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「アンカー」小沢メール事件 小沢権力集中で日本は独裁国家に

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■10/14放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

小沢氏と衆院議長が“対立”?党内に生じる不協和音とは…青山氏がズバリ

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 民主党政権になったら日本は小沢一郎の独裁体制になる。ずっと前から半ば分かっていたことですが、まさかハッティがここまで「お飾り総理」だったとは。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。

 コーナーの前に、普天間基地移転問題と鳩山総理の対応について青山さんの解説がありました。この部分は要旨のみ記載、続いてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。


 内容紹介ここから____________________________

普天間飛行場:仲井真知事、早期の国方針要求 普天間移設(毎日新聞10/14)

 …………上記ニュース報道のあと青山さんの解説(あくまで要旨)…………

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 山本浩之「仲井真知事としては苛立ちが隠せないようですね」

 青山繁晴「仲井真知事の発言の真意は、もう期限が切られている、それに政府は気がつかないのかという意味だと思う。期限が切られてるというのは2つ重なっていて、普天間基地の移設先予定になっている名護で、市長選挙が来年行われる。今の市長は移転受け入れに賛成だが、来年1月の選挙では反対の市長が誕生するかもしれない。だからそれまでに必ず決着してもらわないと、よけいまた揉めますよということが1点。それから11月にオバマ大統領が初来日する。普通で考えたら、その前に決めなきゃならない。それなのにどっちに行くのかわからない。鳩山さんの発言も、いったん県内移転やむなしみたいな発言したかと思うと、すぐ覆す。どうなのか。責任もって早く決めてくれという怒りの表明だと思う」

 山本浩之「鳩山さんの過去の発言、それから民主党が掲げたマニフェスト、ひょっとしてこの問題に関しては修正されるのかなと思われることも発言したり、すぐに翌日にそれもまた否定するような発言をしたり、いったい総理大臣、どこに腰が定まっているのかと、みんな思っていると思う」
 青山繁晴「想像するに、いったん、マニフェストは時間によって変化するかもしれませんよと言ったのは、県外移転の現実的な難しさを誰かに聞いたんだと思う。つまり、これからアメリカ海兵隊が県外に持っていくのに、最低10年かかる。米軍部隊の中で海兵隊は残念ながら犯罪率高いのは周知の事実だから。これから先また10年、普天間のような町中に海兵隊基地そのまま続けるのかと言われたら、あ、そうかなと思い、しかしそれを言ったら社民党から連立維持できないと当然言われたと思う。また、こうぐらつく。だから鳩山さんの個性の問題もあるが、この政権の根幹に関わってるところがある

 山本浩之「今月23日にようやく臨時国会が開かれる。この問題はじめ国交省が抱える問題とかいろいろオープンな場で議論をして、新政権はこういう考えなんだというのが鳩山内閣から国民に対して分かりやすく説明する場というのはやはり国会だと思うが、これもようやく23日だということで、まだ私たち全然見えてこない。何を考えてるのか、どこが本心なのか」

 青山繁晴「だからよけいに鳩山さんは10月29日の臨時国会召集までに、自分の考えを全部決めていかなきゃいけない。官僚は答弁しないけど、総理は答弁しないわけにはいかないから。しかも国会会期末は11月30日にさっさと終わっちゃうわけだから、もう四の五の言ってないでパチッパチッと総理の決断を話さないといけない国会になる」

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………

山本浩之
「さ、そこで今日の青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに移りたいと思いますけれども、今日はどのようなお話になりますか」

青山繁晴
「はい。まああの、今ヤマヒロさんのお話にあった通りの、その、いきなり難題もう山積の鳩山政権ではあるけどもね、明後日にようやく発足1ヶ月なんですね。で、最近その1ヶ月を迎えるにあたって、テレビも新聞も通信社も世論調査をやってるわけですけど、(鳩山内閣の支持率が)高いですよね。えー、基本的には70%前後をまだ維持してて、あの、国民が政権交代のメリットに対してどれだけ期待してるかってことだと思うんですよ。ところがね、その、世論調査全部に共通して入ってない項目があるんですよ。国民にメディアが聞いてない項目があって、それ何かというと、小沢さんの国会運営と党運営です

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「で、その、小沢さんとしては非常な実力者だけに、国民としてはその、小沢さんが国会や党の、与党の運営を任されてることいついて当然知りたいし、それから不安持ってる人もいると思うんですね。で、それについて実は今、民主党の中でこういうことが一部で語られてます(フリップ出す)」

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山本浩之
「『小沢メール事件』」

青山繁晴
「はい。これあの、ま、民主党はかつて前原代表の時にメール事件ってあって、大変なことになったわけですけれども、今回はこの小沢さん自身が出した、つまり党所属の国会議員全員に向けて出した1通のメールで、民主党の内部では非常に深刻な騒ぎが起きてます。で、それ、ひょっとしたら政権の命運にも関わるかもしれないので、これを事実を踏まえながら皆さんと一緒に今日、考えたいと思います」

山本浩之
「はい。ではコマーシャルを挟んで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「民主党の小沢幹事長、ま、幹事長に就任されてから、あまりその姿を見ることも少ないんですけれども、この小沢さんが民主党の議員に送ったメールで、ま、青山さんが言うには党内で波紋が広がっていると。で、さっそくその具体的な中身について解説お願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。あの、そのメールなんですけれども、あの、新聞では少し小さく報道されてますけど、テレビではまず報道もされてないですね。で、新聞もその、メールの本当の文面て、僕も一度も読んだことがないんですよ。で、たとえば今朝、民主党の大幹部に電話をして、そのメールを僕に転送して下さい、あるいは文面教えて下さいと言ったら、いや、青山ちゃん、実は俺も読んでないんだと」

村西利恵
「えっ」

青山繁晴
「でも小沢幹事長の言われることだから、そのメール読まなくても、ま、新聞に書いてあるその通りだと思って、実は…」

一同
「えー!?」

山本浩之
「それはありですかねー?(笑)」

青山繁晴
「それが実はその人だけではなかった」

山本浩之
「へー!」

青山繁晴
「だから複数の人がそうだったんですけどね。だけど、ただ、その、確認すると、よく確認すると、別に小沢さんは隠してるわけではないみたいで、ただ、これからそのメールの文面、実際に皆さんに見ていただきますが、いわばその、民主党議員以外には本邦初公開なんですね、これは。そういうこと自体がおかしな話ですけどね。与党の幹事長の出したメールですよ。はい、じゃあ皆さん見て下さい」

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村西利恵
「はい。9月の中旬に小沢幹事長の名前で民主党に所属している議員に送信されたメールです。1とあって、『民主党の“次の内閣”を中心とする政策調査会の機能は全て政府イコール内閣に移行する』とあって、1、2と続いています」

青山繁晴
「はい、これね、あの、テレビをご覧になってる方、これだけでも、ま、字ばっかりで長いなと。で、ほんとはまだこの下にもあるんですね。で、そのことはあとで、あの、説明しますが、すごく簡単に言うとですね、まずこの黄色の文字で書いてあるところは、その、今まで与党が持ってきた、その、政策作りっていう機能はもう廃止ですと。全部、政府、内閣に移して、議員は自分で政策作りをやらなくてよろしいってことが、いきなり書いてあるわけですね」

村西利恵
「やらなくていい?」

青山繁晴
「はい。で、その中身を1番2番と書いてあって、1番、まず一般行政に関する議論や決定っていうのは政府でやる。従って、一般行政に関わる法案の提出はもう政府案でやるんだと。つまりもう一般行政ってことは、私たちの生活やあるいは外交・安保、そういうことに関する法案はもう全部政府でやりますよって書いてあるんですね。で、2番見ていただくと、2番の最後の方見ていただくと、これこれこれは議員提案として行う。だからいわゆる議員立法。つまり政府が法律作るんじゃなくて、議員が自分で法律作るってのはいちおうあるように見えるわけですよ。ところがこの前に何が書いてあるかというと、選挙のやり方とか、あるいは国会の運営の仕方とか、そういうことだけは議員立法をやると言ってるわけですから、だからたとえば今、小沢さんが国会で官僚、役人を一切答弁できないようにする、それは国会法っていうのを改正するんだと。で、それ党内ではちょっと待ってと、あるいは社民党もちょっと待って、それ、そんなことまで法律で決めちゃって、国会がガチガチになるの良くないんじゃないのって意見が出て、せめて来年の通常国会でって話が出たのに、小沢さんは、いや、もう23日からの臨時国会でやるんだと言ってるわけですね。で、そういうことを全部縮めて言うと、こうなります」

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村西利恵
「つまりはこのメールの意味は『議員立法はダメ』

青山繁晴
「はい。これあの、僕がこう解釈したとか、僕が極端な言い方をしてるんじゃなくて、さっき電話したと言いましたけれども、お二方を含めて民主党の議員の方々がこう言ってるわけです。つまり…」

村西利恵
「こう理解されてると」

青山繁晴
「もう議員立法はできないんだなと。で、これは実はですね、あの、今日冒頭から、たとえば世論調査に項目入ってんのも(入ってないのも?)おかしいと申したのはね、たとえば鳩山さんの25%(2020年までに1990年比で温室効果ガス25%排出量削減を国連の演説で表明)はイエスですかノーですかはあっても、小沢さんのこれはイエスですかノーですかっていうのは、本当は世論調査にもあるべきです。そうでしょう?だってそもそも鳩山内閣は政府与党一体だと言ってるわけですから。で、これはですね、普通考えると、僕たちが子供の頃から、つまり小学校時代から教わったことと矛盾しますよね。つまりこの国は民主主義であって、で、それは議院内閣制でもあるけども、皆さん三権分立(さんけんぶんりゅう)、あるいは三権分立(さんけんぶんりつ)と言う人もいますが、そう教わりましたよね」
(以下、青山さんは「三権分立」は「さんけんぶんりゅう」と呼んでいます)

村西利恵
「はい」

青山繁晴
「立法府ていうのあって、行政府があって、司法があると。で、この立法府というのがあって
この立法府が一番尊いんだと。その、立法府っていうのはつまり国会のことであって、ここで法律を作る、その法律を作る人を選ぶのが、このたとえば総選挙だったり参議院選挙だと。ところが選ばれた議員が法律作れないっていうのは一体どういうことなのか。その、つまり、その、単に民主党政権の声っていうだけじゃなくて、これは実は三権分立のような基本的なことを否定してしまってるんじゃないかと

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山本浩之
「ただ、そういうふうに否定されている、あの、民主党関係者もまぁいらっしゃるということなんです。で、私がこの問題に関して民主党関係者の方から聞いた話で言うと、その、野党時代は議員立法という形でしか、まぁ提出はしなかったというか、その、言ってみたら、何十人か必要なメンバーを集めて、これが必要な法律だと思ったらそれは議員立法という形で提出をしたと。で、今度はまぁ与党になったんだから、各党で政策会議というものを設けた。で、この政策会議の中で議員からの提案をですね、今まで議員たちが集まって議員立法と野党時代作っていたものを、今度は与党だから政策会議で議員提案という形で吸い上げると。で、それをあの、政府として法案を提出するっていうふうに理解をしている民主党議員も、もちろん中にはいるわけですよね」

青山繁晴
「はい。あの、ヤマヒロさんのおっしゃったのは正確でいてフェアな話であってね、あの、僕が聞いた民主党の中、議員の中にもね、そういうふうに何とかその、小沢さんの1通のメールをプラスに考えようとしている人もいます。で、ただですね、あの、あくまで世間の普通の常識で、その、私たち普通の生活者の常識で言うとですよ、その今、ヤマヒロさんがおっしゃった、それヤマヒロさんがおっしゃったんじゃなくて、その、ヤマヒロさんに意見を言われた民主党議員のおっしゃった各省の政策会議、それたとえば国交省でもついこないだやりましたよね。で、たくさんの意見が出ました。八ツ場ダムに関しても意見出ましたけど、それ普通、世間ではガス抜きって言うんですよね」

一同
「ああー」

青山繁晴
「つまりその…」

村西利恵
「聞くだけという」

青山繁晴
「うん。あの、良く言えば反映する、だけど、しかしさっきもうはっきりとその、法律案自体は内閣で全部作るんだって書いてあるわけですから。だからその、言いっぱなしですよね、政策会議っていうのはね。で、議員立法っていうのはそうじゃなくて、あくまで国会議員が責任を持って法律作るってことですから。だからその、これは一般的に言うとガス抜きだから、えー、民主党の中にもそうやって賛否両論はあっても、どっちかというと、えっ、せめてちょっと待ってよと。1通のメールでいきなりそれで事足りるじゃなくてね」

山本浩之
「なるほど」

青山繁晴
「もうちょっと議論してくれないかって声があって、そして重大なことに、この、ある大物が叛意を、いや、反旗を翻しました。それがこの人です」

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村西利恵
「それが横路孝弘衆議院議長

青山繁晴
「はい。えー、衆院議長ですから、今、僕言いました通り、いちおう立法府が一番上と言われてるから、この衆院議長あるいは参院議長は三権の長と言われてるんですよね。三権分立の中の長だと。だからその三権の長が真っ向批判しました。で、それもテレビでちょっと喋ったとかいうんじゃなくて、民主党の正式な会合で批判したんです。反論したんです。反旗を翻した。それをちょっと、VTRがありますから…」

村西利恵
「はい。今月の10日、札幌市で開かれた民主党北海道連会合での横路衆院議長の発言です」

 …………………………VTR開始…………………………

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横路孝弘 衆院議長
「三権分立ということでは、立法の果たす役割ってのは非常に重要でございまして、独裁国家は、あの、議会っていうのは、政府が決めたことをただ追認するというわけでございまして、日本は民主国家でございますから、国会の自主性と自立性をしっかり持ってですね、ま、より良い国づくりに国会としても努力をしていきたいというように考えております」

 …………………………VTR終了…………………………

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青山繁晴
「えー、これは極めて明解な発言なんですが、もう一度字で確認していただくとですね、その、まず政府与党一体という美名を使って、議員立法はもうやらないんだという発言が聞こえてきます。これ発言と横路衆院議長おっしゃってるけど、さっきの1通のメールのことですね」

一同
「そうですね」

青山繁晴
「で、ちょっと中略させていただきますが、そのあとここに書いてあるのは、えー、本来、民主国家というのは三権分立であって、そうじゃなくて独裁国家だったら、議会は政府が決めたことをただ追認することになってるんだと。つまり横路衆院議長という非常の重い任務の人が、このままだと日本は独裁国家になるんじゃないかってこと言ってるわけですね」

一同
「ああー」

青山繁晴
「で、普通、衆院議長が生の政治についてこんなにはっきり批判を言うこと自体が、ちょっと今まで、憲政史上ひょっとしたら初めてに近いかもしれないことですね。で、さらにですよ、この横路さんと小沢さんの関係を考えていただくと、僕はこの『アンカー』でも申しましたけどね、もともと民主党の中では渡部恒三さん、ね、平成の黄門、水戸黄門って自称されてた渡部恒三さんが議長になるような雰囲気があったのを、小沢さんが一流のテクニックを使って覆して、横路さんにしたんです。どうしてかというと、横路さんと小沢さんは非常に親しいからですね。で、それも小沢さん、民主党に来た時に、その、いわば基盤が弱かったのを、こういう旧社会党、横路さん、旧社会党、バリバリのエースだったですよね。旧社会党をこう味方につけて、小沢さんはそれで権力に近づいて行ったわけですから、その深い関係のところからいきなりバーンとこういう、その、強い批判が出た」

一同
「うーん」

青山繁晴
「それも衆院議長の普段の行いを超えたのが出たっていうのは、これは大変なことなんです。従って、小沢さんは普段こういうのはもうペーンと無視するんですね。さっきヤマヒロさんが小沢さんの姿あんまり見ないとおっしゃった通り、いちいちいちいち反論しない。(羽田空港ハブ化の問題で)森田健作知事みたいに夜眠れないようなことは言わない(一同笑)、それが小沢さんなんですが、この件に限ってはすぐに、こうやって実は反論をされたんです。はい、出して下さい」

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村西利恵
「先ほどの横路さんの発言の2日後ですね。『それは旧来の考え方だ。議員内閣制では政府と与党は一体だ』と会見での、話しています」

青山繁晴
「うん。で、これその、こうやってすぐ反論すること自体が珍しいんですが、これ正直、これで反論になるのかなあと。とにかく古いんだと。で、古いって言われても、三権分立ってのは民主主義の基本なんですから、古い新しいじゃないんじゃないかなあと。それから議員内閣制で政府と与党は一体、えっ、つまり小沢さんの解釈だと議員内閣制は実は三権分立じゃなくて、二権しかないのかなと。一権はどっかに埋没しちゃうのかなあって話になって、どうもこの反論だけじゃ足りないから、その、小沢さんはなかなかインタビューに応じてくれませんから、小沢さんに非常に近い参議院の民主党幹部に電話をして聞きましたらね、えー、実はそれさっき、メールまだ見てねえんだと言った人ですけど、これ実は大物なんです。その大物が僕におっしゃったのは、まず横路の批判はけしからんと。実は呼び捨てでした(一同ざわざわ)。衆院議長に対して。まぁ、あの、その人は参院議員ではあってもね。呼び捨てで、横路けしからんと。それは横路さんが、そのあとは、さん付けになったんですけど、最初は呼び捨てで、横路さんは役人と真っ直ぐぶつかったことがないから、そんな甘いこと言っておられるんだと。官僚支配、ね、それから官僚と結びついた族議員を打ち破るためには、もう議員立法やらせないぐらいのことが大事なんだと」

山本浩之
「えーー」

青山繁晴
「特に議員立法ってかっこよく言ってるけど、本当はそれは自分が目立ちたいから、自分の名前を売り出したいからってことがあるから、あの、小沢さんの真意ってのはそこに、それを封じることにあるんだと言われたんです。僕、その話聞きながらですね、むしろ逆に、ああ、小沢さんの本当の狙いっていうのはこれなんだろうな、っていうような実が分かってきた感じがしました。はい、出して下さい」

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村西利恵
「議員立法を封じる本当の狙いは、幹事長への権力集中

青山繁晴
「はい。これはあくまでもその、複数の人たちへの取材の結果としての印象ですけれどね。その、まずね、どうしてこうなるかというとですよ、普通は逆でしょう?だって小沢さんは党の幹事長でしょう?その党の方で法律作れないとなったら、党の力弱まるはずじゃないですか。で、それだったら、むしろそういう考えだったら、普通のいわば権力者、あるいは政治家なんですよ。ところが小沢さん、やっぱりそこは一種の天才的なとこがあるから、そうじゃなくてですよ、議員立法認めたらね、あっちこっちでこうやっていろんな法案がこう出てくるわけでしょ。しかし政府しか作れないになってたらですよ、政府の作る法案って必ず閣議決定しなきゃいけないんですよ。つまり出口は必ず首相官邸1カ所なんですよ。だからそこだけバチッと小沢さん押さえとけば、あとはもうその出た法案を国会でどういう扱いにするのか、優先順位どうすんのか、これはあきらめる、これは成立、全部決められる。だからほんとはそうやると権力集中になるというのが…」

一同
「はあー」

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青山繁晴
「小沢さんのよーく練った、つまり暴言とか思いつきで出したメールじゃなくて、練りに練ったメールではないかと思うんですね。で、その1つの証拠として、小沢さんがつい最近やった執行部人事を考えていただいてもですよ、これあの、ここにズラーッと人が並んでてですね、これ全部副幹事長なんですよ。で、その中には例の話題になった青木愛さんまでいらっしゃるんですが、全部小沢さんのイエスマンですね。で、しかもね、これ全員、役員会に出られないんですよ。役員じゃない」

村西利恵
「役員会に出られない?」

青山繁晴
「ええ。ま、はっきり言うと、幹事長の使いっ走り、ちょっと言い方悪いですか?その、小間使い。もっと悪いか。その、要するに役員会に出られないで、その、執行部にいるけれども、使われるだけ。ずらっとそれを並べて、この役員会の方はですね、この、輿石さん、日教組出身の輿石さんが幹事長代行になってですよ、役員会に出るのは10人だけなんです。今まで民主党の役員会って20人以上いたんですよ。ということは、ギューッと小さくして、あとの多い数は全部自分がどんどん使える人っていうのは、これも権力集中の実は証拠なんですね。権力は人事、人事が権力ですから、これ見ると良く分かるわけです。で、これもう、しかし小沢さんだけが独断専行でやってるんじゃなくて、原因を作ったのはこの人ですね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「何度も取り上げている発言ですが、『国会や党のことは人事も含めて小沢幹事長に任せる』と鳩山総理が先月、明言されたわけですね」

青山繁晴
「その通りですね。党だけじゃなくて国会人事も全部、小沢さんに任せると言ったのは鳩山総理で、いわば小沢さんはそれに従ってやってるだけに見えますが、今こうなってみると、もともと小沢さんがこういう振り付けを水面下で鳩山さんに対してもしてたんではないかなと

一同
「はぁー」

青山繁晴
「それぐらいの、いわば小沢さんの用意周到さを感じるんですが、この中でですね、こういう潮流に対して実は刃向かえるというのは、さっきの横路衆院議長よりも本当はこの人だろうと。はい、出して下さい」

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村西利恵
「複数の民主党議員によると、岡田さんは『自分が外遊している間、党内の動きが心配だ』と漏らしていると」

青山繁晴
「はい。これね、あの、漏らした時期はね、ほんとはかなり前でね、もともと岡田幹事長だったじゃないですか。それが突然、鳩山さん、岡田さんに言わずに幹事長外して、小沢さんを幹事長にする。で、岡田さんは外務大臣になる。その時に岡田さんは外務大臣やりたい意欲もあったから、もちろん断れない。断れないけど、同時にね、これあの、ここに複数の方々、実は有名な人たちです。今、内閣に入ってる人も何人かいらっしゃいますが、その人たちに珍しく岡田さん、胸の内明かした。めったに明かさないんですけれども。自分は外務大臣になって、これから外国出張してる間に、党内の動きが心配だと。聞いた方はみんなこの党内の動きっていうのは、つまり小沢さんの独断専行が始まるんじゃないかってことを心配し、そしてその、岡田さんという存在はですね、つまり同じ自民党の元田中派として小沢さんをよく知ってる人でもあるわけですね。で、そういうことを考えると今後のこの政権、あるいは鳩山政権にとって心配な点は実はこれだろうと思ってます(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは『壊』(こわれる)という一文字。どのような形で何が壊れてしまうのか。CMのあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「あの、小沢さんへの権力集中構造の話から出てきた2つめのキーワードが1文字でしたね。『壊』(こわれる)という。今年の漢字にしてはちょっとまだ気が早いと思うんですけど(笑)」

青山繁晴
「そうです、まだ早い(笑)」

山本浩之
「ただ小沢さん、まぁ壊し屋ともこれまで評されてきましたけれども、この『壊』(こわれる)という意味はどこにあるのか。続きをお願いします」

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青山繁晴
「はい。あの、続きに入る前にちょっと前半の補足をしたいんですね。ま、正確にやりたいんで。これあの、今ヤマヒロさんが壊し屋と言われたね、小沢さんのまさしく出したメールの、これ一部です、まだ。それをプリントアウトしたものなんですが、さっき言いましたその1番2番の話はこの辺にあってですね(上から3分の1程度の文章までを示して)、この話はあとでするって言って、さっき言えませんでしたが、ここに書いてあるのがまさしくその、各省に政策会議を置くから議員はそこで物を言えってことが書いてあるわけですね。で、僕さっきその、ガス抜きじゃないかと一般常識で言ったら、言いましたが、実は岡田さん自身はさすがにガス抜きっていう言葉は使ってないけど、岡田さんを頼みとする、つまり非小沢系って言われる議員の中には、この部分をガス抜きって表現してる人が実は1人2人じゃないんです。ずいぶんいるわけです。あそこで喋れば喋るほど、ガス抜きさせられるだけだと。そしてその、岡田さんのその心配、さっき言いました通り、小沢さんのことをよく知ってる人だと言いましたけど、自民党、もともと同じ田中派として小沢さんはその、自民党が分裂する時の怨念をいつまでも引きずり、それだからその、民主主義の在り方よりも権力そのものに非常に執着があるんじゃないかってことを、岡田さんはかなり心配されてるようなんですね」

一同
「うーん」

青山繁晴
「で、それは私たちもやっぱりこういう時は、常に過去の政治に起きたことをふり返るっていうのは、普通の僕たち有権者にとっても大事なことだと思います。というのは、政治はほんとに繰り返すんですね。で、これで思い出すのは当然皆さんご承知の通り、93年のその、細川政権ですよね。で、それは小沢さんが、それも小沢さんの力を中心として、初めて非自民の政権をその時細川首相で作ったんですね。それが8ヶ月であっという間につぶれてしまったあとどうなったかというと、これですよね」

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村西利恵
「そのあとは94年の非自民、羽田内閣」

青山繁晴
「はい。えー、94年の4月に細川政権つぶれて、それを受けてこの羽田内閣、その、小沢さんと一緒にね、これ若い、村山さん、まぁあんまり変わんないけど(一同笑)、その、小沢さんも羽田さんも、僕も感慨込めて見ますけど、僕も当時まだ記者でしたから、わっかいですよね」

一同
「若いですねー」

青山繁晴
「盟友だったわけですよね。だから細川政権がつぶれたら羽田さんを総理にして、さぁもう一度やり直そうと。で、村山さんも当然一緒になってたわけです。非自民がみんな一緒だったから。ところがここにあるように、この羽田さん、羽田さん、これ今でもいろいろおっしゃいます、実はね、個人的には。64日、ね、64日間でつぶれた。これ要するに2番めの短さですね。戦後直後の内閣除くと一番と言ってもいい。どうしてこうなったか。はい。で、それはこの3人のこのお顔出したのは意味があってですね、この村山さんだけこっち向いてますが、よくこんな写真選んできたなと思うんですが、というのは羽田政権ができて、小沢さんが突然その、大きな会派、会派っていうのはいろんな政党が国会の中で一緒になって1つの会派、グループを作るんですね。大きな会派を作ったんです。それは羽田政権を支えなきゃいけないから、当然のように、当然のことなんですが、なぜかこれを外しちゃったんですよ。社会党、村山さんを外しちゃった。はっきり言うと、おそらく村山さんは大人しい人だったからし、それ舐めたと思うんですね。えー、そのことが当初は村山さんの側からも聞かれました。舐められたのかなあと。で、小沢さんが社会党外して会派作ったから、村山さんパーンと跳ねて、その会派云々じゃなくて、この政権から出てしまったんですね。で、あっという間に羽田政権は少数与党に転落してしまって、羽田さんは解散総選挙をやろうとしたけど、小沢さん、そんなのダメだと、やっても負けると言われて、できないで退陣してしまって、どうなったかというと、これができたわけですね」

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村西利恵
「そして誕生したのが、自社さ連立の村山内閣」

青山繁晴
「はい。村山さんはその、政権を出るだけじゃなくて、何と自由民主党とくっついて、えー、未だにいろんな批判はありますけっど、全然考え方が違うはずの、まぁさきがけが仲介役になったかもしれないけど、とにかくこういう政権ができて、その当時のその非自民政権の試みってあえなく壊れたわけですね。で、岡田さんっていうのはいわば小沢さんを上回るぐらい口の堅い人であって、なかなか胸中が分からないけれども、その岡田さんを、さっき言いました通り、頼みとする議員の方々がいてですね、ま、ちょっとお顔を3人出していただけますか」

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青山繁晴
「この今の政権模様を見るとですね、この…、岡田さん微妙にこっち向いてますが、それは単なる偶然で(一同笑)、その、岡田さんを頼みとする人たちが今どう言ってるかというと、要するに岡田さんは11月までは身動きがとれない、つまりオバマさんの、日本にやってくる、日米首脳会談を無事に終わらせるために、普天間だとか、その、インド洋の給油だとか、ね、こないだもアフガンね、電撃訪問して、そのアフガンもたった7時間で出なきゃいけないぐらい忙しい、その隙に小沢さんがいろいろやってるというのを、岡田さんは今現在、非常に気にすると同時に、まぁ怒りのマグマもためてるんじゃないかと。これ岡田さんははっきり言いませんが、周りの人たちはそういうふうに見てるわけですね。で、そうするとですよ、この鳩山さんが今のところ指導力、決断力よく見えないけれども、人柄が良くて、何となくこうみんなを呑み込んでるけど、この間に(小沢と岡田の間に)亀裂ができていった時にどうするのかというのを、この政権はもう考えなきゃいけない時期に来てると思うんです」

山本浩之
「ええ、ええ」

青山繁晴
「そうするとですよ、皆さんこれ最後に申しますと、昨日(10/13)実は民主党の初めての役員会開かれました。政権交代してから初めて、つまり小沢さんが役員人事を決めてからの初めての役員会開かれたんですが、あくまでも民主党の代表は鳩山由紀夫、そしてナンバー2の幹事長が小沢一郎なのに、鳩山さんには役員会やりますよって連絡すら来なかった

一同
「えーー!?」

青山繁晴
「平野官房長官は記者会見で思わず、えっ、(きょう)役員会あったの?と」

山本浩之
「えっ?!」

青山繁晴
「そうですよ。聞いてしまったんです、記者に。記者のほうが聞かれてびっくりしたんです」

一同
「へぇーーー」

青山繁晴
「つまりその、さっき言いました通り、鳩山さん自身が党と国会は小沢さんに任せると言ったこと、徹底的にそれをいわば活用、利用してるわけですね」

山本浩之
「そこですよねー」

青山繁晴
「しかしいざという時には、この亀裂が入るかもしれないという時には、鳩山さんが自ら身を粉にして、あるいは自ら乗り出して動かないと、これはさっき言いました、壊(かい)、壊れる、その、小沢さん、壊し屋と言われた小沢さん、さっき言いました、身近なところ、自分が一番近く、した人から裏切っていく、横路さんにすでにその気配あるわけですから。たった政権ができて1ヶ月だけども、その気配が始まってるということを、普通に見たら考えざるをえない」

山本浩之
「そうなってくるとやっぱり鳩山さん、総理であり代表ですから、強烈なやっぱりリーダーシップですよね」

青山繁晴
「その通りです、はい」

山本浩之
「今日どうもありがとうございました」

青山繁晴
「ありがとうございました」

山本浩之
「以上、“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 小沢さん、今に始まったことじゃないけど、議論もなしにいきなり強引ですなぁ。

 もっとも、民主党政権自体が八ツ場ダムの工事中止や子育て応援手当の凍結に象徴されるように、国民や自治体に対して議論(説明)もなしにいきなり強引なんですけどね(T^T)

 それにしてもせっかく国会議員になれても法律作れないんじゃ、何のために議員になったのか?ってなりますよね。
 下手したら国会で賛成票を投じるだけの採決要員になってしまうのでは。

 とにかく今日の青山さんのお話聞いてると、やっぱりまたこの図が浮かんでしまったという……(^_^;

090517-ayaturi.jpeg


※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
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