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「アンカー」北核実験の裏側&日本は核武装議論を!

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 5月30日、東京・名古屋・大阪で反NHKデモが行われます。
 詳しくは1コ前のエントリーをご覧下さい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■5/27放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

焦る北朝鮮…核実験の裏側を青山がズバリ

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 個人的には「命ある限り核武装には反対」の青山さんですが、そこらのサヨクと違って「議論することすら反対」ではないのです。むしろ積極派。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

北朝鮮核実験 ピョンヤンでは祝賀ムード広がる 街には成功たたえる横断幕(FNN5/27)
北朝鮮核実験 安保理常任理事国と日本・韓国の大使級会合 新制裁案採択に向け調整(FNN5/27)

 ……など、北朝鮮核実験関連のニュースを伝えた後……

山本浩之
「ま、中国やロシアの動きにも注目が集まる中、国連安保理決議、青山さんはどういったところに注目されてますか」

青山繁晴
「はい。あのですね、一番大事なところはですね、あの、北朝鮮が第1回目の核実験やったってのは2006年の10月ですね。で、その時に国連は1718っていう、その、制裁決議を出しました。で、その中身っていうのは、その、実際にやればけっこう意味のあるものなんですよ。この…」

村西利恵
「実際にやれば」

青山繁晴
「うん、ミサイルや核兵器を作ることに関連するような物資は一切輸出するなとか、それから核兵器の開発に関係してるような、あー、人間の金融資産は凍結しろとか、それ全部、その、国連加盟国が実行してくれたらほんとは意味があったわけですけど、ほんとはあれから、ま、3年、2年半ぐらい経ってですね、ほんとにやってるのはこの日本だけなんですよ」

山本浩之
「そうですねぇ」

青山繁晴
「時々アメリカとかフランスがその、やるかやらないの素振り見せるけども、ほんとに実行してるのは何と国連加盟国の中で日本だけ。だから今回も仮にその、中国・ロシアが歩み寄ってきてですよ、厳しい、あの、制裁を科すとか何かやっても、それに強制力が伴わなかったら結局同じことなんですよ」

一同
「ああー」

青山繁晴
「で、国連決議っていうのは、その、やっぱり日本はこの、日本国民とか日本の政治家もその、国連に過度に期待するところがあるけれども、国連は決して世界政府じゃないので、法的な拘束力は確かにあるんだけど、強制力とか罰則はないわけですよ。で、罰則は無理にしてもですね、今度ばかりは、何か決めるわけですから、何か決めたら、それを実行しない加盟国にはそれなりの報いが来ますよという、その、いわば制裁の制裁のようなですね、ことまで日本は国連外交で、これやらなきゃいけないです。強い、あの、中身にしましょうって言ってるだけだと、同じことのくり返しなんですよ。決めるだけになっちゃうわけですよ」

山本浩之
「なるほど」

青山繁晴
「そこにほとんどのエネルギー使っちゃうことになるから。そこが僕ポイントだと思います」

山本浩之
「そこで今日の青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーも、ま、当然この問題についてのお話だというふうに思うんですけれども」

青山繁晴
「そうですね。あの、まだ3日前の月曜日に北朝鮮が核実験やったばっかりですが、この3日間というものは、まあほんとにあの、視聴者の方の実感でもあると思うんですけど、洪水のような報道がなされてですね。で、報道が多いのは当然なんですが、一番気になるのはその全ての報道に通じて、その、北朝鮮はこうやってまた核実験やったけど、こちらは打つ手がないんだと。もうこっちは困るばっかりだっていうニュアンスがこう、あふれてるように思うんですが、さあ果たしてそうかなあ、ほんとはこうじゃないですかと、今日いっしょに考えたいんです(フリップ出す)」
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山本浩之
『打つ手がないのは北朝鮮』

青山繁晴
「はい。これはですね、あのー、むしろテレビをご覧になってる、その、普通の市民、庶民の方々のほうが実はね、実感されてるんじゃないかと思うんですよ。つまり北朝鮮てのは飢え死にする人も出るような困ってる国らしいじゃないかと。いくら核兵器持ったってそれで食えるわけがない。打つ手がないから核実験をやってくるんじゃないのかと。だから本当は、洪水のような報道でそこが違うんじゃないかっていうね、いわば生活者としての実感をお持ちじゃないかと思うんですよ。その実感を大事にしたら、見えないものも見えてくるんじゃないかというお話を、今日いっしょに考えたいと思います」

山本浩之
「はい。それではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

 …………………………VTR開始…………………………

山本浩之
「北朝鮮による2回目の核実験の強行。ま、この核への脅威というものが一気に高まるわけですけれども、私たちやっぱり気になるのは、なぜこの時期に行ったのか、そして今後どうなっていくのかっていったところだと思います。えー、さっそく解説お願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。あの、今ヤマヒロさんが核の脅威は高まったとおっしゃったんですけど、まあ、まさしくそのとおりですね。脅威が高まってるから慌てるんじゃなくて、脅威が高まってるからこそリアルな現実をしっかりフェアに見たいと思うんですね。だからこう、核実験を強行と、さあ大変だと、元気な頃の金正日さんまでこう(パネルに)出てますけれども、そんなに今さら慌てることじゃないというのは、もう、つい最近の時の流れ見ていただくだけでも分かると思うんんですね。ちょっと出していただけますか。はい」

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村西利恵
「4月の5日にテポドン2号が発射されて、おととい(5月25日)核実験と短距離ミサイルが発射されるまで、このような動きがありました」

青山繁晴
「はい。今、村西さんが、んー、この中でピックアップしてくれて、ミサイル撃って、そのあとに核実験、で、これは皆さん当然思い出しますね。えー、北朝鮮の最初の核実験、えー、2006年の10月も、10月に核実験をやる3カ月前の2006年の7月に、夜明け前から、あー、核ミ…、えー、弾道ミサイル撃ち出して、7発も撃ちましたねって、思い出されますね」

村西利恵
「はい」

青山繁晴
「ということは、ミサイル撃ったら次は核実験だよと、必ずこれセットになってるわけですよね」

一同
「うんうん」

青山繁晴
「で、どうしてセットになってるかというと、核兵器っていうのはヤマヒロさんが言われたとおりの、大変な脅威の兵器であって、悪魔の兵器であって、広島・長崎で10数万の方々を実際殺したわけですね。で、しかし同時に核兵器っていうのは、いわばその宿命的な課題があってですね、持ってるだけでは何の意味がない、それを運搬、運べなければ意味がない。したがって、その運搬手段であるミサイルの実験をやったら、そのあとに上に載っける核兵器のための実験をやりますということは、当たり前のセットなわけですね。ということは、4月5日のミサイル発射があった以上は、次に核実験やるってもう分かってるわけですから、だからこの間の流れ見てもらっても、さあミサイル撃ったっていうので国連安保理が議長声明で非難したら、もう北朝鮮は6カ国協議やめますと言って、そのあと、さらにその議長声明を撤回しないと我々は核実験をやるんだよと、えー、ミサイルも撃つんだよと、予告してるわけですから、その予告に従って、その核実験とミサイルの発射をやったんだから、はっきり言うと今さらびっくり、びっくりすることでも実はないわけですよね。で、本当は国際社会も、あるいは日本政府や韓国政府も、これはもう想定の範囲内だったわけですよ。ところが今回、ワッとどうしてこういう大きな騒ぎになってるかというと、1つは早すぎたってことですよね」

一同
「うん」

青山繁晴
「で、この早すぎたっていうのは、要するに北朝鮮の作戦そのものじゃないですか。というのは、もうこうなるのは分かってる、分かってることを粛々とやったらですよ、インパクトがない。北朝鮮は今日冒頭でお話ししたとおり、国家としては実は追い詰められてる国家であって、もともと2100万ぐらい国民がいたはずなのが、その、亡命した偉い人の、つまり元の北朝鮮の幹部の証言によればですよ、まあ一方的な証言だけども、350万の人が亡くなったと。つまり2100万いた人口が、一時的にせよ1800万ぐらいまで減っちゃったという話もあるぐらい。で、そのあと経済も別によくなってないわけですから、追い詰められてるから、実は持ってるカードというのは、こういうミサイルとか、この核開発しかないわけですね。で、これが実は想定内のままだったら、あー、インパクトが薄いから、当然その、当然やるんだけれども、時期を工夫しましょう、タイミングを図りましょうっていうことになるわけですね。そうすると、すごく急いで早くやるか、それともなかなかやらなくて今か今かと、次か次かと」

村西利恵
「じらすと」

青山繁晴
「国際社会がじらされる展開になるか、2つに1つしかありませんが、あとの方はないんですよ。というのはさっき言いましたとおり、さっきの絵は、さっきの写真は金正日さんの元気な時の写真であって、今は本当にやせ衰え…、今、(VTRが)映ってますけれどね」

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青山繁晴
「えー、北朝鮮国内でも、この金正日総書記が工場を視察したことについて、後ろ姿を見送った労働者が涙したっていう趣旨の報道があるぐらい。つまりやがて来るべき日が来ますよってこと、予告してるような状況にあるわけですね。ということは、後ろにずらすことができない。ということは、思いがけず早くやるしかなかったということなんですよ」

岡安譲
「はあー」

青山繁晴
「ということは、えー、北朝鮮がしたたかにやってて国際社会が困ってるって話じゃなくて、本当は北朝鮮はこれしか打つ手がなかったんだね、その正体よく見れば、何のことはない、大したことない仕掛けですねってことが言えるわけですね。で、ただ同時にですね、その、北朝鮮はその、皆さんも気がついてるとおり、やっぱり非常にしたたかなところがあって、この核開発とか、それからミサイル撃つことが、国際社会から孤立する、それも報道ではその話ばっかりだけど、孤立してる孤立してるって言われてるけれども、本当は深い部分で、北朝鮮は国際社会の、それもアメリカの新しい流れにちゃんと実は合わせてる、したたかなところも一方にある。それも現実なのでそれを考えたいんですが、アメリカの何に合わせてるかというと、これです」

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村西利恵
「『核兵器のない世界を目指す』、4月5日、チェコ・プラハにてオバマ大統領が語ったものです」

青山繁晴
「はい。あの、オバマ政権ができてから、いわば、政権後としては一番有名な言葉になってるわけですよね」

村西利恵
「そうですね」

青山繁晴
「で、これをオバマさんが全く嘘を言って、全然やる気がないのに適当にかっこいいことをプラハで言っただけだと思うのもおそらく間違いだし、同時に、オバマ大統領がアメリカの持ってる核を最後の1発まで全部捨てると、ね、核なき世界ってまともに聞いたらそうなるじゃないですか、そう思うのもおそらく間違いで、さっきあの、今日冒頭で言いましたが、普通の生活者であれば全くの嘘とも思わないし、全くのほんととも思わないと、普段の生活どおりの感覚でとらえると思うんですが、それは実に正しくて、この真意というのはほんとはこうですね。はい、ちょっと出してくれますか」

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村西利恵
本音は『核兵器の維持費を合理化したい』

青山繁晴
「はい。というのはですね、核兵器ってその、今だいたい世界で3万発を超えてあると言われてますけれども、まだですね。で、これは、ま、オーバーキルっていう言葉、キルって殺す、オーバーは過剰にですよね。だから人類を何回も繰り返し殺してもまだ核兵器余ってるという、その状態にあると。それはあんまりにも不合理な上に、日本は核保有国じゃないから実感が薄いけれども、本当は例えばアメリカのDOEっていう、エネルギー省って、核兵器を管理してる役所があるんですが、そこの人たちは昔から、もう核兵器は維持費がかかってかかってどうしようもないってこと、言ってるわけですよ」

一同
「へえー」

青山繁晴
「で、アメリカは今、金融危機で金がない。だからもうこの核兵器を合理化して、その、なるべくコンパクトにしたいと。もう数が多すぎるし、それから型も大きすぎるし、ミサイルもでかすぎる。それをなるべく合理化したいって話だから、ロシアのプーチン首相のようなおっかない人でも、ロシアも頼みの資源の価格が安くなってお金がないから、ああ、その話だったら乗れるね、お互いにあの、歩調を合わせて維持費を安くしましょうねということなんですね」

村西利恵
「そういうことなんですかー」

青山繁晴
「はい。本音っていうか、ま、本音でもあり、落としどころとしてはそうなるわけです。それでももちろん意味はありますよ。意味はありますが、これを北朝鮮の現在の核開発に重ね合わせてみるとですね、まず北が目指してるのは本当はこうじゃないでしょうか。はい」

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村西利恵
「必要最小限の核保有」

青山繁晴
「はい。北朝鮮はこうド派手に、あの貧しいちっちゃな国が、あの、派手にこう核開発をやってることは事実ですが、しかし本当はごく必要最小限、彼らが、独裁者が考える生き残りとして、最小限の核だけに絞ってるんじゃないか。それは例えばその、今回もですね、今回の核実験の爆発の規模について、びっくりしたのは韓国の外務大臣にあたる人が、国会でですね、えー、長崎・広島型の3倍から4倍じゃないかって国会で答弁なさったんですが、これびっくりしたわけですよ。たとえばね、長崎型ってだいたい22キロトンあるわけですよね。22キロトンの4倍ってことは88キロトンになるわけですが、そんな爆発あったらあのマグニチュードですむはずがないから、これはやっぱりウワーッとびっくりした状況で言ってるわけですね」

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青山繁晴
「で、まだデータが少ないから断定はできませんが、いちおう日本も含めて米英の情報も総合すると、だいたい4キロトンぐらいじゃないかと。多くても5キロトン前後ぐらいかな、つまり広島型からすると3分の1、長崎型からいくと4分の1か、いや、5分の1ぐらい。ね。ということは、長崎・広島よりもちっちゃくていい核爆弾をどうも作ろうとしてるんじゃないか。それからミサイルもですね、この今回の核実験の前に、4月5日に、皆さんご存知のでっかいミサイルを飛ばしましたが、あのでっかいミサイルって1段目があってね、2段目3段目が載ってたじゃないですか。で、これを遠くに飛ばして、人工衛星や何だと言いたいように見せかけてたけども、ほんとは大事なのはこの1段目が、2段目3段目っていう、でっかい重い物を載せてんのに、無事に上がっていったってことが大事なんで、この1段目部分だけ考えると、たとえばもっと距離の短い、つまり具体的に言うと、えー、こうなるんですが、ちょっと出してくれますか。具体的に言うと…」

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村西利恵
アメリカまでは届かない、けれども日本を確実に狙える核ミサイル

青山繁晴
「はい。その、1段目だけだったら日本を確実に射程に収めることができる。1800キロとかそれぐらいの射程距離になりますから、そのミサイルにちっこい核を載っけると。つまり必要最小限度の核保有だけでやればいい。で、これはさっき申しましたとおり、実はアメリカやロシアが核大国として話し合ってる、その、これからの方向、必要最小限度だけの核にしましょうね、でも核の最後の、最後の1発まで捨てるわけじゃありませんよって話とピタリ一致してるじゃないですか」

岡安譲
「なるほど」

青山繁晴
「ということは、これは何を物語ってるかというと、北朝鮮が賢いねって話をしてるんじゃなくて、実はアメリカの本音と重なってる部分がありますねと。だからアメリカは今、一生懸命この、すごい強い口調で日本とペースを合わせてくれてるように見えるけれども、やがてアメリカはこの北朝鮮の核保有を認めていくんじゃないか

岡安譲
「えー」

青山繁晴
「その、これは前にもね、『アンカー』で前にも申しましたけれども、たとえばインドを考えたらですよ、インドの核保有って、ブッシュ政権の時代からすでに完全にもう認めてしまった状況にあるじゃないですか」

一同
「うんうん」

青山繁晴
「で、どうしてかというと、インドの核というのはアメリカを狙ったりはしませんと。そうじゃなくて、お隣の仲悪いパキスタンと、それから潜在的脅威の中国と、つまり自分の隣の所だけをターゲットにした必要最小限度の核ですからね、って言うから、インドはアメリカも認めたわけですよ。そうするとアメリカはやがて北朝鮮の核を認めるかもしれない。しかもアメリカまで直接届かせると、アメリカはひょっとしたらほんとに戦争するかもしれない

一同
「そうですね」

青山繁晴
「そういう国ですね。ところが日本を通じてアメリカを揺さぶると、アメリカは案外妥協するかもしれないってことを、今まで北朝鮮は学んできてるでしょ。それを考えるとですね、今回の北朝鮮の核実験ていうのは、単に北の2回目の核実験だったっていうんじゃなくて、おそらくその、アメリカのいわば許可のもと、こういう時代の始まりじゃないでしょうかと、はい、いうのを考えたいんです。出して下さい」

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村西利恵
「それが地域『核』乱立時代

青山繁晴
「はい。つまりちっちゃな、つまり距離もあんまり長くないミサイルに載っけた地域の核、その地域の中での優位を保とうとする核、たとえばインドだったらパキスタンとの間、あるいは中国との間、北朝鮮だったら日本や中国に対する、あるいはロシアに対する優位、ね。そういう、そういうような核がだんだん乱立していく時代に入っていくんじゃないかと」

山本浩之
「うーん」

青山繁晴
「で、それを、これも含めてどうするかっていうことを私たちは今、考えなきゃいけないと思うんですね。で、それを考える時に例えば今、あー、政権党の、第一党の自由民主党からはね、えー、敵基地攻撃論というのを今、一生懸命言ってますよね」

山本浩之
「言ってますね」

青山繁晴
「で、この敵基地攻撃論をするのが間違ってるって言うつもりはないけれども、しかし本当のところはこうでしょうっていう問題提起をしたいんです。はい、出して下さい」

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村西利恵
形ばかりの敵基地攻撃論では、北朝鮮への抑止力にはならない

青山繁晴
「はい。で、このあと、形ばかりというのはどういう意味なのか。で、何で抑止力にならないのか。そして、じゃあ抑止力になるっていうものは何かあんのかっていうことを、このあとお話ししたいと思います」

村西利恵
「はい。詳しくはCMのあとです」

(いったんCM)

山本浩之
「北朝鮮による核実験を受けて日本国内では、えー、敵基地攻撃論、これまあ与党だけじゃなくって、野党の民主党からもそういうふうな意見を述べられる方が最近増えてきてますけれども、青山さんは、これ抑止力にならないんだというふうに今、おっしゃいましたね。続きをお願いしたいと思います」

青山繁晴
「はい。あのー、まずこれね、ここ見ていただくと敵基地攻撃論、あるいは敵基地攻撃自体はこれもちろん、実は正しいわけです。これ世界の常識ですね。で、あの、これ具体的に言うと、ま、敵っていうのは別に北に限らずね、とにかく日本を狙うような核基地があったら、その核基地を日本から攻撃することは自衛の範囲内ですねと。これはもちろん国際法に則ってますし、それから憲法9条の解釈にいろいろあっても、自衛権から見たら、これ正しいわけです」

山本浩之
「はい」

青山繁晴
「だから、これだけならもちろんね、これが実行できるなら抑止力になるんですが、問題は形ばかりのって、僕は今の時点では言わざるをえないのは、例えば、その、日本を狙う核ミサイルが今後できていくとすると、それはノドン型になるわけですね。で、そのノドンというのはあのテポドンのように図体でかくないから、地上に剥き出しになることはほとんどないわけですよ。で、現実にノドンは今、通常の弾頭を載せて実戦配備されてますが、多くが地下にあったり、それから移動式で、えー、森とか岩陰に隠れたりしてるわけですね。で、それを攻撃するってことはですよ、その場所をつかんでなきゃいけないわけですよ」

一同
「うん…」

青山繁晴
「で、今、例えば海上からトマホークを撃てるようにしましょうと言ってるけど、トマホークをどっか、むやみやたらに平壌とかに撃つわけじゃないので」

一同
「うんうん」

青山繁晴
「あくまでも基地を攻撃するんで、北朝鮮の普通の人々を殺すって話じゃないから、例えば日本は必ず自前の情報機関を持たないと、この敵基地攻撃なんかできるわけがないわけですよ」

村西利恵
「そうですね」

青山繁晴
「憲法の問題とかそういうこと以前に、こういうことを全部セットにしてないと形ばかりの敵基地攻撃論になって、北朝鮮は日本にたくさん工作員がいて、例えばアメリカの、地域の調査によれば2万人を超えてるという説があって、警察庁も必ずしも否定してないわけですから、日本の事情をよく分かってるから、そういう例えば情報機関を作って、例えばイギリスがやってるように、その、世界各国にその、はっきり言ってエージェントが出て、その、どこの国の核基地もつかんでるっていう事実を踏まえていかないと、北朝鮮はそんなこと日本はできるわけないと舐めきってるわけですから」

一同
「うん」

青山繁晴
「それを舐めき…、舐めきってる北朝鮮に対して抑止力になるはずがないでしょうというのが、この話なんですね」

村西利恵
「確かにそうですね」

青山繁晴
「で、では何が抑止力になるかっていうのは当然考えなきゃいけなくて、えー、今日こういう提案をもう一度したいと思います。はい、出して下さい」

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村西利恵
「抑止力になるには、賛否両論のあるタブーなき核武装議論

青山繁晴
「はい。これ、まずね、核武装論じゃないんですよ。核武装論ていうのは核武装、日本もしましょうということをはっきり決める立場であって、もちろんそういう立場もあるんですよ、あくまで議論なわけです。だから賛否両論になるって当たり前ですけども、これあえて、これ強調して書いたわけです。で、僕個人の立場は、この番組で何度も申しましたが、日本の核武装には反対です」

村西利恵
「いつもおっしゃってますね」

青山繁晴
「ええ。で、まあ今日、個人的見解を述べる時間もないし、そういう趣旨の番組でもありませんから、でも一言申しておくとですね、あの、僕はこの日本が再生していくためには、日本の新しい理念が必ず必要だと思って…」

山本浩之
「新しい理念」

青山繁晴
「私たちが共通で抱ける日本の理念が必要で、その核の中、そのコアの中にね、中核の中に武士道の精神っていうのが必ず生かされるべきじゃないかなと、個人的には思ってるわけです。で、武士道っていうのは基本的に刀は抜かないことと、それから抜いた時には、たとえば罪なき村西利恵を殺害するんじゃなくて、武器を持ってる、その、あえて言うと、その、国家の任を帯びてこちらを殺しに来る人だけ殺害するっていうのが、武士道のその、一番の魂ですから、核兵器っていうのは、基本的に敵の兵士を殺すよりも敵の市民を殺すことによって勝とうとする考えだから、僕は賛成できないんですよ」

山本浩之
「はい」

青山繁晴
「そのかわり、これもはっきり申しますと、今までの反対論と違って、僕は核を持たないかわりに、例えば空母を、軽空母、軽い空母ですけれども、動きの速い空母とか、日本はエンジンを原子力で動かす原子力潜水艦を持つべきだっていう立場ですから、広島・長崎があるから日本は核武装に反対というのは、全然違います。しかしその、今のあえて、僕のその、今ちょっと違う意味の反対論を述べてみたんですけど、その、今までの反対論もあっていい。それから賛成の議論も当然あっていい。核には核じゃないですかという、それも現実論ですから。そういう議論をすることが実は最大の抑止力になる。それはどうしてかというとですね、本当は北朝鮮のごときの技術力と比べて、日本の技術力を考えるとですよ、たとえばこれちょっと東京の話で申しわけないけど、東京で一番新しい地下鉄って大江戸線ですよね。で、大江戸線っていうのはもうエスカレーターで下りて、下りていって、深ーい地下を走ってる地下鉄っていうのは、大阪の方でもよくご存知だと思います。それは今までの地下鉄線とですよ、見事に共存して、すれすれに通して、この地震の多い国で完全に運用できてるわけですね。これ全く民間、民生用の技術だけども、これいざとなったら、たった1発の移動式核ミサイルを日本は持ったらですよ、それだけのすごい高速で利用できる地下施設を持って、どっからでも撃つことができるってなるわけでしょう?だから日本でひょっとしたら核武装の可能性もあるんだって、世界に思わせることほどすごい抑止力になる話は、ほんとはないわけですよ。そしてこの話、この議論をしましょうっていうのは別に、えー、とりわけ変わった話をしてるんじゃないっていう証拠を、ちょっと皆さん見ていただけますか」

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青山繁晴
「はい。まずですね、これ非核三原則って有名な話がありますが、その前にちょっとこれ見ていただくとですね、これ(下のほう)昭和53年だったと思いますね、もうずいぶん古い話なんですが、その段階ですでに内閣の法制局の長官がですよ、この、憲法があっても、核兵器も自衛のためであったら禁止されてないってこと言ってるわけですね。で、これがずーっと歴代内閣で踏襲されてて、一番最近で言うとですよ、2006年の11月、2006年の11月って皆さん、もうピンと来ると思いますが」

村西利恵
「安倍内閣」

青山繁晴
「安倍内閣だし、それから北朝鮮が最初の核実験やった翌月です」

一同
「そうですね」

青山繁晴
「その翌月に、鈴木宗男さんって皆さんご存知の代議士が、この見解は今も同じなのかって聞いたら、安倍内閣が、そのとおり、その、憲法の認める自衛権の中での核兵器だったら、これは合憲ですっていう趣旨のことを言ってるわけです。で、同時に安倍政権はその時に、同じ答弁書の中で、非核三原則は守りますって言ってるわけですよ。だから法律の解釈上と、いやいや、法律って、憲法上の解釈とですよ、実際の政治の原則は違いますねと。その実際の政治の原則では日本の核兵器を持つことはできるけれども、自分の意思として持たない、作らない、それからアメリカに持ち込ませないって話がいわば両立してきたわけですよ。でもたとえばこの中で、持ち込ませず、これはね、これも普通の人はみんなおかしいと思ってるでしょ?

一同
「うん」

青山繁晴
「特にアメリカ海軍の艦船、あるいは空軍の戦闘爆撃機も含めてですよ、核兵器を持ってるから抑止力になってるわけでしょ、例えば中国のような核大国に対しても。それが日本に来た時はどこで核を降ろしてですよ、それから出ていく時にはどこでまた核を積み込むのか。そんなはずはないとみんな思ってるわけですから、例えばこの部分(持ち込ませず)の見直しも含めて、これ全部を合わせてですね、まともに議論することができる。そしてこれ例えばですよ、今日、党首討論がありましたけれども、これから民主党の鳩山さんはほんとに数カ月後に総理になってるかもしれないわけですね。じゃあその民主党の鳩山さんは、この歴代内閣のこの考え、核兵器であっても自衛だったら、自衛のためだったら合憲なのか。合憲だというね、この歴代内閣の解釈を受け継ぐのか、受け継がないのかっていうのは、ほんとは総選挙前にこれ、ちゃんと示してほしいわけですね」

山本浩之
「確かにそうですね」

青山繁晴
「だから、そういう意味のことも含めて僕は議論と言ってるわけであって、これは何かおどろおどろしい、怖い話をすぐにするってことじゃなくてですね、まともな国としてまともな議論を致しましょうと。それは…」

山本浩之
「だからさっき、タブーなき、っていうふうにあったわけですよね」

青山繁晴
「そうです。はい。もう今までのその議論自体おっかないんだっていう考え方はやめましょうってことなんですね。そしてもう時間がほんとになくなっちゃいましたけれども、最後に1つ、えー、目の前でひょっとしたら火花が散るかもしれないって話をですね、皆さんに1つ覚えておいていただきたいんです。はい、ちょっと出してくれますか」

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村西利恵
韓国がPSI、大量破壊兵器拡散防止構想に全面参加を表明しました」

青山繁晴
「はい。これ、まずね、一触即発と書いて、まあ、あんまりこういう刺激的な言葉使いたくないんですが、本当に日本のすぐ近くの海、日本海とか黄海、黄色い海ですね、で、北と南の軍事衝突があるかもしれないっていうことがあるんで、やむを得ずこれを書いたんですね。で、これPSIっていうのはね、これあの、アルファベットだし、日本語もね、大量破壊兵器拡散防止構想って何やら難しいけど、これあの、元々の英文の意味はですね、その、まるでガン細胞のように大量破壊兵器が増殖していく現実がありますね。これえを事前に食い止めるための積極的な動きっていう意味なんです。このPSIはですね」

一同
「ほぅー」

青山繁晴
「で、その増殖していくガン細胞を抑えるためには、要は例えば北朝鮮はその、外国からその、ミサイルや核兵器の材料を集めないと最終的には完成させられないから、船に載っけたり、飛行機に載っけたり…、ちょうど今、(VTRが)映ってますね」

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青山繁晴
「この船にそういう物を載っけて、つまり核兵器の材料になるような物を船で運んで行ったら、その、北朝鮮の港に入る前に、えー、海の上でこれは阻止してしまって、今これ臨検て言いますけれども、武装して中に入って調べるということをやりましょうと」

山本浩之
「ええ、ええ」

青山繁晴
「だから今まで韓国は慎重だったわけですね。それは北朝鮮の船ですから、民間の船に見えても武装した人たちが中にいるってことは当然あり得るっていうか、普段からそうなわけですから。日本は工作船でそれ勉強してますね。だからそれを韓国海軍がやったら、これは火を吹くかもしれないっていうことで、今まではその、李明博政権になっても反対論があったからできなかったけれども、今回の核実験を機に李明博大統領がこれ、ついに決断しました。但し、ま、逃げ道はあってね、その、自殺した盧武鉉大統領時代に作った、その南北の、海運合意ってあって、ま、それは北朝鮮と仲良くやりましょうって雰囲気のやつなんですが、それも生きてますよって逃げ道は作ってるけれども、しかし皆さん、その核実験だけに目が行くんじゃなくて、それをきっかけにして南北の衝突っていうのはほんとにあるかもしれない。その時にその、この日本がどうするかってことがすぐに問われる。核兵器における、あの、核武装をめぐる議論っていうのはゆっくり時間をかけてすればいいけども、このようなことはすぐ目の前に起きるかもしれない。それをひとつ、ちょっとここ(頭)に入れていただきたいと思います」

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山本浩之
「確かにあの、今回のことで目の前にまあ脅威は迫ってるんですけれども、だからといって熱くなりすぎて、あるいは感情的になって、一気にそういった、例えばその、核を持つんだとかいう議論もね、あの、国内では出てきますけれども、一気にそういう話になるんじゃなくて、それも含めて、日本は自分たちで自分たちの国をどういうふうに守っていくのかと、そういうことを、ひとりひとりがやっぱり考えるべきだということですよね、今日のお話は」

青山繁晴
「そうです。そのとおりです。それから党首討論でもこういう話もしていただきたいな」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「はい」

山本浩之
「はい。ありがとうございました。以上、“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 青山さんが核武装に反対である理由として挙げられた「武士道精神」、心情的には大変理解できるんですが、残念ながら敵の方はそんなこと全く考慮してくれないだろうと思います(T^T)

 あと、ヤマヒロさんが最後に「目の前にまあ脅威は迫ってるんですけれども、だからといって熱くなりすぎて、あるいは感情的になって…」と言ってますが、感情的になるのは常にあなた方マスコミのほうじゃないですか、と。

 北朝鮮の脅威が言われ始めて以降、政治家の中から議論がせっかく出てきても、その都度マスコミが「議論すらいけないんだ」と言わんばかりの感情むき出しの報道をして、全部つぶしてきたわけですから。

 今度こそマスコミには冷静な報道をしてほしいですし、できれば国民的議論を呼び起こして、間近に迫った総選挙の争点の一つとなるような形に持っていってほしいです。っていうか、そうすべきでしょ。本気で日本の将来を憂うならば。


 ところで今日(5/27)は久々に党首討論がありましたね。
 青山さんもこれについてコメントされてたんですが、ちょっともう余力がないので起こしはご勘弁を<(_ _)>

 私は仕事の合間に中継をちらちら見てたんですが、全体的な印象としては、何だか今回の討論は政治家vs政治家というよりは、現実主義の政治家(麻生さん)vs 理想主義の宗教家(鳩山さん)みたいな図式で、あまり噛み合ってない感じがしました。

 西松事件については、鳩山さんは予想通り小沢擁護&検察批判だったなと。
 「自民党だってやってるのにウチだけ逮捕された。検察の捜査が悪い、検察官僚が悪い」って、また陰謀論に逃げてたし、麻生さんにさらに突っ込まれても、「小沢だけじゃない。ウチよりそっちの方がずっと数が多い」って、もう子供のケンカか?と(^_^;

 ちなみに鳩山さんは討論後の会見で、「理念に基づかない麻生政権」と批判してましたが、民主党の方こそ理念がないのでは?
 安全保障の問題ひとつとっても目指す方向が固まってないし、「友愛」とか「国民のための政治」とか言ってることは立派でも、たとえば外国人に参政権を付与することが日本国民の幸せにつながるとは、私にはとても思えないのですが。

 蛇足ですが、中継の画面、鳩山さんの後ろにずーっと辻元清美女史が見切れてました。何だかなぁ……(^_^;


※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴のときたまエッセイ
 青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。

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