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「ムーブ!」中国は北朝鮮をどう見ているか(付:最近のニュース)

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■10/7(火)放送「ムーブ!」チャイナ電視台

“みつ月”は昔の話 中国の対北朝鮮外交(当日のテレビ欄より)

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 中国、アメリカという大国を相手にしたたかな外交を展開する北朝鮮――。
 中国に詳しいジャーナリスト、富坂聰さんの解説です。
 もっと早くにUPしようと思ってたんですが、ついつい後回しになってしまいました。

 最後に中国・北朝鮮関連はじめ、最近気になったニュースも紹介します。何か嫌なことが多かったですけどね(T^T)

 細かい相づちや間投詞、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はテレビ画面をデジカメで撮影しました。粗くて見にくいですがお許し下さい。原寸大画像ですので、クリックしていただいてもこれ以上大きくは表示されません。あしからず<(_ _)>


 内容紹介ここから____________________________
 …………………………VTR開始…………………………

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 血で固められた友情と呼ばれた中朝関係。
 実は疑心と不信、そして嫌悪と憎悪にまみれているということを容赦なく綴った1冊の本が、1年前、日本でも出版された。

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 その名も「対北朝鮮・中国機密ファイル」。
 中国の現役官僚5人が、匿名で北朝鮮を批判する内部文書をまとめたものだ。

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 さらに今年、またしても現役軍人が金正日政権に言及したレポートを発表。
 (「中国が予測する“北朝鮮崩壊の日”」文藝春秋刊)

 1年前の「なぜ金正日政権は崩壊しないのか」という見出しは、こう変わった。
 「金正日政権崩壊の日は必ず訪れる」――。

 北朝鮮に振り回され続けた中国の目線。

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 2冊の本を編集した富坂聰氏が、日本人が描く中朝関係の常識を覆します。

 …………………………VTR終了…………………………

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堀江政生
「去年9月に発売されたのが『対北朝鮮・中国機密ファイル』という本ですね。著者は中国共産党の現役幹部ら5人ということです。そして今年、『中国が予測する“北朝鮮崩壊の日”』、こちらは50歳の現役軍人が内部情報を匿名で書き綴ったわけです。つまりこれを読めば、中国が北朝鮮に対してどういう感情を抱いているのかというのがよくわかる、本音が聞けるということなんですが、ただ、こんなことが許されるわけがない」

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堀江政生
「こちらの帯の部分、この帯があるんですけれども、これ小さく書かれているんですけれども、『論文発表で著者は謹慎処分に』とあるように、やっぱり決死の覚悟で書いたわけです。中国から見た北朝鮮なんですが、どう映っているのか。この本の編者であります富坂さんは、この本を編じながら、でも実は違うかもしれないと思いながら、この本を編集したということですね。まずこちらです」

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関根友実
「はい、よろしくお願いします。かつて中国は、毛沢東氏と金日成氏が鮮血によって築かれた兄弟のような友情関係にあった。まさに鉄板だったという時代がありました」

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関根友実
「しかしながら、このような中国と北朝鮮との関係はもはやないということなんですね。実はこんなアンケートがあります。中国の一般人に聞きました。行きたくない国ワースト3の中には北朝鮮がランクインされていましたり、年に数回ですね、中国の若いエリート官僚と北朝鮮の在中国朝鮮人が会合するらしいんですけれども、その食事会の中でも、中国のエリート官僚が北朝鮮の経済状況を皮肉った発言などをするなど、非常に現場でもギスギスした関係にあるということですね」

堀江政生
「一般の人あるいは官僚同士っていうようなところも、あんまり良くない関係かもしれない。で、それを実際に裏付けてしまった出来事、それが核実験だというんです」

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関根友実
「はい。6カ国協議で協議する中に、北朝鮮は2006年の10月、核実験を実施しました。すると中国は6カ国協議の議長国でしたから、そのメンツが丸つぶれになってしまったということで、北朝鮮に対し怒りを覚えたんですね。そこでプラス、まわりの目を気にして、メンツもありましたから、国連安保理での北朝鮮への制裁決議に賛成しました。すると北朝鮮側は、なるほど中国さんはそういう出方をするわけね、と見極めた。ということで、だんだんだんだん不信感が募っていったわけですね」

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関根友実
「同じ頃、北朝鮮ではこんな出来事もありました。まさに2006年の10月なんですが、北朝鮮の外交官と国際問題の研究者が共同で『中国不要論』というレポートを共同発表しました。この中では実例などを挙げて、30ページに渡り中国批判をくり広げたんです。実はこのレポート、金正日総書記も支持したとも言われているということなんですね」

堀江政生
「ま、この本の中でですね、中国にとって北朝鮮はこれ、『養虎遺患(ヤンフーイーファン)』というようなことが書かれている。これ、どういう意味でしょうかね」

富坂聰
「これはですね、あの、ま、凶暴なものを飼ってですね、そのことによってかえって自分が噛まれる危険性を、その、抱え込んじゃったということですね」

堀江政生
「それが虎」

富坂聰
「そうですね」

堀江政生
「虎を飼ってみたものの、結果的には自分たちが噛まれるかもしれないと」

富坂聰
「そうですね」

堀江政生
「はあはあ、はあはあ。そういう存在だと中国は、ということ、北朝鮮はそういう国なんだというふうに中国は思っているということですね。これはやっぱり一番大きな原因は核実験ですか」

富坂聰
「あのー、そうですね。これは積み重なったものがあるんですけども、ま、その、さかのぼればですね、92年のあの、韓国と中国が国交を樹立したことから始まるんですけどもね、そのあたりからもうお互いに不信感を募らせていって、で、まああの、ピークに来たのがその、6カ国協議での中での問題っていうことになりますね」

堀江政生
「結局、虎だっていうことは、やはりその核実験、核を持ったっていうようなことも含めて、脅威であるということですね」

富坂聰
「そうですね、ええ、つまりですね、あのー、北朝鮮が核を持った時点で、ま、中国側もはっきりと言ってるんですけど、これは3億人の中国人が射程圏内に入ってますから、これ日本どころじゃない脅威なんですよ、本来言えば。だからそれをその、許したってことに関しては中国国内でもすごくその、反発がある。で、それに対して何の策も取らなかった中国共産党の指導部に対してはですね、中からその、非常に不満の声が出てる。で、要するにそういう、その曖昧な、これまでのその、なあなあな、もう一見オモテではもう友好友好と言いながら、実は何の友好もない、そういういい加減な関係はやめた方がいいんじゃないかという声が、まあ官僚の中からかなり挙がっていて、そういう声の1つとしてオモテに出てきたのが、まあこの本だというふうに考えて…」

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堀江政生
「わかりました。一方でこの中朝の不仲説、これを喜んでる国があります。本の中では『中朝分断はアメリカの作戦通り』だとあります。しかし編者であります富坂さんは、いやいや、これ北朝鮮の狙い通りなんじゃないかという見方をしているということなんですが、まず中国の見方、アメリカの作戦通り、これはどういうことなんでしょうか」

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関根友実
「はい。アメリカの最大の脅威は中国だとされています。国力、軍事力が増強するのではと、アメリカは不安に思っているということなんですね。対策として、中国の周辺国を押さえる。たとえば日本、北朝鮮、台湾に戦略的軍事基地を置きたいとアメリカは思っていると。そのためには、中国と北朝鮮の間に亀裂を生じさせなければならない、ということなんですね。そこでアメリカは、1992年です、中国と韓国が国交を樹立した、これで中国と北朝鮮の間にピリリと亀裂が入るのではないかと見込むわけなんですね」

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関根友実
「それを見逃さず、核問題に関し、北朝鮮との直接交渉を避けて国際化します。そしてわざと6カ国協議に持ち込んで、わざとアメリカは中国に議長国を任せたということなんですね。そこで中国は北朝鮮の無謀な言動を批判することになります。そこで北朝鮮と中国の間に亀裂がますます入るということなんですね」

堀江政生
「なるほどね。三段論法的にはなるほどと思います。さらに北朝鮮はアメリカの言いなりになっているということになりまして、金政権が崩壊するというようなところまでアメリカは読んでいるのではないかというんですが、この考え、どうでしょう」

富坂聰
「えーと、まあですから、私はね、これあの、むしろ北朝鮮側にもアメリカに近寄っていくメリットがすごく大きくあってですね。で、つまり要するに、中国からいろんな支援を受けてたりですね、中朝貿易っていうのがあるんですけども、ただ、そのキャパシティから考えるとですね、アメリカをはじめとするですね、アメリカと要するにこれはもう関係を修復すれば、全西側と貿易もできるし、で、しかも援助も受けられる。すると日本もついてきますから。そういうこと考えたらですね、これまでの、要するに援助の額なんかも一気にはね上がるわけです。だから北朝鮮にとってのメリットはものすごく大きい」

堀江政生
「そうかそうか。で、アメリカはここまで深読みをしてやってました?」

富坂聰
アメリカはですね、私はそんなに周到な考えに基づいて、こう国際戦略立ててるとはあんまり思わないですね

堀江政生
「結果論的にはこうなってるけど、これはたまたまの積み重ねですか」

富坂聰
「これはですね、たぶんその、中国側の人間たちが分析してるものなんで、中国側っていうのは、もう基本的に最初に思うことは、要するに東アジアのそのプレゼンスとか、東アジアにおけるその、イニシアティブをアメリカに持って行かれることがいちばん嫌なんです。だからそのことにまず、その、流れていくというのが、ま、考え方としてはあるんですね。だからそこにかなりその、ウエイトがかかっちゃってるっていうのは、まあ最初からある」

堀江政生
「中国側の見方として、少しフィルターがかかっているのがある。で、結果的に富坂さん、今おっしゃられた通り、こういう見方です。アメリカに近づいていったのは実は北朝鮮なんだ』ということなんです。『北朝鮮がシナリオを書いたんじゃないか』と」

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関根友実
「はい。核実験直後の2006年10月なんですが、北朝鮮の金桂冠外務次官は、アメリカのヒル国務次官補にあるメッセージを送っているんです。『アメリカと北朝鮮で国交樹立できれば、うちは南朝鮮よりも建設的なパートナーになるだろう』と言ってるんですね。さらにたたみかけるように、去年の9月です、半年ぶりの米朝作業部会が始まりましたし、11月には北朝鮮は『ドル紙幣の偽造を中止する』なんて、アメリカに媚びるようなことを言っているということですね」

堀江政生
「つまり北朝鮮としたら、やっぱりいちばん近づきたいのはアメリカであって、中国でもなければもちろん日本でもない、こういうことですか」

富坂聰
「そうですね。だからその、アメリカへの前哨戦として日本へ近づこうとした時期ももちろんあったんですね。だけども、それがちょっとその、煩わしい手続きが必要だということになっちゃったんで、一気に飛び越してやった

堀江政生
「煩わしいって、たとえば拉致問題とか、いろいろもう解決しなきゃならない問題がいっぱいある」

富坂聰
「そうですね」

堀江政生
「それだったら一気に飛び越えてアメリカに行こうと」

富坂聰
「それがまあわりと功を奏したっていうかですね、わりとこれ上手くいったんですね。で、去年の秋頃の、あの、一連の流れはあの、『金正日のラブレター』と言われてる動きでね、それはもうアメリカに対して、ま、我々とアメリカが組めば中国牽制できますよということまで言ったというふうに、まあ中国側では言われている。これにまあ、激怒するわけですね、中国側は」

堀江政生
「えー、こう見てみると北朝鮮、相当、ま、したたかですね、勝谷さん」

勝谷誠彦
「だけどさ、ラブレターったって、ラブレターの時の条件にね、『あなたの国の偽札刷るのやめるわ』って書くの、どういう国だと(一同笑)。そもそもの前提がおかしいだろ、お前、みたいな」

堀江政生
「いや、だから、だけどアメリカもね、相手にしないわけじゃなくて、してるわけでしょ」

勝谷誠彦
「まあねー、使い道あると思ってるわけですよ、やっぱり」

関根友実
「地下資源があったりもねー、しますしね」

勝谷誠彦
「と同時に、と同時に、北朝鮮は韓国では反米感情を煽る工作を明らかにやってますから。韓国とは離反させて自分たちの方を向かせようとしてるわけですね」

関根友実
「いやー、やっぱりしたたかですね」

富坂聰
「ええ、したたかです」

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堀江政生
「えー、で、実は中国が北朝鮮をどう見てるのか。いちばんの関心事はやっぱり金正日総書記なんです。この人がどうなっているのかということですね。中国の党中央ではですね、『朝鮮半島突発事件応急チーム』なるものが発足していまして、金正日さんどうなってるかっていうのを研究しているんです。やはり議題の中心になるのが、そしてポストだということになるわけです」

関根友実
「3つ考えられています。金正日総書記の側近に支えられて金正日総書記が病床から支配を続ける。2つめ、3年以内に金正日総書記が死亡すれば集団指導体制による暫定政権が築かれるのではないかと。で、さらに3人の息子が、いっぺんにじゃなくて、ま、誰かが世襲をするのではないか」

堀江政生
「中でも中国がいちばん重要視しているのは、“病床支配”だということらしいですね」

富坂聰
「ええ、結局ですね、それはやっぱりあの、金正日に代わる者はないと。代われる、要するに権威もないということですね。やっぱりそれは頭がしっかりしてる以上ですね、それはあの、病床からコントロールせざるをえない。これ、あの、毛沢東の晩年と全くいっしょなんですね、ええ。で、その時にもうあの、チョウタクレイ(と聞こえるが、張玉鳳のこと?)という、その女性の秘書がですね、出入りをして、メッセンジャーとしてなるんですけど、同じような役割を果たす女性として、金玉(キムオク)という人物が今、その中国の方で注目されているという話ですね」

堀江政生
「つまり中国としては、毛沢東さんのその最後のところっていうのの、成功体験かどうかわかりませんけど、やったことがあるから」

関根友実
「記憶があるから」

堀江政生
「おそらくそういうことをしてくるだろう、という読みなんですか」

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富坂聰
「その時に、ま、秘書になった女性っていうのは、あの、国家主席の華国鋒(カコクホウ)ですよね、それよりも権限が大きかったっていうふうにも言われてるんですね。だから、そういうことになる可能性もあるというふうに見てるんですね」

堀江政生
「なるほどね。えー、須田さん、ま、一連の動きの中でやはりここにポイントが来そうですね」

須田慎一郎
「うん、あの、ですから、アメリカの方から見ますとね、数年前にファンジョブ(ファン・ジャンヨプのこと?漢字では「黄長●(=火へんに華)」)っていう元書記がですね、アメリカを訪問したことありましたよね。で、議会証言なんかやった時にですね、実はアメリカの軍事衛星があることを捉えてたんですよ。それ何かっていうと、中朝国境地帯にですね、ファンジョブがアメリカに行った途端にですね、中国の人民解放軍がダーッと押し寄せてくると。で、これを、あるメッセージとしてアメリカサイドは受け止めた。どういうことかというと、朝鮮半島に○○(聞きとれず)有事があった場合には、要するにアメリカ主導でですね、北朝鮮に政権ができることも、あるいは韓国中心に朝鮮半島が統一することも、要するに中国としては絶対許さないぞと。もしそれをやるんだったら、中国と事を構えるんだろうと、構えることを覚悟しろというふうにアメリカ側はメッセージとして受け止めたんですね。で、ということは、その後何か起こったかというと、アメリカとしてはですね、あまり北朝鮮に深入りをすることはやめようじゃないかと。だから非常にですね、富坂さんが先ほど説明していただいたね、中国のアメリカに対する見方、今申し上げたアメリカの中国に対する見方、北朝鮮に対する見方っていうのは見事にですね、こう組み合わさってくるんではないのかなっていう感じがしますよね」

堀江政生
「その中で、どうやらキムオクさんという人がこれから実権を握っていきそうですか」

富坂聰
「んー、ま、権力を握るかどうかは別として、要するにその、非常にその動きをその、ウォッチされる対象になると思います」

堀江政生
「重要な人物になると」

富坂聰
「なると思いますね」

勝谷誠彦
「これ、1つだけいい?これね、基本的な理解として、もともと、もともと中国人と朝鮮人っていうのはものすごく仲が悪いんです。たまたまイデオロギーがあるから今ここにくっついてるだけでですね。それはもう、こないだの北京オリンピックの時に中国人観光客が韓国の選手たちに対して、どれだけブーイングしたかっていうのを見ていてもわかるように、それはやっぱり基本的な理解でね、知っておくといいと思いますね」

堀江政生
「お隣同士、難しいですからね」

勝谷誠彦
「そうです」

堀江政生・関根友実
「ありがとうございました」

 ____________________________内容紹介ここまで


 この放送があった5日後、アメリカは北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除したわけです。
 次期大統領に就任する可能性が高いオバマさんは指定解除を支持していますし、今後アメリカはますます北朝鮮の思う壺にはまっていくのかと思うと、やりきれないです(T^T)

 逆に、放送の2日前にはこんな報道がありました。

「大躍進」餓死者は3600万人=元新華社記者、異例の著書で推計-中国(時事10/5)
 【香港5日時事】中国の国営通信・新華社の元記者がこのほど、極左路線で経済の混乱を招いた1958~60年の「大躍進」運動による飢饉(ききん)の実態を調べた本を香港で出版し、餓死者は約3600万人だったとの見方を示した。
 大躍進は中国共産党政権下で最大級の失政であるため、死者数など詳しい実態は今も国内主要メディアでは事実上タブーになっており、公式報道機関出身のジャーナリストがこうした著書を出すのは異例。

 富坂聰さん編纂の2冊といい、近頃の中国では「タブーを破って出版」ってのが流行ってるんでしょうか?(さすがに中国本土で出版するのは無理のようですが)

 まあでもこの2冊はともに匿名での出版ですから。実名で堂々と中共批判ができるまでにはまだまだ時間がかかりそうですね。……って、現役軍人や官僚が実名で堂々と批判できる事態になったら、もはやすでに中共は崩壊してるってことになりますか(^_^;

 それにしても「大躍進」の死者数3600万人ってすごい数ですよね。「南京大虐殺」の「死者」は捏造までしてやっと「30万人」ですから。


 中国の言論状況は現在どうなってるのでしょう?
 10月27日付産経新聞のコラムにこんな記事が載ってました。

【外信コラム】北京春秋 監視される知識人(産経10/27)
 「中国は国際社会とは違う異質な体制だと感じたよ」。中国のある知識人の友人はため息混じりに言った。
 彼は北京五輪前、日本を訪問した。しかし、北京の空港で出国の際、所持していた書籍の内容を徹底的に調べられた。「何かの容疑で拘束できないかうかがったに違いないと思う」。
 帰国前、彼は北京の空港でまた調べられると予想し、日本で買った書籍は日本人に渡した。
 当局者は彼の自宅を定期的に訪ねてくるという。当局者が聞くのは、最近の知識人やメディアの動向だ。「応対を断ると面倒なことになる。当局者の階級が上がるにつれ、質問が高度で深くなる」という。
 最近、ノーベル平和賞候補者に、人権活動家の胡佳氏(35)=国家政権転覆扇動罪で服役中=と、人権派弁護士の高智晟氏(44)=同罪で執行猶予付き判決=の名前も取りざたされた。
 知識人の集まりに参加したとき、この2人に果たして「平和賞」に値する功績があるのか議論となり、賛否が分かれた。反対論の理由は「中国の人権、民主化で活動した人物は過去、多くいるのに、2人の業績はさほどではない」というものだ。
 空港で調べられた知識人は賛成だった。「中国の人権状況を世界が注視するきっかけになる。中国の一般庶民も人権に目を向けるようになるかもしれない、と期待したんだが…」(野口東秀)

 胡佳氏といえば、妻である曽金燕さんが北京五輪開幕前日に公安当局によって連行され、遼寧省大連市のホテルに閉幕前日の8月23日まで軟禁されていました。五輪取材に訪れた外国メディアが、曽さんと接触することを恐れたためらしいです(朝日10/14)。

 日本ではこのことはあまり報道されませんでしたが、外国メディアは五輪開幕直後、「曽さんが行方不明だ」「中国当局が拘束しているのではないか」と、大きく報道していました(一例としてAFP8/7)。

 ノーベル平和賞の候補に挙げられていた胡佳氏ですが、今年受賞したのはフィンランドのマルッティ・アハティサーリ前大統領で、残念ながら胡佳氏の受賞はなりませんでした。

 が、事前に胡佳氏が有力候補だと言われていたため(「最有力候補」と謳ったメディアもありました)、中国外務省は会見で「正しい人選をするべき」「中国国民の感情を傷つけるような行為は慎むべき」「収監されている反体制活動家への授与は、内政および司法の独立への干渉に当たる」と牽制を繰り返したのです。

 そのため、欧米諸国からは「胡佳氏が受賞を逃したのは、ノーベル平和賞の選考委員会が中国の圧力に屈したからではないか」といった観測も流れたようです。

 それに対する逆襲でしょうか、欧州議会は今年の「思想の自由のためのサハロフ賞」に胡佳氏を選出しました。これは人権向上に貢献した個人や団体をたたえる欧州議会では最高の賞とのことです。

 これについて、中国側は(授与しないよう)掛け合ってきたにもかかわらず、犯罪人に賞を授与することは不満だ。内政干渉だ」と批判したそうです(中日10/24)。
 ……って、あら?「授与しないよう圧力かけてきました~」って白状しちゃってますね、中共(^_^;

 まあとにかく北京五輪が終わっても中国の言論状況はまるで変化なし、知識人はじめ中国人民は未だに中共の弾圧に苦しんでいる、ということになるのでしょう。


 中共の弾圧といえば、こちらも気になるチベット問題。
 ダライ・ラマ14世の特使が10月30日、中共側との対話のため北京入りしました。北京五輪後初めての対話ですが、中共がダライ・ラマ側の要求に譲歩する可能性は低く、残念ながら進展は見込めそうもないというのが一般の見方のようです(共同10/30)。

 そんな中、ダライ・ラマが訪日されましたね。日本外国特派員協会や福岡県仏教連合会で講演するそうですが、どのような発言をされるのか注目ですね(産経10/31)。


 あと北朝鮮関連では、金正日の病状について今週また新たな報道がありましたね。

「金総書記の容体悪化」情報 韓国紙(産経10/28)
北朝鮮:金正日総書記、仏脳外科医が治療か 動脈瘤・腫瘍の専門家--仏誌報道(毎日10/28)

 韓国の報道を見ますと、情報源は「韓国政府関係者」とあります。ってことは、この情報はあまり信頼できない?
 というのも、重村智計さん曰く、情報源が「政府当局者」ならともかく「政府関係者」や「政府関係筋」の場合、政府とは直接関係のない出入りのジャーナリストなども含まれるそうなので(^_^;(拙エントリー08/5/31付参照)。


 一方、拉致問題に関してですが、複数の「日朝関係筋」が明らかにしたところによれば、北朝鮮側が拉致被害者の再調査を「メリットがない」として拒否する考えを中国政府に伝えていたことがわかった――という報道がありました(産経10/31)。が、これも情報源は「筋」ですから、その意味で言えば信憑性には疑問符が付くんでしょうか?
 ただ、これっていかにも北朝鮮が言ってきそうなことですよね。テロ支援国家指定が解除された以上、焦って日本に擦り寄る必要はなくなったわけですしね。

 折しも特定失踪者問題調査会が、32人を新たに「拉致濃厚」に加えると発表しましたが(産経10/30)、先が全く見えない拉致問題に対し、日本政府は今後どう対応していくのでしょうか。

 麻生さんは10月30日に会見し、衆院解散先送りの意向を示しました。金融・景気対策に腰を据えて取り組むためのようです。
 それはもちろん非常に大事なことですが、どうか拉致問題や核問題も忘れないで!とお願いしたいです。


 さて、話はがらっと変わりますが、10月31日、大江健三郎氏の著書『沖縄ノート』の出版差し止め訴訟の高裁判決が出ましたね。
 大阪高裁も大阪高裁は1審の大阪地裁判決を支持、原告側の控訴を棄却したとのことです(産経10/31)。
 ここ数年、「軍命令はなかった」って新証言がいくつも出てきてるのに、納得いかないですね~(T^T)

 ただ、今回の判決、「大江氏らが出版時、軍命令説を真実と信じる相当の理由があったとする『真実相当性』を請求棄却の根拠とした」ってことなんですよね。
 喩えるなら、「ミステリー・サークルは現在は人為的に作られたものであるというのが定説だが、1980年代はUFOの仕業だと信じる相当の理由があった」って感じ?
 ってことは、もしこのままの論法で行くと、最高裁もヤバイ?

 この訴訟も含めた「集団自決問題」についてはウチでもまとめたことがありますが、沖縄在住の狼魔人日記さんがより詳しいのでお勧めしておきます。


 最後に、10月31日の夜遅くに飛び込んできたニュース。
 田母神俊雄・航空幕僚長が先の大戦を日本の侵略とする見方を否定し、集団的自衛権行使容認を求める論文を公表したことについて、浜田防衛大臣は論文内容が政府見解に反すると判断し、田母神・航空幕僚長を更迭したとのことです(産経10/31)。

 こちらにその論文が載ってます(PDFファイル)。
 報道は細切れで恣意的な取り上げ方をしてるところも多いと思いますので、ぜひ原文をお読みになって下さい。
 以下、少しだけ引用させていただくと――

 「我が国は戦前中国大陸や朝鮮半島を侵略したと言われるが、実は日本軍のこれらの国に対する駐留も条約に基づいたものであることは意外に知られていない。(中略)我が国は日清戦争、日露戦争などによって国際法上合法的に中国大陸に権益を得て、これを守るために条約等に基づいて軍を配置したのである。(中略)この日本軍に対し蒋介石国民党は頻繁にテロ行為を繰り返す。邦人に対する大規模な暴行、惨殺事件も繰り返し発生する。(中略)我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者なのである」
 「よその国がやったから日本もやっていいということにはならないが、日本だけが侵略国家だといわれる筋合いもない。我が国は満州も朝鮮半島も台湾も日本本土と同じように開発しようとした。当時列強といわれる国の中で植民地の内地化を図ろうとした国は日本のみである」
 「戦後の日本においては、満州や朝鮮半島の平和な暮らしが、日本軍によって破壊されたかのように言われている。しかし実際には日本政府と日本軍の努力によって、現地の人々はそれまでの圧政から解放され、また生活水準も格段に向上したのである」
 「もし日本があの時大東亜戦争を戦わなければ、現在のような人種平等の世界が来るのが、あと百年、2百年遅れていたかもしれない。そういう意味で私たちは日本の国のために戦った先人、そして国のために尊い命を捧げた英霊に対し感謝しなければならない。そのお陰で今日私たちは平和で豊かな生活を営むことが出来るのだ」
 「東京裁判はあの戦争の責任を全て日本に押し付けようとしたものである。そしてそのマインドコントロールは戦後63年を経てもなお日本人を惑わせている。(中略)このマインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない
 「アメリカに守ってもらえば日本のアメリカ化が加速する。(中略)改革のオンパレードで我が国の伝統文化が壊されていく。日本ではいま文化大革命が進行中なのではないか」
 「私たちは多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要がある。タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで、大東亜戦争を戦った日本の評価は高いのだ」
 「私たちは輝かしい日本の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の一途を辿るのみである」

 ――何か間違ってますか?正論言って更迭ですか?河野洋平とか加藤紘一とか、デタラメをいくら言ってもクビにならない(ならなかった)人たちもいるのに、不公平やわ(T^T)
 確かに政府見解とは違うんでしょうが、はっきり言って、政府見解の方が間違ってるんです。正すなら政府見解の方だろうと私は思ってます。

 NHKのニュース9を見てたら、田母神さんは記者に訊かれて「国家、国民のためだと思って書いた」と答えていました。その後私はこの論文を読み、「私たちのためによくぞ書いて下さった。ありがとうございます」と思いましたよ。

 中国ほどはひどくないけど、日本の言論状況も何かおかしくないですか?
 中山前国土交通大臣の日教組発言の時も思いましたが、この国では正論を言える人からクビになっていくんですか?
 「沖縄ノート」訴訟の判決といい、言論そして歴史がどんどんねじ曲げられていくようで、日本の将来が非常に心配です。

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