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平松新市長のバックにいる団体

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 今日はちょっとローカルな話題。

 私が大阪市民となって今年で丸13年になります。
 この際、自分のことは棚に上げて言わせてもらいますが、大阪人ってちょっとおかしいですよね。
 普段はあんなに合理的で現実的なのに、選挙になるとおかしくなる。タレントに弱い。イメージで投票してしまう。何なんでしょうこれは。
 だから今回の大阪市長選、平松さんが勝つと私は最初から思ってました(私だけじゃなく大部分の人はそう思ってたんじゃないかと)。
 
大阪市長に民主推薦の元毎日放送アナ(スポニチ11/19)
 任期満了に伴う大阪市長選は18日投票、即日開票され、無所属新人の元毎日放送アナウンサー平松邦夫氏(59)=民主、国民新推薦、社民支持=が、現職の関淳一氏(72)=自民、公明推薦=ら無所属4人を破り、初当選を果たした。当確となり支持者の前に姿を現した平松氏は「うれしいです。本当にうれしい。市民のみなさんの“大阪を変えてえな”という思いがこういう結果になったと思います」と声を震わせた。

 福田内閣発足後初、また民主党にとっては小沢一郎代表辞任騒動後初の与野党対決の地方選。野党推薦候補が当選したことで、中央政界にも波紋が広がっている。民主党の鳩山由紀夫幹事長は「先の党首会談をめぐる一連の経過を乗り越え、わが党の推薦候補が自公推薦の候補を破り堂々の当選を果たした意義は大きく、来る総選挙に向け大きな弾みとなりました」とコメント。今回の勝利で代表の辞任騒動のダメージは最小限に食い止められたと判断、国会審議でも攻勢を強めるのは確実な情勢だ。

 一方、自民、公明両党は表面上は敗北を冷静に受け止めたが「小沢代表の辞任騒動にもかかわらず、予想外に民主党への支持が根強かった」(自民党幹部)ことに困惑を隠せない。新テロ対策特別措置法案の成立を目指し、衆院の解散・総選挙もちらつかせて野党をけん制してきた国会戦略の見直しを迫られることになりそうだ。

 ▼政治評論家・浅川博忠氏の話 地方選とはいえ民主推薦候補が、自公推薦の現職を破った意味は大きい。大阪市民が代表となり全国に“小沢ショック”がないことを証明した。このことで小沢氏の求心力は再び高まり、党内の結束力はさらに強くなった。国会運営でも勢いを強めてくるだけでなく、総選挙に向けて弾みがついたことは間違いない。

 ◆平松 邦夫(ひらまつ・くにお)1948年(昭23)11月15日生まれ、兵庫県尼崎市出身。同志社大法学部卒業後、71年に毎日放送入社。76年1月〜94年8月まで「MBSナウ」のキャスター。「サントリー1万人の第九」の司会を8度務めた。毎日放送北米支局長などを歴任し、11月3日付で同局を退社。

 全国ニュースでは、「自民・公明推薦の関氏は防衛省問題がネックになった」とか「平松氏は民主党の小沢代表の辞任騒動の影響を最小限に食い止めた」とか言ってますが、はっきり言って、国政レベルのことを考えて投票した人は少ないと思います。
 民主党の鳩山幹事長なんかは「福田政権、自民党政権を大阪市民は認めなかった」なんて仰々しく言ってたけど、それも絶対ないって。

 平松さんの勝因は、知名度の高さと、組織の勝利だと思います。少なくとも政策ではないです。

 というのも、平松さんの主張には具体性が全くないんです。はっきり言って、主要4候補の中で一番具体性がなかった。数値目標とかが全くなくて(本人曰く、「出馬を決めたのが遅かったのでマニフェストをちゃんと作る時間がなかった」とのこと)、「大阪を元気にする」とか「情報開示」とかそのレベルのことしか言ってなかった。まるっきり素人。


 私は今回、現職の関さんに投票しました。いつも「他におらんしなぁ」って消去法で投票してしまいがちな私が、今回はわりと積極的に投票しました。
 関さんは連合系の市労連(=「市労働組合連合会」。大阪市職員の労働組合)との関係を絶ったし、スピードは早くはないけど、確実に市政改革の方向に進んでたと思うので。

 大阪市と言えば借金がものすごいことで有名ですが、市債残高はこの2年間(関さん二期目)で、見込みも入りますが約1000億円減らしてます。減少したのは戦後初めてのことでだそうです。ま、減ったと言ってもまだ5兆4000億円もあるんですけどね(T^T)

 また、今回の候補者の中で、関さんだけが大阪市交通局の民営化を言ってたんですよね。
 大阪市役所もひどいですが、大阪市交通局もかなりのもんです。

 「ムーブ!」でも一時期よく、大阪市バス職員の呆れた勤務実態の特集をやってました。
 バスレーンの監視員の年収が1000万円で、しかも長居公園に沿った道路に無駄に何人もいるとか、運賃100円の「赤バス」は1周平均利用者がたったの5人(!)で大赤字、運賃収入は合計1億5000円しかなく一般会計予算から17億円の財政支援を受けているとか。

 他にも、これはまだ「ムーブ!」が放送されてなかった頃だと思うんですが、数年前、大阪ドームの隣に、交通局のでかい立派なビルが建ったんですよ。
 「何でこんな無駄な物を作るんだ。そんなカネがあったら運賃下げるとか、駅をきれいにするとか、サービス向上に努めろよ」と、当時、関西のニュース番組で叩かれたもんです。

 このように、普通にニュースとか「ムーブ!」とか見てたら、交通局が腐ってるのは誰でもわかるし、「民営化した方がいいんじゃないか」と思うはずなんです。
 でも産経の調査によれば、「市営のままでいい」と考えてる市民がまだ45%もいるんですよね。
 まあ普通に昼間働いてる人は「ムーブ!」なんか見られませんもんね。夕方のローカルニュースも6時台ですしね。


 これだけは絶対言っておきたいのは、平松さんは民主党の推薦で、「しがらみがない」というイメージで選挙戦を戦ったわけですが、とんでもない!!
 バックにどういう団体がついてるのかを、たぶんみんな知らずに投票したんだと思います。

 さっき言った市労連、それに部落解放同盟もついてるんですよ。そう、関さんが切った連中です。
 マイナスイメージになるのがわかってたからか、選挙公報にも載せてなかったし、平松邦夫公式サイトにも載せてませんが。

 マスコミがほとんど報道しなかったのも悪いんですけどね。私のように自発的に調べようとしない限り、ほとんど知りようがなかったんじゃないかと思います。

 選挙が終わった後は、各社伝えてるみたいですけどね。
 たとえばこれは朝日新聞。

選挙事務所出入り禁止の市労連、水面下でフル回転(朝日11/19)
(前略)水面下では徹底した組織戦を繰り広げた。

 実動部隊の一翼を担ったのは、約4万人の市職員が加入する市労働組合連合会(市労連)だ。非共産オール与党の市議会、市幹部と共に「中之島選対」を構成、歴代の助役を市長に押し上げてきた。4年前には関氏を初当選に導いたが、職員厚遇問題などで批判の的となり、2年前の出直し市長選で関氏から関係を絶たれた。

 民主党大阪府連は「市民の職員組合への視線は依然厳しい」として、市労連に選挙事務所の出入りを禁じた。だが裏舞台では、演説会に動員をかけたり、電話で投票を呼びかけたりして選挙戦を支え続けた。平松陣営も「勝手に応援することまでは止められない」と黙認した。

 「知名度」と「対決姿勢」を、労組が支える戦略が実を結んだ。

 何でこれを選挙の前に伝えてくれへんねん。公職選挙法とかあるのはわかるけど、市民の「(候補者を)知る権利」は二の次ってのもおかしな話ではないか?と思ってみたり。

 選挙前に大々的に報じたのは、部落解放同盟の解放新聞ぐらいかも。
 (日本オワタ\(^o^)/な日々さんを参照)


 大阪市政についてはご存知ない方がほとんどだと思うので(大阪市民でもあんまり知らなかったりして)、関さんが市長になってからの経緯をざっと説明しますと——。

 まず、2003年の選挙で、自民、公明、民主、市労連が、大阪市助役から立候補した関さんを応援し、関さん初当選。

 2004年秋、大阪市職員の厚遇問題が発覚。
 毎日放送(偶然ですが平松さんがこないだまでいた局)のニュース番組で取り上げられて、そこから全国レベルで報じられるようになりました。

 関市長は市政改革を決意し、2004年12月に大阪市福利厚生制度等改革委員会を設置、2005年4月には市政改革本部を設置。
 その他いろいろあって、当然、市労連とは対決モードに。

 まあとにかく当時、大阪市職員の厚遇問題絡みのニュースがアホほど出てきました。
 カラ残業手当とかヤミ年金とかヤミ退職金とかヤミスーツ支給とか。「ムーブ!」でもよく取り上げてました。

 ただ、関さんも市長になる前は市の幹部でした。
 局長だの助役だのをやってた時代に、「ヤミ専従」(労働組合役員らが勤務中に有給で組合活動を行っていた)を黙認していたり、後ろ暗いところがあったわけです。

 「あんた、職員を責められる立場なのか」ってツッコミもあったからでしょう、2005年10月、「市民の信を問うため」に関さんは突如、辞意表明。出直し選挙となりました。
 (この時、女房役として内部改革に取り組んできた大平光代助役まで辞任。辞任の理由は話さなかった。未だに謎)

 こうして、職員厚遇問題の元凶である市労連との蜜月は終わりました。
 当初は「労組の支持なしに勝てるのか?」と心配されましたが、何とか再選。
 (でもこの時、民主党が独自候補を立ててたら、関さんは負けたかも)

 あと、忘れちゃいけない同和行政。飛鳥会事件や旧芦原病院問題は全国的にも有名なので、皆さんもご存知かと。いわゆる同和利権ですね。

 これらがきっかけになって、2006年10月、大阪市は同和関連事業の抜本的な見直しに着手。土地の不正使用の是正や優遇事業の廃止、さらに同和施設からの職員引き揚げ、などなど。
 2007年度予算では、同和関連費は前年と比べて半減しました。
 というわけで、部落解放同盟との蜜月も終わりました。

 めちゃくちゃ大ざっぱですが、ま、こんな感じで。
 で、今回の市長選です。

 関さんは、平松さんはじめ各候補者の主張について、「不祥事が噴出した3年前の議論をまだやっている」と話してました(産経夕刊紙面11/15)。
 要するに、「もう市政改革は始まってるのに、あんたら今さら何言うてんの?」ってことでしょう。


 私は平松さんは別に嫌いではないです。
 20年ぐらい前、毎日放送の「あどりぶランド」を毎週見てて、平松さんってクールに見えるけど意外と温かい人柄なんじゃないかと、むしろ好意を持って見てました。
 (趣味がパチンコってのは今日初めて知ったけど。朝鮮系にいくら「寄付」したのかしら(-.-#))

 ただ、それはそれ、これはこれ。

 っていうか、この人の場合、市労連や解同との関係以前の問題じゃないかと。
 当選後の弁をテレビで見て、「あかん!投票したの失敗や!」と思った人、多かったんじゃないですか。
 「すべて1から考え直す」「これから市の中に入っていろいろな情報を集めていく中から、大阪にとって一番いい方法を探る」ですもん。
 何じゃそりゃー!そんな時間あるかいな!のんびりしすぎや!ってね。

 平松さんが目指すのは、東国原英夫・宮崎県知事のような自治体のセールスマンだそうです。「素人が入っていって、ポーンとひっくり返して、きれーに整理して、大阪を元気にしたる」(毎日新聞11/19)と意気込んでますが、お気楽すぎます。

 素人でも東国原知事みたいに、何年も勉強して備えてきたのならわからんでもないですよ。でも平松さんの場合、この8月までは全く考えてなくて、民主党から話があったのは10月。その後出馬を決意したって言うんですから。

 ましてや大阪市ですよ。借金5兆4000億円ですよ。問題山積みですよ。
 職員厚遇問題もそうだけど、第三セクターも深刻です。赤字が百億円単位の箱物がいっぱいで、確認はしてませんが、全部合わせると1000億円を軽く超えてるでしょう。

 夫がその中の一つ、WTCの近くにある会社に毎日出向で行ってるんですけどね、寂れ具合が半端じゃなくて、しょっちゅう「何とかせえよ」とぼやいてますわ。
 ビルからちょっと離れた所はもうゴミだらけ、草ぼうぼう、夏場とか虫がいっぱいで大変らしい。
 平松さん、そのWTCへ市役所移転なんて言ってますが、絶対無理っすよ。市の中心部からめちゃ離れてるし。職員が絶対反対しますわ。

 関さんがせっかく決めた新規職員採用凍結も、平松さんは再開するって言ってるし。
 ちゃんと研修して、「市民の税金で給料もらってるんだ」という自覚をしっかり植え付けた上で働かせることができればいいですが、今の段階では無理でしょ。アホな職員を増殖させるだけ。

 議会運営も大変です。民主党は22人と少数派。自民・公明は52人ですから、ダブルスコア以下。


 結局、平松さんの利点(?)と言えば、「民間人出身」ってだけなんですよ。本人も「民間人出身=市民の目線」って強調してきたし、彼に投票した多くの人もきっとそれを念頭に置いて投票したと思うんですよ。
 だけどさっきも言ったように、実はバックに市労連や解同といったとんでもない団体が、いわば市民とは対極にいる団体がついているわけですよ。あかんやん。

 かつては市労連や解同府連と市長、助役との間で水面下のトップ交渉が慣例になっていたそうで、これらが市の政策決定に大きな影響を及ぼし、職員厚遇や同和行政を巡る不祥事にもつながったわけです。

 要するに、市政改革を本気でやろうと思えば、市長は市労連や解同とケンカせなならんわけですよ。だから関市長はこいつらとはケンカして、そして手を切った。
 だけどその関さんは去り、市労連や解同に支持された平松さんが市長になるわけです。果たして平松さんはこいつらを切れるのか?ケンカできるのか?

 この点について、平松さんのテレビでの発言を見ると(当選翌日の11月19日は関西ローカル番組に出まくってました)、こんなことを言ってます。

 「各団体と対話をする。平等に扱う。不正は許さない。どんな対話をしたかは情報公開して、ガラス張りにする」
 「市労連は僕を応援することで『厚遇を復活してくれ』とは思ってないと思う。もう労使対立時代ではない」
 「関さんは厚遇問題はほとんどなくなったと言った。市労連が今後私に『厚遇を復活してくれ』と言ってくることはありえない」

 ——ちょっと見通しが甘いんではないかと。
 だいたい本当に厚遇問題がほとんどなくなったんだとしたら、それは市労連の敵である関さんが市長として君臨していたからでしょう。

 何のために市労連や解同が自分を応援したのか。ファンクラブじゃないんだから、何らかの見返りを期待して応援したと考えるのが自然でしょう。
 そのへん、平松さんは考えが及ばないんかしら。わかっててとぼけてるのか、それとも単なるお人好し?

 いずれにしても、平松さんは自分を応援してくれた団体に対してそう簡単に手のひら返すようなことはできない、この人はそこまで冷徹には振る舞えないんじゃないかと私は思います。


 で、19日、テレビに出まくった平松さん。
 出身局の毎日放送は当然ヨイショですが、他局も「おめでとう」ムードで、そのへんの追及は甘かったようです。

 が、「ムーブ!」は勝谷さん、宮崎さん、それから司会の堀江さんも聞きにくいところをかなり厳しく突っ込んでた。

 勝谷さんは、平松さんが「これからブレーンと相談しながらやる」と言った時、そのブレーンってどういう人か?というのをしつこく突っ込んでました。
 結局、平松氏は「知人や大学教授」としか言わなかったけど。
 変な人がついてないかと勝谷さんは心配してたみたい。

 一番GJだったのは、元民主党議員の山本穣司さん。
 「市労連と、なあなあにはならない」と強調する平松さんに、「労組が改革の抵抗になることは当然ある。これは自治労の場合ですが、公式に要求してくる場合もあれば、携帯に電話してきたり、かなり露骨にしてきたとクギを刺してました。

 まあ決まってしまったものは仕方ない。生暖かく見守るしかありません。
 が、平松市政で時計の針が逆戻りするのは確実でしょう。後々、「大阪市政改革・空白の○○年間」なんて揶揄されるんじゃなかろうか?と心配です。


※参考リンク
大阪市長選 改革は止めてはならない(産経社説11/19)
平松氏インタビュー「市政改革、大胆に」(産経11/19)
大阪市改革どこへ : 関西発(読売のまとめ)
大阪市問題まとめサイト(2007年大阪市長選挙特集)

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