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チベットの焼身抗議の実態 「カツヤマサヒコSHOW」より

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 サンテレビ(兵庫県)で毎週土曜深夜に放送している「カツヤマサヒコSHOW」

 3月12日のゲストは、ルンタプロジェクト代表の中原一博さん。

 番組で紹介された中原さんのプロフィール。

1952年、広島県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。
チベット様式建築を研究したことがきっかけで、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。
1985年、ダラムサラに移住し数多くの建築を手がける。
1997年、チベットを応援する「ルンタプロジェクト」を立ち上げ、チベット人の支援活動を行っている。

 中原さんは、昨秋、このような本を出版されました。

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■チベットの焼身抗議 (太陽を取り戻すために)

 中国政府の圧政に抗議し続けるチベット人たちが、自らの体に火を放ち、抗議を続ける記録をまとめた1冊です。

 実は、この回だけ、なぜかYouTubeに動画がないんです。
 この番組はいつも複数の方がUPされているのですが、この回だけ、なぜか存在しない。
 もちろん、テレビ番組をネットに上げるのは違法であることは理解しています。
 が、その前後の回や、数カ月前、1~2年前の回はどんどんUPされているのに、この回だけないというのが、どうにも引っかかるんです。

 もしかしたら……
 何らかの理由でこの回だけプロテクトがかかって、UPできない?
 あるいは、UPされたものの、すぐ「検閲」が入って(削除要請があって)削除されてしまった?

 ……と、私が疑心暗鬼になるのには理由があります。
 この回の冒頭で、勝谷誠彦さんがこんなことを言っていたからです。

「日本の大マスコミは、中国の支局をつぶされるのが嫌で、チベット問題をあまり取り上げない。あえて、チベット亡命政府を取り上げるというのは、何も失うことのない局(サンテレビというローカル局)だからできること」

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 その後、dailymotionに動画がUPされているのを見つけました。

 放送の翌日には上げて下さっていたようです。
 但し、番組の前半部分(正確には約3分の2)だけです。

 私の探し方が悪くて(「カツヤマサヒコSHOW」とか「中原一博」という直球のワードで探していた)、見つけるのが遅くなってしまいました。

 『チベットの焼身抗議』を読んだ勝谷誠彦さんは、「143人のチベット人のひとつひとつの『物語』が全部泣ける。涙が止まらない」と番組の中で言っていました。

 勝谷さんは現地を回ったことがあるので、チベットがどのような酷い目に遭っているかを知っているそう。

 ただ、それを人(日本人)に言っても、「ああそう、そんなこともあるんだね」という程度の反応。

 しかし、日本の隣でこういうことが起きてるってことを、こういう本を読めば少しはリアリティが伴ってくるのでは?と、話していました。


 以下、スタジオのやりとりをざっくり紹介します。

※中島さんと勝谷さんの発言をあまり区別なくメモしています。
 質問は主に遙洋子さん(いつもの榎木麻衣アナはお休みにつき代役)。


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★中原さんがこの本を書いた動機とは?

 中国政府が隠すから。それは隠された事実、歪めた事実。
 本は、ブログ「チベットNOW@ルンタ」をまとめたもの。
 2008年に大きな動乱があったが、それ以降、毎日のようにチベット本土で抵抗運動があって、虐殺が続いてる。
 そういう状態を知らせたい。

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★焼身抗議とは、何を抗議しているか?

 1950年に中国共産党がチベット侵略を始めて、それ以降に起こったこと全てが背景にある。
 今も続く人権弾圧。宗教弾圧。
 お寺も潰し、教典も焼き…。
 文化大革命が終わる頃までが、一番酷い状況だった。
 現在はソフトになった分、もっとずるいことをしている。
 漢人をどんどんチベットに入れてくる。
 移住を奨励して、同化政策を進めている。

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★ダライ・ラマは何をされている?

 1959年にインドに亡命されて、ダラムサラに亡命政府を作って、チベットの状況を訴えている。
 中国と武力でやることはできないので、話し合いによって問題解決しようとされている。
 ダライ・ラマがインドに亡命された時に、チベット人が10万人ぐらい、ヒマラヤを越えた。
 その後も1980年代後半から90年代、2000年代に入ってからも、毎年2000人から3000人が逃げている。
 ただ2008年以降、中国政府が隔離政策をとり、逃げることも許さなくなった。
 国境警備を厳しくしたり、ガイドをたくさん捕まえたり…。
 逃げる先はまずネパールだが、ネパールにもお金をやって国境警備を厳しくさせている。
 亡命者は減っている。去年(2015年)は100人ぐらいしかいない。
 国境を越える子供を中国兵が銃撃、射殺したビデオがあった。
 世界中の人権を愛する人たちが驚愕したビデオ。



★中国は何をそこまで恐れている?逃がせばいいのに…

 情報が伝わるということもあるし、逃げる人たち、子供たちも教育を求めてる。
 教育を受けられたとしても、中国同化政策のための教育。
 それを親は子に受けさせたくない。
 亡命政府に行けば、チベット人としての教育が受けられる。
 言語とか文化を組織的に破壊しようとしている中国政府。

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★焼身抗議するまでに、何に追いつめられているのか?

 始まったのは2009年。その前の2008年に北京五輪があった。
 五輪で人権改善を期待していたというのもある。
 五輪の聖火リレーでチベットが注目されたこともあった。
 2008年3月10日に始まった、ラサでの蜂起。僧侶に先導されて何千人ものデモ。中国側が無差別発砲して、亡命政府側は名前を挙げて200人以上殺されたと主張している。
 北京政府は普通はこういうことは隠すが、暴動をやらせて、ビデオに撮って、逆に、中国じゅうに発信した。
 「こんなにチベット人が暴れている。恩知らずだ」というふうにプロパガンダに使った。
 それを見て、ラサ以外のチベット圏は広いが、青海省や四川省などの人々も立ち上がった。150箇所ぐらい起こった。
 それから毎年、何年も至る所で人々がデモをやる。
 中国側は水平撃ちして殺す。そういうことが続いてた。
 だんだん多くの人が捕まえられ、動ける人がなくなってきて、情報コントロールもあって、デモが難しくなった。
 最終的に、個人的に、誰にも知られずに、一番強いやり方で抵抗の意思を示すというやり方として、最初に2009年にお坊さんが焼身した。
 だんだんそれを皆が見習うようになった。

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★焼身の現場を見たか?

 僕(中原さん)は見ていない。
 僕がいるのはチベット本土ではなく、亡命先のインドの方なので現場には行けない。

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★焼身抗議の実態

 焼身が続いて、2012年11月には、1カ月の間に28人が焼身。ほぼ毎日、焼身が起きた。
 周りの人にほとんど知らせていない。自分で決めて、突然、街の通りなどで焼身する。
 それが一番世界に訴える強いやり方、あるいは同胞を勇気づける強いやり方だと思って、皆やっている。
 しかし、2015年8月を最後に焼身は途絶えている。
 これだけ途絶えたのは珍しい。
 (最近また起きています。後ほど注記します)
 結局、ここまでやったけど、そんなに世界は動かなかった。
(勝谷さんが「そんなことない。こんな本(中原さんの本)も出たし」「ネットに出して、すべからく教えてくれた」とフォロー)

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★空しさと紙一重では?メディアにも載らないし…

 それは日本的な反応。
 チベット人としては、何でやってるか良く分かっている。
 自分たちもやりたいが、勇気がない。
 一番人々の心を代弁するやり方、代弁してやってくれてる。
 やっている人たちを菩薩のように讃える。
 チベット人はすごく同情的で、死んだ人に対して何とか報いたいと思う。
 中国はそれを止める。
 焼身しても隠して、人々に見せないようにする。
 遺体の取り合いや、葬式をさせない。
 影響があることが分かってるから。

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★焼身数がずば抜けて高い年がある

 2012年、中国の党大会があった。大きな政策が決まるので、それに合わせた形。
 焼身する人は、子供もいれば女性もいる。純真な人たち。

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★天安門事件は世界に届いたが、チベットは届いた?

 それなりに報道はあったと思うが、世界ではどこも人がたくさん死んでいるから…。
 世界のメディアはチベットに無関心すぎる。
 中国との貿易関係などが大きいから関心が行かない。支局が閉鎖されるのも嫌だし。
 ただ、尖閣(中国漁船衝突事件)以来、日本も少し報道するようにはなっている。
 焼身があった時には、僕(中原さん)が知らせるのもあるし、メディアも短いが伝えることもある。

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★チベット問題、宙ぶらりんの状況では?
 
 ダライ・ラマが平和的解決をおっしゃっているわけで…。
 70年代まではゲリラ闘争もあったが。
 世界の世論が背中を押すしかない。

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★しかし、人の家のケンカに首を突っ込むのを避ける慣習が世界にある?

 そんなことはない。首を突っ込んでる。
 チベットに関しては、他国も歴史的に分かっている。中国の言う「チベットは中国の一部」は嘘だと。
 国際的にも侵略だと認められてる部分もあるが、中国の経済力が増えてからは、中国を潰したくない、刺激したくない。
 (各国の要人は)ダライ・ラマに会えば、何十億か何百億か損するとか、駆け引きをするから。中国にカネで買われている。
 チベット人は聞き分けがないわけじゃないし、戦闘的な民族でもない。
 ただ、隠してる、嘘ばかりついてきてるから、それを暴かれたり、ちょっとのことでも中国政府は怖がる。
 常に弾圧をする。
 軍とか治安当局、武装警官、問題があった方がカネが入る、関係者が潤うという構造的な問題もある。
 分裂主義者を殲滅するとか、それに関わってる組織、官僚がたくさんあるから、彼らは分裂主義者がいないと困る。
 たとえば僧院に行って、ダライ・ラマを非難しろとか、踏み絵みたいにして書かせるとか、一番ダライ・ラマを非難したくない人たちのとこへ行って、そういうことを強制する。
 そのうち、我慢できない人たちが声を挙げる。そしたらそれをやっつける。
 問題を起こしてるのはどちらか。中共がわざと起こしてる。

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★焼身された方の一人一人について写真入りで143人の方々を書いているが、よく調べましたね

 調べたというより、焼身があったらその日から1週間以内に、チベットから亡命政府側に情報が流れてくる。
 もちろん皆、命がけで情報を送ってくる。写真送ったり、名前教えたり。
 当局にばれたらその人は捕まって何年も刑を受ける。
 それが私(中原さん)がいるダラムサラに集まる。
 最初はチベット語で出るが、私はチベット語が分かるので、情報入って名前などが分かった時点で、ブログに書くという作業をずっとやってきた。
 出ている遺書は、本で全部訳したが、遺書がとにかく泣ける。
 中には世界平和を祈っている人も。
 中国をやっつけろとか憎いとかいう言葉は全然出てこない。
 周りの人たちの苦しみを救うために、自分が命を捧げれば救われるんじゃないかという思いが強くて、やっている。
 「チベット仏教のすごいところ。自分が住んでいる世界はどうでもいいが、しんどい世の中を変えたいともっと大きく思っている」と勝谷さん。
 チベット人のアイデンティティが危機に瀕しているという、危機感がある。
 宗教弾圧から始まり、仏教が組織的に失わされようとしている。
 文化の基本である言語もどんどん失われてる。
 どんどん中国人が入ってきて、物質文明は入ってくるが、精神世界を大事にする人たち。
 仏教の説く慈悲、ダライ・ラマも言っておられるようにチベットの文化の特徴は、仏教の説く慈悲、慈悲の文化だと。
 だから存続する意義がある。
 そういう文化を守ろうとしている。
 民族のアイデンティティだけではなくて、地球上全てに及ぶような意味がある文化。


 ……以上、Dailymotionに上がっている動画はここまでです。
 番組の約3分の2です。

 どっかに完全版、上がらないですかね。

 
※注記
 焼身抗議は2015年8月末を最後に半年間途絶えていましたが、2月29日、内地と外地で同じ日に2人のティーンエイジャーが焼身抗議し、亡くなりました。
 番組収録は2月29日以前、あるいはまだ情報が届いていなかった時点と思われます。
 1人は、デラドゥン近郊ハバートプールにあるチベットキャンプ内、養老院の近くで、ムスリのチベット難民学校の高校1年生ドルジェ・ツェリンさん。16歳でした。
 もう1人は、四川省カンゼチベット族自治州ニャクロン県にあるリツォカ・アールヤリン僧院の傍らで、当僧院の僧侶ケルサン・ワンドゥさん。18歳でした。
 詳細は、中原一博さんのブログ「チベットNOW@ルンタ」2016年3月4日付を。



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