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「ムーブ!」中国マスコミ事情 最新レポ(細切れぼやきも)

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■7/8放送「ムーブ!」上村総局長のチャイナ電視台

市場経済と共産党支配のはざまで揺れる中国のマスコミ(当日のテレビ欄より)

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 先々週からスタートしたシリーズ「北京路地裏最新物語」。
 北京五輪直前の中国の様子を、上村幸治さんが現地で行った取材をもとに、スタジオで解説をしてくれています。

 【ラインナップ】
   1.変わる町並み 6月24日放送
   2.環境     7月1日放送
   3.報道     7月8日放送
   4.貧富の差
   5.対日感情

 「1.変わる町並み」「2.環境」は拙ブログでは起こしてません。YouTubeにビデオがまだ残っているかもしれませんので、興味のある方は探してみて下さい。
 今回は「3.報道」を起こしました。

 細かい相づち、間投詞、言い直し、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。緑色の字はVTRのナレーション部分です。
 画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。今回は原寸大画像ですので、これ以上大きくは表示されません。あしからず<(_ _)>


 内容紹介ここから____________________________
 …………………………VTR開始…………………………

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上村幸治
「こんにちは。ここは中国中央電視台にある北京オリンピック用の特別スタジオです」

 世紀の祭典までちょうど1カ月。
 新聞やテレビには連日、オリンピック、聖火の文字が踊り、報道もヒートアップ。

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 しかし国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」が発表している「世界の報道自由度ランキング」で、中国は169カ国中163位という低さ(2007年)。

 世界の注目を浴びる中国の報道とは、いったいどのようなものなのか。
 怒濤の変化を見せる巨大都市の“現在”の顔、そして消えゆく“過去”の顔。

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 駐在歴6年、元毎日新聞北京支局長・上村幸治が見る、「北京路地裏最新物語」(其の三 報道の自由)。


 …………………………VTR終了…………………………

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堀江政生
「上村さんのリポート、3回目になります。今日は報道についてです。よろしくお願いします。ちょうどですね、来月の今日ですね、1カ月後に五輪が開幕するわけなんですけれども、北京は急ピッチで総仕上げに入っているようです。最新の映像が入ってきました。メインスタジアムの近く、あるいは水泳施設などの競技施設、これほぼ完成していまして、市内の道路もこんな形でですね、オリンピック関係者がスムーズに異動できるように、オリンピックの専用レーンというのも作られました。まあ、相変わらず車の量は多いようなんですが」

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堀江政生
「ただ、道の方はいいんですが、鉄道などの設備、こちらの建設はかなり遅れているようですね。20日からの大規模な交通規制というのが始まってしまいますと、さらに工事が困難になるために、最後の仕上げが行われているって言うんですけれども、最後の仕上げにしちゃ、ずいぶんちょっと滞ってる感じもしますね。上村先生、間に合うんですかね?」

上村幸治
「あの、人海戦術の国がですね、ちょっと今の絵はですね、ちょっと危ないなという感じですね」

堀江政生
「危ない。どうするんでしょうね。やりながら、やるんですかね」

関根友実
「徹夜でやっていくんでしょうね」

上村幸治
「徹夜でやるんでしょうね、きっとね」

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堀江政生
「ということなのかもしれませんね。えー、では本題に入りましょう。中国の報道、メディアっていうのはそもそも“共産党ののどと舌”とか“党の宣伝機関”などというふうに言われてるんですけれども、オリンピックを前に変化は現れているんでしょうか」

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関根友実
「実は中国のマスコミというのは、日本と比べ物にならないくらい数があるというんです。1980年代に入りまして、“広告収入”が認められ始めて激増しました。新聞なんですが、83年には773紙だったものが、2003年には2119紙と3倍増。そしてテレビなんですが、90年には554チャンネル、これでも十分多いんですが、今は2983チャンネルもあるんです」

堀江政生
「ずいぶんあるんですね。知りませんでしたけど」

上村幸治
「まあ、経済が発展する中でですね、こういったものが商売の道具になったんですね。もともとは党の宣伝機関ですが、それがつまり商売の道具と言いますか、メディアとなったんですね」

堀江政生
「それだけ人口も多いですから、その人たちを食わせなきゃいけませんしね」

上村幸治
「そうですね」

堀江政生
「仕事を作んなきゃいけないのかもしれませんが」

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関根友実
「これらの膨大な数のマスコミ、どういうふうに統制されているかと言いますと、中国共産党の下にあります中央宣伝部と、あとは政府がともにテレビや新聞、インターネットといったメディアを指導、監督、管理しているということなんです。外国メディアの場合はどうかと言いますと、日本で言うところの外務省ですね、外交部が受け入れ機関というものを統合していまして、その受け入れ機関に対して外国メディアは管理、監視、そして監督のもとにあるということで、外国メディアが取材をしたいとしますと、受け入れ機関に申請をして許可をもらって、必ずロケにこの受け入れ機関の人が1人同行するということで、我らが『ムーブ!』取材班にも同行する…」

上村幸治
「そうです、はい」

堀江政生
「で、オリンピック前に中国の報道体制がいったいどういうふうになっているのか。先週、上村さんが実は『私は話すよりも書く方が面白い』というふうにおっしゃってらっしゃいましたが(先週の企画「ムーブ!をほめ殺す」より上村さんの項を参照)、今回はVTRの中に上村さんの心の声というのを書いていただいたので、中に入れてあります。ご覧いただきましょう」

 …………………………VTR開始…………………………

【4月下旬】

 オリンピック期間中、バスケットボール競技が行われる体育館(五●松体育館。●=木ヘンに果)ではこの日、五輪テスト大会が行われていた(女子、中国vsアメリカ)。

 中国ではMBAで活躍する選手もいるため、バスケットボールは人気の高いスポーツとなっている。
 この日も、夜のゴールデンタイムに生中継されていた。

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 放送しているのは中国の国営テレビ局、中国中央電視台、通称CCTV。
 最新鋭の機材を導入し、オリンピックに向けての準備は万全だ。

 18チャンネルを持つCCTVでは、今年から五輪チャンネルを設け、24時間オリンピックを含めスポーツ関連のニュースを流し続けているのだ。

 上村さんはCCTVを取材し、心の奥でこう思った。

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【上村の心の声:
 CCTVは中国のテレビの代表であり、国家的事業は自分たちが報じないといけないというプライドが強い。北京五輪は国家の宣伝であり、共産党宣伝部はこれを大々的に報じるようCCTVに指示した。しかし、それを上回る情熱で舞い上がっている。はっきり言って、今のCCTVは暴走機関車状態だ。

 もう一つのメディア、新聞はどう変わったのか。
 町中の売店には変化が現れていた。


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上村幸治
「えー、だいたい今までの中心はこういうふうなですね、社会問題の雑誌が中心だったんですね。固い雑誌が中心でした。しかし今こうやって見ていきますと、たとえばファッション関係の雑誌が非常に増えています

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上村幸治
「これは見たことある顔の人ですね。えー、はい、この人もそうですね。彼女は何て言いましたっけ。何か出ましたね、1回テレビにね。そしてこの一画に新聞ですね、昔のようなこういった地味な新聞ではなくなって、非常に、ま、華やかな新聞が増えています」

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 中でも目を引いたのは、北京最大の夕刊紙・北京晩報。
 生活密着記事の多さから人気があり、人民日報に次ぐ発行部数を誇る。

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 そして北京晩報のオフィスへと潜入。
 こちらもオリンピックへ向けて活気づいていた。


上村幸治
「毎日毎日オリンピックですね」

袁記者
「そうですよ。集中的にやってます」

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 特に聖火リレーが始まってからは、連日の大特集。売り切れ店続出だという。
 このページも、このページも(全てカラー)、しかも表紙は見開き一面カラーで特集。

 市場経済が導入され、売上のいい新聞には広告主も多く付き、収入がさらに増える。
 新聞社も収入アップに必死なのだ。

 だが、袁記者(「北京晩報」体育部 袁虹衡 主任記者)は、広告収入ばかり気にしているのではないと語った。


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上村幸治
「他の新聞も写真などを載せて、きれいになりましたよね。市場経済になって発行部数を重要視するようになったからだと思いますが、やっぱり影響はありますか?」

袁記者
「実を言うとオリンピックに関するニュースが多くなっても、経済的な面から言うとそんなに良くないんです。なぜなら五輪のページには五輪スポンサーの広告しか出せない。他の広告が載せられないんです。私たちはお金のことはあんまり考えてないんです。読者が好きだから、知りたがってるから載せている。私たちの報道の出発点はこういう点です」

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 この日は聖火が長野に到着した日だった。
 日本から記事や写真が続々と届き、紙面が聖火のニュースで埋められている。

袁記者
「2人の記者が専用機に乗って、世界中をずっと回っています。他に4人の記者が現地に入って、聖火を待ち構えています。合計6人の特別チーム、大変重要な任務です」

 袁記者が言う重要な任務。上からのお達しがあるのだ。

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 北京晩報の中にも共産党の委員会があり、何をどのように報道するのか指示を出している。オリンピックに関しても“指導者の要求によって北京晩報は今年、オリンピック報道を強化します”との通達が。
 袁記者は最後に、市民のニーズが変化していること、そして報道のあり方について熱く語った。


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袁記者
「深く入った報道をしたいんです。それとテレビから受け取れない情報を載せたいんです」

上村幸治
「分かります。今のテレビとインターネットはね」

袁記者
「そうなんです。とても発達しています。情報を得る手段がとても多いんです」

上村幸治
「彼らと競争をしなければならないんですよね」

袁記者
「彼らとの差別化が必要なんです。深く入った文化的な報道をしなければいけない。それと人間ドラマを報道しないといけない。これは私たちの目標です」

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【上村の心の声:
 一地方の新聞にもかかわらず、彼らは海外に聖火リレー取材特派員記者を出した。危機感の現れだと思う。速報性と印象力でテレビに敗れ、意見の多様性でネットに勝てない。本当は西側メディアのように政府批判も行えば、部数が伸びることも知っている。それができないので、派手な見出し付け競争のようになっている。日本のスポーツ新聞並みの派手な見出しで、中身が共産党宣伝調というところが、シュールで面白い。

 そもそもオリンピックの準備期間中から本番にかけて、中国政府は外国メディアに対して規制緩和すると発表していた(2006年12月 中国外務省報道局)。
 事前に中国当局へ取材申請をしなくても、自由に中国大陸での取材ができるようになるはずだった。
 
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 しかし3月、チベット騒乱発生。結局私たちが北京に入るには、当局の許可を必要とし、常に監視下に置かれた。

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 「かつて取材をした書店に行きたい」と言うと、当局側の人間は「なくなった」と即答した。
 しかしその言葉を不審に思い、秘かにその場所へ向かうと、目的の書店は今も看板を掲げていた。

 あとで聞いた話によると、彼らは「天安門事件はあそこを拠点に始まった」「反動的な本が売られている書店だ」と言っていたという。

 チベット騒乱後に訪れたため、彼らはナーバスになっていたのだ。

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 町中にはチベットに関する本があふれ、中国とチベットは一つという意識を刷り込んでいた。

   (画像1『チベット ラサ ポタラ宮 大修復』)
   (画像2『遮る事のできない聖火』)
   (画像3『ダライ集団はどのようにして分裂活動を行ったのか』)

【上村の心の声:
 中国共産党の中にも、海外メディアの報道の自由を認めて、中国が開かれていることをアピールしたいという意識はある。しかし開いてみると、チベット騒乱が起き大騒ぎになった。そこでまた規制に走ってしまうところが、われわれの予想どおりで笑えるところだ。しかし、何だか悲しいようにも思う。

 世界中で史上最大の40億人が見るといわれる北京オリンピック。
 中国はどこまで見せてくれるのだろうか。


 …………………………VTR終了…………………………

堀江政生
「ま、確かに、また問題が起きたんで規制をしましょうと、やりそうだなとは思うんですけれどもね。上村先生がその、悲しいように思うというのはどういうところなんでしょうか?」

上村幸治
「つまりあの、天安門事件もそうでしたが、民主化を求める時にはですね、『言論の自由を勝ち取ろう』というふうに言うんですね。で、今の対応を見てますと、やっぱり言論の自由を全然認めようとしない。つまり民主化の方にまだ踏み出さないということなんですね。それは天安門から19年経っても全然進まないというのは、とても悲しいと思いますね」

堀江政生
「須田さんね、あの、組織というんですかね、新聞の中にもその、もう党の組織が入っているっていうことですもんね」

須田慎一郎
「ええ。あの、ですからね、かつてナチスドイツでね、要するに軍隊の中にもその、親衛隊であるとか、あるいはゲシュタポが入ってて、その軍隊の中で、部隊の中でね、要するにいろんな問題が起こらないようにという、ちょっと私はそれ思い出しちゃいましたね」

堀江政生
「勝谷さん、まだちょっと時間かかりそうですね」

勝谷誠彦
「かかるというかね、そっちの方に向かってないですね。つまり共産党中央宣伝部がますます力をね、実は持つようになってきてしまってですね。共産党中央宣伝部を批判した本が出たこともあります。けれども、それを書いた大学の先生はですね、その後言論活動を一切封じられてきてしまってます。これは素晴らしい本でした。大変な勇気だったと思います。だから中央宣伝部をですね、批判するにはほんとに勇気がないとできないって国はやっぱりかなり異様です。で、今ね、フランスなんか、サミットに中国を加えようって言ってますけれども、僕は人権や報道の自由というですね、民主国家の最低限の要件を満たさない間はやっぱりまだ時期尚早だと思うんですよね

堀江政生
「そういう話を展開していきましょう。先月の30日の朝日新聞にこういう記事が出ていました」

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関根友実
「はい。『中国が広報指針』と出ています。北京オリンピックを機に、国家イメージを向上させるための対外委宣伝活動強化の方針、つまり取材対応マニュアルを発表しました。これなんですが、中国共産党中央宣伝部と国務院、日本で言うところの政府が作成したというものなんですが、具体的に見ていきましょう」

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関根友実
「たとえば、2003年に起きました新型肺炎SARSへの対応を例に挙げて、『従来の対外宣伝が閉鎖的で十分な情報を提供しなかったため、外国メディアが憶測や誤解に基づく報道をした』と自省しているんですね。自ら反省をしてるんです。これは『すぐに記者会見を開き事実関係を公表すべきであった』と反省しています。その記者会見の方法なんですが、民主や人権を重視する外国を意識して、客観的なデータを提供すること。会見では『ノーコメント』と言わないこと。などが盛り込まれていたんです」

上村幸治
「あの、四川の地震の会見とかですね、チベット騒乱でもですね、記者会見やったんですね。で、たとえば実は四川の場合は、核の漏洩、核放射能の問題なんかについても話、しました。つまり外に出したっていうんですね。あの、この事実関係をとりあえず発表しましょうと」

堀江政生
「外に対しては、こういうことをしなきゃいけないとう認識はずいぶんある」

上村幸治
「あるんです」

堀江政生
「あるということが分かったんですね。ところが、じゃあ国内の報道に対してはどうなのかというと、こういうことですね」

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関根友実
「はい。中国国内では相次ぐ告発や批判記事、当局に対する告発などが、そういう記事を盛り込むところが増えているんですね。法律関係の雑誌『法人』というものでは、今年の1月、中国当局の土地収用の違法性を批判しました。さらに調査報道が人気の『中国経済時報』なんですが、去年7月、高速鉄道工事に違法材料が使用されていることをスクープしました。さらにさらに、中国青年報の付属週刊紙である『氷点週刊』なんですが、2006年、中国の歴史教科書を批判するなど、がんばってるんですね」

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堀江政生
「ところが、これらについてはたとえばその『法人』について言うと、編集長が圧力を受けて辞職をしなければならなくなったり、『中国経済時報』については、その書いた記者が圧力を受けて辞職をしてしまったり、『氷点週刊』に至っては何と廃刊…、停刊ですね、停刊になってしまう、そして編集長は更迭されるということなんですね」

上村幸治
「僕ね、これあの、確かにひどいんですよ。だけども抵抗してですね、そういう記事を書こうと、載せようという人がいるっていうのがすごいですね」

堀江政生
「なるほど。分かった上で」

上村幸治
「分かっていて」

堀江政生
「こういうことは確実に起きるだろうと」

上村幸治
「そうです」

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堀江政生
「でも書かなきゃいけないというふうに思って書いている人がいる。で、この『法人』の編集長はこう言ってます。『記者拘束はメディアの悲哀であるのみならず、現代法治社会の恥辱である』と。ま、怒り、痛切な批判をしているわけなんです。で、先ほどの取材マニュアルの中にも、国内メディアに対しては独自取材はせずに、国営新華社通信の報道や当局の発表を掲載するように指示しているということなんです。これは上村先生、その、まあ一生懸命やりたいという記者の思いの牙を、何とか抜こうっていうふうにも見えてしまいますよね」

上村幸治
「ええ、見えてしまいますね。でもね、懐に辞表を持って、そういう記事を書いてる日本の、あるいは西側の記者はどんな気でいるかって考えた場合、僕はやっぱりこの記者魂ってすごいと思いますね」

勝谷誠彦
「すごいですね。日本の大マスコミにはほとんどいませんね、正直言って。社員は特に

関根友実
「これね、上村先生、辞職で済んでるんですか?」

上村幸治
「ええ、まあ辞職、逮捕もありますよ」

関根友実
「逮捕され、拘束されると」

上村幸治
「ええ」

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堀江政生
「で、この結局、その取材対応マニュアルの最後には、でも、こんなことが書いてある。『不変の原則』。絶対変わらないんだと。『決して取材の自由を認めたわけではない。触れられたくない敏感な問題が発生したときには、まず避けろ。次に口止めしろ。それでもだめなら封殺しろ』と書かれていると。うーん、これは不変ですか」

上村幸治
「そう、つまりだから、一時的にですね、記者会見を開いたり、外に対してはオープンな雰囲気を見せてますが、やっぱり言論の自由は認めませんということを、ここで押してんですね」

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堀江政生
「ま、最後に上村さんは、中国の報道についてこういうふうにおっしゃるんですね。これは大阪で体験された上村さんのことなんですが、ある日、先輩の記者が『ええか。記者というのはな、ふんぞり返ってえらそうにしているのがいたら、“足をかけてこかしたる”、そういった気概をもたなあかん』というふうに言われた。で、この中国の記者は、…これ何と読むんですかね?」

上村幸治
「『擦辺球(ツァーペンチュウ)』と言うんですね」

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堀江政生
「これどういうことかって言うと、卓球の台の縁をかすめて落ちてゆくボールを打つということ。つまり当局が認めるギリギリのところで政府などをさりげなく批判することだ」

関根友実
「なるほど」

堀江政生
「中国の記者は本当は大阪の記者の、先ほどの先輩記者のような気概を持っている。ただ、彼らのさりげない記事を拾い上げ、隠れた本音をできるだけ上村先生としては紹介していきたい思いなんだと」

上村幸治
「そうです。だからあの、中国の言論の自由がないというのはみんな報道してます。でも闘ってる人もいるってこともやっぱり報じたい。ええ」

勝谷誠彦
「それをキャッチするのが、我々自由な国に生きてる人間の務めだと思って、僕もいつもその裏側を読むようにしてます。けども、これ逆のこともあるんです。つまり政府が宣伝に使ってる御用記者、御用文化人というのがいます。こういうのが大量に日本に送り込まれてきて、いろんな学校の教師なんかをやって、テレビでコメントをしています

堀江政生
「上村先生、どうもありがとうございました。来週もよろしくお願いします」

 ____________________________内容紹介ここまで


 上村さんのチャイナ電視台は貴重なコーナーですね。日本ではあまり報道されない中国の現状を、時にはB級ネタも含めて、毎週伝えてくれています。
 それプラス、勝谷さんのコメントが毎回かなり際どくてGJ!(≧∇≦)

 ところで、皆さんもよくご存知でしょうが、中国の国内向けテレビの生中継はこれまで「30秒遅れ」でした。中国共産党にとって都合の悪い映像をカットするためです。

 聖火の採火式も時差中継だったし(「国境なき記者団」メンバー乱入はカットされ中国では放映されなかった)、本番でも当然そういう対応が取られるんだろうなと思ってました。
 が、9日付の中国各紙が報道したところによれば、何と国営中国中央テレビ(CCTV)が、北京五輪で初めて「時間差無し」の生中継を決めたとのこと。ちなみに北京の市民は「生中継に時間差があったとは」と“隠されていた事実”に驚いたそうです(中日7/10)。

 「時間差無し」って本当にやれるんですかね?仮にそれで始めたとしても、途中で何か少しでもヤバイ事が起こったら、そこからまた30秒遅れに戻しちゃうんでしょうね。


・・・・・・・・・・・細切れぼやき・・・・・・・・・・・


【金剛山射殺】韓国女性 背後から銃弾2発 観光区域から鉄条網越え(産経7/11)

 韓国政府が金剛山観光を運営する現代峨山(アサン)から事件の通報を受けたのが、7月11日午前11時半頃。
 李明博大統領が国会で施政方針演説をスタートしたのが、同日午後2時半頃。事件発生から約10時間後です。演説の中で、李大統領は北朝鮮に「南北の全面的な対話の再開」を呼びかけました。対北強硬路線を弱める発言です。

 ところがところが。事件を知らずにそういう融和的なことを言ったのならともかく、毎日新聞はじめ多くのメディアは、李大統領がすでに事件の報告を受けていながら国会演説ではそのことに一言も言及しなかった旨、伝えています。
 李大統領はこれでまた支持率を下げてしまうんでしょうか?それを望まない李大統領は事件をあまり大きくはしたくないでしょうね。

 一方、韓国人の反応はどうなんでしょうか?一人の死者も出ていないBSE問題が発端で大規模なデモが長期間続くようなお国柄ですから、同胞が北朝鮮の兵士に撃ち殺された今回の事件なんて普通に考えれば発狂ものでしょう。きっと大規模な反北デモが起きるはずです(棒読み)。


【6カ国協議】核申告検証へ「三原則」で一致(産経7/11)

 6カ国協議2日目。
 気になる北朝鮮への支援ですが、日本は「拉致問題に進展がない限り、支援を行う環境にはない」との立場を改めて表明したそうです。
 GJです。相変わらず「このままでは日本が孤立してしまうぞ」と変な方向に煽るメディアもありますが、むしろ孤立した方がいい。その方が、拉致問題解決にかける日本の強固な意志が北朝鮮や他の国にも伝わるでしょう。

 但し同日、斎木局長が北朝鮮側代表の金桂冠と会談した際、「北朝鮮が約束した拉致被害者の再調査などの早期実施と、日朝実務者協議の速やかな再開」を求めたものの、金桂冠から明確な回答はなかったそうです(共同通信7/11)。
 やはりアメリカのテロ支援国家指定解除手続きが、北朝鮮に余裕を与えてしまったんでしょうか。


「北に返すべき」加藤発言に地方議員ら猛反発 来週にも議員辞職要求(ZAKZAK7/11)

 「加藤発言」問題、ネットや新聞ではそれなりに盛り上がってるようですが、テレビのニュースで全く見かけないのはなぜでしょう。私のタイミングが悪いだけ?

 加藤紘一が公式サイトで釈明しています。7/10付のコメント欄で教えて下さった葉月さん、ありがとう。
 加藤は「発言の一部だけが報じられた」「前後の文脈を見てくれ」と反論してますが、葉月さんが言われる通りで、全文見ても「拉致被害者を北朝鮮に戻すべきだった」としか読み取れません。あ、加藤が安倍さんを憎くてたまらんってことは十分、読み取れましたけどね。

 今さら説明するのも馬鹿馬鹿しいけど、もしもあの時、帰国された拉致被害者5人を北朝鮮に返していたらどうなってたか。
 北朝鮮に戻された彼らはすぐに会見させられますよ。「やっぱり共和国の方が住みやすいので戻ってきました。でも日本の両親には会いたい。だからお互い自由に行き来できるよう、早く国交正常化すべきだと思います」なんて言わされますよ。そうなれば、日本の世論は大いに揺れたことでしょう。
 もちろん彼らは二度と日本の地は踏めなくなっていたでしょう。たとえ踏めても寺越武志さん状態。「日本人」として踏めることはない。

 って、加藤も本当はそんなことは分かってるんですよね。分かってて言ってる。確信犯。それだけに厄介です。
 ついでに言っとくと、そのうち便乗したどっかのサヨクが「言論の自由の危機だ」とか言って、加藤を擁護し始めるに違いないから要注意。


集会&デモのお知らせ

 「今こそ日本政府は本気で拉致被害者を救出せよ!」
 下記のとおり大阪市内で怒りの集会とデモを開催します。

 日時:平成20年7月21日(祝・海の日)
    集会は午後3時(開場2時)~5時
    デモは、集会終了後の5時半、会場から御堂筋を経由し、
    難波高島屋方面までを予定
 場所:大阪市立西区民センター・ホール
    (地下鉄千日前線、長堀鶴見緑地線「西長堀」駅3番出口すぐ)


 詳細は大阪ブルーリボンの会のサイトを。

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「お気楽くっくり」更新済

 首相編に続く第二弾はG8首脳編。

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megumi080328-2.jpeg アニメ「めぐみ」配信中。
 英語・中国語・韓国語版もあります。ダウンロードはこちらから。
コピーフリーです。世界に広めましょう!

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※どうもこの記事に原因があるのかFirefoxでは問題ないのですがIE上では ??? 表示がおかしいようです。今のところ原因不明でお手上げです。はて? 名古屋フリチベデモの期日が迫っているので取り急ぎお伝えさせて頂きます。 変態毎日新聞の謝罪の件はまた後ほど。?...
2008/07/23(水) 09:24:36 | 帝国ブログ

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詳しいプロフィールは本館にて。

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