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「報ステ」チベットから僧侶の姿が消えた

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 今夜2本めのエントリー。
 福田改造内閣については1コ前で書きました。


■7/28(月)放送「報道ステーション」

街から笑顔が消えた 僧侶の姿が見えない…五輪前の“チベット”日本人記者が単独取材 激しい格差(当日のテレビ欄より)

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 どこかのブログさんとかで内容紹介があるかなーと思って様子を見てましたが、上がってこないようなので起こすことにしました。

 現地取材した田中智子記者と、スタジオの古館&加藤との温度差に注目。

 最初の数秒間、録画が間に合わず切れてしまってますがご容赦下さい。
 今回は間投詞や言い直しもできるだけ再現しました。VTR中の緑色の字はVTRのナレーション部分です。

 画像はテレビ画面をデジカメで撮影しました。粗くて見にくいですがお許し下さい。各画像をクリックすると新規画面で拡大します。


 内容紹介ここから____________________________
古舘伊知郎
「……に、中国はと言いますと、オリンピック、パラリンピックが終わるまで、何としても国内の不満を押さえ込みたい。それだけに中国全土に不満が渦巻いているようなことを、ひしひしと感じるわけです。あの、大変な動きがありました、暴動があったチベット。チベットに取材、入りましたけれども、これが異例の取材でありまして、全てに監視員が付いての取材ということです。田中智子、おー、記者のリポートです」

 …………………………VTR開始…………………………

(ナレーション:溝口典子)

【北京】

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 オリンピックムードに沸く北京市内。
 土産物屋で働くチベット族のチョマさん(30才、店員)は、3年前、友人を頼って北京に来た。


チョマ
「(接客)いろいろ値段があります。100元とか…」

 1カ月の給料はわずか千数百元程度(2万円弱)。
 それでもチベットでの稼ぎに比べれば倍増した。


チョマ
「将来的にたくさんお金を稼いで、家族の手助けをしたいです」

 (仲間とチベットの歌?を歌うチョマさん)

 都会への憧れ。豊かになりたい。
 そんな思いの背景は故郷チベットにあった。


【チベット自治区ラサ 今年3月】

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 3月にチベット自治区ラサで起きた暴動。
 中国政府に対する僧侶や市民の抗議行動が激化。
 多くの商店や車に火が放たれ、鎮圧にあたる武装警察と衝突した。


【今月8日】

 あれから4カ月。
 日本のメディアとして初めて単独取材が許された。


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 青い服を着た女性は、中国政府から派遣された監視役。
 取材班に目を光らせる。

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 街には武装警察官の姿。

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 防犯カメラもやたらと目に付く。
 市内に住む人によれば、暴動後、チベット族が大勢集まる広場などに多数の防犯カメラが設置され、人々は常に監視されているという。

 あの暴動後、一変して僧侶たちの姿が消えたというラサ市内。
 取材班が街を周回していても、確かにその姿はない。

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 一方、暴動の爪痕は当時のまま残されていた。
 4カ月もの間、直されることもなく――。

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 暴動の背景には何があるのか。
 その要因のひとつとされるのが、拡大する経済“格差”だ。

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 経済発展の明暗を分けることになった青蔵鉄道(チベット自治区-青海省)。
 一昨年の開通以来、多くの人をラサに呼び寄せた。


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ラサ駅 徐海平助役
「去年のピーク時は1日約4000人がラサを訪れました」

 中国のチベットに対する政策は、この鉄道建設に象徴されるような社会開発などに重点を置いている。
 チベット自治区の総生産は、ここ5年間で倍増した。


 【テロップ:
  チベット自治区総生産
    2002年=約162億元
    2007年=約342億元(新華社による)】

 しかし、その恩恵を得るのは主に漢民族だという。

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田中智子
「鉄道の開通によって、チベットの開発はよりスピードを増しました。しかし、都市部と農村の格差はますます広がっています」

 漢民族とチベット族、その民族間の格差だけではない。
 チベット族の中でも格差は広がりつつある。


【チベット自治区ラサ市内】

 ポタラ宮殿を臨む一等地にある大豪邸。
 その主、チベット族のダワトンドュさん(西蔵聖鹿科技農業股分有限公司・社長)は成功者の一人だ。
 部屋を飾る豪華な調度品と大型テレビ。
 かつてアメリカの経済誌「フォーブス」の表紙を飾ったこともある。


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通訳(監視役女性?)
「部屋の数は?」

ダワトンドュ
「分からない。数えたことはありません」

 クルミからとれるオイルの食品加工で財産を築き、今やチベットではその名を知らない者はいないという一流企業の社長だ(従業員数500人)。

ダワトンドュ
「私の成功はチベットの経済成長を代表するものだと思う。…中国の良い政策とチベットの良い環境が今の成功をもたらしたのです」

 中国政府のチベット政策によって成功したと強調するダワトンドュさん。
 ただ、彼を取材相手に選んだのは、中国政府からの監視役だ。

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 ラサからおよそ260km。
 この日、取材班が案内されたのは、チベット第二の都市シガツェ郊外の農家。

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 この家に暮らすチェチンさん(56才、農業を営む)は、29才の娘と娘婿、孫2人の5人暮らし。
 娘が3才の時、夫を病気で失い、女手ひとつで娘を育ててきた。

 身体を壊し薬に頼って生活しているが、薬が買えるだけまだマシだという。
 娘婿は出稼ぎに行き、その現金収入で家族は暮らさなければならない。


通訳(監視役女性?)
「(お婿さんの収入は)役立っていますか?」

チェチン
「はい。特に私の薬代に。…貯金はありません。薬代で消えてしまいます」

 この家の現金収入は年間100元(約1万5000円)に満たない。
 こうした家庭に対し、中国政府は年間1万8000元(約28万円)の補助金を支払っている。

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 補助金を受け取った家に貼られるプレート。
 取材班に同行している監視役は、それを撮影することをしきりに勧めた。

 夕食はツァンパと呼ばれる伝統料理。手で食べるのが習わしだ。
 1日3食、毎日ほぼ同じ食事。
 暮らしは決して楽ではない。しかし――。


チェチン
「共産党のおかげで満足しています」

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 取材中、何度もくり返される「共産党のおかげ」という言葉。
 (室内の壁には毛沢東、トウショウヘイ、江沢民が描かれたポスターが貼られている)

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 監視役の目が気になるのだろうか?
 (監視役はチェチンさんの隣にずっと座っている)

通訳(監視役女性?)
「将来について何か心配は?」

チェチン
「それは共産党が面倒を見てくれると思います」

通訳(監視役女性?)
「今より収入が少なくなったら不安では?」

 本音を聞き出そうと質問をくり返す。

チェチン
「共産党が補助をしてくれます。この家も共産党からいただいたものです」

通訳(監視役女性?)
「(生活は)今のままで十分ですか?」

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チェチン
「もっと良くなればと思っています」

 わずかに彼女の心が透けて見えた。

 …………………………VTR終了…………………………

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古舘伊知郎
「まあ事実というものを想像するしかないというような状況であるかと思いますが、えー、この現場を取材したですね、田中智子記者が今、北京にいます。聞いてみます。田中さん、まずお伺いしたいんですが、あの、チベットのラサで、多くの僧侶が全く見えない。ま、僧侶は相当数拘束されているというような想像も働きますが、そのあたり、どんなふうな現場の雰囲気でしたか」

田中智子
「そうですね。拘束されてる可能性もあると思います。あるいは、当局の目を恐れて僧侶の服装を脱いで外出している可能性もあるかもしれません。実はあの、私たちが、チベットの経済発展の象徴とも言えるラサの鉄道の駅を取材した時なんですが、そこには多数のチベット僧侶が集団で見学に来ていました。ラサの駅というのは愛国教育拠点となっていまして、もしかすると僧侶たちはどこかに集められて愛国教育、あるいは、漢民族化教育を受けてる可能性があるのではないかと感じました」

古舘伊知郎
「んー、なるほど。とにかく取材を通じて想像するしかないというところだと思うんですが、ま、とにかく、以前よりチベットは取材に監視が付くということはあったかもしれませんが、監視カメラはじめとして、ま、全く自由がないようなふうに想像したんですが、どうでしょうか」

田中智子
「そうですね。暴動を境にチベットの人々の生活は大きく変わりました。街の中には警察や軍人が多数いて、人々の生活からは自由が消えてしまいました。あの、以前チベットの人たちには微笑みが絶えることがないと言われてたんですけれども、暴動後は笑顔が消えてしまいました。…」

古舘伊知郎
「どうぞ」

田中智子
「あの、暴動直後は、チベット人であることを理由に職場を解雇される人もいたといいます。今はチベット人がチベット人らしく暮らすことが本当に難しくなってきています

古舘伊知郎
「あのー、そういうお話を聞くと改めて、田中さん、思うのは、ま、中国はですね、結果、チベットをひとつの、チベットラマ教を中心としたテーマパークのように作って、その中でまた新たな格差を生んでいるという見方も出てきてしまいますね」

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田中智子
「そうですね。あの、確かに格差はどんどん広がっていると思います。あのー、まあ格差もそうなんですけれども、あの、監視カメラの数に、私まず驚いたんですけれども、暴動のいちばん激しかったと言われるジョカンというお寺があるんですが、その周辺が非常に監視カメラが集中してあった場所でした。それからポタラ宮なんですけれども、かつてダライ・ラマの住居だった場所ですが、今は観光スポットになっていますが、その内部にも軍人がいて、観光客を見張っていました。えー、ラサの今の平穏というのは、こうした厳しい監視下で、えー、かろうじて保たれている、非常にもろいものだと思いました

古舘伊知郎
「はい。どうもありがとうございました(中継終了)。ま、加藤さん、本当にチベット族の方々が、ま、オフィスビルなど近代化を望んでいたのかどうか、そのへんが私には全く見えないんですが、加藤さん、やっぱりこの格差構造っていうのははっきり見えてきますが」

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加藤千洋
「まあ中国全体でも、まあ、沿海部の都市部と内陸部の農村地区の格差がありますけど、チベット自治区内でも、まあ、ちゅ、ちゅ、あの、チベットで都市と言えるのはラサだけですけどもね、えー、その、都市部と農牧民との生活の格差がある。しかしそれ以上にやっぱり問題は、あの、チベット族と漢民族、この間の格差ですね。だから発展の恩恵がどうしても漢民族に偏ってしまってる。ここらへんが、あの、やはり騒乱の背景にいちばんある格差問題じゃないかなって思います」

古舘伊知郎
「そうでしょうねー。中国はやはり、とにかくオリンピックで国際社会に対してアピールしたい。一方、多くの、ま、少数民族の人たちは、今度はそのオリンピックというものを、自分たちが世界に向けてその存在をアピールする機会と捉えたい。そういうところがぶつかり合ってるだけにですね、オリンピックへ向けてその不満の見えない渦というものが、波動として伝わってくるような気がいたします」

 ____________________________内容紹介ここまで


 田中智子記者は「自由がない」「監視がきつい」ことを強調。
 一方、スタジオの古館・加藤は「格差」を強調。これは3月の蜂起当時から変わってないですね。

 中国共産党によるチベット人への宗教弾圧や人権蹂躙などを、「格差」で覆い隠してしまおうという腹づもりなのでしょうか。

 あと細かなことですが、ナレーションは「チベット族」、田中智子記者は「チベット人」と呼んでましたね。
 ちょっとした言い回しなどから、その人物やその組織のチベットに対する考え方が見えてくるものだと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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※関連リンク

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
チベット・サポート・ネットワーク・ジャパン
チベット総合情報…I Love TIBET! homepage


※デモのお知らせ

 人権抑圧、人命犠牲のオリンピック反対デモ
 <フリーウイグル、フリーチベット、フリーモンゴル>

 8月3日(日)芝公園23号地・集会広場にて、1時から集会。
        1時45分デモ出発。日比谷公園にて流れ解散。

 詳細はこちらを。


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07/5/5付:大高未貴さんチベットを語る
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