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「ムーブ!」スピルバーグ北京五輪にNO!(最近のまとめとチベットも)

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■2/22放送「ムーブ!」現代!若一コージ苑

スピルバーグ監督が北京五輪にNO!

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 ネタがちょい古くてすみません。ある程度下書きはしてたんですが、UPするタイミングを逸して今日になっちゃいました(T^T)

 細かい相づちやツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はYoutubeで拾ったビデオから、キャプチャさせていただきました。各画像をクリックすると新規画面で拡大します。

 「ムーブ!」の後は、北京五輪関連の最近のニュース紹介の他に、3/7放送「ムハハnoたかじん」での山本博さん(アテネ五輪アーチェリー銀メダリスト。自称“中年の星”)のコメントも紹介します。
 最後に、エントリーUP直前に飛び込んできたチベット騒乱についても。


 内容紹介ここから____________________________
 
 …………………………VTR開始…………………………

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 北京オリンピック開幕まであと168日。
 猛烈なスピードで建設が進むオリンピック関連施設。
 象徴とも言える国家体育館、通称“鳥の巣”で行われる開会式には世界の注目が集まっている。

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 しかし、その開会式の芸術顧問であるスピルバーグ監督が、顧問を辞めると発表したのだ。

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 その原因となったのはダルフール問題。

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 今日の「若一コージ苑」は、スピルバーグ監督が北京オリンピックにNOを突きつけた理由(わけ)。

 …………………………VTR終了…………………………
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堀江政生
「ま、一時期、大きなニュースになりました。スピルバーグさんはやらないんですね」

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若一光司
「ええ、大変ね、これ、まあ欧米でも大きな注目を集めてるんですけども、ま、どういうことか経緯をですね、振り返ってみたいと思うんですけど。まずですね、2006年、2年前の4月16日のことなんですけど、北京のオリンピック組織委員会がですね、北京で記者会見を開きまして、もう世界中の記者を集めて記者会見を開きまして、その記者会見の席上でですね、北京オリンピックの開会式・閉会式のイベントのためにですね、特別な準備チームを組織したということ、発表したんです。で、このチームの総監督、責任者がですね、中国を代表する、まあ、あー、映画監督である張芸謀(チャンイーモウ)さん、この方はですね、『紅いコーリャン』とかですね、『初恋のきた道』、最近では『HERO』とかですね、そういう映画で有名です。で、彼が総監督で、加えてですね、文化芸術顧問として、ま、あの、現役の映画監督の中では世界で最も有名だと言われてるスティーブン・スピルバーグ氏を招くと。こういうことを発表したんですね」

堀江政生
「楽しみになりましたよ、これで」

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若一光司
「そしてですね、史上最高の式典になるだろう、まぁオリンピック委員会は言ったんです。これ受けましてですね、張芸謀さんはですね、『これ以上ない名誉』であると。『素晴らしいパフォーマンスを実現するため全力を尽くす』と、こう、まあ、声明出しましたし、スピルバーグ監督もですね、『世界に平和・友好・協力の大切さを感じてもらうことが我々の共通した目標だ』というね、そういうコメントを出しました。そしてこの2人の下でですね、えー、アメリカの有名な音楽家のクインシー・ジョーンズさんですね。それからリック・バーチ氏、この方は演出家で、シドニーオリンピックの開会式なんかもまあ、演出した方で有名ですね。こういう人たちがそのグループに入ってですね、ま、一緒に北京オリンピックを盛り上げると、そういう話だったんですね。で、それでまあ進んでるんだとみんな思てたんですが……」

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若一光司
「ところが去年の3月になりましてね、ま、アメリカでですね、有名な女優でありますミア・ファローさんね、この方は『ローズマリーの赤ちゃん』なんかの主演なんかでね、有名な人ですけども、それから、まあ、ユニセフの親善大使としてもね、世界で名を知られてる、この方がですね、アメリカのまあ有名な雑誌(新聞?)『ウォール・ストリート・ジャーナル』にね、論文を発表しまして、その論文の題名がですね、『ジェノサイド五輪』、虐殺五輪というね、タイトルの論文を発表しまして、この中でですね、えー、スーダンのダルフール地方で発生してる虐殺に、中国は資源確保のために加担しているんだと。で、そんな国で開かれるオリンピックは『ジェノサイド五輪』、虐殺五輪と呼ばれても仕方ないし、ボイコットすべきなんだという主張を展開しました」

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若一光司
「加えてですね、スピルバーグ監督に対して、スピルバーグはまあ北京五輪でですね、その、文化芸術顧問をやるということは、レニ・リーフェンシュタール監督、これはあのヒットラーが率いてたナチスドイツの時代にですね、ベルリンオリンピックの記録映画を作った女性の監督として有名な監督なんですね。しかし、この、まあ、あの、ベルリンオリンピックの記録映画を作ったがために、このですね、女性監督はまあ、ナチスの手先のプロパガンダのね、監督だっていうことで、ずーっと生涯そういう汚名を浴び続けた。同じようなね、同じような立場になる」

堀江政生
「それは恥ずかしいですね」

若一光司
「そういう辱めに甘んじる覚悟が、スピルバーグはほんとにあるのかということで、ミア・ファローがね、スピルバーグを徹底的に名指しで批判したんです。これ、大変ね、注目される、まあ、論文だったんですけども」

堀江政生
「さあ、そのダルフール紛争ですね」

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若一光司
「これをですね、じゃあどういうことかというとですね、ダルフール紛争はどういうことかというと、まあ、このスーダンで行ってる紛争なんですね。あの、アフリカのほぼこの辺にありますけども、上がもうアラブの世界、北アフリカになりますと。スーダンのですね、えー、ここらへんにダルフールっていう地方があるんですけどね。えー、まあもともとスーダンでは、その、アラブ系の住民とですね、非アラブ系の、ま、アフリカ系の黒人住民とかですね、まあ、50年代に独立してからずっとこうね、民族紛争みたいな状態にあったんです。で、政権は今、アラブ系住民側にあるんですね。で、ついにですね、ま、2003年の2月ぐらいに、この、ま、紛争が拡大しましてね、えー、このアラブ系の民兵組織、ジャンジャウィード、あのー、ラクダに乗った、まあ狙撃隊みたいな意味なんですね。このジャンジャウィードと呼ばれる、その民兵組織と、それから、この、ま、スーダン政府軍がですね、ま、手を結びましてね、黒人系の村をどんどん、どんどん襲っていった。そして無抵抗な村民をですね、どんどん、どんどん虐殺していきましてね、えー、2003年の2月以降ですね、えー、20万人以上が虐殺された

関根友実
「うわー……」

若一光司
そして200万人以上の難民が発生して、一部は隣のチャドなんかに、ま、流れてるわけですけどね。ま、こういうですね、事態が起こってまして、これが、ま、ダルフール紛争、ダルフールの虐殺と呼ばれてる。えー、大変、これまあ、世界的に大きな非難を浴びてることなんですね」

堀江政生
「そうですねー、はい」

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若一光司
「で、このダルフール紛争と中国の関係なんですけども、大変深い関係がありましてね。実はスーダンていうのは石油が出るんです。で、中国はね、スーダンで算出してる石油のですね、輸出分の大半を買い占めてましてね。なおかつ、スーダンを代表する2つの大きな石油会社の最大株主にもなってるんですね。で、こういう石油のお金をですね、中国がスーダンに落とします。そのお金のほぼ8割以上をスーダン政府は、ジャンジャウィードと呼ばれるアラブ系の、さっき言いましたラクダに乗ったような民兵組織に渡して、それが武器に変わってる。つまりその武器で虐殺が行われている。しかも民兵組織と政府軍のですね、持ってる爆撃機・攻撃用ヘリ・装甲車、まあ、それから機関銃なんか、そういったもののほとんどが中国製なんですね

堀江政生
「はあーー。なるほどね」

若一光司
「だからまさにですね、これ、中国のお金と武器が虐殺を支えてしまっている。しかも国連がですね、まあ、そういう事態を解決するために、平和維持軍を、まあ、スーダンに派遣しようということ言えば、中国は、まあ、安保理の常任理事国として、それでずっと反対し続けてきたと

関根友実
「なるほどー」

若一光司
「今やですね、中国が支えてるから、こういう虐殺がまだ維持されてるんだと。こういうことが、ま、一部の見方には見えるわけですね」

堀江政生
「この問題については、世界中から中国が非難される的には、重村先生、確かになりますね」

重村智計
「そうですね。ま、特にアメリカはものすごい関心があってですね、アメリカの、まあ、ニューヨークタイムズ、ワシントンポストもほぼ連日、これ報じて、議会がものすごい関心寄せてますので、まあ、やっぱり中国に対する非難、多いですよね」

堀江政生
「うん、アメリカ全体でそういう非難があるということなんですけれども」

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若一光司
「で、まあね、そういう、ミア・ファローがそういうですね、論文を発表して、ま、スピルバーグを非難しました。で、そういうこと起きましてね、その直後、4月の2日にですね、えー、スピルバーグは中国の胡錦濤国家主席にですね、手紙を出したんです。で、手紙の内容ですけどね、こういうこと言ったんですね。『ダルフールでの虐殺を終わらせるために、中国がスーダン政府に対して影響力を行使すべきだ』と」

堀江政生
「なるほど」

若一光司
「で、『私は映画監督であるけれども、同時にショア財団というものをやってる』と。あの、1994年にスピルバーグはね、ショア財団という財団を、自分がお金出して作りましてね。そこではユダヤ人たちのホロコースト、ナチスに虐殺されたユダヤ人たちの記憶を全部こうね、アーカイブで残していってるんですね。で、そういう立場も含めて、『ジェノサイド、虐殺への反対は私の大きな使命なんだ』というね。だから……」

堀江政生
「そうかそうか。『シンドラーのリスト』を作った人ですもんねー」

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若一光司
「そうそう、そうそう。そういう手紙を出して、何らかの形で中国政府がそれに答えてくれるのを待ったんですね。で、この流れに続いてですね、アメリカでもですね、ま、下院の方ですね、議会が動きましてね。100人以上の、まあ、国会議員が署名して、胡主席に対して、同じようにダルフールを何とかしろというね、書簡を送りつけた。しかし、すぐに中国が反応しなかったもんですから、その後の3カ月後、7月の中旬になってスピルバーグはですね、『中国の変化がなければ私はオリンピックの』ですね、『文化芸術顧問を辞退することも検討する』と。こういうことを言ったんですね。これ受けましてね、あの有名な俳優のリチャード・ギアもですね、新作映画の記者会見の席上で、ま、連動するような形で、北京五輪、虐殺オリンピックにはですね、参加するなというボイコットを呼びかけるというね、こういう流れができてしまったわけですね」

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若一光司
「そしてついに今月(2月)の12日、スピルバーグ監督が、もう辞めたとボイコットを宣言しました。こういうように言ったんで。『ダルフール問題の解決に努めるよう、中国政府に何度も働きかけたが、状況はむしろ悪化している』。今でもほんとに毎日、虐殺が続いています。難民の数も増え続けています。『現時点では、自分のエネルギーと時間を北京オリンピックではなく、ダルフールでの人道の犯罪を終わらせることに費やすべきだと結論出した』んだと、こういう具合に、まあ、スピルバーグが言って」

堀江政生
「厳しい決意ですね、はい」

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若一光司
「結論出してですね、ボイコットをしたんですね。これに対して中国の外務省の報道官はですね、『中国政府のダルフール政策を理解できない人々がいても、それは仕方がない』と。『但し、別の動機を持っている人々は容認できない』と」

関根友実
「ん?」

堀江政生
「何だそりゃ」

若一光司
「つまりね、スピルバーグは別のね、中国を批判するために政治的に、別の動機を持ってるんだとね」

堀江政生
「はあーー?」

若一光司
「ま、そういうこと言ったんです。それからまあ、北京オリンピック組織委員会は、『ダルフールと五輪を結びつけること自体がオリンピックの精神に反しているんだ』と」

堀江政生
「えーーー」

若一光司
「で、今やからはっきり言うけれども、実は、契約書という話をですね、スピルバーグとの間に進めてるけども、『最終的に正式な契約は今まで結べてなかったんだ』と(笑)、こういうことも……」

関根友美
「はぁ〜」

若一光司
「……今回明らかにしてしまったわけなんですね」

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重村智計
「これ、あの、いわゆるダルフールをきっかけにですね、中国の中の人権問題に飛び火するのを、中国は非常に恐れてるんです

堀江政生
「はあー、なるほど」

若一光司
「結局ね、ダルフールの問題を認めてしまうとね、要するに、チベット問題とかですね

堀江政生
「そうかそうか」

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若一光司
「いろんなとこの人権問題に連鎖するのを恐れたわけね、中国政府はね。で、しかしね、あの、同じ北京オリンピックの組織委員会、中国の関係者の中には、こういうことを言うてる人もいるんですね。つまりね、開会式・閉会式の演出案、パフォーマンスプランの知的財産権の帰属、権利の帰属をめぐって、実はね、中国サイドとスピルバーグとの間に合意ができなかったと。だから契約もしなかったし、今回ボイコットしたんだと。ダルフールは言い訳にすぎないんだということを言うてるオリンピックの関係者もいるんです。そしてブッシュ大統領はこの事態を受けましてですね、えー、スピルバーグに対して否定的な発言をしています。『オリンピックはスポーツの祭典であって、中国批判の場ではない』と。『私は北京オリンピックをやってる時に北京に行って、私なりの、スピルバーグとは違うやり方で中国政府にこの問題に関して働きかけるつもりだ』と、こういうことを、まあ、言ってます。で、総監督、ま、オープニングセレモニーなんかの総監督である、張芸謀さん。張芸謀さんはこれ、スピルバーグの、ま、親友なんですけどね、大変つらい立場です。彼は未だにひたすら黙ってる」

関根友実
「うーん、板挟みでしょうね」

若一光司
「沈黙しているという状態なんですね」

堀江政生
「言いたくても言えないことがあるのかなあ」

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若一光司
「はい。でね、その後ですね、今月(2月)12日、同じ日ですけどね、ミア・ファローがですね、ま、ニューヨークにあるですね、中国の代表部を訪ねてですね、えー、アメリカの上下院議員のですね、119人、それからノーベル平和賞受賞者8人、それからハリウッドの有名なですね、俳優なんかたくさんの人たち、そういう人たちの署名の入った、連名の入ったですね、ダルフールに対する抗議文をですね、胡主席宛に手渡しました。で、その中に、実はですね、国際オリンピック委員会、IOCの会長であるロゲさん

堀江政生
「ほう」

一同
「(笑)」

若一光司
ロゲ会長も、このですね、中国に対する抗議文の中に署名してたということなんです

堀江政生
「これ大きいんじゃないですか」

関根友実
「ねえ」

若一光司
「14日になって明らかになったんです。だから本当はIOCの会長も中国のダルフール問題に関しては疑問を持ってるということは、これでもうはっきりしてしまったわけですね。ところが中国サイドはですね、もう一切、それ以後は口をつぐんだままで、とにかく黙ってやり過ごそうと

堀江政生
「なるほど」

若一光司
「今んとこ、そういう対応に出ています」

堀江政生
「さあーー……。若一さんのコーナーでした。ありがとうございました」

関根友実
「ありがとうございました」

 ____________________________内容紹介ここまで


 普段は「はぁ?」な発言だらけの若一氏ですが、今回のように比較的まともな時もあります。たま〜にですが。

 以下、いくつか補足を。

 IOCのロゲ会長が中国に対する抗議文に署名していたという件。
 これは最初に英紙「インデペンデント」が報道したのですが、レコードチャイナ2/15付によれば、ロゲ会長は「署名はしていない」と否定しているそうです。ソースがこれしか見当たらないので、ほんとのところはわかりませんが。

 そのロゲ会長、2月19日にはこのような発言をしています。

スピルバーグ監督の北京五輪演出ボイコット「過去のもの」とロゲIOC会長(産経2/20)
 米映画監督のスピルバーグ氏が中国政府の外交姿勢を不満として北京五輪の開、閉会式の演出担当を退いたことについて、国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は19日、「スピルバーグ氏の決定は尊重する。選手のボイコットも尊重する。だが、北京五輪は間違いなく成功する。五輪はあらゆる個人よりも強く、ボイコットは過去のものだ」と述べた。
 スピルバーグ氏は中国政府に対して、深刻な人道危機が続くスーダン・ダルフール問題に適切な措置を施すよう要請していた。また、オランダの議員も開会式のボイコットを呼びかけていた。(AP)

 何とも微妙な発言?

 また最近では競泳の有名選手がロゲ会長に対し、このようなアクションを。

ロゲ会長に人権改善要求を ファンデンホーヘンバントが提案(共同通信3/6)
 競泳男子自由形で五輪金メダル3個を獲得したピーター・ファンデンホーヘンバント(オランダ)がIOCのロゲ会長に対し、北京五輪の前に選手に代わって中国政府に人権状況の改善を訴えるよう求めた。オランダの全国紙にコラムが掲載された。同選手は、ロゲ会長が公に発言すれば「選手はこの問題で聞かれてもIOCの立場を示すことができる」と書き、選手が五輪への準備に集中できると主張。(AP=共同)

 中国の人権状況を心配してというより、自分が集中したいからという理由なんでしょうか。もちろんそれを一概に悪いとは言いません。つーか、選手にこんないらん気苦労かける中国政府&中国政府の人権蹂躙を見て見ぬふりしてるお偉いさんたちが悪い(-.-#)

 ちなみに「それ以後は口をつぐんだまま」だった中国政府ですが、3月12日、外相が記者会見で「五輪を政治化しようとしているのは、中国に極めて大きな偏見を持つ勢力だ」「彼らは中国に恥をかかせようとしている」とスピルバーグ監督を改めて批判しました産経3/12)。言ってる内容は以前の外務省報道官とほとんど同じみたいですけどね。


 あと、重村先生とのやりとりでちらっと出たチベットですが、最近、緊迫状況にあるようです。

僧侶に公然と暴力 緊迫するチベット(産経3/12)
チベット人ら100人拘束 インド警察、反中国デモで(産経3/13)

【このエントリーをUPする少し前、チベットが「騒乱」状態になっていると知りました。この件については最後に追記の形で書きます】

 このように他国を侵略したり、他国の虐殺を助長したり、他国民だけでなく自国民も弾圧、人権蹂躙をくり返しているこんな国で、「平和の祭典」を開催させてもよいのか?ということで、北京五輪ボイコット運動というのは、何年も前から盛り上がってまきました。それも世界規模で。

 2月27日にはアメリカ議会の公聴会でも、上下両院議員たちが中国政府の人権弾圧の事例を次々に指摘し、五輪開催国にふさわしくないという批判が続出しました(産経2/28)。

 が、ブッシュ大統領の発言にもあった通り、各国とも政府レベルでは北京五輪を支持していますから、開催阻止は難しいでしょう。中国で内戦やよほど大規模なテロでも起こらない限りは……(産経3/9付によれば、中共に現在進行形で侵略されている東トルキスタンの独立運動組織メンバーが、テロ攻撃を計画していたとして当局に制圧されたという出来事があったようですが)。

 ま、開催されるならされるでそれもアリかもしれません。その時はきっと、世界中の人権団体や人権派ジャーナリストが黙っちゃいません。中国がどんな非道い国かというのを、世界に改めて知らしめるチャンスです。

 
 とは言うものの、選手の健康や安全がやはり心配ですね。各国スタッフも出来る限りの対策は当然とるでしょうが、実際のところ何が起こるかは、やってみないとわからないでしょうし。

 皆さんもご存知のように、3月10日、男子マラソンの世界記録保持者であるハイレ・ゲブレシラシエ選手が、北京五輪のマラソン欠場を表明しました。「中国の汚染は自分の健康にとっては脅威。現在の状況では42キロを走るのは難しい」と……(スポニチ3/11)。

 これを受け、中国外相は「世界の大部分の選手は北京の空気の質に満足している」などと強調、火消しに必死のようですが(産経3/12)、北京の空気の質に「満足」してる選手なんて、普通に考えたらおらんやろ〜(室内競技の人はともかく)。


 ゲブレシラシエ選手の欠場表明より日にちは前になりますが、ここで3月7日放送「ムハハ no たかじん」に出演した際の山本博さん(アテネ五輪アーチェリー銀メダリスト)の、北京五輪に関するコメントを箇条書きで紹介。

Q:特定の競技で日本が強くなるとルールを変えられたりするが、誰が決めている?

A:各競技団体の世界連盟の会議の中で決まっていくが、どうしても多数決になっていく。そうすると今ものすごくヨーロッパは固まって意見を統一していくから、数の論理で行くととにかくヨーロッパが主導権を握ってしまう。アジアも数は多いがまとまらない。ものすごくまとまらない。私が思うに、やはり中国が一番わがまま。それに対してやはり日本と韓国が反発するし、中東もやはり反発する。そうなってくると中東の方が固まる。そうなってしまうと先日のハンドボールの件でも、会長以下やはり中東寄りになってしまっている。ああいう状態になるまで東アジアのメンバーが対抗できなかったことは問題。

Q:北京五輪は大丈夫か?中国の審判の数が多くなったりしないか?

A:各競技団体の審判団の中で、そういうふうにならないように考えるとは思うが、中国のジャッジが入っていなくても、中国のメンバーが他国のジャッジにはやはり何らかの形でアクションを起こしてもおかしくない。そういう雰囲気はある。

Q:北京五輪は無事開催されるのか?公害や食事など色々問題あるが?

A:おそらく選手はそんなに心配していない。そういう心配をする以前に、自分たちが大会当日どれだけのパフォーマンスができるかということに集中しているので。僕が一番心配しているのは、中国という国だから必ず開催にはこぎつけるし、国の威信をかけてやると思うのだが、かなり強引に立ち退きも含めて行っている。だから北京市内の中にはオリンピックをよく思わない人たちがたくさんいると思う。大会期間中、選手はどこの大会でも第一線級の警備がされているから、選手団は安全だが、観光客の皆さんがいらぬ事件に遭わなきゃいいなと思う。

Q:1972年のミュンヘン五輪で西ドイツの選手団がテロリストに襲われたが?

A:聞きかじった話だが、あれ以後、選手村を配置する時に組織委員会は、どの国をどの棟に入れるかという配置というのはものすごく気を付けている。

Q:観光客は大丈夫なのか?

A:事故が起きないようにおそらく、空港で入国する時にものすごく検査が長くなって、時間がものすごくかかると思う。

 ジャッジと言えば、北京五輪の全28競技の競技主任はすべて中国人となるそうですね(産経2/19)。それでなくても中国はロコツなのに、これで果たして公正さが保たれるんでしょうか?

 また、「かなり強引に立ち退きも含めて行っているから、北京市内の中にはオリンピックをよく思わない人たちがたくさんいる」という件、これもいろんな人が心配してますよね。
 北京市建設委員会によれば、競技会場など関連施設の建設に伴う立ち退きは計6037戸の1万4901人。その中に「強制的なものは1件もない」と強調したそうですが(産経2/19)、んなわけね〜だろ!(-.-#)

 食の問題も非常に心配ですね。
 2月21日、北京五輪食品安全委員会の唐雲華報道官は会見で、「万に一つの問題もないようにできます。五輪の食品安全基準は国際食品安全基準より厳格です」なんて言ってたそうですが、こんなん誰が信じるっちゅ〜ねん!(産経記者・福島香織さんのブログ参照

 山本さんの言を借りれば、選手よりもむしろ一般の観光客が「事件」に巻き込まれる可能性大でしょうから、万一、北京五輪を観に行く予定にしている方がいらっしゃったら、十分気をつけて下さいね。つーか、できたら取りやめた方がいいと思います……(T^T)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 五輪とは直接関係ないんですが、中国関連ニュースをいくつか。

中国、露骨な野心 「太平洋分割管理」提案(産経3/12)
 米太平洋軍のキーティング司令官が中国軍幹部から「太平洋分割管理」を提案されたという報道は、去年8月にすでにありました。「ワシントン・タイムズ」が伝えたものです。が、その時は本人ではなく別の司令官の話として、でした(Red Foxさん07/08/21付を参照)。だから、本人が上院軍事委員会の公聴会という公式の場で証言したっていうのは大きいのではないかと。
 この件は珍しく(?)NHKでも報道されましたが、すでにWEBはリンク切れ(T^T)。キャッシュ貼っておきます。

中国外相の会見要旨 ギョーザ事件真相解明続行(中国新聞3/12)
 本日何度か紹介した中国外相会見の発言まとめ。五輪以外にもいろいろ話してます。
 ギョーザ事件については「真相解明のため中国側は調査を続けていく」と。おそらく日本の世論をなだめるためのポーズですね。3月6日に河北省の副省長が「中国国内で発生した可能性は既に排除した」って言い切っちゃって、日本国民がまた怒りましたからね。だからガス抜きでしょう。
 あと、東シナ海ガス田問題では「解決への期限を設けるのは賢明でない」と。去年の秋頃は官邸も「年末の福田首相訪中までに決着を」と言ってたんですけどね。またずるずると中国側に押し切られてしまうんでしょうか。

中国 地理図書を日本に返送へ(NHK3/12)
 日本は日本国内の中国人学校の図書を問題視したことなどないのにね。

帰ってきた「トウ小平秘録」、禁書処分で発送元の扶桑社に(産経3/11)
 上のもひどいがこれもひどい。

胡主席来日—ギョーザの影をはらえ(朝日社説3/14)
 あいかわらず中国様を擁護しまくり。「訪問を心から歓迎したいと思う」って、そんなふうに思ってるのは朝日新聞だけでしょ。
 またしても小泉さんの靖国参拝を持って来てるし。いつまでもしつこいね。しかも「負のスパイラル」って。おおもとを作ったのは他でもない朝日新聞なのに。


 それにしても日本は顔が見えないですね。
 開催前から問題続出の北京五輪にしても、日本人の食が脅かされている毒ギョーザ問題にしても、日本はじめ周辺国に脅威を与え続けてる中国の軍拡にしても、福田政権はほとんど物申さないですから。
 福田政権が続く限り、日本はますます中国に舐められていくだけでしょうね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【チベットについての追記】

チベット騒乱!僧侶が五輪開催に抗議 店舗や車炎上(産経3/14 23:06)
 (3/15 2:00現在、この記事は加筆修正され、タイトルも変更されています)

 今のところ日本での報道は中国国営新華社通信が配信したニュースがメインみたいで、詳しいことはよくわからない状態?

 AP通信などは「目撃者の話として、同日に数百人の抗議行動が発生、数台の公安車両などに火が放たれたほか、主要寺院が封鎖された」と伝え、米政府系放送局「ラジオ自由アジア」は「ラサで僧侶2人が手首を切り重体に陥ったほか、寺院で僧侶がハンガーストライキに入るなど混乱が続いている」と伝えているようです(いずれも上記産経の記事より)。

 AFPが今のところ一番詳しいかもしれません。

人民解放軍、チベットの僧院を包囲(AFP3/14 16:21)
チベットの抗議活動、暴動に発展か(AFP3/14 20:05)

 「新華社は、少なくとも数十人の負傷者が病院に運ばれたとも伝えている」(新華社がそう言うってことは実際の負傷者数は数百人規模?)
 「現地に滞在する米国人が米大使館に寄せた情報では、銃声も聞かれたという」
 「ラサを旅行中の複数の外国人がAFP記者に語ったところによると、市内全域で僧侶と市民が一体となって抗議活動を展開しており」
 ……と、あります。

 上記産経の記事で、野口東秀記者は「中国支配に抗議したチベット人らの騒乱は北京五輪開催に抗議する意味もあるとされ、当局が社会安定を理由に、相当な弾圧を加える可能性が出てきた。抗議行動が青海省など各地に飛び火する可能性もある」と書いています。

 チベット情勢が「悪化」した場合、五輪開催に何らかの影響が出てくるかもしれません。中共の今後の対応が問われます。世界中が今、チベットを見ています。がんばれ、チベット人の皆さん!(遠く日本から見守ることしかできないのが悲しい)

 余談ですが、2ちゃんねる実況によれば、「報ステ」は冒頭で速報という形でさらっと伝え、「ZERO」もさらっと伝え、「NEWS23」はスルーだったそうです。
 私は「NEWS23」の最後の方だけ見たんですが、日教組がプリンスホテルを提訴した件や、戦時下の言論弾圧事件(横浜事件)の裁判については伝えてました。
 毎度のことですが、この番組のニュースの取捨選択はおかしいと思う。

 現時点での最新情報、日経新聞3/15 01:07によれば、「中国軍の部隊が出動し、数人が死亡したとの情報もある」。情報の出所は不明。
 今夜は気になって寝付けそうにありません。


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