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外国人から見た日本と日本人(11)

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 「外国人から見た日本と日本人」第11弾です。

 今回も有名な人、さほど有名でない人、戦争に関連するもの、関連しないもの、新しいもの、古いもの、各種取り混ぜております(敬称略)。
 
 
ハインリッヒ・シュリーマン=ドイツ人。考古学者。19世紀半ば世界各地を旅する途中、当時清朝だった中国と幕末の日本を訪れた。訪日は1865年(慶応元年)。その後、ギリシャ神話に出てくる伝説の都市トロイアが実在することを発掘によって証明した。
「シュリーマン旅行記 清国・日本」より
 横浜での記述


 道を歩きながら日本人の家庭生活のしくみを細かく観察することができる。家々の奥の方にはかならず、花が咲いていて、低く刈り込まれた木でふちどられた小さな庭が見える。日本人はみんな園芸愛好家である。日本の住宅はおしなべて清潔さのお手本となるだろう。

〈中略〉主食は米で、日本人にはまだ知られていないパンの代わりをしている。日本の米はとても質が良く、カロライナ米よりもよほど優れている。

イザベラ・バード=イギリス人。1878年(明治11年)以降、日本各地を旅した。当時の女性としては珍しい旅行家で、世界の広範な地域を旅行。
「イザベラ・バードの日本紀行(上)」より

 開港場の日本人は外国人との交流のせいで品位が落ち、下卑ている。内陸の人々は「野蛮人」とはおよそほど遠く、親切でやさしくて礼儀正しい。わたしがそうしたように、女性が現地人の従者以外にお供をだれもつけずに外国人のほとんど訪れない地方を一二〇〇マイル旅しても、無礼な扱いや強奪行為にはただの一度も遭わずにすむのである。

エライザ・ルアマー・シッドモア=アメリカ人。1884年(明治17年)頃からしばしば来日。後年、ワシントン・ポトマック河畔への日本の桜の移入を提案するなど、根っからの親日家として知られていた。
「日本・人力車旅情」より
 横浜近郊の杉田という梅の名所についての記述


 花が開くと杉田は休日の雰囲気をかもしだす。茶店も開けば、立て場茶屋もさっと姿を現し、赤もうせん敷きの縁台をたくさん小森じゅうに並べる。

〈中略〉浜辺に向けて小舟が数珠つなぎになってゆっくりと進入し、丘はと見れば、人力車の縦列が何組ともなく越えていく。とぼとぼ歩いてやって来るのは巡礼さんだ。

〈中略〉この小さな村里を訪れる者が一日に千人ということも珍しくない。

〈中略〉人込みなのに、万事が気品あり、落着きがあり、きちんとしている。枝もたわわな花の下に腰を掛け、沈思、夢想にふける人。梅花を寄せて一句を物し、書き留めた紙片を枝に結びつける人。こうした日本的な耽美ほどあか抜けした悦楽はないのだ。

ポール・クローデル=フランス人。作家、外交官。1921年(大正10年)から1927年(昭和2年)まで駐日大使を務めた。
「朝日の中の黒い鳥」(邦訳「天皇国見聞記」)より

 日本の天皇は魂のように現存する。彼は常にそこに居るものであり、いつまでも居続けるものである。

〈中略〉個々の行動を天皇に帰するのは不都合であるし、不敬でもあろう。彼は介入しない。民の問題に労働者のように口をさしはさみはしない。だが、彼がそこに居なければ、物事はそれまでのように立ちゆかなくなるであろうこと、たちまち物ごとが頓挫し、逸脱してしまうであろうことは知られるとおりである。

コリン・ロス=1885年(明治18年)ウィーン生まれ。1938年(昭和13年)3月の独墺合邦以後「ドイツ人」となった。第一次大戦のときオーストリア新聞特派員として活躍し、その後、アジア、アフリカ、南北アメリカの各地を旅行し、政治、経済に関する論文やその旅行記を書くとともに、映画制作にあたった。
「日中戦争見聞記―1939年のアジア」より
 ソウルでの記述


 日本人は朝鮮人の生活水準を向上させ、これにより彼らの歓心を得るためのあらゆることを行なった。日本人が多くを成し遂げたことは認めなくてはなるまい。ソウルは「京城」となり、昔のおもかげをとどめていない。市街地をめぐる城壁の大部分は除去され、城門は取り払われ、新しく、大きく、美しく、そして近代的な市街地ができあがった。

コリン・ロス=1885年(明治18年)ウィーン生まれ。1938年(昭和13年)3月の独墺合邦以後「ドイツ人」となった。第一次大戦のときオーストリア新聞特派員として活躍し、その後、アジア、アフリカ、南北アメリカの各地を旅行し、政治、経済に関する論文やその旅行記を書くとともに、映画制作にあたった。
「日中戦争見聞記―1939年のアジア」より
 ソウルでの記述


 三〇年来朝鮮は日本の統治下にある。しかし近年になってやっと朝鮮人が志願兵として日本陸軍に入ることが認められるようになった。その作業はきわめて慎重に行なわれ、きびしい選抜を行なうため、朝鮮人全体で志願兵に採用されたのはわずか五〇〇人にすぎない。

 しかもこの五〇〇人もすぐに陸軍に編入されるのではなく、まず特別な訓練を受けねばならない。ソウルから数キロ離れた場所にそのための特別な施設がある。総督の秘書が自動車でわたしたちをそこへ連れていってくれた。わたしたちが目撃したのは、典型的な日本軍の学校であった。

 朝鮮の若者たちは、わたしたちが日本本土で見たのとちょうど同じような、教練、体育、それに精神講座に取り組んでいた。その他の点でも彼らは優秀であった。もし日本がこれら若者の歓心を勝ち得たならば、それだけですでに多くの成果をあげたことになるだろう。日本の当局者もこれまでの彼らの業績に満足しており、今年は二〇〇人の志願兵が採用されることになった。

ハバブ・ウル・ラーマン(ハビブル・ラーマン)=インド人。インドの独立運動家チャンドラ・ボースの副官。
アレクサンダー・ヴェルト著「チャンドラ・ボースの生涯」より

 最後にビルマ、インドネシア、マレーシア、フィリピン等の東南アジア諸国において独立が連鎖的に成されたのは、その自由の炎を日本によって、ともされたことによるものである、という事を書きとどめるべきであろう。これら諸国は日本国民におうところ大である。

ヘレン・ミアーズ=アメリカ人。東洋学者。1920年代から日米が開戦する直前まで2度にわたって中国と日本を訪れる。1946年(昭和21年)に連合国占領軍最高司令部の諮問機関のメンバーとして来日、戦後日本の労働基本法の策定に携わった。
「アメリカの鏡・日本」(昭和23年出版。出版当時、マッカーサーにより邦訳出版が禁止された)より

 アメリカ人が好む視点に立てば、日本国民は抑圧されていた。しかし、日本人が自分たちは「奴隷にされている」と思っていた証拠はない。日本の民衆は反抗的だったというために、いつも引き合いに出されるのは、農民が年貢米の貯蔵庫を襲撃した「一揆」である。そういう米騒動は確かにあったが、ほとんどの場合、台風や地震で作物が台無しにされ、農民が生きるか死ぬかの状況に追い込まれたときに起きたようである。それに、米騒動は今日どこにでもあるストライキほどには激しくなかったし、それほど頻繁に起こったわけではない。

鄭春河=1920年(大正9年)台南生まれ。日本名「上杉重雄」。台湾に志願制度が布かれた1942年(昭和17年)血書歎願し陸軍特別志願兵としてチモールに従軍。1993年(平成5年)小冊子「嗚呼大東亜戦争」を自費制作し日本の関係各者に配り、戦後日本人に覚醒を促した。2005年(平成17年)没。
「台湾人元志願兵と大東亜戦争」より

 現代では、帝国主義による拡張政策は侵略と呼ばれ、国家悪の元凶と考へられるやうになったが、それは大東亜戦争といふ試練を経て会得した人類の思考の進歩であり、多大の犠牲を払ったあげくに達し得た理念である。換言すれば、大東亜戦争といふ一大転機がなかつたならば、依然として帝国主義の時代が続いてをり、各国は領土拡張に鎬を削つてゐたであらう。

呉善花(オ・ソンファ)=1956年(昭和31年)、韓国・済州島生まれ。東京外国語大学地域研究研究科修士課程(北米地域研究)修了。拓殖大学国際学部教授。日本評論家。日本に帰化済。
2008年11月15日に行われた第4回教科書改善シンポジウム「日本文明の想像力―子供たちに伝えよう、元気な日本」にて

 ある韓国人の映画監督が日本人監督と共同で映画を制作した時、どうも日本人とは感覚が合わないと私にぼやいたことがあります。例えば母親が亡くなるシーンで、韓国人監督は娘役にワンワン泣かせようとします。ところが日本人監督は娘役に、後ろを向いて少しだけ涙を拭くような演じ方をさせようとする。これが、韓国人には分からないんですね。そんな演技では悲しんでいることが伝わらないではないかと思うのです。

 しかし日本には、察する、という文化がある。ある程度の距離感を持ちつつ、心だけを相手の気持ちに入り込ませていく感覚。言わなくても分かるよという気持ちです。これは本当に素晴らしいですね。

 ただ、外国人には分かりにくい美意識ですから、察するという文化があるのだということを、積極的に説明していくべきでしょう。

中方健治(なかがたけんじ。中国名=方建超)=中国人。1955年(昭和30年)生まれ。中国で大学の助手をしていた時に来日。現在は会社員として日中貿易業務にあたる。日本滞在期間18年(1999年、日本に帰化)。
加藤恭子編「私は日本のここが好き!―外国人54人が語る」より

 日本に対する印象を頭に思い浮かべるとき、私は無意識に日本と中国を比較しています。そして、歴史の疑問に対して私が見付けた答えは、日本では「教育は百年の計」と言いますが、近代中国は国民教育を軽んじたため、今日に至るまで国民の資質に問題が残ってしまったのではないかということです。

 私が考える国民の資質の基準は、礼儀正しさや道徳水準はどうか、秩序や公正さを重んじるかということです。また、社会ルールを守るかどうかです。例えば、分かりやすい例として、日本では交通ルールが守られているのが普通ですが、中国では日常的に交通ルールが守られていないのです。こうした意識の差が、国として発展するか、遅れてしまうかの差になって現れます。中国では、そうした精神的な文明の程度が、最近の経済水準や生活水準の上昇に伴って高くなっていない、追い付いていないのです。日本は経済発展を達成すると同時に、良い伝統も残していると思います。

〈中略〉中国では手厚い扱いを受けるのは金持ちか地位のある人間、または関係者であることが多いのです。能力があっても人脈がなければ必ずしも重用されないという傾向があります。こうした感覚や習慣は社会の至るところに蔓延(まんえん)していて、人々は麻痺している感じさえあります。日本人は地位や人脈といった前提なしで平等に人を処遇しようとするところがいいと思います。

 それから、例えば私はスーパーに買い物に行ったときに財布をなくしたことがあり、電車の中で携帯電話をなくしたことがあります。しかし、財布は交番に、携帯電話は駅に届けられていました。両方とも見付かったのです。これには驚きました。日本では秩序が重んじられ、道徳水準が高い証拠です。この結果は、一般の民間人でも公徳心が高いことをよく証明しています。日本人の礼儀正しさも特筆すべき長所でしょう。これは、日本ではどこに行ってもサービスの態度が良いことに表れていますが、すでに外国人によく指摘されていますので、私から多言の必要はないでしょう。

 最後に、いまから十数年前、東京の大学院を卒業する前に妻と共に正月休みに京都、大阪など関西を旅行したときのことを話しましょう。神戸で五十過ぎと二十過ぎの父娘に道を尋ねたのがきっかけで、二人は見知らぬ私たち夫婦と終日タクシーを使って神戸観光に回ってくれたのです。こんなことがあるのかと、とても感激しました。これも、一般の民間人の親切心が高いためにできる行為ではなかったかと強く感じました。私たちの神戸に対する印象をすこぶる良くしました。

トゥラン・ベルギン=トルコ人。1980年(昭和55年)生まれ。大学3年生の時に東京外国語大学へ留学。現在はイスタンブールでファイザー製薬に勤務。日本滞在期間1年。
加藤恭子編「私は日本のここが好き!―外国人54人が語る」より

 海外では、日本はテクノロジーばかりの国というイメージがあります。でも、私の中に残った日本は、“自然の美”です。季節の移り変わりの美しさ。それを大切にする日本人の心。夏の花火には、浴衣とうちわが似合います。みこしをかつぐ健康そうな若者たちの顔は、自信に満ちていました。阿波踊りには素直な感性が表れていると思います。そして私がこの世のものと思えないほどの美しさを感じたのは、桜が散る古いお寺の庭でした。ほんとうに、涙が出るくらい美しい光景。森山直太朗の歌う「さくら」が聞こえました。

〈中略〉日本に来る前のイメージは、とにかく日本はテクノロジーの最前線、自然が少なく建物ばかりで、人はアリのように忙しそうに働いている、とばかり思っていた。ところが実際に来てみると、ちょっと違った。たしかに電話やインターネットがどこでも使え、テクノロジーの最前線ではあった。コンビニも二十四時間開いていて、店員さんが優しくいらっしゃいませと言ってくれる、便利な国だった。けど、それだけではなかった。

 大きなビルの隣に小さな神社があって、そこはいつもきれいにお掃除がしてあったり、高層ホテルの横に歴史の重みを感じさせる古いお寺があって、屋根で鳩が羽を休めていたり、あちこちに大小の公園があって、緑と四季の花が人々の目を楽しませてくれている、そんな国でもあったのです。

エマ・ユーエン=オーストラリア人。1973年(昭和48年)生まれ。高校生の頃にホームステイをしながら横浜市内の公立高校に通う。帰国後もたびたび来日。現在、西オーストラリア州政府勤務。日本滞在期間1年。
加藤恭子編「私は日本のここが好き!―外国人54人が語る」より

 去年の二月、初めて父を連れてきました。札幌の雪まつりを見て、その後三週間ほど東北や信州、京都などを旅行しました。父は、日本人が普段お茶を入れるとき、濃さが均等になるように少しずつ注ぐのを見て、さりげない日常の礼儀作法にとても感心していました。

 今年はボーイフレンドに日本の冬を見せたくて、同じ時期に日本に来ました。木に積もる雪、冬の日の静けさや美しい森を見せたいと思ったんです。東京に着いてその足で新幹線に乗り北海道まで行ったのですが、東北辺りに来ると、彼は田んぼが雪で覆われている景色がとても綺麗だと言って外をずっと眺めていました。東京近辺はどこまでもビルや家が続いているけれど、一歩奥に入ると、自然と一緒に人々が暮らしている風景があるんですよね。私はそういう風景が大好きです。

 旅行中に出会った人も、とても親切でしたよ。例えば、青森の旅館に泊まっていたとき、私達のほかには泊り客がいなくて、そこのオーナーの方が毎晩温泉まで運転してくれました。また、私達が道を尋ねると、店員さんがお店から出て来て二百メートルくらい先まで一緒に歩いてくれたり、電車が故障で遅れたのでホストファミリーに電話をかけたかったのですが、携帯電話を持っていなかったので近くにいた若い女性に事情を説明すると、彼女は私のホストファミリーに電話をかけてくれました。彼が歌舞伎町の焼き鳥屋に一人で入ったときも、サラリーマンが御馳走してくれたそうです。

 その反面、私達が滞在したスキー場には、オーストラリア人がとても多かったのですが、そのマナーの悪さには、何度か恥ずかしい思いをしたことがありました。〈中略〉私の国では「自分の心配だけしていればいい」という雰囲気があるのですが、日本人はまったくの他人に親切にしてくれたり、細やかな配慮をしてくれます。それは、日本人が他人や自分が属しているものに対して、連帯感や責任感のようなものを感じているからなのだろう、と思いました。

ビージャン・カーベ=イラン人。1967年(昭和42年)生まれ。20代初めの頃にたまたま日本に働きにやってきた。現在、千葉県で自動車売買・整備などの会社を経営。日本滞在期間16年。
加藤恭子編「私は日本のここが好き!―外国人54人が語る」より

 十数年暮らしてみて、日本は本当に差別のない国だと感じます。あらゆる種類の店の店員は親切でサービスが良く、それは日本人、外国人いずれに対しても分け隔てないようです。これは、意識の底に必ず人種差別の心を持っている欧米人とは異なるものです。

〈中略〉また、ガイジンと呼ばれることに違和感を覚える外国人の話を聞きますが、私の場合、それは差別的な意味で日本人が使っているのではないことが、日本人と付き合っていくうちに分りました。一般の日本人は普段、ほとんど外国人と接することなく生活しています。それゆえ、いざ外国人に出会うと最初は不安になるのです。怖がっているといっても大げさではないかもしれません。このガイジンは、日本語がしゃべれるのか、日本人のことを分っているのか、日本人と同じように行動できるのか、いったい日本で何をやっているのか……などと。しかし、そういうガイジンに不慣れな日本人たちも、私なら私のことが分ってくるにつれて、こちらがガイジンだということを忘れて付き合ってくれるようになります。

 歴史的に見ても、幕末にペリーが来航した時に庶民は黒船に乗って来た外国人と物々交換をしたそうですし、敗戦の時の進駐軍でさえ笑顔で迎えたそうです。日本人はよそから来た人を歓待する民族なのかもしれません。

 私は現在、千葉県で自動車関係の会社を経営しています。月曜日から土曜日、朝から晩まで休みなく働いています。「過労死」という言葉に代表されるように、日本人にとって働きすぎることは悪というイメージが定着しています。しかし、私は日本人のように働きたいし、日本人から働くことを学びたいと思っています。

〈中略〉人間として生まれたからには、やはり怠けているより、働いた方がいいのです。これは、いわゆる職業としての仕事だけでなく、日常的なことでも同じです。この間の大雪の時、八十歳の女性が一生懸命雪かきをしているのを見て、非常に感銘を受けました。皆がこういう働く気持ちを持っているのはすばらしいことです。これが、資源を持たない国を豊かな大国にしたゆえんだと、尊敬せずにはいられません。また、欧米に追随するばかりでなく、この勤勉で真面目な精神を、是非とも次世代に伝えていってほしいと思います。

川口ユディ=ハンガリー・ブダペスト市生まれ。米国に留学しイリノイ大学にて芸術を専攻。同地で日本人男性と知り合い、後に結婚して日本に暮らす。NHKテレビの国際放送番組「ウイークエンド・ジャパノロジー」「Out&About」や「ニッポンアートウィーク」のレポーターとして日本人や日本文化を世界に紹介している。また、元特攻隊員の貴重な証言を自身で設立した、(株)盛之助のウェブサイト(http://morinoske.com/)で公開している。
撃論ムック「世界に愛された日本」【日本ほど素晴らしい国はない!】川口ユディ氏×田母神敏雄氏の対談より、川口ユディ氏の発言抜粋

 十七年くらい前、シカゴの大学に留学しているときに、たくさんの日本人留学生に会ったんです。けれどその人たちはみんな日本に対する誇りがなかった。日本は不思議な国だと思いましたね。大学にはアメリカ人、メキシコ人、ブラジル人、セネガル人、いろんな国の人がいたけど、みんな自分の国が好きでしたよ。私も「ハンガリー素晴らしい」って、いつもPRしてた。日本人だけしないの。そんなとき主人に会ったんです。彼はそれまでに会った日本人とは正反対で「日本は世界一だよ」って言ったんです。彼のことを好きになって、日本に来て、私も「日本、最高!」と思った。

 彼はすばらしい先生だった。まず自分の国の歴史を知らないとPRできないですね。だから彼は一般の日本人より、すごく歴史を勉強していました。それも誇りもつべき歴史。戦後教育の日本人は大体の場合、日本の歴史知らないですよね。私もハンガリー生まれだからそういう左翼系の教育に敏感です。主人以外の日本人に会うたび、「あれ?日本は社会主義かな」と思ってた。ハンガリーの教育もソ連(当時)でしょ、だからダメ。歴史は親とかおじいちゃんおばあちゃんから勉強しました。ハンガリー人はそういう人多いから、学校で教える歴史は嘘だってみんな知っている。

 日本に来て、テレビを見てびっくりしました。日本人が作っている番組とは思えなかった。「これ、中国が作っているの?」そう思いましたよ。それくらいアンチ日本に感じた。ハンガリー人の知人が来日したとき、同じこと言っていた。NHKの子供向け番組で「日本人にはユーモアがない」みたいなことをやっていたって。「なんでわざわざ番組まで作って、子供にそんなこと教えるんだ?」って。新聞もそうでしょう。その日本のメディアが海外に向けても情報発信するんだから、日本のイメージがダウンするのは当然ね。

 二〇〇三年に私、ハンガリーのとても有名な経済雑誌で南京大虐殺についての記事を書いたんです。「南京大虐殺を日本人の目で検証しましょう」みたいな内容で、実際に当時、南京にいた人に取材もして、アイリス・チャンの言っていることとの矛盾点などを指摘したんです。その記事が出た次の日、誰が文句言ってきたと思いますか?

 日本の外務省ですよ。編集長に「あなた、何をやっている?この川口ユディはどんな人物ですか?日本でも知られている経済雑誌で、こういう話はやめてちょうだい」(笑)

 あとやっぱり自衛隊に対する日本人の意識が問題。この国守れる人は自衛隊だけ。なのに、日本の国民全体、自衛隊のこと尊敬してないでしょ。もっともっと尊敬しないといけない。世界中、どこの国でも軍隊は尊敬されてますよ。

 毎日、東京歩いていて、こんな素晴らしい街は世界で他にないと思っちゃう。発展していて安全。電車は時間通りに来るし。それが当たり前になっているって素晴らしいことですよ。そんな国、どこにもないですよ。その素晴らしい日本をどうやって作ってきたのかを教えるべきです。それをうまく教えられれば日本は変わると思います。

 グローバルスタンダードなんていらないですよね。たとえば、日本の植民地統治のことをもっと教えるべきですよ。西欧諸国に支配されているところへ日本の軍隊が入っていって、いっぱい追い返したでしょう。西欧諸国にとっての植民地は利益を搾取するところ。日本は違う。日本は逆にその国にいっぱいお金出しました。今、世界で発展しているアジアの国は日本が統治していた国ですよ。フランス、ポルトガル、イギリスが統治していた国は今も発展してない。今も貧乏。この点だけでも日本人、誇りもつべきだと思う。

 私、アメリカに行ったときに植民地支配のやり方勉強したの。日本以外はすごいひどいでしょ。「戦争で日本はひどいことした」なんて、どの国にも言われたくない。日本人、そんな言葉、信じちゃいけないですよ。だから、もうちょっと日本の素晴らしい歴史をPRするべきね。それが日本人、超下手ですよ。自己PRできない。もちろん、それまた日本人の美徳なんですけれども。だから、そこに私の仕事あると思う。アイ・ラブ・ジャパンな外国人だからできること。

 今、全世界で日本のこと大好きな若者いっぱいいるでしょう。アニメや漫画から入っちゃって、ああいう人たちにうまく教えたらもっと日本好きになるよ。そういう外人集めれば変わると思う。今度、フランス人の女性記者を靖国神社に案内するんです。私が『ジャパンタイムズ』のウェブサイトに載せた特攻隊の記事を読んで、「感動した。ぜひ取材したい」と頼まれたんです。元特攻隊員の人からの話を聞く番組を作りたくて、いろいろ頑張ったんですよ、私。NHKも民放もみんな断られました。ウェブサイトに載せるしかない。生きている歴史でしょう。今、その言葉を受け継がないと、日本の財産なくなってしまう。

 本当に日本に感謝している国たくさんあります。私の友人のセネガル人の友達に、主人を紹介したとき、すごく喜んで「私たち日本人にお世話になったよ。日露戦争で白人に勝ったのを見て、すごく励まされた。アフリカのフリーダムを勝ち取ろうと思えた。私、日本大好きよ」って言ったの。

 ハンガリーでも学校では、嘘の歴史を教える。でもみんなそれを知っているの。日本のほうが骨抜きにされてます。

 私もNHK国際放送で番組二百本くらい作りました。でも一緒に働いているスタッフで日本の歴史をきちんと知っている人はいなかった。左翼的なことを言うけど、ちゃんとした思想があるからじゃない。アメリカなんかに留学していた人を多く雇っているんだけど、見ていると「日本の大学に入れないからアメリカに行っちゃったのかな」と思っちゃう人が多かった。ああいう人たちだと、なかなかいい番組できない。

 日本の国民はそんなに頭悪くないのに、メディアは頭悪いですね。だから国民が感じることがテレビなんか見ていても出てこない。


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 最後に紹介した川口ユディさんの項、かなり長くなっちゃいました。
 でも、お言葉の一つ一つがズシンと心に響いて、「あれも外せない、これも外せない」となってしまったんです。

090526-sekai1.jpeg

 そんなユディさんと田母神敏雄さんの対談も載っている「世界に愛された日本」。これ、なかなかオススメです。
 詳しい内容をお知りになりたい方は、こちらに目次がありますのでどうぞ。

090526-sekai2.jpeg

 その続編とも言うべき「世界を愛した日本」も5月上旬に発売されました。
 「世界に愛された日本」には収まりきらなかったユディさんと田母神さんの対談の続きが掲載されています。
 目次はこちらです。

 この2冊、拙ブログの読者様にとっては大半が周知の内容かもしれませんが、こうやってコンパクトにまとめられた本ってあまりないと思います。
 学校では教えてくれない・教えてくれなかった、本当の「日本の近現代史」を再認識されてみてはいかがでしょう?

 ……というわけで、第12弾につづく……!?


※参考文献
・ハインリッヒ・シュリーマン著「シュリーマン旅行記 清国・日本」(講談社学術文庫)
・イザベラ・バード著「イザベラ・バードの日本紀行(上)」(講談社学術文庫)
・渡辺京二著「逝きし世の面影」(平凡社ライブラリー)
・撃論ムック「世界に愛された日本」高森明勅【世界に冠たる日本の皇室】
・コリン・ロス著「日中戦争見聞記―1939年のアジア」
・「正論」2009年3月号 福田和也【悪と、徳と/岸信介と未完の日本】
・ヘレン・ミアーズ著「アメリカの鏡・日本」(メディアファクトリー)
・撃論ムック「反日マスコミの真実2009」但馬オサム【知垢庵夜話 第5夜 色即是COUP】
・「正論」2009年3月号【第4回 教科書改善シンポジウム抄録「日本文明の想像力――世界に伝えよう、元気な日本」】
・加藤恭子編「私は日本のここが好き!―外国人54人が語る」(出窓社)
・撃論ムック「世界に愛された日本」【日本ほど素晴らしい国はない!】日本ほど素晴らしい国はない!(上)

※「外国人から見た日本と日本人」シリーズ
07/10/16付:外国人から見た日本と日本人(1)
07/10/23付:外国人から見た日本と日本人(2)
07/11/27付:外国人から見た日本と日本人(3)
08/1/8付:外国人から見た日本と日本人(4)
08/2/11付:外国人から見た日本と日本人(5)
08/6/3付:外国人から見た日本と日本人(6)
08/8/16付:【終戦の日】外国人から見た日本と日本人(7)
08/12/23付:外国人から見た日本と日本人(8)
09/1/31付:外国人から見た日本と日本人(9)
09/4/4付:外国人から見た日本と日本人(10)

※その他関連エントリー
05/12/5付:憂国フラッシュリンク集
06/10/8付:【アンケート】「生まれ変わっても日本人になりたい?」結果と全コメント
07/3/5付:「日本人」について考えさせられた記事
08/11/3付:「雷」工藤艦長の武士道精神とサー・フォールの報恩
08/12/16付:「ATLAS日本」アメリカから見た現代日本
09/3/21付:桜と日本人の感性
09/4/7付:さくらさくら今咲きほこる(写真と和歌)
09/5/23付:日本とトルコ 友好の歴史

※おすすめブログ
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日本の評判(英語と中国語のメディアにおける日本に関する記事)
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「お気楽くっくり」更新済
 てっきり両方で国歌斉唱やってるもんだと……。


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NHKスペシャル「アジアの“一等国”」偏向報道問題
国民の受信料で作られた反日洗脳番組に抗議を!


<抗議先>

福地茂雄会長宛てに、番組制作責任者・濱崎憲一ディレクターの罷免要求を!
[NHK]視聴者コールセンター 電話:0570-066066
[NHK] FAX:03-5453-4000
メール:http://www.nhk.or.jp/special/
※福地会長に宛てたファックスは有効だ。

[放送倫理・番組向上機構(BPO)] 電話:03-5212-7333 FAX:03-5212-7330
メール:https://www.bpo.gr.jp/audience/send/form.html

[総務省] 電話:03-5253-5776(放送政策課 直通)FAX:03-5253-5779
メール:https://www.soumu.go.jp/common/opinions.html
※鳩山邦夫総務大臣宛に問題提起を。

この問題の詳細は以下のサイトを。デモ・集会の情報もあります。
台湾は日本の生命線!
NHKスペシャル 「アジアの“一等国”」偏向報道問題まとめWiki

NHKを正す会 署名サイトもよろしく。

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 英語・中国語・韓国語版もあります。ダウンロードはこちらから。
コピーフリーです。世界に広めましょう!

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