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トランプ・プーチン(北方領土)・横須賀基地課外授業・駆け付け警護・朴槿恵“共謀”…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

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■11/21放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」

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 本日も生放送。
 番組で取り上げられたニュースは以下の通り。

(1)早期再会談で日米会談強化 安倍首相
(2)国防長官に元軍人ら検討 トランプ氏の人事

(3)米新政権に「不安」訴え 観劇のペンス氏に俳優
(4)安倍首相 プーチン大統領と会談
(5)NATO重要性を確認 事務総長とトランプ氏
(★)トラ撮り!コーナー
   横須賀基地で東大の課外授業
   自民党部会(排他的経済水域に関する法整備推進ワーキンググループ)
(6)南スーダン派遣隊が成田空港出発 駆け付け警護
(7)TPP消滅回避で一致 首脳会合
(8)朴大統領を容疑者として捜査 韓国検察

 太字強調した項目、主な発言を要旨でご紹介。

※元動画はこちら(11月21日現在)。翌日ぐらいにURLが変更されるようです。変更後は、日が浅い時期であればDHCシアターの再生リストから、日が経っている場合はYouTubeの検索窓に「11/21 虎ノ門 青山繁晴」などキーワードを入力して探してみて下さい。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。



 内容紹介ここから____________________________
(1)早期再会談で日米会談強化 安倍首相

 安倍・トランプ会談、外務省は反対した。
 少なくとも外務省主流派と駐米大使は。
 今の佐々江さんは、今までの駐米大使の中では最も良い大使の方だと思うが、でも反対だった。

 どうしてかというと、外務省というのは、日本以外でもそうだが、外交儀礼、難しい言葉でプロトコル、国賓を迎えるなら国賓待遇でちゃんとおもてなしするという、層を合わせるのが外交の基本。
 すると現職の安倍総理のカウンターはオバマ大統領。
 来年1月20日正午までは大統領。
 したがって外交儀礼に反するということや、オバマさんの反応が外務省は掴めてないから、それが怖くて反対した。

 今までの総理だったら、これだけ外務省、信頼感ある駐米大使が反対したら、やらない。
 が、安倍さんは押し切った。
 インテリジェンスに総理の方から問い合わせをしたら、やるべきだと。

 今回、僕は多少動きは知ってたが、首を突っ込むべきじゃないと思ってずっと見てたが、安倍さん間違いなく行くと思った。
 よく決断して行かれたと思う。
 アメリカの国務省の僕の知り合いすら、「こんな準備不十分で行って大丈夫か」と聞いてきた。
 他の国からも聞かれた。大変な状態の韓国からも。

 一番大事なのは他の国に先駆けて行ったこと。
 日本ここにあり、を示した。

 トランプさんってやっぱり世界中不安なんですよ。
 プーチンさんが大喜びしてるって話はその通り。
 だが、ロシアの外務省はやっぱり不安。ああ言ってたが、こうするかもしれないと。
 そういうところが満々とあるから。

 その中で先頭を切って行って、トランプさんというのは人の話を聞く人だと、いうことを安倍さんが発信した。

 会談の後、中身は一切言えないと安倍さんが言って、日本の野党は興奮し、メディアもぼろくそに書いた。
 テレビのコメンテーターの中には、王様に会いに行くようなものだというようなこと言ってた人もいたが(註:鳥越俊太郎氏と思われ)、こんなの全部でたらめな話。

 トランプさんが人の話を聞くのは当たり前で、ビジネスマンだから。
 その後どうするかは別問題だが、それもはっきりしてて、自分の利益になること、儲かることはやる、儲からないことはやらない。

 それは実ははっきりしてるが、とりあえず人の話は聞くんだと、そういう意味で信頼できるということを、会談の中身は言えないと言いつつ、同時にそれだけを安倍さんは言った。
 それは世界にとっては非常に大きなニュースだった。

 ふだんは日本の総理がどこへ行こうが何を言おうが全くニュースにならない。
 安倍さんは久しぶりに、世界に発信できる総理。
 中曽根総理ですら、訪米しても、アメリカではニュースにならなかった。

 その中で、今回、安倍さんが「トランプさんは人の話を聞く、信頼できる人」と言ったことは、アメリカでも大ニュースになり、世界を駆け巡った。
 そうなるだろうという予測が最初からインテリジェンスにあって、それを安倍さんは採用した。

 日本の外務省は敗戦後、日本が取り上げられない(注目されない)のが当たり前で慣れっこになってるから、もう引っ込んでしまってて。
 だからそれを打ち破る意味では、すごく大きかった。

 45分間の予定の会談が倍の90分になったが、この時間というのはすごく大事。
 安倍さんは(トランプ会談後に行った)ペルーのAPECで習近平さんとも話したが、通訳入れて10分だった。

 安倍総理は相手の言ってる英語はけっこう分かるから、トランプさんと実質、1時間たっぷり話した。
 これは非常に大きい。
 が、肝心の部分は、内容が非公表。
 僕も全部は知らないが、何となく感じてる部分はある。

 家族とか趣味とか、そういう話はトランプさんはいっぱい話した。
 安倍さんの方からは、日米同盟は大事だとか、日本は駐留米軍経費の75%も負担してて、ドイツとか韓国は3割4割なので、日本はものすごく負担してて、これを増やすとやっぱり国民の受け止めにも問題があるという趣旨のことを言った。
 それからTPPも日米でやってきて、ここでアメリカが脱けるとそもそもアメリカにとって良くないという趣旨のことを言った。

 トランプさんはひと言も発しなかった。
 都合の悪い話には一切返事しないとか、ビジネスの世界で良くあること。
 それにめげずに、日本の総理はどんどん話をしていった。
 それもインテリジェンスが、トランプさんはそういう反応をしますよと言っていたが、びっくりしないで、答えがないなとうろうろしないで、どんどん話をしていった。

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 しかし、一番大事なことのひとつは、トランプさんが当選したら、突然日本のメディアの論調が変わった。
 「自分は事前に当ててたんだ(当選を予測していたんだ)」と言う人がやっぱりちらほら出てきたり、「いや、意外にいい人なんだ、意外に大丈夫なんだ」という楽観論を言って目立とうとする人が出てくる。
 が、楽観論は間違いです。

 当てた当てないの話で言うと、ブログに書いたが、ラジオ大阪が取材に来られて、「5月の放送でトランプさんが大統領になると明言してたから来ました」と言われたが、いや、僕は当てたわけじゃないと言った。

 というのは、選挙最終盤の集計を、非公式にインテリジェンス関係の知り合いとやってみたら、ヒラリーさんの票がどう見ても多かった。
 それをアメリカの50州とワシントン特別区に割り振るというの、僕は土地勘ないから判断つかなかった。
 結果、今、ご存知の通り、選挙人ではトランプさんが290人で過半数を20人オーバーしてるが、票数は200万票、最終的にはヒラリーさんの方が多いんじゃないかと。
 この差は大変なこと。
 

(2)国防長官に元軍人ら検討 トランプ氏の人事

 共和党の主流派、守旧派の代表的なロムニーさんを国務長官にするんじゃないかと、まだ分からないが、しっかり話し合ったりしてる。
 共和党の主流に歩み寄るってニュースも出てるが、人事見てるとひとつ特徴があって、けっこう人種差別みたいな話をして、アメリカ敏感だから問題になった人を、けっこう大事にしてる。

 これを見ると、たとえばメキシコ人を含めた、不法移民200万人を追い出すとか、壁をつくるという話はひどいと思う。
 そういう本音は変えてないってことを、朝日新聞は、見えちゃってると書いたが、見えちゃってるではなく、トランプさんは見せようとしてるんだと思う。
 隠さないで、正直に行こうとしてると。

 トランプさんは国益よりも自分が得かどうかが先に立つ。
 2期8年を必ずやろうとする。
 1期目の4年間のトランプさんの最大目標は次の選挙に勝つこと。
 アメリカの国益よりそっちの方が先。

 ビジネスマンとして、利益を生み出したものは何なのか。
 選挙で言うと、一番先に決心して投票してくれた、岩盤の支持層はどういう人たちか。
 
(※少し横道それて、安倍総理は日韓合意や外国人労働者を少しずつ入れたり、などで岩盤の支持層を失いつつあるという話)

 ブッシュ政権(息子の方)はかなりひどかったがなぜ8年続いたか。
 キリスト教原理主義という岩盤の支持層を最後まで大事にしたから。いい悪いは別として。

 トランプ次期大統領の岩盤の支持者は間違いなく差別主義者。
 白人が支持したのは中間層の没落と言われた。
 グローバリゼーションで仕事を外国人にたくさん取られた。
 そういう人の怒りをトランプさんが代弁した面もあるが、もっともっと深いところで言ったら、差別したいと。

 土曜日にみのもんたさんの番組で聞かれたから答えたが、学会でサンフランシスコとかホワイトハウスの近辺に行くことが多いが、もともと安全保障は、軍事基地とか田舎にあることが多いので、田舎に行く。
 そうすると、飛行機に乗れないことがある。
 そこで僕は他の日本人の方々のためにも徹底的に抗戦するが、そういう時のアメリカ人の顔つきは、ロスとかシスコとかニューヨークとかワシントンとかこぎれいなアメリカ人からは全く想像できない。

 それが岩盤の支持層で、キリスト教原理主義よりもっとタチが悪い。
 アメリカの最も困った部分。
 だから人事に、むしろ差別発言で問題になった人をちょこちょこ入れて、岩盤の支持層にメッセージを送っている。
 
 トランプさんに対して、いろんな意味で物わかりの良い人うんぬんという、無責任なこと言ってるコメンテーターの話とか聞いちゃダメ。
 そういう岩盤支持層を元にして行き、自分の利益だけを追求するというトランプさんの原点は…、いい悪いじゃなくて。
 どうも日本で発言すると、客観的に言ってることと、好き嫌いで言ってることがごちゃ混ぜにされる。
 今日、全部、僕は客観的に言ってるだけ。

 これは本当は安倍総理にも言わなきゃいけないこと。
 岩盤の支持層を失いつつあるのに、自覚が足りない。
 ちょっと緩んでると思うのは、トランプさんとの会談の後はニコニコ、プーチンさんとの会談の後はげっそり。
 ちょっと表情に出過ぎ。
 さんざん苦労してた頃の、岩盤の支持層を固めようと見えないところで苦労してた頃の安倍総理はそんなに顔に出なかったが、最近は出過ぎ。
 気の緩みだと思う。

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 アメリカではすでに、なぜお嬢さん(イヴァンカさん)が会談の席に同席してたのかと。
 それから旦那さん(ジャレッド・クシュナー氏)。
 それからマイケル・フリンさんという国家安全保障担当の首席補佐官になる元軍人の人がついてて、これがアメリカでは今、相当きつい批判を浴びてる。

 みのもんたさんの番組でも言ったが、中途半端。
 つまりフリンさんが同席するってことは、非公式であっても次期大統領として会ってる。
 が、そこにお嬢さんがいる。
 今、韓国で問題になってる、資格のない人が国政に携わってもいいのかと。
 お嬢さんに資格はありません。
 今後入閣したり、駐日大使になったりしたら別だが、今現在はただお嬢さん、義理の息子というだけ。

 こういう混乱がすでに起きてるってことも、総理はたぶん感じてると思うけど、日本国として冷静に見なきゃいけない。
 悲観も楽観も間違ってて、これも日本社会の特にメディアは、メダカが群れるみたいにあっちこっち行くが、有権者の方がネットも通じて勉強なさってるので、心配はそうはしてないが、例によってすでに流れに沿っていくだけになってる。
 冷徹に見るべきで、悲観すべきではないが決して楽観はできない。


(4)安倍首相 プーチン大統領と会談

※共同通信によると、安倍総理は19日、ロシアのプーチン大統領と訪問先のペルーで会談し、来月のプーチン大統領の日本訪問と、山口県長門市での首脳会談の成功に向けた協力を確認した。この会談で安倍総理は平和条約、さらには経済協力の問題などについて話をしたいと述べた。また来月の首脳会談について、15日に行われる山口県での会談に続き、翌16日に東京でも経済関係を中心に再び会談する意向を表明した。これに対し、プーチン大統領は、貿易や経済分野での協力実現に向けた活発な作業が続いていると強調。会談を終えた安倍総理は、平和条約締結交渉に関し、「解決へ道筋は見えてきてはいる」と強調した。そして、「大きな一歩を進めることは簡単ではないが、着実に前進していきたい」と述べた。

 共同通信の記事は何を言いたいのか分からない。
 結局プーチンさんとのペルーの会談は良かったのか困った方向なのか分からない。
 やっぱりどっちかというと、ロシアは経済協力がやりたいからそれに合わせてるんじゃないかと。
 どう考えたらいいのか。

 領土のことはひと言も言ってないが、ひと言も言ってないとは書いてない。
 安倍総理は、「解決へ道筋は『見えてきてはいる』」「『簡単ではないが』」。
 キャップも現場の記者の判断に迷って、中間的に書いた。

 これは見事に、珍しく日本の報道が分かれてる。

 NHKは、「安倍総理の言いぶりが変わった」と。
 NHKが暗示してるのは、前は上手く行ってると言ってたのが、今回は難しいんだと強く示唆してる。

 産経新聞は、基本的には上手く行ってると、長門会談に期待が強まってるみたいなことを一面で書いてる。

 朝日新聞は、ちょっとずるくて、プーチンさんとは書かずに、ロシア側は共同経済開発を持ち出したと。北方領土はロシアのもので何も変わらないので、そこに日本は投資して良しと。
 日ロでたとえば自動車工場を、とは書いてないけど、つくって良しと。
 ということをロシアが提案して、日本は困ってると書いた。
 産経新聞は、ロシアがそういう提案したってことはひと言も書いてない。

 事実は何かというと、出たんです、この話は。僕のルートで確認したところ。
 朝日に書いてないことも含めて言うと、プーチンさんの側から国内の情勢について説明があった。

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 プーチンさんの岩盤の支持層は悪質。
 ロシアというかソ連そのものと言ってもいい。
 ソ連共産党を否定して、エリツィンさんが大統領やって、エリツィンさんが事実上後継指名してプーチンさんになった。
 ソ連が解体して民主主義になったかというと、そんな生やさしいものでなく、いわばツァーリの時代から続いてるような既得権益が生きのびて、それから共産主義の顔をしたり、今は民主主義の顔をしたりすると。

 プーチンさんの岩盤の支持層は、軍と、経済界。
 特に軍と、政治の世界に巣くう、どうしようもない古い、独裁大好き、利益を全部独占するのが大好き、シロビキと呼んでるんですが、そういう人たちが岩盤の支持層。

 プーチンさんは国後、択捉は返すつもりはゆめなくて、せいぜい歯舞、色丹。面積で言うと7%しかない。
 鈴木宗男さんと違って、(二等返還論に)僕は反対。
 反対だが、せめて、とにかく領土が返るきっかけを作ろうと安倍総理はなさっていた。

 が、今回の会談、それダメだったと、はっきりと言われたとまでは言わないけれども、プーチンさんから国内の厳しい事情、シロビキがどうしたとかそんな話まではないが、今までそれを強調しなかったプーチンさんが強調して、少なくとも山口県長門市の12月15日の会談でけりがつく見通しはほとんど失われた。

 また変わるかもしれないが、少なくとも今回の会談で安倍さんは長門で大きな成果を得て、たとえばそれをテコに解散総選挙に踏み切るっていうのは無理だなというのを、総理が感じて、それが顔に出ちゃった。
 一国のリーダーはやっぱり顔に出しちゃダメ。

 国内事情はお互いにある、こっちは岩盤の支持層を傷つけてでもやろうとしてるんだというのを、抑えざるを得ないから、思わず顔にも出る。
 そこは同情したいところだが、できない。
 一国のリーダーだから。

 プーチンさん個人がしたたかで悪魔みたいな人っていうだけじゃなくて、プーチンさんも強い政権を続けるために、言うことを聞かなきゃならない相手がいて、そこからストップがかかってて、このまま行くと、結果が出ないならまだしも、北方四島の主権をロシアに渡したまま、そこにトヨタやホンダの技術だけ吸い取られる。

 しかも今まではまだ、アメリカのオバマ大統領が、プーチンさんと敵対して、クリミア半島も東ウクライナもとんでもないぞと、口だけだけど、その後ろに世界最強の米軍がいたから、プーチンさんはある程度抑制せざるを得なかった。

 トランプさんが選挙中からプーチンさんと連絡を取ってて、米ロ関係が信じられない事態、つまり日本抜きで米ロが裏で手を結ぶ…、アメリカ全部とは言いませんよ?たとえば米軍は絶対ロシアと手を結ばない。
 トランプさんがビジネスマンとしてロシアと裏で手を結んでしまうかもしれないっていう、今回の大統領選挙あるまでは想像できなかった事態が現在進行形。

 それが今、安倍さんの両肩にのしかかってきてて、僕が選挙に出ざるを得ないと決心を固める頃に、ある政権中枢の人が、「青山さんがもし国会に行って、その結果、我々と袂を分かつとしたら、それは日ロだね」と言った。
 今年の6月に入ってからですが、そう仰ってて、一種の予言。

 だから必要なことは、メディアに何を言われようが、長門で成果を出そうとしないことです。
 島民の方々には、ひとりの議員としても本当に申し訳ないですが、長門で結果を出そうとすると、相手の思う壺です。
 特にプーチンさんが注目してるのは明らかに自動車で、全自動運転の技術をただで寄こせと。
 それが現実になっちゃいますよ。
 10分の1歩でも譲ったら、日本の長所を、安倍総理自ら奪うことになる。

 だから12月15日、相手が態勢整ってないというなら、ああそうですか、じゃあ1杯おいしい日本酒を飲みましょうと。
 それでいいんですよ。

 違う意見の方、多いと思います。
 ここまで来たんだから一旦は結論出せって方は特に政界に多いと思うが、僕は違いますね。

 あえて僕が戒めてる楽観論を言えば、来月の話でしょ?
 それを目前にプーチンさんがこういう安倍さんが顔色変わることをわざわざペルーなんていう遠い所で言うのは、妥協する容易が多少あるから、とも言えます。
 その妥協の中身が問題。

 平和条約というのは要するに領土問題解決することだけど、こうバーンとやっといて、ちょっと妥協して、ぱっと乗っかって、はい領土問題解決と。
 たとえば国後・択捉は永遠にロシアのものっていうふうになっちゃうから、僕はむしろ急かない方がいいという話をしてるんですよ。


(★)トラ撮り!コーナー

 写真の前半は、僕(青山さん)が教えてる東京大学のフィールドワーク(野外授業)。
 海上自衛隊にお願いして横須賀で行った。
 授業の写真は今日は公開できない。東大では公開に許可が必要。
 審査会は2カ月に1度。今日申請する。

 海自のイージス艦。

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 米軍の戦闘艦。

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 横須賀も佐世保もそうだが、米海軍が真ん中にデーンといて、自衛隊は横に貼り付いてるような状態。
 日米安保同盟の現実。従属させられてる。

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 「ゆうぎり」のブリッジ。

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 「ゆうぎり」は他の護衛艦と違う点が一点ある。
 「ゆうぎり」は外がすごう汚れている。いい意味で。
 ソマリア(アデン湾の海賊対策)の任務から帰ったばかりだから。
 きれいに清掃しても汚れが落ちきってない。
 学生諸君も他の護衛艦との違いに気づかなかった。ソマリアという前提を知らないから。

 ブリッジの窓は防弾になっている。
 ふだんは張っていない。
 ソマリアに行くので張った。

 こちらは艦長。山下中佐。

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 名刺もらうと「二等海佐」と書いてあるが、「海佐」なんていう日本語はない。
 何十年経っても、こなれない日本語。
 裏を見ると英語で書いてあって「CAPT.」、キャプテン。
 英語では世界の共通水準で、海軍の場合は「大佐」。

 大佐、中佐、少佐の意味を間違えてて、これは偉いというだけでなく、基本的にキャリア、年齢も指してる。
 「一等海佐」「二等海佐」と言ってるが、本来「海佐」という日本語はない、造語である上に、一等、二等、三等の概念が違う。
 まだ若い佐官のことを言ってるのであって、三等級ではない。
 でも英語ではキャプテンと言ってる。

 これを、昔、アメリカのペンタゴンの食堂で、「一等海佐」を無理に直訳して英語で言ったら、「それ何?」。
 「君たちが原案作った憲法によってこういう奇妙なことになってるんだ」と言ったら、異口同音に「変えないのはあんた方だ」と。
 それが今もずーっと続いてる。

 新しい護衛艦の大砲。

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 シャープペンシルみたいなのが付いてる。
 昔は大きな筒だったのが、進歩して細くなってる。

 この箱みたいなのは、ミサイルを入れてあって、ここから出て行く。

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 ということは大砲は、よほど近くに来た場合など特別な場合に使うのであって、本来はミサイルで戦うのだと。

 「ゆうぎり」の向こうに見える白い船。
 旅客船かと思ったら窓がない。

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 これは米軍の弾道ミサイルを追跡する船。
 僕も初めて見た。
 横須賀に配備されてないが、それが出港するというのは、北朝鮮の弾道ミサイルに備えて出て行くところ。

(中略)

 軍楽隊の設立基金に寄付した人の名前が載っている。
 学生(ヤシキ君たち)が見つけたのだが、この中に「横川和子さん」という名前。

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 これは青山千春博士のお母さん。
 千春博士のお父さんは帝国海軍の軍楽隊で、重巡洋艦「足柄」に乗って、トランペットを吹いていた。
 お母さんである横川和子さんはピアニスト。
 2人とも戦後、NHK交響楽団に入った。
 それだけでは食べていけないこともあり、お父さんはジャズも始めて、アルバイトで吹いたのが「鉄腕アトム」。
 「ジャングル大帝」もそう。
 そのお父さんから、海と船は素晴らしいという話を聞いて育ったから、女の子だったけど船乗りになって、メタンハイドレートを運命的に発見した。
 そのお母さんの名前が載っているのを、学生諸君が見つけた。

 話は変わって、自民党の部会。
 「宇宙・海洋開発特別委員会
  排他的経済水域に関する法整備推進ワーキンググループ」

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 朝鮮半島と中国大陸と日本列島は近接してる。
 韓国と中国はちゃんと排他的経済水域に外国、つまり日本の船が入って来た時には、こうやるんだっていう法律が、自国に有利なように作ってあるが、日本は何とその法律がない。
 それを何とか法律を作りましょうというワーキンググループで、自民党にしかない。
 何も自民党をほめて言ってるのではなく、次の写真を見て下さい。

161121-17working2.jpg

 僕が質問してるところ。
 首脳陣、武見敬三さん、山本一太さんがいる。
 武見敬三さんによると、「私たちは(党内で)浮いてる」と。
 左手前は全部お役人。
 誰もいないように見えるが、逆の角度から撮影すると…

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 役人がダーッと来てるが、自民党は限られた数で、いつも同じようなメンバー。
 後ろは代理出席とか役人であって、これだけ席があるのに、自民党議員はこれだけしか出席してない。

 もっといつも超満員の部会があって、それはその議員の支持母体、推薦団体。
 つまり利益団体に関係ある部会、もっと言うと票になる部会は超満員。
 排他的経済水域に関する法律作りましょうと言っても、日本では票にならない。
 だからあまり来ないし、来ても同じメンバー。
 中国や韓国が作ってる法律が未だにできてない現実をこの写真が示してる。
 根っこは選挙。


(6)南スーダン派遣隊が成田空港出発 駆け付け警護

 この問題をやる部会は、票に結びつかなくても比較的議員が来る。
 目の前の問題なので。
 排他的経済水域も目の前のことだが。

 この部会で発言したことをめぐり、党内から文句出た。
 少なくとも、僕の知り合いの米軍から、僕が国会議員になったと知ったうえで非公式に指摘されてるのは、「もう内戦だよ」「何で日本がここにのめり込むのかよく分からない」。

 自衛隊が安保法制ができた後もたいして変わってないことをアメリカはよく知ってる。
 戦争法なんてとんでもないことをよく知ってて、結局まだほとんど縛られたままだから。
 その中でどうして内戦をやってるような所を選んで行くんだと。

 客観的情報としてこの話をしたら、上層部からたくさん苦情が来た。
 「ああいう刺激的発言は…」と。
 刺激的じゃなく客観的でしょうと。

 自衛隊の活動を広げるべきだというのは、僕は昔から言っている。
 但し、自衛官のために法的な裏付けをして下さいと。
 それを国会が今まで怠けてきてて、特に与党の自民党が怠けてて、選挙が怖いからと言って…。
 細かい選挙戦術の反省してる暇あるなら、福島(原子力災害)は本当はこうですと…。
 正さないで再稼働と言うから、国民がわけ分からなくなる。

 それと同じようなことが、今回の問題にも言えている。
 日本のインテリジェンスも頑張ってるが、アメリカの軍が実際調べてる情報とは違う。
 全部を見てる米軍の情報を大事にするのは当たり前。

 但し、僕の意見は全くの少数意見で、多数は派遣続けるんだということであるなら、この「駆け付け警護」と呼ばれるものは絶対必要。
 行ってるのに何もさせないというのは、わけが分からない。
 目の前で人が殺されてても黙ってろということでは、よけい日本の地位をおかしくするし、自衛官も生涯忘れられない傷が残ってしまうから、だからやってる以上はこれを付けるのは賛成。

 ただし、僕は部会で言ったのは、「駆け付け警護」という日本語じゃない日本語をいつまで使うのかと。
 法律には「国連のPKO関係者の安全と生命を保護する」と書いてある。
 じゃあ「PKO関係者保護」でいいじゃないですか。
 メディアのつくった言葉に、自衛隊、自民党、内閣、総理まで乗っかるから、国民におかしなイメージが付いてしまう。
 すると部会では、確かに変だねとなったが、閣議決定ではこのまま。


(8)朴大統領を容疑者として捜査 韓国検察

 実はものすごくショッキングなニュースで、どういう方々が一番ショックかというと、韓国出身であったり、韓国の事情を一番知ってる専門家。

 なぜかというと…
 朴槿恵大統領が検察の事情聴取を先延ばしにしてて、結局その前に、友だちの、崔順実らを起訴する期限が来ちゃったから、大統領の話を入れずに起訴することになった。
 だから朴大統領が辞めない辞めないというのも、案外通るんじゃないかという、韓国生まれの専門家などはそう見てた。韓国社会知ってるからこそ。

 ところが検察は、次の大統領におもねるために、はっきり言って正義のためじゃなく、朴大統領はもうあかんと見て、次の大統領へのごますりとして、朴大統領から話を聞けてないのに、犯罪を共謀したともう言っちゃったんですよ。

 これ、こんな司法があるのかという。
 客観的に見てそう思うが、共謀したんだと実際に起訴状に書いてあるから、どうなるかというと、与党の中からも大統領を弾劾にかけようという話になってて。

 これ弾劾にかけたら、そのあと最高裁判所が長い時間をかけてやるから、韓国社会がもつわけない、だから弾劾ないだろうと韓国生まれの専門家が言ってたが、こうなっちゃったから、意外にも。

 弾劾で辞めさせられることになったら、朴槿恵さんはもっと酷いことになるから、弾劾まで行くんだったら自ら辞めるという可能性も出てきてる。
 どっちに転ぶかまだ、本人たちも分かってないから、勝手なことは言えないが。

 が、はっきりしてるのは、国家にとって司法が独立してるということがどれほど大事かと。
 権力におもねる司法を持ってると、これぐらい国が徹底的に混乱する。

 大統領の犯罪行為も問題だが、一番根っこが深いのは、韓国は大統領選をちゃんとやってるはずの民主国家なのに、実は大統領の交代が単なる王朝の交代で、司法機関も王様のもとにあって、今の王様がダメになったら次の王様のところに駆け寄ろうとしてる。

 だから日本は選挙でいろいろ問題あっても、司法が独立してるのは大事なんだということを、他山の石として考えるべき。




 ____________________________内容紹介ここまで


 青山千春博士のお父さんの話、前に聞いた(読んだ?)ことあるけど、すっかり忘れてましたわ~。

鉄腕アトム(1963)


ジャングル大帝(OP/ED)


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※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
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