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鳩山由紀夫 変節まとめ(付:替え歌「傀儡ハッティ」)

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 画像はYouTube【売国奴】悪い議員さんたち25連発より
090605hato.jpeg

 「麻生さん、ブレまくりじゃん」と何かにつけて野党もメディアも叩きますが、いやいやどうして、ハッティ*1のブレもかなりのもんです。

*1 民主党の鳩山由起夫代表のこと。うちの夫が半ば侮蔑を込めてこう呼んでるのが、私に感染してしまいました。2人して替え歌まで作る始末です(^_^;(今日のエントリーの最後に掲載)
 しかもハッティの場合、信念や国家観が問われる問題での大きなブレが目立ちます。いや、「ブレ」って表現は軽すぎますね。「変節」の方がピッタリ来るかも。

 そのあたり、ちょっとまとめてみました。

 なお、ワタシ的には全編「ハッティ」表記で通したいんですが、深刻度が低くなってしまいそうなので、見出し以外は「鳩山(由紀夫)氏」と表記します。

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■ハッティ変節 その1【核武装議論】

 1999年(平成11年)10月20日、当時防衛政務次官だった西村眞悟氏が辞任に追い込まれました。西村氏が「核武装の是非について国会で議論しよう」と述べたことが、その理由でした。

 当時民主党代表だった鳩山由紀夫氏はこの問題について、10月27日の東京都内での講演でこう述べました。

 「核武装してもいいかどうかを国会で検討したらどうかと言った瞬間にクビを切られるとなると、国会で核をもつべきかどうかなんて議論がなされなくなる。議題に乗せることすらしてはいけないという発想もいかがなものかYellow Hiro's TOPIC No.2-48 99/10/27より)

 ちなみに鳩山氏は同日夜の国会テレビの番組で、自分は核武装に反対だとも述べました。つまり、自分は西村氏とは反対の考えであるが、核武装の是非を国会で冷静に議論すること自体は容認する考えを示したのです。

 ところがところが。
 2006年(平成18年)10月、北朝鮮が最初の核実験に踏み切った後のことです。
 当時自民党の政務調査会長だった中川昭一氏が「いわゆる非核3原則を見直すかどうか議論する必要がある」と話した時、当時民主党幹事長だった鳩山氏はこのように批判したのです。

 「中川氏の発言はどうしても看過できない。北朝鮮が核を持つなら日本も持ってやり返すんだというような発想は断じてあるまじきことだ。議論も封印しなければならないNHKニュース06/10/17

 まさに「変節」です。

 その数日後、当時外相だった麻生氏も核武装の議論を認める発言をしたのですが、鳩山氏はこれに対しても、議論すること自体が(国際社会に)間違ったメッセージを与える(産経06/10/21)、「日本は『世界から核をなくそう』と努力をしなければならない唯一の国。その日本は、核保有について議論することもあってはならないインタビュー「日本の安保、防衛『国をまもる』」06/11/1収録)などと述べています。

 さらには「日本の外相がこういう発言をしたことに心から怒りを持って、罷免の要求をしていこうと、麻生氏を激しく攻撃したのです(時事通信06/11/3)。

 現在の鳩山氏はさらにエスカレートし、核武装の議論どころか敵基地攻撃の議論すら許さない人になってしまいました。
 北朝鮮が2度目の核実験を強行した2日後、5月27日の発言です。

 「相手の基地の先行的な、こちらでたたきのめしていいなんていう議論も、まさに(核武装議論と)同じように、私は慎むべき議論だと、そのように考えております」産経09/5/27

 ちなみに、いわゆる敵基地攻撃論について政府の統一見解としては、「他に手段がないと認められる限り、誘導弾などの基地をたたくことは法理的には自衛の範囲に含まれ、可能であると言うべきものだ」と、1956年に示されています。

 この答弁をしたのは当時の鳩山一郎首相、つまり鳩山由紀夫氏のお祖父さんです。

 鳩山氏はお祖父さんが示した政府の統一見解には反対ということなんでしょうか?政権を取ったら新たな統一見解を出すのでしょうか?
 (敵基地攻撃が技術的に可能かどうかという議論はまた別にして)
 このあたり、総選挙までに白黒はっきりつけるべきだと思います。

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■ハッティ変節 その2【ソマリア沖の海賊対策】

 08年10月18日、当時民主党幹事長だった鳩山由紀夫氏は、海上自衛隊の艦艇活用に理解を示し、「政権交代の暁に、積極的、前向きに検討すると記者会見で発言しました(産経08/10/18)。

 しかし、3カ月後、09年1月23日の記者会見では「交戦規定や逮捕権などがオープンになっていない。簡単に認めてはならない」「社民党や国民新党と極力歩調をそろえたいと述べ、後ろ向きの姿勢に転じました(毎日09/1/23)。

 民主党が政権を取った場合、このソマリア沖での海上自衛隊による海賊対策、そしてインド洋での補給活動などはどう位置付けるのでしょうか?
 このあたりも当然、総選挙までに具体的に提示してほしいものです。

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■ハッティ変節 その3【北方領土問題】

 鳩山由紀夫氏は現在、北方領土問題に対して意欲的な姿勢を示しています。

 この5月14日(民主党代表選投開票の2日前)、毎日新聞のインタビューに対し、「3~4年で最終的に解決したい。私のライフワークだと述べ、政権交代後に最重要課題の一つとして取り組む考えを示しました(毎日09/5/15)。
 代表選への出馬会見でも、その旨表明しています。

 今年4月、谷内正太郎前外務次官が毎日新聞のインタビューで“三・五島論”を語ったとされた時、鳩山氏は激しく反発し、自身のメールマガジン(09/4/23付・通算第395号)にこう書きました。

 「(谷内氏は)四島返還への致命的な誤りを犯したのではないかと思う」
 「この解決法(面積等分返還論)では四島返還を事実上諦めることになることは自明です」
 「私は、日ソ共同宣言を結んだ一郎の孫の責任として、北方領土問題は日本政府が決して四島の主権を放棄して解決してはならないと主張してきました」
 「面積等分返還論は半分の面積の返還を永久に求めないことになりますので、絶対に認められないのです」
 「日本側が最初から譲歩する姿を見せてしまえば、交渉はますます不利になるばかりです。功を焦っては国益になりません」


 なかなか良いことを言っているように見えますが、はたして「四島返還」が鳩山氏の一貫した主張なのか?となると、実はかなり危ういのです。

 鳩山氏が民主党幹事長だった06年10月19日のことです。
 日ソ共同宣言調印50年記念イベントである「日露友好フォーラム」がモスクワで開催されましたが、ここで鳩山氏は「三島返還」を口にしています(NHK-BS1ニュース06/10/20)。

 さらに、07年2月28日のことです。
 日ソ共同宣言に調印した故鳩山一郎元首相の銅像がロシアの対日交流団体から贈られ、東京・音羽の鳩山会館で除幕式がありました。
 その式典後、やはり当時幹事長だった鳩山氏は「四島一括返還では1000年たっても還らない」と語っています(朝日07/3/1)。

 なお、式典には来日中のロシアのミハイル・フラトコフ首相も出席していたのですが、そのフラトコフ首相との雑談の中で鳩山氏は「三島返還論」を述べたそうです(Wikipedia>北方領土問題)。

 これらの発言と谷内氏の発言への批判は、明らかに矛盾しています。

 ちなみに、櫻井よしこさんは「鳩山氏は日本・ロシア協会の会長を長く務めていますが、四島返還に向けて積極的に働きかけているとは、寡聞にして知りません」と述べています。
 (但し、櫻井さんは鳩山氏だけでなく、麻生首相の北方領土問題への姿勢も厳しく批判していることを付け加えておきます)

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■ハッティ変節 その4【外国人地方参政権付与】

 「その人達(在日外国人)に、むしろ参政権ぐらいは与える度量の広さをね、日本人として持つべきではないかと」
 「もっと度量を広く持てば、日本列島は日本人だけの所有物じゃないんですから、もっと多くの方々に参加をして貰えるような、喜んで貰えるような、そんな土壌にしなきゃダメですよ」
 「少なくとも韓国はもう認めている訳ですよね。彼等が認めていて、我々が認めない、というのは、非常に恥ずかしいと思いますね、私は」


 今年4月17日、ニコニコ動画に出演した鳩山由紀夫氏の口から出たこれら一連の発言は、ネットではあまりにも有名です(「夕刻の備忘録」さんに主要部分テキストあり)。

 鳩山氏は当然激しい批判に晒されましたが、にもかかわらず、1週間後の4月24日の記者会見でもこのように自説をくり返したのです。

 「これ(外国人参政権の問題)は大きなテーマ、まさに愛のテーマだ。友愛と言っている原点がそこにあるからだ。地球は生きとし生けるすべての者のものだ。そのように思っている。日本列島も同じだ。すべての人間のみならず、動物や植物、そういった生物の所有物だと考えている」産経09/4/24

 こんなことを言う人ですから、「地方参政権」で終わるはずがありません。
 鳩山氏は自身の公式サイトに掲載している「わがリベラル友愛革命」の中で、こう主張しています。
 
 「私などはさらに一歩進めて、定住外国人に国政参政権を与えることをも真剣に考えてもよいのではないかと思っている。行政や政治は、そこに住むあらゆる人々によって運営されてしかるべきである。それができないのは畢竟、日本人が自分に自信がないことの表れである。日本があらゆる人々の共生の場となるために、日本人の自己の尊厳が今こそ尊重されなければならない」

 この論文自体はかなり古いものなのですが(「3年ほど前、武村正義を代表とする新党さきがけをたち上げた」という記述から計算すると、1996年頃のものらしい)、最近の発言内容と照らし合わせてみれば、鳩山氏の「日本列島は日本人だけのものではない」という基本姿勢が少しもブレていないことは一目瞭然です。

 基本姿勢はブレていない……って、じゃあ何がブレてるのか?
 それはマニフェスト(政権公約)への記載見送りです。
 つーか、これまでは明記していたんですから、正確には「見送り」でなく「削除」ですね。

 5月31日、鳩山氏は埼玉県八潮市で講演した際、市民の質問に対して、「個人的には前向きに考えるべきだと思うが、党内で結論が出ている状況ではない」「党内に2つの意見が併存してバトルを続けている最中だ」「今一度考え直してみようということだ。いずれ結論を出さなければならない」と述べ、党内の異論を踏まえマニフェスト記載を見送る考えを示したのです(産経09/5/31)。

 鳩山氏が6月6日に訪韓して李明博大統領と会談すると聞いた時、さて、この問題で李大統領とどのような話をするのだろう?と私は思いました。
 前代表の小沢一郎氏が08年2月に訪韓した際に前向きな姿勢を示した以上(産経08/2/21)、向こうもおそらく触れてくるだろうし……。

 が、どうやら今回は直接話題に上らなかった模様で、会談後の記者会見で鳩山氏はこのように述べています。

 「在日参政権については直接的な会話はなかった。李大統領からは、在日韓国人に対して大変理解を示してくれていることにありがとうという言葉があった。民団の方々にも、大変民主党は支持が高いようですね。おかげさまで多くの民団の方々にご支持をいただいてありがたく思っていると答えた」産経09/6/5

 李大統領が民主党内の事情(議論が分かれていること)を考慮し、“直球”を避けた?
 たとえ直接話題にしなかったんだとしても、鳩山氏が在日に理解を示していることにお礼を言ったってことは、遠回しにプレッシャーかけてるようにも読み取れるんですが。

 まあでも、とにかくこれでマニフェスト記載見送りはほぼ確定したんじゃないかと思います。今月中にまとめる予定らしいので、もうあまり時間もないですしね。

 ついでに書いておくと、記載見送りの理由は「党内で議論がまとまらないから」の他に、世論の動向が気になるというのもあるのかもしれません。

 日本のメディアはしょっちゅう世論調査をやっていますが、なぜか外国人参政権について質問したものは皆無です。私は、これは世論の賛否が拮抗しているため、推進派のメディアも反対派のメディアも調査をしたくないのではないか?と睨んでます。

 ちなみに、2000年に毎日新聞が行った世論調査では58%が賛成という結果でした。20代は何と75%が賛成と回答しています。が、何せ9年も前のデータです。
 外国人参政権付与の危うさについては、この9年間さんざんネットで叫ばれてきましたし、テレビでも少しずつ取り上げられるようになってきました*2。だから、この数字より増えているということは考えにくいのではないでしょうか。

*2 参考までに拙ブログの起こしをご紹介。
07/10/19放送「太田総理」外国人に地方選挙権をあげます
08/2/17放送「たかじん委員会」韓国と外国人参政権と在日特権
09/5/11放送「TVタックル」外国人参政権と在日韓国人の本国参政権


 少なくともネットでは、未だにニコニコ動画での鳩山氏の「日本列島は日本人だけのものではない」発言が尾を引いてますよね。
 実はこの発言、5月24日放送「たかじんのそこまで言って委員会」でも批判されていました(意外なことに口火を切ったのは小沢一郎応援団の勝谷誠彦氏)。

 民主党のマニフェストから外国人参政権が削除されることは、保守派にとっては嬉しい「ブレ」ですが、しかし油断は禁物です。
 これは選挙前の打算的な「ブレ」でしかありません。一時的に封印しただけ。時勢が変われば、「待ってました」とばかりに出してくるのは明らかです。

 何しろ外国人地方参政権付与は、民主党の結党時の「基本政策」との位置づけで、「結党以来の悲願」(岡田克也幹事長)ともいわれるからです(産経09/6/4:【民主党解剖】第4部 新体制の行方(3)どうなる外国人参政権)。

 いい機会ですので、こちらの資料もぜひご覧になって下さい。
外国人参政権に反対する会>法案の国会への提出状況

 2009年2月現在、公明党29回、次に多いのが民主党の15回となっています。ちなみに自民党はゼロです。
 自公連立はいろいろデメリットもあるのですが、この法案に限っては自民党が強力な歯止めになっていることが窺えます。

 あと、参政権とはまた別の問題ですが、外国人つながりでこの際お知らせしておきたいことがあります。

 赤池誠章議員のブログ5/29付:国籍議連開催―民主党は不法滞在外国人のための政党か!?によれば、民主党は国際法上のアムネスティ条項を援用して、すべてのオーバーステイしている者約11万人を3年後の法改正にあわせて、全て合法化して、正規滞在者にしろとまで言っているそうです。

 民主党はマニフェストから外国人参政権を削除するその一方で、こんなことを画策しているのです。
 これも鳩山氏の「友愛精神」が具現化したものなのでしょうか?

 他にも、先ほどリンクを貼った産経09/6/4:【民主党解剖】第4部 新体制の行方(3)どうなる外国人参政権にも書かれてありますが――

国立国会図書館法改正案=国会図書館に「恒久平和調査局」を新設するというものだが、実は調査対象は主に戦時中の日本の加害行為。
戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案=元慰安婦だと名乗り出た外国人に対し、国家が謝罪と金銭の支給を行うというもの。民主党はこの法律を過去10年間、ずっと提出し続けている。

 ――こういった法案の他にも、「人権救済」名目の下での恣意的な思想・言論の統制が懸念される「人権侵害救済機関の設置」や、家族制度の根幹にかかわる「選択的夫婦別姓の早期実現」など、左派・リベラル系の政策がずらりと並んでいるのが民主党なのです。

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■ハッティ変節 その5【憲法改正】

 1999年(平成11年)、鳩山由紀夫氏は菅直人氏、横路孝弘氏の二人を破って民主党代表となりましたが、実はその時鳩山氏は意外(?)にも「憲法改正」を掲げて代表選を戦ったのです。

 忘れてしまっている人もいるかもしれませんが、祖父・鳩山一郎氏のDNAを受け継いだ鳩山由紀夫氏はもともと憲法改正論者です。

 反戦平和系のブログさんを巡回してみるとそれが実感できます。
 小沢一郎氏の辞任により行われた先ごろの代表選について、「憲法改正に熱心な鳩山さんよりも岡田さんに代表になってほしい(なってほしかった)」という趣旨の記述をたくさん見つけることができるでしょう。
 彼らにとって岡田克也氏はハト派、鳩山由紀夫氏はタカ派なのです。

 話を戻して1999年の民主党代表選ですが、当時の新聞によれば、鳩山氏は「景気も大事だが、憲法論議を避けるべきではない」「自分自身への尊厳や自立する心を持った国をつくるため、前文や九条を見直していくべきだ」などと語っていました。
 「政治家にとって一番の課題」とまで言って、改正論議の必要性を強調していたのです(産経99/9/16)。

 日本記者クラブで行われた公開討論でも、「九条の戦争放棄の考え方は人類の理想」という菅氏らに対して、「自衛隊を軍隊でないというところに嘘がある」(産経99/9/21)と一歩も引きませんでした。

 憲法改正については、結党以来の党是と言いながら自民党でも正面から訴える政治家は少ないため、中曽根康弘氏は「お坊ちゃんと思っていたら、芯の強いところがある。あの度胸は素晴らしい。おじいさんのDNAを一番受け継いでいる」(読売00/9/12)と、鳩山氏を激賞するようになったほどです。

 2005年2月に発売された著書『新憲法試案―尊厳ある日本を創る』(PHP)の中で、鳩山氏自身もこのように書いています。
[出典:「たむたむの自民党vs民主党」09/5/19付:鳩山由紀夫民主党代表の憲法改正論(その1)

 ……ただ、やはり前文や憲法九条などに、日本独自の憲法であったならば、このような文言はけっして採らなかったであろうと思われる箇所が存在していることは、疑いようがない。
 もし、自前の憲法であったならば、「平和を愛する諸外国の人々の公正さを信頼して、自国の安全と生存を保持しよう」などとは前文に書くまい。現実は、アメリカを筆頭にみな国益追求に走り、各地に戦争が起きているではないか。
 また、憲法九条には、自衛権に関する記述はない。さまざまな解釈の変更を見て、今では自衛権のみならず、自衛隊の海外派遣まで行われてしまっているが、素直に読めば、今の憲法は日本に自衛権を認めていないのである。「押し付け」られたか否かの、やや感情めいた議論を超えて、国民のみなさんが素直に読んで理解できる憲法を創りたい、というのが試案の主旨でもある。

 ……それでは、なぜ今、民主党の私から「憲法改正」なのか。
 私は数年前に初めて民主党の代表選挙に出馬をした際に、「憲法改正」を公約の一つに掲げた。当時はまだまだ、「憲法改正」を主張することは政界のタブーのような雰囲気があり、党内にもかなり抵抗感が強かった。候補の一人、横路孝弘副代表(当時)は明確に「護憲」を主張し、今、憲法を変える必要はないと論じた。もう一人の候補だった菅直人代表(当時)は、「現憲法には問題があるが、最優先課題ではないから、今、改正することはない」との立場をとった。三者三様の主張はかなり関心を引き、同時併行して行われていた自民党の総裁選挙よりも注目度は高かったと言われた。
 その後、代表になってからも「憲法改正」の必要性を訴え続けたところ、野党第一党が「憲法改正」に前向きな主張をしていることが引き金となって、衆参両院に憲法調査会が設置されることとなった。民主党内にも憲法調査会を代表の直属の機関として置き、鹿野道彦会長、そして中野寛成会長と引き継いで積極的な議論を進め、平成十四年の夏に「中間報告」をまとめるに至った。

 「僕が憲法改正を言い続けたおかげで、憲法調査会ができたんだよー」って自画自賛してしまうほどの憲法改正推進派(^_^;

 ところがところが。
 先ごろ2度目の代表選に臨んだ鳩山氏は明らかにトーンダウン。
 5月15日、日本記者クラブで開かれた公開討論でこのように述べたのです。

 「経済を立て直していくときに、大変な胆力が必要だ。憲法の議論を大上段で構える余裕があるか、見極めないといけない。今、首相になった時に即、憲法改正に手をつけられる状況ではない読売09/5/15

 前回(1999年)の代表選では「景気も大事だが、憲法論議を避けるべきではない」「政治家にとって一番の課題」とまで主張していたのに、あの時の勢いはどこへ行ってしまったんでしょうか。

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■最後に…ハッティ【憲法改正試案】の危うさ

 憲法改正の話が出たついでに。
 2004年(平成16年)5月、鳩山由紀夫氏は「憲法改正試案」を発表しました。これは自身の公式サイトにも掲載されています。

 が、その中にどうしても看過できない箇所があります。
 「国際協調及び平和主義、安全保障」のところに、このような条項が書かれてあるのです。

【第○条(主権の移譲)
  日本国は、この憲法の定める統治の基本秩序に反しない限り、法律により、主権の一部を国際機構に移譲することができる。
2 日本国は、国際社会の平和と安定に寄与するため、集団的安全保障活動に参画するときは、法律により、主権を制限することができる。】


 これについて、鳩山氏はこう説明しています。

 「主権の委譲」の条項は、前文の国家目標が達成され、アジア経済共同体が実現した暁には、通貨の発行権その他の国家主権の一部を国際機構に委譲しようというものだ。第二項は、国連(あるいはアジア太平洋地域の集団安全保障機構)が、集団的安全保障活動の一環として、国際警察軍的な行動を行う場合、日本の軍事組織の指揮権を国際機構に積極的に委ねようという意思表示だ。いずれもEU諸国ではすでに根付いている。

 さあ皆さんご一緒に。「主権の移譲って何やそれ!」「EUとアジアを一緒にすな!」
 もっとも「日本列島は日本人だけのものではない」なんて平気で言えてしまう人です。「主権の移譲」が憲法試案に入ってるからと言って、今さら驚くよりもむしろ“むべなるかな”って感じ?

 もう明らかに誰が見ても「アホか」とツッコミたくなる内容だと思いますが、いちおう、櫻井よしこさんのわかりやすーい批判を引用しておきます。

 「ソ連という共通の敵を前に結束を固めてきた歴史を持つEU諸国と、そうした経験を持たないアジア諸国とは、おのずと事情が異なります。国連もしくはアジア共同体という国際機構に過大な信を置く姿勢は、中国の実態や意図の分析から目をそらし、現実を直視しない理想論と言うべきです。先の大戦後の日本が、中国、北朝鮮、ソ連の軍事的脅威に常に晒され、日米同盟によって辛うじて国家の安全保障を維持してきたことを、認識していないのでしょうか。中国もしくはロシアが大きな影響力を及ぼすであろう国際機関に、国家主権の中枢である通貨の発行権などを移譲するという感性を疑います。国際政治は常に冷厳です。鳩山氏の『友愛』など羽毛の如く軽く扱われることを、代表就任を機に知るべきでしょう」

 ついでのついでに。
 中国といえば、6月3日に鳩山氏は中国の崔天凱駐日大使と会談しましたが、そこではこのような発言をしたそうです(日経09/6/3)。

 「(北朝鮮の核問題について)対話を通じて交渉していかなくてはならない。強硬に出ればいいという問題ではない
 「(靖国神社参拝問題について)首相になったら参拝しない


 崔大使は、「靖国参拝しない」という鳩山氏に対し、「民主党のこれまでの歴史認識は正しい。政権交代が実現したら、日中関係はさらに発展する」と応じたとのことです(産経09/6/4)。

 鳩山氏の「友愛精神」は日本人ではなく、中国共産党や、北朝鮮の金王朝に向けられているようです。
 それにしても「友愛」が通じる相手だと本気で思っているんでしょうか?

 安倍元総理もよく「お坊ちゃん」「甘い」と叩かれましたが、鳩山氏は安倍氏の比ではないと私は思います。歯が溶けそうな大甘で、とても日本を預ける気にはなれません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※参考文献
・「WiLL」09年7月号 山際澄夫【鳩山は小沢を“清算”できない】
・「正論」09年7月号 櫻井よしこ【民主・鳩山由紀夫新代表に申す 国家観不在の「友愛」ではこの国を守れない】

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■【おまけ】ハッティ替え歌【くっくり夫妻・作】

 原曲は「みなしごハッチ」です(^^ゞ

「傀儡ハッティ」 パターン1・韻踏みバージョン

  ゆけゆけハッティ 世襲のハッティ
  とべとべハッティ 小沢の傀儡
  我にやさしい ローテーション
  おとぼけ小沢に トンチン菅
  みんないちおう 仲間だけれど
  政権ほしかろ ほら一郎
  ゆけゆけハッティ 世襲のハッティ
  とべとべハッティ 小沢の傀儡 傀儡

「傀儡ハッティ」 パターン2・政策バージョン

  ゆけゆけハッティ 世襲のハッティ
  とべとべハッティ 小沢の傀儡
  人にやさしい 友愛政治
  西松事件 「国策だ」
  在日友達 参政権付与
  政権ほしかろ 恋しかろ
  ゆけゆけハッティ 世襲のハッティ
  とべとべハッティ 小沢の傀儡 傀儡

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NHKスペシャル「アジアの“一等国”」偏向報道問題
国民の受信料で作られた反日洗脳番組に抗議を!


<抗議先>

福地茂雄会長宛てに、番組制作責任者・濱崎憲一ディレクターの罷免要求を!
[NHK]視聴者コールセンター 電話:0570-066066
[NHK] FAX:03-5453-4000
メール:http://www.nhk.or.jp/special/
※福地会長に宛てたファックスは有効だ。

[放送倫理・番組向上機構(BPO)] 電話:03-5212-7333 FAX:03-5212-7330
メール:https://www.bpo.gr.jp/audience/send/form.html

[総務省] 電話:03-5253-5776(放送政策課 直通)FAX:03-5253-5779
メール:https://www.soumu.go.jp/common/opinions.html
※鳩山邦夫総務大臣宛に問題提起を。

この問題の詳細は以下のサイトを。デモ・集会の情報もあります。
台湾は日本の生命線!
NHKスペシャル 「アジアの“一等国”」偏向報道問題まとめWiki

NHKを正す会 署名サイトもよろしく。

村山談話白紙撤回の署名にご協力ください。

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 アニメ「めぐみ」配信中。
 英語・中国語・韓国語版もあります。ダウンロードはこちらから。
コピーフリーです。世界に広めましょう!

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「河野談話」の白紙撤回を求める署名
「河野談話」の白紙撤回を求める署名にご協力を!

「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
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