です。

 そして中国政府の反応ですが、さっそく外務省が談話を発表(時事10/8)。
 「賞の趣旨に完全に反し、平和賞を冒涜するものだ」
 「授与を決定したノルウェーとの関係に損害を及ぼすだろう」
 
 情報遮断にしろ、談話の内容にしろ、予想通りすぎて笑った(^_^;

 むしろ日本側の反応が気になる私です。

 菅さんもさすがにお祝いの言葉を述べるわけにはいかなかったようで、「普遍的価値である人権について、ノルウェーのノーベル賞委員会がそういう評価をし、メッセージを込めて賞を出した。そのことをしっかりと受け止めておきたい」と、当たり障りのないコメント(産経10/8 21:02)。

 てか、わたしゃ菅さんよりも、媚中の仙谷官房長官のコメントが聞きたいなー(^_^;

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※拙ブログ関連エントリー/「ビーバップ!ハイヒール」
09/5/9付:日本人の習慣の由来 「ビーバップ!ハイヒール」より
6/13付:京都裏ミステリー七不思議第2弾 「ビーバップ!ハイヒール」より
10/3付:国旗に秘められた物語第2弾「ビーバップ!ハイヒール」より
11/23付:京都の地名に潜むミステリー「ビーバップ!ハイヒール」より
12/20付:日本人の習慣第2弾 年末年始編「ビーバップ!ハイヒール」より
10/1/11付:城に隠された歴史ロマン「ビーバップ!ハイヒール」より
10/5/3付:したたかに生きる小国たち 「ビーバップ!ハイヒール」より
10/6/21付:世界が忘れない日本の物語「ビーバップ!ハイヒール」より

※拙ブログ関連エントリー/ 「日本人」シリーズ
【一覧】外国人から見た日本と日本人
06/10/8付:【アンケート】「生まれ変わっても日本人になりたい?」結果と全コメント
07/3/5付:「日本人」について考えさせられた記事
08/11/3付:「雷」工藤艦長の武士道精神とサー・フォールの報恩
08/12/16付:「ATLAS日本」アメリカから見た現代日本
09/3/21付:桜と日本人の感性
09/5/23付:日本とトルコ 友好の歴史
10/3/23付:江戸時代を見直そう
10/3/30付:江戸時代を見直そう(2)


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