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日本は独立国家なのか?これで拉致被害者を救えるのか? 元海自士官の問いかけ

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 「正論」2015年4月号(2月末発売)をようやく読了。
 伊藤祐靖(すけやす)さんの記事がとても興味深かったです。

150406-01Ito.jpg
[画像はチャンネル桜H26/9/23より]

 伊藤さんは昭和39年生まれ。
 海上自衛隊に二等海士で入隊され、「能登半島沖不審船事件」の際、護衛艦「みょうこう」航海長として不審船を追跡。この経験から海上自衛隊の特殊部隊・特別警備隊創設に携わられ、同隊初代先任小隊長に。
 平成19年に退官され、現在は各国の警察、軍隊などで訓練指導されると同時に、予備役ブルーリボンの会幹事長も務めておられます。

【これで横田めぐみさんを救えるか 特殊部隊の本懐 邦人救出論議に思う】

 記事のタイトルはこうですが、私が特に印象的だと思ったのは、実は拉致問題から少し離れた箇所にありました。

 最初は全然違うお話をされているように見えて、読み進むにつれ、根っこで拉致問題とも繋がっていることが分かってきます。

 そこの箇所をできるだけ簡潔にまとめてみます。
 ※以下の画像はイメージです。
 
150406-02children.jpg

 中東・イスラム圏の人々の多くは、日本人を信頼し、尊敬の念で見てくれています。
 伊藤さんによれば、彼らが日本を尊敬する理由は、

・超大国ロシアに戦いを挑み、勝った。
・超大国アメリカと戦争をして、4年間戦った。
・敗戦後、驚異的な復興を遂げた。
・周辺国ばかりでなく、発展途上国に多額の援助をしている。
・宗教的にも何ら衝突はない。
・欧米の人々とは違い、妙な下心がなくて信頼できる。


 日本を尊敬する理由に「平和憲法」を挙げる人はもちろんいません。←これは私の補足。

 ある中東の人は、「中東のゴタゴタは、第一次世界大戦以来、積年の恨みがある白人が絡むと絶対に解決できないが、日本人が介入すればできるかもしれない」と言っていたそうです。

 ここでも「平和憲法」を理由にはしていません。←これも私の補足。

150406-03nitiro.jpg

 彼らが日本を語る時、一番時間をかけ、熱く語るのは、ロシア、アメリカという超大国に挑んだことだそうです。

 そして彼らが日本を尊敬する核の部分は、日本が「国家として消滅する」ことを覚悟してまで、正しいと信じる道を貫こうとした点であり、「それは現在の日本に最も欠けているものだ」と伊藤さんは考えています。


 伊藤さんがそう考えるようになった伏線は、約25年前にありました。

 伊藤さんは26歳の時、アメリカ海軍の空母に約1カ月乗艦しました。
 指定された部屋は3人部屋で、1人は白人の大尉、もう1人が黒人の中尉でした。

 うち黒人の中尉とは階級も勤務場所も同じで、年齢も自分より1つ下と近く、すぐ仲良くなりました。
 ところが、ひょんなことがきっかけでその中尉と口論になったそうです。

 黒人の中尉はこう言ったそうです。

 「日本人は、黒人の歴史を知らないからな。お前のおじいさんは人間から生まれたんだろ?俺のじいさんは人間から生まれたんじゃない。奴隷から生まれたんだ。
 鍵ってものは内側から自分で閉めるものじゃない。外側から白人に閉められるものだ。食べたいもの?好き嫌い?そんなものない。白人から与えられる餌を食べるんだ!
 奴隷解放っていつだか知ってるか?俺が生まれる100年前だ(1865年)。でも、俺は海軍中尉だ。白人に命令をしている」


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 次の日、昼食の時、仲良しのネイティブアメリカンが伊藤さんの隣りに座ってきて、食事をしながら喋っていたら、ふいにこう問いかけられたそうです。

 「お前は、何で奴(同部屋の黒人中尉)と一緒にいるんだ?そんなに一緒にいなくたっていいだろ?奴は黒人だぞ!」

 前日、奴隷の話を聞いて衝撃を受けていた伊藤さんは、「黒人だから何だ!」と言い返しました。

150406-05native.jpg

 するとネイティブアメリカンの彼が返した言葉は……、

 「黒人っていうのは、生きていたいからって奴隷になったような奴らなんだぞ。俺たち黄色人種は、そんなことしない。日本人だってしないだろ。誇りがあるんだ。ネイティブアメリカンは、奴隷になることより、死ぬまで戦うことを選んだ。だからほとんど生き残ってない。日本人だって、屈服することよりも死ぬまで戦うことを選んだじゃないか。
 マッカーサーは逃げたけど、硫黄島、サイパン、日本兵は全員死ぬまで戦った。カミカゼはアメリカ海軍の空母に突っ込んでいった。…本土を焼かれても焼かれても戦い続けた。原爆。それも2発だぞ、落とされて、国土を民間人もろとも焼き尽くされ…」


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 伊藤さんは予想だにしない展開に混乱しました。
 黒人を差別するのかと思ったら、確かに差別だったが、切り口が違ったからです。

 「日本人は、命より大切な誇りの為に戦った、だからああいう戦い方になるんだ」
 とネイティブアメリカンの彼は言い、そして
 「その国の戦士のお前が、何で黒人と仲良くなれるんだ!」
 と喧嘩腰になって言ったそうです。

 しかし、前日に黒人中尉から奴隷の話を聞いており、黒人を貶(さげす)むような言葉を聞き流す気になれなかった伊藤さんは、喧嘩に持ち込む気満々でこう煽りました。

 「お前は、黒人の悪口言ってるけど、その黒人と同じアメリカ海軍に属して、同じ空母に乗ってるじゃないか。インチキアメリカ人なんてやってないで、独立戦争しろ

 すると、さっきまで喧嘩腰だった彼は急にうつむき、「そうなんだ…」と言って、涙を流したそうです。

 伊藤さんは急に胸を締め付けられるような苦しみを感じ、もらい泣きしそうになり、「すまなかった」と一言謝りました。

 民族の持つ深い歴史を知りもしないのに、取り返しのつかないことを言ってしまったと思ったそうです。

 涙を流している彼の傍らで伊藤さんは、こんなことを考えました。

150406-07tokkou.jpg

 「俺にあんなことを言う資格はない。俺こそこんなところにいていいのか?今俺が乗っているのは、わずか50年前に先輩たちが特攻機に乗って突っ込んでいったアメリカ海軍の空母なんだぞ。突っ込んでいった先輩は、何を守るために命を捧げたのか

 今の日本という国の姿を正視していない自分に気づき、「俺こそ独立戦争をすべきなんじゃないか」と思ったそうです。

 と同時に、「突っ込んでいった先輩は、日本が日本の理念でものごとを決断し、実行できる国のかたちを守ろうとしたのではないか」とも。

 25年前に頭をよぎったこの思いを、伊藤さんは保留状態にして、そこで止まってしまっていたそうです。


 それが甦ったのは今年1月。

 伊藤さんは、カイロにおける安倍総理の「ISILと闘う周辺各国に支援を約束する」という演説を聞いた時、建国の理念である“八紘一宇”との隔たりを感じ、強烈な違和感を覚えたそうです。

(伊藤さんはこれまで日本の外交には“八紘一宇”の思想が生きていると考えてきた)

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 そこで伊藤さんが思い出したのが、25年前の、黒人とネイティブアメリカンとのやりとりでした。

 安倍総理が日本の理念でものごとを決断し、発言しているとはとても思えなかった、だから違和感を覚えたのだと。

 「どう考えても日本にとって最優先すべき対象は、拉致被害者だろう。無理やり、あるいは騙されて拉致された彼らを放置しておいて、再三にわたる渡航自粛要請を無視し、自分の意志で、自己責任と宣言して行った人の事件をきっかけに法整備を進めると言ってみたり、必ず償わせると言ってみたり。彼ら(ISILに殺害された)2名をどうでもいいと言っているのではない。誰がどう考えたって優先順位がおかしいだろう」

 「日本は独立している国だと思っていたが、実は空母に乗っている黒人やネイティブアメリカンと同じなんじゃないか?自国の理念で行動できていないんじゃないか?憲法にしろ、外交にしろ…」

 私はカイロでの安倍総理の演説が間違っていたとは思いませんが、拉致問題の優先順位が落ちているんじゃないか、どんどん後回しにされているんじゃないかという危惧は強く抱いており、そこは伊藤さんと意見が一致していると思います。

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 伊藤さんはこの後、記事タイトルにもある「特殊部隊」の話をされています。

 短く言うと、特殊部隊員は「拉致被害者を奪還しろ」という命令が実行されれば、自分の命をもろともせず、淡々と任務を達成しようとする、という内容です。

 このあたりのことを伊藤さんは、「正論」2015年2月号でも述べておられました(昨年11月19日に行われた「予備役ブルーリボンの会」シンポジウムでの発言をまとめたもの)。

 「我が日本国政府は、自国民が『あいつに連れ去られた』ということを具体的に公表して久しい。これは『可能性がある』等のあいまいなことではなく、『連れ去られた』と、一国が世界に公表している非常に重大な事です。それなのに、いまだ穏やかな話し合いしか続いていない。ここまで国民の尊厳と国家の威信を蔑められておいて、なおかつ何を守りたいのか

 「相手に勝てようが勝てまいが関係ない、実力で取り返しに行くと思うんですけれども、我が国はそれをまだしていない。しない理由は一体どこにあるのか

 「その事情を知る、もしくはそれに携わることのできる議員の方々には、その理由と、それで国として成り立つのか、それよりも優先している事は何なのかというのを是非ともお話しいただきたいし、お調べいただきたい」

 「比喩ではなく、本当に命を懸けて拉致被害者を奪還しようと思っている者たちがこの日本にはおります。防衛省がなんと言うかはわかりませんが、現在の日本の力をもってすれば確実にできることです。その作戦に出ることを想定し、その作戦で自らの命が無くなることも覚悟し、毎日心身を錬磨し、本当に命をかけて国民の尊厳と国家の威信を守ろうとしている者が今もいることを、知っていただければと思います」


 今の憲法下で実力行使による拉致被害者奪還がほぼ不可能であることは、もちろん伊藤さんも認識されているでしょう。

 だから伊藤さんの主張を言い換えれば、「なぜ憲法9条を改正しないのか。改正せずに国として成り立つのか。改正よりも優先している事は何なのか」ということであろうと思います。

 拉致被害者が帰国できなくてもいいと思っている日本国民は、たぶんほとんどいません。

 が、「憲法9条を改正するぐらいなら拉致被害者は帰国できなくてもやむを得ない」と潜在的に思っている国民は(政治家も)、実はけっこうな数に上るのではないでしょうか。

 そういう人たちは、自覚していようがいまいが、「人の命や自由よりも憲法が大事」という、本末転倒な考えの持ち主ということになります。
 憲法とは、国民の生命や自由を守るためのものであるはずなのに。

 あるいは善意の塊のような人たちで、未だに「話し合いで取り返せる」と思っているのかもしれません。
 国家のふりしたヤクザ(北朝鮮)とこれまで何度も何度も話し合ってきたが、何も動かない現実に蓋をして。

 最近の報道によれば、憲法改正の最初の発議は早ければ今後2年以内に行われます。
 その時に9条が俎上に載る可能性は今のところ低いようですが、9条改正について国民的な論議になるだけでも、北朝鮮には大きなプレッシャーとなるはずです。


 昨年5月、北朝鮮はその年の夏の終わりか秋の初めに再調査の第1回報告を出すと約束しましたが、先送りにされ続けています。

 挙げ句に4月2日、北朝鮮は、同月上旬に行われる予定だった日朝協議の見送りを示唆する通知文を日本側に送ってきました。
 北朝鮮産マツタケ不正輸入に絡む朝鮮総連の許宗萬議長自宅の家宅捜索を、主な理由にして。


 協議を中断するといった断定的な言い方はしていないことから、日本に対する揺さぶり、特に翌日に安倍総理と家族会との面会を控えていたので、そのタイミングを狙ったのだろうというのが大方の見方です。

 ご家族の高齢化はますます進むのに、一向に解決への道筋が見えてこない。
 安倍さん何とかならんの?!と、私もイライラしてきます。

 が、ここで忘れてはならないのは、北朝鮮が本当に揺さぶりたいのは、安倍政権よりも日本国民だということ。
 だから日本の世論が分断されるようなことがあれば、それこそ北朝鮮の思うツボ。

 全ての拉致被害者の帰国を実現する。
 そのために時間はかかっても、北朝鮮に屈さず、妥協せず。
 それはご家族の希望でもあります。

 青山繁晴さんもいつも言っているように、
 拉致解決の最後の決定権者は“日本国民”です。

140702-25kokumin.jpg
2014年7月2日放送『アンカー』より]

 許宗萬宅の家宅捜索や朝鮮総連本部ビル問題に見られるように、現在、日朝両政府は水面下で激しくせめぎ合っていると思われます。

 政府がこれまでの原則を曲げることなく、「対話と圧力」「行動対行動」を維持し続けるためには、国民の後押しが絶対不可欠です。

 北朝鮮がどんなに揺さぶってきても、私たちは拉致被害者の奪還を決してあきらめないという強い心を持ち続け、それを連中に見せつけましょう。

 それすらできないとしたら、真の意味での日本の独立など夢のまた夢ではないでしょうか。

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※参考リンク
 ・伊藤祐靖さんのフェイスブック

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 ・拉致問題

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