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「アンカー」新・朝鮮戦争の準備?北で何が起きているのか?

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■7/22放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

北朝鮮で何が起きているのか?金総書記の思惑は?青山がズバリ

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 今週は解散総選挙の話題だろうと予想してたんですが、見事に意表をつかれました(^^ゞ

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________
 
 …………衆議院解散で廃案となった主な法案について伝えた後…………

山本浩之
「実はこの後の青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーもですね、えー、ここにまあありますけれども、貨物検査特別措置法案、これに関してまあ北朝鮮のお話をいただけるということですけれども」

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青山繁晴
「そうですね。さっき、あの、村西さんから説明あった通り、この貨物検査特別措置法案ていうのは、それだけ見たら何のことか分かんないけど、ほんとは要するに北朝鮮の船が、えー、たとえば核開発に使うような物を積んでないか、あるいは国連の制裁決議で、えー、輸出入しちゃいけないって物が含まれてないかどうか、その船を国連で、国連の決議で調べられるようにしましょうってこと、国際社会で決めて、日本はそれを一番プッシュしたんだから」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「日本自身もできるようにしましょうっていう法律なわけですね、法案なわけですね。それができなかったってことは、ふつう国際社会から見たら、日本は一体どういう国なのかということになりますし、それから北朝鮮に対しても、日本は結局何もできない国なんだという間違ったメッセージを送ってしまうということで、問題だと言われてるわけですね。それはさっきあの、家族会の方が言われた通りなんですが、ただですね、あの、実はこれ成立してても、本当はほとんど使えない法案だったんですね」

村西利恵
「えっ」

青山繁晴
「というのは、その、北朝鮮の船で北朝鮮関係の物資、物資を運んでるってこう分かっててですね、あるいは判断できて、それを検査しようとしたら、まずその、北朝鮮の許可をもらわなきゃいけないと」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「で、なおかつ船長の許可ももらわなきゃいけない。で、なぜか北朝鮮と船長がご親切にも許可出してくれたら、今度は海上自衛隊じゃなくて、海上保安庁が行かなきゃいけない。しかし、あの、国民はみんな覚えてると思うんですが、不審船事件があった時にですよ、その、海上保安庁が立ち向かったんですけど、北朝鮮の側はこの、肩にかついだロケット弾を撃ったんですね。あの時、波がこうだったから(上下してたから)たまたま下のところに海上保安庁の船がいたから通りすぎたんで、本当は北朝鮮のあの船の武装の重さから考えると、海上保安官、怖くて行けないわけですよ。だから本当は与野党ともに、その意味が分かってこの法案を成立させようとしてたのかなというようにね、僕は非常に疑問に思うんですが、それは一つには、その、北朝鮮で今、本当は何が起こってるかっていうのを日本の国会議員、政治家が、実は知らないと思うんですよ。これは逆に言うとですね、日本でも、日本がこれ全部知らないわけじゃなくて、日本でも知ってるところはあるんですよ。たとえば防衛省、自衛隊ね、それから警察庁外事情報部を中心としたいわゆるインテリジェンス、情報機関。この自衛隊側と警察がこれ、北朝鮮をかなり知っててですね、今言った問題もけっこう知ってるのに、政治家に伝えない。政治家って、首相官邸とか省庁にも大臣にもあんまり伝えてないんですよ」

山本浩之
「へえー」

青山繁晴
すっごい不信感を持ってるわけですよ」

山本浩之
「そうですか」

青山繁晴
「はい。で、そういうその、たとえば防衛省、自衛隊とか警察庁外事情報部含めて、日本のそういう国家機関が何を心配してるかというと、これです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『新・朝鮮戦争』」

青山繁晴
「はい。これあの、これ報道番組ですしね、その、まさか根拠のないこの、誇張した話をしてるんじゃなくて、あの、実際に特に防衛省の中に、ありは米軍とか韓国軍の中にその、今の北朝鮮情勢っていうのは、独裁者の後継者が決まるって話だけじゃなくて、本当はこれの準備、新しい朝鮮戦争の準備というべきものが進んでるんじゃないかってこと、非常に心配されてるわけですね。で、これは実はその、総選挙で私たち有権者が考えなきゃいけないことにもつながってくるんで、今日はこのお話を踏み込んで一緒に考えたいと思います」

山本浩之
「なぜ新たな朝鮮戦争が起きる危険性があるのか。コマーシャルのあと青山さんの解説です」

(いったんCM)
 …………………………VTR開始…………………………

 連日、政局のニュースが大きく取り上げられている日本。
 この間に不気味な動きを見せていた国がある。

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 テポドン発射と核実験で国際社会の非難を受けた北朝鮮が、今月に入ってからもさらにミサイルを連射。

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 特に4日、旗対嶺(キテリョン)から発射された7発もの弾道ミサイルには、日本を射程におさめる中距離ミサイル・ノドンが数発含まれるとみられ、飛距離をあえて短く調整して発射された可能性があるという。

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 そして翌週、アメリカや韓国の政府機関などのウェブサイトが、一斉に大規模な攻撃を受けた。
 世界を震撼させたこのサイバーテロ。
 アメリカと韓国の情報機関は北朝鮮が関与しているとみて、分析を急いでいる。

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 一方、3カ月ぶりに公の場に現れ、動く姿が映像で伝えられた金正日総書記。
 明らかに以前よりやせ細ったように見える。
 弱々しい姿を晒す最高権力者と、くり返される軍事力の誇示。
 北朝鮮の内部で今、何が起きているのか。

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 そして日本に差し迫る新たな危機とは。
 最新の分析情報をもとに青山がズバリ解説します。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「その、アメリカや韓国、そして日本などの情報機関や防衛当局は、北朝鮮のどのような動きから新たな朝鮮戦争が起きる危険性があるというふうに見ているのか。さっそくお願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。あの、新たな、つまり第二次朝鮮戦争につながる動きがあるかもしれないっていうのは極めて重大なことなので、今、ヤマヒロさんが言われた通り、よっぽどその、具体的な証拠がなければ可能性としても考えられない話なんですね。だからそれをまさしく今日は具体的に詰めて考えたいと思うんですけれど、今、VTRにもありましたけど、とにかくもうずっと国内の政局の動きがあまりにも激しくて、ま、ぐちゃらぐちゃらでですね、この『アンカー』でもその政局に、政局を掘り下げていくしかなかったわけですけど」

村西利恵
「後継者の指名の話を、はい…」

青山繁晴
「いや、あの、日本の政局をまずね」

村西利恵
「あ…、はい、はい」

青山繁晴
「日本の政局をまずね、掘り下げるしかなかったんですけど、その間、北朝鮮で目立ったことってのは、ここに3人の金正日さんの息子が、ま、出てるように、後継者指名が進んでるらしいと。それから核開発もあいかわらずまた、もう一回核実験あるかもしれないって動きがあるようだということはね、伝えられてましたが、何となくもうその後継者が金正雲さん、三男坊に決まったんだと。だからまた今の独裁体制続くんだなーっていう感じの認識が広まってますよね。で、もう国会議員の方々も自分の選挙で精一杯だから、あ、北朝鮮って要はそういう感じでしょうということで話が終わってるわけですね。ところがそうじゃないっていうことなんですね。まず、この金正雲さんに後継指名がなりそうなのは事実です。で、今この、金大将の足音が近づくって歌を北朝鮮の国民に歌わせたりしてて、間もなく正式発表があるんじゃないかと思います。それはその通りなんですよ。ところが、それが正常な後継指名じゃなくて、実は異常な後継指名じゃないか。それをちょっとまず見ましょう」

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村西利恵
「はい。異常な後継指名であったと言える理由はこの3つ。まず、儒教に反する。それから、中国に弓を引くことになる。さらには、若すぎる」

青山繁晴
「はい。で、まず1番目なんですけれども、これはこのコーナーでも何度か話したと思いますけれども、北朝鮮っていうのは本当は共産主義の国というよりは、あくまで儒教を使って独裁体制を維持するって国なんですよね。で、儒教っていうのはここに長男、次男、三男といらっしゃいますけど、この長男が絶対的な存在のはずなので、それが次男坊も飛ばして一番下の三男坊に行くってこと自体がこれ、もう一度言いますが、ノーマルではないですね」

一同
「はい」

青山繁晴
「で、2番はこの、儒教の精神は中国も同じなんで、実は中国も本当は儒教国家なんですね。だからそこが共通してるからこそ、中国は当然、いや、もともと中国は金一族の世襲自体に反対ですが、でもやむをえない、世襲するんだったら儒教に従って長男の金正男さんだろうと。だから中国はその、マカオでの金正男さんの活動もずっと許してきたわけですよね。だからこれをバーンとひっくり返して、一番、三男坊に持っていくっていうのは一種、中国に弓を引くっていうことにつながると。それから3番目の若すぎる、26歳。で、これあのFNNのまだね、似顔絵なんですけど、ま、日本の新聞で子供の頃の、スイスに留学してた時の写真を撮った撮ったというね、それ頑張ってスクープしたのは事実ですが、そればっかり強調してますが、それは本当は話が逆さまであって、要するに国内にも国際社会にもデビューしてなくて、ほとんど何の経験もないということですよね、実は。写真すらないっていうのは」

一同
「(同意&ざわざわ)」

青山繁晴
「その、ただ年齢が若いだけじゃなくて何の経験も持ってない人に、この破綻した北朝鮮経済が立て直せるのか。それから複雑な連立方程式の国際政治が乗り切れるのか。できるはずがないってことになるわけですね。で、これを全部逆に見るとですよ、つまり、まずこの3番目から逆に見ると、若すぎて未経験だから、これだったらコントロールできるっていう人が北朝鮮にいるってことになるわけですね」

一同
「ほぅーー」

青山繁晴
「それから中国に弓を引くってことはですよね、たとえばこの金正男さんは中国と仲がいいわけですよね。今の話、分かっていただいたと思うんですが。中国とむしろこうある種、敵対していきたいと、つまり中国に刃向かいたいと、朝鮮半島がずっと中国にその、圧力を受けてたのを覆したいっていう、そういういわば野望を持ってる人から見たら、この人(正男)はダメってことになるわけですよね。中国と仲いいから」

村西利恵
「なるほど」

青山繁晴
「で、これはもう1番2番そうやってつながる話になるわけですね。っていうかその3番2番を、2番3番を考えたら、もう1番の儒教なんか覆してもいいぐらいだと。じゃあこれが誰なのかっていうと、もうこれしかないってことになります。はい」

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村西利恵
「三男・正雲氏を推したのは朝鮮人民軍」

青山繁晴
「はい。で、これをあの、僕自身もこういう見方をしてますが、さっき言いました通り、日米韓を中心とした防衛当局、それから日米韓それぞれの情報当局、これもうピタリと一致してるわけですね。で、どうしてその、さっきの3つの話も踏まえて、裏でその金正雲さんを動かし、あの、後継者にしようとしたのが朝鮮人民軍なのかというのは、朝鮮人民軍の中の、その中でも誰なのかってことを考えれば分かっていくんですが、まず皆さんに分かっていただきたいのは、朝鮮人民軍って昔から激しい権力闘争をやってきたとこなんですね。たとえば中国派とソ連派がもう大げんかする。それから金正日さんが後継者になる時も、金正日派とそうじゃない人が大げんかする。ずっと権力闘争やってきた。その中で最近めきめきと力をつけてると思われるのがこういう人たちです。はい」

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村西利恵
「それが若手の将校団と、呉克烈(オ・グクリョル)国防委員会の副委員長」

青山繁晴
「はい。まずですね、この若手の将校団ていう人たちのこの存在が一番、たとえば日本の防衛省でも、それからアメリカの国防総省でも、それ、もちろん韓国の国防省でも問題にしてるわけですね。というのは、この若手将校団って人たちはまず朝鮮戦争を知りません」

一同
「ほぉー」

青山繁晴
「だからその、朝鮮戦争でアメリカに負けそうになった北朝鮮を中国軍が助けてくれた。これを血の同盟って言ってますけど、もうそんな記憶はないから、むしろ中国はいつも偉そうだってことで、中国に対して刃向かいたいと

一同
「なるほど…」

青山繁晴
「だからさっきの2番目の中国に弓を引く、引きたい集団ってのはここになってくるわけですね。同じ軍の中でもですね。それからその、3番目のコントロールしたいってことで言えばですよ、その、たとえば長男の金正男さんのようにもう中国と結びついてたら、この若手将校団ではとてもできない。そしてですよ、この若手将校団は、こういう赤ちゃんの頃から北朝鮮は何でもできる大国なんだと、強盛大国って言ってますけどね、その、すごい大国なんだと、いわば万能感、自分たちをオールマイティだって意識を持ってるから、今までのその、儒教も含めてその、体制を覆したいっていう野望があるんではないかと言われてるわけですね。で、若手将校団だけではとてもまとまった力にならないから、その、いわば力を利用して、ぐっとのしてきたと思われるのが、この呉克烈さんという、日本ではあんまり、名前も顔も知られてないと思いますが」

村西利恵
「そうですね」

青山繁晴
「これはあの、北朝鮮ウォッチャーの中できわめて有名な人で、もともとソ連派です。さっき言った通りですね。中国よりもソ連を信用する。ソ連の人脈を持ってる人ですね。で、もともと空軍の出身者ですから、ミサイルとかそういうことに詳しい。それからずーっと金正日さんの側近として今まで生きてきた。だからこの人と若手将校団が結びつくと、さっき言いました通り、その、中国に弓を引いたり、それから中国と関係が深いご長男じゃなくて、三男坊を使いたいと。これ全部話がガチガチガチとこう絡んでくるわけですね」

村西利恵
「なってきますね」

青山繁晴
「はい。で、でもこれだけだったら、やっぱり人間関係に基づくいわば推測になるわけですけど、そうじゃなくて、その、さっき言いました日米韓の政府機関が一番注目してる最新の動きっていうのは実はこれなんです。はい、出して下さい」

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村西利恵
「朝鮮労働党『統一戦線部』などの実権が、軍に移管された

青山繁晴
「はい。これちょっとね、言葉づらはやたら難しいんですが、これ分かりやすく言うとですよ、その北朝鮮には、ま、労働党と書いてますけど、要するに共産党ですよね。共産党と軍と工作機関と、この3つあったんですね。権力はこの3つしかない。ね。で、この共産党、労働党の下に工作機関があってですよ、いわばそれが軍とライバルなわけですね。それで北朝鮮のいわゆる工作活動、それは拉致も含めて、それから麻薬とかそういうものも含めて、それはこういう工作機関がやってきたんですね。で、その1つ、1つの代表的なものがこの統一戦線部といわれるものであって、これはたとえば日本に対してもいろんな工作活動をしてたんじゃないかといわれてるとこなんですね。そういうところが持ってた実権が今、軍に、これは具体的に移管されました」

一同
「はぁー」

青山繁晴
これはもう事実上確認されてます。これは特に日本の公安当局はここに詳しいんですね。で、具体的に何かと言うと、たとえば日本の若者に関係するもので言うと、覚せい剤、麻薬の製造密売、それからドルを中心とした偽札の製造とばらまき、それから核関連も含めた武器の密輸、そういうことが全部、軍に移ってしまってるらしいと。ということはお金、資金も党から軍に、もう移ってるわけですね。で、じゃあ一つ皆さん、頭の中に浮かぶのは、これ金正日さんはじゃあ一体どうしてるんだと」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「で、金正日さんがすごく前のように強い状態だったら、たとえば工作機関や軍をこう自由に、上手くバランスとって操る、それが今までの北朝鮮だったわけですが、この番組で何度も言いました通り、去年の北京オリンピックの真っ最中に金正日さんが倒れて、そしてその、倒れて、そのあと回復したと言われてるんだけれども、この、映像ちょうど出ましたけど、これ、つい最近のね、さっきもVTRありましたけれども、お父さんの金日成国家主席を偲ぶ集まりで、久し振りに動く姿が出たんですが、この、このあとですね、このあとに書類をご覧になってるシーンがあるんですね。間もなく出るはずなんですが…(その映像が出る)」

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青山繁晴
「このシーンなんですが、このシーンをたとえばアメリカも日本も情報当局が非常によく分析してて、これはですね、その、書類を一生懸命見てるんじゃなくて、ひょっとしたらですけどもね、ひょっとしたらその、書類を見ても意味が分からないっていう映像ではないかと」

一同
「えーー」

村西利恵
「目の動きなどから、ということですか」

青山繁晴
「で、これあの、インテリジェンス、情報機関というのは常に精神病理学者や脳神経のお医者さんなどと連絡を取って、日本でももちろんそうですけど、アメリカはもともとそれが非常に進んでいて、北朝鮮に詳しいフランスもそれやってるんですが、だいたい、全部一致したとは言いませんよ、少なくとも僕がふだん、えー、多少接触してる限りで言えばですね、あの見方は分かってない可能性が十分あると、この、何が書いてあるのか自分が理解できなくなってるということは、さっき言いました呉克烈さんのような側近の軍人がむしろその状態を利用して、軍にとって一番都合のいい三男を選んだんであって、これ実は金正日さんが健全、健康だったらほんとはやっぱり長男を選んだんじゃないか。あるいは中国との関係も大事にするから、中国とロシアとバランスとらなきゃいけないから、中国に勝手に弓引いたりできないから、今の判断と違ってたんじゃないかってことになるわけですね」

村西利恵
「もうその、軍の暴走というか、それを止める力もなくなってしまってると…」

青山繁晴
「その通りで、だから単に金一族の独裁が続いて、若い三男坊に後継がなりましたねって話じゃなくて、北朝鮮の権力構造がガラリと変わってしまって、軍の中の、しかも万能感を持ってる過激な若手将校が力を握ってるんじゃないかってことになるんですね。そしてそれが具体的に表れた動きじゃないのかと言われてるのが、この2つなんです。はい」

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村西利恵
実戦への準備かといわれる動きというのが、この2つです。今月に入ってからのミサイルの発射とサイバーテロ攻撃」

青山繁晴
「はい。これはですね、まずその7月4日に7発またバンバンと撃ってですね、で、あの、短い距離のスカッドが中心だったんで、何となく大したことないなと、それで日本の新聞の書き方、あるいはテレビの報道ぶりも、金正雲さんが後継者になるんで、まああの、お祝い花火みたいなもんだろうという感じで報道されたんですが、しかし逆にその中に、わざわざ射程が1300キロから1800キロまであるといわれるノドンを、あえて4~500キロに縮めて撃ってるわけですね。で、すなわちこれは実はそのバンバンと花火で撃ってんじゃなくて、近い韓国を攻撃することを想定した実戦の演習だったんじゃないか。もっとはっきり言うと、特に日本の防衛省は危機感を持って、この、演習だった可能性が高いと、もちろん非公式見解ですけど、僕の長い付き合いの人たちは見てるわけですね」

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青山繁晴
「で、それともう1つこのサイバーテロ攻撃というのも、これ、もちろんその、北朝鮮がどうやったかは分かりませんけど、北朝鮮が関与した疑いっていうのは、北朝鮮から直接こうやるんじゃなくて、北朝鮮がお金を出したらそれに応じていわばその、サイバーアタック、その、たとえばアメリカ政府や韓国政府のホームページなどを混乱させる、その、ハッキングも含めてそういうことやる会社って事実あります、世界にですね。そういうところを使った可能性があって、実際にかなり特に韓国は大統領官邸のコンピューターなどはかなりやられました。で、これも何かその、景気づけでやってるんじゃないかというような話が日本では蔓延するんですけど、これは連携してる話でしょうと。たとえばノドンを射程距離を短くして韓国に撃つ、つまり新たな朝鮮戦争をやろうとする前に必ずこのサイバー攻撃をやって、アメリカ軍はもう電子戦ばっかりやってますから、アメリカ軍の動きが身動きとれなくなったようにしてからやる、そのためにこれは結びついてる話じゃないかということになるんですね」

山本浩之
「つまり、えん、演習だってことですか。つまり、実戦を想定した…」

青山繁晴
「はい。実戦を想定した演習じゃないかと。だから…」

村西利恵
「改めて、はい、ご覧いただきますと、こういうことですね」

青山繁晴
「こういうことになるわけですね」

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村西利恵
「新・朝鮮戦争…」

青山繁晴
「新しい朝鮮戦争。1950年に始まったあの、前の朝鮮戦争に続く、全然違うタイプの新・朝鮮戦争の実戦準備が行われてるんじゃないかというのを今、心配してるわけですね」

山本浩之
「はあー」

青山繁晴
「そしてこの話をするとですよ、あの、まあちょっとはっきり申しますと、いろんな評論家の方がその、北朝鮮というのは暴発しそうな国なんだと言われてるんですけども、僕は前から暴発はありえないと言ってるわけですよ。むしろ非常にしたたかに生き残ってきた国なんで、だから今回のこの話も、北朝鮮は暴発しそうですよ、怖いですよ皆さん、怖いですねという話をしてるんじゃなくて、実は本当はこれでしょうと(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは『唯一の生き残り策』。この新しい戦争の危険性について、CMのあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「青山さんの話を伺っていると、確かに新たな朝鮮戦争っていうのは懸念されるんですけれども、2つ目のキーワードが『唯一の生き残り策』というものでした。続きをお願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。あの、まず念のためもう一度確認しておきたいんですけれども、朝鮮戦争がまた起きますよと言ってるんではなくて、えー、日米韓の防衛当局や、あるいは日米韓それにフランスなども加えた情報当局がこれを心配してるっていうことであって、その心配は政治家や有権者も本来は共有しなきゃいけないもんだというお話を今しています。で、なおかつ暴発するんじゃなくて、さっきキーワードで出しました通り、むしろ北朝鮮の唯一の生き残り策として、これを実は準備してる可能性があるということなんですね。で、生き残り策っていうことは、皆さんあの、普通に考えていただくと、北朝鮮はそうやって軍部がどんどん権力を持っていくのは、それはいわば北朝鮮の勝手かもしれないけど、軍部が権力持って国民の餓えがどうやって止まるのか」

一同
「うん」

青山繁晴
「依然としてその、経済が破綻したままで、かつて300万人を超える餓死者が出たという、その、亡命者の証言もあるんですが、また餓死者が出てるって話があるわけですね。ところが中国としてはこれは北朝鮮を救うには、ほんとは中国と同じような改革開放経済しかないと思ってるけど、金一族がそれだと独裁体制が維持できないってことで、実質中国に対してこれ拒否回答してるわけですね。で、そうすると今の北朝鮮の体制が続くならば、金一族の独裁を続け、それに乗っかってる軍部、それが何とか生き残ろうとしたら、これはいわば韓国を呑み込むしかもう手段がないんですよ。自力では再起できない。その、経済が潤っている、それから食料もたくさんある、エネルギーもある韓国をいわば呑み込むことによって、つまり言い方を変えれば、北朝鮮指導による朝鮮半島の統一、えー、それを成し遂げて、ま、本当は韓国の力を借りて、北朝鮮が何とか生き延びたいってことになるわけですね。で、そのためにこう新・朝鮮戦争っていうのは、だから今、北朝鮮の軍部が秘かに準備してるらしい中身は、かつての朝鮮戦争と全然違うんじゃないかということを、たとえば日本の防衛省もシミュレーションしてます。で、それをちょっと具体的に出していただけますか」

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村西利恵
「北朝鮮による朝鮮統一作戦。考えられるのは、ソウルへの侵入、そして核ミサイルの限定使用

青山繁晴
「はい。2番目はこれ、あまりにもショッキングなんですけど、2番目ちょっと置いといてですね、その、ソウルへの侵入っていうのは、皆さんご承知の通り、ここに地図がこれありますよね。これあの38度線で、ここ板門店ですけれども。ここからその、北朝鮮と韓国の境目から、韓国の首都であるソウルが極めて近いんですよね。5~60キロしかないわけですね。で、従ってその、北朝鮮特殊部隊、ここ(38度線)にいっぱいいるのは間違いないですが、その、いざとなったら2~30分でソウルに入ってくる。ソウルに入ってきたら他の施設、たとえば軍事施設とかは目もくれないで、学校と病院だけに殺到して、その、子供たちと患者の方々の一部は殺害した上で、その多くを人質にとって、2階3階に患者や生徒を上げて、1階にこの北朝鮮特殊部隊が立てこもると。たとえば韓国軍もアメリカ軍もなかなか攻撃できないってことが心配されるわけですね。そして何が想定されてるかというと、その時に北朝鮮から、じゃあこの事態を解決するために話し合いをしようと。その時にたとえば統一高麗連邦のような、高麗っていうのはまあ朝鮮の古い名前ですね、統一高麗連邦のようなものを提唱して、それお互いに政府を作るんだけど、ほんとは北朝鮮主導でその政府を作って、さっき言ったそのエネルギーとか食料とかおいしいものは韓国から北朝鮮に持っていくと。そのためのソウル侵入っていうのはありえるということなんですね。だけどもここにはですね、たくさん地雷原があって」

村西利恵
「ですよね」

青山繁晴
「なかなか簡単に来れないってことなんですが、これは実際に防衛省、自衛隊のシミュレーションの中にありますが、これ前にこの番組でお話ししたこと、何年か前にあると思うんですけど、その、アリとロウソクの話があってですね、この地雷原は赤々と燃えてるロウソクの炎で、このアリさんはそのロウソクを超えられないっていうのが普通だと。ところがその、いわば、下々のアリ、働きアリがこの上に登らされてですよ、北朝鮮でいうと若い兵士が登らされて、その、ジュージュー焼けながら炎の上に上がっていくと。つまり地雷原の上で、彼らが地雷原を踏んでどんどんどんどん遺体の山になっていくと。しかし地雷はそこで爆破してしまう。そこを本物の、たとえば特殊部隊であり、戦車でありが乗り越えていって、ソウルに入っていくと

一同
「うわー」

青山繁晴
「いうことが、これ実際にシミュレーションとして考えられるわけですね。で、それ、しかしそれは前から考えられてることだから、本当はアメリカ軍、韓国軍はこれにどう対応しようかずいぶん研究はしてる。だからそれを乗り越えるために、ひょっとしたらさっきの射程距離を短くしたノドン、実は4~5発すでに試験的に核弾頭載っけてるんじゃないかともいう話もあります。未確認ですけど。そういうのをまだまだほんとは安定して使えないけれども、それを脅しのために使う。たとえばソウルにばっちり撃つとか、あるいは釜山のような人口の多い所にばっちり撃つとかをするんじゃなくて、どこに落ちるか分かんないけど、たとえばこのへんの海であったりですね、あるいは山の中に、核ミサイルを限定使用ってそういう意味です。脅しの意味で撃つ可能性があるんじゃないかと、そのための実は核実験じゃないかということも心配されてるわけですね。で、これに対して、えー、まずはアメリカが何をする可能性があるかというと、これなんです」

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村西利恵
「日本への核の持ち込み?」

青山繁晴
「はい。これあの、オバマさん、オバマ大統領が対話路線で、それを北朝鮮に足元見透かされてるってこともありますが、オバマ大統領はずーっとアメリカで戦争やってきた民主党の大統領でもありますから、右目で、いや、右手で対話路線だったら、左手で必ず強硬路線があってですね、その時にさっきの、たとえば核ミサイルの限定使用を北朝鮮が考えてる可能性がある以上は、今、日本に来てるアメリカの軍事力で実際に核を抱えてるのは潜水艦だけだと思われます。たとえば水上艦艇とかですね、それから戦闘機、戦闘爆撃機には今は核はもう外してあると思われるんですが、それを新たにたとえば三沢のF16に、ちっちゃな核兵器あるんです、北朝鮮用の、つまり地上、いやあの、地下に潜って行って核爆発するタイプのやつ、それを三沢の、三沢にいるF16に積みたいとか、あるいは第七艦隊に、の、水上艦艇に核を入れたいとかいうことを公然と日本に対して求めてきて、つまり非核三原則の中の持ち込ませずというところを見直しませんかと言ってくる可能性は、今後の朝鮮半島の情勢で十分あり得るわけですね。そうしますと皆さん、あの、覚えてらっしゃると思いますけど、たとえば民主党代表の鳩山由紀夫さんが、非核三原則のうちの核持ち込みについてはいろいろ検討したいっていう趣旨の発言をされてる。それから自民党の中では前からこれ議論になってるわけですね。そうするとこれから40日間のその総選挙の中で、当然その、麻生さんであれ鳩山さんであれ、この件をどうしますかっていうことを、北朝鮮の危機がちゃんと分かっているのであれば、それをちゃんと問題提起してもらって、有権者が判断できるようにしていただきたいと。それがまず、一番この総選挙の争点になりうるべき大事なことだろうと思うんですよ」

山本浩之
「ええ、ええ」

青山繁晴
「この、与野党ともにですね、麻生さんも鳩山さんもその、防衛省、自衛隊やあるいは情報機関部門が今、政治を信用しなくなって、こういういわば際どい情報がなかなか入ってないってことも、できれば謙虚に見ていただいて、それを確認していただいて、防衛省、自衛隊や警察の中に確認していただいた上で、この可能性も確認して、有権者にはっきり結論を出していただきたいなと思います」

山本浩之
「大変、今日のはショッキングな話ではありましたけれども、非常にそういう選挙も含めてあの、私たち密接に関わりのあるということなんですよね。どうもありがとうございました。以上“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 “新・朝鮮戦争”と言われても、朝鮮半島情勢や軍事その他に疎い私としては「ほんとにそんなこと起きるのかな?」と半信半疑なのが正直なところです。

 ただ、日本の国家と国民の安全・生命を預かる政治家としては、安全保障に関しては常に最悪の事態を想定し、その時々でとれる最善の策を講じておかねばならないものだと思います。

 その意味では、貨物検査特別措置法案が廃案になってしまったことは、政治家たちの危機感のなさを表す分かりやすい例となってしまったのかもしれません。

 貨物検査特別措置法案と言えば、衆議院が解散した7月21日の夜、NHKニュースで各党幹部のインタビューを見ていたところ、自民党の細田幹事長が「民主党が廃案にしてしまった」と批判をしていました。

 それに対し、民主党の岡田幹事長が「解散したのは麻生総理だから、彼に責任がある」という趣旨のことを言い返したのには、正直呆れました。
 これまでさんざん「早く解散しろ、解散しろ」って急かしてきたのはどこのどなたでしたっけ?

 もっと呆れたのは、NHK記者の「社民党などと連立政権を組む場合、外交安保で一致しない点があるのでは?」という質問に対して、岡田幹事長が返したこの言葉です。
 「そういう細かいことは選挙後に……」
 は?!外交安保が「細かいこと」なんですか?!どんな感覚やねん。

 他の問題についても、とにかく岡田さんは「選挙後のことを今から言っても意味がない」という趣旨のことを何度も発言していました。

 ちょっと前ならそれで済んだかもしれません。実際、民主党の議員さん方は何かにつけ「政権取ったら考えます」で、場をしのいできた感があります。
 が、実質的にすでに選挙戦に突入しており、民主党にとってはいよいよ政権交代が現実味を帯びてきているこの状況で、未だにそんな調子では困るんですけど……。

 まさかこれも「できなかったらごめんなさい」こちら参照)で済ませるつもりじゃないでしょうね?!(T^T)


※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。

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「お気楽くっくり」更新済
 日食見えましたか?ダメだった人も3年後に期待です!


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【原告募集!】 NHK集団訴訟 「訴訟委任状」提出のお願い
引き続き第二次原告募集中!(総原告数1万人を目途に締め切る予定)


村山談話白紙撤回の署名にご協力ください。

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「河野談話」の白紙撤回を求める署名
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「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
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