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皇居を前に手が震えたサウジの石油相

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[12月19日、昼食会で安倍総理らと歓談される天皇陛下]

 本日12月23日は天皇陛下の御誕生日です。

 謹んでお慶び申し上げますとともに、陛下の御健勝と皇室の弥栄をお祈り申し上げます。


 最近、天皇にまつわるちょっといいお話を知りました。

 今上陛下ではなく先帝陛下(昭和天皇)のエピソードですが、他国の要人が日本の天皇というものをどう捉えているかがよく分かるお話なので、紹介させてください。

 元朝日新聞記者で、週刊朝日編集長も務めた川村二郎氏が「正論」2014年9月号で語った内容です。
 (後述しますが、この人は「朝日新聞らしくない人」です)
 
 1974年、オイルショックに見舞われ、日本人がトイレットペーパーを求めて走り回った時のこと。

 大産油国サウジアラビアのアハマド・ザキ・ヤマニ石油相が来日しました。

 サウジアラビアの王族の一員で、甘いマスクの持ち主(川村氏による)だったそうです。

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 彼はサウジアラビアの石油相であるばかりではなく、中東の産油国を代表する存在でした。

 当時、社会部記者だった川村氏は、日本滞在中のヤマニ石油相に「密着」して記事を書くことを命ぜられていました。

 日本で「石油の一滴は血の一滴」といわれた時期です。

 日本の政治家も経済人も、ヤマニ石油相に土下座をせんばかりの卑屈な態度を取っていました。

 川村氏はそれを、同じ日本人として腹立たしい思いで見ていたそうです。

 そのヤマニ石油相が来日中、皇居を表敬訪問しました。

 川村氏は朝早くから皇居に行き、石油相の到着を待っていました。

 車から降り立った石油相は第一級礼装で、頭には金色の輪をはめた、民族衣装をまとっていました。

 川村氏が見ると、皇居を前にした石油相は、手が小刻みに震えていました。

 ヤマニ石油相は表敬訪問に際し、日本の天皇がどういうものか、一通りのレクチャーを受けていたはずです。

 レクチャーの詳しい内容は分かりませんが、川村氏にはおおよその見当はつきました。

 石油相は、日本の朝廷が自分たち王族よりはるかに長い歴史を持つことに、畏怖の念を持ったに違いになく、それが手の震えにつながったのだろうと。


[画像は2014年7月31日 ABC「ビーバップ!ハイヒール」より]

 石油相が昭和天皇の表敬訪問を終えて皇居を後にしたのを見届けた川村氏は、宮内庁の顔見知りに、昭和天皇にお会いした時の石油相はどんな様子だったのかを聞きました。

 すると、こういう返事だったそうです。

 「陛下は何回かお言葉をかけられました。けれどヤマニ石油大臣は、何もおっしゃいませんでした。緊張されていたからだと思います」

 川村氏はそれから、天皇について語る時、決まってヤマニ石油相の話をすることにしているそうです。

 天皇の持つ威厳や権威を分かってもらうのに、これ以上分かりやすい話はそうそうないからだと。


 昭和天皇に謁見した際に緊張したという外国要人の逸話は他にも残されていますが、中でも有名なのはアメリカのフォード大統領でしょう。

 ウォーターゲート事件が原因となってニクソン大統領が辞任した後、大統領に昇格した人です。

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[1974年11月19日、皇居を訪れたフォード大統領/画像出典:毎日新聞

 1974年(偶然ですがヤマニ石油相の訪日と同じ年)、現職のアメリカ大統領として初めて日本を公式訪問し、昭和天皇と謁見しました。

 この時、フォード大統領は緊張で足が震えたそうで、後日、このように述べています。

 「人生でこれ以上の緊張をこれまで体験したことはない」
 
 フォード大統領は宮中晩餐会が終わった後、緊張をほぐすために迎賓館で遅い時間までお酒を飲んでいたそうです。

 ちなみに、翌1975年には昭和天皇と香淳皇后が訪米されています。

 両陛下がお泊まりだったホワイトハウスの向い側にある迎賓館「ブレアハウス」をフォード大統領が訪ねて、予定時間よりも長く歓談されました。

 両陛下は翌日にアメリカの国民的スポーツであるアメリカン・フットボールをご覧になる予定だったので、そこでフットボール談議となったそうです。

 フォード大統領が「スポーツのゲームを(大統領として)観覧しますときには、どちらかのチームを応援することができないので困ります」と申し上げたところ、昭和天皇はすかさずこう答えられたそうです。

 「とくに明日、あなたが出場されていたら、困りますね」

 昭和天皇はフォード大統領が学生時代にアメリカン・フットボールの名選手としてならしていたことを、知っておられたのです。

 このフットボール談義は、外交評論家の加瀬英明氏がフォード大統領から直接聞いた話です(SAPIO 2009/2/11・18号)。

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[ホワイトハウスで挙行された晩餐会に向かわれる両陛下とフォード大統領夫妻。大統領はやはり緊張していたようで、右手と右足が同時に出る歩き方をしています。/画像出典:皇室なごみエピソード集>昭和天皇のエピソード>日米の氷解(前編)


 話は戻りますが、元朝日の川村二郎氏は「正論」2014年9月号で、天皇についてもうひとつこんな話をしています。

 川村氏は仕事柄、日本のさまざまな伝統工芸の名人、上手といわれる人たちに会ってきました。

 木工、金工、象嵌(ぞうがん)、陶芸、染織、織物など、ありとあらゆる分野に亘りますが、その人たちは、口にこそ出しませんが、心の中で、こう思って日々精進しているそうです。

 「私のお作りした物がいつか陛下のお目にとまり、お使いいただけたら」

 天皇は日本の象徴であるだけでなく、日本の伝統文化の最高最大のパトロン(支援者)である。

 このことを忘れてはいけないと、川村氏は語っています。


[画像は2014年7月31日 ABC「ビーバップ!ハイヒール」より]


 ここからは完全に余談ですが…

 川村氏を見ていると、朝日新聞(現役・OB含め)にもたまにはマシな人がいるものだなと感じます。

 最近知りましたが、この人は朝日新聞の体質(反日・反天皇・言論封殺など)の中にあって、かなり異色です。

 14/9/12付でも紹介しましたが、こんな体験をしています(「正論」2014年10月号)。

 1999年に国旗国歌法ができる時、朝日新聞は反対キャンペーンをしていました。

 当時、川村氏は朝日新聞の編集委員でしたが、別の編集委員のY氏が「(スポーツ大会で)場内に君が代が流れると会場から出てゆく観客が多い」という記事を書いたそうです。

 不審に思った川村氏が「これは事実か」と聞くと、Y氏はこう答えたそうです。

 「そんなことはないが、今はこういうふうに書いた方がいい」

 川村氏は「君が代」について自社の主張とはちょっと違う考えを持っていて、そのことを書いておきたいと思ったものの、新聞の編集局の壁は厚そうなので、古巣の週刊朝日に売り込みに行ったそうです。
 
 ところが経済部出身のO編集長(後に週刊文春に武富士との不透明な関係を報じられ退社)の返事は、「社論と整合性が合わないので、載せられません」

 川村氏は、当時を振り返り、「この男は本当に新聞記者なのかと思った。記者なら、朝日新聞が言論の自由を命にかけても守る会社だと思って入社したはずである。『社論に従わなければならない』とはどういうことか。朝日新聞は北朝鮮と同じなのか?」と憤っています。

 あと、朝日新聞は未だに皇室報道で敬語を使いませんね。
 まぁこれは朝日に限ったことではありませんが…。



※参考リンク
皇室なごみエピソード集>昭和天皇のエピソード>日米の氷解(前編)

※拙ブログ関連エントリー
08/10/11付:天皇はなぜ尊いか(付:石井選手の発言)
09/2/10付:戦後の昭和天皇を振り返る(SAPIO 2009/2/11・18号)
11/8/14付:昭和天皇の涙…二つの位牌を手にした少女
12/10/29付:秋の天皇賞で起きた感動的場面 イタリアのデムーロ騎手が両陛下に最敬礼
13/12/23付:天皇陛下が傘寿を迎えられました
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