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オバマ大統領の広島訪問を基本的に歓迎します

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 発表から10日。
 時機をやや逸してしまいましたが、やはり書いておきたいので…。

160516abeObama.jpg
[画像は2015年4月に安倍総理が訪米した時のもの]

 伊勢志摩サミット出席のため来日するオバマ大統領が、5月27日、安倍総理とともに被爆地・広島を訪問します。

 日本国内は概ね歓迎ムードですね。
 「オバマ大統領のレガシー作りに利用されるのは困る」という懸念はあるものの、私も基本的には歓迎です。
 世界でただ一国、核兵器を実戦で使用し、何十万人もの無辜の民(私たちの同胞)を殺害したアメリカ、その現役大統領による初の被爆地訪問という重みを考えた時、やはり感慨深いものがあります。

 被害国と加害国のトップが、ともに被爆地で、犠牲者(広島を含む第二次世界大戦で亡くなった人々、というのがオバマ政権の見解)に哀悼の意を表する。

 日本だけではなくアメリカにとっても重たいことで、そこはオバマ大統領の決断を素直に評価してもいいのではないかと思っています。


「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」

 広島の平和記念公園にある慰霊碑にはこう書かれています。
 主語がないため、何かと物議をかもす文章ですよね。

 では、主語が必要な英語では、これはどう訳されるのでしょう?

 4月に広島でG7の外相会合が行われ、外相らが平和記念公園を訪れた時、外務省は、碑文の主語を「WE=人類」であって、決して特定国を指すものではないと、各国に説明したそうです(朝日新聞4月12日)。

 これは、1970年に当時の山田節男広島市長が、「主語は『世界人類』であり、碑文は人類全体に対する警告・戒めである」との見解を示したことから来ているようです。

 が、日本の左派の間では、主語は「日本」、つまり原爆投下は日本に責任があるという解釈がされることも未だにあるようです。

 そんな馬鹿な。
 原爆を投下したのはアメリカなのに、なぜ日本に責任が?

 本来なら、あの碑文の主語は「アメリカ」とすべきです。
 百歩譲っても、外務省や広島市側が言う「人類」でしょう。

 であれば、オバマ大統領が被爆地を訪問することで、少なくとも主語に「アメリカ」が含まれることになりませんか?

 つまり、左派の「原爆投下の原因と責任の全ては日本にある」という主張はこれで崩れませんか?

 そんなささやかな希望を私は持っています。


 オバマ大統領の広島訪問を実現させるため、日米間では、民間も含め、さまざまな人々が努力を続けてこられたと思います。

 安倍総理はもとより、広島出身の岸田外相の思いは特に強かったようです。
 アメリカでは、キャロライン・ケネディ大使(オバマ大統領と直接やり取りできるらしい)の尽力が大きかったと聞きます。

 決定的だったのは、4月にケリー国務長官がG7の外相の一員として広島を訪れたことでしょうか。

 ケリー国務長官は、原爆資料館を訪れ、原爆慰霊碑に献花をし、「誰もが広島を訪れるべきだ。アメリカの大統領もここを訪れてほしい」とメッセージを発しました。
 これは、自国民の反応を見るアドバルーンでもあったようです。

 微妙な問題なので、何かひとつでもボタンの掛け違いが生じていたら、大統領の訪問は実現しなかったかもしれません。


 私はふだん親米でも反米でもないですが、原爆投下や空襲で民間人の大量虐殺を行ったという点については、とことん反米です。

 特に原爆投下、これはまさに悪魔の所業です。

 原爆の被害は、投下直後だけでなく、長い年月に及んでいます。

 こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」という広島原爆がテーマの漫画があります(以前紹介しました)。

 周囲に被爆者や関係者がいない私は、この漫画でそれを追体験することができました。

 第一部の主人公の女性は、被爆から10年後に後遺症で亡くなります。
 今際の際の彼女の言葉(モノローグ)は、こういうものでした。

  【十年経ったけど
   原爆を落とした人はわたしを見て
   「やった!またひとり殺せた」とちゃんと思うてくれとる?
   …ひどいなあ
   てっきりわたしは死なずにすんだ人かと思ったのに】


 第二部は、彼女の生き残った家族と子孫の物語(昭和62年と平成16年が舞台)ですが、彼らも原爆の影響とは無縁ではいられませんでした。



 漫画を例に引きましたが、現実も同じです。
 原爆の「傷」は、今も残っています。
 本人だけでなく、子孫や周囲の人も巻き込んで。

 それでも、アメリカ側に無理に謝罪を求めない日本側(被爆された方や遺族や今も苦しんでいる方々)の姿勢を私は素晴らしいと思っています。

 過去よりも、未来を考えてほしいという姿勢。
 もちろん内心、忸怩たる思いでいる方も多いとは思いますが…。

 もし、日本側から謝罪を求めるような動きが少しでもあれば、オバマ大統領の広島訪問は見送られていたでしょう。

 謝罪よりも、核兵器の廃絶を願い、二度と使われることのないようアメリカはじめ国際社会に求めていく。
 そして、日米両国のさらなる友好を願う。

 そんな日本の「やわらかな姿勢」が、実は私は好きだったりします。
 中韓の自己中心的な姿勢を見るにつけ、その思いはより強くなります。


 中韓の代弁者・朝日新聞は、5月11日の社説でこう書いたそうです。

【米大統領の被爆地訪問は、日本の戦争責任をめぐる論議を再燃させる可能性がある。韓国や中国ではすでに「加害者である日本を被害者にするものだ」といった反発の声が聞かれる。
 オバマ氏を広島に迎えることは、日本の政治指導者も、過去の戦争責任をどう受け止めるべきか、改めて考える機会としなければならない。】


 これを機に「日本の戦争責任をめぐる論議を再燃」させてやろう!という、朝日のよこしまな思いが伝わってきます。

 まずは、オバマ大統領を広島に静かに迎え、私たち国民も改めて犠牲者に哀悼の意を表しませんか。
 そして、大統領が私たちにどんなメッセージを送るか見守りませんか。


 まっちゃん(松本人志さん)が5月15日放送「ワイドナショー」で言っていたこれは、ちょっと甘いかもしれませんが…

 松本は、今回のオバマ大統領訪問に対して、広島市民が「(大統領が)来ることに意味がある」とコメントしていることを取り上げ、「僕はなんて日本国民って礼儀正しい国民なんだろうと思って感動するんですよ」と指摘した。
 そして、こんな国はどこを探してもないと称賛した上で、各種メディアはこうした発言を幅広く発信することで、世界中の人に「日本人って、なんて美しい人種なんだ」と感じてほしいと訴えた。

 しかし一方で松本は「アメリカ人はそれをいっぱい聞いて恥じてほしいな」とも注文をつける。
 「謝るとか、そんな次元ではないと僕も思うんですよ」とし、「恥じてくれたらいいんですよ。『美しい国になんて美しくないことをしてしまったのかな』と思ってくれるだけで、僕はいいんですけどね」と主張した。

 でも、そう思いたい気持ちは分かります。

 というか、私はまっちゃんより、もっと甘いことを考えているのかもしれません。

 私は、いつか自発的にアメリカの側から謝罪する日が来るのではないか、という希望を持っているのです。

 もっとも、近い将来は無理でしょう。

 その理由として、アメリカで現在行われている教育の影響も大きいし、日本と戦った軍人たちがご存命であることも挙げられます。

 もうひとつの大きな理由として、そもそもアメリカ含め世界の人たちは、原爆の恐ろしさをあまり知らないですよね。


 彼らの認識は、80年代とさほど変わっていないと思います。

 アメリカでは、今も半数以上の国民が、「広島・長崎への原爆投下は正しかった」と考えているそうです。
 戦争の早期終結のためにはやむをえなかったことで、必要悪であったと。

(実は私も若い頃、そう思っていた時期がありました。刷り込みというのは恐ろしい!)

 ただ、そのアメリカも、若い世代だけを見ると、「原爆投下は間違いだった」という声が逆転しているそうです。

 このように、歴史認識や価値観というものは、時代・世代の移り変わりとともに変化していくことがあります。

 日本では、「オバマ大統領は謝罪すべきだ」「謝罪なき訪問だったらいっそ来ない方がいい」という意見もあるようですが*1、一足飛びに謝罪させようというのがそもそも無理筋だと思うし、まずは原爆の悲惨さを知ってもらうことが先決ではないでしょうか。

 その意味でも、現役大統領の訪問はやはり大きいと思います。

*1 たとえば青山繁晴さんは「オバマ大統領は謝罪すべき。謝罪が無理ならそれに代わる表現、すなわち2009年のプラハ演説で述べた『道義的責任(Moral responsibility)』をメッセージに盛り込んでほしい」という趣旨の主張をしています。

 日本は今後も、謝罪云々よりも、まずは核兵器の恐ろしさを理解してもらって、「原爆投下は間違いだった」と考えるアメリカ人が増えていくよう尽力すべきだと思います。

 そうすれば、やがて自発的にアメリカ側から謝罪の言葉が聞ける日が来ると、私は信じています。
 その日が、10年後なのか100年後なのかは分かりませんが…。


 ちなみに、私は日本が核武装がすべきどうかについては、長年ずーっと悩んでいます。

 理屈で言えば、「二度と落されないためには持つべきかもしれない」とは思います。
 一方で、「持とうとすれば国際的に孤立してしまう」という現実的な心配ももちろんあります。

 これだけは確実に言えるのは、広島・長崎の方々やオバマ大統領がいくら核廃絶を訴えても、残念ながら、「一度持ってしまった物はなくせない」ということです(核兵器以上に強力で安上がりな武器が出てくれば別ですが)。

 大切なのは、日本が二度と核兵器の惨禍にさらされないようにすることで、そのための議論はどんどんすべきだと思います。
 議論するだけでも抑止力になりますし。

 ただ、日本の言論状況は、あいかわらず厳しいですね。

 故・中川昭一さんが約10年前、「議論すべき」と発言し、野党や左派メディアなどから袋叩きにされたことがありました。

 その後、中川さんはこう言いました。

「非核三原則に『言わせず』を加えた非核四原則どころか、『考えてもいけない』という非核五原則だ」

 今の日本は、その当時とほとんど何も変わっていないように見えます。

 「言ってはいけない」「考えてもいけない」と強要する左派の人々は、かつての“軍国主義日本”の指導者たち(彼らが最も忌み嫌う存在)と同じことをしていることに、気づいていないようです。

 オバマ大統領の広島訪問により、日本ではさらに議論しにくい環境になっていくかもしれないので、そこはちょっと心配ですね。

 但し、「在日米軍基地撤退」「日韓の核武装容認」を示唆したトランプ氏が次の大統領になったら(最終的にはなれなくても勢いが続けば)、また違ってくるかもしれませんが…。

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※拙ブログ関連エントリー
・(旧ブログ)05/8/8:「たかじん委員会」辛坊さんが原爆で左派教育者批判
07/7/1:「原爆投下はしょうがない」発言について
07/7/6:「ムーブ!」日本の“原爆歴史観”
08/10/28:【アンケート】「日本は核武装すべきですか?」結果と全コメント(1)
08/10/28:【アンケート】「日本は核武装すべきですか?」結果と全コメント(2)
13/5/24:『原爆投下は神の懲罰』安倍政権に対する韓国の嫉妬
13/8/12:「はだしのゲン」より、こうの史代さんの漫画をお薦めします

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