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他国の食文化に口出すな!『ザ・コーヴ』 の波紋 「アンカー」より

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■3/11放送「アンカー」6時台の特集より

クジラの町に衝撃!クジラ肉が返品続出&鑑賞した高校生の反応・住民の毛髪検査を実施

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 今回はいつもの青山繁晴さんコーナーではなく、特別編。
 映画『ザ・コーヴ』のアカデミー賞受賞で注目を集めた和歌山県・太地町の特集です。全国の皆さんにぜひ見ていただきたいです。

 私の両親はともに和歌山県出身で、私自身4歳から21歳という多感な時期を和歌山市で過ごしました。和歌山市は和歌山県の最北にあり山ひとつ越えるとそこはもう大阪府、したがって和歌山県のほぼ南端にある太地町からはかなり距離がありますが、それでも給食にはよくクジラ料理が出ましたし(但しイルカ料理はたぶんなかったと思います)、クジラのことは大変身近に感じつつ育ちました。

 完全起こしですが、今回は間投詞(「あの」「その」など)はカットしています。画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

 …………………………VTR開始…………………………

 クジラと共に生きてきた町が、今、大きく揺れています。

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 映画監督は…
 「これは種の大虐殺だ。伝統ではない」

 突然否定された、400年の伝統。

 町長は…
 「食文化っていうのは、人から言われることじゃないんですよ」

 世界の注目を浴び、とまどう小さな町を取材しました。

 …………………………VTR終了…………………………

(いったんCM)

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山本浩之
「特集です。400年の歴史を誇るクジラの町に、今週、激震が走りました」

村西利恵
「イルカ漁を隠し撮りした映画がアカデミー賞を受賞し、世界から注目を浴びることになった和歌山県・太地町。捕鯨の伝統が映画で一方的に非難されたほか、クジラやイルカの肉に含まれる水銀もクローズアップされています。とまどいを隠せないクジラの町の今を取材しました」

 …………………………VTR開始…………………………

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 和歌山県太地町。
 古式捕鯨発祥の地と言われるこの町で、漁師たちは400年前からクジラやイルカを捕って生活してきました。

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 小学校では今でも月に一度、給食にクジラが出ます。
 クジラの食文化を若い世代に伝えるためです。
 人々はクジラとともに生きてきたのです。

 しかし……

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 (アカデミー賞授賞式)

 「受賞は『ザ・コーヴ』」

 アメリカの自然保護団体が製作した映画『ザ・コーヴ』。

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 太地町のイルカ追い込み漁をテーマにしたこの映画は、隠し撮り映像を中心に構成され、イルカ漁は残酷で、すぐにやめるべきだと主張しています。
 この映画が今週発表されたアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したのです。

 監督のルイ・シホヨス氏は、映画は日本人への情報提供だと話します。

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ルイ・シホヨス監督
「メディアはこの映画をジャパンバッシングだと言うが、私はこの映画を日本へのラブレターだと思っている」
「これは種の大虐殺だ。伝統ではない」
「伝統だったとしても、なくした方がいい伝統もある」

 太地町民は……

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町民男性A
エゴのテロリストだよね。クジラを捕ってきて生活をしてる。そういうことを我々は守っていかなければならない。これは生活のためでもある」

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町民男性B
「クジラが残酷、殺すのが残酷だったら、彼らが食べとる牛や豚、もちろんカンガルー、そういうふうなものは一体どのぐらい殺されとるか。何かこう、やることが矛盾はしとるっちゅうことは、私らからみればそういうふうに思いますけどもね」

 先月16日、映画にも登場し、批判の矛先を向けられた太地町長は、苦悩の気持ちを語りました。

 (太地町役場 先月16日)

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三軒一高 太地町長
「事実誤認があるね、映画に。大きな事実誤認がある。そのことによって風評被害を心配してるってことですよ」
「ここ20年前だったら、ゴンドウクジラが揚がったら、太地の肉屋さんに、牛肉が売れないっていう状態だったんですよ。そういう町なんですよ」

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 追い打ちをかけるように、国内では大学の教授が町民に行った水銀量調査の結果、日本人の平均の10倍以上の水銀が検出されたと報道されました(今年1月22日付朝日新聞=1/2ページ2/2ページ)。

益野智行 記者
「クジラの町・太地町は水銀問題と反捕鯨団体が作ったドキュメンタリー映画によって、大きく揺れています」

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 水産加工品を販売する、塩崎伸一商店。
 従業員8人の小さな店は、売り上げの6割をクジラに頼っています。
 しかし、水銀の報道がされた途端、出荷されたクジラ肉が全て返品されてしまったのです。

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塩崎伸一
「あの報道があった時点で、赤肉は全部返品ということで、その時のやつはもう全部冷凍したんですけどね。うん。冷凍したら、もう恐らく売り物にはならんと思います。はい。価値が違いますからね、生と」

 今頃は店頭に並んでいるはずだったクジラ肉は、冷凍庫で行き場を失っています。

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塩崎伸一
「手間とかね、資材って考えると、相当な損害ですよね。売れてくれればいいんですけどね、果たしてどこまで売れるかっていうのが心配ですよね。うん。ハリハリ鍋とかね、今ちょうど時期なもんですから、関西の方へ全部出荷する予定であったんですけどね」

 ひと月で200万円の損害だということですが、出荷の目途は今も立っていません。

 健康被害を心配する声が挙がる中、太地町でも、去年の夏から環境省と協力して、住民の体の水銀調査を行っています。

 (太地町公民館 先月23日)

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 環境省の研究者が、住民の髪の毛を3,4本ずつ採取し、クジラやイルカの肉を食べる頻度などを聞き取り調査します。

 これまでに全町民のおよそ3分の1から髪の毛を集めました。

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町民女性C
「まあね、その、特別数値でも高ければね、また考えるでしょうけどね、うん。心配ない程度だったら、みんな頂くんじゃないですかね、うん。もうやっぱりクジラの町ですからねぇ」

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町民男性D
「何ら問題ないと思いますんで、現に健康体なんで。何ら問題ないです、はい」

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町民女性E
「体の方はね、75(歳)やけど、ちっと頭が悪いだけでね、どっこも悪いとこないんです。80ぐらいまで生きられたらええやん(笑)」

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 集めた髪の毛は、熊本の国立水俣病総合研究センターで、詳しく調べます。

 取材をした記者の髪の毛でも、検査を行ってもらいました。

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 アルカリ性の溶液に溶かした髪の毛を機械にかけて蒸発させ、気化したメチル水銀の量を測ります。

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国立水俣病総合研究センター 安武章 生化学室長
「そうですね。ま、だいたい数ppmだったらこれくらいかなっていうとこで出たんで、ま、おそらく数ppm、3ないし4ppmぐらいじゃないかと思いますよ。日本人男性の平均が、私どもの調査によりますと2.5ppmですから、ま、心もち、魚の好きな方では普通でしょうね、はい」

 記者の検査結果は、3.01ppmでした。

 この方法はほとんど誤差のない信頼性の高いものとされ、太地町民の調査結果は今月末にもまとめられます。

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安武章
「確かに、ま、体の中に水銀はないに越したことはないんでしょうが、まぁ普通に食生活してる限り、水銀と無縁の生活は不可能です。増える一方というのもまた間違いで、私たちの体の中に入ってきたメチル水銀、これは確実にある一定のスピードで排出されます。絶妙なバランスの下に成り立ってますね」

 安武室長によると、メチル水銀は自然界でもバクテリアなどから発生し、どんな魚にも含まれているものだということです。

 さらにクジラなどの水銀を、水俣病と同一視することには疑問が残ると言います。

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安武章
今まで200名弱の太地町の町民の方を、国水研(国立水俣病総合研究センター)の臨床医が診察してますが、メチル水銀中毒を疑わせるような症状が一切見られていないと。自然界の食物連鎖の果てに、として、摂取するメチル水銀と、事故として、つまり人為的な汚染の結果として摂取するメチル水銀では、メチル水銀の毒性の現れ方と言いますか、生態への影響の仕方が違う可能性もあるのかなとは考えますけどね」

 (門真なみはや高校 大阪・門真市)

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英語講師 スティーブン・トンプソン
「今日の映画はすごい珍しいです」

 日本の食文化に切り込んだ映画『ザ・コーヴ』。
 大阪の高校で先週、上映会が開かれました。

 ここで11年間、英語の講師をしているスティーブンさん。
 日本で起きているこの問題を生徒たちに考えてもらおうと、映画を見せることにしたのです。

 今までこの問題を授業で学んだこともあるという生徒たちですが、次々と映し出されるショッキングな映像に衝撃を受けたようです。

 上映のあと、生徒たちは率直な感想をぶつけ合いました。

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女子生徒A
「食べるもんならなんぼでもあるし、別にクジラ食べんでも、牛とか食べたらいいやん、っていう」

女子生徒B(ハーフっぽい)
「それはなんか、それ言ってもなんか、イルカにはひどいって言ってるやん」

男子生徒C
「そう。牛とかはどうなん?

女子生徒B
「ほんま、それ、牛とかはどう?牛も殺されてるやろ」

女子生徒A
「それは言ったらきりないけど、食べるために飼育されてる牛たちがおるわけやん。クジラたちは普通に…」

男子生徒C
「俺がもし牛としたら、飼育せんといて、って感じやねんけど(笑)」

 賛成、反対の意見が次々と出されました。
 議論は尽きません。生徒たちも真剣です。

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スティーブン・トンプソン
「すごい、日本の将来のトピックですね。大学でやっぱりこのトピックが出てくるから、高校で勉強した方がいいと思います。“ダメ”だけじゃなくて考えさせたい。それいいと思う、みんな。はい」

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三軒一高 太地町長
この町は、何百年もクジラばっかり食べてるわけですよ。そこで何の健康被害も受けてないことが一番のことなんでね。それを現在の科学的な根拠に基づいて、そうだという証明をする必要があるんじゃないかなって、そう思ってるわけなんですね」

 伝統として受け継いできたものが、一本の映画によって突如否定され、とまどう太地町。
 『ザ・コーヴ』は、日本で初夏の公開が決まっています。
 クジラの町にもとの平穏が訪れる日は来るのでしょうか。

 …………………………VTR終了…………………………

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山本浩之
「太地町長は、事実誤認もこの映画にはあると。で、私はまだ観たことないんですけど、スタッフに確認したところ、漁法のあり方であるとか、場所であるとか、やはり間違ったところはたくさんあるんだと。で、これがドキュメンタリー部門でオスカー受賞して…」

村西利恵
「賞を獲ってしまったという、ね」

山本浩之
「ドキュメンタリーですよね。アカデミー賞ってのも、もうひとつ大したことないですよね、それだったら。この、よその文化にですね、土足で入り込んでおいて、それで一方的に野蛮だと決めつけるのはどうかと。で、議論をきちんとした形ですればいいじゃないですか、それだったら」

村西利恵
「こっちは反論できませんものね」

山本浩之
「で、間違った言葉の使い方は、虐殺って言ってるんですよ。虐殺ってのは完全な間違えたとらえ方で、私たちは感謝していただく食文化。だから胸張って、明日からもクジラを食べたいと思います

 ____________________________内容紹介ここまで


 ヤマヒロさんGJ!(≧∇≦)


 上のVTRにはありませんでしたが、ルイ・シホヨス監督は関西テレビ系列のFNNそしてTBSのインタビューに対し、このような発言もしています。

 「たとえ食文化であっても、悪いものは消えなくてはならない」
 「牛かイルカかという問題じゃないんです。イルカは高い知能を持っている生き物なんだ」
 「(あなたは映画の制作者? 環境活動家?と聞かれ)両方ですよ!わたしは映画を作ろうとしているんじゃない。運動を起こそうとしているんです
 「食用にもされるイルカ肉は水銀が含まれていて危険だ」
 「アメリカにも女性に投票させなかったり奴隷制度などの悪い習慣がありました。太地町長に言いますが、あなた方の習慣は人々を毒するものです」


 ……自分は運動家だ!って白状しちゃってますけど(^_^;
 それにしても、アメリカの奴隷制度と日本のイルカ漁を一緒にするのはどう考えてもおかしいですよね(-.-#)


 あと、門真なみはや高校の英語講師のスティーブン・トンプソンさんですが、VTR見ていて非常に引っかかるものがあったので検索してみたところ、やはり……。
 http://www.irukafriends.org/

 「イルカフレンズ」でも何でも別にいいんですけど、中立な顔してテレビに出るのはいかがなものでしょう?(彼を中立の人のように扱った関西テレビ側にも問題があるのかもしれませんが)

 生徒の皆さんはこの先生がイルカ漁に反対の立場であることを知ってるんでしょうか?
 中に一人、もろに洗脳されてしまってる雰囲気の女子がいましたが……。
 (彼女は上映中に涙を流したり上映後の議論でも発言が多かったため、何度もアップで映っているんですが、ここではあえて画像はUPしませんでした)

 ちなみにスティーブン・トンプソンさんがブログで言及している「京都の梅小路公園の水族館のイルカショー」については、『ザ・コーヴ』がアカデミー賞を受賞した直後に、こういう新聞記事が出てました。

イルカショーの調査を申し立て/梅小路水族館計画で市民団体(京都新聞3/9)


 話を『ザ・コーヴ』に戻します。
 (但し私は映画は観ていませんので、報道されている範囲内での論評になります)

 そもそもが、「イルカ漁をしてはいけない」あるいは「イルカを食べてはいけない」という国際法でもあるんでしょうか?なかったはずですが。
 クジラにも言えることですが、日本人はちゃんと法を遵守して捕獲をしてるんです。

 ちなみにイルカ漁はIWC(国際捕鯨委員会)の管轄外で、都道府県の知事による許可制となっています。
 現在は和歌山県のほか、北海道、青森県、岩手県、宮城県、千葉県、静岡県、沖縄県で行われているそうです。

 ルイ・シホヨス監督もそのへんは承知してるんでしょうか、インタビューでは「イルカ漁は法に違反している」といった発言は一切してませんよね。
 そのくせ、自分たちは立入禁止区域に侵入して盗み撮りするという、違法行為を堂々とやってのけたわけです。

 映画の中でたとえどんな立派な主張をしていたとしても、入口の時点でまずアウトでしょ。しかも肝心の中身も事実誤認だらけとあっては目も当てられません。
 何が「ジャパニーズマフィア」やねん。環境ゴロのあんたらに言われたないっちゅーねん(-.-#)

 “ドキュメンタリー”と銘打つからには、両論併記が基本だと思うのですが、太地町側の意見が反映されているという声は全く聞きませんから、一方的で非常に偏った内容であるという報道は事実でしょう。
 ヤマヒロさんじゃないですが、こんな“ドキュメンタリー”映画がアカデミー賞という権威ある賞を受賞したこと自体、信じられないことです。


 実はこの映画、昨年9月に外国人記者クラブを対象にした試写会が、翌10月には「東京国際映画祭」のプレス向け上映会が行われ、各国報道陣に御披露目されたそうです。
 その時の記事がこちら。

イルカ好きのための妄想映画『ザ・コーヴ』が意外にも欧米プレスから総スカン!?(日刊サイゾー09/10/23)

 記事によれば、まず、9月の試写会の上映後、主演のリック・オバリー氏(テレビドラマ「わんぱくフリッパー」にイルカ調教師役で出演。施設からイルカを「解放」しようとして逮捕された後、30有余年にわたり、太地町のイルカ網を切るなどの迷惑行為を展開中)と記者らとの間で、激しいやりとりが繰り広げられたとのこと。
 その場にいた通信社スタッフはこう証言しているそうです。

 「記者たちの感想は賛否両論。『よくぞ暴いた』と称賛する声もあったが、『食文化の違いを単純化しすぎ』『水銀はマグロにもある。なぜイルカだけ?』『牛や豚は興味ないのか?』『イルカの知能が高いというのは非科学的』など厳しい意見が続いた。詰め寄る記者に『君の意見は後回しだ!』とオバリー氏がブチ切れたときは失笑を買っていた」

 あるアメリカ人記者は、「太地町での撮影には環境保護団体グリーンピースと関係が近いジャパンタイムス記者や、イタリアの通信社など3、4社が同行したと聞いている。環境保護ビジネスのプロモーションとしては完璧。これはビジネスだよと切り捨てた。また、水銀の有害性を説く役割で出演していた日本人の大学教授が、試写会後に「顔が出るなんて聞いてない!」と激怒する一幕もあったという(本編では教授の顔にだけモザイクがかけられている)。

 また、10月20日、東京国際映画祭内で行われたプレス向け上映では……。

 エンドロールで拍手が沸き起こり、滝のように涙を流す白人女性もいた一方、出口で数人から感想を聞いたところ「情緒的すぎる」「科学的説明はほとんどない。論理性が皆無」「イルカフリークの自己満足」とのキツイ回答も多く、厳密な出口調査ではないものの、賛否両論はおおむね同数程度という印象だった。

 さらに翌21日に行われたシホヨス(記事ではホセイヤスと表記)監督の記者会見では……。

 テレビクルーを含む50人近い報道陣が集まったが、そこでも出たのは懐疑的な質問ばかり。「イルカがかわいそうなら、あなたは他の魚も食べないのか」との欧米プレスの質問に「食べない時期もあったが、それでは体に元気が出ないので今は食べている」などと、思わず脱力してしまう身も蓋もない正直な答えも。イルカ愛好家の無邪気さの一端を垣間見る形となった。

 魚、食べとるんかいっ!(^_^;
 そういや、日本の調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」に不法侵入して逮捕されたシー・シェパードのピーター・ジェームス・ベスーン容疑者も、船内では肉や魚など日本人船員と同じ食事をとっていたと報道されてますね。

 いずれにしても、上の記事はあくまでも昨年秋の時点での話です。
 欧米でどの程度「権威主義」が通用するのか私は知りませんが、アカデミー賞を受賞した今となっては、欧米メディアの目も以前より彼らに対して優しくなってる(=日本に対して冷たくなってる)かも……?


 彼らに限らず、グリーン・ピースやシー・シェパードなどもそうなんですが、欧米の環境運動家の主張を聞くたび、私はその傲慢さに辟易します。

 「クジラやイルカは食べてはいけない」「悪い文化は消えなくてはいけない」と主張しますが、「食べてはいけない」「悪い文化」って何であなたたちが決められるの?

 日本人は、たとえば、中国の何でも食べる文化(「空飛ぶものは飛行機以外何でも食べる、四つ足のものは机以外何でも食べる」とよく言われます)やオーストラリアのカンガルーを食べる文化やフランスのウサギを食べる文化(日本も昔は食べてたらしいですが)を見て、「あまり感心しないなぁ」とか「理解できないなぁ」とは思っても、彼らに面と向かって「食べるのはやめろ」なんて言わないし、ましてや映画まで作って圧力かけようなんて人は一人もいませんよ。

 食文化といえば、3月14日放送フジテレビ「ジャーナる!」で、イルカ料理を在日外国人に試食してもらうという企画をやってました。
 番組側は「食べたくない人は食べなくて結構ですから」という前提で料理を出しました。
 そしたら「イルカは可愛いから食べることには反対」と強硬に言ってた中国人女性以外は、全員が食べたんです。

 で、感想は、ノルウェー人女性が「おいしい」、イタリア人男性も「おいしい」、アメリカ人男性は「レバーの味がするが、レバーよりちょっとおいしい」。さらに、この男性2人は「トマトソースに合いそうだね」で意見が一致。
 ちなみに、このイタリア人男性は試食の前に、「ドラマの『フリッパー』は全部ヤラセ。そういうふうにイルカを使う方が残酷。逆に、食べる方は文化なのでそれはいいと思う」と言ってました。

 「イルカ肉は水銀が含まれていて危険」という監督らの主張も、私には後付けにしか見えません。「僕たちは日本人の体を心配してあげてるんだ」という“気遣い”を盛り込むことで、自分たちの運動を正当化したいだけでしょう。

 上のサイゾーの記事にもありますが、「日本政府が水銀被害を隠匿している」という指摘については、厚生労働省が「60種ごとの魚やイルカの蓄積水銀量を、固体の大きさ分けて細かく公開しています。ネットでも見られますし、妊婦や子どものへの影響にも触れています」と否定しています(参考:厚生労働省のHP)。

 そもそも健康被害については太地町側も否定しているのに(細かい数値などは環境省の調査結果を待たねばならないでしょうが)、映画では全く無視されているそうです。それどころか水俣病と同じ扱いをしていると。

 また、「イルカやクジラは賢いから捕っちゃダメ」というのも受け入れがたい主張です。
 だいたいイルカの知能が高いって科学的にきちんと実証されてるんですか?仮に実証されていたとしても、「賢い動物は殺しちゃダメ、賢くない動物は殺してOK」って、それは人間の傲慢以外の何物でもないでしょう。

 そういう思想が、アングロサクソン特有の人種差別にもつながってるんじゃないですか?


 以下は、過去に拙ブログで紹介済の論文ですが、お読みでない方のために再掲しておきます。
 
「WiLL」08年5月号掲載
水産ジャーナリスト・梅崎義人氏
【シー・シェパードの本音は人種差別だ!】より抜粋引用

 捕鯨と倫理の問題が理解できず、故山本七平にインタビューしてこの点を質したことがある。山本は76年2月13日号の『週刊朝日』に「捕鯨禁止運動の背後にある人種差別に気づかぬ日本人」と題するアメリカ・ルポを寄稿している。山本は前年10月に天皇、皇后両陛下が訪米した際、反捕鯨デモに遭った背景を探るために『週刊朝日』の依頼で取材をしている。

 同ルポの中で山本は、日本人→クジラ殺し→悪人→日本品ボイコット→日本人排撃、という考えや現象がアメリカで起こっており、同じ捕鯨国のロシアに対してはこんな風当たりがないことをあげ、アメリカに来てみて確かにクジラ問題はレイシズムの一表現だと感じた、と述べている。

 倫理と捕鯨の問題に対する山本の分析は明快だった。

 「アングロ・サクソン民族は自らを地球の最上位に据える。次に彼等以外の白人がくる。その次には彼等が自分たちと同じ権利を認めたい動物がランクされる。類人猿、犬、鯨類であろう。その下に有色人種を置く。日本人が1ランク上位の鯨類に手をかけることは倫理に反する、ということになる」

〈中略。以下、1978年6月のロンドンにおけるIWC年次会議での出来事〉

 会議の最終日の6月30日午後、会場のマウント・ロイヤル・ホテルに反捕鯨団体の活動家約30人が乱入、会議場の中央のスペースに座り込んで集会を開いた。

 日本、ロシアなどの捕鯨国に対して弾劾文を読み上げ、それに対してもっとも反捕鯨の行動をとったフランスに表彰状を手渡す。集会が終了して退場する際に、信じられないことが起こった。反捕鯨団体のメンバーたちが、瓶につめて持っていた赤い染料水を日本代表団に向かって振りかけたのである。

 「マーダー(クジラ殺し)」「バーバーリアン(野蛮人め)!」「これはオマエたちが殺したクジラの血だ!」

 こんな罵声とともに振ってきた赤い水は日本代表団員の頭、肩、膝に、あたかも本物の血痕のように染み付いた。

 日本経済新聞社の論説委員長を務めたこともある、当時社会評論家の故大和勇三はオブザーバーとして取材をかねて会場にいたが、帰国後、講演のたびに次のように語っていた。

 「彼らはロシア、ノルウェー、アイスランド、スペインなどの白人捕鯨国の席には目もくれず、唯一の有色捕鯨国である日本代表団にだけ向かって赤い水をぶっかけた。人種差別に他ならない。アメリカが第二次大戦中、日系人だけを収容所に入れ、原爆を交戦国の中でイタリア、ドイツではなく日本に落としたのと通ずるところがある」



 何かと反日的な日本のマスコミですが、捕鯨やイルカ漁については、ほぼ日本を擁護する立場で一致しているのが救いです(朝日新聞など一部を除く)。

 『ザ・コーヴ』がアカデミー賞を獲った日の夕方のFNNのニュースで、木村太郎氏が皮肉でこんな話をしていたのが特に印象的でした。

 「アメリカでは雄のヒヨコを大量虐殺している。雄は卵を産まないから、分別する時に雄だったらそのまま粉砕器に入れて殺すんです。日本もこれを告発する映画を作ったらいい。もちろんアカデミー賞は獲れませんけどね
 (このヒヨコの話についてはこちら参照


 食文化と言えば、日本は今もうひとつ危機を迎えてますね。そう、マグロです。
 現在ワシントン条約会議が開かれていますが、大西洋・地中海産クロマグロの国際取引禁止の提案については、17日以降に採決が行われる予定だそうです。

 日本にとってかなり厳しい状況のようですが、実はあのオーストラリアがこのクロマグロに関しては日本と同じ立場をとっているというのが、笑えるような笑えないような……(^_^;


※拙ブログ関連エントリー
06/6/16:IWC年次総会~今年は捕鯨支持国が過半数?
  元水産庁のタフ・ネゴシエーター・小松正之さんの発言集も。
06/6/18:IWC年次総会~日中韓露が連携してます
06/6/19:IWC年次総会~24年ぶりに捕鯨支持国が勝利
07/2/10:テロ組織が日本の調査捕鯨船を攻撃
07/6/2:IWC年次総会~日本が脱退を示唆
08/1/12:「台湾」ない地球儀を販売 他いろいろ
  「細切れぼやき」1本目参照。
08/1/17:「アンカー」首相引っ越しと防衛汚職(付:シー・シェパード)
  後半に1月15日の事件に関する出演者のやりとりを起こしてます。
08/1/19:「ムーブ!」反捕鯨活動過熱で日豪関係緊迫
  コメンテーターは若一光司、財部誠一、吉永みち子。
08/1/23:「ムーブ!」“ニュース バカ一代”捕鯨船妨害活動
  コメンテーターは勝谷誠彦、上村幸治。
08/3/11:「ぷいぷい」シー・シェパード(付:プレミアA)
  小川和久さんGJです。
08/4/15:チベット問題と中華思想、捕鯨問題と白人至上主義
  上で紹介した梅崎義人氏の論文はここが初出。
08/5/16:目的のためなら手段を選ばないグリーンピース
08/6/21:目的のためなら手段を選ばないグリーンピース・逮捕編
08/7/1:IWC年次総会~日本が転換?IWC正常化なるか?


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