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朝日の沖縄戦教材配布に曾野綾子さんが物申す

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 ご存知の方も多いと思いますが、先月こういう報道がありました。

朝日新聞作成の教材 日本軍の残虐性強調 指導要領逸脱の指摘も(産経新聞2014.10.26 05:37)

141104-01sono.jpg

 この報道に対して作家の曾野綾子さんが、産経の連載コラムの中で2週にわたり、朝日への反論という形を取りつつ、沖縄戦の実態について書かれています。

 このコラムはWEB版に掲載がないため、起こさせていただきました。


 全文起こしここから____________________________
産経新聞2014年11月5日オピニオン面掲載
曽野綾子の【透明な歳月の光】
No.615 朝日の沖縄戦教材配布(上)
<「軍の洗脳」と片付けられぬ実情>

 
 10月26日付の産経新聞の記事によると、朝日新聞は「今夏、沖縄戦について『日本軍は住民を守らなかったと語りつがれている』などとする中学・高校向けの教材を作成して学校に配布し」たという。

 私はその教材を見ていないのだが、軍というものは、警察と違って、直接市民を守るものではない、と理解している。最近の自衛隊が、災害出動などで市民生活に非常に大きな貢献をしているので「軍は民を守るものでしょう」という概念が定着したのだが、それは本来の軍の目的にはないものであろう。

 軍は、大きな意味ではその国を守るために存在するのだろうが、直接市民を守るものではない。私は渡嘉敷島(とかしきじま)の集団自決を取材中、島民がアメリカの艦砲射撃を恐れて、軍陣地と予定されている地点になだれ込んで来そうになった時のことを、当時の守備隊長から聞いた。その時、この隊長は、軍陣地内には民間人は入れられない、と言っている。なぜなら、陣地は真っ先に敵の攻撃目標になるから、民間人を巻き込んではいけない、ということが常識だったようである。

 朝日新聞社編集の教材には、敵の手に渡さないために、母や妹を我が手で殺す他はなかった人の言葉として、「わたしたちは『皇民化教育』や日本軍によって、『洗脳』されていました」と書いてあるそうだ。

 確かにそういう面もある。私も終戦の年、13歳だったが、米軍が上陸してきたら、捕虜になるより自決するのだ、と漠然と考えていた。その時、もし手元に2発の手榴弾があったら、そのうちの1発は抵抗のあかしとして米軍に向かって投げ、残りの1発は家族の環の中でピンを抜いて自決するのだ、という筋書きを覚悟していた。それが当時の常識だったのだ。

 しかし沖縄の心をそう簡単に片づけてはいけない。昭和43年、『生贄の島』という本のため沖縄の旧制高等女学校の生徒たちの終戦時の記録を現地調査した時、私は実に人間的だったたくさんの沖縄県人や、自分を失わなかった軍人の言動の資料を得ている。

 以下その一部を、今週と来週の2度にわたって紹介する。

 米軍の砲撃で、座波(ざは)正子の姉と妹は即死し、兄と叔父と祖母は深手を負った。しかし祖母は、静かに身を捩(よじ)りながら正子に言った。

 「死んではいけないよ。お前たちは生きられるだけ生き抜いてくだされ。私たちはお父さんの作ってくださったこの壕の中で、水入らずで死んでいけるんだからね」

 佐久川ツルは、武蔵野音大を出た東風平(こちんだ)恵位先生が、

 「君たちは何があっても絶対に死んではいかんよ。捕虜になっても生き残りなさい」

 と言っていた言葉を忘れなかった。軍人の平川見習士官も仲村渠(なかんだかり)郁子に言った。

 「郁ちゃんも絶対に死んではいかん。(中略)生きのびて友軍を探し出すのだ」

 (次週に続く)

141104-02okinawa.jpg
[上陸中のアメリカ軍(1945年4月13日)Wikipedia>沖縄戦より]

産経新聞2014年11月12日オピニオン面掲載
曽野綾子の【透明な歳月の光】
No.616 朝日の沖縄戦教材配布(下)
<善玉と悪玉に図式化する安直>

 
 先週に引き続いて、沖縄戦の悲惨な最後の頃にも、生徒を思い、自分も人間も失わなかった人々の姿を紹介したい。

 兵隊の中には、自分の身の安全をはかるために、住民が家族用に作った壕を選挙した人が少なからずいた。ただし切羽詰まった状況の中では、教師も生徒たちに同じようなことをしている。

 師範生の数人は、ある壕の入口で顔見知りの教師の姿を見た。その人は手に石を持ちながら、生徒たちに「あっちへ行け!ここはお前たちの来るところではない」と怒鳴った。この先生の名前は明かされているが、私は現存の家族のことを考えて、明記しなかった。

 戦火に追われる中で、女学生の島袋トミと我那覇(がなは)文子は岩陰にいた兵隊に途方にくれて言った。

 「兵隊さん、恐れ入りますが、いっしょに殺してください」

 するとこの兵隊は阿檀(あだん)の茂みの中から言った。

 「お前たちは死ぬことはない。何故国頭(くにがみ)へ行かんか」

 石垣節子は途中で下士官の襟章をきちんと付けた兵隊に出会った時、言った。

 「兵隊さん、もうここで死ななくてはダメですか」

 彼は立ち上がって娘たちのところへ来た。

 「ばかなことをしてはいかん。手榴弾をお寄越し

 彼は娘たちの持っていた2発の手榴弾を取り上げ、代わりに「何かの時に役立つかもしれない」といって、1個の錆びかけた空き缶をくれた。

 比嘉初枝は死を覚悟していたが、逃げまどう途中で防衛隊にいた父に出会った。初枝は父の胸の中で思うさま泣いたが、その時父は言った。

 「死ぜえならんど(死んじゃいかんよ)。アメリカに、かちみらりよ(捕虜になるんだよ)」

 これが私の聞いた最高に強い父の言葉だった。

 沖縄中が、朝日新聞の作った教材のように、本土や軍部の言葉に惑わされて娘や息子を死に追いやったのではない。それはあまりにも沖縄の人たちに対して無礼な証言だ。しかしこれが朝日新聞の常套手段だった。沖縄は常に被害者であるが故に正しく、本土は常に沖縄を圧迫する加害者という図式を作る。しかし沖縄にも、本土と同様、立派に自分を失わなかった人と、他者の考えに簡単に踊らされた人がいたということだ。

 朝日は、何はともあれ、かつては日本一の大新聞だった。どんな独自の調査網でも作れた。私が講談社の、たった4人のライターたちと駆け回った以上の現地調査は、もう何十年も前から、いくらでも独自にできたはずなのだ。それなのに、朝日も(他の新聞社も)自分の調査をしないで、他社のニュースを鵜呑みにする。私はそれが日本のジャーナリズムの何よりの衰えと感じられる。

 朝日は少しも変わっていない。簡単に善玉と悪玉を作り、そのどちらでもない人間が、同時にそのどちらにもなりうる人間の奥の深さを理解しない。

 ____________________________全文起こしここまで


 曾野綾子さんと沖縄集団自決問題との関わりをご存知でない方もおられるかもしれませんので、いちおう付記しておくと…

 1950年(昭和25年)に沖縄タイムス編著で朝日新聞社から出版された【沖縄戦記 鉄の暴風】。これが集団自決は軍の「命令」によるものだとする説の起源です。

 この本の記述が、1970年(昭和45年)に岩波書店から発行された大江健三郎氏の【沖縄ノート】などに孫引きされ、渡嘉敷島では赤松嘉次大尉、座間味島では梅澤裕少佐が、住民に手榴弾を渡して集団自決を強要したと、世間に広く流布されることになりました。

 赤松・梅澤両氏の実名は挙げられていませんが、特定するに十分な記述があったのです。

140512-01ooe.jpg
[画像は朝日新聞2012年6月7日より]

 ところが、曾野綾子さんの現地取材により、軍による集団自決強要の事実がなかったことを裏付ける証言が出てきました。

 曾野さんは特別な調査ではなく、ただ足で歩いて一つ一つ疑念を調べ上げました。本土では赤松氏にも会いましたし、渡嘉敷の島民たちにも多数会いました。

 そして、沖縄タイムスの記者も、大江健三郎氏も、一度も現地に取材に行ったことがない事実が判明しました。

 曾野さんが取材した当時、渡嘉敷島で集団自決を知る村の関係者は存命で、赤松氏も隊員も存命でしたが、その誰からも「命令」の事実は出てきませんでした。

 曾野さんが今回のコラムで言及されている【生贄の島―沖縄女生徒の記録】は古本で入手可能です。

 もう1冊、1973年に出版された【ある神話の背景―沖縄・渡嘉敷島の集団自決】は、2006年に【沖縄戦・渡嘉敷島「集団自決」の真実―日本軍の住民自決命令はなかった!】と改題・改訂されワックより出版されています。

 集団自決に「命令」があったという嘘はなぜ生まれたのでしょうか。
 また、遺族や関係者はなぜ長い間、真実を胸の奥にしまい込んできたのでしょうか。

 その理由は「遺族年金」にありました。

 「戦傷病者戦没者遺族等援護法」は、軍人や軍属を対象にしており、一般住民は適用外となっているため、「勝手に」死んだ住民の遺族には補償が下りません。

 そこで、集団自決した住民は「軍命令」で行動していたことにして、「戦闘協力者」すなわち「準軍属」扱いとしたのです。

 これにより、遺族に年金が支給されるようになりました。

 このあたり、以下の拙記事にまとめてありますので、よろしかったら。

07/11/10付:沖縄戦集団自決問題まとめ(1)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さて、私の記憶が間違いでなければ、このブログで過去に一度だけ、曾野綾子さんの【透明な歳月の光】を取り上げています。

 こちらの記事です。

10/10/23付:正気で「発狂」するマスコミ

 これは、尖閣諸島沖で中国の“漁船”が日本の海上保安庁の巡視船にぶつけてきて、船長が逮捕されたものの、時の菅直人政権が釈放してしまった事件(2010年9月24日)に関連した曾野さんのコラムでした。

 中国を礼賛してきたかつての日本のマスコミが、「正気で『発狂』して」「意図的に、権威と脅しの幻影に追従した」ことを批判したもので、最後は「マスコミは戦後一切の抵抗の精神を失い、今も部分的に失ったままである」と締めくくられています。

 今回読み返すまで忘れていたのですが、当時このコラムに触発された私は、【マスコミが正気で「発狂」した例】を自分なりに分類して挙げていました。

 「捏造偏向やらせ系」「スルー系」「複合系」の3つに分け、沖縄集団自決問題については「捏造偏向やらせ系」に入れ、こう書いていました。

沖縄集団自決問題で偏向
 多くのメディアは「軍命令あった」派の証言ばかりを報じ、「なかった」派の証言はほぼスルー。全国メディアよりむしろ沖縄の地元メディアの偏向が強烈。
 なお、沖縄集団自決訴訟*1で、被告の大江健三郎氏は提出した陳述書で「集団自決は戦争下の国、日本軍、現地の軍までを貫くタテの構造の力で島民に強制された。命令書があるかないかというレベルのものではない」と、「広義の強制」を言い出しました。以降、マスコミ報道も全般的に「広義の強制」へのすり替えがなされたものと私は記憶しています。】


*1 2005年に赤松元大尉の弟と梅澤元少佐本人が、大江氏と岩波書店を相手に名誉毀損で訴訟を起こしましたが、2011年に最高裁が上告を棄却し、原告側の主張は却下されました。

 この問題は、慰安婦問題と同じような経過をたどっています。

 集団自決が起きたのは日本軍の「命令」や「強要」があったからだと主張してきた人々は、証言の裏付けが見つからない状況の中で、それを「関与」などの言葉にすりかえ、「強制性」を語るようになっています。

 ちなみに、改めて10/10/23付の拙記事を振り返ってみると、「スルー系」「複合系」は一部メディアを除いてほぼ同罪なんですが、「捏造偏向やらせ系」の多くは朝日新聞がリードしてきたことが分かります。

 代表的なのが、慰安婦・南京事件・靖国参拝で、今も進行中です。
 ……ほんとにもう!(-.-#)


※おまけのツイート


 解散総選挙の話題で影が薄くなっていますが、沖縄県知事選は16日が投開票です。

 14日の産経の報道では「翁長氏がリードを保ち、仲井真氏が追っている」という展開。
 おそらくは翁長氏が勝つのでしょう。

 普天間基地をあのまま危険な状態にしておいて運動に利用したい反政府・反米の人たちにとっては、とてもありがたいことですね。

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