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「アンカー」北朝鮮問題で米中はどう動く?

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■6/10放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

金総書記後継者と粛清の真相は・記者拘束でアメリカはどう動く?青山ズバリ

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 核実験、ミサイル、後継者問題、米国人記者拘束など、近頃何かと騒がしい北朝鮮。中国、アメリカは今後どう出るのか?

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

北朝鮮核実験 国連安保理制裁決議案の詰めの協議も最終合意に至らず(FNN6/10)
外務省・斎木大洋州局長、オバマ政権のアジア政策担当者と対北朝鮮政策について会談(FNN6/10)
北朝鮮・金正日総書記の健康、再び悪化 先週から体調崩しピョンヤンの病院で治療か(FNN6/10)

 ……など、北朝鮮関連のニュースを伝えた後……

山本浩之
「この北朝鮮の問題についてはこの後のコーナーで、まあたっぷりとお話しをお伺いするんですけれども、あの、明日にも採択されようとしている国連安保理決議についてなんですが、やはり焦点は北朝鮮船籍の検査っていいますか、貨物検査、これがどういう形で行われるようになるのかっていうこところだと思うんです、ひとつはね」

青山繁晴
「ええ。その通りなんですが、あの、もうあえて端的に言うとですね、やっぱり今回も国連決議は頼みにならないってことですよ。その、今ヤマヒロさんがおっしゃった貨物検査、すなわち臨検をまあとにかく一応は盛り込んだ決議採択になるでしょうが、でもそれはそれぞれの領海内で頑張ってやって下さいねっていう、おそらくそういうトーンに落ち着くと思うんですよ。中国・ロシアのその姿勢を見てるとね。で、すなわち公海上でやらないわけですよね。で、公海上でやる時はその、船を持ってる国の許可を得て下さいと。それ、北朝鮮だったら北朝鮮の許可を得なきゃいけない」

山本浩之
「許可得なきゃいけませんね」

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青山繁晴
「ま、できるわけないってことになるわけですよ。ということは、やっぱり2006年10月の核実験のあとの国連決議1718と同じように、何かかっこいい決議が出たけれども大して変わらないってことになる。もうそれが判ってるから、本当はあの、さっきの斎木さんね、日本の外務省の斎木さんの話も、要するに日米で金融制裁を別途やりますというの言ってるのと同じじゃないですか。だからもうやっぱり国連は頼みにならないよって、これは斎木さん、けっこうあれ本音で言っちゃってると思うんですよね。で、金融制裁については本当は、アメリカのガイトナー財務長官がすでに中国との協議をもう終えてるって話がありますから、そこにまあ日本が乗っかって、中国の暗黙の了解のもと金融制裁をやると。で、皆さん思い出していただくと、北朝鮮に対する制裁で唯一、金融制裁だけがその、例のマカオのバンコデルタアジアっていうの思い出しますよね。思い出していただけると思うんですけど、唯一効果があったから、やっぱりそっちに行くわけですよね。まあこれは実は国連ていうシステムにとっても、けっこうな打撃だと思いますよ。結局役に立たないなあと。はい」

山本浩之
「(笑)これ、だけどその、制裁決議いつになるのかっていうと、こう待ってるわけですけれども、今の話、まあ前から青山さん、それ指摘されてましたけれども。ただ、そうなってくると、このところ色々と個別に北朝鮮をめぐる、まあきな臭い動きってのはあって、ちょっと今までの北朝鮮を取り巻く動きとは、明らかにこう空気も何もかもこう変わってきたんじゃないかなと思ってる方は多いと思うんですけれども」

青山繁晴
「おっしゃる通り」

山本浩之
「そんな中で今日はこのあと“ニュースDEズバリ”のコーナー、やはりこの問題について」

青山繁晴
「はい、はい。で、あの、今のヤマヒロさんのお話に関連して申せばですね、あの、64年前、1945年に第二次世界大戦が終わって、そこで戦後の枠組みできたわけですよね。国連もできたし、えー、まあそれから、しばらく経ってから北朝鮮や韓国もできたわけですよね。そういうものが、こう音を立ててその、変わっていく、ないしは崩れていくってことなんですよ。だから国連が悪いって話してるんじゃなくて、たとえば北朝鮮のその、たとえばその近未来の崩壊も含めて、その、そういうことと、国連がもう使えなくなってきたと。やっぱり全部が制度疲労を起こしてるんだということなんですよね」

山本浩之
「なるほど」

青山繁晴
「で、今のことに関連して申せば、その、ヤマヒロさんがおっしゃった通り、もうこの1週間、10日ぐらい北朝鮮の話があふれかえって、細かいところまでいっぱい出てきてるんですが、こういう時にこそ私たちはこの姿勢が大事じゃないかなと思うんです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『突き放せ』と…」

青山繁晴
「はい。これ突き放すっていうのは何を突き放すかっていうかというと、要するに情報を突き放せってことなんですよ。もう、ガーッとこう、あの、この、この番組もテレビ番組ですけどね、こうあの、視聴者の方々に、こう国民の方々に、こうやっていっぱい情報来てるわけでしょ。それを全部まともに聞いてたら、もう何が何だか判らなくなって、大きな流れが見えなくなります。さっきお話ししたように。それもういったんドンと突き放してみたらですね、案外、ああ、結局、結局っていうか要するにこういうことなんだと。で、私たちはこういう歴史の変わり目に今生きてて、それを僕たちで作れるんだという意識に変わるんじゃないかなと。その話を今日はいたしたいと思います」

山本浩之
「では、コマーシャルを挟んで青山さんの解説です」

(いったんCM)
 …………………………VTR開始…………………………

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 ミサイル発射に続き、二度目の地下核実験を強行した北朝鮮に対し、国連安全保障理事会で追加制裁が検討される中――。

 先週、金正日総書記の後継者問題が突然浮上した。

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【今月2日放送】
豊田康雄キャスター
「韓国の情報当局は、北朝鮮の金正日総書記の後継者が三男の正雲氏に決定したとの通知が、北朝鮮の在外公館に送られたと…」

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【今月3日放送】
村西利恵キャスター
「三男・正雲氏への権力継承を固めていると述べました…」

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 後継者に指名されたと伝えられるのは、若干26歳の三男・正雲氏。

 金総書記の健康悪化のため、後継者としての地位を固めつつあるとみられるが、最近の姿は公開されていない謎の人物だ。

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 一方、一時は後継者候補とされた長男・正男氏の側近が平壌で逮捕され、正男氏に関連する場所の捜索が行われるなど、粛清ともとれる動きがあるという。

 さらに、新たなミサイル発射場に長距離弾道ミサイルが運び込まれたという情報も。

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 正雲氏の後継者問題と軍の挑発行動の関係とは?
 果たして北朝鮮はどこへ向かおうとしているのか。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「ま、連日お伝えしておりますように、このところ北朝鮮の動きが大変激しくなっていると。で、これは何を意味するのか、そして私たちはこれをどういうふうに受け止めればよいのか。さっそく解説をお願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。今日はこの(パネル示して)本質って言葉が出てますけど、さっき申しました通り、こういろんな情報、ちょっといったん突き放して、ちょっと大きな目で見てみましょうっていうことなんですが。あの、そもそも北朝鮮という国がいつできたか。ね。さっきもちらっとお話ししましたけど、1945年に第二次世界大戦が終わったら、朝鮮半島は北朝鮮からソ連軍が入ってきて、南からアメリカ軍が上がっていって、その、ソ連軍とアメリカ軍でこう分割するような形になったわけですよね。で、それがもともとの朝鮮民族の国に戻っていった時に、北朝鮮という国が1948年の9月9日にできました。61年前ですね。えー、北朝鮮という国が生まれてから61年間経ったんですが、ずーっと同じ一族の独裁者が続いてきたんですね。で、それをちょっと出していただけますか」

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青山繁晴
「はい。えー、ここにあります通り、最初の、この、いわば独裁者がこう金日成国家主席だったわけですね。で、そのあと二代目も金一族から出て、しかもこの金日成国家主席の長男であるところの金正日さんが総書記となって、新たな独裁者になったと。で、今度はこの金正日さんの息子さん、ま、3人、ここで(正男と正哲の間を手で区切る仕種)お母さんが違いますけどね、腹違いのその、兄弟だけれども、この中から一番下の金正雲さんになるらしいという話になってるんですけれども、これそもそも実は相当無理がある話ですね」

村西利恵
「無理がある?」

青山繁晴
「うん。無理があるっていうのは、もう一度元に戻って見ていただくとですね、えー、あくまで長男なんですよね。で、これどうして長男かというとですよ、これ北朝鮮てのは共産主義の国なんですが、本当はもっと根深いところで言うと、やっぱり儒教の国なんですね」

一同
「うん…」

青山繁晴
「で、儒教の国というのは、やっぱり長男ていうのはむしろ絶対的な存在であって、だからずっと金正男さん、金正男さんがユニークな個性だといってもずっと有力候補から外れなかったのは、やっぱりそういうことがあるわけですよ。で、それが次男の金正哲さんですらなく、一種の異常事態であると。で、その証拠にもう一度ここに戻って考えるとですね、簡単に戻って考えますとね、この、実は不可思議な話があって、この、お父さんの、ま、初代のお父さんの金日成さんは本当はたとえばこの世代(二代目)で言うと、こちらの金平日さん、つまり金正日さんの腹違いの弟ですね、お母さんが違う弟、こちらの方が好きだったっていう話があるんですよ。これ実際(日成と平日)顔似てるでしょ」

村西利恵
「はあー」

青山繁晴
「ね。で、今回はこういうふうに顔が似てるんですけど、ここ(正日と正雲)が顔似てらしてですね。で、あの、北朝鮮は軍部によって支えられた国っていうの、皆さんご存知ですが、この金平日さんは軍に入って軍の支持が厚かった。金正日さんは軍にいたことがない。だから本当はこちら(平日)が後継者になるんじゃないかと、あるいは有力だったんじゃないかって話がずっとあるんですが、でもお兄さんだから、長男だからってことで金正日さんがやっぱり取ったわけですね。それ考えても、今回が三男坊に行くっていうのは、相当な無理のある話であって」

村西利恵
「おかしいですね」

青山繁晴
「簡単に言うと、この後継、引き継ぎは上手くいかないんじゃないかという見方が、この日本を含めた西側の政府当局者は実は多いわけですね。で、さらにもうひとつ、この問題があります。はい」

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村西利恵
「まだ26歳の正雲氏が『核』や『経済』や『米中との関係』という複雑な連立方程式を解くのは難しい、と」

青山繁晴
「はい。えー、26歳っていう、これもちろんすごく若いですよね。それに僕、僕も、記者になった時26歳でしたが、この26歳の金正雲さん、そりゃあの、帝王学を学んでるのかもしれないけど、はっきり言うと、要するに謎の人物ってことは全然国際経験も何もないわけですよね。その人がいきなり核保有国を仕切る、北朝鮮は実質核保有国と言わざるをえませんから、核を仕切る、そして破綻状態の北朝鮮の経済を盛り返す、さらにはアメリカ・中国だけじゃなくて、本当は日本・ロシア・韓国が絡んでくる、そういった複雑な国際関係、これも全部合わせた連立方程式を全部解いてやっていく、こんなのできんのかと。普通に考えたら仮に金正日さんが…(言い直し)金正雲さんが政治的な天才であったとしても、それは無理な話であって、そうすると実はこの権力の引き継ぎっていうのは、上手くいかないんじゃないかっていうことで、一番、一番頭を抱えてるのはこれじゃないかと。はい、それ出して下さい」

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村西利恵
「一番困っているのは中国だと」

青山繁晴
「はい。で、えー、中国はもともと、実はその金一族の世襲に反対なんですよ。この『アンカー』でもね、何度もお話ししましたけど、さっきの絵で言うと、二代目の金正日さんをこの中国の胡錦濤国家主席が嫌って、金正日さんが中国にせっかく行っても、社会主義特有のこのハグ、ね(村西さんに向かって)、今するわけにはいきませんが(ヤマヒロ笑)、このハグを絶対しないと。ね。握手しかしないと。で、あまりにも異常だからってんで最後に一回だけやったんですが、胸だけつけたわけですよ、こうやってですね(ゼスチャー)、胡錦濤さんが」

一同
「へえー」

青山繁晴
「で、中国がもともとこういう、そういう体制は社会主義の大義に反すると思っているんだけれども、しかし来年、上海万博をどうしても成功させなきゃいけない。で、これも前にお話ししたことあるかもしれませんが、僕は北京で実際に中国共産党の幹部に会った時に、青山さん、日本は東京オリンピックだけで一流国になったんじゃない、大阪万博とセットでやったから一流国になったんだ、と。我が中国も必ずそのようにやりたい、北京でいずれオリンピックやるけど、そのあと必ず上海で万博をやって、セットで完成させたいと言ったわけですよね。だからその、来年の秋に上海万博終わりますけど、それまではどうしても安定してもらわなきゃ困るのに、この三代目も世襲かい、と。その世襲が26歳かい、と。そんなことで、これいったいやれんのか、というふうに実は中国は今、困惑してると。で、困惑してるっていうのは、同時にこの、中国が実はどうしたらいいのか態度を決めかねてる。その証拠の人物が実はこの方なんですね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「それが長男の正男氏」

青山繁晴
「はい。このー、えー、儒教で言うと、本来は長男だから一番有力候補だったはずのこの金正男さんが、非常にラフな恰好でマカオで、えー、まあうろうろ、ま、うろうろって言っちゃいけないのかもしれないけど(一同笑)、一見うろうろされててですよ、それで日本のテレビをはじめジャーナリズムの取材にもどんどん応じて、けっこうフランクに話してると。ま、ある意味、それがおもしろおかしく伝えられてるんですけども、これがいわば中国の今の姿勢を象徴してて、このマカオっていうのは、ご承知の通り中国の特別行政区であって、そこにその後継者争いから外れた人をいさせて、保護して、事実上保護してるらしいっていうのはですね、要するに中国から見たら、いわば消極的反対姿勢を見せてるわけですよ」

一同
「ああー」

青山繁晴
「金正雲さんっていうのはちょっとおかしいなと。でもあくまで消極的なんですよ。というのは、ほんとに反対するんだったら、たとえば北京に迎え入れるとかね。あるいはその、金正男さんがたとえば中国の首脳と会談してみせたりね、何やかんやそういうのがひょっとしたらあるかもしれない場面なんですが、そういうのは一切ないわけですよ。だから消極的反対に過ぎない上に、この金正男さんがこのマカオにいるについては、本当は中国が保護してるっていうだけじゃなくて、この金正男さんの個人の思惑やあるいは北朝鮮のほんとの内部事情が反映されてるようです。それをちょっとまとめてみました。はい」

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村西利恵
「正男氏はなぜマカオに?日本の公安当局の分析はと言うと、1.普段から拠点にしているから。2.頼りになるのは中国。3.日米の金融制裁の可能性。4.西側メディアを利用」

青山繁晴
「はい。これ、まああの4つって、けっこう多い話をあえて書いたんですけれどね。あのー、まあ正直、今日の『アンカー』に備えるために、僕は今回一番取材したのは外務省、あるいはアメリカの国務省よりも、この日本の公安当局に一番取材をしました。というのはね、あの、ま、日本の警察っていろんな間違いもやるし、変な冤罪事件もやるけれども、拉致事件どうにかしたいって志はほんとにあるんですよ」

一同
「ああ…」

青山繁晴
「だからずーっとその、金一族の動静と、北朝鮮を一生懸命やってる人はキャリアにもノンキャリアにもいて、この金正男さんがマカオにいることについても、むしろね、あの、国際社会で一番その、一生懸命調べてんじゃないかと思います。で、その、これもちろん当局者の一人って意味じゃなくて、かなり角度を変えてキャリアにもノンキャリにも聞きましたが、それを全部総合するとこの4つになるっていうことなんですね。で、まず1つ目がね、このマカオというのは、その、ま、思い出して下さいよっていう話でもあって、この金正男さんがもともと普段から拠点にしてる、拠点にしてる何の拠点かというと、はっきり言うと不正行為をも含めて拠点にしてるわけですよ。それはそのマカオというのはその裏金も全部含めて、世界の裏金金融マーケットの中心地、特にアジアではほんとに大きな中心地の一つですから、そこを根城にして、その、たとえば偽札のドルを流通させることも含めてですね、その北朝鮮のいわば不正に作られた資金の動かし方、運用管理その他をマカオを拠点にしてやってたと。で、それだからマカオにいるのは自然とも言えるし、同時に、たとえば日本のテレビでその、一人で勝手にタクシー乗っていくっていうのやってますが、ほんとは公安の目で見るとですよ、その周りに明らかに偽装した中国の公安関係者、ま、はっきり言うと、同業だから判るわけですよね」

一同
「へえー」

青山繁晴
「ご夫婦に見えて映ってたり、あるいは場合によっては学生に見える人もいるって言ってました」

村西利恵
「へええーー」

青山繁晴
「靴見ると判るとかいう話もあって、学生が履くような靴じゃなかったりね」

一同
「へえー」

青山繁晴
「あの、そういうことがあって、ほんとはずーっと中国がこう、あの、保護しながら監視をしながらずっと動いてて

村西利恵
「消極的にね」

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青山繁晴
「ええ、それが一人で勝手に動くように見えるだけっていうのが1つ目ですね。で、これは2つ目とも絡んでてですね、要するにマカオにいる限りは中国の保護下にあるから、北朝鮮との間で、たとえば急に殺されたりはなかなかしないんじゃないかってことが2つ目にあると」

村西利恵
「なるほど」

青山繁晴
「それから3つ目に、さっきのあの、普通のニュース、ストレートニュースで出ました通りね、国連制裁決議がどうのこうのって言うより、これからアメリカの金融制裁だけじゃなくて、そこに日本も乗っかって金融制裁やるらしい。で、その時にはそのバンコデルタアジアも含めて、その、マカオで誰が何をするのかが大事になる。で、その時にその、金正男さんのノウハウっていうのは実は北朝鮮は頼らざるをえないだろうと」

一同
「はあー」

青山繁晴
「従って金正男さんは、後継者になれないだけじゃなくて、あの、いや、なれないから、ここで頑張ってですよ、自分の存在意義を示して、何とかこれで生き残りを図ろうとしてるんじゃないかと。で、たとえば日本のメディアが接触した時に金正男さんが、いやいや、国内で自分の側近は粛清されたりしてませんよ、と。なぜかと言うと自分の友だちはもう全部海外にいるから、という発言してて、これは当然その、日本の公安当局も分析を行っててですよ、それは普段からその、金正男さんていうのは海外で活動してるんだっていうことと同時に、実は、何とかこの金融制裁に対抗するための措置をやるような、そのグループは外にいて、それ外国人も含めて、本当はそれで自分は頑張ってるんだってことを示唆してるんだという話なんですよね。で、最後の4番目、僕らほんとに注意しなきゃいけませんけど、その、特に日本のメディアを、ま、利用というか活用というか、要するに利用されまくってるっていうのが、その、ま、これは公安だけじゃなくて実は日本の外務当局や、あるいはアメリカの政府関係者からも僕は指摘は受けてますけれども、この理由というのは、たとえば私は政治が嫌いなんだと、権力闘争に関係してないって一生懸命言ってんのは、もう、まさかもう一回後継を狙ったりしませんよってことを一生懸命、北朝鮮の平壌のある部分にアピールしてて、で、それから同時に、こうやってここでマカオで生きてるんだから、自分が姿消したらおかしいんだよとね、その、いうこともアピールする」

一同
「はあー」

青山繁晴
「命を守るためのこともアピールしてる。その、その、要はマカオっていうのはそれにふさわしい場所だから、一生懸命メディアを利用してるんだと、そういうことがこう、あの、全体にこれで判るなということなんですよね。で、その上で、ここ(2番目)にあの、中国って出てきて、それはもちろんそうで、その、マカオがそもそも中国の一部ですから、で、要するにこの北朝鮮問題は中国がやっぱり鍵になるということが判るんですが、その上で中国が実は総合するとこういう状態です。はい、出して下さい」

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村西利恵
「中国のジレンマ。北朝鮮軍に頼るしかない。しかし北朝鮮軍との関係が悪化している」

青山繁晴
「はい。で、今までずっと話は金一族の話で来たんですが、皆さんもう一回思い起こしていただくと、本当は金一族に嫌悪感を持ってるわけですね、今の中国共産党の指導部は。だからその、金正男さんをマカオに保護してたり何やしてるけれども、本当はそういうことと離れて、最終的には軍による集団指導体制を目指してたわけですよ。で、それをゆっくり実現すればいいと思ってたのが、何とその金正日さんの病気がどんどん進行していくということで、スケジュールが崩れてしまった。で、それに合わせて、北朝鮮は北朝鮮で国内が緊張していくから、軍が発言権を強めて核実験とかミサイルとかどんどんやるから、中国との関係が悪化してしまった。従って中国は金正男さんやあるいは金一族に、を、頼みにするわけにもいかないし、軍との関係もおかしくなって、要は北朝鮮に対して中国は影響力を持ちながら、実は決め手が何もないっていう状態になって」

山本浩之
「これは怖いですねー」

青山繁晴
「だんだん打つ手がないって話になってるわけです。で、そうするとどうなるかというと、もう1つのプレーヤーっていうのは、当然じゃあアメリカはどうするんですかってことになるわけですね。はい。で、アメリカは今この問題を抱えてます」

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村西利恵
「はい。アメリカ人の女性記者2人が、12年の労働強化刑を言い渡されました」

青山繁晴
「はい。えー、これについてですね、えー、たとえば日本の外務省幹部は、まあこう言ってます。はい、ちょっとすぐ出していただけますか。はい」

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村西利恵
「『事実上の米朝交渉に引きずり込まれた』」

青山繁晴
「はい。これはまあ、あの、北朝鮮がたとえばアメリカや日本のような民主主義国の足元を見てるんでね。はっきり言うと、北朝鮮・中国では1人2人の命が大事にされた試しはありませんよ。あの、ジャーナリストを含めて一般人はね。ところがその、アメリカではたとえば2人の中国系の女性記者といっても、その命を粗末にすることは絶対できないから。で、この件は国連安保理とかそういうのとはもう関係がない話ですね。いちおう北朝鮮は、あの、北朝鮮の国内で逮捕したと言ってるわけですから。アメリカはそれは疑ってますよ。本当は北朝鮮の国内に入ったかどうか怪しいと見てるけれども、いずれにしても国連とか何とかじゃなくて、これはもうアメリカと中国は…いや、ごめんなさい、北朝鮮が直接、国連とは違う土俵でもうやるしかないと。引きずり込まれてるわけですね。で、従って、これは一部新聞にも出てますけど、たとえば2人の女性記者がもと所属してたテレビ局のトップであるゴア元副大統領が、実際にその、平壌に特使で行く可能性は出てきてます。出てきてますが、それは例によって北朝鮮がしたたかにやってるのかという話では本当はない。そうじゃない。これは実は北は重大な失敗を僕は犯してると思ってて、そのキーワードはこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは『潰すしかない』。ショッキングな言葉ですが、詳しくはCMのあと話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「ま、何としても米朝交渉に引きずり込むんだという北朝鮮の思惑は外れたんだと。で、2つ目のキーワードは『潰すしかない』ということでしたね」

青山繁晴
「はい。あの、無理に刺激的な言葉を使ったんじゃなくて、客観的に見ると大きな流れはそこにしか行かないということで、今はキーワードを出したんですけど」

一同
「はい」

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青山繁晴
「ここ、皆さん見ていただくと、オバマ対話路線って書いてあるわけですね、まずね。で、皆さんご記憶だと思うんですけど、オバマ大統領は就任してから北朝鮮に対して、その、対話の路線を取ると。で、それは1つは本当はその、中東が忙しくて北朝鮮かまってる暇ないということでもあったわけですよね。で、かまってほしいからこの女性記者2人を、ま、逮捕というか、本当は誘拐かもしれませんよね、そういうことに北朝鮮は踏み切ったわけですけれども、ここに変化ってあるようにですね、これはっきり言うと、少なくともその、僕が接触してる相手でも、アメリカの国務省、今のアメリカの国務省ってブッシュ政権時代とがらりと変わって、やっぱりその、北朝鮮に対して融和的な人がほんとに増えたんですよ。ところが僕の知る限り、みんなほんとに頭に来てるわけですよ。けっこう。ね。何ていう、いや、汚いやり方をするんだと」

一同
「うん」

青山繁晴
「で、アメリカの民主党って、本当はこういう時にけっこう今まで戦争やってきたわけですよ。共和党よりもむしろ。だからカーッとこう本当は腹が立ってる人が多くて、それはオバマ大統領にも当然影響するわけですよ。ね。そしてこの、ここ(パネル)の真ん中にいるヒラリーさんはそういう空気を受けて、こういう言葉を発しました。はい、出していただけますか」

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村西利恵
「はい。『今、北朝鮮に対して強い、効果的な行動をとらなければ、北東アジアに軍拡競争を引き起こすことになる』。それからテロ支援国家の再指定については、『検討を始めたところ。国際テロを北朝鮮が支援している証拠が必要』と」

青山繁晴
「はい。これ『アンカー』のこのコーナーでいつもこういう、その、オープンに言った言葉の本当の意味を読み解いていただくと、その、ニュースの見方は変わってくると、いつもお話ししてるんですがね」

村西利恵
「ええ、ええ」

青山繁晴
「これ、これもほんとにその象徴的な話であってね、要するに北に対してガーンと強い行動をとらないと、つまり対話どころじゃない、それをやらないと北東アジアの軍拡競争引き起こす、北東アジアって要は軍拡の国ばっかりじゃないですか。1カ国除いては

一同
「うん…」

青山繁晴
「つまり北朝鮮でありね、中国であり、そういう国々ね、まあ韓国も北朝鮮という相手がいるからどうしても軍に頼らざるをえない。ということは、これ何を言ってるかというと、日本のことを言ってるわけですよ」

一同
「はい」

青山繁晴
「日本がその軍拡に乗り出すことになりますよと。で、日本が乗り出すということは、北朝鮮は核保有国になってるわけですから。この番組でも何度も指摘しましたが、日本の核武装の可能性について、アメリカの現職の国務長官、アメリカの外務大臣にあたる人がこれ言ったっていうことなんですよ。で、これは、世界はここに関心ほんとに強いんです。北朝鮮の核ごときははっきり言って大したことないけども、日本がいわばそっちに走っていったらですよ、これは世界にとっても本当に世界の安全保障環境、全部変えてしまうことになる。だから大変だって言ってるわけです」

村西利恵
「なるほど」

青山繁晴
「で、その上でヒラリーさんは、じゃあまずね、その、ブッシュ政権がやめたテロ国家の指定をやりましょうかと。で、確かにその検討を始めたんだと。検討を始めたんだけど、このあとがまた大事で、実は国際的なテロ活動を北が、北朝鮮が支援してる証拠、エビデンスが必要だと言ってるわけで、これは何を言ってるかというと、核実験やりましたっていうだけじゃテロ国家とは言えません。当たり前ですね。アメリカが核保有国なんですから。核を持つことは実はテロなんだと自分で言ってるに等しいから、それは口が曲がっても言えないから、どうしたらいいかというと」

村西利恵
「それでこういう言い方だったんですね」

青山繁晴
「そう。だからその、北朝鮮がその核実験で得た技術をその、テロ組織とか、その、そういうテロに関係する国に売ってるっていう証拠を見つけなきゃいけない。これは極めて難しい。北朝鮮はもう勉強しましたから、ブッシュ政権の時に。そんな簡単に判ることはやってないわけですよ。そうすると、テロ国家の再指定っていうのは、ひょっとしたらできるかもしれないけど、なかなか難しい。難しいから、じゃあアメリカも打つ手がないのかというと、いや、そうではなくて、最終的にはこうじゃないでしょうかって話なんですね」

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村西利恵
「アメリカは北朝鮮の現体制をつぶすという判断に傾いていくだろう」

青山繁晴
「打つ手がないということは、北朝鮮という国を潰してしまえっていう意味じゃなくて、この、今の体制、この、三代目の後継と称してその、それに合わせてミサイルをバンバン撃ったり核実験やってる体制を、これはもう潰していくしかない。で、その時にさっき詳しく申した中国の、もう中国も打つ手がなくなっていくということと、これは合体していって

一同
「ふんふん…」

青山繁晴
「で、ひょっとしたら上海万博終わるまでは、どうのこうの、どうのこうのと言いながら続くかもしれないけど、逆に来年の秋に上海万博が終わったら、そのあと米中の連携でもってその、北朝鮮の現体制を潰していく、たとえば仮に金正雲さんが無事に新しいポストに就いていても、こういうことが起きていくんじゃないかってことを、今から僕たちは見なきゃいけない。で、これはですね、ひとつはその、実は北朝鮮という国はこの戦後のアジアの象徴なんですよ、ひとつの。どうしてかというとですよ、北朝鮮はどうして今までね、こうやって軍事ばっかりやって、それで平気でいられた、経済が崩壊しても平気でいられたかというと、日本がいずれカネをくれると。その、1兆円以上のカネをくれると。どうしてかというと、日本は戦争に負けてから、もうそういう外交しかしなかったからという思い込みで来たわけですよね。だからある意味で、北朝鮮の思い込みは日本の戦後史が作ってきたとも言えるわけで、その北朝鮮がついに日本からカネを引き出すことができないまま、潰れていくかもしれないっていったの…(言い直し)いうことは、そういう戦後のその思い込みとか仕組みが、いわば大きな流れで変わっていくということなんです。で、そこに僕たちはよく目を当てるべきだし、それから北朝鮮がもし崩壊していけば、当然難民の問題が出てきて、で、すでに中国は国境に軍を派遣してるのは、それは難民が来たら殺すぞという姿勢であって、日本はそれできませんから、難民が、中国に行けない難民が日本に来た時にどうするかを、僕らはもう考えなきゃいけない。ということは外交にとどまらず、もう危機管理の話になってるということで。それから最後にもうひとつだけ言えば、実はこういう話は暗い話だけじゃなくて、ずーっと日本が解決できなかった拉致問題は、本当はこの、今の拉致をやった体制が壊れることでしかほんとは解決できないであろうということですから、拉致問題の解決は実はこの、ほのかな光が見えてるのかもしれないということなんです。それだけによーく大きな目でみんな見ましょうということなんです」

山本浩之
「はい。ありがとうございました。“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 拉致問題に実質的な進展がないことももちろん心配ですが、世論の風化も心配です。
 実は最近テレビを見ていて、非常にびっくりしたことがありました。

 この火曜日に放送された「ミヤネ屋」の北朝鮮特集でのことです。
 金正日の料理人だった藤本健二氏と、北朝鮮グッズ収集で有名な宮塚利雄教授がゲストとして出演されていました。

 で、宮塚教授はスーツの胸元にブルーリボンのバッジを着けておられたんですが、コメンテーターの松尾貴史氏が、それを指してこう尋ねたんです。

 「宮塚先生、その胸に着けてるのは何ですか?」

 (゚Д゚)ハァ?……って私、久々にテレビに向かって声に出してツッコミましたよ。

 但し、宮塚教授が「これは拉致問題の……」と返したら、松尾貴史氏もすぐに「ああ…」と得心した様子だったので、単にど忘れしちゃってただけなのかもしれません。
 が、その「ど忘れ」が、何だか拉致問題の現状を象徴しているようにも思えたんです。

 核、ミサイル、後継者問題、米国人記者拘束など、ニュースもワイドショーも連日取り上げてますが、拉致問題は全くスルー。

 動きがないんだから仕方ないといえば仕方ないのかもしれませんが、このまま行くと、そのうち日本国民の多くが「ど忘れ」しちゃう事態になったりしないかと、半ばマジで心配な私です(T^T)


※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。


・・・・・・・・・細切れぼやき(1コだけ)・・・・・・・・・

沖縄集団自決「軍の命令ではない」 地元誌が特集記事(産経6/10)

 こちらも「ほのかな光が見えてるのかもしれない」?
 沖縄の「同調圧力」が打破される兆しであればいいのですが。
 特集記事の詳細は狼魔人日記さんの以下のエントリーをご覧下さい。

5/12付:パンドラの箱は遂に開いた!『うらそえ文藝』の英断!
5/14付:「うらそえ文藝」による証言と手榴弾の論考
5/16付:『うらそえ文藝』があばく集団自決の真相
5/19付:沖縄タイムスは腹を切って詫びよ!星雅彦氏と上原正稔氏の対談

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NHKスペシャル「アジアの“一等国”」偏向報道問題
国民の受信料で作られた反日洗脳番組に抗議を!


この問題の詳細は以下のサイトを。
台湾は日本の生命線!
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2009/06/14(日) 22:26:35 | アジアの真実

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