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「アンカー」北の対オバマ新戦略 心理トリックを見破れ

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「竹島プロジェクト」進行中。
詳細は「さくら日和」さんもしくは拙ブログ1/24付を。


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■2/4放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

神出鬼没金正男氏の裏に何が…北朝鮮の“対オバマ”新戦略を青山がズバリ

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 青山さん、今日は声がガラガラで辛そうでした。番組冒頭の説明によれば、講演のやりすぎで喉が出血した上に感染してしまったとのこと。どうかお大事に。

 細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

山本浩之
「今日の“ニュースDEズバリ”のコーナーなんですけれども、今日はどのようなお話をいただけるんでしょうか」

青山繁晴
「はい。オバマさんの課題、景気回復その他もあるんだけど、ブッシュ時代と違う外交をどうやるのかという、ま、世界注目してますね。その中でさっそくやりだしたなという国があって、もう視聴者の方お気づきだと思いますけど、北朝鮮がまたテポドンクラスの大型ミサイルの発射準備してると。これはまあ間違いないですね。で、北朝鮮がそうやってミサイル撃つぞ撃つぞっていうような、こう強面で右手をこう出してきたらですね、必ず左手でいわばその柔軟作戦というかね、必ず硬軟合わせてやるわけですよ。で、これを全部合わせて考えると、今、僕らに必要なことっていうのはこれだと思ってます(フリップ出す)」
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山本浩之
「『心理トリックを見破ろう』」

青山繁晴
「はい。先週はたとえば、中国の情報操作に負けないようにしましょうと言ったんですけど、北朝鮮の場合はこれ世界で有名なんですけど、情報操作を超えて心理トリックというべきものを駆使するわけですね。肝心な時なんで、それしっかり見破りたい。具体的にお話ししたいと思います」

山本浩之
「はい。ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)
 
 …………………………VTR開始…………………………

 このところ、何やら慌ただしく動きを見せ始めた北朝鮮。

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【先月23日 平壌】

 北朝鮮と中国のメディアは、金正日総書記と中国共産党・王家瑞(オウカズイ)対外連絡部長との会談写真を9枚公開。
 重病説が囁かれている金正日総書記の健在ぶりがアピールされました。

 その翌日――

【先月24日 北京】

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記者
「後継問題に関心は?」

金正男
「私自身はありません」

記者
「後継者には誰が?」

金正男
「それは話せません。すべて父の決定に従います」

 後継者候補の長男、金正男氏はこの3日後、マカオにも――

【先月27日 マカオ】

記者
「お父さんと最後に会ったのはいつ?」

金正男
「覚えてません」

記者
「お父さんの手の調子はよい?」

金正男
「いいんじゃないですか?」

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 そんな中、昨日(2月3日)北朝鮮の北西部、東倉里(トンチャンリ)にあるミサイル基地に細長い巨大な物体が運ばれている動きを衛星写真が捉えたと、日韓外交筋が伝えました。

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 この円筒形の物体はテポドン2号の可能性が高く、1カ月から2カ月の間に発射準備を終えるとも伝えられています。

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 オバマ大統領就任後、不穏な動きを見せる北朝鮮。
 一連の報道に隠された北朝鮮の新戦略について、青山がズバリ解説します。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「ま、このところ大きな動きを見せなかった北朝鮮ですけど、室井さん、今VTRにもあったように円筒形の物体が、やっぱり衛星で見ると、これ、ま、テポドンに間違いないだろうと。そういった物が移動してるっていうね、何かきな臭い話がまた出てきましたが」

室井佑月
「全然何か、考え方を変えてるわけじゃないんだよね」

山本浩之
「でしょうねえ、ええ」

室井佑月
「もうすごく一貫してるよね」

山本浩之
「うん。で、まあ今、報じられている北朝鮮の様々なその動きのウラには、新たな戦略が隠されていると青山さんは言うんですよね。えー、その最初のキーワードが『心理トリックを見破ろう』でした。では解説お願いします」

青山繁晴
「はい。あの、ちょっとね、あえて本題に入る前に一つ皆さんに申しておきたいことあるんですけど、今VTRでね、円筒形の物、映った。で、ヤマヒロさんがテポドン2号の話されたんですけど、あれいつも日本のテレビで流されるのは、テポドン1号ですからね」

山本浩之
「あ、あの映像そのものはそうですよね」

青山繁晴
「で、あれをね、ずっと流すこと自体が実は北朝鮮の心理トリックに引っかかってるのと同じで、テポドン2号、2006年7月に打ち上げられたやつは映像がないんですよ。なぜかというと夜に撃たれたからで、夜に撃ったってことは実戦ベースだったということなんですよ。だからそのへん、きっちり仕分ける方が、仕分けないと…」

山本浩之
「そうすると今、青山さんの後ろにこう映っている…」

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青山繁晴
「これ、だから1号です」

山本浩之
「これ、だからテポドン1号だっていうことですよね」

青山繁晴
「これは真っ昼間にみんなに見せつけるために撃ったんですね。で、本チャンの、ほんとに戦争に使いたいのかもしれない2号の方は夜中に撃ったわけですが、夜明けまでにね」

山本浩之
「ただ、そのテポドン2号と見られる円筒形の物体の移動も、これ日中行われてるんですよね」

青山繁晴
「そうです」

山本浩之
「だから衛星でもよく見えるという」

青山繁晴
「おっしゃる通りで、まさしく見せてて、何してるかというと、おそらく液体燃料をドブドブ入れてるわけですよ。これから4週間から1カ月半ぐらいの間に撃てる状態になっていくと思いますけどね」

山本浩之
「へえー、そうなんですか」

青山繁晴
その間ずっと見せつけるってことになるわけですね。だからそれ自体がもうすでにこう心理戦なわけですけれどもね。たった1発のミサイルでこんなにみんなの話を惹きつけるんだから。で、その心理トリックを見破る時に、やっぱり日本やアメリカで大きく報道せざるをえないこと、そのビッグイベントにまず注目する必要があると思いますね。で、最近この金正日さんをめぐるビッグイベントというのは、もちろんこれだったですね」

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村西利恵
「1月23日に中国共産党の王家瑞・対外連絡部長との会談が行われたとして、これ中国、北朝鮮の両国でこの写真とともに報じられました」

青山繁晴
「はい。で、まずこの王家瑞さんって日本で知名度あんまりないんですけどね。しかも対外連絡部長って何か大したことない役職に見えるでしょうが、これは要は中国共産党の外務大臣ってことなんです。まあ党ですから行政機関じゃないんだけど、中国共産党という組織のその外交責任者なんですよ。だから大変地位は高いです。しかもこの人は北朝鮮の理解者というか、北朝鮮と特に仲のいい中国の幹部なんですね。それで写真見ていただくとですよ、まず会談の冒頭と思われるシーン(右下の写真)があってですね、それでこれは最後(左下)ですよね、会談全部終わった後にこうやって記念写真を撮ったと。で、その会談以外にこういう懇親の場(左上)もあったと。それからこうやって記念品の贈呈もあったり何やして、ここにはちょっと出てないけど、麻痺したといわれる左腕も無事なように見えると。これ念のために言いますと、皆さんご承知のとおり去年の8月の北京オリンピックの真っ最中に、この金正日さんは脳卒中、それから本当はそのハートアタック、心臓の発作もあって倒れたと。それが初めてまあ本当の姿が出てきたということになるわけですね」

村西利恵
「これまでは北朝鮮内での写真ですとか、お一人で映っている物が多かったですが、こうやってね、外国の主要な人物と会っているというのは初めてですよね」

青山繁晴
「そうです。この番組では何度もやりましたが、今まではもう不自然な合成写真ばっかりだったんですが、今度ばっかりはいくら何でも中国共産党の外交責任者を出して、この写真が合成だとか嘘だっていうことはないわけですね。ところが今お話ししたような全体について、日本の公安当局者はどう見てるかというとこうなんです」

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村西利恵
「心理トリックを狙っている」

青山繁晴
「うん。それであの写真からどういうトリックがあるのかというとですね、ま、この、もちろんこれ(シルエット)複数なんですけど、こう言われたんですよ。『青山さんもね、こういうのって引っかかりやすいよね』と。どうしてかというと、『青山さん、記者出身でしょう』と。ね。それ言われた時に、ガーンと頭に響いて分かったのはですね、外交記者っていうのは、必ず会談の冒頭撮影やるじゃないですか、そこに立ち会って冒頭の話、聞きますでしょ。で、始まると外へ出されちゃって、今度終わりの時にまた入って、で、あとでブリーフ来て記事書くわけでしょ。そうするとあのように、さっきの写真のようにですね、止まってる写真しかないんですよ。皆さん、動画公表されてませんからね」

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青山繁晴
「止まってる写真しかないのに、(画面に写真が次々映される)はい、今ちょうど出てきましたね、こうやってずっと一連の写真は出てくるんだけど、これ動画じゃなくて全部その、止まってる写真なんですね

村西利恵
「何枚か出てきたそうですね」

青山繁晴
「ええ。だけどいろんなシーンが出てくる。これ(握手している写真)たとえば最初に会った時か何かかなあと思うから、当然、会談がね、中身のある会談が実際に何時間も行われ云々かんぬんあり、パーティもちゃんと金正日さんが出て、何だ元気じゃないかという話、思うでしょ?ところがそうじゃなくて、こうだっていうわけです」

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村西利恵
本当は、会談が行われていない

一同
「えーー!?」

青山繁晴
「もちろんね、正確に言うと、本当は中身の伴うような時間をかけた会談は行われていないっていう意味なんですが」

村西利恵
「あの、王家瑞さんは本物ですか」

青山繁晴
「王家瑞さん全く本物ですね。あの長身細面の王家瑞さん本物なんですが、要はですね、久しぶりに現れた独裁者・金正日さんと中国共産党の外交責任者が会ったんですから、話さなきゃいけないこといっぱりありますね。ご自分の病気のこと話し、当然後継者問題に触れ、それから6カ国協議いつ再開するのかに触れ、オバマ新政権にどう向かい合うのかに触れ、で、そういう会談の中身が出てくるはずですが、それ一切出ない。これは北朝鮮が秘密国家というんじゃなくて、本当はそんな中身のある会談ができるような状態じゃなかったと。そうすると何があったかというとですよ、事前に中国の共産党に連絡を取って王家瑞さんにも了承をとって会談の始まる写真、これストップモーションで撮ると。こうやって握手してね。それで今度は向かい合ってるとこもストップモーションで撮ると。だからかかるのは30秒とか1分とか、それまでは車椅子で運ばれてきたり」

一同
「はあー」

青山繁晴
「下手をするとストレッチャーで運ばれたかもしれないけど、いずれにしろこうやって歩いてきて、はい会談始めますと言って会談やったんじゃなくて、そういうシーンだけを何枚も撮っていって重ね合わせて」

山本浩之
「えっ、じゃあ王家瑞さんはそれにお付き合いしたってことですか」

青山繁晴
「ええ。はっきりとした意志を持ってお付き合いしたんじゃないかと。これは中国情報に詳しいアメリカの国務省の関係者に聞きましたけれども、当局者にも聞きましたけれども、おそらくそうであろうと。完全な証拠はないけれどもおそらくそうだと。つまり北朝鮮側は中国に対して、中国だって今、朝鮮半島がジタバタするのは嬉しくないでしょ。なぜかというと、来年は上海万博をやらなきゃいけないんだから。だから北朝鮮、安定してほしんでしょ。そしたら王家瑞、お見えになってそういうストップモーションの写真作りに協力して下さいねってことはっきり言った上で、いわば中国と北朝鮮が共同して作った心理トリックの可能性が高いと。それにごまかされない方がいいという話なんですよね」

一同
「へえーー」

青山繁晴
「で、しかもそれに合わせてですね、もう一人役者が登場したわけですよね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「金正男氏」

山本浩之
「この人はまた最近もね…」

青山繁晴
「皆さんおなじみの金正男さんですけれどもね、ちょっと動きをおさらいしてくれますか」

村西利恵
「1月の24日に北京で、それから1月の27日にはマカオで報道陣の取材に答えていますよね」

青山繁晴
「はい。それで、これね、一般の方からも、僕のたとえば講演聞いた人なんかからメールがけっこう来ててですね、これは真面目にやってるのか(一同笑)、つまりたとえば金髪の美人、かどうか知りませんけど、金髪の女性を伴っていたりね、毛皮を着た女性を伴っていたり、それでインタビューに平気で答えたりね」

村西利恵
何か命を受けて動いているのか、それとも気ままに動いているのか分からない…」

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青山繁晴
「ええ。で、しかも長男ですから、儒教の強い北朝鮮なんで後継者と普通思われてるのに、一体あれはどういう意味なのかという質問がいろいろ来たんですが、これ僕だけじゃなくて、さっき言った日本の公安当局者あるいはアメリカ国務省の深い部分の当局者も見方はけっこう同じでね。まずこれ重大な要件があるんですよ。で、この金正男さんって金一族の中でほとんど唯一ね、金って名前がついた3兄弟の中で唯一、軍部にルートがある人なんですね」

村西利恵
「正男さんは」

青山繁晴
「ええ。だからその王家瑞さんが来たのに合わせて北京に行ったわけですけど、同時期にね、つまり朝鮮人民軍はどう考えてるかっていうことも含めて、北朝鮮側の意図をちゃんと中国の指導部に説明する役割を負ってる。しかも王家瑞さんが帰って行ってから何をどうするかっていうのを自分なりに見たいということもあって、重大な役割担ってるわけですよ。それからマカオはこれ、北朝鮮の裏金作りの拠点ですから。裏金作りを再びやってるっていうね、その本来の目的を隠すことができるわけです。ああやっておちゃらけみたいに話をしてたらですね」

一同
「ああー」

青山繁晴
「で、しかもですよ、それも非常にソフトなイメージを与えますね」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「話の中身も、その、たとえばきっちりその、後継指名するのはあくまでも父なんだということを言ってて、独裁一族やっぱりひどいなあとも言えるけれども、しかしお父さんの健在ということちゃんとメッセージを出してたりですね、ソフトな語り口の中で」

山本浩之
「思わずこっちも勘違いしてしまうぐらいね」

青山繁晴
「そうです。北朝鮮はだんだんソフトな国になるのかというね。しかも今回そのマカオで、マカオのインタビュアーはけっこう下手くそな英語で聞いてるわけですけど、そしたら金正男が英語で答えてましたが、それは非常に達者な英語なんですよね。で、ちょっとこれVTRを流してくれますか」

村西利恵
「はい。過去の正男さんの映像と比べてみたいと思います」

 …………………………VTR開始…………………………

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記者
「お父さんと最後に会ったのはいつ?」

金正男
「I don't remember.(覚えていません)」

記者
「調子はよさそうだった?」

金正男
「Have you seen the news paper?(新聞を見てないのですか?)」

記者
「あなたの口から聞きたいんです」

金正男
「Well he seemed like very good.(よさそうに見えましたけど)…I think so.(いいと思いますよ)」

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金正男
「Unfortunately, we don't table to go to Japan easier.(不運にも日本に簡単に行けなくなった)That was just a happening in three years later, ago, I mean.(3年前に行ったのはたまたまだ)」

 …………………………VTR終了…………………………

一同
「うーん」

村西利恵
「最初に見ていただいたのが、最近のもので…」

青山繁晴
「あれがマカオですね」

村西利恵
「で、後のVTRは…。あ、両方とも今回のVTRです。失礼しました」

青山繁晴
「それであの、過去と比較する意味はあんまりないと思うんですが、彼の英語というのは明らかに訓練を受けた英語ですね。たとえば最初に『I don't remember.』って言ってましたが、ちゃんと『r』の音や『er』の音も入っててですね、特に米語系統の訓練を受けたんであろうということが分かる英語なんですね。で、もっとなるほどなと思うのは、インタビュアーの、さっき言いましたね、ちょっと言い方悪いですけど、あんまり上手じゃない英語に合わせてるんじゃなくて、カメラの向こうのね、視聴者に合わせた英語を使ってます。たとえば日本のような非英語圏の方々でもすぐ分かる

山本浩之
「僕たちでも、こう何となく分かるようなね」

青山繁晴
「分かりやすい単語を使ってですね、つまりたまたま英語で喋ってるんじゃなくて、使う目的がはっきりしてる英語を訓練によって身に着けたってことが非常によく分かるわけですね。で、しかも彼は英語とそれから中国語、それからフランス語、フランス語が一番上手だと思いますけど、それから朝鮮語、日本語と5カ国を少なくともできるわけですよね。これも日本やアメリカの当局者の見方、一致してるんですけど、北朝鮮は金日成さん、それから金正日さん、2代続いたカリスマ型の独裁はむしろもうあきらめて、この金正男さんのような、こういうカリスマ性のない人をそれでも独裁者として立てながら、実態は軍部がそれを仕切るっていうね、ほんとはこれ集団指導体制じゃなくて、独裁者はいるんだけど、中身は本当はソフトな集団指導体制ってとこに、したたかに変えようとしてると」

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村西利恵
「つまりはこういうことですね。『カリスマ独裁』から『ソフトな体制』へ」

青山繁晴
「はい。で、こういうメッセージをね、ああいう喋りを通じて、いわばアメリカにもストレートに出していってるんであろうと」

一同
「うん、うん」

青山繁晴
「つまりアメリカよ、北朝鮮がこういう変化をするんだから、ちゃんとオバマ政権になったら対話ができるはずだというのを、非常に仕掛けてるわけですね。でも皆さん思い出して下さいよ。その根幹には、金正日さんがちゃんと中国の要人と会談できるという、はっきり言うと嘘に近い事実を作らなきゃいけない。で、その心理トリックに引っかかって日本国民を含めてみんながそう思うことが、ほんとはこういうやり方を全部活かしていくわけですから。相手の手のひらに乗っかるっていうことになりますよね」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「で、この話だけだと、北朝鮮は相変わらず上手にやってるな、すごいなって話になっちゃうんですが、北朝鮮は一つ困ったことがあるんですね、今。はい、出して下さい」

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村西利恵
「北朝鮮にとって困ったこと。それは6カ国協議の首席代表、アメリカの代表が、ヒルさん、イラク大使に任命される見通しとなったこと」

青山繁晴
「はい。この、ほんとはクリストファー・ヒルっていうんですけど、もう末期にはキム・ジョンヒルっていうの、ほんとに呼ばれてましたね」

山本浩之
「呼ばれてましたね」

青山繁晴
「で、この『アンカー』でも何度もこの人を解任しろと言いましたし、僕は実際にアメリカ国務省の幹部に会って、解任すべきだと、で、彼がブッシュ政権に伝えるってことも実際にありました。で、ところがこのキム・ジョンヒルさんは凄まじい留任運動をやったんですよ」

村西利恵
「残りたいと」

青山繁晴
「『私が6カ国協議の仕上げをするんだ』と。で、北朝鮮もそれに期待をつないでたら、そればっさり切られて、イラク大使に転出なんですね。で、イラク大使というのはそう悪いポジションじゃないけど、でもなり手がいないの事実なんですよ。アメリカの人々って家族大事にするから、これ家族同伴できないでしょう?」

山本浩之
「ええ、ええ」

青山繁晴
「いつ暗殺されるか分かりませんから。だからステータスとしては悪くないけれども、実際はヒルさんの思惑からずいぶん外れたことになったわけですね。そうすると北朝鮮としてはですね、これ、せっかくヒルさんを取り込んでですよ、飯もベルリンでおごってもらって上手くやってきたのに、違う手を考えなきゃいけない。で、その違う手が、これあの、ちょっと刺激の強い言葉なんで確認で言いますが、あくまで北朝鮮の意図はと、こういうことですよ。北朝鮮が考えてるのはこういうことでしょう(フリップ出す)」

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村西利恵
『ヒラリーさんを内通者に』。この北朝鮮の新たな対アメリカ戦略について、CMのあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「今日は番組の冒頭でも申し上げましたように、青山繁晴さんは体調、あの、非常に不調でそれで声が思うように出ません。その中で一所懸命喋って下すってて、非常に穏やかな語り口なんですよ、いつもに比べて。だけど言ってる内容は非常に厳しくって、つまり、ヒルが駄目ならヒラリーでっていう北の思惑だっていうことをおっしゃりたいんでしょうか。2つめのキーワードは『ヒラリーを内通者に』っていうものでした。続きをお願いします」

青山繁晴
「はい。ちなみに今、コマーシャルの間にアイスクリームを食べましたが(一同笑)、これあの、お医者さんのアドバイスなんですが」

村西利恵
「喉に効くんですよね」

青山繁晴
「ええ、だいぶ出るようになりました」

山本浩之
「速効性があって」

青山繁晴
「ええ。でもお聞き苦しくて申し訳ないです」

山本浩之
「無理しないように」

青山繁晴
「はい。それでヒルさんが首席代表を事実上解任されたと。で、後任誰かっていうのは、まず大事ですよね。はい、ちょっと出していただけますか」

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村西利恵
「後任として名前が挙がっているのは、カート・キャンベル元国防次官補代理

青山繁晴
「はい。この方、日本では一般にはあんまり知名度ないかもしれないけど、このキャンベルさんの名前出た時は、たとえば外務省なんかはワッと喜びました

一同
「へえー」

青山繁晴
「それから防衛省も喜びました

村西利恵
「どういうことですか」

青山繁晴
「あの、まあ僕も直接知ってますけれど、彼はほんとに親日派で、たとえば日本大使に来そうなナイさん(ハーバード大教授のジョセフ・ナイ氏)という人はね、この人の親分ですけど、知日派だけど親日じゃないんですよ。ほんとにはあんまり好きじゃない。キャンベルさんは本気で日本が好きだから、これは逆に言うと北朝鮮にとっては困った話でですよ、今までのキム・ジョンヒルさんからその、知る人はみんな知ってる親日派のカート・キャンベルさんになったっていうのは困るなあと」

村西利恵
「どうも取り込めそうにないと」

青山繁晴
「ああ、無理だと思いますね。キャンベルさんは非常にソフトなんで、それこそ、一見こう取り込まれそうに見えるっていうのあるかもしれないけど、基本的にはカート・キャンベルっていうのは、日本のサイドに立ってくれる、日本の拉致問題含めてもですよ。で、そう時に北朝鮮がどう出るかっていうとですね、今、村西さんが言った通り、このキャンベルさんを一生懸命攻め落とそうとするんじゃなくて、パーンとこう頭を飛び跳ねるっていうかですね、やっぱりその、もともと戦いに弱い国々、戦争の弱い国々というのは、パーンと頭を飛躍させる戦略使うのが上手なんですが、だから今回もこういう人をターゲットにするんじゃなくて、その、ターゲットは文字どおり、これしかないっていうことなんですね」

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村西利恵
「それが何とヒラリー国務長官とオバマ大統領。トップじゃないですか」

青山繁晴
「ええ。まさしく外交のトップと国家のトップと、直接ターゲットにしていくであろうと」

一同
「へえー」

青山繁晴
「で、そうするとね、皆さんこれ、北朝鮮の当面の目標っていうのは、具体的にこう分かると思うんですよ。これ何かっていうと、当然オバマさんを平壌に呼ぶこと、北朝鮮に来てもらうことであって、米朝首脳会談をやってしまって、もう日本も中国も頭、追い越されるということになるわけですね。しかしそれは実はオバマ政権の前でも検討はされてます、本当は。政権発足前から。でもそれが実現してもおそらくは2010年になるわけですよ。来年にね。するとその前にやることがあるでしょうと。それは普通考えたら、その前に外務大臣であるところのヒラリーさんを訪朝させて、現にこの人の旦那さんが大統領の時、クリントン政権の時には当時の国務長官、訪朝してるわけですからね。だからそれ考えると、当然ヒラリーさんの動きがまずターゲットになるわけですよ。だからさっきはね、まさかオバマさんが内通者って言うんじゃなくて、北朝鮮が狙ってんのはこの人(ヒラリー)ですよと。この人の動きについて、さっきストレートニュースでもありましたよね。これです」

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村西利恵
「はい。今月中旬にも『日本』へ初めて外遊にやって来ると」

青山繁晴
「はい。これはもう日本に来るのは、僕の聞いた話でも本決まりで、あとは日程詰めてるだけで、早かったら16日の月曜日からという話もアメリカ側はしてました。それでこの話が伝わったらですよ、またその外務省もね、それから特に日本のメディア喜んでですよ、ヒラリーさんは明らかな親中派なのに、何度も言いましたが、中国から裏献金まで受け取ってると思われるのに、日本に最初に来てくれるっていうのはすごいなあと、これ話変わって、なかなかいいじゃんというね、報道、あるいはお役人の反応、あるいは政治家も含めて反応あふれるから、僕はびっくりして、心理トリックに引っかかっちゃ駄目じゃないですかってお話をしてるわけです。どうしてかというと、なぜヒラリーさんがこういう挙に出るかって、これは当然こうです。はい、ちょっと出して下さい」

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村西利恵
来日の目的は、ヒラリー訪朝の地ならし。さらに、オバマ訪朝も

青山繁晴
「はい。で、ここに政府当局者という書き方しましたが、ま、これシルエット1人ですけど、ほんとは1人じゃありません。官邸にいる人と外務省にいる非主流派の人の話、僕と意見一致してるんですが、そのヒラリーさんは日本が本気で大事だから来るんじゃなくて、もしもですよ、ヒラリーさんが訪朝して、さらにオバマさんが訪朝したら、いちばんそれは、いくら何でも声挙げるのは日本でしょ。ちょっと待って下さいと」

山本浩之
「そりゃそうですね」

青山繁晴
「ね。そう言うから、事前に日本に行っといて、ま、はっきり言うと歯の浮くようなことをいろいろ言ってくれて、抽象的でも、日本はそれで十分喜ぶから、未だに、アメリカの時代が終わろうとしてるのに、未だにアメリカ第一主義っていうのはこの国から消えてないから、だから実は地ならしに使うために来日するんだと。ね。で、これをその○○○(聞き取れず)だけじゃ足りなくてですよ、そうやってこの人はそのつもりで来てもですよ、来たら最後でね、拉致現場に当然一緒に行っていただきですよ、ヒラリー・クリントンさんから拉致事件の話ってほとんど聞いたことがないけど、少なくともリベラル、人権を掲げる民主党の代表的な人がですよ、こんな人権侵害を許していいのかってことをガンガンに攻めると。で、その上で訪朝するなら訪朝して下さいと。ね。その代わり訪朝する時には、日本で見た現実をちゃんと伝えてくれるんですね、ということを要求するのが外交なんで、だからこれはすなわち私たちのチャンスになりつつあるわけです」

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青山繁晴
「そうするとですよ、今ね、日本の中でね、政治家も官僚もね、それからジャーナリストもね、やがてオバマさん訪朝するんだから、たとえば僕も含めて言われてるのはですね、強硬姿勢を貫くべきだと言ってる意見は間違いだと、日本は取り残されると、北朝鮮はもう立派にしたたかな国だから、オバマ訪朝した時に慌てなきゃいけないから、今から先に日本が妥協しましょうって言ってる人がいっぱいいるんですけど

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
ご冗談でしょう。それ全く反対の話で、ですよ。さっき言った通り、ストップモーションで写真を撮らなきゃいけない状態だから、明らかに金正日体制の終わりの始まり、今、見えてるわけですよ。そうすると、単に心理トリックを見抜きましょうというだけじゃなくて、私たちの本当のチャンスはどこにあるのかと。単に強硬姿勢がかっこいいからとか、そんなことで言ってるんじゃなくて、実利があるから言ってるんですよ。リアルに拉致被害者を取り戻そうと思ったら、最後の一人まで取り戻すためには、金正日体制の終わりしかありません。それが天のご意志か何か、始まってるんですから、これが私たちの本当の勝負所だと思ってるわけです」

山本浩之
「なるほどね。これまでも北朝鮮のしたたかさっていうのは、もう嫌と言うほど見せつけられてますからね。室井さん、お聞きになっていかがでしたか」

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室井佑月
「うーん、ヒラリーがちょっと訪朝したら嫌だなあって感じがしますね。やっぱりまだ彼女、権力に大して色気があって」

青山繁晴
「そのとおり」

室井佑月
「次の次とか狙ってるとしたら、やっぱり中国からも献金を受けてたっていう噂があるぐらいだから、そういうことで動くかもしれないよね

青山繁晴
「はい」

山本浩之
「はい、どうもありがとうございました。以上、“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 北朝鮮の言いなりだったヒルさんがイラクに旅立つ!
 \(^-^)/バンザーイ!
 この異動を知った時、私、「罰ゲームか?」と思いましたよ(^_^;

 で、新たな6カ国協議首席代表は、親日派のキャンベルさんだと(まだ決定ではないようですが)。日本にとって、ようやく明るい兆しが見えてきたような気がします。

 とはいえ、国務長官がヒラリーさんっていうのはやはり困りものですよね。
 彼女が訪日した際どんな発言をするのか、またその発言に隠された意図は何なのかを、私たちは注意深く見極めていかねばなりませんね。決してマスコミに誘導されるんでなく。

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※拙ブログ関連エントリー/「アンカー」起こし
こちらからどうぞ。

※参考リンク
ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay
 (青山繁晴さんのブログ)

 青山さんに直接コメントが送れます。

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