ぼやきくっくりFC2版

主婦の時事ネタぼやきFC2版。本館はhttp://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/

「アンカー」イージス艦衝突の真相と中国毒入り餃子事件

クリックお願いします人気blogランキングへご面倒でなければこちらも→FC2 blogランキングへ
【こちらはミラーです。コメントは本館へお願いします。TBは受け付けています(承認制。本記事と無関係な物は削除します)。本館はこちら→http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/


■2/27放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

イージス艦衝突新事実と海自の深い闇を青山がズバリ

080227-15flip2.jpeg

 イージス艦衝突事件、あと中国毒入りギョーザ事件についても解説されています。
 今回の「あたご」とは別の艦長の言葉が出てきます。重たいです。

 話の流れ上、コーナー前のニュースのところから起こしています。
 細かい相づちやツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
 画像はテレビ画面をデジカメで撮影しました。粗くて見にくいですがお許し下さい。各画像をクリックすると新規画面で拡大します。


 内容紹介ここから____________________________
 
 まずはイージス艦衝突事故についてのニュース報道。

石破防衛相、海保の了解ない航海長事情聴取は「適切でなかった」
「あたご」艦長、行方不明の吉清さん親子の家族を訪ね謝罪
「記憶があいまいだ」事故のイージス艦長が会見

 ……などのニュースが伝えられた後、スタジオのやりとり。

山本浩之
「まずは室井さんにお伺いしましょう。ま、今日のこの会見を今、見ました。どのような思いですか?」

室井佑月
「あの、艦長は『全体の士気は下がってない』とか言って、結局それって同じ、あの、防衛省の人間に対して謝罪してるみたいな感じですよね。でも本当に謝まんなきゃいけないのは漁師の親子に対してだし、だいたい自衛隊ってもともと国民の命を守るのが一番の仕事なわけでしょう。それを、あの、反対のことをしてしまったっていう、そこに関するお詫びがあんまり伝わってこないわ。仲間に関して迷惑をかけちゃったって言ってるような気しかしなかった」

山本浩之
「なるほど。青山さんはいかがでしょうか?」

青山繁晴
「うん、あの、まずありのままのこと言いますけど、昨日、石破茂大臣に電話をしまして、艦長が国民の前に顔を出さないっていうのは全くおかしいじゃないかと。だから国民に対して記者会見をして、責任を明らかにすべきだってことを申しまして。で、ま、それが影響したかどうか僕は全然わかりませんけれど、いずれにしろ今日の会見になったわけですね。えー、僕が電話する前におそらく決まってたでしょう。その会見を見てね、今、やっぱり愕然としますよ。会見の全体を見てないからね、その、あんまり責めたくはないけれど、でも今、責任の部分が出たじゃないですか。艦長はどんな小さな船でも大きな船でも、民間も軍艦も関係なく、艦長が全責任を負うんです、船で起きることは。それを何か一般論のような責任論で話されたっていうのは、非常に官僚的な話であって、魂が入ってないですよ

室井佑月
「だって9日間、何やってたの?この人」

青山繁晴
「あ、それはね、それは公平に言うと、艦長は僕の聞いてる限りでは、艦長室に幽閉状態になってたと。それは艦長が出たくないから引きこもってたんじゃないですよ。そこはその、フェアに言わなきゃいけない」

山本浩之
「今、責任感って話が出ましたけれども、今日、この、9日目ですが、艦長がやっと公の場に出てきたけれども喋れない。その、本人が喋りたくても、たとえばそれは防衛省であったり、自衛隊のもう少し上層部の方から何か圧力がかかって、これ以上のことは喋るな、あるいは責任についてはこれ以上は触れるなっていうようなことは言われてるってことは、これは私の推測ですけども考えられませんか?」

室井佑月
「あったかもね。だって情報がどんどんその、最初に、一発目に出てきた情報と食い違ったりしたでしょ。発見した時間とか。嘘つくためにみんなでこう、何て言うのかな、あの、なるたけ悪く思われないようにっていうのがミエミエだったよね」

青山繁晴
「あのね、あの、これだけ、その、防衛省の出す情報がね、あるいは石破防衛大臣の国会答弁、二転三転してますから、当然今、室井さんが言ったような疑問、隠蔽工作やってるんじゃないかという疑問は出て当然です。但しですね、これもフェアに申しますけど、艦長に物を言うな、それから艦長室にいなさいと、これ、基本的に捜査してる海上保安庁からの要請が第一だからです。ね。これは諸国の海軍とは違うんです。諸国の海軍は軍法会議があって、その、軍の中でまず軍事機密も含みながら裁きますから、その、アメリカ軍でもどこでも、イギリス海軍でも事故はありましたけれど、艦長まず出てきて喋るわけです。しかし日本は刑法によって、海上保安庁が捜査してるから、喋ってくれるなということを海保ははっきり言いましたからね。それ僕、確認してますから。だからそこはフェアに言わないといけないです」
室井佑月
「じゃあ海上保安庁が抑えてたの?」

青山繁晴
「海上保安庁が抑えてた」

室井佑月
「海上保安庁がどう答えるかっていうのを考えてたんじゃないの?みんなで」

青山繁晴
「あのね、あの、じゃあこの件ちょっとはっきりさせたいんですけどね。その、誰か、僕ら一般市民が交通事故を起こしますね。一般市民っていうか、たとえば会社の営業マンがその、営業中に交通事故を起こしたとするじゃないですか。で、その時にたとえば同乗者がいましたと。あの、航海長は一種、同乗者みたいなもんですよね」

山本浩之
「ま、状況をよく知る人間ですよね」

青山繁晴
「あの、航海長がヘリで市ヶ谷に行って大臣らと会ったと思うって、さっき国会答弁してたでしょ、その件。ね。そうすると、たとえばこの同乗者について、その営業してる会社の社長が、どんな事故だったんだと当然聞きますよね。内部で調べますよね。で、これは当然法律で認められていることで、冬柴国土交通大臣もね、その防衛省、自衛隊の内部調査権はあるとはっきり言ってるわけですね。だけど私は不快だと言ってるわけですね。しかし不快、冬柴さんの不快問題なんてどうでもいいんであって、その、それぞれに問題があるわけです。つまり、その、僕は海上保安庁が悪いって言ってるんじゃなくて、海上保安庁は刑法で裁く以上はそう言わざるをえないし、それから防衛省、自衛隊の最大の問題はですね、海上保安庁に堂々とね、これ内部調査もしなきゃいけないし、法律で認められてるから、こうやって内部で調べますっていうことをちゃんと通告してやらなかった。石破さんも含めて。その問題は重大ですけれども、艦長が9日間艦長室にいたことについては、それは海上自衛隊が、お前そこに籠もってろと圧力かけた事実は、少なくとも僕がたくさんの関係者に聞いた限りではなくて、むしろ海上保安庁からよけいなこと言わせないで下さいと、会見も避けて下さいと言われたってことはあるんです

山本浩之
「なるほど。それはフェアに言うとそういうことなんですね、事実は。ただ、その、今お話しになった、その事故当日に、午前10時に、しかも怪我人がいるからっていう、言ってみれば嘘をついて、そして航海長をあの、自衛隊のヘリコプターで呼んで……」

青山繁晴
「ええ、とんでもないです」

山本浩之
「防衛大臣以下4人が聞いた、そういった事実もそうだし、2分前に発見したのか12分前に発見したのか、それを確認した時間、まだ未確認だったとはいえ、そういう情報を得ているということも言わなかった。一番大事な部分だと思うんです、このあたりは。そういったことを、ま、野党は隠蔽だから辞任と言うけれども、僕はこの番組で昨日も言いましたけど、だから辞任ということじゃないと思うんですよ。だから辞任ということじゃないと思うけれども、このままだったら防衛省そのものが、私たち国民からしたら全く信用できない機関のままで……」

青山繁晴
「そうです。全くその通りで、さっき言った通り、海上保安庁に正々堂々と同時に、国民に対しても正々堂々と、こういう内部調査をいたしますから、航海長からこういう話聞くと言わなきゃいけないのに、怪我人を輸送するためのヘリを使うなんて、とんでもないじゃないですか、それ。それは僕は怒り、禁じえないですよ、それは。全く同じ意見だし、もう一つ言うと、世界のどこの民主的な国の軍隊でも、軍隊というのはやっぱり恐ろしいところがあって、基本的に情報は隠そう隠そうと、仲間内で隠そうとしますから、だから防衛大臣は切り裂いていかなきゃいけないわけです。だからその、石破さんのような専門知識持ってる人間が頑張らなきゃいけないけど、その石破さんがこのヘリの輸送問題でこんなミソつけちゃだめですよ」

山本浩之
「だめですよねー。さ、今日は水曜日です。その青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーはこの後、控えてるんですけれども、青山さん、今日はどういう話題を……」

青山繁晴
「はい。まず今日はこのキーワードから見て下さい(フリップ出す)」

080227-14flip1.jpeg

<キーワード>
 真実だけが外されている

山本浩之
「『真実だけが外されている』」

青山繁晴
「はい。これ、あの、実は今のイージスの問題でもですね、今もいろんな問題出たんですが、そもそも事故はどうして起きたのか。さっき漁民の側の方がおっしゃってたように、その、原因こそが大事なんですが、そこの真実が外されて、はっきり言うと、報道もされてると僕は思います。それからもう一つ、毒ギョーザについても、その後どうなったのかみんな思われてるでしょう。それも真実が外されてる。今日はあえて二つのことをお話ししたいと思います」

山本浩之
「はい。えー、ではコマーシャルの後は青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「今日の“ニュースDEズバリ”は、先ほど青山さんがおっしゃいました、報道されていない事実について解説してもらいますと、私が言うのも恥ずかしいんですけどね。報道する立場の人間が」

青山繁晴
「いや、僕も同じです、それは」

山本浩之
「えー、イージス艦事故とそれから冷凍ギョーザ中毒事件についてなんですが、よろしくお願いします」

080227-01title.jpeg

青山繁晴
「はい。えっとまず一言申しておきたいんですが、実は2週間ちょっと、インドシナ半島を回ってきまして、で、それの目的の一つは、鳥インフルエンザが人インフルエンザに変わって、日本でも下手をすると2カ月の間に200万人死ぬかもしれないという予測が出てることについて調べてきたと。で、ほんとは今週それやりたかったんですけど、僕が日本にいない間に、このイージスの事故は起きるし、三浦事件もあるし、それからさらにギョーザ問題どうなったかってことがあるんで、今週はそこをやって、インフルエンザの問題は来週以降にやろうと思います。で、まず毒ギョーザの方なんですね。で、あの、おそらく視聴者の方々も、イージスとか三浦事件とかいろいろあるけれども、国民の食の安全の問題、いったいどうなったんだと思われてると思うんですね。ちょっと一点だけおさらいしたいんです」

080227-02kousoku.jpeg

村西利恵
「3週間前にこのコーナーでお伝えしたことですね。『中国政府はすでに容疑者たちを拘束』という情報を、青山さんがお話ししていただきました」

青山繁晴
「はい。えー、2月6日の水曜日にこのように申しました。えー、容疑者たち、すなわち数人から十数人ぐらいを拘束してるという話だったんですが、それは僕、この後、僕、海外に出たんですけども、海外から連絡取ってる時にもこの情報っていうのは、実はもう確認されました。確認されて、この、いったん多めに拘束した容疑者を今、4人から6人ぐらいに容疑濃厚ということで絞ってるらしいと」

一同
「おおー」

青山繁晴
「水面下ではそうなのに表には何も出てこないなと思われる方、多いと思うんですが、実は表でも動きがありましたね。これです」

080227-03tou1.jpeg

村西利恵
「あ、これ、トウカセンさん、来日されてましたけど」

青山繁晴
「あの、中国の対日政策、日本に対する政策の実質的な最高責任者ですね、トウカセンさん。このトウカセンさんが来日して、この、来日の目的っていうのは誰でもわかるように、この4月に、桜の花が咲く頃に中国の国家主席の胡錦濤さんが来るんで、その準備ということなんですけどね。その胡錦濤さんを4月に迎えるためには、その、毒ギョーザ問題はどうすんのかという問題が当然あります。で、表の世界でトウカセンさんが日本の福田総理やあるいは高村外相にどう言ったかというと、こういうふうに言ったんですね」

080227-04tou2.jpeg

村西利恵
「『一日も早い真相究明を希望している』」

青山繁晴
「はい。これじゃ何のことかわからないですね」

山本浩之
「よくは言いますよね、こういう……」

青山繁晴
「何のことかわからないんですが、電話で政府関係者、複数の人に聞くと、実はトウカセンさんは二つのことを本当は言ってます」

080227-05tou3.jpeg

村西利恵
「それがこちら。『国家主席の来日スケジュールは変えたくない、変えない』。そして『小さな解決』をこれ、望んでいるということですか?」

青山繁晴
「うん、まずこの一番目はわかりますね。つまり胡錦濤さんを無事来日させるためには、毒ギョーザ事件にケリをつけなきゃいけないという意思を中国政府、中国の最高首脳の一人として、初めて日本側の総理や外務大臣に示したと。ま、これ自体、実は重大な意味があります。その上で、これフェアに言いますが、あくまで日本側の受け止めですよ、これ、トウカセンさんに、あなた小さな解決って言葉使いましたか?って僕は確認できないので、あくまで日本側の受け止め。トウカセンさん日本語できます。時々不可思議な日本語が混じる人でもあるんですけどね(笑)。もう一回言いますが、日本側の受け止めとしては、こういう言葉をトウカセンさんが日本側に出した。で、これね、村西さんもこれ『小さな解決』って、『小さな解決』って何だかわからないでしょ。で、これを日本側はどう噛み砕いて解釈してるかというと、これです」

080227-06tou4.jpeg

村西利恵
『小さな影響にとどまるような解決』

青山繁晴
「つまり日中関係について影響が小さいような、もっと有り体に言うと、胡錦濤さんが大手を振って来日できるようなそういう解決にしたい、ないしは、するってことだから、要はこの事件はフェアに扱われるというよりも、もう政治的に扱われるということをはっきり日本側に言って、僕がものすごく今情けない気持ちなのは、イージスだけじゃなくてこの件も情けないと思うのは、その時に日本側から、福田総理も高村外相も、『いやいや、フェアにやって下さい』と、『容疑者拘束したっていう情報がありますね、その容疑者を容疑者ならちゃんと出しましょうよ』ということを言った気配が、僕が聞いた限りでは全くない

村西利恵
「ないんですか」

青山繁晴
「フンフンと聞いてたようにしか、僕は聞こえません」

村西利恵
「要は『よろしくね』って言われたってことですよね」

青山繁晴
「政治的にやりますから、まあ、はっきり言うと、こっちの(中国の)判断に任せて下さいと。もう一つ、日本政府の人は、これは胡錦濤さんが国家主席が判断するんじゃなくて、トウカセンさんが判断してしまうっていうようにも聞こえたと。つまりこちら側は総理もどうしようこうしようやってるのに、向こうは国家主席がこれに判断を下さなくて、その下のトウカセンさんでやっちゃうと。これ自体が中国と日本の関係がこうなってる(中国が上で日本が下)ってことを、中国としては日本に印象づけてるってことなんですね。で、この先どうなるかは僕にはまだわかりません。但し、桜の花の咲く頃に胡錦濤さん来るっていう、いわばお尻が切られてる、後ろが定まってる話だから、やがてこの件、中国は中国側からこういう解決でどうでしょうかってことを出してくると思いますから、その時に総理や外務大臣がだらしなくても、日本国民がそれを受け入れるかどうかは別問題で、私たち国民全体の食の安全に関わることですから、今日、その話をどうしても早めに皆さんに聞いてほしかったんです。はい。次が話が変わって、イージスの方に行きたいと思います」

080227-07title2.jpeg

村西利恵
「この事故については真相を解説していただけるということなんですが」

青山繁晴
「はい。で、この事故、さっきの普通のニュースのところでも、僕、かなりこう大きな声を出しちゃいましたけど、それはやっぱりその、悲痛な思いがあるからであって、この、まず『あたご』っていうその船の意味っていうのは、ほんとは日本の防衛にとっては生命線なんですよ。というのは、その、イージス艦っていうのは、イージス艦一隻でたとえば普通の国の海軍だったら太刀打ちできないくらいの大きな能力を持ってて、特にこの『あたご』は世界のイージス艦の中でも、アメリカ海軍のイージス艦よりもさらに大きな最新鋭艦で、それがちっちゃな漁船を見つけられないで、漁民二人に大きな災いを与えたということは信じがたいことだったから、実は僕は帰国してからすごく怒ってですね、いろんな方に電話したんですが、今日はその中で二人のことをお話ししたいんです。一人は海上自衛隊の現在のある艦長さん

山本浩之
「現職?」

青山繁晴
現職の艦長です。ある別な重要な船に乗ってる艦長さん。それからもう一人はさっき言いましたけど、石破防衛大臣この二人の話をしたいんですが、まずその現職の艦長に言ったのはですね、僕は『あなたも同じ艦長ならわかるはずですよね。船の全責任は艦長が担ってるのに、なぜ舩渡健艦長は出てこないのか』と。『国民に対してどうして出てこないのか』と。『もちろん日本に軍法会議はないから、その海上保安庁の抑えがあるのはわかってるけれども、それだったらちゃんと国土交通省と交渉して、国民に説明しなきゃいけないから、その会見させて下さいとお願いすべきじゃないか、そんな努力まともにしてないだろう』と言いました。そしたらその現職の艦長はどう言ったかというと、こう言ったんです」

080227-08funato.jpeg

村西利恵
『舩渡艦長は逮捕されるべき』

青山繁晴
「はい。えー、彼は僕が、いや、僕も同感です、舩渡さんはこれは逮捕されなきゃいけないと思ってますが、この別の艦長がいきなり言ったのは、『青山さん、あなたはたぶん悲痛な思いで言ってるんだけど、私たちも悲痛な思いで、この舩渡艦長は一番筆頭の艦長だけど、すぐに逮捕されるべきです』というふうに言ったわけです。そしてその言った理由をですね、彼は詳しく話してくれたんですが、それがこの二つです」

080227-09taiho.jpeg

村西利恵
「一つが『見張り員』、そしてもう一つが『自動操舵』

青山繁晴
「この二つの問題、まずね、この見張り員の問題っていうのはですね、この、僕は帰国して改めて感じたんですけど、この件について日本の報道は艦橋、ブリッジにいた見張り員の自衛官たちがちゃんと見てなかったんじゃないかと、あるいは海上保安庁の捜査自体も確かにそこに集中してて、だからメディアの報道もそうなってるんですが、この、僕が電話した別の艦長が言ったのは、『見張りの自衛官に責任はありません』と。『そもそもそういう階級の低い自衛官に責任を持ってこようとすること自体が間違ってる上に』、上に、実は『青山さんわかってますよね。イージス艦にとって、その、ブリッジ、見張り員の意味が違います』とね。どう意味が違うのか、それ、またモニタに出して下さい」

080227-10ijisu1.jpeg

村西利恵
『イージス艦はすべて見えている』として、イージス艦、これ全体の写真が出てきました」

080227-11ijisu2.jpeg

青山繁晴
「はい。で、ここをね、ちょっとここを大きくしてくれますか。はい。大きくしていただくとですね、これ艦橋、ブリッジって所ですね。これ、あの、窓でその、見張りの士官たちが並んで、ここに当直士官、真ん中にいるはずですね。で、これはたとえば琵琶湖の周遊船でも同じですね。船にはみんなこうやってブリッジがついてるでしょ。だからイージス艦もこういうブリッジはありますが、本当はイージス艦の目はここじゃないんです。イージス艦の目がここだったら、これイージス艦と呼べないんですよ。どういうことかというと、イージス艦の目はほんとはここにあります

080227-12ijisu3.jpeg

青山繁晴
「いいですか、このね、どでかい、これ、本当は位置も大きさも違いますよ。正確ではありません。あえて不正確にしてるんですけども、要するに全く窓がない部屋が、その、真ん中にあって、これを戦闘指揮所、英語だとCICと呼んでます。で、これ、あの、防衛庁長官の特別の許可がないと入れない軍事機密の塊ですが、僕は許可を得て今までに7、8回入ってます。演習中にも入ってます。で、この戦闘指揮所、ここで何をしてるかというとですね、ここに、ごめんなさい、ちょっと予定と違うけど、もう一回前の絵に戻して下さい」

080227-11ijisu2.jpeg

青山繁晴
「ここに、この、八角形のものがついてますね。岡安さん、これ何ですか?」

岡安譲
「えっ。……楯?」

青山繁晴
「楯。楯っていうのは面白い答でなかなかいい答だけど、これが実はイージス艦のレーダーなんです。レーダーって普通ぐるぐる回ってるやつ、ここにも回ってるやつがあります、回ってるやつはあるんですが、イージス艦の本当のレーダーっていうのはこれ、フェイズドアレイレーダーっていうんですが、これがどんなに夜が暗くても360度、死角なしに全部見えるっていうレーダーなんです。それに他の今までの通常型のレーダーも組み合わせ、あるいはブリッジから直接人間が見てる目も組み合わせ、それからこの水面下にソナーも下ろして水中も見て、要するに、もう一回さっきの絵を出して下さい」

080227-12ijisu3.jpeg

青山繁晴
「要するに、この戦闘指揮所にこう、実際にスクリーンがあってですね、360度に見えるこのスクリーンがあって、そこで全部、真っ暗な海の全て見えてるから、すなわち漁船は必ず見えてるんです。見張り員がその、緑の火とか赤の火とか、どっちに見たというのははっきり言うと、その、本筋の話じゃなくて、必ずここ(戦闘指揮所)で見てるから、2分前、12分前も本当は本質的な問題じゃなくて、漁船が、あるいはその漁船団がここにいるってことは、イージス艦は100%間違いなく見てるわけです。だからさっきの別の艦長は、ここにいる見張りの人に責任を持っていくのは全くおかしいと言ってるわけです。ね。で、こうやって全部の情報を統轄してるのはもちろん艦長ですから、艦長が最大の問題ってことになるわけです。じゃあ何で衝突したのかってことになりますね。思い出して下さい。さっき艦長が、別な艦長が言ったのは、見張り員の問題にするなっていうことと、自動操舵、これは今まで報道されましたから皆さんご存知ですね。このぶつかったイージス艦『あたご』は、衝突の1分前まで自動操縦を使ってて、さあヤバイってなって最後に手動に切り替えたけども、間に合わなくて当たったってことになってますね。この自動操縦を使ったってこと自体、僕はびっくりしたんですが、別の艦長もこう言いました」

080227-13jidousouda.jpeg

村西利恵
『自動操舵は使わないはずだった』

青山繁晴
「はい。今ちょっと操縦と言っちゃいましたが、正確に言うと操舵ですね。自動操舵っていうのは本来こういう戦闘艦、軍艦にはありえないことなんです。世界の海軍にとっても非常識です。というのは戦闘艦、軍艦っていうのはたくさんの人間が乗ってます。たくさんの人間で交替にやりますから、つまり必ず必要な人間は起きてますから、自動操縦にする意味がないわけです

一同
「ああー」

青山繁晴
「それは民間の船でね、タンカーとかそういうのは人間が足りないから、安全な所では自動操縦するけれども、本来こういうものはつけるはずがない。じゃあどうしてつけたんだって、その別な艦長に聞いたらですね、『青山さん、これははっきり言うと、この船を造る時にね、日本のメーカーで造る時に、こういうのあったら便利ですよと言われて、そのまま、そうですかとつけちゃったんですよ』と」

山本浩之
「便利?ああ、オプションみたいなもんですか、じゃあ」

青山繁晴
「オプション、便利なオプション。だから車のね、あの、そんなのあるじゃないですか。その、オートクルーズって。そのようなもんでつけちゃったんですよ。僕、その話自体、改めて驚きましたが、しかしその艦長が言ったのはね、『つけたけれども使わないはずだった』と。『まさか使う艦長がいるとは私は夢にも思わなかった。私の艦では一度も使ったことがない』と」

一同
「へえーー(驚き)」

村西利恵
「それぐらいありえないことなんですね」

青山繁晴
「ありえない」

山本浩之
「航行っていうのはつまり、手動で行うものなんですね」

青山繁晴
「絶対手動だと。この人は一回もそんなもの使ったことがないと。それなのに一番トップの『あたご』の艦長、舩渡健さんがそれを使ったっていうのは、『私は膝が震えるほどにですよ、愕然としますよ』と。それだもんで、この艦長は実は問い合わせをした。ね。それは友だちいっぱいいるわけだから、問い合わせをしたら、いったいその時の状況の、これ、真相、真相はどうだったかというとですね、ハワイでミサイル迎撃実験って重大な任務をやりました。やって、さあハワイから日本に帰っていく。その時に順風満帆、天気がずっと良くて、どんどんどんどん船が進んでいった。東京湾に入る頃には、2月20日の午前9時頃、つまり衝突事故の空白の午前9時頃に着けばいいというゆるい話だったから、もう速度10ノットに落として、自動操縦にして、だから艦長も寝てたんですと。もう要するにオフ・デューティーに入ってしまった。要するにそういうサラリーマンのような、つまりさっき言った、その、軍艦に自動操縦ありえないっていうのは、常に緊張してなきゃいけない。なのに普通のサラリーマンのように

山本浩之
「もう気分的には開放されてた」

青山繁晴
「気分的には開放されてた状態にあったから、自動操縦に、えー、自動操舵、ごめんなさい、さっきから操縦と言ってるけど正しくは操舵です。『自動操舵になったままであり、それをあたかも見張りが不十分だったかのような話にするっていうのは、我が海上自衛隊の責任体制はいったいどうなってんでしょうか』と、彼は言ったわけです。そしてその上でね、今日のフリップは……これをお見せしたいんです(フリップ出す)」

080227-15flip2.jpeg

<キーワード>
 艦長の血の涙


村西利恵
「ズバリキーワードは『艦長の血の涙』」

青山繁晴
「この艦長は『あたご』の舩渡艦長の涙じゃありません。これは今言った別な艦長の血の涙、悔し涙というものを、後でお話ししたいと思います」

村西利恵
「このキーワードからCMの後も真相を話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「えー、防衛が専門の青山さんだから聞ける話が続いていると思います。えー、先ほどのキーワードは『艦長の血の涙』でした。お話の続き、お願いします」

青山繁晴
「えー、この別の艦長っていうのは、その、『あたご』の舩渡艦長と階級も同じ一等海佐、国際的に言うと海軍大佐になるわけですね。彼、ふだん船に乗ってるわけですから、僕は帰国してすぐ電話した時に通じないと思ってかけたんですが、偶然船を下りてぱっとつながったわけですね。で、彼は『船下りる時に嫌な予感しましたよ』と。『これ下りたらきっと青山さんから「あたご」の件で電話がかかるだろうと思ってた』と、最初はそういう話をして、で、僕はその、艦長、なぜ出てこないとガーッと怒り出して、それで今の話になってからですね」

山本浩之
「なぜ出てこないというのは、舩渡艦長がなぜ公の場に出てこないってことですね」

青山繁晴
「はい。で、今言ったような話になって、で、長時間の電話になってるうちに、だんだん彼の声が変わってきて、その、要するに涙声になっていったわけですよ。それで僕は内心ちらっと、お前泣くのか、情けないと言おうとしたら、その時彼が言ったのはね、『青山さん、これはもう中国と北朝鮮が本当に喜んでる話であって、このだらしなさ』、まず海上自衛隊は、その、さっき室井さんも言った通り、その、日本国民を守ってるはずのこの人たちが実は、下の階級の人間に責任を押し付けようとする雰囲気があったり、それから東京湾に入ってきた時にオートパイロットにして、艦長が寝てる緩い組織だっていうこと、もう明々白々に見せつけたようなもので、その、会見したり、あるいはその、大臣の答弁も混乱したりしてる間に、どんどんどんどん国民からも海上自衛隊や防衛省が離れていき、結局はこの、中国や北朝鮮という人たちを、中国は別に日本と敵対してるわけじゃないですよ、しかし北朝鮮は日本国民を誘拐したままですから。いずれにしろ『海上自衛隊として考えなきゃいけない相手を喜ばせてる、それを自分たちがやってるってことは本当に血も涙も……思いなんです』ということを言ったわけです。で、僕はそれを、電話切った後にですね、さっき言いました通り、石破茂防衛大臣に電話をして、その、石破さんも苦労されてるのはわかるけれども、なぜその、自分の職を賭して冬柴国土交通大臣にかけあって、その、舩渡艦長をすぐ国民の前に出して、ありのままに、その、どうして説明させないのかと。で、その時に日本の海上自衛隊は、海軍力としては実は世界第二位。ということはアメリカ海軍が上にいるわけですから、世界実質第一位と言われながら、実はその組織の在り方やあるいは法律の整備が極めて不十分で、海軍力なのに海軍じゃない、つまり責任をどこまで持って良いのか、どこまでが自分たちのその、死を賭した、命を懸けた責任なのかっていうのがあいまいのまま、これは僕は国民が悪いって言ってるんじゃなくて、海上自衛官自身がそういう体質に甘えて育って、もう艦長になったらそれでOKとしてる人たちが多い。さっきの記者会見でも、皆さんわかったと思いますが、非常に官僚的な答え方でした。僕さっき憤激した通りですね。で、それを含めた血と涙だと思うんです。だからその、漁民の方の生活にこのような大きな打撃を与えた以上はですね、さっき漁民の方の代表の方がおっしゃってた通り、その、原因の究明を最後までやって、その、東京湾の安全を保つだけじゃなくて、その、海上自衛隊はどうしてこんな組織になってしまったのかっていう根っこを、これ、考えるきっかけにはどうしてもしたいと思うんです」

080227-16studio.jpeg

山本浩之
「それは変わるんですか。どうやれば変わるんでしょうね、だけど」

青山繁晴
「あの、これは僕の持論ですけれども、日本は2000年の長い歴史を持ってますけど、国民主権下で国民軍というものを持ったことがないですから

山本浩之
「ないですね」

青山繁晴
それを僕は考えるべきだと思ってます。で、今の自衛官はたとえば全員辞める、それでもけっこうだと僕は思ってます。但しこれは僕のもちろん持論ですけどもね、はい」

山本浩之
「それで、ま、対策はあるんでしょうけど、なかなかまあ合意は得られにくいですよね。その、にわかに」

青山繁晴
「あのね、やりにくい合意で、努力することが大事じゃないですか」

山本浩之
「いや、それが、それがあの、正しいとか間違ってるとかじゃなくって、今日そういうふうな話の方向、それはそういう話をする人もいるけれども、あの、そういうことを嫌がる人もいて、で、あの、今回のイージス艦で今一番大事なのは、まだ二人が行方不明になったままだっていうことと、それから防衛省、防衛省っていう所が今の体質のまま、石破茂さんっていう一番トップにいる人が、海上自衛隊も、いわゆる自衛隊制服組をコントロールできないという状況にあるんじゃないかっていう」

室井佑月
「はい、はい(挙手)。だから私もおんなじ意見です。私はあの、石破さんの所の報告がもっと、やっぱり遅いのですごく驚いちゃって、国民が選んだ政治家が管理できるぐらいに、実はもう縮小すべきなんじゃないかと思う。こんなにお金……」

青山繁晴
「いや、縮小したら管理できるっていうのは、それはそもそも僕は間違ってると思うしね」

室井佑月
「でも増長してることに問題があるんじゃないかと思って、その、防衛省っていうのが省になって増長してるところに、自分たちだけのルールっていう、そういう何か、ところに問題がある……」

青山繁晴
省になって増長してるっていうのは、はっきり言うと内局の官僚たちであって、自衛隊は防衛省になっても変わらず自衛隊のままですよ。日本軍になったわけじゃないから。少なくともはっきり言うと、僕は利害関係ないフェアな立場で見てるとね、室井さんが言ってる増長っていうのは意味はわかるけど、それはもう一回言うけれども、内局のいわゆる文官の官僚たちの話であって、自衛官の方が防衛省になって何か利益得たか、全然ないですよ。だからそこは僕は違うと思う」

山本浩之
「一点確認したいのは、シビリアンコントロールっていうのが、ちょっときちんとできてない状況っていうのが……」

青山繁晴
シビリアンコントロールをね、内局の役人がコントロールすると勘違いしてる人が、防衛省の中にも山ほどいるから問題なんです。シビリアンっていうのは私たちが直接選んだ政治家のことを言うわけですよ」

一同
「ええ(同意)」

青山繁晴
「だから石破さんね、ほんとは僕は辞めるべきだと言いたいですよ。どうしてかというと、さっきのね、ヘリの問題があるから。だけど石破さんがとりあえず、あの、前の汚職事件でね、守屋事件で打ち上げたのはね、その、守屋さんの言ったことと関係あって、制服組と文官をごちゃ混ぜにしましょうって。今分けているのが間違ってるというのをやり始めた初めての人だから、その責任だけは果たしてからお辞めにやったらどうですかと、僕は思います」

山本浩之
「それは同感ですね。ありがとうございました。“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 中国毒ギョーザ事件にしてもイージス艦衝突事故にしても、まるで危機管理がなってなくて、我が国のぬるさを国際社会に喧伝してるようにしか見えず、情けない限りです。

 イージス艦の問題については、青山さんの解説はとてもわかりやすかったと思うのですが、テレビなど見てますといろんな人がいろんな解説をしていて、軍事に疎い私は実のところいったい誰の言を信じてよいかわからない状態です(T^T)
 

※参考リンク
ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay(青山繁晴さんのブログ)

※拙ブログ関連エントリー/「アンカー」起こし
こちらからどうぞ。


このブログが面白かったらクリックして下さい→人気blogランキングへ
ご面倒でなければこちらも→
FC2 blogランキングへ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「河野談話」の白紙撤回を求める署名
「河野談話」の白紙撤回を求める署名にご協力を!

「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
takeshima dokdo dokto tokdo tokto
スポンサーサイト

トラックバック

トラックバックURL:http://kukkuri.blog58.fc2.com/tb.php/305-2ab44c21
毒ギョーザ事件で、28日、中国公安当局が、「メタミドホスが袋の外から内に染みこむ
2008/02/29(金) 12:08:29 | ひとりごとに愛をこめて

プロフィール

くっくり

Author:くっくり
大阪在住の主婦です。
詳しいプロフィールは本館にて。

最近のコメント

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア

竹島プロジェクト
↑バナーお持ち帰り歓迎(直リンク禁止)
人気blogランキングへ
人気blogランキングへ
FC2 blogランキングへFC2 blogランキングへ

■Amazonアソシエイトについて
「ぼやきくっくり」は、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

ブログ内検索