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日本国民だけが1945年の夏に佇んでいる 「ぼくらの真実」より

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『ぼくらの真実』

 昨年12月27日に発売された青山繁晴さんの著書です。
 僭越ながら、ざっくりとご紹介&私の感想を<(_ _)>
 
 ロングセラーの『ぼくらの祖国』の続編というより正編、と青山さんご自身はおっしゃっています。

 もともとは『ぼくらの真実 哲学篇』という書名をお考えだったそうですが、『ぼくらの真実』に変更されました。

 今年は『ぼくらの真実 実践篇』を出版される予定だそうです。

 『ぼくらの祖国』と同様、漢字にはルビが振られており、文章も全体的に平易な感じで、小学校高学年から無理なく読めます。

 冒頭のカラー口絵は16ページ。

 自衛隊機F2に搭乗しての「空中戦」体験をはじめ、青山さんが活動されてきた様々な「現場」の写真が掲載されています。

 初めて青山さんの本を読む人も、著者がどういう人なのかが視覚的に理解できるようになっています。

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2014年3月12日放送「アンカー」より]

 最初は「独立」のお話。

 「日本は独立していない」と言われたら、多くの日本人は「えっ?」と戸惑うでしょうね。

 なぜ「日本は独立していない」のか。
 子供でも理解できるように丁寧に解説してくれています。

 青山さんの本が、一般的な政治解説本と最も異なっているのは、文章表現の美しさと、それとは裏腹に、一字一句に書き手の静かな、しかし強い意思が込められていることだと私は思います。

 たとえばこんな文章があります。

【戦争をせよと言うのではありません。戦争を起こさせないよう、国民を奪われないために抑止力を発揮する。竹島、北方領土、尖閣、小笠原、伊豆、そして全国を現場にしての拉致事件、実は小戦争によってすでに国民の犠牲が多く出ているのです。
 第二次世界大戦のような、宣戦布告を伴う大戦争だけが戦争だと思い込むのは、敗戦後の教育とマスメディアによって、世界のなかで日本国民だけが、こうした安全保障や外交について世界大戦が終わった一九四五年の夏に佇(たたず)んでいるからです。


 「日本国民だけが、…1945年の夏に佇んでいる」

 何というか…、胸がキュッと締め付けられました。
 さすがに作家さんだなぁ、こんな表現が私もできたらなぁと…。
 あ、私の話はどうでもいいですね(^_^;

 もうひとつの特徴は、これはテレビなどに出演された時にも当てはまりますが、決して「押しつけ」がないことです。

 「こういう問題がありますが、あなたはどう考えますか?」

 というふうに、読者に考えるきっかけを与えてくれるのです。
 もちろん「どう考えますか?」だけではなく、考えるための材料も提示してくれます。

 たとえば、「独立」や「憲法」について私たちが考えるために、青山さんが本書で提示してくれている材料のひとつが、「made in occupied Japan」です。

 訳すと、「被占領国家日本製」。

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[画像出典:「arte orientalis」様]

 1945年8月15日の敗戦から6年半の間、日本は主権がありませんでした。
 1947年5月3日に施行されたのが現憲法です。
 さて、現憲法は「日本製」でしょうか?

 あるいは…
 現憲法の原案(英文)は「こう」ですが、訳文(日本文)では「こう」なっています。
 どうしてこんな訳文になったのでしょうか?

 はたまた…
 現憲法の原案のコピーは、18歳以上なら国立国会図書館で誰でも入手できます。
 なぜこれが学校で使われないのでしょうか?

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[占領軍が日本の幣原首相(当時)に渡した英文の憲法草案。画像出典:「眞實一路の旅なれば(三瓶精二)」様>マッカーサー草案日本国憲法]

 かつて、ドイツ連邦陸軍の将官に、青山さんはこう質問されたそうです。

 「日本人は賢い。それなのになぜ、アメリカの占領下で憲法をつくったのですか。われわれは憲法ではなく基本法にとどめた。だから改正のハードルも低くてみずから改正していける」

 「もうひとつ、その憲法があるからこそ、拉致被害者も取り返しに行けないようですね。しかしそれは逆に、憲法改正の明確な動機があるということだ。賢明なる日本人がなぜ、改正しないのですか」


 あなたなら何と答えますか?
 (青山さんの答えは本書にあります)

 ほかにも、天皇、武士道、民主主義、拉致、沖縄、etc...
 本書は日本の根幹に関わることへの問いかけの連続です。

 まさに『哲学篇』。
 青山さんの魂に触れたような気がします。

 ご承知のとおり、私は毎週水曜、関西テレビ『アンカー』の青山さんのコーナー“ニュースDEズバリ”の書き起こしを(勝手に)やらせていただいており、時にはラジオの『ザ・ボイス』も紹介させていただいています。

 が、そんな私でも本書では新たな発見がいくつもありました。

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2012年11月29日放送「アンカー」より]

 青山さんがよく言われる言葉に、「この国の主人公は僕たち」というものがあります。

 日本国民は、他の民主主義国の国民に比べると、「この国の主人公は僕たち」という意識が非常に低いのではないでしょうか。

 日本の戦後の教育現場では、「独立」とは何ぞや?「憲法」とは何ぞや?という、どこの国でも普通に教えるであろうことを教えてきませんでした。

 それを象徴するような事例を、最近テレビで聴きました。

 元日に放送されたNHKスペシャル『どう生きた?戦後70年』で、タレントのタモリさんが話していたことです。

 1952年(昭和27年)4月28日、日本は主権を回復しましたが、この日、タモリさんのお父さんとお祖父さんが「日本は独立した!」と言い、それを何度も強調していたそうです。

 そのことは幼いタモリさんの頭にすごく残っていて、後年、学校の授業で先生が「今日(4月28日)は何の日ですか」と質問した時、答えることができたのはタモリさんだけだったそうです。

 タモリさんは1945年(昭和20年)8月22日生まれです。
 タモリさんの世代ですらそんな有様です。
 その後の世代(私も含め)はもっと「4月28日」の意味など知りません。

 「独立」や「憲法」だけではありません。
 自国の歴史や文化や民族性、その根っこのところも、学校ではほとんど教えてきませんでした。
 それを教えれば、天皇とつながってくるからでしょう。

 学校で教えないわけですから、一生これらについて考える機会がめぐってこない人も少なくないでしょう。
 でも、それで良いのでしょうか?
 良いわけがありません。

 この本を読めば、たとえすぐに答えは見つからなかったとしても、「答えを見つけるための試み」はすべきだと誰もが感じるはずです。

 日本国民として、また民主主義国の国民として、人それぞれ意見は違っても、自分なりの答えは持っておくべきだと私は思います。
 おぼろげでもいいから。

 そのきっかけやヒントを与えてくれるのが、『ぼくらの真実』をはじめとする青山さんの著書です。

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[竹島とラスク書簡の話も登場します。2012年8月15日放送「アンカー」より]

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 拙ブログ経由でAmazonから青山さんのこの新著を購入してくださった皆様、どうもありがとうございます<(_ _)>
 12月末日までの集計で、約90冊のご注文をいただきました。
 皆様からいただいた温かいお志は、例によってお米代や書籍代に充てさせていただく予定です。

【お知らせしたくもないお知らせ】
 Amazonの『ぼくらの真実』におかしなレビューを付けている人が一人います。何度削除されてもくり返し投稿しているようです。ご注意ください。

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※拙ブログ関連エントリー(青山繁晴さんの著書紹介)
08/7/8付:「日中の興亡」
09/8/16付:64年目の夏に読む青山さんの新刊&うじき氏親子の「戦争」
12/1/6付:お子様にもお勧め「ぼくらの祖国」
14/9/6付:英霊と私たちをつなぐ架け橋 「死ぬ理由、生きる理由 -英霊の渇く島に問う-」

※拙ブログ関連エントリー(青山繁晴さんのテレビ番組での発言)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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