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ソ連軍による戦争犯罪…ヨーロッパとの共闘は可能か?

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[画像はvideonewscomより]

 少し古い号ですが、正論2017年3月号(2月1日発売)の有馬哲夫さんの、ソ連軍とヨーロッパにまつわる記事を読んで、頭をスコーンと叩かれたような衝撃を受けました。

 今まで日本中心に考えてきて、ヨーロッパ視点で考えたことがほとんどなかったので。
 
 でも、それは有馬さんも同じだったらしいです。

 有馬さんも日本にいる時は、当然ながら「真ん中に日本列島がある世界地図のイメージ」で世界を見ていて、「情報は得ているものの、ヨーロッパなど視野に入っていなかった」そうだから。

 有馬さんは、この記事を書いた時、ヨーロッパの真ん中スイスにいました。
 すると、日々接する人の影響もあったのでしょうが、ヨーロッパ人、特にドイツ人のものの見方、考え方をするようになったのだと。

 ちなみに、ヨーロッパでは日本の歴史問題(中韓との揉め事)はまったく報道がされず、されたところで、誰も関心を払わないそうです。

 ヨーロッパ人は、ナチス・ドイツのホロコーストや性奴隷化、それにソ連軍による百万人単位の捕虜や民間人の虐殺、占領地の女性に対するレイプの規模の大きさと悪質さを知っています。

※ナチス・ドイツの性奴隷化、占領地の女性に対するレイプについては、かつて拙ブログでも取り上げたことがあります。
 2015/2/14:ドイツの何を見習えというのか? ナチス治下の慰安婦の実態とワイツゼッカーの本音

 なので、ヨーロッパ人は、世界地図の東端で、30万人殺されたか殺されていないか、朝鮮半島出身の女性が日本軍によって性奴隷にされたか、もともと売春婦だったかという問題を持ち出されても、「それで?」という顔をするのだとか。

 中韓や日本の反日メディアは、日本が世界中から非難を浴びていると言うが、それは大嘘だと、有馬さんは断言しています。

 しかも、お金に絡む話を除き、中韓から来た人の話に真剣に耳を傾けるヨーロッパ人はまずいないそうです。

 むしろ中韓の方が印象が悪い。
 両国とも特許権侵害の常習者で、特にドイツ人は、日本人が嫌う以上に中国人を嫌っているのだとか。

 …って、早くも脱線しかかっているので話を戻して\(^^\)

 実はこの記事の本筋は、昨年2016年12月のプーチン訪日と北方領土問題だったりするのですが、私が衝撃を受けた点は、そこじゃありません。

 先ほどちらっと書いた、ソ連軍の蛮行です。

 ソ連軍の蛮行と言われると、皆さんはまずこうしたことを思い浮かべるかもしれませんね。

「ああ、日本が終戦前後にソ連から受けた酷い仕打ちね。日ソ中立条約を破り、満州に侵攻し、虐殺・略奪・レイプなど酷い目に遭わせておきながら、東京裁判でいけしゃあしゃあと日本を裁いた…」

「シベリア抑留の死者およそ6万人を含むおよそ34万人の満州侵攻の死者と数百万人の被害者…。北方領土も侵略され、島民は追い出されたまま…」

 もちろんそれも酷い。
 腸が煮えくりかえります。

 でも、今回私が衝撃を受けたのはそこじゃなくて、ソ連軍によるヨーロッパでの被害

 記事では、被害の中身が数字とともに具体的に示されていて、本当に驚きました。

 日本とその周辺(東アジア)の近現代史は、多少勉強して分かってきたつもりだけども、ヨーロッパについてはほとんど無知だったから。

 たとえば、シベリアに抑留された日本の軍民はおよそ64万人で、約1割が祖国に生きて帰ることはできませんでしたが、ドイツの場合は、ソ連軍の捕虜となった約355万人のうち、110万人余りがついに帰らなかった。

 そのほか、戦争中とその後の占領期に、ドイツの200万人以上もの民間人がソ連軍の戦争犯罪によって命を失ったことを、ドイツの歴史研究が明らかにしているそうです。

 その無惨さを、有馬さんはこう表現しています。

【それらを読むと、満州進攻が始まったのが戦争末期の8月9日であり、ソ連軍の占領が南樺太・千島列島以外の本土に及ばなかったことを神に感謝したい気持ちになる】

 ドイツが日本と大きく違うのは、ソ連軍による筆舌に尽くしがたい戦争犯罪が、戦争中だけでなく占領期も延々と続いていたこと。

 ドイツ人は、ロシア人に物理的だけでなく象徴的にもレイプされ、そのトラウマから立ち直ってはいないと、ドイツの研究者は言っているそうです。

 ドイツ人はみな加害者であって、被害者ではないという固定観念は、ヨーロッパではもはや通用しなくなっているのだとか。

 イタリアにも、ソ連軍の捕虜となって悲惨な目に遭った人が多いそうです。

 有馬さんのお父様は、シベリア抑留経験者ですが、あるイタリア人と出会った時にそのことを話すと、彼は「私の父もです」と言って有馬さんの手をとり、目を潤ませたそうです。

 枢軸国側ではなかったのに、ソ連軍に同様の目に遭わされた国民も意外に多く、それは第二次大戦前後にソ連が占領したバルト三国やポーランドなどの国民です。

 これも最近の研究で、ソ連軍の戦争犯罪が明らかになってきており、特にバルト三国は人口が少ないのに、全国民の数割にあたる十万単位の民間人が犠牲となっているそうです。

 吉田清治の慰安婦狩りの大嘘と違い、ポーランドではソ連軍によって実際に若い女性が多数拉致され、軍用トラックで移送され、施設に監禁され、長期間にわたりレイプされた挙げ句、その多数が殺害されました。

 有馬さんはこう言います。

【ご存知のように彼らは満州でも日本人女性に同じことをした。中韓両国が姑息にも口をつぐんでいるのは、中国と朝鮮の女性も彼らの犠牲になったということだ】

 ナチス・ドイツも似たようなことをしていましたが(虐殺や虐待によりソ連軍捕虜330万~350万人が死亡したとされる)、ソ連軍とは違って、ニュルンベルクで裁かれ、今も戦後賠償を求められています。

 一方、ソ連軍は裁きを受けず、賠償もすることなく、あろうことかドイツ軍を裁く側に回ったのです。

 あるいはドイツはまだバルト三国に比べればまだマシかもしれません。
 バルト三国はむしろ戦後になって「民族浄化」が本格化しているそうです。

 何十万もの国民がソ連の過疎地に強制移住させられ、囚人同様の生活を強いられたばかりでなく、一方で、ソ連は大量のロシア人をこれらの国に「入植」させ、まさしく国を奪おうとしたのだという。

 何だか、中国共産党がチベットやウイグルにしてきたことを思い出しますね。

 そのうえで、有馬さんはこう主張します。

【私がいいたいことは現在のロシアの前身であるソ連が先の戦争でいかに悪逆非道を働いたかということより、ヨーロッパには日本人の心の痛みを理解でき、共通の認識を持っている人々が、われわれが思っている以上に多くいるということだ】

 アジアを全く知らず、日本人と朝鮮人と中国人の見分けもつけられない人々だが、ソ連に対する思いに関してだけは、互いに深く理解しあえるのだと。

 そして、有馬さんはこんな提案をするのです。

【こういったヨーロッパの人々と連帯して、ソ連戦争犯罪被害者同盟を結成し、まずはソ連の戦争犯罪を明らかにし、次いでそれを国際社会に訴え、最終的には、ナチスの戦犯のように、死ぬまで(あるいは死んでも)その罪を追及することができないものか。最低でも犯罪者の名を全世界に公表することはできないだろうか】

 虐殺やレイプは、加害者が戦勝国であっても戦争犯罪であり、ソ連が免責されるものではないと。

 ソ連はハーグ陸戦条約もジュネーヴ条約も1955年まで批准しなかったが、それはこれらの条約違反を問えないだけで、戦争犯罪の責任を追及できないわけではないと。

 有馬さんだけでなく、ヨーロッパ、特にドイツの歴史研究者は、このことを最近ようやく主張するようになり、バルト三国やかつての東欧の衛星国の研究者も、同調し始めているんだそうです。

 有馬さんは、これらの被害国と共同して、国際法廷や国連に持ち込むことはできるはずだと主張しています。

 これを新たな対露カードにするというやり方もあるのかもしれません。

 北方領土問題がなかなか進展しない現状(8月23日にメドベージェフ首相が色丹島に経済特区を設置する文書に署名するなどむしろ後退しているように見える)を打破する、ひとつの手立てになるかも。

 ただ、日本には「水に流す」という文化があり、果たしてそこまでやるべきなのか?という人もいるでしょう。

 それに、そもそも歴史問題でドイツと協力し合えるのか?という疑問もありますよね。

 たとえば、つい5年ほど前の2012年、ドイツでは連邦議会が慰安婦問題で日本を非難する決議案を出すなど(採択はしなかったが)、自分のことは棚に上げるような行動もありましたから。
※これについても前掲の拙記事「どいつの何を見習えというのか?…」を参照。

 ですから、有馬さんの提案は提案として、私たちはまず、日本と同じかあるいはそれ以上にソ連軍に酷い目に遭わされた国々がヨーロッパには存在することを、知ることから始めるべきかなと思います。

 有馬さんの記事の本筋は、先ほど言ったように、昨年末のプーチン訪日と北方領土問題、つまり今のロシアにどう対峙していくかです。

 詳しい紹介は省きますが、その中で有馬さんが引き合いに出しているのが、やはりドイツです。

【これまでどの国もソ連から一片の領土も取り返すことはできなかったが、現在のドイツは一国を取り返したのだ*1

【アンゲラ・メルケル首相は、ナチスの行為は頭を垂れて真摯に謝罪するものの、EUにただぶら下がろうという国のトップには毅然としてしかるべき要求をつきつけ、ナチスのことを持ち出しても一向にひるむことはない。なんという日本との違いだろう】

【ドイツが持っていて日本に欠けているものが何かわかれば、私たちもドイツのように領土を取り戻し、国際社会でも主導的地位に就くことができるだろう】

 *1に関して、ドイツの領土問題は複雑で、有馬さんの記事だけでは、正直よく分かりませんでした(T_T)
 ていうか、ヨーロッパ全体が複雑ですよね。地続きだから…。
 今後、自分なりにいろいろ調べてみようと思います。

 日本は中韓だけでなく、ロシアに対しても及び腰ですよね。
 先ほどからリンクを貼ってる拙過去記事のタイトルは「ドイツの何を見習えというのか?」ですが、実際は見習うべき点も色々あるのだなと思った次第です(^_^;



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