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鳩山政権発足から1カ月

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 鳩山政権発足から1カ月が過ぎましたが、発足当初から連日ツッコミどころ満載ですね(^_^;
 もっともメディアは多くが民主党寄りなので、普通の国民(テレビや新聞だけで情報仕入れてる人)から見たら、そうでもなかったんでしょうけど。

 ただ、この件に関しては普通の国民も(゚Д゚)ハァ?となったに違いありません。

10年度予算:過去最高95兆380億円 概算要求(毎日10/16)
公約優先、増額相次ぐ 概算要求(読売10/16)

 概算要求が95兆円超って何それ?!(麻生政権予算は88.5兆円)

 しかも概算要求の中には、要求額とは別枠で金額を明示していない「事項要求」が数多く盛り込まれていることから、予算額がさらに膨らむ懸念も出ています。
 16日のNHKの報道によれば、厚生労働省、総務省、環境省、文部科学省が「事項要求」を出しているとのこと。

 この「事項要求」が上乗せされることで、95兆380億円からさらに2兆円以上増える可能性もあるそうで、元経産官僚で現慶應義塾大学教授の岸博幸氏によれば、このような「事項要求」の乱発は過去に例がないとのことでした(「報ステ」10/16)。

 もはや議論は「財源どう確保するの?」ってレベルを超えて、「国の借金増やしてでもマニフェストを実行するのか、それとも借金を抑えるためにマニフェストは一部反故にするのか」ってレベルに入ってますよね。

 まだ国会も開かれてないのに、何かもうグダグダっていうか……。
 しかも肝心のハッティ(鳩山由紀夫首相)の態度が煮え切らないこともあって、これまで鳩山政権を持ち上げてきたメディアも、さすがに「大丈夫?」って感じの報道を少しずつではあるものの始めているようです。

 総選挙期間中に自民党がくり広げた民主党批判を「ネガキャンだ」とこき下ろしていた人たちも、事ここに至れば、それなりにまっとうな批判だったと認めざるをえなくなりつつあるのでは?

 たとえば話題になった【自民党ネットCM】プロポーズ篇、これなんか当時は必ずしも評判が芳しくはなかったけども、現在まさにこの通りになってませんか。

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ハッティ似の男性「ボクの方がキミを幸せにできる。ボクに交代してみないか?バラ色の人生が待っているよ。出産や子育ての費用も教育費も、老後の生活費も介護の費用も、ボクに任せれば全部OKさ!高速道路も乗り放題だよ!」

女性「お金は大丈夫?」

ハッティ似の男性「細かいことは結婚してから考えるよ!」

女性「えぇぇぇ???」

ナレーション「根拠のない自信に人生を預けられますか?」

 仮にマニフェストを実行するために赤字国債を増発するとなれば、もう本末転倒ですよね。ハッティ自身が赤字国債増発なんてとんでもないと言って選挙戦を戦ったんですから。
 (ちなみにマニフェストでは赤字国債発行に関しては触れていないようです。いちおう言質取られないようにはしてあった?)


 ただ、マスコミも全般的にまだまだ鳩山政権には優しくて、「頑張って下さい」って声の方が大きいのが現実。 

 10月14日のテレ朝「報道ステーション」では、古舘伊知郎キャスターが「(民主党政権は)透明性があって予算作成の経過がよく分かっていいですね!」と本筋から視聴者の目をそらすような発言。

 10月15日の毎日放送「ちちんぷいぷい」では、寺脇研氏(元文部官僚でゆとり教育推進者)が「民主党は『コンクリートから人へ』という方針だから、ダムを中止して子ども手当出すのなら赤字になってもOK」という趣旨のことを言い、びっくりしてしまいました。

 他によく聞く声は「初めてのことだから」とか(お前は村山富市か!)、「スタートしてまだ1カ月だから」とか。甘いなぁ。

 しつこいようですが、そもそもハッティ本人が「赤字国債増発したら日本はもたない」「ムダ削減と予算の組み替えで財源は確保できる」と断言してたんですよ。
 こういう発言も全部なかったことにしちゃうんでしょうか、民主党支持の人は。応援するにしても、せめて「たった1カ月で簡単にあきらめるなよ」とか言えんか?

 これがもし自公政権だったらどうなってたか?簡単に想像できますね。
 マスコミは即座に「ブレた!ブレた!」の大合唱でぼろくそ叩いたでしょうし、「責任取って内閣総辞職しろ」とか「解散しろ」とかの声が出ても不思議ではありません。
 でも、全然そんなふうにはなってない。
 やはり報道というのは、意図的な誘導によって世論をいかようにも操作できるんだなぁと改めて思う。


 私の知る限り、「赤字国債発行」という話が最初に表に出たのは10月5日。
 時事通信の赤字国債発行へ=税収減不可避、10年度予算編成-政府方針という記事でした。
 「10年度税収は09年度当初見通しの約46兆円を割り込むのは確実で、政府は40兆円を下回る可能性もあるとみて、不足分は赤字国債で賄わざるを得ないと判断、赤字国債を増発する方針を固めた」という内容。

 この時点でネットはすでに「選挙の時に言ってたのと話が違うじゃないか!」と沸騰。が、テレビや新聞ではさほど大きく取り上げられることはなかった。

 それが14日になって、平野官房長官が政府高官としては初めて国債増発の方針を認め(時事10/14)、さらに同日、翌15日に締め切られる概算要求額が過去最大の90兆円超(数字については90兆円台前半、90兆円台半ばなど各メディア表現は違ってはいたが)になる見通しということを各社一斉に報じました。
 ここでようやく「赤字国債」というキーワードが一気に全国規模に。

 鳩山政権は赤字国債を増発してでもマニフェスト実行を断行するのか。あるいは借金をこれ以上増やさないためにマニフェストを一部反故にするのか。
 そこのところはっきりしてほしいのが国民感情ですが、肝心のハッティがまたしてもむにゃむにゃに。
 

 ハッティの発言をふり返ってみますと、忘れてしまってる人も多いと思いますが(私もそう)、実は今年5月14日、民主党代表選への出馬記者会見で、赤字国債発行を容認する発言をすでに行っていたのです。

 「無駄遣いの削減だけですべてができるとは思っていない。政府も国債発行など大変苦しい状況の中にある。私どもも何らかの形の国債が必要になってくると考えている産経10/15

 ところが代表就任後は、選挙対策のためか反対論へと転換。
 8月18日、愛知県豊橋市での街頭演説ではこのように発言。

 「国債というものをどんどん発行して、税収よりも国債の方が多くなるような無駄遣い天国を作って、最後に国民の皆さんに負担を求める。こんなバカな政治をやめたいんです。やめさせようじゃありませんか!」Youtubeより当時のニュース動画

 さらに8月23日、テレビ番組の各党党首討論でも以下のように主張し、赤字国債増発を重ねて否定。

 「借金は増やさない。来年これ以上増やすような話になったら、もう国家がもたない

 ……というわけで、代表就任後は赤字国債増発を否定してきたハッティでしたが、10月14日、ついに陥落。
 ぶらさがり会見でこう発言したのです。

 「税収の落ち込み具合を勘案しながら考える必要がある。基本的に発行したくないが、やむを得ないことになる可能性はないとは言えない

 そして翌15日には、このような信じられない発言まで。

 「マニフェストの実現よりも、やはり国債をこれ以上発行してはいけないと、国民の意思としてそのようなことが伝えられたら、あるいはそういう方向もあると思う」ロイター10/15

 ついにマニフェストが実行できなかった時のための言い訳を準備し始めました。それも国民に責任転嫁する形で。

 ちょっと待って下さいよ!もともとあなたが「マニフェスト実現」と「借金増やさないこと」は両立できると言ったんですよ?
 それを今さら「やっぱ両立できないから、どっちか選んで」って何それ?あなたには信念というものがないの?それともこれも友愛精神?

 そもそもですよ、昨年9月にリーマン・ショックがあって、2010年度の税収がかなり落ち込むだろうってことはずっと前から分かり切ってたことじゃないですか。
 多くの識者もその点を指摘しつつ「財源は大丈夫なのか?」って声を挙げてたのに、いったい何を考えて「借金は増やさない」って大見得切ったりしたんですかね。
 2ちゃんねるで「ブレブレ内閣」「やるやる詐欺内閣」「豊田商事内閣」っていろんな揶揄を見ましたけど、そんなふうに言われても仕方ないと思う。
 
 この際、高速道路無料化や子ども手当など、やる前から国民の評判のよろしくないものは、もう思い切って凍結したらどうかと思います(但し絶対に国民のせいにすなや!(-.-#))。
 たとえば子ども手当にしても、自分の子どもに借金のツケを回してまで手当がほしいと考える人が、一体どれぐらいいるんでしょうか?

 各省庁が提出した概算要求は今後、行政刷新会議や財務省が精査し切り込んでいくことになるそうですが、どの程度削れるものなのでしょう?
 年末まであまり時間もないですし、グダグダになって結局は財務官僚が仕切る結果になったりしませんかね。
 そうなったら「脱官僚依存」「政治主導」を掲げる鳩山政権としては、またしても本末転倒となりますが。

 もっとも「政治主導」は予算以外の面でも危うくなってきているようで、たとえば国会対策でもすでに官僚頼みが始まっているようです。
 10月26日に招集される臨時国会を前に、平野官房長官らが首相官邸に各府省の国会担当の官僚を集め、与野党議員への「質問取り」を指示していたことが発覚したのです(毎日10/15)。

 「脱官僚依存」を掲げる民主党は国会論戦も政治主導で進める方針でした。たとえば、小沢幹事長は官僚の国会答弁を禁止する国会法改正案の臨時国会提出を目指していたりします(この改正案がまた連立政権内で不協和音を生じさせているのですが)。
 それに逆行するかのような政府側の対応に、自民党からは「言行不一致だ」との声も上がっているとのことです。


 一方、補正予算の見直しの方はどうなったかというと、16日、執行停止額が目標の3兆円には届かず、2兆9259億円程度にすることが閣議決定されました。
 このへんメディア各社、見出しの表現が違ってますね。たとえば毎日は「目標の3兆円ほぼ達成」読売は「3兆円に届かず」。どちらの解釈をとるかは、国民の間でも意見が分かれそうですね。

 民主党はこの補正予算見直しで捻出した3兆円と埋蔵金(特別会計の剰余金や積立金)など4.1兆円、合せて7.1兆円をマニフェスト実行にあてるとしてるんですよね。

 そこで気になるのが埋蔵金なんですが、選挙前は民主党の皆さん、あれだけ「埋蔵金があるから大丈夫」って主張してたのに、今は誰も全然言わなくなってるので不思議だなーと思っていたら、何とあーた、実はもうほとんど残ってないみたいなんですよ。

 というのも、10月16日のテレ朝「スーパーモーニング」に生出演した野田佳彦財務副大臣によれば、埋蔵金は見つかったが「基礎年金の国庫負担を3分の1から2分の1にした分や、定額給付金とかで去年もうかなり使われていて、使い切りつつあるかもしれない」「これから調べるが厳しくなっていると思う」

 これに関しては、「もし埋蔵金がほとんど残ってないんだとしたら、それは自公政権の責任でしょ。民主党政権は悪くないでしょ」という意見もあるでしょう。
 が、私はそれには承服しがたい。だって2009年度予算で埋蔵金活用を前提に予算編成が行われたのは周知の事実で、つまり、どの程度残ってるのか分からない埋蔵金なんぞをあてにした民主党が甘いだけの話じゃないんですか?

 ちなみに、同じテレ朝の「報ステ」や「ワイドスクランブル」が10月15日から16日にかけて「新たな埋蔵金が公益法人に眠っているのを発見!」とか何とか得意げに放送してましたが、これは従来言われてきた埋蔵金とはまた別物ですから。

 ついでに言えば、「スパモニ」に出演した野田さんは他にこんなことも言ってました。
 「(麻生政権の予算の)88兆円を上回らないとは誰も言っていない。あくまで新規マニフェストで入れなきゃいけない7.1兆円は確保しないといけない、その上で88兆円のところを切り詰めていくということだから、上回る可能性はもともとあった」

 要するに、「民主党政権になったらムダを省いて予算は麻生政権よりも少なくなる」っていうのは国民が一方的に思い込んでただけでしょ?僕たちはそんなこと一言も言ってなかったよ、っていうのが野田さんの主張ですわ。
 今ごろそんなこと言われても。何だか騙された気分(T^T)

 つーことで、予算の話はここまで。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以下、最近の鳩山政権および民主党関連の報道を参考にしつつ書きます。
 普段あまりネット巡回する時間がないので、新ぼやきくっくり掲示板にいただいた皆様の情報(ニュースURL貼り付け)を大いに参考にさせていただきました<(_ _)>


 まず、普天間移設問題。

 ハッティは10月7日、キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)へ移設計画を「見直しの方向で臨む」としていたマニフェストについて、「時間によって変化する可能性は否定しない」と表明。必ずしも公約に縛られない考えを示しました(時事10/7)。

 この記事の見出しは「公約は時間で変わる」。秀逸ですな(^_^;
 『銀河鉄道999』の「時間は夢を裏切らない」ってキーワードを思い出しました。残念ながらハッティの場合、「時間は公約を裏切らない」とはいかないようですが。

 思った以上の騒ぎになったせいか、翌日ハッティは「(日米が)前政権のもとで合意したものをそのまま認めるという意味で申し上げたわけではない」と釈明しました(朝日10/8)。
 11月のオバマ大統領訪日を控え、調整が大変なのは分かりますが、この発言によって「普天間だけでなく他の公約も時間で変わるのか?」と訝しく思った国民は多数いたことでしょう。

 ちなみに7月27日の時点でハッティはこう言ってました。

 「この半年とか1年とか、その辺がずれたときの責任ということになることに対して、どこまで責任を負えるかということは、あるいはこれからの経済状況の変化、その他で出てくる可能性がないとは言えませんが、基本的に、当然のことながら、われわれがマニフェストでうたった1つ1つの政策が可能にならなかったというときには、政治的な責任を強く負うものだというように覚悟を決めて申し上げております産経7/27 鳩山会見2/6

 政権発足からそれなりの期間が経過し、現実と照らし合わせつつ試行錯誤を繰り返し、結果的にマニフェスト実行は不可能ということになって、それで出た「公約は時間で変わる」って発言なら私もまだ理解できますよ。
 が、この時点で政権発足からわずか3週間ですよ。

 7月27日の会見、続けてハッティはこう断言しました。

 「その意味で、当然のことながら、公約が実現できなかったときは、政治家としての責任をとります。言うまでもありません」産経7/27 鳩山会見3/6

 いつ、どのように責任をとってくれるのかしら?などと思っていたところ、この16日になってハッティは、「来年には名護市長選(1月)と県知事選(11月)がある。知事選までということになるとかなり時間がかかるので、その中間ぐらいの中で結論が必要になってくる」と述べ、選挙日程に絡める形で初めて明言(産経10/16)。

 この発言、産経の分析によれば、「選挙戦を見据えた政治的な思惑も見え隠れする。1月の名護市長選で、現移設計画の条件付き容認の立場の現職が敗戦すれば、県外移設を掲げてきた民主党には議論が有利に展開するからだ。その半面、県内の意見対立が深まり、問題解決が一層難しくなる事態も予想される」。
 やっぱり政局ですか……(T^T)


 ハッティの次に「大丈夫か?この人」ってムードが漂ってるのが長妻厚生労働大臣ですね。

 まずは、民主党が発足に猛反対していた日本年金機構(社会保険庁の年金業務の後継組織となる)、これの存在を認めてしまった(民主党は「歳入庁」を新設し、ここへの業務移行を掲げていた)。そう、当初の予定通り2010年1月に発足させることを表明したのです。
 理由は何かというと、「機構発足を前提に民間人1078人に内定を出しており、混乱を避けることを優先した」からですと(毎日10/8)。

 ついでに言えば、日本年金機構については正規職員を増員、アルバイトも雇う予定だそうです。人件費、大丈夫?

 さらには、目玉の「子ども手当」がまたしても黄色信号。
 長妻さんは「子ども手当」財源について、全額を国の予算で賄うのでなく、地方自治体や企業の負担も検討していることを明らかにしたのです(TBS10/13)。
 前の週には「全額、国費で負担する」という見解を示していたわけで、こりゃ「ブレた」と批判されても仕方ないでしょう。

 子ども関係でもう1コ言うと、麻生政権が2009年度補正予算に盛り込んだ「子育て応援特別手当」の支給も凍結する方針だと。で、その分の財源を子ども手当に回すと(読売10/14)。

 この「子育て応援手当」、政府は凍結の方針を固めたものの、原口総務相が既に自治体で支給準備が進んでいることなどから難色を示し、結論を持ち越したとのこと(産経10/14)。
 そういや、「すでに受給の申込みを受け付け始めてるから」ってことで、どっかの自治体が自分たちの予算から手当を受給することにしたってニュースを見ました。振り回されて大変ですなぁ。

 原口さんは「荒っぽいやり方はすべきでない」「現場を無視した議論は信頼関係を失う」等々、長妻さんの対応を批判してましたね。
 さらには子ども手当が地方負担を検討していることについて、「全額国費でやるといったマニフェストを曲げるんだったら、もう1回選挙してでも、国民に信を問うべきだ」とまで述べています(FNN10/14)。

 原口さんGJ!……と言いたいところですが、単に国民や地方に対するガス抜きじゃないの?って気もする(T^T)

 とか言ってたら、長妻さん、またまたブレましたね。
 16日の会見で「全額国費という立場で財政当局と交渉していく」と発言。どっちやねん、あんた!
 ちなみに長浜博行厚労副大臣は地方負担に関し、15日の会見で「今後の交渉過程で、私たちと違う考え方が主張されることはある」と述べており、結果的に方針転換もあり得ることをにおわせています(東京新聞10/17)。
 この調子ではこの先まだまだブレそうですね。


 あと、前原さんも何だかなあ(T^T)

 羽田空港ハブ化の件ですが、前原さんの「見切り発車」、つまり地元への説明どころか、首相であるハッティへも事前相談すらしていなかったらしい(読売10/14)。

 大阪在住の私は関東のことはよく分からないですが、羽田ハブ化という方向自体はさほど間違っているとは思えません。
 ただ、前原さんって事前の根回しとかそういうの全然やらない人のようで、そこはかなり問題があると思います。

 っていうか前原さんに限らず、この政権、とにかく根回しや説明不足が目立ちますよね。
 何の予告もなくいきなり「はい、こうすることに決めました!異論は受け付けませんからね!」って言わんばかりの高圧的な場面を、私たちはこの1カ月の間に何度目にしたことか。

 ダムや高速道路などの公共工事については、本当に無駄な事業なら中止は仕方ないと私も思います。が、その場合でも中止を決める前に最低限、自治体や住民への説明は必要なのでは?
 民主党のスローガンは「国民の生活が第一」でしょ?民主党にとって彼ら住民は「国民」ではないとでも言うのでしょうか?

 「いや、事前に説明なんかしたら反対派が騒いで大変なことになる。最初から中止ありきで進めないと永遠に前に進まない」という意見もあるようですが、じゃあ鳩山政権が中止後の地元へのフォローを何か考えてるのか?というと、とてもそうは見えない。

 当然ながら、中止に伴ってその地方には必ず歪みが出でてきますよね。観光事業への悪影響や、建設業で倒産や失業者が大量に発生する等。
 政府はその受け皿も並行して進めないといけないと思うんですが、今のところそのへんほとんどできてないでしょ。これでは民主党の理念とは逆に、ますます地方疲弊が進むのではないですか。

 さっき日本年金機構の話で、発足を反対していたにも関わらずこれを予定通り発足する理由として、「民間人1078人に内定を出しており、混乱を避けることを優先した」って話を紹介したけど、公共工事中止は1078人どころじゃない、もっともっとたくさんの民間人を路頭に迷わせることになるんですから。

 鳩山政権は、受け皿としてたとえば介護の仕事を大幅に増やすというようなことは言ってるようですが、建設業者にとってはそれは全くの異業種だし、参入しにくいんじゃないですか?
 近年、公共工事の激減とともに農業や林業などへの参入をすでに開始している建設業者もあるようですが、採算をとるのは難しいんだそうです(10月13日だったか「報ステ」でやってた)。
 このあたり、ちゃんと調整してあげてほしい。


 そもそも鳩山政権の景気対策、経済政策ってどうなってるんですかね?

 私の住む関西でも景気はあいかわらず深刻な状態で、外需依存の製造業が集積している分、最近の円高が重しとなり、大企業も厳しくなるという見方もあるようです(神戸新聞10/15)。

 亀井金融大臣がぶちあげた、中小企業を救うためのいわゆるモラトリアム法案にしても、デメリットが大いに心配されてますよね。貸し渋りがかえって加速するんじゃないかとか、悪用される恐れがあるんじゃないかとか、損失分は税金で賄うことになるが財源は大丈夫なの?とか。

 また、前々から言ってるように私は経済はサッパリなんですが、素人なりに分かることで言えば、予算の切り詰めというのは限界があると思うんですよ。たとえば月10万円の収入でもともとギリギリの生活をしている人が、これ以上切り詰めろと言われても無理ですよね。それよりはバイトでもして1万でも2万でも収入を増やした方が現実的。
 それと同じで「パイ」を大きくして税収を増やしていく戦略を練らないと、日本の経済も財政も遅かれ早かれ行き詰まってしまいますよね(財政はすでに行き詰まってる?)。

 そうやって考えてみた時、民主党の経済政策というのは現在のところ、バラマキ中心の局地的なものばかりで、日本の全体的な経済をどのように上向きにしていくのかっていう大局的なものが見えないから、そこが一番の問題なんだろうなぁと。

 子ども手当や高速道路無料化だけでは、将来への希望を抱けません。
 不況が続く中、難しいことかもしれませんが、新しい産業(介護・福祉だけでなく、環境産業やアニメ産業など日本独自の世界にアピールできるものも)の成長を促進するなど、日本経済の10年後、20年後の姿をまずはしっかり提示してほしいと思います。


 一方、鳩山政権の外交・安保面での政策に目を移すと――

 急いでやるべきことはモタついてるくせに、逆に急いでやる必要がないことにばかり必死になってませんか?
 たとえば、東アジア共同体、外国人の地方参政権付与、夫婦別姓、人権救済機関の設置(人権擁護法案)。
 外国人の地方参政権付与、夫婦別姓なんてマニフェストに書かれてないにも関わらず、特に急いでやろうとしている。

 つーか、これらは「急いでやる必要がない」じゃないですね。「全くやる必要がない」ですよね。
 夫婦別姓なんか、日本では世論真っ二つですが、中国では歓迎されてますよ。「日本の伝統的な家族制度に打撃を与えることになるが、日本人に嫁ぐ中国人女性には福音だ」(レコードチャイナ9/28)ですって。

 中国に優しいと言えば、千葉法相はほんとシャレになりませんね。
 残留孤児の子孫として両親と来日後に在留資格を取り消され、国外退去を命じられた奈良県在住の中国人姉妹に対し、在留特別許可を出したという。姉妹は退去命令取り消し請求訴訟で敗訴が確定しており、敗訴確定後に在留が認められるのは異例だそうです(共同10/9)。

 この種の理不尽な対応は今後ますます増えていきますよ。断言できます。なぜなら千葉さんがこーゆー人だから。
 産経9/30のインタビュー記事、「不法滞在者の扱いは?」という質問に対する千葉さんの回答を見て下さい。

 「日本に長年定着し、罪を犯したりすることなく一生懸命働き、家族も日本がふるさとのようになっている人に『帰りなさい』というのはねえ。日本社会もそういうみなさんの力で成り立っている。少子化などもあり、日本に寄与して地域の一員になっているみなさんに温かい目を向けていく方向にしていきたい」

 思わず全部太字にしてもーたわ。何?このアホな発言。ほんとに法律家?
 よりによって何でこんな人を法務大臣に?!と悔しくてしょうがありませんが、友愛ハッティにとってはまさに適材適所の人事なのでしょう。

 あと、文部科学省もあかん(T^T)
 マニフェストに掲げた高校授業料の実質無償化について、高等専門学校や専修学校の高等課程、 外国人が通う各種学校なども対象とし、必要額を来年度予算の概算要求に盛り込む方針を固めたとのこと(毎日10/14)。

 「外国籍でも、学校教育法に定める各種学校の生徒は加える方針で、朝鮮人学校やインターナショナルスクールなどが該当」すると、はっきり記されています。
 
 驚愕しましたよ。そして悲しくなりましたよ。
 日本国民であっても子供もいない、車も持ってない私のような人間は、外国人以下の扱いなんですか?ってね。


 あと、国防について大変考えさせられる記事を最近読みました。
 【与那国島が危ない】と題された産経の特集です。

【与那国島が危ない】(上)中国野放しの「友愛の海」 自衛隊誘致、町の悲願
【与那国島が危ない】(中)「やられてから、という姿勢」
【与那国島が危ない】(下)「ここは日本。屈辱的」

 日本最西端の与那国島は本来国防の最前線のはずなんですが、島には2人の警官と彼らの携行する拳銃2丁しかありません。

 昨年9月、町議会は自衛隊誘致を決め、今年6月には町長、町議会議長らが防衛相や陸上幕僚監部に誘致を陳情、防衛省も陸自部隊の配備を検討し始めました。
 が、その矢先に政権が交代、一転慎重論が支配的となったのです。

 外間(ほかま)守吉町長はこう話しています。

 「お隣さんを刺激するようなこと(配備)はしないと(北沢俊美防衛相は)申されたようですが、お隣さんの方が軍事大国です。先方(の軍備)は認めてこっちはいけないというのはおかしい。隣のことばかり気にする外交の脆弱(ぜいじゃく)さです」

 また、町議で与那国防衛協会副会長の糸数健一氏はこう話しています。

 「国境の島、しかも上空3分の2が台湾の防空識別圏です。有事に一体どうするのか。自衛隊の駐屯もない。台湾の選挙で中国がミサイルで威嚇し、漁場に行けなくなったこともあります。前町長はこれらを懸念し、実は一番やりたかったことが誘致でした」
 「与那国は捨て石みたいに考えられているのではないか。この島は日本の島です。屈辱的です」
 「ミサイルを置いてほしいとは言わない。せめて1人でも優秀な情報活動のできる人間が要る。そうしないと国境が危ない。いや、島自体もう、つぶさに調べられているかもしれません」


 糸数氏の最後の発言はちょっと補足が必要でしょう。
 取材をした産経記者によれば、隣の宮古島でこういう出来事があったそうです。

 「何組もの若い男性2人連れが盛んに写真を撮っていた。食堂で彼らと居合わせて何者かが分かった。会話が中国語だったのだ」

 このエピソードを記者に教えてくれた人は、この中国人らは「髪形や体格から間違いなく人民解放軍」と話していたそうです。

 民主党政権になって一番喜んでるのは日本人じゃなく、むしろ中国人をはじめとする特アの皆さんじゃないですか?

 鳩山政権はいろんな面でひどいけど、外交・安保面でのひどさは突出していると思います。
 選挙前からもちろんある程度予想はしていたけれども、こうも早い時期にこのようにいろんな方面ではっきり表れているので正直驚いています。

 政権誕生からまだ1ヶ月の時点でこれなんですから、先がすごく怖い。日本は数年後には実質、冗談抜きに中国の「日本自治区」になってしまっているかもしれません。

 それにしても民主党ってほんと「外には弱く、内には強い」ですね。外交ではいきなり「妥協」から入るくせに、内政ではいきなり「強行」から入る。
 「国民の生活が第一」?少なくとも「日本国民の生活が第一」には見えへんで。

 但し、ひとつだけ朗報もあります。
 靖国神社に代わる「国立追悼施設」の調査費、概算要求が見送られたのです(産経10/15)。
 これなんか典型的な「無駄なハコモノ」ですからね。まず世論が許さないでしょう。


 私としては、ここはひとつ民主党内の保守派に期待したいところですが、残念ながら今のところ無理っぽい。
 海自インド洋給油活動問題で強くそう思いました。なぜかというと――

 岡田克也外相が10月11日、12日にパキスタンを訪問しましたが、その訪問中、インド洋給油について、臨時国会に延長のための関連法案を提出するのは困難との見方を示しました(毎日10/13)。
 来年1月の通常国会に提出したとしても、撤退期限前に成立させることは極めて困難なことから、事実上、海自は1月で撤収することになったわけです。

 が、遡ると、それまで岡田外相は「単純な延長はしない」と含みをもたせた発言をくり返していました。
 防衛省の長島昭久政務官も「法律に国会事前承認を盛り込む形で延長すべき」(実は岡田外相もこれに近い意見の持ち主だったと思われ)と主張。

 が、北澤防衛相は「延長そのものがない」。社民党の福島党首はもちろん「延長させないよう頑張る」。その後、長島政務官は平野官房長官に呼ばれ「個別に発言するな」と注意される羽目に。

 こんな感じで閣内ですったもんだしたわけですが、結局、長島さんの声はかき消され、他に表立って同調者が現れるでもなく、先に紹介したように海自は1月撤収がほぼ確定。
 つまり長島さんのような保守派は今の民主党では無力に近いということが、否が応でも理解できてしまった次第です(T^T)


 あと、ハッティの故人献金問題は、秘書が任意で事情聴取されていたことが分かったり、少しずつではあるけれども前に進んでる気配?
 詳しくは、故人献金関連情報まとめを。

 小沢さんもちょこちょことは来てるんですが(たとえば読売10/14の資金管理団体が土地取得記載に虚偽って記事とか)、まだまだ先は遠そうですね。


 また、他のメディアではあまり報道されてないけれども、鳩山政権のこういう「ほころび」って探し出すとキリがないかも?!

脱官僚依存…実は“過去官僚”依存 政務三役の2割、霞が関OB(産経10/12)
 鳩山内閣で過去官僚は13人、19.4%を占めており、官僚出身ではない民主党中堅議員は「形を変えた官僚支配といえないのか」と言ってると。ちなみに退陣直前の麻生内閣の過去官僚は9人、13.4%。
 麻生政権までは「この内閣には元官僚が●●人もいる。官僚寄りだ」とよくメディアは批判したものですが、鳩山政権にはなぜかそれを言わない。

「官房機密費」民主党の変身 透明化推進から存在自体を否定(J-CAST10/14)
 野党時代には、機密費に関して支払い記録の作成を求める法案を提出するなど、透明化へ積極的に動いていたが、政権交代後は機密費の存在自体をはぐらかすなど、あいまいな態度になってしまった民主党。
 平野官房長官のすっとぼけぶりには呆れます。何でも記者会見で官房機密費について問われた際、こうのたまったのだとか。
 「そんなものがあるのですか。全く承知していない。承知していないからコメントできない」
 えーかげんにせーよ、オッサン!(-.-#)

 要するに「政権取ったんだからもういいじゃん」ってことなんでしょう。
 そういや例の赤坂議員宿舎についても、「家賃が安すぎる!」って野党時代はさんざん批判したくせに、今や大量当選した新人議員の皆さんが続々入居でしょ?……何だかなぁ。


 他にもハッティの「2020年までに1990年比で温室効果ガス25%排出量削減」宣言の強引さとか、「学力テストを抽出方式に」「教員免許更新制度を廃止」って日教組の思惑通りに進んでますねーとか、ツッコミどころは多数あるんですが、ずいぶん長文になったし、眠たいんで、もうやめときます。

 以下、B級っぽいけど笑っては済ませられないニュースURL貼り付け。ブログの字数制限的にきつくなっちゃうのもあって、タグ貼るのサボるけどごめんなさい。

■下条議員元秘書が労災申請 「暴言でうつ病に」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009092990194858.html
■民主、天下り先から政治資金 08年5団体から776万円
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009093001000761.html
■鳩山首相関連団体、ビル格安入居 母親所有、月10万円
http://www.asahi.com/politics/update/0930/TKY200909300384.html
■民主議員の私設秘書逮捕 宮城県警、詐欺と窃盗容疑
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100101000941.html
■キャバクラ政治活動、川端文科相「今後注意する」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091001/stt0910011800013-n1.htm
■<民主政治活動費>4議員 08年も韓国クラブなどへ支出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091001-00000011-mai-pol
■<民主・松木議員>親族企業7社17人が8850万円献金
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091002-00000104-mai-soci
■政治資金報告書の記載漏れ、原口総務相が謝罪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091005-00000862-yom-soci
■民主の経済政策 G7冷淡 藤井財務相デビュー演説 質問ゼロ
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200910050032a.nwc
■<亀井金融担当相>「家族間の殺人事件増加」で経団連を批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091005-00000108-mai-bus_all
■民主党が1000万円の和解金 「答える必要なし」と説明拒否
http://www.j-cast.com/2009/10/08051321.html
■小沢チルドレン“社会人常識外れ”ゾロゾロ
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/10/14/03.html
■軽すぎる? 首相の夜日程 著名人との会合続々 夫人同伴も10回
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091014/plc0910141814012-n1.htm
■民主・小林氏選対幹部を逮捕 買収約束容疑で北海道警
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009101501000460.html
■厚労相嫌気?概算要求の記者会見に姿なく
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091015-OYT1T01395.htm

 下から3つめの「軽すぎる? 首相の夜日程」って記事ですが、これもハッティでなく麻生さんだったら袋叩きにされてたでしょうね。


 最後にこれだけは。2ちゃんねるで見つけた秀逸なテンプレ。

7 名前:名無しさん@十周年 メェル:sage 投稿日:2009/10/15(木) 15:48:18 ID:CJ3oGkrP0
<選挙直後>↓に向かって読んでください
民主党:待ちに待った日がやってまいりました!
有権者:在日に選挙権をあげたりする?
民主党:そんなことはありません!
有権者:財源はちゃんと確保されてるんだよね?
民主党:当然です!
有権者:投票した人たちを裏切ったりする?
民主党:いいえ、決してそんなことはいたしません。
有権者:景気をよくして雇用も所得も増やすんでしょ?
民主党:もちろんです。どんどん増やしますよ!
有権者:赤字国債は発行するの?
民主党:永遠にありえません!
有権者:日本人が住みやすい国にしてね
<選挙45日後>↑に向かって読んでください

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★★★★★★お知らせ★★★★★★

以前、私宛に青山繁晴さんの講演会を紹介して下さったNさんからのご案内。

「第2回 日台交流音楽会」
日 時:10月24日(土)午後1時開場 1時30分開演
場 所:大阪府立労働センター エル・おおさか 2F「エル・シアター」
入場料:無料
主 催:日台音楽交流協会
協 催:NPO法人P.I.A. japan ,国立台湾師範大学音楽学科
詳細はこちらを。


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「お気楽くっくり」更新済
 幕末と現代の不思議な融合。

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