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「アンカー」北ミサイル発射へ 世界が驚いた日本の“迎撃宣言”

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■3/18放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

迫る危機北朝鮮ミサイル発射へオバマ対“北”政策で失敗か?青山がズバリ

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 青山さん、麻生さんの「迎撃宣言」を評価。
 今や日本よりもアメリカの方が弱腰外交!?

 細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

山本浩之
「さ、この後は青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに参りたいと思います。今日はどういうお話を?」

青山繁晴
「はい。今の不景気の話も含めてね(コーナー前に春闘のニュースが伝えられた)、あまりにも事が多いんですけれども、しかし実は今、今日は3月18日ですけど、日本は実はカウントダウンに直面してて、これ何のことか分かる人、視聴者で多いと思いますけどね、お隣の国、北朝鮮が、日本人を誘拐したままの国なんですけれども、4月4日から8日にかけて、日本の方向に向けてミサイル撃ちますと、こういうふうに予告してくるのも初めてなんですけれども、そのカウントダウンがだんだん近付く中で、実は日本の側にもこれがありますと(フリップ出す)」

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山本浩之
『戦後初の驚き』

青山繁晴
「はい。これあの、僕にとっても、ま、外交安保の専門家のはしくれとしての僕にとっても驚きの話で、世界にとっても驚きの話なのに、日本ではあまり驚かれてないと。で、やがて来る結果は大きいでしょう、というお話を今日はしたいと思います」

山本浩之
「はい。ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)
 
 …………………………VTR開始…………………………

<<<2006年7月>>>

 弾道ミサイル・テポドン2号を含めた6発のミサイルを発射した北朝鮮。
 
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 いずれも日本海に着水し失敗に終わったと見られたが、北朝鮮に対してミサイル計画の停止など国連決議が採択された。

<<<そして今年>>>

 再び北のミサイル問題が世界を揺るがしている。

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【朝鮮中央テレビ 今月9日】
「我々の平和的衛星に対する迎撃はすなわち戦争を意味する」

 打ち上げるのはあくまで人工衛星と主張し、強気の態度を崩していない。

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 北朝鮮によると、発射は来月4日から8日の間で、ロケットの1段目は日本海に、2段目が太平洋沖に落下すると推測されている。

 これに対しアメリカは――

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【今月11日】
クリントン国務長官
「ミサイルが発射された場合、北朝鮮に対する行動には様々な選択肢がある」

 北朝鮮に牽制の構えを見せている。

 国連決議に違反すると国際社会の非難がある中、ミサイル発射となるのか。

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 今、北朝鮮が考える本当の狙いを青山がズバリ解説します。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「北朝鮮は人工衛星と言い張ってるんですが、室井さん、国際機関にこのミサイルをですね、打ち上げると通告してるわけですけれども、怖いですよね」

室井佑月
「うん、でもたぶんあれだね。きっと金正日が相当身体悪いんじゃない?だから外国とか国内とかに対して虚勢を張ってなきゃいられないっていうことなんでしょう?」

山本浩之
「なるほどねー」

室井佑月
「ただ、ミサイル安全なのかなって思っちゃうけど…」

山本浩之
「ああ、それも含めて、なぜ、じゃ、北朝鮮は今ミサイルを撃とうとしているのか、その真意について、さっそく青山さんに解説お願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。今、室井さんから虚勢って言葉が出たっていうのはね、のっけから非常にいい着想だと思います。で、さっきVTRの中でね、2006年7月に撃ったうちの、距離が短いノドン6発はむしろ改良に成功して、その距離の長いいわゆるテポドン型って呼ばれてるやつは失敗だったんじゃないかと、一般的には言われてるわけですね。で、但しあのVTRでみんな失敗だったっていうように、こうアナウンスがつい流れちゃうっていうのは何となく分かる。というのは、たとえばこの絵(パネル示して)テポドン1号ですけど、これを撃たれたのは1998年8月の終わりですけどね、そのあたりから一生懸命撃ってるけれども、しかし撃ったからといって何なの?と。で、これも先週、室井さんが、もう慣れっこになっちゃって、ほっときゃいいんじゃないかと思っちゃうっていう話が出ましたけども、その通りの印象は実は世界にあるわけですよね。何もこれで戦争が始まるわけじゃない、というのがあるんだけれども、実は世界がびっくりしてるというのは、北朝鮮がミサイル撃つことにびっくりしてるんじゃなくて、日本の姿勢ががらりと変わったっていうことにびっくりしてて、こういうことです」

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村西利恵
戦後初めて迎撃を宣言したこと。人工衛星での迎撃は可能ですか?という質問に対して、麻生総理は『日本に直接被害が及ぶ可能性があれば、自衛隊法上は対応できる』と、今月2日の会見で述べています」

青山繁晴
「はい。これは麻生総理が、この件についてはっきり物を言った最初なんですね。で、最初は比較的これ、やわらかに言ってるわけです。つまり北朝鮮が人工衛星だと主張してても、それが弾道ミサイルであれ、人工衛星みたいなものが上に載っかっていようが、とにかく日本にもし落っこちて、そこでわずかとはいえ被害が出るような可能性があるんだったら、自衛隊法上は対応できる。これ何を言ってるかというと、自衛隊法に82条の2項っていうのありまして、そこには弾道ミサイルは破壊措置を取ることができる。つまり弾道ミサイルが日本に向けて撃たれたら、それを破壊できるというのが自衛隊法82条にあるんで、それを言ってるんで、つまりはその迎撃ってことなんですが、実はこの言葉のあとから麻生さんも、浜田防衛大臣も、そして中曽根外務大臣、あの大人しい中曽根さんも含めてですね、はっきり迎撃というニュアンスを出して、これ日本国内の報道では、何かシーンと静まって、『迎撃するような話をしてるね』みたいな報道なんですが、世界的に言うともちろんDeclaration、宣言したと、迎撃を

村西利恵
「はあ」

青山繁晴
で、迎撃って言ったのはもちろん初めてですから、世界はほんとにびっくりしてて、僕のところにも電話やメールがいっぱい来るのに、国内からの問い合わせはほとんどないというのがね、その、ちょっと不思議なとこなんですね…(パネルそばの物が落ちる)。あ、ごめんなさい、これは別にどっかから嫌がらせが来たわけではありません(一同笑)。それで、このことに国内では反応が薄かったけども、外国の当事者はもろに反応したわけです。で、その一つが当然これですね」

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村西利恵
「その対抗措置として、ということなのか、北朝鮮は人工衛星を打ち上げるということを国際機関に事前に通告しました」

青山繁晴
「はい。あの、これ(笑)、ある意味良いことのように見えるかもしれませんが、その、良いことなんていう単純な話じゃないと思われるのは、一つにはこの日付に注目してほしいんですけどね。3月12日です。で、さっきの麻生さんの最初の発言が3月2日でしたから、その10日間の間に、ま、これは北朝鮮という国なので、残念ながら推測にすぎないんですけれども、中国情報、アメリカ情報も加味して、それからもちろん日本の外事情報部、一生懸命北朝鮮を調べてますから、その全部の情報を総合すると、北朝鮮は10日間の間にけっこうてんやわんやで、対応を協議して、あの大人しいはずの日本、何もできないはずの日本がこんなに強気に言ってくるんだったら、これなりの対応をしなきゃいけないと。一つはさっきVTRにあったね、あの恐ろしい表情でですよ、『これは戦争だ!』というようなことをね」

山本浩之
「言ってましたね」

村西利恵
「いつもの女性じゃなくてね」

青山繁晴
「うん。同時のその日本がほんとに撃ってくるなら、国際社会から自分たち非難されないようにしなきゃいけない。だから一つはもうこの、通信衛星なんだということを大変に強調すると。ね。こんな明るい名前も付けてですよ。で、その下のロケット、ほんとはミサイルの胴体ですけど、『銀河2号』なんて名前も付けてですね、そのように見せた上で初めて、たとえば国際海事機関ってとこがありまして、これ撃つと海上ですけど、破片その他が、あるいは弾頭が落ちてきたりする、ミサイルの胴体が落ちたりするんで、漁民の方や、それから他の船が被害を受ける恐れがあるから、ほんとは通告しなきゃいけない。今まで一回も通告したことないのに、初めて通告してきたと。だから実はこの話っていうのは、麻生さんの迎撃宣言とバラバラな話じゃなくて、これつながってる話なんですね」

一同
「はあ、はあ」

青山繁晴
「で、つながってるのは実はこの北朝鮮だけじゃない。実はこういう国の新たな動きにもつながりました。はい、出して下さい」

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村西利恵
「麻生総理の訪中延期を、中国が日本に申し入れてきた」

青山繁晴
「はい。これもですね、なぜか日本では報道ぶりがほんとにちょっとなんですが、これも国際社会ではおおーって感じで受け止められていて、どうしてかというと、温家宝首相の方から、日本の総理、麻生さん、中国へ来て下さいと招待があってですよ、それを受けてこの3月の訪中が決まったので、これは本来は、招待されてる側が何か事情があってっていうならまだしもね、招待した側が勝手に断ってくるっていうのはね、これは国際儀礼に反するわけです」

山本浩之
「うんー」

青山繁晴
「で、この背景の一つは、一部新聞に出てますね。尖閣諸島の問題でさっきの北朝鮮がもし弾道ミサイルのようなものを撃ったら、それが人工衛星が載っかっていようが迎撃しますよと言ったその直後ぐらいに、また官房長官の会見などで尖閣諸島について、これはあくまで日本の領土だから日米安保条約で守りますね、ってことをオバマ政権に確認しましたよってことを、はっきり言って中国はそれに対して反発してるってこともあるんですが、それに加えて、実はその迎撃宣言っていったい何なのか、つまりその麻生総理のように、はっきり言うと政権基盤の極めて弱い政権が言うというのは、どういう意図があるのか。人気取りだけなのか、それともその、いわば失言みたいなものなのか、それとも国民の間にある程度の理解があって言ってるのか。今後どうなるのか様子を見たいと。逆に言うと様子を見ざるを得ない

山本浩之
「はあー」

青山繁晴
「これは注目すべき話であって、様子を見るために、国際儀礼に反しても、とにかくずるっと後ろにずらしたっていうのが、ほんとのところなんですね」

一同
「うーん」

青山繁晴
「それで僕はその、基本的にはね、ある程度、この迎撃宣言っていうのは評価します。というのは、北朝鮮は戦争って言ってるけど、こんなの戦争になるわけはなくて、基本的には。やっぱり外交なんですよ。ミサイルを使った外交だから。で、北朝鮮のミサイルっていうのは、基本的に脅しだから、外交としてこの強い言葉を言って、こうやって反応を引き出したっていうのは、それ自体は評価できるんですけれども、しかし迎撃宣言はかっこいいねですむ話じゃなくて、実は重大なことがいろいろあります」

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村西利恵
「本当にできるのか、ということなんですが、まあ、どうなるという場合で、これ高い高度で発射した場合と、低い高度で発射した場合、2パターン考えられると」

青山繁晴
「はい。これあくまで日本は受動的ですよ。迎え撃つんですから、北朝鮮がアクション起こしたのに対応するわけですね。で、北朝鮮はすでに人工衛星の発射だと言ってて、実は98年のテポドン1号の時も上にサッカーボールみたいなのが乗っかってたんですよ。で、サッカーボールみたいなもので、今、映ってますけどね、中身はなかったと思われるんですよ」

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青山繁晴
「というのは本当に通信衛星だったら、地上でそれを受け取るインフラがなきゃいけないけど、北朝鮮、ないから。しかし今度も人工衛星と言ってる以上は、いちおうこれ高い高度でおそらく撃ってくるだろうと」

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青山繁晴
「で、実は日本はですね、海上自衛隊のたとえばイージス艦の『ちょうかい』っていうのは、日本海にも出動させることが実質的に決まってますが、そこからSM-3というミサイルを撃って、これを撃ち落とすんですが、実はSM-3というのはかつて成功した距離で言うとですね、このように打ち上げるんですけども、160キロの高さの物は撃ち落とすことに成功しました。そうするとですよ、逆に言うと、今までの日本の実験や演習から言うと、200キロ以上の高い所飛んでいくとですよ、要するに撃っても届かないってことになるわけです」

山本浩之
「そうなりますよね」

青山繁晴
「従って北朝鮮というのはね、おそらく良い高度で撃ってくるだろうと。するとこれ、こうなる」

村西利恵
「対応は、迎撃不能」

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青山繁晴
「はい。迎撃不能ってつまり撃っても届かないから、もともと撃たないで終わっちゃうんじゃないかと。で、その場合は日本はどうしたらいいかというと、いや、撃ちましたと。で、日本の上をこうして(飛び越して)行ったけれども、やっぱり問題だからっていうで、国連安保理に議題として出そうとする。しかしその時にさっきの中国と、それからロシアがこの安保理からまた制裁するのを反対するから、実はこの安保理に言うのはいいけれども、安保理は結局動いてくれなくて、日本としてはコブシ振り上げた以上はこれ、迎撃できませんでしたじゃすまないから、何かしなきゃいけない。その時には安保理が使えないとなると、日本が独自の制裁をするしかない

一同
「うーん」

青山繁晴
「そうしたらですよ、ちょっと時間はないんだけど、この話はやっぱりしとかなきゃいけないのは、日本の外務省が今、心配してるのは、こうなった時に北朝鮮は突然、皆さん思い出して下さい、去年の夏、福田内閣の時には北朝鮮が拉致問題で、ミサイルじゃなくて拉致問題で、再調査してくれたら日本は制裁を緩和すると。チャーター機OK、人材交流もOK。ここで突然ですよ、こういう段階で突然、北朝鮮が再調査やっぱりやりますと言ったら、日本は右手では制裁を緩和し、左手では制裁をするってことになっちゃうから、非常に麻生政権としては難しいことになりますねと。はい、それから北朝鮮が高い高度で結局撃てなくて、低い高度で撃った場合はどうなるかというと、こうです」

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村西利恵
「迎撃、失敗するか成功するかと。この確率は…」

青山繁晴
「うん、当たり前の話のように見えるんですけれど、これ失敗が先に書いてあるのは、残念ながら事実でね。これもともと5年ぐらい前には、こんなことできるはずがないって話だったんですよ。どうしてかというと、僕が強盗で、で、ヤマヒロさんが被害者だとして、強盗の僕が銃を取り出して撃ちましたと。弾がこうやって飛んでいきますと。ね。すると岡安さん(若手男性キャスター)が警官でね、あ、強盗が弾撃ったと思うから、そこから岡安さんが銃を抜いて弾を撃ってですよ、このヤマヒロさんの頭に突き刺さる前に弾どうしが当たって…」

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山本浩之
「弾に弾が当たると」

青山繁晴
「弾に弾が当たって落ちる、こんなことができるはずがないっていうのが、かつての軍事常識だった」

村西利恵
「すごい技術が要りますよね」

青山繁晴
「ええ。それが日本の高い技術も加わってですよ、アメリカだけだったらおそらく無理だったと思いますけど、日米の共同で実はある程度成功するようになったんです。しかし日本の『こんごう』というイージス艦が撃った時には成功したけど、『ちょうかい』では失敗したっていうことがあって、実際、海上自衛隊に今日も聞いてみたら、海上自衛隊、もうはっきり言っちゃいましたけど(笑)、海上自衛隊内部に、非公式に、あくまで非公式に佐官クラスの人に聞いてみたら、『はっきり言うと、失敗か成功か分かりません』と。『まあしかし7割ぐらいの成功は見込めるでしょう』と。しかしもし失敗したらですよ、日本は初めて迎撃宣言をして、それ失敗したら、これはもう政権にも大打撃になるということで」

一同
「うーん」

青山繁晴
「大きなリスクを持ってるわけですよね。まあ逆に言うと、麻生政権はそのリスクの中で、よくまあ踏みこんで言ったなと。それから防衛大臣、外務大臣、今のところ乱れないでよく行ってるなということ言えるんですが、もう一つ実は大きな心配事があって、これなんです」

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村西利恵
『北朝鮮は見切っている。アメリカはアテにならない』

青山繁晴
「はい。つまりさっき言ったミサイル防衛自体も、アメリカと協力してやってきたことのはずなんですが、今回4月4日から8日にかけてのミサイル発射については、実はアメリカが日本といっしょに頑張ってくれるんじゃなくて、むしろ北朝鮮がこのオバマ政権はだめだということを見切って、撃とうとしてる。すなわち今日のキーワードで言うと(足元のフリップを取る)、…今日もちょっと垂直降下で申し訳ないですが(青山さんは腰を骨折中)」

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村西利恵
「ズバリキーワードはこちら。『何もできないオバマ政権』。北朝鮮が見切ったアメリカの弱味について、CMのあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「二つ目のキーワードは『何もできないオバマ政権』と。アメリカのそのオバマ政権の足下を見て、ミサイルを発射しようとしてるっていうんです。その理由からまずは伺いたいと思います」

青山繁晴
「はい。今日はね、全体に世界の関心事、世界の報道ぶりと、日本国内の最近の報道ぶり、関心事がちょっとずれてる、ずれが大きくなってるなっていう話を何回もしたんですけど、その一つがこのオバマ政権への評価で、もう政権発足してそろそろ2カ月になるんですけど、ひゅーっていうぐらい評価が落ちてるわけですね」

山本浩之
「支持率も60%台に落ちてますよね」

青山繁晴
「ええ、15%程度落ちてますが、世界のたとえば経済の前線とか、安全保障の前線とか、もっと評価が悪くなってます。で、その第一の具体的なことはこれなんですね」

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村西利恵
「財務省・主要ポスト15のうち14ポストが、何と空席のまま」

山本浩之
「えっ!」

青山繁晴
「はい。『オバマ大統領の失政』と書いたんですけど、まさしく僕、オバマさんの責任だと思うんですけどね。アメリカの財務省っていうのは、この金融危機はアメリカがいわば真犯人なんですから、張本人だから、まずアメリカの財務省がしっかりやってくれなきゃいけないのに、アメリカの財務省の体制っていうのは、本来こう財務長官、日本でいうと財務大臣ですが、それがいたら、その下に主要ポスト15、たとえば財務副長官とかですね、それから主要次長とか、そういう人たちがいて、この15については全部、上院の承認が要るという大事なポストなんですよ。ところがそのポストのうち埋まってるのは1つだけでね、それも、実はそれはブッシュ政権からの留任組

山本浩之
「ええー?」

青山繁晴
「で、どうして留任したかというと、その人の担当は、テロリストとかテロ国家による不正金融の防止なんですよ」

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「だからそのブッシュ政権の流れで留任してて、要は同時不況や金融危機とは全然関係ないポストだけ埋まってて、あとは全部カラなんですよ、まだ

一同
「えー」

山本浩之
「だめじゃないですか、それは」

青山繁晴
「どうしてかというとね、これ実はその、いろんな候補を出すんだけども、みんな身元調査が厳しすぎて。つまりその家族関係とか、恋人がいないかどうかは、ちょっとそれは分かりませんが、特に税金関係を厳しく調べすぎて、アメリカ人てのはそういうのをすごい嫌がりますから、別に財務省なんかに入れてもらわなくてもいい、そんなプライバシーを嗅ぎ回るのはやめてくれっていうね、その指名拒否が相次いでて、それは実はオバマさん自身が閣僚人事の時に、たとえばガイトナーさんにも税金の問題があった。そういう時にさんざん叩かれたからすごく慎重になって、こう自分の保身になってですよ、思い切ってどんどんやれないから、実は財務省が身動き取れなくなってて…」

村西利恵
「機能してない…」

青山繁晴
「機能してないから、その通りで機能してないので、実はアメリカは今、外交どころじゃないわけですよ。で、どころでない外交でどうなってるかというと、次、これなんですね」

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村西利恵
2010年の上海万博まで金一族体制を維持することに協力

青山繁晴
「これ漢字が多くてね、ちょっと難しめに見えるかもしれませんが、難しい話じゃないです。皆さん、ヒラリーさん覚えてますよね、こないだ日本に来ました。その時にヒラリーさんを礼賛するような報道ぶりもけっこうあったと思います。確かに見た感じかっこよかったですが、実際は日本で情報収集して、そのあとインドネシア、韓国で情報をして、最後は中国に行って、中国とほんとは話をしたんですね。その中国に行った時の様子が日本で全然報道されてない。洩れ聞こえてこないんですが、世界ではたくさん話が流れてて、まずヒラリーさんは人権派のはずが、中国に入ったらいきなり『人権をあんまり言うのはやめましょう』と。『これからはそれよりも米中の協力関係の方が大事だ』と言って、みんなひっくり返ったわけですよ。で、アメリカが国内から当然怒りの声が上がったら、ヒラリーさんは帰り際に突然、教会に行って、『宗教の自由は大事だ』と言ったと。そんなことでごまかせるのかっていうのから始まって、実はヒラリーさんは中国側にいろんなだめ押しをされたと。その時に、中国は来年上海万博を開きますと。そこに『アメリカは不景気で出店しないなんて話もあるけど、ご冗談でしょう?』と。『アメリカはちゃんと協力してくれますよね?』、その上で、『2010年の上海万博が無事終わるまでは、北朝鮮が荒れるのは困るから、アメリカはちゃんと金一族の体制を、2010年の万博終わるまではもたせるように協力してくれ』っていうことを暗に要求されて、ヒラリーさんは実質的にそれを呑んだ

村西利恵
「呑んだんですか」

青山繁晴
「呑んだらしいと。記者会見とかで言ってないから、そうとは言えないけど、いちおう呑んだらしいという話になってて、これ全部合わせると、要するにアメリカはもう景気対策、金融危機への対応ができてなくて、外交どころじゃない上に、もう外交は中国とかその辺のいわば言いなりになりつつある。何もできないオバマ政権、弱腰外交のオバマ政権となってるから、北朝鮮はこうだろうと。はい、ちょっと出して下さい」

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村西利恵
「『オバマ政権の弱腰外交が北朝鮮に伝わり、足元をみられてチャンスと受け止められた』と」

青山繁晴
「はい、この外務省幹部、これはシルエット通り、(複数でなく)一人です。例によって毛はないんですが」

山本浩之
「だからそれはいいって(一同笑)。真面目な話してるのに(笑)」

青山繁晴
「それで僕は、これは携帯電話どうしで話したんですけど、ま、弱腰外交って話がよく出るから、よくあなた言えるね、そういう話をね(笑)。日本こそ弱腰外交でずーっと来たんだけど』という話をしたら非常に不愉快そうでしたが(一同笑)、『いずれにしろ青山さんと僕の今の共通の考えは、オバマ政権は今のところ何もできない弱腰外交になってて、それが北朝鮮に中国共産党の王家瑞さんて人から正確に伝わってて、だから北朝鮮としては今こそアメリカの足元を見て、しかもそのアメリカと中国との間にうまくはさまってですね、ここでミサイルを1発かましてやろうと思ったと。そしたらアメリカの属国にすぎないと思ってた日本から、迎撃っていう話が出たんで、びっくりだという見方』なんですよね。で、そうするとですよ、さっきの前半の話で北朝鮮ってやっぱりしたたかだなと思った視聴者は多いと思います。僕もそう思います。そうすると一人勝ちに見えるけど、いや、そうではなくて、ほんとはこうですよね」

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村西利恵
「北朝鮮も困っていることがあるということなんです。それは、金一族体制が崩壊の危機。さらには日韓の協力が今、強化されているということ」

青山繁晴
「一番大きいのはこっち(上)でね、去年の8月、北京オリンピックの真っ最中に金正日さんが倒れて、そのあと北朝鮮の体制というのはほんとに大きく揺らいだと見られます。だから韓国から風船爆弾が飛んでいったりすると、それものすごい神経質になったりしたわけで、で、この金正日さんが今度、国防委員長ってものに再選されるんですけど、本来ならそれは単にセレモニーにすぎないのに、ほんとに身体はよくなったんですと、これからも金正日さんがいる北朝鮮であり続けることをアピールするためには、いわば花火を打ち上げるしかない。それがこのミサイルなんですよ」

一同
「うん…」

青山繁晴
「これもっとまともな国だったらですよ、体制強化のためには国民生活を安定させて、餓死者が二度と出ないようにするのが本来なのに、なけなしのお金をつぎ込んで、そのミサイルを打ち上げるってところが、実はもうそういう体制はもたないなということを世界に知らしめることになっていってるわけです。もちろんこのミサイルをたとえばイランに売ろうとしてて、外貨を稼ぐ手段だけど、それ稼いだとしても国民に行かずに一族に独裁者の一族に行ってしまうであろうというところが、実はそういう体制自体がもう難しいってことになってる。ミサイルはその象徴なんですね。それからもう一つは、こないだ金賢姫元死刑囚が田口さんたちに会ったことで分かるように、10年間なかった日韓協力ができるようになって、実はこれも困ってるから、韓国の頭の上を飛び越すので、あのミサイルっていうのは、その日韓の協力体制に対する牽制でもあるわけです。そうするとですよ、今日の話をあえて全部一つにまとめると、要はこの、たとえば北朝鮮の体制が変わろうとしてるような歴史の境目ですから、ものすごい神経戦になってるってことなんですよ」

一同
「うん」

青山繁晴
「で、神経戦ですから、僕はもう一度言いますが、迎撃宣言というのは十分意味があると思います。その時に、今のお話で分かっていただけたと思うんですけど、アメリカ頼みというのはもうできません

山本浩之
「はい」

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青山繁晴
「オバマさんは黒人大統領として、素晴らしい歴史的な変革だけれども、しかしそのCHANGEというのは、日本にとっては自立しなきゃいけないCHANGEだっていうことも改めてもう一度考えるべき。それからもう一つ言うと、神経戦ってことは、先週、室井さんが指摘した、ミサイルであわてないということも、とても大事な姿勢になると僕は思います」

山本浩之
「室井さん…」

室井佑月
「だから、あわてないっていうのは大事だと思ってたんだけど、迎撃宣言ってなるとちょっと違ってきちゃうよね。それは全部100%やってきたミサイル撃ち返せたら、かっこいいと思うけど、成功する可能性が7割なわけでしょう」

青山繁晴
「7割前後」

室井佑月
「それで射程距離に入ってなかったからほっとくっていうのも、宣言したのにほっとくっていうのも、弱腰にとられるだろうし、失敗した時にまたすごく足元見られるって危険もあるでしょう?だから宣言はどうなんだろうって思っちゃう」

青山繁晴
「あのね、だからそこは当然、国民の中で意見が分かれるのは当然だと思います。で、僕はさっき言いました通り、外交っていうのはある程度、言葉は悪くても、脅かし合いってとこもあるから、今までのような、さっきの弱腰外交っていう日本外交だけじゃなくて、きちんと物言える外交になるってことは大事だと思うんですよ。その上でね、室井さんの今の意見も実は僕、言ってほしかったんです。というのはね、これ4月4日までに当然もっと国民に議論があるべきですよ」

一同
「ああー」

青山繁晴
メディアももっと取り上げてね、それが何かシーンとしたままでしょう?それ、あの、低支持率の政権だから何言ってもシーンとしてるって、それはおかしいでしょ?私たちの民主主義が作った政権なんですから、こういう重大な動きがあったら、国民の中でね、僕と室井さんの意見が最後に違ってるようにですよ、もっと正面から戦いがあって、国会でももっと当然議論されるべきですよ」

山本浩之
「それだけ驚きをもって受け止められるべき問題ですからね」

青山繁晴
「そうです。世界が驚いてるのに、日本は驚いてないっていうのはおかしいなと思うんですよね」

山本浩之
「はい。ありがとうございました。青山さんの“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 私もこの問題はもっと「騒ぐ」べきだと思うんですが、マスコミは静かですね。
 やっぱり平和ボケなのか?それとも他にニュースが多すぎるから?

 世界が驚いてるのに、日本は驚いてないって件ですが、たとえば先日、韓国の新聞はこんな社説を書いてました。

【社説】北ミサイルは日本軍事大国化のきっかけ与えるのみ(中央日報3/14)

 “韓国様”も心配してるのに、何で日本の反日サヨクは騒がないんでしょ?(^_^;

 それにしても、外務省幹部の口から「アメリカは弱腰外交」って出たら、そりゃ誰でも「お前が言うか」って突っ込みたくなりますよね(-.-#)

※拙ブログ関連エントリー/「アンカー」起こし
こちらからどうぞ。
※参考リンク
ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay
 (青山繁晴さんのブログ)

 青山さんに直接コメントが送れます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最後に、今日気になったニュースを1コだけ。

WBC:日本、またも「屈辱」…だが前回同様に頂点目指す(毎日3/18)
 またしても、3年前と同じ「屈辱」を味わうことになった。
 九回、岩村が三振してゲームセットとなると、一塁側のベンチ、ブルペンから韓国の選手たちがマウンドに集まり、小さな太極旗(韓国国旗)を立て、勝利を祝った。前回大会2次リーグで日本を破り、4強進出を決めた時の再現だ。
(中略)
 「正直、いい気持ちがしない」。マウンドに太極旗を立てた韓国の行為に、岩村は嫌悪感を露わにした。しかし、こうも言う。「前回、それをやってくれたおかげで(チームが盛り上がり)優勝できたのだから」。まだ、頂点を目指す戦いは終わっていない。

 優勝したわけでもないのに、韓国またかよ!と(T^T)

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 前回大会では掛布さんがマジで怒ってました。
 「韓国はやってはいけないことをやった」「まだ大会は終わっていないのに。あれで野球の神様が怒った」って。

 3年も前のことだし、もう忘れちゃったよって人は、以下の拙エントリー(キャッシュ)で復習を!(^^ゞ

06/3/21付:WBC、日本初代王者に輝く
06/3/22付:だからあなた方は尊敬されない~日本優勝に水を差す韓国

 あの旗を見たことで、また日本の選手諸君が奮起してくれればいいんですが。

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