ぼやきくっくりFC2版

主婦の時事ネタぼやきFC2版。本館はhttp://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/

元日本兵がミャンマーに建てた涅槃像&ロヒンギャ問題で沈黙するスー・チー「未来世紀ジパング」より

人気ブログランキング人気blogランキングへFC2ブログランキングFC2 blogランキングへ
【こちらはミラーです。コメントは本館へお願いします。TBは受け付けています(承認制。本記事と無関係な物は削除します)。2012/10/16本館にツイートボタン設置済み。
本館はこちら→http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/
読者様向け掲示板もどうぞご活用下さい(^o^)】

■2015年6月22日放送
 テレビ東京系「未来世紀ジパング ~沸騰現場の経済学~」
 【もはや無視できない!アジア驚異の成長国!!ミャンマーSP】



 日本ではほとんど知られていない戦争秘話が取り上げられました。
 戦争とミャンマーといえば竹山道雄氏の名作「ビルマの竪琴」(ビルマはミャンマーの旧国名)を思い出される方も多いと思いますが、もちろんそれとは全く別の実話です。
 日本のテレビとしては初めての紹介だそうです。
 その部分を書き起こします。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。



 内容紹介ここから____________________________


 ミャンマー中部の古都、バガン。
 1000年以上前に建てられたという仏塔などが、そのまま残っている。



 カンボジアのアンコールワットと並び、世界三大仏教遺跡のひとつと称されるが、実はまだ世界遺産にも登録されていない。



 そこに日本人からやって来た一行が。
 しかし、目的は観光ではなかった。

日本人男性A
「迎えに来たよ、魂を、うちに連れて帰ります」




 訪れた本当の理由はここ。
 慰霊碑だ。
 70年前のあの戦争。
 多くの日本人の遺骨が、ミャンマーに取り残されている。
 渡航ビザなど、ミャンマー側の外国人受け入れが進み、ようやく訪れることができたのだ。



日本人男性B
「今まで来たいと思ってた所ですからね」




日本人男性A
「これで、弔いができたと、いうことで。うん、言葉にならないよね」




 ここは、1944年のインパール作戦の激戦地。
 後に、「史上最悪の作戦」と呼ばれる戦いだった。



 山岳地帯で、武器や食料の補給もないまま、部隊は退(ひ)くことを一切許されなかった。
 無謀な玉砕戦と、飢えや疫病によって亡くなった命は、およそ3万。
 敗走した道は「白骨街道」と呼ばれ、今も多くの遺骨が眠ったままだ。



 閉ざされてきたミャンマー奥地で、今回、ある秘話が明らかになった。



 インパール作戦激戦地のひとつ、ミッチーナにある寺院。



 中に入ると、現れたのは、まだ新しい巨大な“涅槃像”。
 地元の人々が祈りを捧げる、その大きさは、30メートル以上もある。



ミャンマー人女性A
「これを見に、はるばる来ました」
ミャンマー人女性B
「ここに来たのは2回目です。この仏像はとても有名なんです」




 台座に、この涅槃像を建てた人物の名前が書かれていた。
 MUTSUMI SAKAGUCHI。
 日本人だ。
 寺の中に、その日本人に関する特別な場所があるという。

取材スタッフ
「立派な銅像がありますね」




 坂口睦さん。
 一昨年、90歳を過ぎて亡くなっていた。



スタウンピー寺 サンニさん
「坂口さんは長年かけて、日本で11億円も集めて、涅槃像を造ってくれたんです。私たちは彼を忘れないように、銅像を造ることにしたのです」




 坂口さんの視線の先には、遺影が並んでいた。



 所属していた部隊の戦友たちだ。
 彼らは満足な武器や食料も与えられず、その地を死守せよとの命令に従い、玉砕していった。



 坂口さん自身も死を覚悟していたが、突然、退却命令が下される。
 絶対だった司令部からの玉砕命令を拒絶し、部隊を退却させた人物がいた。



 水上源蔵少将。
 その決断が、坂口さんをはじめ、3000人の命を救う。
 しかし、水上少将自らは、責任を取り、自決した。



 戦後、坂口さんはその恩に報いようと、50年以上かけ、私財もなげうち、募金活動に奔走する。
 こちらが、生前の坂口さん。



 軍事政権時代にも関わらず、ミャンマー奥地のこの場所を訪ね、悲願だった涅槃像を寄贈した。



スタウンピー寺 サンニさん
「戦争に巻き込まれ、この町でもたくさんの人々が命を落としました。どちらにもつかず、隠れるしかなかったのです」




 刻まれていた想い…。
 『被害を受けたミャンマー国民へのいささかの償いとして、涅槃像を建立した』



 国を超えた想いは、今に引き継がれている。
 仏像の前には、祈りを捧げる人たちが、後を絶たない。



 そして、この地には、古くから語り継がれている逸話があった。



地元ガイド ヤンジーさん
「日本人がここで切腹したというんだ。あの場所だと聞いている」




 そこは、大きな川の中州だった。
 あの水上少将が、部隊に退却命令を出したあと、この地で一人、命を絶った。



地元ガイド ヤンジーさん
「あなたたちが来て、言い伝えが初めて本当だと分かりました」


 戦後70年を経て、明らかになった真実。





 ____________________________内容紹介ここまで


 この川はイラワジ川といいますが、番組ではここからミャンマーと中国との間に持ち上がっている問題に話が移ります。

 簡単に紹介しておくと…

 中国が水力発電用のダム(ミッソンダム)を建設することになった。
 2006年、ミャンマーの当時の軍事政権と中国が契約。
 完成すれば世界15番目の巨大ダム。
 2009年に工事が開始し、護岸工事が進んでいたが…



 イラワジ川流域には、ミャンマー国民の7割が暮らす。
 しかしダムで得られるはずの電力は、中国が持っていってしまう。
 ミャンマーが使えるようになるのは30年も後。




 母なる大河をせき止められ、その上、電力も持っていかれると、国民は猛反発。



 予想以上の反発に、テイン・セイン大統領は工事の一時中断を決定。



 中国は、ミャンマーでダムだけではなく石油・ガスパイプラインも建設。
 雲南省まで2400キロ続いている。
 これに関しても、国の大事な資源を中国に売ってしまうということで、ミャンマー国民は怒っている。


 番組ではこのあと、アウン・サン・スー・チー女史の独占インタビューも放送されました。

 ミャンマーではこの秋に総選挙を控えており、なおいっそう国際社会の注目を浴びている人ですが、大した内容ではありませんでした。

 スー・チーの自宅を訪問した日本人女性(大学時代からの友人)にテレビカメラが同行したのですが、世間話や一般論を少し話した程度で、政治的な話は一切なし。



 私はスー・チーのことは評価していないけれども、日本のメディアはいつも持ち上げるので、この番組もてっきりそうだろうと思ったら、そうでもなかった。

 スタジオで、スー・チー率いるNLD(国民民主連盟)が秋の総選挙で圧勝するとみられているが、彼女自身は次の大統領になれない(憲法に、本人、両親、子供、配偶者のいずれかが外国国民の場合は大統領になれないという規定がある。彼女の2人の息子はイギリス国籍)という話題になった時のこと。



 出演者の一人、竹田圭吾氏がこう述べました。

スー・チーさんが大統領になるのが、ミャンマーにとっていいことかどうかは疑問。
 民主化とか民主主義のシンボルの人は大事だが、国家の運営がうまいかどうかは全然別な問題。
 だから簡単にたとえば政権交代してしまった時に、今そこそこ安定しているミャンマーの改革や経済がそのままやっていけるかどうか」



 ナビゲーターの後藤康浩氏(日本経済新聞社 編集委員)からも、こんな説明がありました。

 軍事政権は階層的に人材が豊富だが、NLDにはポスト・スー・チーがいない。
 しかも今、ミャンマーはロヒンギャ問題(少数民族問題)を抱えている。
 ミャンマー国民にとっては「異教徒の不法移民」で、同じ国民とは考えられない。

 が、総選挙を控えているので、世界から批判されるよりも国内から批判されて票を失う方が恐いということで、政府はこのロヒンギャ問題には一切手をつけないし、スー・チーですら、ロヒンギャ問題に関しては沈黙を守っている。

 この点について、後藤氏は、「軍とスー・チーさんの間である種の妥協ができて、混乱しないように国を運営しようという協調態勢がある気がする」と解説していました。



 ここからは番組を離れて、私の雑感。

 2013/4/22:日本よ、これがスーチーだ でも紹介しましたが、実際のところ、スー・チーは2012年に議員になった時から、他の少数民族の問題にも冷淡でした。

 中国企業と軍系企業との合弁による鉱山開発事業について住民らが中止を求めた問題でも、彼女は住民側ではなく政権・中国側につきました。

 ロヒンギャ問題におけるスー・チーの“沈黙”については、こちらが詳しいです。

 これらは政権や中国との対立を避ける行動で、要するに彼女は「政治家」として現実的な動きを取っているということです。

 この6月10日には、スー・チーは訪中して習近平国家主席と会談しています。
 ミャンマー軍事政権を支援してきた中国を批判してきた彼女が訪中したのも驚きですが、中国の国家主席が野党党首と個別に会談したのも異例です。
 NLDが総選挙で政権を取る可能性を見越して、厚遇に至ったようです。



 ちなみに今回の訪中で、スー・チーが中国の人権問題に言及するかどうかが注目されていましたが、残念ながらそれはなかったようです。

 ニューヨーク・タイムズは、「民主化を促す世界的な代表人物から政権樹立を目指す政治家に変身していることを露呈した」として、「人権問題の闘士」という肩書きに大きな傷を残したと、手厳しいコメントを送ったそうです(大紀元6月16日)。

 総選挙が近づけば、日本でもミャンマーの報道が出てくるようになると思いますが、「スー・チー=民主化運動の星」という幻想から抜けきれない日本のメディアが、このあたりを公平に伝えられるかどうか、注目したいと思います。

※その他、大まかな番組内容は番組サイトを。
※この日の番組は現時点で、YouTubeなど動画サイトにもUPされています。







※拙ブログはAmazonアソシエイトに参加しています。紹介している商品をクリックしてAmazonを訪問された皆様がすぐに購入されなくても、24時間以内にその商品や他の商品を購入されれば当方の報酬になります(紹介している商品にお目当ての物がなくても、どれかを適当にクリックしてAmazonの中に入っていただき、そこから目当ての商品に検索などで飛んでいただき購入されれば、当方の報酬になります)。「寄付」的にご協力いただければ幸いです。


※拙ブログ関連エントリー(「未来世紀ジパング」)
14/4/12:ポーランド孤児を救った日本 「未来世紀ジパング」より
14/7/21:警官?強盗でしょ!中越衝突の実態 「未来世紀ジパング」より

※拙ブログ関連エントリー(日本と他国の友好の歴史)
08/11/3付:「雷」工藤艦長の武士道精神とサー・フォールの報恩
09/5/23付:日本とトルコ 友好の歴史
12/2/13付:子供たちに教えたい柴五郎
12/7/30付:子供たちに教えたい森川清治郎と広枝音右衛門
12/9/3付:カンボジア軍が自衛隊に笑顔で握手を求めた理由
15/4/10付:天皇皇后両陛下パラオ行幸啓と報ステの無礼

※拙ブログ関連エントリー(ABC「ビーバップ!ハイヒール」)
09/10/3付:国旗に秘められた物語第2弾「ビーバップ!ハイヒール」より
10/5/3付:したたかに生きる小国たち 「ビーバップ!ハイヒール」より
10/6/21付:世界が忘れない日本の物語「ビーバップ!ハイヒール」より
11/6/13付:今、武士道精神がニッポンを救う!「ビーバップ!ハイヒール」より
11/9/24付:日本人が知らない八田與一「ビーバップ!ハイヒール」より
12/4/2付:カンボジアの紙幣に描かれた日本「ビーバップ!ハイヒール」より
12/11/12付:世界が愛した日本~インドネシアとウズベキスタン「ビーバップ!ハイヒール」より
14/1/11付:半世紀の時を超えた日米の絆の物語~アーレイ・バーク「ビーバップ!ハイヒール」より

※拙ブログ関連エントリー
【一覧】外国人から見た日本と日本人

okirakubanner.jpg「お気楽くっくり」更新済
 天皇の料理番(・∀・)イイ!!

このブログが面白かったらクリックお願いします→人気blogランキングへ
ご面倒でなければこちらも→FC2 blogランキングへ

竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue

尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。

megumi080328.jpeg
アニメ「めぐみ」配信中。
日本語版のほか外国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!

takeshima dokdo dokto tokdo tokto
スポンサーサイト

トラックバック

トラックバックURL:http://kukkuri.blog58.fc2.com/tb.php/1592-612a4ee2

プロフィール

くっくり

Author:くっくり
大阪在住の主婦です。
詳しいプロフィールは本館にて。

最近のコメント

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア

竹島プロジェクト
↑バナーお持ち帰り歓迎(直リンク禁止)
人気blogランキングへ
人気blogランキングへ
FC2 blogランキングへFC2 blogランキングへ

■Amazonアソシエイトについて
「ぼやきくっくり」は、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

ブログ内検索