ぼやきくっくりFC2版

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『イスラム国』を利する日本人を憂う

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2月22日は竹島の日。今年は韓国による不法占拠から62年目。
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 「イスラム国」が湯川遥菜さんを殺害し(残念ながらほぼ間違いないようです)、その写真を後藤健二さんに持たせている音声付きの静止画像。

 本当に痛ましいことで、ニュースを見るたびに胸が詰まります。

 今回の一連の事件、情報は多くないはずなのに、日本のメディアでは「情報」があふれていて、国民全員が振り回されている印象です。

 テロリストたちがほくそ笑んでいる姿が目に浮かびます。
 
 あふれる「情報」。

 たとえば後藤さんの画像に添付されているメッセージは本人の声なのか?で、見解が分かれているようです。

 昨日(25日)の「Mr.サンデー」で音声分析の専門機関は「別人の声だ」と言っていました。
 でも一夜明けて別の番組では、別の機関が「後藤さんの声だ」と言っていました。

 (菅官房長官は26日午前の会見で「(音声が本人であることを)否定することはできない。可能性が高い」と話しています)

 そもそも今回の画像は、「イスラム国」が今までネットに公開してきた物とは手法が違っているということで、その点でも様々な分析があるようです。

 が、あえて言えば、これらは枝葉の問題でしょう。

 「イスラム国」の真の目的は何なのか?
 という大枠でも専門家の間で見解が分かれているようですから。

 「イスラム国」は当初の身代金要求を取り下げて、ヨルダンに収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を後藤さん解放の引き換えに求めていますが、これが本当の目的なのかどうかも分からない。

 また要求が変わるかもしれないという話もあります。

 米国主導の有志連合に参加しているヨルダンを巻き込んで、日本とヨルダンとの関係に楔を打つ目的があるのではないか?という見解も根強いようです。

 身代金だのリシャウィだのよりも、最初から宣伝効果が狙いではないかという話もありますね。

 「他のイスラム過激派より俺たちの方がすごいことやってるんだよ!だからみんな参加してくれ!」という、リクルートが目的ではないかという。

 ある意味、北朝鮮以上に常識が通じない集団ですから、相当の専門家であっても彼らの真の目的は見抜けないのではないかと思います。


 ヨルダンでは昨年12月に、軍のパイロットが「イスラム国」の人質となっています。

 その12月の段階で、「イスラム国」がヨルダン政府に対し、パイロットと引き換えにリシャウィ死刑囚の釈放を要求したが、ヨルダン政府は拒否したという報道があるそうです。

 もしこれが本当であれば、ヨルダン政府としては、自国民を助けることを一旦拒否したのに、今回、外国人(後藤さん)と引き換えに釈放するという選択肢はあり得ませんよね。

 いくら親日国であってもヨルダンの世論が許さないでしょう。

 実際、26日の「ミヤネ屋」でヨルダンの現地記者が伝えたところによれば、ヨルダン国民の圧倒的多数の声は、「日本人人質解放のためにリシャウィ死刑囚を釈放してもいいが、まずはヨルダン人の人質を解放してほしい」だそうです。

 私がヨルダン人だったら、やはり同じことを思うでしょう。

 しかも、後藤さんは湯川さんの救出のためとはいえ自ら望んで「イスラム国」の支配地域に入っていった(とみられる)人であり、一方、こちら(ヨルダン)は国の命令を受けた戦闘の中で捕らえられてしまった人なんですから。


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 私は今回のことが起こるまで、ヨルダンについて全くと言っていいほど知りませんでした(今もあまり知らないけど)。

 中東は親日国が多いですが、とりわけヨルダンはそうらしい。

 アブドラ国王は特に親日家で、これまで11回も日本に来ています。
 うち2回は私的な訪日だったそうです。

 今月18日、安倍総理はヨルダンの首都アンマンでアブドラ国王と会談しています。

 この時、安倍総理は、「イスラム国」の影響で難民がヨルダンにたくさん流入していることを踏まえて、約120億円の経済支援を行う方針を表明しました。

 過去にも日本はヨルダンに多くの支援をしてきており、直近の3年間のODAの額で言うと、2012年度は約8億円、13年度は約39億円、14年度は約24億円だそうです(外務省HPによる)。

 実はヨルダンは過去にも服役囚を釈放して、イスラム原理主義テロ組織に捕らわれた人たちを救出してきた実績があります。

 が、現在は「イスラム国」に対し、有志連合の一員として空爆を行っています。

 「イスラム国」の要求をのむ形でリシャウィ死刑囚を釈放してしまうと、有志連合の足並みが乱れる恐れがあります。

 それでなくても、これまでヨルダンは「イスラム国」には厳しい姿勢を取ってきたわけで、それを緩めると、政策が足元から揺らぎかねない事情もあります。

 要求をのむことで、テロがさらにエスカレートする危険性があることは言うまでもありません。

 日本とヨルダンは、政府だけでなく、国民同士の感情も今後つらい状態になっていくかもしれません。

 どうか関係が悪化しないことを祈ります。


 公共政策調査会の板橋功第一研究室長、最近よくテレビで見かける人ですが、26日の「ひるおび」でこんな話をしていました。

【今回、日本の問題にヨルダンを巻き込んでしまった。水面下での交渉がおそらく続く。見守るしかない。『こういう方法もあるんじゃないか』とあれこれ提示することによって、公になることによって、それが消えていく。妥結しなくなる。あれこれ詮索することで、いろんな手段を縛ってしまう。水面下の交渉というのはそういうもの。交渉の推移を見守るしかない。】

 要するに、日本のメディアは過剰に煽ったり騒ぎ立てたりするな、ということでしょう。

 別の意味で、日本ではメディアや一部の人が変な方向に煽ってますが…。


 正確な発言は、こちらに動画と書き起こしがあるのでご確認下さい。

 念のため説明しておくと、
 「I am not Abe」というのは、仏パリの風刺週刊誌テロ事件後に掲げられたスローガンの「I am Charlie」(仏語では「Je suis Charlie(ジュ・スイ・シャルリー)」)をもじったものです。

 23日の「報ステ」放送後、触発された人たちがさっそく「I am not Abe」という文言をSNSで拡散したり、「I am not Abe」と書いたプラカード用画像をUPしていました。

 が、実は早い段階で、イスラムに詳しい人がこのような指摘をしていました。

【「Abe」はイスラム圏では「Abraham」(男性の名前)の略です。
 だから「I am not Abe」と言われても、イスラムの方々には意味が通じません。】


 残念ながらこの指摘はあまり相手にされていないようで、その後も「I am not Abe」は拡散され続けてます。

 っていうか、古賀氏本人が拡散してるし。



 今、「I am not Abe」なんかを世界に拡散してどうするの。
 喜ぶのはテロリストだけなのに。
 (あ、中韓も喜ぶか?)

 後藤健二さんに無事で帰ってほしいという願いが込められた「I am Kenji」の方が、まだしも現実的でしょう。
 
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 このように、今回の一連の事件により、安倍政権をよく思っていない日本のメディア、政治家、文化人などの本音が炙り出されています。

 ここぞとばかりに安倍批判。

 「安倍が中東支援するとか言うからこうなった」「集団的自衛権行使容認やめろ」とかはまだ序の口で、元官僚の柳沢協二氏の「安倍の首(辞任)と引き換えにしろ」に至っては、開いた口がふさがりません。

 あと、「安倍政権は身代金を払え」とか「中東支援をやめろ」とか、署名運動までしていた人たちもいましたね。

 「イスラム国」は先に書いたように要求を変えてきたわけで、彼らは立つ瀬がなくなりました。

 今はどういう運動をしているのでしょうか。
 やはり「I am not Abe」でしょうか。


 安倍政権打倒のためならテロ擁護、テロ助長も厭わない。
 「平和主義者」が聞いて呆れます。

 翌26日午前、池内議員は自らのツイッターに「今の時期に昨日のようなツイートは不適切だと考え削除しました。お詫びいたします」と投稿しました。
 志位委員長に叱られたからでしょう(産経 2015.1.26 10:31)。

 あと、たとえば小沢一郎氏が25日のNHK「日曜討論」で、安倍批判をする中で、非軍事的な人道支援と軍事的な後方支援を混同した発言をしていました(産経 2015.1.25 21:27)。

 私もこの番組を見ていました。
 最初は「ついにボケたんかしら」と思ったけど、おそらくわざとでしょう。
 他にも似たようなこと言っている政治家いますし。

 日本は民主主義の国ですから、色々な意見があってよいと思います。

 でも、今、「安倍批判>テロ批判」になっている方々はどう考えてもおかしい。

 主義主張とか以前に、人としてどうなんだろうと思う。

 安倍批判をするなとは言いませんが、少なくとも「安倍批判<テロ批判」であるべきでしょう。

 日ごろ安倍批判の多いこの人も、非常事態だからこそ、こういう認識をテレビを通じて発信したのだと思う。


 あと、宮家邦彦さんの論説(産経新聞「正論」2月26日付)も読んでいただきたいです。

【残念ながら、日本国内では当初から国論が割れた。一部識者は安倍晋三首相の中東訪問と演説内容に問題あり、などと声高に批判した。しかし、冷静に考えてほしい。「イスラム国」は国家ではなく、宗教を隠れみのにした「ならず者」集団に過ぎない。
 彼らは昨年来、世界の主要国に対する数々の犯罪を計画・実行してきた。日本人人質奪取もその一環に過ぎない。
 であれば、日本の首相が誰であろうと、またどこで何を語ろうと、今回の事件はいずれ実行されたということである。
 この関連で筆者が驚愕(きょうがく)したのは事件翌日のある有力紙の見出しだ。「敵視された日本の中東支援」「『イスラム国』身代金で解放の例も」というヘッドラインに筆者は強い違和感を覚える。
 「イスラム国」とは自ら以外を「すべて敵視する」特異な政治軍事的宗教活動だ。それにもかかわらず、見出しで日本の支援だけが敵視されたかの如(ごと)く示唆したり、身代金による人質解放の可能性を暗示することは、意図的ではないにせよ、一種の利敵行為と言わざるを得ない。



 26日、通常国会がスタートしました。

 「イスラム国」をはじめとするテロ対策についても議論がなされていくことでしょう。

 日本国民はこれまで「日本はテロの脅威とは基本的に無縁」と思い込んできましたが(というより思い込みたかっただけ)、今回の一連の事件で、それは幻想だとはっきり分かったはずです。

 政治的思惑ではなく、後藤さんの救出を最優先に考えて、ここは日本国民が一致団結しなければ。

 そして世界中の志を同じくする人々と、連帯していかなければ。


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