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「アンカー」党内野党を抱えた菅政権&尖閣沖中国船衝突事件の深層

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■9/15放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

菅氏再選、小沢氏の次の一手は!民主代表選最中に発生尖閣沖漁船衝突事件の対応は…青山がズバリ

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 再選されても菅さんは前途多難、小沢派との絡みもあって内向きにならざるを得ない状況。一方、自民党の若手議員は小沢派と極秘接触。
 後半は尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件。報道されない実態と海上保安官の苦悩。

 コーナー直前、菅さん再選を受けて今後の政治日程について青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。

 コーナー本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 YouTubeに動画を見つけられなかったため、画像はテレビ画面からデジカメで撮影しました。粗いですがご容赦下さい。


 内容紹介ここから____________________________

 …………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
 
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 景気の問題から何から深刻なんですけど、これ政治日程を見ただけでも、ちょっとのけぞるような難しさなんですね。
 まずもう、いきなりすぐ24日頃に国連総会に総理、行くんですが、そこでオバマさんとやっぱり会談しなきゃいけないですけど、これまさかアメリカが断るってことはないと思うけども、逆にオバマさんと話した時に、普天間問題をどういうふうに説明するのか。名護市議選で反対派が圧勝した中で、適当なこと言ったらまた問題だし、いま、もう移設できませんとまさか言えないし、ここでまず困るでしょ。

 そして中国の温家宝総理が来るんですが、菅さんに会わないと今は言ってるらしいんですよ。例の尖閣諸島の問題で。そうすると国連総会に行ったはいいが、日米関係も日中関係も難しい問題に突き当たる。

 そして10月には例の小林千代美議員が、日教組(北教組)の不正政治献金の問題で辞めて補選があるが、勝てば逆に民主党はある程度世論からみそぎが終わったってことになるが、負けたら、自民党は町村さんという大物がわざわざ議員辞職して出るから、これ実は負ける可能性ある。まだ分かりませんが。

 で、そのあとに日本の横浜でAPECを開いてオバマさん来るが、これまた普天間どんどん難しくなる中で一体どんな説明するんだと。その上で沖縄知事選があって、これもし負けたりするともう目も当てられない。

 そして通常国会開いたら、今度はいよいよもう本当に厳しい局面やってきて、この予算本体は参議院が反対しても最終的には衆議院の議決が予算そのものになるが、予算を執行するための関連法案は実は優先権がないから、今の与党は衆議院で3分の2持ってないから、ここでもう行き詰まることになるわけです。

 するとひょっとしたら衆院解散総選挙かってことも含めて、ちょっとこれだけずっとあまりにも難しい政治日程が続くっていうのは、僕もあんまり見たことないですね。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………

山本浩之
「そこで今日の青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーでも、この代表選後の政局の行方について解説をしていただけると」

青山繁晴
「はい。あの、昨日今日と当然この代表選を受けた政局の話で、ま、メディアあふれかえってるわけですけれども、あの、このコーナーでは、ちょっと視点を変えてですね、この民主党代表選挙の決着ぶりが、私たちの経済と外交にどのように影響するのかっていうことに絞って、切り口を絞って、今日は皆さんと一緒に考えたいんですが、キーワードはこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『内向性総理大臣』」

青山繁晴
「内閣総理大臣じゃなくて…」

山本浩之
「ああ、ねーこうせー(?)総理大臣ですね、上手く言うと(笑)」

青山繁晴
「別にそう跳ね上がって読まなくてもいいかもしれませんが(笑)、内向性総理大臣に菅さんはならざるを得ない。だろうじゃなくて、ならざるを得ない。さあそれが、経済や外交にどのように影響するのかということを、具体的に考えたいと思います」

山本浩之
「ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「さ、今後のですね、菅総理の政権運営がどうして外交、それから経済問題に影響してくるのか。さっそく解説お願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。あの、皆さん今朝の新聞各紙をご覧になったら、今回の民主党代表選挙は、とにかく菅さんの圧勝だったと、大勝したんだと書いてありますし、それからテレビ報道も一般的にはそうなってますね。で、ちょっとこれ見ていただくと…、それにしては小沢さんの顔が大きいじゃないかと、あの、思われると思うんですが、それにはわけがありまして、これです」

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村西利恵
「アメリカ国務省の幹部によりますと、代表選の結果を見て、『なぜ日本の報道は“圧勝”なのか理解できない。党内の半分が野党じゃないか』と」

青山繁晴
「はい。これは昨日の民主党代表選挙の結果を見てですね、その、いわゆるポイントってやつは菅さんがそりゃたくさん取ってるけども、国会の中では、半分が、与党の半分、民主党の中の半分がもう実質、小沢党で野党になってるのに、どうして圧勝なのかと。で、これまぁ僕と長い付き合いのアメリカ国務省幹部の人ですが、あの、まだ、普段付き合ってる外国の政府当局者全部とは連絡取れてないんですけど、あの、今まで取れた人は、アメリカ以外の人、もう全員、一人残らず、この、圧勝って受け止めた人はいないです。つまり、党員・サポーターとかそういうことよりも、その、国会議員の数で、いわば敵方とイーブンだったら、それは大変じゃないの?と。何で圧勝なんだろうねと、いう反応なんですね。それをちょっと具体的に言いますとこうです」

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村西利恵
「獲得したポントだけを見れば、菅さんが721ポイント、そして小沢さんが491ポイントと、ま、差はかなりついたように見えるんですが」

青山繁晴
「うん、これだからポイント制ってやつのマジックなんですよね。で、まず、この、どピンクの、ちょっと今日の(青山さんの)ネクタイに色近いかもしれませんが、このどピンクの国会議員の部分が一番大事なんですが、その、これは国会議員についてはポイントも、まぁそう差がないように見えますけどね、これ議員の数で見るともっとはっきりします。はい、ちょっと出して下さい」

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村西利恵
「国会議員票の実数は、菅さんに206人、そして小沢さんに200人が投票したと」

青山繁晴
「はい。民主党の国会議員って今は411人ですから、で、衆参議長は投票しなかったんで、まぁ400人ちょっとですよね。それがまぁだいたい200人ずつに分かれてるわけですよね。菅さんの方が、ま、最初小沢さんの方が確かに多かった。先週の土曜日で、小沢さんが183人、菅さんが181人ぐらいと僕、確認しましたけども、僕なりに。それを覆して菅さんの方が6人多くなったんだけれども、しかしこれ、どっちか言うと、その、海外の政府の見方の方がまともじゃないですか?」

村西利恵
「真っ二つですね」

山本浩之
「拮抗してますよね」

青山繁晴
「この、ね、400人ちょっとの与党議員の中が真っ二つになってしまってるじゃないかと。ということは、これから大変だろうということに加えて、実はこれをポントだけ見ていただくと皆さんもう明らかに、この地方議員てやつはまぁ6・4で、ま、こんなものかなって感じですが、ドーンとこの党員・サポーターの方で差が付いてるわけですよね。で、これは例えばですよ、あの、ラジオなんか聴いてるとですね、あの、新聞社のやった世論調査と同じ比率だ、と、こう胸を張ってる新聞社出身の政治評論家もいらっしゃったんですが、これ違いますよね。これ、実際のその党員・サポーターの実数で見るとこうです」

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村西利恵
「党員・サポーターの票の実数で見ると、菅さんに投票したのは13万7998人、小沢さんに投票したのは9万194人

青山繁晴
「はい。まずですね、この党員・サポーター、年間6000円か2000円を払った党員・サポーター、残念ながら外国人もいるわけですけど、いずれにしても、あの、外国人がいるのが悪いっていうことを言ってるんじゃなくて、その、日本の総理を選ぶのに外国人加わるのおかしいって意味ですが、ま、それはともかく、この34万人もこの党員・サポーターがいて、そのうち11万人が権利を行使してないんですね

山本浩之
「そうです」

青山繁晴
「つまり、これを見てもね、普通だったら、ま、例えば菅さん現職の総理ですから、こんな10万人以上も票を投げ捨てるってことないはずじゃないですか。だからそれ考えても、その、菅さんが圧勝って胸を張れる状況じゃないってのも分かるんですが、それだけじゃなくて、実は、ま、まぁ14万と見てもいいですけどね、14万近くと9万ていうと、これほど(249ポイント対51ポイント)の差は付いてないんですよ、本当は

村西利恵
「確かに、うん」

青山繁晴
「で、これを小沢さん自身が何て言ったかいうとですよ、まず、その、敗北が分かったあとに小沢さんは記者会見しませんでしたね。例によってそれは良くないと思います。勝った側だけ記者会見ていうのはですね。でも小沢さん記者会見しないかわりに、いわば身内の、味方の議員の前では挨拶をして、それをテレビカメラにも撮らせましたね。おかげで僕たちも見ることができましたが、その時に小沢一郎さん何て言ったかというと、国会議員の方々に深く感謝しますと、それから党員・サポーターの皆さんにも深く感謝するって言ったんですよ。地方議員は見事に飛ばしたんです。で、これは僕、言い間違えと思ってません。今、絵(VTR)映ってますけれどね。あの、小沢さんて、さっき言ったけど案外、本音がよく分かる人なんですよ。で、地方議員については来春、来年春の統一地方選挙を考えて、俺のことをちょっと嫌がりやがったなってちょっとムカッとしてるんだと思いますが

一同
「ああー」

青山繁晴
「この国会議員はまずイーブンだから、これは自分は200人確保できた、半分確保できた感謝なんですよ。それだけじゃなくて、この党員・サポーターも、あれだけメディアに、2週間ずっと晒し者のように叩かれ続けたわりにしては差が付かなかったということで、党員・サポーターに感謝と言い、そしてそのあとにですね、さらに小沢さんは、あー、一番身近な今の側近の代議士に何と言ったかというと、おい、負けてねえじゃねえかと言ったそうですよ

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「13対9なら、ああ、ま、負けてねえよと言ったんですね。小沢さん普段はこういう喋り方ですけど、親しい人にはね。で、小沢さんてやっぱり選挙通ですから、この選挙の実態をその、自分に有利に解釈してるんじゃなくて、一部の新聞にはあの、小沢さんは何でも有利に解釈するって書いてあったけど、それちょっと感情的にすぎると思うんですよ。そうじゃないんですよ。選挙についてはわりと冷徹に見てる人だから、これ全体として負けてないと、そんなに。というふうに小沢さんは考えてて、実はそれは菅さんの側もよくご存知で、そのために菅さんの言葉はこうなってます。はい、出して下さい」

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村西利恵
「菅総理はきのうの代表選後の会見で、人事についての質問に対して、『現時点では全くの白紙であります。あすにも代表経験者など主だった方とお会いをして、いろいろなご意見をまずは聞かしていただいた上で…』と話しています」

青山繁晴
「うーん、このね、全くの白紙ってのでまずね、あの、僕も、僕はずっこけたし、聞いた議員に聞くと、みんなびっくりしたそうです。だって、400人の議員でね、400人少しの議員全員で内閣作るって言ったじゃないですか、何度も何度も、代表選の最後の方に。ということは人事構想、ね、例えば政務官の数増やしたり、あると思ったのに、全くの白紙って言われて…」

村西利恵
「○○○○も何もないという…(笑)」

青山繁晴
「はい。投票したのにハシゴ外されたような感じになったわけです

山本浩之
「なるほどね」

青山繁晴
「で、そこでみんながびっくりした上に、代表経験者など主だった方とお会いして、いろんなご意見を聞いてですね、自分、総理なのに。それでやっと決めると言ったんで、みんなまたびっくりしたわけです。だって代表経験者って、民主党の中でやった人って、その、岡田さん、前原さん、ね、それから鳩山さんでしょ、それから菅さんでしょ、小沢さん、しかいないじゃないですか。そして岡田さん、前原さんって要するにずっと選挙を支えてくれた人だから、もう人事の話も十分聞いてるはずでしょ。そして、まぁ鳩山さんはあの迷走ぶりですよ、はっきり言うと(一同失笑)。ということは、残るのは、要は小沢さんに意見を聞くと言ってるのと同じじゃないですか

村西利恵
「ああー、なるほど」

青山繁晴
「つまり菅さんの本心は、小沢さんはそんなメディアが言うほど負けてないと。十分いわば立場を確保したってことを菅さん分かってて、それがあったから今日は小沢さんは(菅さんとの会談を)9分でポンと出ちゃったわけです

一同
「はあー、なるほど」

青山繁晴
「実はそういうことをきちんと伝える、メディアが伝えるべきだと思いますけれども、こういう事の真相を全く違う角度から見抜いてる人たちがいて、それは意外にもこれなんです」

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村西利恵
自民党若手議員が小沢派と極秘接触

山本浩之
「えー!」

青山繁晴
「ええ。これは実は僕自身が、えー、知ったのは、あー、まだこの、一昨日です、最初知ったのはですね。で、大変びっくりしました。これはね、実はその、若手議員て書きましたけど、ま、いろんな評価あると思いますが、自由民主党の中で、この、要するに既得権益まみれの、はっきり言うと、汚(けが)れた政党でもあり続けた自民党の中でね、歳が若いっていうだけじゃなくて、比較的、既得権益からこう遠くて、清潔度もあると僕なりに思ってる人たちが、実はこの代表選の最中に、小沢派、ま、小沢グループって言い方もしますけどね、要するに小沢さんに非常に近い議員たちと極秘に接触してたって事実を、実は確認しました。一回会っただけとかいうんじゃありません。もっと濃密に接触してたってことが分かり、その上で、それはなぜかというと、実はこういうことなんです」

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村西利恵
「複数の自民党若手議員は、『小沢さんの“突破力”に魅力を感じる。組むなら小沢さんかも』と(一同苦笑)」

青山繁晴
「はい。これはあの、ま、実態どおりに言いますとね、あの…」

村西利恵
「○○○ですね、これ」

青山繁晴
「複数のっていうのは、あの、実際はこう1人2人じゃなくて、かなりの数いらっしゃってですね。で、その中の複数の人が、あの、ま、僕と長い付き合い、あの、酒飲んだりすることもあることもあってですね、その、要は今までは、ちょっと赤裸々に申しますけれども、普段より踏み込んで。前原さんとか野田さんとか、その、民主党の中の、たとえば安全保障について考え方が近い、いわゆる保守系の、民主党の中の保守系の議員と組もうと思ってたけれども、この1年間と、民主党が政権取ってからの1年間と、それからこの代表選見てると、もう前原さんも野田さんも頼りなく見えてしょうがないと。で、例えば野田さんも財務大臣になったらもう財務官僚の言いなりのように見えるし、前原さんも最初ダムの件で勇ましかったけど、そのあとだんだん何やってるかよく分かんなくなっていったと。そうすると、そういう人たちと組んでやれるのか。で、今回の代表選挙で、あれだけ叩かれながら小沢さんがしぶとく生き残ったのを見ると、やっぱり組むならばむしろ小沢さんじゃないかと思い始めたんだけど、青山はどう思うか?と聞かれたんで、僕はこの辺(こめかみ)が多少プチッとこう切れましてですね

一同
「でしょうね…」

青山繁晴
それはおかしいんじゃないですかと。権力を握るために誰かと組むんだったら、今までの古手の政治家と同じじゃないですかと。そうじゃなくて、この祖国を何とか建て直したいって志で組み替えをするはずでしょと

村西利恵
「いや、ほんとそうですよ」

青山繁晴
「そのための政界再編なんでしょうと。そしたらね、前原さんの実務能力にいろいろ今、問題もちろん浮上してるけれども、例えば、小沢的なるものは、その、この政治から、民主党からじゃなくて、政治からその、消したいってことを前原さん言ってて、それだけは揺らいでないわけだから、これ、いい悪いじゃなくて、もしも自民党の若手が政界再編考えるんだったら、急に小沢さんと組むっていうのはおかしいんじゃないですかと、いうことを言ったんですが、しかしこの空気があるから、実はこういうことも起きました」

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村西利恵
「自民党は今月の末まで任期がある党役員人事を前倒しして発表しました。先週木曜日のことです。その新三役に隠された意味は、『小沢再編』を警戒

青山繁晴
「はい。実はその、自民党も、民主党の代表選挙がどういう結果になるかっていうのを、ほんとにかなり綿密に、いわば情報取ってましたね。ま、取材してたっていうか情報取ってた。そして、えー、先週の半ばぐらいですか、小沢さんやっぱり負けだってこと見越して、負けたら手を突っ込んでくると思ってですよ、どこに手を突っ込んで来るかというと、今まで言った通り、若手、中堅に手を突っ込んでくる、それもわりと良質な部分に手を突っ込んでくるんじゃないかと思ったから、ずらりと、その、あの、ま、申し訳ない、はっきり言って申し訳ないですが、決断できない優柔不断の谷垣総裁が、本来は昨日、昨日やる民主党代表選挙に合わせてこの三役交代やると言ってたのが、前倒しをして、決断をして、それも史上初めて女性の三役を採用したり、それから、もう全部50代、幹事長は特に53歳と。まぁ安倍晋三さんは49歳でなりましたが。全員50代ってのは今まで最も若い三役ですね。これをやったっていうのは本当はその、総選挙に備えるとかそういうこと以前に、小沢さんが手を入れてくることを警戒したわけですね。ということは小沢さん敗れたりといえども、その、菅さんを、菅さんいわばまだ覆い被さり、それから自民党の方も動かしっていうぐらいの、ま、力を持ってて、これ逆に言うと、菅新総理からしたらさっきのあの、政治日程だけじゃなくて、もう体の中は、体が二つに分かれてるような状態なんですよね。そういうことを全部総合して、もう一回、例えば海外から見たらどう見えるかってのはこうなんですね」

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村西利恵
「アメリカ国務省幹部によると、党内野党を抱え込んだ菅政権は、『さらに内向きになり、外交や経済に即応できない』

青山繁晴
「ええ。これ電話で話してて、けっこうまた腹が立ちましてですね。すいません、僕もいつも怒ってるわけじゃないんですよ(笑)。でもまぁあの、さすがに今日はあの、余計なこと言うなとは言いませんでした。最近彼にね、It's none of your business.と、お前の知ったことかってことを時々言ってて、彼もけっこう怒るんですが、これはあの、わりと公平な言葉かもしれないと思うんですよ。例えばね、さっきのポイント制を見て、その、菅さんが圧勝したっていうのはね、こう物事をこう近くで見過ぎるんですよ。で、海外の視点ていうのは、海外の人が言ってることは偉い、アメリカ様の言うことは偉いって意味じゃなくて、ちょっと突き放して、遠くから見るっていう意味があって、ちょっと遠くから見てみると、やっぱり菅さんはその、自分の体の半分が敵の体なわけでしょ、いわばね。それも最もしたたかな敵なんです、小沢さんという強敵のね。そうすると外交とか経済にどんどん即応してバリバリやっていくというよりは、もうとにかくその体が割れないようにとか、それからその、自分の内向きのことばっかり考えるようになるだろうから、期待できないというふうになるわけですね。で、その上で、しかし、海外の国からは、まぁ日本はほっとけばいいってことになるかもしれませんが、私たちの祖国をそんなわけにいかないので、これからどうするかということなんですが、それを考える後半のためのキーワードはこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは『外交に善意はない』。このあとは危機の迫る外交、そして経済について詳しく解説していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「さ、内向きの菅政権が外交や経済にどう影響するのか。引き続き解説をお願いします」

青山繁晴
「はい。この、まず外交の方で言うと、皆さん今、たった今、皆さんも関心が強い重大なことが進行中ですよね。はい、これです」

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村西利恵
「それが、尖閣諸島の中国漁船衝突事件です。今月の7日に日本の領海内で違法操業の疑いのあるトロール船を海上保安庁の巡視船が発見、翌8日に船長の中国人を公務執行妨害で逮捕しました。13日になって、中国人船員14人と漁船は帰国させましたが、船長は19日まで拘留予定です」

青山繁晴
「はい。で、ここ(モニター右下)に、ま、写真がちょこっとありますようにね、中国国内では、あー、たとえば旭日旗(きょくじつき)を作ってそれを燃やしたりですね、ま、旭日旗、かつては国旗と同等に扱われてたもんですから、それを侮辱するっていうのはほんとに国際社会の中でも破廉恥行為ですけれども、この経過をですね、あの、公平にもう一回見ておきたいんですよ。というのは誤解もあると思うんです、日本国民の中に。というのは、ま、こういう感じだとですね、要するに、たまたま1隻か、ま、せいぜい2隻ぐらいのトロール漁船がいて、それをたまたま巡視船が、我が海上保安庁の巡視船が発見して追っかけてこうなったっていうように見えるでしょ?ところがですね、あの、僕、実は本業のひとつで、海上保安庁の政策アドバイザーも務めているんですけれども、で、あの、海上保安官、特に若い海上保安官の日ごろの悩みに接する機会はよくあります。で、彼らは、もうこの尖閣諸島の近辺では特に悩んでいてですね。というのは、もう国際法上も完全に日本の領海なんですよ。尖閣諸島に領土問題ありませんからね。で、そこなのに、ひどい時は、まぁざっと言うと、200隻以上、あるいは270~80隻の、もの、トロール漁船がですよ、この今(VTRに)映ってる海に、勝手に入ってきて

村西利恵
「そんなにですか」

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青山繁晴
「ええ。日本の漁業資源を根こそぎ、トロールで持っていくっていうことが行われていてですよ。それなのに何もしてはいけないってふうになってるわけですよ。してはいけないって具体的に言われたわけじゃないけれども、とにかくその、取り締まりはできない状況にあって、実は、心身に異変が生じる保安官まで本当はいるんですよ。海上保安庁としては公式にはあの、決して言えないことだし、因果関係はと言われたら、そりゃ分かんない面もあるけれども、でもほんと悩みを抱えてるわけですよね。そしてこの7日の日もですよ、あの、ざっというと40隻前後のトロール船がまた勝手なことをしてるから、もう見るに見かねて、海上保安官は海の守り役なんですから、そして摘発しようかということで、その、追尾していったら、このトロール漁船の方がですよ、この中国人の船長が明らかに舐めてかかってて、つまり海上保安庁の巡視船は武装もしてますけど一発も撃たないってことを百も承知だから、単に逃げるだけじゃなくて、意図的にぶつけてきたわけです。接触じゃないですよ。ま、ここ(モニターに)衝突って書いてるけど、よく接触と報道されてるけど、違います、ぶつけてきたんですよ。だからやむにやまれず、拘束して、で、そのあと、しかし逮捕に踏み切るまで、ま、半日ぐらいかかった、つまり首相官邸のご意見とか外務省に聞かなきゃいけない。外務省は海上保安庁の問題だって突き放したりしたわけですよ。その悩みの果てに、その、ようやく、その、船長については19日まで、その、石垣簡裁の許可を得て、今、拘留してるわけですね。で、この状況というのは、実はその、国際社会の中で中国はどれほど非難されてもやむを得ないぐらいの状況なのに、実際は起きてることは逆さまで、こうなってるわけですね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「中国側は異例の深夜の呼び出しを行ってまで日本に抗議してきています」

青山繁晴
「これ実に5回も呼び出してですよ、こないだ就任したばっかりの丹羽宇一郎さん、商社マンから中国大使になった丹羽さん呼び出してですよ、その5回目は、何と、中国側は午前0時に呼び出したわけですよ。で、午前0時に特命全権大使を呼び出すというのは、これ国際儀礼上、考えられないことで、これ主権国家間ではあるはずがない。えー、これは、つまりあの、中国は日本を属国と考えてるか、ま、そうでも言わない限り理解できない行動なわけですよ。ところが、もうはっきり言いますが、その時に、のこのこと丹羽大使は行ってるわけですよ。ね。そしてその、行ったあとにですね、ようやくこうなりました。はい」

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村西利恵
「きのう中国側に対して抗議をしました。『東シナ海のガス田交渉の延期など、関係しない複数の案件をあえて関連づけて、一方的な行動をとっている』と」

青山繁晴
「はい。これ、その、5回目、深夜0時に呼び出されて、ま、もう一回言いますが、言葉きついでしょうけどもね、でもやっぱりのこのこ行ってしまって、そのあとやっと昨日になってですよ、今度は、6回、6回目のその、この協議になりますけども、丹羽さんの方から、丹羽大使の方から行って、その、尖閣諸島と例えばガス田交渉は関係ないでしょうと。そういうことを無理に結びつけたりしないで下さいと抗議したんですけども、これは外交上、即応できてないってことなんですよ」

一同
「うーーん」

青山繁晴
「つまり午前0時に呼び出し食らったらですよ、そんなもん当たり前じゃないですか、何ですかこの時間にってね、出直しなさいよと、ま、電話であり使者であり、同じで、顔洗って出直して来いでしょう?朝になるの待ちなさいよと。ね。もう5回もその、呼びつけること自体が問題だけども、でもどうしても話したいって言うんなら、じゃあ朝9時になら行きましょうと、午前0時なんか行くはずがないと、私は特命全権大使だと言うのが当たり前で、これは外交って言うんですよ。それなのにそこをしないで、あとになってからこうやって抗議してもダメで、で、それはその、実は外交は即応であるってことができてないってことなんですよ。で、これを今までの菅政権でも、あるいは日本の外交、そうだった上に、今、中国も民主党の代表選挙よく分析してますから、さっきのように、もう即応できない状況になった、状態だったら、その、中国はもっと強く出てもいいと思ってるわけですね。で、その上でですね、今その、中国はこうやって強い姿勢に出てることを、はっきり申しますが、朝日新聞を筆頭に、いや、中国政府も気を使ってるんだと。さっき言いましたその、日本の旗を焼いたりするような、中国国民の極端な行動がエスカレートしないように、あえて中国政府がその、神経を使って、その、やってるんだと言ってますが、それだと中国政府はいわば善意もあるわけじゃないですか。そうでしょ。中国国民の世論が過熱しないように、日中関係が悪くならないように善意があるんだって報道になってますが、違います。本当はこうです。はい、出して下さい」

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村西利恵
「外務省の幹部によると、中国の狙いは『尖閣諸島を領土問題にしようとしている』

青山繁晴
「はい。5回呼びつけたり、午前0時に呼びつけたり、それ感情でやってるんじゃない。それからその、日中関係がその、中国国民の怒りをこう、増幅させて悪くなったりしないように善意でやってるんじゃなくて、尖閣諸島は国際社会でまだ領土問題としては扱われていません。日本政府もその方針を貫いてます。蓮舫さんがそれと違うことを言ったのは、それもあとから取り消してもダメなんですが、いかに閣僚にその、意識が薄いかっていうことを物語ってあって、総理はきちんと注意すべきか、あるいは今、続投の話になってますが、ほんとは更迭すべきですよ。で、その上でね、中国としてはまず領土問題にしたいから、これを逆手にとって、いわば活用して、問題を紛糾させようとしてるんです。これ僕、中国を非難して言ってるんじゃなくて、もう一回言いますが、国際社会の常識で、外交に善意はないんです。国連本部はきれいな美しい物語がある所じゃなくて、一番国益がぶつかる世界で一番醜い所で、それが当然のことなんです。みんな自分の国益が大事なんですから。で、それを考えると、その、新しい菅内閣がその蓮舫さんも抱え込んだまま、この、こういうことに即応できないってのは大きな問題になり、これがその、例えば中国から日本が舐められる、舐められているってことにもつながり、そしてもう一つ経済で言うとこうですね」

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村西利恵
「内向きで即応できない菅政権を見透かして、円相場は一時1ドル82円台までなりました」

青山繁晴
「はい。つまりこれはマーケットというものが、菅政権を見透かす、もっと言うと要するに舐めてるわけですよ。どうせ即応はできないだろうということで、もうどんどんどんどん、その、円をつり上げていって、そして介入の動きが今日はありましたからね、いったん戻したけど、でもそこへ戻すってのはいったん利益を確保する意味がありますから、その、投機筋は。もう一度また舐めて出てくるであろうっていうことなんですね。で、そうすると、もう今日の時点ではっきり言えることは、菅さんは、小沢派っていう体半分を抱えてようが、もういちいち小沢さんに今日みたいに時間を取ってもらえないのに相談したりするんじゃなくて、内政で苦しみながらも外交と経済だけは、もうまさしく突破力を持って、自分を捨てて、突進して、もう即断、即決で行くしかないんですよ。もうそれを有権者の側が民主支持、自民支持、そんなの関係なく、外交と経済はあなたの即応、即断で突破してくれということを、僕らは求めるしかないと思います

山本浩之
「はい。まあ、代表選でどっちが勝ってもそのあと大変だってこと言われてましたけれども、これほどたくさんの問題があって、外交と経済、今、話聞いてたら、生まれ変わったぐらいの気持ちになってやらなきゃ突破できないですよ、ほんとに」

青山繁晴
「そうです。生まれ変わるのは僕はできると思ってて、要するに私心(わたくしごころ)を捨てりゃいいんですよ。菅さんね、昨日の会見でね、自分は、あの、任期はあと2年だとか、衆院議員の任期は3年だとか、それはね、私は少しでも長く続けたいっていうことを、もう欲望がバレバレなんですよ

山本浩之
「あれは言っちゃダメですねー」

青山繁晴
「はい。そこを捨てて、いや、今日死んでもいいから、外交と経済についてはもう即断、即決でやるということを、言うべきだと思います」

山本浩之
「はい。ありがとうございました。以上、“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 今日の青山さんのお話、尖閣諸島の衝突事件の箇所はもう胸が詰まって辛くて仕方ありませんでした。
 私たちの海、日本の海を守って下さっている海上保安官の皆さん、ジレンマに襲われてどんなにかお辛いことでしょう。
 後ほど応援メールを送ろうと思います。皆さんも是非。

■海上保安庁への意見・質問
 http://www.kaiho.mlit.go.jp/shitugi/index.html
 (いたずらメールが多いんでしょうか?メアドが画像で表示されています)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。

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大阪在住の主婦です。
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