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天皇はなぜ尊いか(付:石井選手の発言)

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 画像は2005年6月28日、慰霊のためにサイパンをご訪問された際、バンザイクリフにて黙礼をされる天皇皇后両陛下。
 この写真、私は何度見ても切ない気持ちになります。

 いつの時代も、天皇は日本国民と共に在りました。今上陛下はじめ歴代天皇は日本国民のために日々祈りを捧げてこられました。

 両陛下がこんなふうに祈りを捧げられる光景は、これまでに国民の見ていないところで、それこそ数えきれないほどあったのではないでしょうか(宮中祭祀も含め)。

 「『天皇制』なんて必要ない」と言う人に、「いやいや、『皇室制度』は必要ですよ」と私はいつも反論してきました。だけど理由を説明するのが、これまた難しくて……(T^T)

 そんな先日、なにげに読んでいた「正論」9月号に、“目から鱗”の講演起こしを見つけました(私は遅読なので、いつも1~2カ月前の号を読んでます(^^ゞ)。
 【第3回教科書改善シンポジウム詳報「日本文明のこころとかたち」】における竹田恒泰さん(明治天皇の玄孫にあたる方)の発言です。一部引用させていただきます。

 まず、日本を知るということは、天皇を知るということ、そして日本を語るということは天皇を語るということ、その逆もしかりなわけですけども、天皇とは何かということを説明するのは非常にやっぱり難しいことなのですね。それで人それぞれ感じ方も違いますし、持っているものも違う。

 天皇はなぜ尊いか。私も何年間も考えておりました。考えた挙げ句、思想家の葦津珍彦(あしづ・うずひこ)先生の全集を読んでいた時、「これだー」と思った一節に当たりました。

 葦津珍彦先生は戦後、特に神道界において非常に重要な役割を担った方です。日本中の神職の方もたいへん尊敬をしている方ですけれども、この方は神道のこと、日本の伝統のこと、そして皇室、憲法のこと、天皇のことなどを非常に論理的に事細かに説明される先生なんですね。その葦津珍彦先生が著書の中でこういうことを言っているわけです。

 天皇はなぜ尊いか。これについては「言葉では説明できない」と。これだけ論理的に明解に説明される先生が、説明ができないとおっしゃるんですね。それで僕はそれ読んだ時、「これだ」と思いました。これしかないという思いでした。

 たとえば最初に申し上げましたけど、天皇がなぜ尊いか。人によって思いはまちまちです。中にはかっこいいとか、素敵とかいういう人もいれば、歴史上の流れを汲んだ上でいう人もいれば、愛子様がかわいいとか、皇室が好きな理由はいろいろあると思います。

 ただし、葦津珍彦先生は、世界の中で天皇ほど非政治的な君主はないが、国民に対してこれほど影響力を持っている君主もないのだということを言っているわけですね。それで国民はいろんな理由で天皇を尊敬する。その尊敬もいろいろバラバラであるというわけです。でもバラバラでいいということなんですね。ただ、それが今だけの話ではなくて、五十年前も百年前も、それこそ幕末だろうが江戸時代、平安時代、もう日本のわが国の歴史始まって以来、その状況は変わらなかったというわけです。

 故高松宮殿下のお言葉を借りれば、なぜ二千年皇室が続いてきたか。それは歴史的に国民によって守られてきたからです。ですからもしどこかの時代で、天皇なんか要らないという時代が一カ所でもあれば、今皇室はなかったわけですよね。どの時代も国民が守り続けた。ですから今の皇居は徳川の城ですから城壁があってお堀に囲まれてますけども、本来の天皇のおわす場所は京都御所。お堀もなければ塀だって誰かが軍事力で抹消しようと思ったら簡単にできてしまう、低くて薄っぺらい塀でした。

8/31御所

 ところが世界史の中で国王といわれる君主は、およそ城壁、城の中に済んでいる。軍事力によって守られている、むしろ軍事力によって民衆を抑えつけているという存在で、天皇とはまったく違うわけですね。ですから天皇を殺してしまおうなどという勢力はなかったわけです。そういう勢力があって戦いながら勝ち進んできた現在なのではなくて、もともとそういう発想がなかったわけです。

 それを考えると、なぜ尊いかといったら、いろんな理由があって、もうそれは説明できない。それを教えていくのは非常に大変なことで、天皇とは何かなどということを明確に書いて、それを読んだらわかっちゃうような教科書ができようはずもないわけですよね。ただし、一つの材料として歴史はこうだとか、歴代の天皇はこうだったんだ、もしくは昭和天皇はこう対応されたんだと、そういったことをいろいろと知る中で、一人ひとりが、あ、だったら僕はこう思うなという、そういうものを大切にしていけばいいんじゃないかと思うんですね。

 天皇の歴史は日本の歴史であり、日本の歴史は天皇の歴史だと言いましたけれども、戦後、天皇の歴史というのは教育の場から意図的に遠ざけられてきたわけですね。天皇について語ると、軍国主義だ、帝国主義だといわれる。そして神道について語ると国家神道だ、また息子、娘を戦場に送るつもりかなどという話になって、非常にアレルギーといいますか、天皇や神道について語ることがタブー、教えることもタブー。したがって教科書でも最低限しか書かれていない。歴史の教科書、公民の教科書を見ても、最低限しか、もう最低限以下と思いますけど、書かれていないわけですね。その結果どうなったかといったら、自分は国旗を掲げるのは嫌だとか、国歌を歌いたくないとかなるわけです。日本人なのに残念です。国旗や国歌に敬意を表する、国を愛する、などというと、愛国者イコール右翼みたいに言われるわけですね。

 でも国も愛せない人間が、大自然とか地球とか愛せるわけもないのです。だいたいそういう人は家族も愛せない。ほんとは最小単位は家族ですよね。家族が愛せて初めて地域が愛せる。地域が愛せて国が愛せる。国が愛せるから世界を、人類を愛せるのであって、国家も愛せない、国を愛せない人が、人類愛も何もないわけです。

 残念なことに日本で一番多い国旗はどこの国かといったら、イタリアの国旗だそうです。イタリアレストランに必ず国旗が立ってる。次がフランスらしいんですね。次がアメリカで、なんか五位か六位に日本の国旗が来るらしい。どうなのかなと思いますけども、日本人であればしっかりと天皇の歴史、建国の歴史を習わないとかわいそうと思う。

 私の夫もつい数年前までは「皇室?そんなもんいらん。あいつら税金ドロボーや!」とかめちゃくちゃ言ってたんですが、私の教育(?)のせいか、最近はそういうことは全く言わなくなりました。

 それどころか、私がこの竹田さんの発言を紹介し、「天皇はなぜ尊いかなんてそもそも言葉では説明不能なんやね」「それぞれに尊いと思う理由があってええんやね」と言ったところ、夫から意外な返しが。

 「そりゃそうやろ。『こういう理由で天皇は尊いんや、こういう理由で皇室は必要なんや』ってはっきりしてるもんやったら、そもそも何千年も続かんかったんちゃうか?その時代時代で日本人の価値観なんかも違ってたはずやのに、それでも滅びんと来た、誰も滅ぼそうとせんかったっちゅーのは、理屈で説明できる存在やないからちゃうの?」

 何やアンタわかってるんやん~!(^o^) って、喜んでたら……

 「俺は天皇おってもおらんでもどっちでもええけどな。ま、おってほしいって思う人が多いんやったら、別に無理に廃止することもないやろけど。でも税金取られるんはちょっとなぁ。利権まみれの政治家とか、ろくに仕事してへん役人とかに払うこと思たら、よっぽどマシやけどな」

 ……やっぱりわかってへんやん~!(T^T)
 ただ、これでも以前に比べたらめっちゃソフトになったんですよ。そこは強調しときます。

 でも、これ以上、夫を教育というか説得するのは難しいでしょうね。
 皇室もそうですが、そもそも伝統に理由付けをすること自体、無理があるわけですから。伝統は、理屈とか合理性とかを超越したものなんですから。「心」なんですから。

 皇室が必要であるという理由のひとつとして、たとえば「皇室があると日本は他国から一目置かれる」という考え方があります。それは確かにその通りだと私も思いますが、でもこの理由もやっぱり後付けのものですよね。

 他国から一目置かれようが置かれまいが、そんなことは関係なく皇室はあった方が絶対にいいし、実際、そのように考えている国民が多勢を占めていると思います。
 つーか、海外から一目置かれてるなんて、そもそも知らない国民の方が多いんではないでしょうか?

 夫も伝統に理由付けは不要ってことは重々理解してるようなんですけどね。
 たとえば大阪府の前知事の太田房江氏、彼女が土俵に上がりたがってた頃、「伝統と男女平等は全く別物や!現在の価値観を伝統に持ち込むな!」ってマジで怒ってましたから。
 そこまでわかってて、何で皇室のことは理解してくれへんのかなぁ(T^T)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ここからは半ば余談になりますが、木曜にこんなニュースがありましたね。

五輪入賞選手ら両陛下主催の茶会に(JNN10/9)(魚拓)
 この夏、日本中が沸いた北京オリンピック。入賞した選手たちが9日、天皇皇后両陛下主催の茶会に招かれ、久しぶりに勢揃いしました。
 記憶に新しいこの夏の選手たちの活躍。
 9日午後、皇居で開かれた茶会には、競泳の北島選手や松田選手、陸上の400メートルリレーで日本初のメダルを獲得した朝原選手ら4人など、選手や役員およそ150人が出席しました。
 茶会には皇太子さま、秋篠宮ご夫妻も出席し、メダルを首にかけた選手らと笑顔で言葉を交わしました。
(中略)
 メダリストと言えば柔道の石井慧選手はもちろん出席。
 頭をきれいにそり上げて、皇后さまと笑顔でおしゃべり。

 「来年には国民栄誉賞を取る予定です」「総理の体を触ることによって総理のすべてが分かると思って触りました」(石井慧選手)
 金メダルを獲得して以降、様々な「石井節」を連発してきた石井選手、さて、この日の感想は?

 「『天皇陛下のために戦いました』と話しました。(陛下は)笑っておられました」(石井慧選手)

Q.福田前総理と会った時はいろいろと福田前総理から伝わってくるものがあったという話がありましたが?
 「福田前首相と天皇陛下を一緒にされたら困る」(石井慧選手)

 選手たちは茶会のあと、競技ごとにわかれて記念撮影に臨み、晴れやかな表情で写真におさまっていました。(09日17:09)

 石井選手の「天皇陛下のために戦いました」発言、私は当日の夕方、このJNNニュースで知りました。

 石井選手ってふだんから軽い発言が多いですし、一瞬「ふざけてんの?」と思ったんですが、よくよく考えてみれば、彼は国士舘大学の学生、しかも伝統ある柔道部の部員ですよね。だから彼にとっては普通の発言なのでは?

 今となっては意外な一面ですが、北京五輪で金メダル獲った直後には、石井選手についてこんな報道もありました(産経イザ8/16)。

 信仰心も厚く、大学の入学祝いは「神棚がほしい」。部屋には毘沙門天の像を安置する。日ごろから般若心経を写経。ただし試合前は「苦しいときの神頼みなんて効き目があるわけない」。日々の精進だけが身を助けると信じている。

 で、お茶会について、ネットで他社のニュースも見てみましたところ、JNNでは「天皇陛下のために戦いました」の前後の言葉がカットされていたことがわかりました。

 FNNはこのように伝えています。

天皇皇后両陛下、北京五輪メダリストら招きお茶会開かれる 石井 慧選手も出席(FNN10/9)(魚拓)
 天皇皇后両陛下は、北京五輪のメダリストや入賞者らを皇居に招いてお茶会を開き、歓談された。あの柔道の石井 慧選手(21)も出席し、陛下に「大和魂を持って陛下のために戦っています」と話したという。
(中略)
 石井選手は「昔からの日本人の気持ちを忘れずに、気持ち前面で戦っていくという姿勢を忘れずに戦いましたと。天皇陛下のために戦いましたと言いました。(陛下はどのように?)笑っておられました」、「(天皇陛下から伝わったことは?)感動しかなかったし、天皇陛下と福田前首相(と会ったとき)を一緒にされたら困るしね」と語った。

081010ishii.jpeg

 こちらはYoutubeで見つけたニュース動画。日テレのようです。
 「『自分は日本人として、大和魂を持って天皇陛下のために戦っている』と言いました」と神妙な面持ちで語ってますね。

 産経新聞には、「『天皇陛下のために戦いました』と(陛下に)お伝えしました。陛下は笑っておられました。天皇陛下とお会いするのは嬉しいし、幸せでした」とあります。

 というわけで、前後の言葉と合わせて読んでみたら、また、取材時の表情を見てみたら、やはり石井選手は別にふざけてるわけじゃなくて、むしろ真面目に言ってるんだろうな、という印象を私は持ったのですが。

 その後、陛下と福田さんを比較するような質問が記者から出た時も、「福田前首相と天皇陛下を一緒にされたら困る」と答えてますしね。
 陛下が首相なんかとは比べものにならない尊い存在でいらっしゃることを、暗に指摘しているようにも見えます。

 石井選手って今風のお調子者に見えるけど、やはり武道家ですし、しかも金メダルまで獲った人ですからね。
 国士舘ということを除けても、日本の伝統や文化や歴史、そういったものの大切さは、少なくともそのへんの日本人よりはよほど理解しているのではないでしょうか。

 ということで、私の結論としては、石井選手の発言は特に問題はないと思います。
 但し、もし今回の発言に陛下が困惑されているとしたら、大変お気の毒なことです。そういった点で言えば、石井選手もそれなりに配慮が必要だったかもしれません。

 まぁでも今日(金曜)1日、ワイドショーやネットのニュースなどを見た限り、マスコミも特に騒いではいないようです。どうやら私の杞憂に終わりそうですね。


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