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五百旗頭イズムが防大生を苦しめる

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 やや古い話で恐縮ですが、12月9日に放送されたNHK「クローズアップ現代」、皆さんご覧になりましたか?田母神論文問題がテーマでした。

 これを見てまず驚いたのは、26分間の放送時間中、主役であるはずの田母神前空幕長のインタビューが、記者の質問も含めたった45秒間しかなかったことです。

 田母神さんの発言はこれだけでした。

 「不安を与えるから(自衛官は)ものを言うべきでないということはね、結局、私は発言を封じていることだと思うんです」
 「自分たちの先輩がね、残虐行為をした、侵略をした、ろくな国じゃなかったというふうなことを教え込まれたんではですね、やっぱり国のために頑張るという自衛隊はできませんね」

 加えて言えば、この田母神さんの発言直前の小松基地元幹部や元航空幕僚長の発言は字幕入りで流されたのに、田母神さんの発言は字幕なし。そんなに田母神さんの主張が国民に浸透するのが怖いんでしょうか?
 ま、田母神さんの参考人招致の中継もしなかったNHKですから、想定内といえば想定内なんですけどね。


 それ以上に私が驚いたのは、防衛大学校の校長の五百旗頭真(いおきべ・まこと)氏の思想です。

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 先に白状しちゃうと、実は私、五百旗頭氏がトンデモな人だということをこれまで全く知りませんでした(T^T)

 まず、「クローズアップ現代」で五百旗頭氏がどんなふうだったか?というのを書き起こしてみますと――
 五百旗頭さんは、将来部隊を率いることになる学生たちには「広い視野」を持たせることが重要だと考えています。

 学生たちと語り合う機会を、五百旗頭校長は積極的に設けています。

 この日は、タイの士官学校などに留学した学生から、現地の学生と話して感じたことを直接聞きました。

(学生たちとの懇談にて)

学生A
「国防の意識について聞きますと、国を守るためっていうものが前提なのではなく、国王を守るために国を守る、そういう意見を語ってくれました。そして、そのことを語るタイ王国の士官候補生からは軍人としての明確な目的意識、また誇りというものを強く感じることができました」

学生B
「われわれ防大生も、国を守るということにもっと誇りを持って、生活なり勉強なりをすることが必要であると強く感じました」

五百旗頭
国王を仰いで、国防のために誇りを持ち、凛としているというふうなのは、戦前の日本の士官学校生もそうなんですね。頼もしいといえば頼もしいんですが、問題は視野狭小になってね、暴走したりしないかという問題なんですよね」

(NHKのインタビューに対して)

五百旗頭
「彼ら(学生ら)はあまりにも全力投球しているためにね、時としてそのことに夢中になってね、広い視野というのを見失うことはね、あり得ることですね。それで突進してはいけないんだよと、もっと広い場において、広い認識の土台を持ってね、成長していく必要があるよということも、言ってあげないといけないでしょうね

 防衛大にある初代校長、故・槇智雄の記念室。
 今年10月、五百旗頭校長が設けました。

 槇校長は戦中、軍部が暴走した結果を重く受け止めていました。
 その槇校長が将来の幹部自衛官の教育目標として、一番に掲げたのが「広い視野」でした。
 その理念を引き継ぎたいと五百旗頭校長は考えています。

 歴史学者でもある五百旗頭校長は月1回、自らゼミを開いています。

(ゼミにて)

五百旗頭
「イラク戦争について……」

 専門の歴史や時事問題について学生たちと語り合い、視野を広げることが狙いです。
 五百旗頭校長はこの日、日米関係の歴史をテーマに選びました。

 しかし学生たちが切り出したのは、今年議論になったアフガニスタンへの自衛隊の派遣についてでした。

学生C
「イラクでの成果というのもあると思います。日本にできることとか、日本の良さっていうのもあると思うので、そういう部分は○○○(聞き取れず)したいと思います」

学生D
「人を危険に晒しながらも、そういった復興活動に従事していくってことは、やっぱり資金援助以上に重要なものがあるんじゃないかと、私は考えております」

 五百旗頭校長は学生たちに自衛隊派遣の意義を話した上で、国際貢献には他にどんな方法があるのか考えておくことも大事だと語りました。

五百旗頭
「皆さんは軍事専門家として日本の安全保障戦略、この難しい事態で、ジレンマに満ちた事態でね、どう考えますかって、政治から意見を求められる時があるんです。で、その時に答えられるかどうかがね、皆さんにとってすごく大事でね」

 学生達と向き合って2年、今回の論文問題が起きた今、五百旗頭校長が教育者として噛みしめている言葉があります。

 初代校長・槇記念室に掲げられた「服従の誇り」という言葉。
 国民の決めたことに進んで従うことは立派な誇りになる。
 文民統制の理念がこの一言に込められていると言います。

(NHKのインタビューに対して)

五百旗頭
「自分たちが最終的に判断者ではなくて、国民と政治、社会の判断したところに従ってやるという約束事を見失っちゃいけなにわけですね。で、そのことが広い視野を持つ。広く真理を知ることによってね、服従への誇りというものを我が物にしていくということが、必要だと思いますね」

 これを最初に見た時、「変な人だなあ」という気はしてたんです。
 まず、「国王を仰いで、国防のために誇りを持ち、凛としている」のをまるで悪いことであるかのように言ってる点。「戦前の日本の士官学校生もそうなんですね」って言い方からして、サヨクにありがちな“戦前全否定”の匂いが。
 あと、「広い視野」とか「広い認識」とか「広く真理を知る」とか、何か抽象的なことばかり言ってるし。

 ただ、田母神さんがマスコミに大いに批判されてる最中ですし、五百旗頭氏もテレビを意識してあえてこんなふうに言ってるのかも?と、当初はわりと善意に考えてたんです。

 ところが、その数日後。
 「正論」2009年1月号掲載の濱口和久さん(防衛大37期卒・チャンネル桜キャスター)の論文を読んで、びっくり!
 五百旗頭氏って、もろ媚中、もろ媚北じゃないですか!(T^T)


 濱口和久さんのその論文【OBが直言!防衛大を蝕む五百旗頭イズムの大罪】から、五百旗頭氏の過去の言動をちょこっとピックアップしてまとめてみます。
 (原文は手紙形式のため、五百旗頭氏は「あなた」と称されています)

●毎日新聞11/9付コラム「時代の風」(記事起こし全文こちら)にて五百旗頭氏はこう述べた。
 「個人の思想信条の自由と、職責に伴う義務とは別問題である。軍人が自らの信念や思い込みに基づいて独自に行動することは、軍人が社会における実力の最終保持者であるだけに、きわめて危険である。(中略)このたびの即日の更迭はシビリアンコントロールを貫徹する上で、意義深い決断であると思う。制服自衛官は、この措置を重く受け止めるべきである」
 五百旗頭氏は防衛省の給与体系でみれば陸海空幕僚長と横並びで身分は自衛隊員だということを忘れているのか。このような政治的内容を含むコラムを事前に防衛省に届け出た上で発表したのか。五百旗頭氏こそ「自らの信念や思い込みに基づいて」行動しているのではないか。
 寄稿の内容が現役自衛官の心情に配慮し、その士気を高めるものであればよいが、毎日のコラムはその真逆といえるものだった。
 「旧軍が、自国愛に満ちて独善に陥り、国際的視野を見失った過去、『大和魂さえあれば』とか、『竹やり3千本』の言葉に示される観念論・精神主義の過剰の中で成り立たない戦争への没頭の中で…」「…その中での遺憾な局面が、あの戦争であり、今なお誤りを誤りと認めることができずに精神の変調を引きずる人のいることである」
 このように旧軍を一方的に断罪する内容は、かつて防大の教育を受けた私にとって、到底理解し難い。

●防大校長就任以来、テレビ出演や雑誌等への寄稿を繰り返している。平成18年10月号の「中央公論」によれば、就任前に、防衛庁の幹部から「寄稿はできるだけ続けてもらっていい」と言われたそうだが、特定の宗教団体の機関誌ともいえる月刊誌(「潮」など創価学会系の雑誌)にまで寄稿を続けているのは、やはり問題ではないか。

●扶桑社発行「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書に対し、平成13年7月号の「論座」で「まことに手軽に自己正当化を施した安直なナショナリズム」「狭量で歪んだ」「他国のナショナリズムを思いやる余裕のない」などと非難しているが、反自衛隊の左翼活動家の意見と何ら変わらない。「他国のナショナリズムを思いやる余裕」のないのは、この教科書の記述を何としても修正させようと圧力をかけ続けた中国や韓国の方なのに、どうして両国には何も言わない、もしくは言えないのか。

●「救う会」副会長の島田洋一氏によれば、後輩の結婚式での控え室、同席した五百旗頭氏が「拉致なんて取り上げるのは日本外交として恥ずかしいよ。あんな小さな問題をね。こっちは、はるかに多くの人間を強制連行しているのに」と発言した。この発言こそ政府見解とは似てもにつかぬどころか、朝鮮総連や北朝鮮とも繋がっている一部左翼勢力の主張そのもの。
 (当時のことを島田氏曰く「『救う会』に関わっているのを知る何人かが、一瞬身を堅くするのが分かった。反駁しようかと思ったが、場が場だけにグッと押さえた。その後五百旗頭氏が認識を改めたことを望むが、次代の国防を担う若者たちが、『拉致なんてあんな小さな』という空気のもとで教育されてはならないと思う」。出典:日本教育再生機構>教育再生 各界有識者の提言 平成18年10月26日

●防衛省改革について、五百旗頭氏の試案をもとにした防衛省改革会議の報告書が福田首相(当時)に提出され、その後に上司である石破防衛大臣(当時)が報告書を検討するという順序になった。上司を飛び越して首相のブレーン(外交・安全保障顧問)に就任するのであれば、防大校長を辞して一大学教授に戻るべき。

●就任間もなく、平成18年9月7日配信の小泉内閣メールマガジンに「小泉政権五年をこう見る」と題する論文を寄稿したが、自衛隊の幹部を養成する学校のトップが自衛隊の最高司令官である現職首相を表立って批判するという、実に驚くべき内容。なぜ当時のマスコミは田母神氏を批判したように大騒ぎしなかったのか。
 以下、その論文に対する疑問点3つ。
(1)「靖国参拝一つで、どれほどアジア外交を麻痺させ、日本が営々として築いてきた建設的な対外関係を悪化させたことか」
 アジアとはどこを指すのか。首相の靖国参拝を批判しているのは中国と韓国のみ。この二国が靖国問題で日本を論じる正当性はない。日本が戦ったのは国民党政権だが、現在の中国、つまり昭和24年に設立された共産党政権に、靖国問題を論じる正当性は存在しない。韓国についても同様に論じる正当性はない。日本がいつ韓国と戦争したのか。当時の韓国は日本だった。
(2)「侵略戦争を行ったうえ敗北した日本に対する不信は、世界に、とりわけアジアに根深かった」
 大東亜戦争当時、日本がアジアで戦った相手は国民党軍以外は欧米植民各国。タイのククリット・プリモート元首相、インドのラダ・クリシュナン元大統領、ビルマのバー・モウ初代首相、インドネシアのモハメッド・ナチール元首相、マレーシアのガザリー・シャフィー元外相などなど、五百旗頭氏の言う「アジア」の国々の指導者は、並べて大東亜戦争による植民地解放を評価している。中国でさえ昭和39年、毛沢東が訪中した佐々木更三・日本社会党委員長に「日本軍のお陰で中華人民共和国をつくることができた」と言っている。
(3)「イラク戦争が間違った戦争である」
 五百旗頭氏は反戦教育をするつもりで防大校長を引き受けたのか。あるいはイラク派遣を続ける政府の命令に従うなと言いたいのか。自衛官は思想信条の如何にかかわらず国家の命令に従い、任務をまっとうする。命令が出された以上、防大校長として為すべきは、彼らを「間違った戦争の協力者」に仕立て上げることではなく、彼らの安全を祈願し、その家族とともに日の丸を振って送り出すことではないのか。

●平成19年9月、神戸市などで第9回世界華商大会が開催された際、五百旗頭氏は華僑組織の戦略委員を務めた。実行委員会の代表が疑惑の多い「グリーンピア南紀」問題に絡む蒋暁松氏であることは与り知らないところだったとしても、この大会は中共の強い影響下にあり、台湾系の人々が排除されている。にもかかわらず戦略委員などを務めれば、日本の防大校長はいつから中共のスピーカーになったのかと、余計な批判を招くのではないか。五百旗頭氏にとってはどうってことない批判であっても、五百旗頭氏の下で学ぶ防大生にとっては耐え難いものであることを、一度でも考えたことがあるのか。

●五百旗頭氏は神戸大学教授時代から視点の中心を「日本」ではなく「中国」においている。
「反中“原理主義”は、有害無益である」(中央公論・平成16年5月号)一部こちら
「中国と『協商』関係を築け」(潮・平成18年7月号)
「東アジアの潮流へ/底を脱した日中関係」(毎日新聞・平成20年5月18日付)全文こちら
「『日中協商』の時代/東シナ海ガス田合意」(毎日新聞・平成20年6月22日付)全文こちら

●平成20年5月、五百旗頭氏は来日した胡錦濤国家主席と福田首相との夕食会に同席した。最高司令官たる自国の首相を公然と批判するぐらいだから、増大する中国の国防費の透明性を高めるよう求めたのでしょうね?チベット弾圧を止めなさいと言ったのでしょうね?まさか防大校長が中国の国家主席に余計なおべっかを使ったとは思いたくない。


 ――靖国問題などで、中国と韓国のわずか2カ国を「アジア」と括って問題をことさら大きく見せ、日本の孤立感を高めようと印象操作するのは、まさにサヨクの常套手段です。

 「あなたのおっしゃるアジアってどこの国のことかしら」って、櫻井よしこさんのツッコミが聞こえてきそう。

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 ↑懐かしい画像(^_^;

 濱口さんはさらに五百旗頭氏をこう批判しています。
 (文中の「あなた」=五百旗頭氏)

 「不幸なのは、自国を愛し、自国を守る気概を持って防大の門をくぐったのに、あなたのような媚中的な言説を吐く校長の下で学ばなければならない現役の防大生です。実際、あなたに対する批判、少なくともあなたを尊敬できないとする後輩の声が、私の耳に届いています」

 「私が今、危惧しているのは、あなたがマスコミの田母神論文批判に力を得て、より五百旗頭イズムを浸透させようと、防大生の健全なる思想信条に踏み込むような言動をとることです」

 「一度も戦争を体験したことのない自衛隊にとって、日本国の主権を守り、戦争に勝つための能力を兼ね備えた幹部自衛官を養成するのに必要なのは、五百旗頭イズムではなく田母神イズムであると、私は確信しています」


 そういや「クローズアップ現代」に出てきた日米関係の歴史をテーマとするゼミの場面、五百旗頭氏がイラク戦争について何やら述べてたんですが、ナレーションとかぶってて聞き取れませんでした。
 何て言ってたのか気になるなぁ。まさか小泉内閣メールマガジンに書いたような、「イラク戦争は間違った戦争」云々、自説をまたぞろ展開したんじゃないでしょうね~?(-.-#)

 防大生に「広い視野」を持たせるのは良いことでしょうが、それを推進する校長がこんな偏狭な物の見方をする人では、学生諸君も納得いかないんじゃないですか?
 つーか、五百旗頭氏の考える「広い視野」って何?「地球市民」的あるいは「東アジア共同体」的な視野じゃないでしょうね~?(-.-#)

 五百旗頭氏が防大の校長に就任したのは平成18年8月1日なので、もう2年半以上務めていることになります。
 「クローズアップ現代」に登場した防大生諸君は非常にしっかりとした印象で、五百旗頭イズムには全く染まっていないように見受けられましたが、今後はたしてどうなっていくのか?

 「田母神論文批判に力を得て、より五百旗頭イズムを浸透させようと、防大生の健全なる思想信条に踏み込むような言動」が、もう実行されてたりしないでしょうか?
 濱口さんの心配が現実のものにならなければ良いのですが……。


※参考リンク
軍事評論家=佐藤守のブログ日記>08/12/10付:理性ある服従
 この日の「クローズアップ現代」について述べられています。
大和魂!>06/8/4付:平成の国賊が防衛大校長に
 五百旗頭氏がどのような思想の持ち主か、よく分かります。

※お知らせ
「反日マスコミの真実2009」
 田母神さんのロングインタビューも掲載。詳しい内容はこちらを。


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 おまけ。
 村山談話のいい加減さ(内容から成り立ちに至るまで)はすでに論壇でもいろいろと指摘されてますが、また1つこういう指摘がありました。一部引用します。

【正論】村山談話の空虚性を撃つべし 国学院大学教授・大原康男(産経12/16)
 ≪定義できぬキーワード≫

 周知のように、「村山談話」は、平成7年6月9日に衆議院でなされた“終戦50年国会決議”への不満から、終戦の日にあらためて村山富市首相の談話として発表されたものであるだけに、「過去の一時期、国策を誤り」「植民地支配と侵略」「多大な損害と苦痛を与え」「痛切な反省」「心からお詫(わ)び」といった自虐一色に塗りつぶされた章句のオンパレードである。

 この一面的かつ粗雑な歴史観についてここで論ずる余裕はない。何よりも強調したいのは、そうした歴史認識の具体的な内容に立ち入るまでもなく、そもそも本談話が歴代内閣によって金科玉条のように墨守されるほどの実体を有しているのかという根本的な疑念である。

 ここでのキーワードの一つは「国策を誤り」であろう。「村山談話」の11年近く後に長妻昭衆院議員が出した質問主意書に対する政府答弁書(平成18年6月13日)は、驚くべきことに「お尋ねの『国策を誤り』については、個々の行為に対する評価等をめぐり様々な議論があるところ、政府として、その原因を含め、具体的に断定することは出来ないと考える」と述べ、その判断を完璧(かんぺき)に放棄してしまった。終戦60年に当たる前年の終戦の日に発表された「小泉談話」から「国策を誤り」がすっぽり抜け落ちていることと見事に符合している。

 それ以上に重要なキーワードは「侵略」である。この語の定義について鈴木宗男衆院議員が提出した質問主意書に対する政府答弁書(平成18年10月6日)でも「国際法上の侵略の定義については様々な議論が行われているが、確立した定義があるとは承知しておらず、お尋ねについてお答えすることは困難である」と答弁、同じように確固とした見解が出せないことを正直に告白している。

 ≪侵略も植民地も消えた≫

 ここでふと想起するのは、“終戦50年国会決議”を最も熱心に推進した加藤紘一自民党政調会長(当時)と決議案の内容について折衝したときのこと。私が「どうしても『侵略的行為』とか『植民地支配』という言葉を入れたいのならば、それらが何を意味するのかきちんと定義してほしい」と求めたところ、加藤氏は「われわれは学者じゃないから、そんなきちんとした定義は出さなくていい」と平然とうそぶいた。「村山談話」のいい加減さはここから始まっていたのだということを再認識した次第である。

 このようにキーワード中のキーワードですら確かな定義ができない「村山談話」がいかに空虚なものであるか、これ以上多言を要するまでもない。そんな曖昧(あいまい)な基準で田母神論文「日本は侵略国家であったのか」を裁断できるはずがあるまい。

 興味深いのは「国策を誤り」を削った「小泉談話」が出される直前、平成17年8月2日の“終戦60年国会決議”では、50年決議にあった「侵略的行為」や「植民地支配」という文言がきれいに消えていることだ。これら一連の事実は10年の間に何らかの変化が生じ、「村山談話」が必ずしも固定的な「政府見解」ではなくなっていることを示唆しているのではないか。

 何をおいてもこのような代物を担ぎ続けることの愚かさを広く訴え、歴史観を含めてあらゆる面から「村山談話」を検証し直す論議を巻き起こすことが肝要であろう。(おおはら やすお)

 “終戦60年国会決議”の全文はこちらにあります。
 確かに「侵略的行為」「植民地支配」という文言が消えています。

 それにしても加藤紘一、「侵略的行為」「植民地支配」の定義もきちんとできないくせに、テレビでは事ある事にあんなに偉そうに言って、いったい何様かと思いますわ(-.-#)
 何度も言うけど、この人は、2006年4月まで靖国神社に「位牌」があると思い込んでたオマヌケさんです(拙エントリー06/4/15付中盤参照)。

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