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「アンカー」膨張中国外交 クロマグロと人民元切り上げで攻防

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■3/24放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

人民元にグーグル・マグロ交渉まで…“膨張”中国と日本外交を青山ズバリ

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 クロマグロの取引禁止をめぐる審議で反対派が勝った背景には中国の動きがありましたが、中国はなぜ最後の段階で動いたのか?また人民元切り上げをめぐる米中の攻防は5月にヤマ場が!?日本は内向きになってる場合じゃない!

 コーナー前に、普天間基地移設問題について青山さんの解説がありました。まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。

 コーナー本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

普天間基地移設問題 鳩山首相「3月いっぱいには政府案をまとめる」(FNN3/24)

 …………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
    (  )内は山本浩之キャスターの発言です

(これまで様々な案が浮上しては地元からは突き上げに遭い、アメリカからも突き放される鳩山政権ですが、政府案とりまとめまで残り1週間、何か妙案は出てきてるんでしょうか?)

 妙案っていうか、昨日(3/23)の総理と関係閣僚の話し合いでも出た中心の案は、これまで「アンカー」で指摘した通りのキャンプ・シュワブ陸上案と、ホワイトビーチ埋め立てて滑走路、つまり沖縄県内、それに一部の訓練、あるいは飛行機などをできたら県外の徳之島に移したいということを軸にやってるのは間違いない。

 ところが一つまた関係閣僚たちにとっても不安が今、出てるのは、総理が何か違うことを考えてるんじゃないかと。その証拠に総理は直近の国会審議で奇怪なことを言われてましたよね。つまり普天間の移設が終わっても、普天間はそのままあると。有事になっても普天間がそのまま使われるようにしておくんだという趣旨のことおっしゃってたじゃないですか。

 僕も大変びっくりしたし、知友の沖縄の人もびっくりしてる。どういうことなのか僕なりに調べてみたら、また例によって聞きかじりのことをどうもヒントになさってるようで、軍事評論家の方から、要は普天間の危険性って、今、飛んでるヘリや航空機さえなければいい、ジープやトラックが入るぐらいなら危険とは言えないから、とにかく飛行機とヘリさえどこかへどければ危険性の除去はできるんだと聞いて、20日頃ですね、これは名案だとどうも思われたようで、つまり普天間移設でも使えるということでアメリカは喜んでくれるし、危険性なくなるから沖縄県民も最後は納得してくれるんじゃないかと。これに少し、さっきのキャンプ・シュワブ陸上案、徳之島云々をセットにすれば行けるんじゃないかということを思われてるようで。移設じゃないんですよ、これは。

 だからあと1週間しかないが、総理としてはこれが最後の名案だと思われてるフシもあって、それで昨日の閣僚と総理の話し合いも結局、これははっきりした話じゃないが、普通だったら総理に最後は任せましょうということになるんですが、それができなかったというのは、どうもこれが背景になっていると。

(今の話も、小手先でかわそうとしてる。思い返せば今年2月の予算委員会で自民党の石破政調会長が「選挙前に最低でも県外っておっしゃったのは何かアテがあったんですか?」という非常にシンプルな問いに対して、総理はしどろもどろになった。つまり言葉悪いが、カラ証文ぶら下げて選挙に臨んだことがはっきり現れてしまった。それのずっと積み重ねでここまで来てしまったなと

 だから、さっき民主党の沖縄県連が官邸に詰めかけたが、それに対して総理は総選挙の時に思わず、最低でも県外と言ったことは間違いでしたと、やっぱり言わなきゃいけないと思う。言ったら地位が危うくなると、危うくなったら脱税の件も蒸し返されると、そういう判断があるんでしょう。政治家だから色んな判断ありますが、しかし間違ったことは間違ったと言わなければ、物事どうにもならない。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
山本浩之
「さ、このあとは青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーなんですけれども、今日はこのコーナー200回目になるんですけれども」

青山繁晴
「そうですね。あの、あんまり僕たちが個人的な感慨に浸ってもいけないと思いますけれども」

山本浩之
「すみません(笑)」

青山繁晴
「あの、ま、200回ってことは実は4年以上続いてきたってことになるんですね(※番組最後に「番組自体が始まって3月末で丸4年」と山本キャスターから訂正)。で、あの、皆さん、こう4年前の日本と、その、今の、たった今の日本を考えてみると、あの、実は共通した思いが、その、視聴者の方とここにいる私たちと、あると思うんですけどね。ずいぶん内向きになってないかという感じ、しませんか?で、4年前、じゃあ日本がその、世界に向けてすごい開かれた感じがあったか、4年前は当然自民党政権だったんですけど、そんなことも言えなかった。当時から内向きだったかもしれないけど、より内向きになってしまった。政権交代の意味っていうのは、その、内向きの日本をちゃんと外と、外に開かれた日本にするって意味もあったはずなのに、政権交代を経て、今、よけい内向きになってないか。で、例えば子ども手当とか高校無償化もみんなそうなわけですよね。で、ところが国民の方々に不安があると思うのは、そう言いながら、例えばトヨタが急にひどい叩かれ方をしたり、あるいはクロマグロのような私たちの食生活に関係あることが問題になったり、あるいは和歌山県のまともなその、漁業がその、ドキュメント風の映画、つまり作られた映画によってその、歪められて、それがアカデミー賞を獲ったりするようなことになってる。つまり僕らが内向きになってるのに、外の世界では何か妙な日本いじめが進行してるんじゃないかって不安は、皆さんお持ちだと思うんですよ。そのことについて、その、今日は普段よりも少し視点を広くとって、世界に向けて考えたいんですが、キーワードはこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『チキンレース』」

青山繁晴
「はい。これチキンレースって、あの、小沢民主党幹事長と検察のことについて『アンカー』で何度もやりました。いわばそれ内向きの話としてチキンレースを述べたんですけど、今日は実は世界レベルのチキンレースが実は行われていて、そこに日本が深く巻き込まれているという話を皆さんと一緒に考えたいと思います」

山本浩之
「はい。えー、では、コマーシャルを挟んで青山さんの解説です」

(いったんCM)

 …………………………VTR開始…………………………

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 中東カタールで開かれた大西洋・地中海産クロマグロの取引禁止をめぐる審議。

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 モナコが出した禁輸案にEU諸国やアメリカが賛成の姿勢を示したことで、クロマグロは輸入禁止になると思われた。

 日本は最後までアフリカやアラブの途上国に説得交渉。そして…。

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リビア代表
「これ以上話し合いを続けても意見は一つにはまとまらない」

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 情勢が日本に有利に傾きかけた時に、リビアが審議の打ち切りと即時投票を要求したことで、結果は予想外の反対多数で禁輸案は否決。

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水産庁 宮原正典審議官
「発展途上国の人たちが、ま、我々の働きかけ以上にね、やっぱり自分たちのこれは問題だと言って、声をあげてくれた」

 クロマグロが食卓から消える危機を免れたのは、本当に日本外交の勝利なのか。

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 そしてトヨタ問題や、イルカ漁を批判する映画のアカデミー賞受賞など、日本は今、世界からどう見られているのか。
 その現実を青山がズバリ解説します。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「今VTRでご覧いただいた通り、本当にこのところ、ま、日本バッシング、日本叩きってのが多いと。ま、私も思わずこの番組の中で、アカデミー賞そのものを否定するような発言をして、一部お叱りも受けましたけれども(3/11放送の特集のこと?)、それぐらい、あの、怒ってる人は多いと思うんですよね。ただ、その根底にあるものは何なのか。えー、今日の青山さんの解説です」

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青山繁晴
「はい。あの、日本が内向きになってる間に、気がついたら世界からどう見られているかと、つまり世界から変な偏見で見られるような、ちょっとびっくりするような変化が起きてるんじゃないかってことを、皆さんこう感じてらっしゃると思うんですね。で、それを今日、具体的に検証していこうと思うんですけど、やっぱりまずは最近の例から見ましょう。はい、出して下さい」

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村西利恵
「先ほどVTRでもご覧いただきましたが、今月18日、カタールで大西洋・地中海のクロマグロ輸出禁止案が話し合われ、結果としては否決となりました」

青山繁晴
「はい。で、まあここで見ていただくように、あの、非常に大差がついてるわけですよね。そして、ま、もう一つの特徴は棄権が多かったりするわけですね。で、これについてその、日本外交の大勝利だということになって、もう報道もそれであふれたんですね。で、たとえば赤松農水大臣なんかもそういう会見されたんですけども。ところがですよ、この足元の、日本においても違う見方があり、そして実はあの、水面下であの、これからもっと大きな動きをしようと思ってた、たとえばアメリカの見方も実は違うんですね。それをまずちょっと出して下さい」

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村西利恵
「外務省幹部とアメリカ国務省の高官によると、『日本の外交勝利ではなく、中国の勝利』だと」

青山繁晴
「はい。で、あの、これはまあ、この言葉は、こういう人たちが僕と議論をしてる時に、主に電話ですけれども、議論してる時に出てきたことを、ま、縮めて言うとこうなるってことなんですね。で、もちろん日本が努力しなかったっていうのは事実じゃありません。で、特に、あんまり外務省にこの際言われたくない気もあるんですよ、というのはね、もちろん外務省もあの、側面支援はしたけど、今回よく頑張ったのは水産庁っていうね、普段地味な役所が頑張ったことは頑張ったんですよ。水産庁ってあの、あまり知られてないですけど、けっこう志高いところあってね。例えばあの、水産資源だけじゃなくて、あの、海底の資源を一生懸命考えたりしてるとこあるから、頑張ったことは頑張ったんですよ。しかし、客観的に言うとですよ、そこでまあ特にアメリカの、あの、こう、参考意見を聞かなきゃいけない面があるんですが、日本だけで果たしてあの大差になったのかと。で、そこを冷静に関係者に聞いていくと、実はそうじゃなくて、中国が本当の主役に最後の段階ではなっていって」

村西利恵
「本当の主役」

青山繁晴
「従ってその、あの投票が終わったあとも、日本はその、ご自分たちは喜んでますねと、こう言われました。それから、この日本国内で見てたら、これであの、お寿司屋でクロマグロをあの、今後も食べられるねと、あの、すいません、僕もお寿司大好きなんですけどね、でもやっぱりこうやって下見て自分の食べるもんばっかり考えるって、それだけならやっぱり内向きの話と言わざるを得ないんですよ」

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「食生活はもちろん大事だけれども。それから食文化ってのもほんとは大げさって皆さん思ってるでしょ?あの、マグロ食べる習慣ってそんなに古くないですしね。だからそういう内向きのことばっかり日本では言ってるけれども、本当は世界的には中国の勝利だと言われてると。で、それはどうしてかというと、さっき大差の票差、あの票をお見せしましたけど、あの中に例えばアフリカ諸国が23票あるわけですね。23票あってですよ。で、そのアフリカっていう国々が、これ『アンカー』でも今まで言ったと思いますけど、その、資源ごと中国、チャイナマネーに買われてしまってるって現状があってですよ。一方、逆に言うとアフリカ諸国と日本の結びつきってそんなに深いですか?その、日本は例えばアフリカ外交、一生懸命やってきたって実績ないじゃないですか。たとえば森喜朗さんが一回回ったとか、そんなのありましたけどね。それに比べると中国はもう資源ごと、はっきり言うと、中国の国益のためだけにアフリカを全部買ってしまってるって現状が実はあるわけですよ。ヨーロッパが一番それをよく知ってます。近いですからね。その23票を考えるとですよ、あ、すいません、さっき出てたやつ(パネル)…」

村西利恵
「(パネルを)ちょっと戻して下さい」

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青山繁晴
「もう一回出してくれますか。23票出していただくと、ここ(反対68票)から23票減らしたらですよ、45票になるわけでしょ。で、それが例えば仮にこっち(賛成)に全部乗っかると43票になって、これややこしい話になってきて」

一同
「そうですね」

青山繁晴
「そしてこの棄権がどう動くかによって、実はもう行方は分からなかったってのがほんとのとこなんですよ。だから日本もほんとは勝った勝ったまで行かなくて、だいぶいいとこまで来たよっていうことがあって、行けるかなと思ったところに、ドーンとこういう新しい事実が起きたんですね。それ出して下さい。はい」

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村西利恵
『中国からリビアに働きかけがあったのは事実だ』と」

青山繁晴
「はい。で、ここにカダフィ大佐って皆さん、このお顔はご存知だと思いますけど、革命家として有名なこの方の顔、浮かびましたが、さっきあの、このコーナーの最初にVTRが流れて、リビアの代表がもうこうやって演説してたでしょ」

一同
「はいはい」

青山繁晴
「ここで動議を○○○(声がかぶって聞き取れず)って、これほんとにカダフィ大佐の腕の動きに似てるんですけれどね。その、ほんとにカダフィ大佐ばりに、突然その、あの、いわば事実上の動議を出して、もう審議打ち切りだとやったんですよ。この影響はほんとに大きかった。それはもう関係者全部一致してますね。というのは、実はこれからアメリカがその、テコ入れをしてアフリカをひっくり返そうと、アメリカは中国の動きを情報機関で知ってますから、これからやろうと。で、EUもアメリカのその動きとお金に乗っかってやろうとしたその瞬間にリビアが、もうやめ、と言ったんですね。そしてリビアってのはもちろんアフリカの一角なんですけれども、ここエジプト、皆さんよくご存知のエジプト、その隣なんですけど、このリビアがかつては核開発を目指して、アメリカと大きな喧嘩をしてた。このカダフィ大佐がそれを転換して、アメリカと仲良くして、国をその、貧しい国から富める国にしようと思ったんですが、その後上手くいってないんですよ。上手くいってない。というのは、アメリカやっぱりこれ民主主義にならない限り、なかなか手を組めないところあるから。そしてリビアが今、一生懸命働きかけてるのが実は中国であって、中国を間に入れて、アメリカを引き寄せたいと。そして中国も当然、その、リビアにも資源があるし、リビアを通じてその、アフリカにもっと影響力をもっともっと強めたい。だから実は、その、リビアをああやって動かしたのは、もちろん日本もさっき言った水産庁のお役人が早めにリビアに行ったりしたんですよ、そういう努力はありましたけど、本当にリビアが、あの、カダフィ大佐みたいにこうやって突然やりだしたのは、後ろに中国がいたというのは、その、アメリカは情報に基づいて言ってるわけですよ。で、これ今たまたまアメリカの国務省の高官を出しましたけど、実は日本の外務省にもこの事実を知ってる人はいます。はい。で、それでですね、じゃあここで僕たち考えなきゃいけないのは、じゃあ中国は突然最後の段階になって、どうしてそんなに急に熱心になったんだということなんですね。で、この中国の動きがあったってのは、日本の普通の、ま、普通のっていう言い方よくないですか、あの、一般的、同じか、新聞やテレビでね、中国も動いたってこと書いてあるんですよ」

山本浩之
「書いてました」

青山繁晴
「書いてありますが、その理由としてね、中国はあの、フカヒレが大事だと。だからサメを今後も捕らなきゃいけないから、クロマグロの次はサメかと心配して、これはやったんだって書いてありますけど、それもどっちかって言うと、こう内向きの見方なんですよ。本当は世界に目を転じてみれば、もっと深いのはこれではないかということなんですよ。はい」

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村西利恵
「中国が動いた背景は、アジアを欧米が攻撃しているととらえたから

青山繁晴
「はい。で、このクロマグロの、ワシントン条約会議でね、ターゲットになってたのは、直接的には日本だったわけですよ。どうしてかって言うと、クロマグロに限って言うと、日本の消費量が今のところは一番多いから」

村西利恵
「飛び抜けてますね」

青山繁晴
「しかし中国はその、それを日本バッシングととらえずに、本当はその、日本をいわば入口にしたアジア叩きだと見たわけです。で、アジアの盟主はもう自分だと思ってます。だからここで反撃に出たんですが、攻撃、あの、欧米が攻撃してると思ったから、中国は反撃に動いたわけですけれども、その背景というのは実はその、マグロとかその、サメとかいうレベルの話じゃなくて、これです。はい、出して下さい」

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村西利恵
「この1年半、中国の経済力は世界を支配」

青山繁晴
「はい。この1年半、ということは1年半前、岡安さん、何がありましたか」

岡安譲
「ああ、リーマン・ショック」

青山繁晴
「ああ、素晴らしい。えー、これも打ち合わせなしなんですが(笑)」

岡安譲
「ありがとうございます」

青山繁晴
「えー、岡安質問を復活したら絶好調なんですけど(一同笑)」

岡安譲
「ありがとうございます」

青山繁晴
「もっとも視聴者の方も、大半の方みんな分かったと思います。ね。でもね、あの、良い答えですが、その通りであって、えー、2008年の9月、皆さん覚えてらっしゃると思いますが、アメリカのリーマン・ブラザーズという大きな投資会社が突然破綻をして、で、その時に、これは大変だと、金融恐慌が来ると、100年に一度の大不況も来る、うんぬんかんぬんが大騒ぎになったけれども、結果的に、ま、色んな苦しいことはあったけれども、100年に一度の大恐慌までは行かなかったことは間違いがない。で、それは実はそのリーマン・ショックが大したことなかったっていうことよりも、実は中国が物を買ってくれる、中国の経済力、特に購買力ですね。というのは今、世界で何が問題かというと、物を作っても売れない。ちょっと1コだけ難しい言葉で言うと、供給が需要より多すぎる。それで苦しんでる中で、中国だけが需要がいっぱいあると。貧しい人がまだいっぱいいることもあって、物を買ってくれる。それだから中国頼みになってる。で、それについて、その、欧米が本当はその中国を中心としたアジアの経済パワーに支配されていくことを嫌悪して、はっきり言うと人種差別的な感情もそこに混じって、それでクロマグロとかそういうのをきっかけにしてやってるんじゃないか。じゃあそこには個別反撃していかなきゃいけないっていう判断があったんじゃないかということなんですね。で、これは中国の人とも僕は話して、これは全体的にこういうことだろうと考えたんですが、当然、もっと客観的な見方を探らなきゃいけないから、いつも中間地点でいい顔をしてるっていうか、中間地点で上手に動く、この国にちょっと聞いてみました。はい、出して下さい」

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村西利恵
「イギリス政府系アナリストによりますと、『中国はアテにせねばならないし、たたくと猛反撃する。日本はもう頼みにしないし、反撃もない

岡安譲
「ひどい言われようですね」

山本浩之
「そうですねー」

青山繁晴
「はい。で、あのね、ほんとこれ腹立ちますよね。腹立つんですが、その、イギリス政府にこの人は長年アドバイスしてきた、もう17~8年続けてますよね、政権が変わってるのにね。で、それだけあって、その、常に非常に客観的な見方をするんですよ。皮肉屋さんで腹は立つんですけど。で、これはね、ま、その面はあって、まず日本から見るとですよ、日本経済ってのはもうはっきり言ってかなり無視されてるところがあって、頼みにしないってのはこれ言い過ぎですけどもね、それほどアテにしなくてもいいし、何よりも大事なのは、敗戦後の日本ってのはとにかくボロクソにやられても、やられたらよけい萎縮するだけであって

一同
「うーん」

青山繁晴
その時に反撃すると、胸を張って誇りを持って反撃するってのはほとんどなかった

村西利恵
「確かにそうかもしれません…」

青山繁晴
「ところが中国は実際にアテにしなきゃいけないと。イギリスだって同じこと、特にアメリカはそうだと。アテにしなきゃいけないし、ちょっと叩いただけで猛烈に反撃してくるから、要するに中国はなかなかやれない、だから日本をまずやろうというのが、実は本当の話なんだってことなんですね。従ってその、さっき申しましたその、中国は全体的にほんとは、中国を中心にしたアジア叩き、その中には日本もあれば韓国もあればシンガポール、マレーシアもある、それに対して中国はアジアの盟主として反撃してやろうっていう判断は、いわば戦略としてはなかなか正しいところがなくはない、はっきり言うと、あるわけですよ。そして中国にとってもっと具体的な証拠もあると。つまりアジア叩きがある。それは実はこれです」

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村西利恵
「それがこのところ火種が出てきている、アメリカ・中国の対立です。まずアメリカが台湾への武器の売却を決めたことや、チベットのダライ・ラマ14世がオバマ大統領と会談したこと、さらには人民元の切り上げの問題、グーグルの中国撤退と」

青山繁晴
「はい。で、これはあの、『アンカー』でお話ししたと思いますけど、まずこのオバマさんのアメリカの外交政策ってのは、いつもグラグラ揺れると。特にオバマさんは最初、力よりも対話だと言って中国に手だけ差し伸べたから、中国は徹底的に自分の方に引きずり込もうとしたから、この前、村西さんの手を掴んで言いましたけどね、右手でこうやる(握手する)以上は左手でその、はたかなきゃいけないということで、その、アメリカが強い姿勢に出てるんですが、それにしても中国から見たら、これ重なりすぎだと。で、特に例えばこの人民元の切り上げなどは、これ世界経済に直結する重大な話であって、その、これは単にその左手でっていうだけじゃなくて、その、アメリカが今後も世界の盟主でいたいためにヨーロッパとも組んで、その、アジア叩きをやってるんだっていう判断をしてるということになるわけですね。で、特にこの中で今、人民元の切り上げについて言ったんですが、これを中心にして実はだんだん重大なヤマ場に近づいてるわけです。はい、それちょっと出していただけますか」

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村西利恵
「ヤマ場は5月」

青山繁晴
「はい。で、この、今、日本の内向きの話でね、話で皆さん、5月で言うと、もうすぐ普天間のことが頭に浮かびますよね」

一同
「そうですね」

青山繁晴
「で、普天間って本当は外交安全保障ですから外向きな話のはずが、さっきのあの、ニュースのコーナーでもあった通り、鳩山総理と関係閣僚の意見が一致しないとか、実はこういう内向きの話になってしまってるわけですよね。日本はそういう意味で5月に向けて、もう息が詰まるようなあの、気持ちもあるわけですけど、世界はこっちの、アメリカと中国の5月をすごく今、あの、注目してるわけです。で、今ずっとちょっと日本にとっては悲しい話をしてきたんですが、しかしその5月について、5月に何が起きるかを考える時に、実は次のキーワードはこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは『日本のチャンスの始まり』。アメリカ・中国が対立することで日本にはどんなチャンスが訪れるのか。CMのあと解説していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「ま、あの、イギリス人からですね、日本はアテにならないとか、日本は反撃しないとかって言われてシャクに触るんですけれども、だけど同時に言われても仕方がないかなっていう、思う向きもあります。そんな中で日本にもチャンスがめぐってくるというお話ですよね。続きをお願いします」

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青山繁晴
「はい。で、まずここに米中の対立と書きましたが、さっき申しました通り、例えば台湾めぐってもあるわけですけど、一番深刻なのは中国のお金、人民元の問題なんですね。で、今、アメリカがどう言ってるかというと、人民元はドルに対して安すぎる、安いままだと。中国が力つけたのに。安いとどうなるかというと、中国からアメリカにどんどん輸出はできるけれども、アメリカから中国に輸出しようと思ったら、その値段が高いままだから、これやりにくいと。だから人民元をもっと高くしろと。この話聞くと、当然視聴者の方、ほとんど思い出すことありますよね。かつては円が安すぎると」

一同
「そうです、そうです」

青山繁晴
「円安ドル高にしろって言われて、これ実は1985年に、当時の中曽根総理と竹下大蔵大臣がはっきり言うとアメリカにまぁ負けて、負けてっていう言い方きついかな、でもまぁ竹下さんが健在の時に、僕よく議論をさせてもらったんですけどね、ま、竹下さんも負けたことは負けたんだとおっしゃってた。あの時に、あの時以来、ま、円は高くされたわけです。で、それをアメリカと中国が今、5月にヤマ場を迎えようとしてるわけですけど、当時の、その、昔の日本とアメリカとは全然違う経過なんですね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「まず5月に向けてですが、4月の15日にアメリカの財務省が為替報告を発表します。そして5月には、これまだ日程は決まっていないんですが、米中戦略・経済対話が行われる予定です」

青山繁晴
「はい。これ、ま、漢字いっぱい並んでてちょっと難しそうに見えますけど、全然難しい話じゃなくてですね。この4月の半ばにアメリカの財務省、ま、これ日本にも財務省ありますから分かりますよね、それが為替レポートって出すわけですね。で、その為替レポートの中に、中国が要するに人工的に為替を操作してる国だと、この、認定するんじゃないかって言われてるわけですね。というのは、アメリカ議会が署名まで集めて、それを言ってるわけですよ。で、これ、公平にいうと、ほんとじゃないですか。だってその、円とドルは自由なあの、為替のマーケットで、その、決まっていきますけれども、レートがですね。でも中国は自由な為替ではありません。明らかに操作をして、その人民元を今、低いままに置いてる。だから切り上げろってことになるんですが、その前に、これ、事実上のその、アンフェアなことやってる国だと認定してしまえと議会が言ってて、ひょっとしたらやるんじゃないかと言われてるわけですよ。で、そのあとの5月にこの米中戦略・経済対話、これ『アンカー』で去年の夏にやりましたね。覚えてらっしゃいますか。去年の7月にですね、その、米中戦略・経済対話っていうものがあってですよ、その時にオバマさんが開幕式で挨拶して、アメリカと中国の2カ国でその、世界のいろんなことを、つまり経済だけじゃなくて戦略って言ってるんだから、もうありとあらゆるものを2カ国で仕切りましょうねみたいなこと、言ったじゃないですか(一同同意&ざわざわ)」

山本浩之
「G2って言ってね…」

青山繁晴
「あの時はオバマさんはめちゃめちゃ中国に擦り寄ってたわけですよ(一同同意)。で、あの時はワシントンでやりましたよね。で、それを今度、北京でやるわけですよ。で、ここに未定って書いてあるんですけど、これが非常に大事なことで、これ日にちが決まったらですよ、これその時にその、人民元を切り上げうんぬんの発表とかあるんじゃないかと、当然マーケットがもうこれ今か今かと待ってるから、なかなか日程が決められないわけですよ。で、世界の目はだからこれにすごい向かってるわけですよね。で、その時に、中国は戦略国家ですから、その、温家宝さんが非常に戦術、戦略的なことをやりました。はい、出して下さい」

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村西利恵
「『貿易・通貨紛争に断固反対する。5月の対話は非常に重要になる』と」

青山繁晴
「はい。これまだね、おととい(3/22)のことなんですけどね。当たり前のことを言ってるようで、なかなかこれしたたかな計算した発言で、まず温家宝首相が海外企業の役員たちに会ってですよ、それをわざわざ映像付きでぶわーっと流したわけですよ。しょっちゅう会ってますから、温家宝さんはあの、海外の投資を招くために。それなのにこの時だけは、ここぞとばかりに、ま、宣伝したわけですよ。その宣伝の中に、その、貿易・通貨の紛争を国家が起こすのを断固反対すると。ま、中国お得意の言い方ですけれどね。ご自分が原因じゃないですかと思いますが(一同苦笑)、断固反対すると言っててですよ。で、これだけだったら大したことないんです、これだけだったら。ところがそのあとに、5月の対話こそ非常に重要になると発言したんですよ。そうすると皆さん、さっきのやつちょっともう一回思い出して下さい。ちょっと出してくれますか」

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青山繁晴
「はい。5月こそ大事になると言ってんだから、これ(4月15日)はどういうことなのかと。温家宝さんが言ってるのは、おい、アメリカよ、ここで認定なんかするなよなと

一同
「ああー」

村西利恵
「プレッシャーですね」

青山繁晴
「お前が先に、認定せずにお前が先に頭下げたら、じゃあ少し人民元の切り上げだってあり得るかもしれんぞっていうことを、さっきの発言は実は言ってるわけです

山本浩之
「人民元切り上げも含んでるんですか」

青山繁晴
「そうです、はい。切り上げはいずれ避けられないと中国は思ってると思います」

山本浩之
「確かにそうですね、ええ」

青山繁晴
「そのかわり上手に、ちょっとの切り上げ幅なのに、ものすごく切り上げたかのような恩を売りたいわけですよ

岡安譲
「したたかですねー」

青山繁晴
「で、切り上げはしなきゃいけないんですよ。だんだんと切り上げて、人民元の値打ち高めていって国際通貨にするのが中国の最終目標で、もう円なんか、もうそのへんに叩き落とすっていうのが目標なんで、最終的にはドルとユーロと人民元の世界、本当は人民元の世界にしたいわけですから、切り上げはしていくんですよ。その前にアメリカよ、お前が先にここで議会の言うことなんか吹っ飛ばして、頭下げろって言ってるわけですね。で、これを簡単に言うと、実はこういうことじゃないでしょうか。はい、出して下さい」

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村西利恵
アメリカ・中国のチキンレースで日本のチャンスの始まりだと」

青山繁晴
「はい。これ要は、どっちが頭下げるんだべーっていうね、チキンレースをやってるわけですよ。それで日本人は、私たちはつい外交って高級なものと本当に敗戦後思いがちですが、そんなことありません。こういう子供の喧嘩みたいなことこそ、実は外交の根本なんですよ。そしてそれが実はその国の未来に大きく、子々孫々に影響していくってのが外交の怖いところなんで、このアメリカと中国は実は為替をめぐってチキンレースをやってるわけですね。するとここに、ここにいらっしゃる鳩山さんのお顔でいいかどうかは別問題ですよ。僕もう一回言いますが、脱税総理ですから、この人がふさわしいかどうかは別にして、僕はふさわしくないと思います。脱税総理は辞めるべきだと。それは僕は変わりませんが、いずれにしろ日本はここ(米中の間)にいるわけですよ。これ日本建国以来のいわばチャンスであって、アメリカと中国っていう自称二大パワーがぶつかってチキンレースをやってるんでしょう?この真ん中にいるわけですから、つまりこっちにつくように、こっちにつくように見せかけながら上手に真ん中の地位を保って、あの、中国寄りとかアメリカ寄りじゃなくて自主独立で、真ん中の地位を保ちながら双方の思惑を上手に天秤にかけることができる、これは日本にとっては本当に外交上の最大級のチャンスが来てると思います。特に円の信頼性がまだまだ高いから、円の武器っていうものありますから、本当のチャンスだと思います」

山本浩之
「それ聞くと、俄然、何かね、活路が見出せるんですけど」

青山繁晴
「見出せます」

山本浩之
「だけどもう一度あのスリーショット映して下さいよ。オバマさんと胡錦濤さんの間に鳩山さんがいるんですよ。これがねぇ……

青山繁晴
「だから内向きの、内向きの要因を鳩山さん自ら、国益のために、ね、非難して言ってんじゃなくて、国益のために内向きの話を自らもう終わりにしなきゃいけないっていうことなんですよ。はい」

山本浩之
「よく分かりました。ありがとうございました。えー、以上、“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 「中国寄りとかアメリカ寄りじゃなくて自主独立で、真ん中の地位を保ちながら双方の思惑を上手に天秤にかける」……ハッティ総理では無理です!青山さん!!(T^T)

 ただ、青山さんは以前からそうなんですが、今週もハッティ総理に「辞任」を求めてらっしゃるんですよね。
 最後の「内向きの要因を鳩山さん自ら、国益のために…(略)…国益のために内向きの話を自らもう終わりにしなきゃいけない」というくだりにも、そのお気持ちが表れているようです。


 【3/26 0:15 私の雑感を一部修正しました】


※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。


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