Entries
2014.04/26 [Sat]
NHK 時論公論「在米韓国ロビーと慰安婦問題」日系の苦悩を完全スルー!出石直氏の偏向解説アーカイブ
★人気ブログランキング
★FC2ブログランキング
【こちらはミラーです。コメントは本館へお願いします。TBは受け付けています(承認制。本記事と無関係な物は削除します)。2012/10/16本館にツイートボタン設置済み。
本館はこちら→http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/
読者様向け掲示板もどうぞご活用下さい(^o^)】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
NHKの「時論公論」という、平日深夜に帯でやっている10分番組。
私はこれまでほとんど見たことがなかったのですが、この日はたまたま見ました。
……が、見終えて、何じゃこりゃ!?と。
■時論公論 「在米韓国ロビーと慰安婦問題」2014年04月23日 (水) 出石 直 解説委員

リンク先に全文テキストがあるので、皆様には個別にお読みいただくとして(現時点でYouTubeに動画もあります)、私が気になった点を上げると、まずは出だし。
【こちらはロサンゼルス郊外のグレンデールにある慰安婦像です。
像の傍らにある碑文には、「旧日本軍によって20万人以上の女性が“性の奴隷”となることを強いられた」と記されています。アメリカではこうした慰安婦像が各地に建てられています。
こんばんはニュース解説「時論公論」です。
今、ご覧頂いたような慰安婦像を建てる運動を支えているのが全米に170万人いる韓国系住民です。彼らの運動は徐々にアメリカ社会に浸透し、政界にも支持を広げつつあります。今夜は、アメリカでの慰安婦をめぐる動きについてお伝えします。】
ちょ、ちょっと!
「旧日本軍によって20万人以上の女性が“性の奴隷”となることを強いられた」という碑文のウソを否定せず、そのまま「こんばんは」ですか?
これ、最後まで見たら分かるんですが、「20万人以上の女性が“性の奴隷”になることを強いられたという根拠はありません」と否定するどころか、「慰安婦問題は日韓基本条約で解決済み」という日本政府の立場にすら言及してないんです。
ただ、1箇所だけ、
【この2007年というのは、アメリカで慰安婦問題が注目を集めた年でした。 この年の7月、連邦議会 下院は、慰安婦問題を「20世紀最大規模の人身売買のひとつ」と決めつけ、日本政府に公式な謝罪を求める決議を採択しています。】
というツッコミはかろうじて入れてますが、ここだけです。
驚いたのは、解説委員の出石直氏は、この番組のためにわざわざ現地取材までしてるんですよ。
もちろん国民から徴収した受信料で。
それに見合う内容であればいいのですが、もう全然ダメ。
あなたアメリカまで行っていったい何を見てきたんですか?と、嫌味のひとつも言いたくなるような内容です。

出石氏は、KACEという民間の韓国系アメリカ人の団体の事務所を訪問したそうです。
【(1992年の)ロサンゼルスでの暴動で韓国系住民がターゲットになったことに衝撃を受けた、ある韓国系アメリカ人によって この団体は設立されました。政治に積極的に参画することで韓国系住民の声を政治に反映させ、地位の向上を図ろうというのが目的でした。
選挙案内に韓国語を加えてもらうなどの働きかけを行った結果、2万5000人の韓国系住民が新たに有権者登録を行いました。当初は8%前後に過ぎなかった投票率も60%程度まで上がったと言います。地方レベルを中心に韓国系の議員も誕生するようになりました。
慰安婦問題にも意欲的に取り組みました。韓国系住民が通う教会を回って寄付を募るなど徹底した草の根活動を展開。わずか一週間で8000人分の署名を集めて議会に嘆願書を提出しました。ワシントンポストなど影響力のあるメディアに意見広告を載せたり、ユーチューブなど新しいメディアを活用したりして世論に訴えました。】
太字強調した箇所をはじめ、たくさんツッコミどころはあるのに、出石氏は一切スルー。
まあ時間の制約もあるし、そこは仕方ないかもしれない。
ただ、私が強い違和感を覚えたのは、こうした「圧力団体」のえげつない活動の中身を精査するでもなく、きれいな感じにまとめてしまってる点です。
まるで「韓国系の皆さん、苦労されて大変でしたね。よく頑張ってますね」とでも言いたげな…。
特に、彼らがメディアに載せてる「意見広告」なんて、“THE TRUTH”どころか嘘八百の反日プロパガンダに他ならない。
せめてそこだけでも突っ込んでよ!(T_T)

別に在米韓国ロビーについて報道するなとは言いません。
むしろ【韓国系住民の「票の力」がアメリカ政治を動かしている】【もうひとつ無視できないのは、知識人層への浸透】【日本の存在感は、中国や韓国に較べると薄い】といった事実を伝えたことは、評価すべきだと思います。
が、私は番組を最後まで見て、愕然としました。
現地の日本人・日系人の苦悩が全く伝えられなかったからです。
たとえ数秒であっても、番組の中でちょっとは触れられると思っていたのですが。
例えば「在米韓国ロビーの活動は、日系社会との摩擦も生んでいます」のように漠然とした表現であっても、何らかの形で伝えられるはずであると…。
籾井さんが会長になっても、NHKの放送の中立性は依然失われたままなのでしょうか?
そもそも出石氏はアメリカまで出向いておきながら、なぜ韓国系団体だけを取材して、現地の日本人・日系人は取材しなかったのでしょうか。
日本の公共放送であれば、現地の日本人・日系人の声をすくい上げるべきではないでしょうか。
いちおう番組のアーカイブもめくってみましたが、出石氏が過去に彼らの声を伝えた形跡は見つかりませんでした。
韓国系(及び中国系)による歴史捏造と反日キャンペーンの結果、普通のアメリカ人までもが、日本人を悪い民族であると信じるようになってきていることは、日系社会ではもちろん、日本国内に住む私たちにとっても大きな問題です。
実際に、慰安婦像設置が原因で、現地の日本人・日系人が韓国系から「いじめ」を受けています。
今年1月には、日本の地方議員団がグレンデール市を訪れ、慰安婦像を視察し、市側に抗議文を提出しています。
この抗議文は、全国の地方議員321人の賛同を得たものです。
議員団はこの時、現地の日本人・日系人から「いじめ」の実態の聞き取りもしています。
先ほど引用した中に、韓国系団体が【韓国系住民が通う教会を回って寄付を募るなど徹底した草の根活動を展開】したとありましたが、慰安婦像設置の問題が持ち上がって以降、現地の日系社会でも草の根の動きがありました。
お子さんを持つお母さん方を中心に、やはり教会などで、「慰安婦像が建つことによりこんな悪影響がある」と一から説明して回り、署名を集めるなどしてきたのです(2013年10月7日放送「チャンネル桜」より在米日本人の方々の証言を参照)。
さらに2月には、日本人・日系人の団体(GAHT)が、慰安婦像の撤去を求めグレンデール市を相手に訴訟を起こしています。
NHKとして、たとえ今回彼らの取材はしていなくとも、最低限こういった事実関係に触れるべきではなかったでしょうか。
韓国系の反日活動によって同胞がこれだけの被害を受けているのに、そして、頑張って戦っているのに、なぜ番組で一言も言及しないのでしょうか。
いったいどこの国の放送局なのかと、改めて憤りを感じます。
出石氏は番組の最後を、こうまとめています。
【今後、日本がどういう対応を取るべきかを考えていくためには、▽韓国系ロビーの活動ぶりや、▽慰安婦問題についてのアメリカでの受け止められ方、さらには▽アメリカ社会の構造的な変化と政策決定に与える影響。
まずはこうした現実を知ることが大切ではないでしょうか。
現地を取材して強く感じました。】
「まずはこうした現実を知ることが大切」「現地を取材して強く感じました」などと偉そうに言う前に、まずは現地の日系社会のこうした現実を知ること、そしてそれを視聴者・国民に幅広く知らせることが大切ではないでしょうか。
さらに言えば、NHKは「こうした現実を知ることが大切」と講釈を垂れる一方で、アメリカも含めた海外向けのNHK WORLDでは、今年2月13日、事実とかけ離れたこんな放送をしましたね。
・14/2/14付:NHKワールドの慰安婦解説が河野談話より酷い件

【Many of the women were forced into prostitution to serve Japanese soldiers during World War Two.】
「第二次世界大戦中、多くの女性が日本兵のための売春を強要された」としか読み取れない文章です。
これをアメリカ含め世界中に配信していた。
日本の公共放送がこんな体たらくでは、オバマ大統領が「慰安婦=性奴隷」と思い込んだとしても仕方ないんじゃないですか?
以上、「時論公論」4月23日放送分についてぼやきましたが、実はこの日は過去の放送と比較すると、これでもかなり「まとも」な部類だったらしいのです。
このことは、ネットで不特定多数の方の感想を拾ってみて気付きました。
「籾井会長になってNHKも良くなった」という趣旨の声も複数ありました。
えっ、これでも良くなってるって?Σ(゚Д゚;マジデ!?
これまでどれだけ酷かったんや、NHKと出石氏!
そこでアーカイブから、出石氏の過去の解説を一部チェックしてみて、二度びっくり。
確かにこれは酷い。しかも確信犯的に酷い!
途中までもっともらしいことを言っている場合も時にはあるんですが、結論がほとんどいつも間違ってる。
端的に言えば、最後は必ず「韓国に譲れ」。
3本だけピックアップしてみます。

■時論公論 「竹島 何が問題なのか」2012年09月03日 (月) 出石 直 解説委員
【日本政府が、国際司法裁判所での解決を目指しているのは、十分理にかなったことだと思います。
ただ国境の線を引くことだけが外交ではありません。むしろ国境の線はどんどん薄くなってきています。日本と韓国の間の人の往来は年間500万人、経済面での結びつきも強く、とりわけ市場の小さい韓国にとって日本は重要な貿易パートナーです。人も物も情報も、国の境を易々と越える時代、そんな時代にふさわしい日韓関係を目指すべきと考えます。
領土問題は領土問題として正々堂々と自説を展開し、相手の異なる主張にも耳を傾ける。
過去の問題にも目を背けず、相手の心情にも思いを馳せる。そんな大人の対応が求められているのではないでしょうか。】
「国境の線を引くことだけが外交ではありません。むしろ国境の線はどんどん薄くなってきています」って何じゃそりゃ!
元朝日新聞の若宮啓文と同じで、竹島を「友情島」にしたいのか!?
「市場の小さい韓国にとって日本は重要な貿易パートナーです」とな。
その理屈で言えば、困るのは韓国の方であり、日本が折れる必要は全くありませんよね。
それに、日本が過去の問題に目を背けていると言いますが、竹島問題でも、慰安婦問題でも、教科書問題でも、靖國問題でも、「日本海」呼称問題でも、理に合わないことをやってるのは明らかに韓国です。
「大人の対応」? あちらに言ってやって下さい。

■時論公論 「歴史認識と言葉」 2013年05月25日 (土) 出石 直 解説委員
【歴史認識は、人によって、国によって、立場によって様々です。まずは異なる歴史認識が存在するのだということを意識する。そして、立場の異なる人達がなぜそのような認識を持つに至ったのかに思いを馳せることが大切ではないでしょうか。そのうえで歴史認識をめぐって発言する際には、様々な立場の人達にどう受け止められるのか、どのように解釈され、どのような結果を招くのかにまで心を砕く配慮が必要と考えます。
政治家として、信念を持ちそれを貫くことも大切ですが、同時に政治家にとって、言葉は自らの信条や政策を内外に伝える大切な道具であるはずです。言葉の意味するところだけではなく、その言葉がもたらす結果にも思いを馳せ、責任が持てるような、言葉の使い手になって欲しいと思います。】
これも韓国に言ってやって下さい。特に朴槿恵大統領に。
「1000年恨み節」が日本国民にどう受け止められているか、「告げ口」外交が日本国民および各国の首脳にどう受け止められているか、彼女は未だに気付いてないようですから。

■時論公論 「韓流ブームは終わったのか?」 2013年11月19日 (火) 出石 直 解説委員
【韓流ブームが下火になってきているのとは対照的に、このところ目につくのは、韓国嫌い、いわゆる「嫌韓」と呼ばれる現象です。 「在日特権を許さない市民の会」と称する団体は、東京の新大久保や大阪の鶴橋などで、聞くに堪えないような示威活動を繰り返しています。京都地方裁判所は、先月(10/7)、こうした活動は人種差別にあたると認定し、損害賠償の支払いを命じる判決を言い渡しました。
こうした活動は極端な例かも知れませんが、一部の週刊誌や夕刊紙は、韓国の政治、経済、文化を揶揄したり、弱点をあげつらったりするような記事を連日のように掲載しており、反響も大きいと聞きます。日韓関係の冷却化は、国民感情にも少なからぬ影響を及ぼしているようです。】
極端な例(出石氏自身がそう言ってる)をやり玉に挙げて、「嫌韓」が全て悪いと断じる一方的な報道。
【ここで強調したいのは、いくら両国の首脳が関係改善に向けて努力をしても、国民が望まなければ、良い隣国関係は実現しないということです。政治を支えているのは国民世論、国民感情だからです。
韓流ブームが、単なる一時的な流行、表面的な理解に過ぎなかったのか。それとも日韓両国、両国民は互いに理解し、必要としあうパートナーとなりえるのか。それを決めるのは国民ひとりひとりであることを忘れてはならないと思います。】
これ、なにげに「お前ら韓国を好きになれ」って強制してますよね。
これが放送された2013年11月までに、韓国の反日はさらにエスカレートしていました。
徴用訴訟で協定無視の判決、対馬の仏像返還差し止め、世界中の旭日旗を排斥、そしてアメリカにおける慰安婦像設置…。
何しろ、大統領が率先して反日的な言動を繰り返すんですから。
10年前ならいざ知らず、もはや日本国民の多くは、韓国を「必要としあうパートナー」とは思ってないし、韓国側の不当な主張に屈してまで、無理に「良い隣国関係」を実現させるべきだとも考えてませんよ。
それに、韓流ブームが「作られた」一時的な流行であったことは、多くのネットユーザーはとっくに知っています。
日本国民を「嫌韓」にさせたのは誰でしょうか?
もちろん、主体的には韓国側のさまざまな反日的な言動が原因でしょう。
ですが、韓国の反日は何も今に始まったことではありません。昔からそうでした。
少なくとも2002年日韓共催W杯の時には、すでに国民の目に見える形で現れ始めていました。
なのに、NHKなどの反日メディアが長きに渡り、その「韓国の真実」を日本国民から隠蔽してきたのです。
韓国を「嫌韓」の主犯とするなら、NHKらはその共犯です。
日本国民が「嫌韓」にならざるを得なかった経緯を、ちょっとは真面目に考えてみたらどうでしょうか。
※「WiLL」2014年6月号発売中。大特集は「反日包囲網と、こう戦え!」。詳しい内容はこちら。
※拙ブログ関連エントリー(NHKの偏向報道)
・07/7/8付:NHKの日の丸・君が代隠し
・09/5/27付:「NHK台湾番組に事実は1つもない」5・30デモのご案内
・09/4/27付:「たかじん委員会」NHKスペシャル台湾歴史歪曲問題
・09/6/1付:1100人参加のデモが報道されない不思議
・10/10/17付:10.16東京デモをNHKはどう伝えたか?
・12/3/29付:片山さつき議員がNHKの韓国偏重放送や「平清盛」の『王家』呼称で質問
・13/11/25付:自衛隊を愛した島倉千代子さんと「東京だョおっ母さん」を歌わせなかったNHK
・14/2/14付:NHKワールドの慰安婦解説が河野談話より酷い件
※拙ブログ関連エントリー(慰安婦問題(超・厳選))
・07/3/17付:【資料】慰安婦問題おさらい10問10答
・12/8/27付:慰安婦問題まとめ2012
・13/3/8付:中山成彬議員が衆院予算委で日本の真の朝鮮統治(インフラ整備、創氏改名、慰安婦など)を語ってくれました
・13/7/27付:慰安婦強制連行があったのなら、なぜ朝鮮人男性は反乱も起こさず黙っていたのか
・13/10/12付:韓国系・支那系による日本人いじめの実態…在米日本人主婦らの証言
・13/10/16付:河野談話の根拠崩れる!元慰安婦のずさんな聞き取り調査報告書を産経が入手
・13/11/9付:元慰安婦16人の証言を西岡力氏が分析!証言のいい加減さと日本政府の調査のずさんさが改めて浮き彫りに
・14/2/3付:韓国「慰安婦漫画」仏の国際漫画祭で日本側が冷遇された本当の理由?
★このブログが面白かったらクリックお願いします→
★ご面倒でなければこちらも→
※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
http://ameblo.jp/hosyuyamato/
竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue)
尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。

アニメ「めぐみ」配信中。
日本語版のほか外国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!
takeshima dokdo dokto tokdo tokto


【こちらはミラーです。コメントは本館へお願いします。TBは受け付けています(承認制。本記事と無関係な物は削除します)。2012/10/16本館にツイートボタン設置済み。
本館はこちら→http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/
読者様向け掲示板もどうぞご活用下さい(^o^)】
★慰安婦像撤去求めNPO法人「歴史の真実を求める世界連合会(GAHT)」がグレンデール市を提訴しました。4月10日までに約5千万円集まったそうですが、米国での訴訟には多額のお金がかかるため、引き続き皆様のお志を宜しくお願いします。チラシも用意されていますのでご利用下さい!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
NHKの「時論公論」という、平日深夜に帯でやっている10分番組。
私はこれまでほとんど見たことがなかったのですが、この日はたまたま見ました。
……が、見終えて、何じゃこりゃ!?と。
■時論公論 「在米韓国ロビーと慰安婦問題」2014年04月23日 (水) 出石 直 解説委員

リンク先に全文テキストがあるので、皆様には個別にお読みいただくとして(現時点でYouTubeに動画もあります)、私が気になった点を上げると、まずは出だし。
【こちらはロサンゼルス郊外のグレンデールにある慰安婦像です。
像の傍らにある碑文には、「旧日本軍によって20万人以上の女性が“性の奴隷”となることを強いられた」と記されています。アメリカではこうした慰安婦像が各地に建てられています。
こんばんはニュース解説「時論公論」です。
今、ご覧頂いたような慰安婦像を建てる運動を支えているのが全米に170万人いる韓国系住民です。彼らの運動は徐々にアメリカ社会に浸透し、政界にも支持を広げつつあります。今夜は、アメリカでの慰安婦をめぐる動きについてお伝えします。】
ちょ、ちょっと!
「旧日本軍によって20万人以上の女性が“性の奴隷”となることを強いられた」という碑文のウソを否定せず、そのまま「こんばんは」ですか?
これ、最後まで見たら分かるんですが、「20万人以上の女性が“性の奴隷”になることを強いられたという根拠はありません」と否定するどころか、「慰安婦問題は日韓基本条約で解決済み」という日本政府の立場にすら言及してないんです。
ただ、1箇所だけ、
【この2007年というのは、アメリカで慰安婦問題が注目を集めた年でした。 この年の7月、連邦議会 下院は、慰安婦問題を「20世紀最大規模の人身売買のひとつ」と決めつけ、日本政府に公式な謝罪を求める決議を採択しています。】
というツッコミはかろうじて入れてますが、ここだけです。
驚いたのは、解説委員の出石直氏は、この番組のためにわざわざ現地取材までしてるんですよ。
もちろん国民から徴収した受信料で。
それに見合う内容であればいいのですが、もう全然ダメ。
あなたアメリカまで行っていったい何を見てきたんですか?と、嫌味のひとつも言いたくなるような内容です。

出石氏は、KACEという民間の韓国系アメリカ人の団体の事務所を訪問したそうです。
【(1992年の)ロサンゼルスでの暴動で韓国系住民がターゲットになったことに衝撃を受けた、ある韓国系アメリカ人によって この団体は設立されました。政治に積極的に参画することで韓国系住民の声を政治に反映させ、地位の向上を図ろうというのが目的でした。
選挙案内に韓国語を加えてもらうなどの働きかけを行った結果、2万5000人の韓国系住民が新たに有権者登録を行いました。当初は8%前後に過ぎなかった投票率も60%程度まで上がったと言います。地方レベルを中心に韓国系の議員も誕生するようになりました。
慰安婦問題にも意欲的に取り組みました。韓国系住民が通う教会を回って寄付を募るなど徹底した草の根活動を展開。わずか一週間で8000人分の署名を集めて議会に嘆願書を提出しました。ワシントンポストなど影響力のあるメディアに意見広告を載せたり、ユーチューブなど新しいメディアを活用したりして世論に訴えました。】
太字強調した箇所をはじめ、たくさんツッコミどころはあるのに、出石氏は一切スルー。
まあ時間の制約もあるし、そこは仕方ないかもしれない。
ただ、私が強い違和感を覚えたのは、こうした「圧力団体」のえげつない活動の中身を精査するでもなく、きれいな感じにまとめてしまってる点です。
まるで「韓国系の皆さん、苦労されて大変でしたね。よく頑張ってますね」とでも言いたげな…。
特に、彼らがメディアに載せてる「意見広告」なんて、“THE TRUTH”どころか嘘八百の反日プロパガンダに他ならない。
せめてそこだけでも突っ込んでよ!(T_T)

別に在米韓国ロビーについて報道するなとは言いません。
むしろ【韓国系住民の「票の力」がアメリカ政治を動かしている】【もうひとつ無視できないのは、知識人層への浸透】【日本の存在感は、中国や韓国に較べると薄い】といった事実を伝えたことは、評価すべきだと思います。
が、私は番組を最後まで見て、愕然としました。
現地の日本人・日系人の苦悩が全く伝えられなかったからです。
たとえ数秒であっても、番組の中でちょっとは触れられると思っていたのですが。
例えば「在米韓国ロビーの活動は、日系社会との摩擦も生んでいます」のように漠然とした表現であっても、何らかの形で伝えられるはずであると…。
籾井さんが会長になっても、NHKの放送の中立性は依然失われたままなのでしょうか?
そもそも出石氏はアメリカまで出向いておきながら、なぜ韓国系団体だけを取材して、現地の日本人・日系人は取材しなかったのでしょうか。
日本の公共放送であれば、現地の日本人・日系人の声をすくい上げるべきではないでしょうか。
いちおう番組のアーカイブもめくってみましたが、出石氏が過去に彼らの声を伝えた形跡は見つかりませんでした。
韓国系(及び中国系)による歴史捏造と反日キャンペーンの結果、普通のアメリカ人までもが、日本人を悪い民族であると信じるようになってきていることは、日系社会ではもちろん、日本国内に住む私たちにとっても大きな問題です。
実際に、慰安婦像設置が原因で、現地の日本人・日系人が韓国系から「いじめ」を受けています。
今年1月には、日本の地方議員団がグレンデール市を訪れ、慰安婦像を視察し、市側に抗議文を提出しています。
この抗議文は、全国の地方議員321人の賛同を得たものです。
議員団はこの時、現地の日本人・日系人から「いじめ」の実態の聞き取りもしています。
先ほど引用した中に、韓国系団体が【韓国系住民が通う教会を回って寄付を募るなど徹底した草の根活動を展開】したとありましたが、慰安婦像設置の問題が持ち上がって以降、現地の日系社会でも草の根の動きがありました。
お子さんを持つお母さん方を中心に、やはり教会などで、「慰安婦像が建つことによりこんな悪影響がある」と一から説明して回り、署名を集めるなどしてきたのです(2013年10月7日放送「チャンネル桜」より在米日本人の方々の証言を参照)。
さらに2月には、日本人・日系人の団体(GAHT)が、慰安婦像の撤去を求めグレンデール市を相手に訴訟を起こしています。
NHKとして、たとえ今回彼らの取材はしていなくとも、最低限こういった事実関係に触れるべきではなかったでしょうか。
韓国系の反日活動によって同胞がこれだけの被害を受けているのに、そして、頑張って戦っているのに、なぜ番組で一言も言及しないのでしょうか。
いったいどこの国の放送局なのかと、改めて憤りを感じます。
出石氏は番組の最後を、こうまとめています。
【今後、日本がどういう対応を取るべきかを考えていくためには、▽韓国系ロビーの活動ぶりや、▽慰安婦問題についてのアメリカでの受け止められ方、さらには▽アメリカ社会の構造的な変化と政策決定に与える影響。
まずはこうした現実を知ることが大切ではないでしょうか。
現地を取材して強く感じました。】
「まずはこうした現実を知ることが大切」「現地を取材して強く感じました」などと偉そうに言う前に、まずは現地の日系社会のこうした現実を知ること、そしてそれを視聴者・国民に幅広く知らせることが大切ではないでしょうか。
さらに言えば、NHKは「こうした現実を知ることが大切」と講釈を垂れる一方で、アメリカも含めた海外向けのNHK WORLDでは、今年2月13日、事実とかけ離れたこんな放送をしましたね。
・14/2/14付:NHKワールドの慰安婦解説が河野談話より酷い件

【Many of the women were forced into prostitution to serve Japanese soldiers during World War Two.】
「第二次世界大戦中、多くの女性が日本兵のための売春を強要された」としか読み取れない文章です。
これをアメリカ含め世界中に配信していた。
日本の公共放送がこんな体たらくでは、オバマ大統領が「慰安婦=性奴隷」と思い込んだとしても仕方ないんじゃないですか?
オバマ氏、慰安婦問題は「人権侵害」http://t.co/P19SaOrjZZ 「安倍首相と日本国民も過去について、より正直に、公正に理解しなければならないと認識しているだろう」とな。日本国民が過去について、より正直に、公正に理解すれば、韓国にとってよけい困ることになるんですが?
— くっくり (@boyakuri) April 25, 2014
以上、「時論公論」4月23日放送分についてぼやきましたが、実はこの日は過去の放送と比較すると、これでもかなり「まとも」な部類だったらしいのです。
このことは、ネットで不特定多数の方の感想を拾ってみて気付きました。
「籾井会長になってNHKも良くなった」という趣旨の声も複数ありました。
えっ、これでも良くなってるって?Σ(゚Д゚;マジデ!?
これまでどれだけ酷かったんや、NHKと出石氏!
そこでアーカイブから、出石氏の過去の解説を一部チェックしてみて、二度びっくり。
確かにこれは酷い。しかも確信犯的に酷い!
途中までもっともらしいことを言っている場合も時にはあるんですが、結論がほとんどいつも間違ってる。
端的に言えば、最後は必ず「韓国に譲れ」。
3本だけピックアップしてみます。

■時論公論 「竹島 何が問題なのか」2012年09月03日 (月) 出石 直 解説委員
【日本政府が、国際司法裁判所での解決を目指しているのは、十分理にかなったことだと思います。
ただ国境の線を引くことだけが外交ではありません。むしろ国境の線はどんどん薄くなってきています。日本と韓国の間の人の往来は年間500万人、経済面での結びつきも強く、とりわけ市場の小さい韓国にとって日本は重要な貿易パートナーです。人も物も情報も、国の境を易々と越える時代、そんな時代にふさわしい日韓関係を目指すべきと考えます。
領土問題は領土問題として正々堂々と自説を展開し、相手の異なる主張にも耳を傾ける。
過去の問題にも目を背けず、相手の心情にも思いを馳せる。そんな大人の対応が求められているのではないでしょうか。】
「国境の線を引くことだけが外交ではありません。むしろ国境の線はどんどん薄くなってきています」って何じゃそりゃ!
元朝日新聞の若宮啓文と同じで、竹島を「友情島」にしたいのか!?
「市場の小さい韓国にとって日本は重要な貿易パートナーです」とな。
その理屈で言えば、困るのは韓国の方であり、日本が折れる必要は全くありませんよね。
それに、日本が過去の問題に目を背けていると言いますが、竹島問題でも、慰安婦問題でも、教科書問題でも、靖國問題でも、「日本海」呼称問題でも、理に合わないことをやってるのは明らかに韓国です。
「大人の対応」? あちらに言ってやって下さい。

■時論公論 「歴史認識と言葉」 2013年05月25日 (土) 出石 直 解説委員
【歴史認識は、人によって、国によって、立場によって様々です。まずは異なる歴史認識が存在するのだということを意識する。そして、立場の異なる人達がなぜそのような認識を持つに至ったのかに思いを馳せることが大切ではないでしょうか。そのうえで歴史認識をめぐって発言する際には、様々な立場の人達にどう受け止められるのか、どのように解釈され、どのような結果を招くのかにまで心を砕く配慮が必要と考えます。
政治家として、信念を持ちそれを貫くことも大切ですが、同時に政治家にとって、言葉は自らの信条や政策を内外に伝える大切な道具であるはずです。言葉の意味するところだけではなく、その言葉がもたらす結果にも思いを馳せ、責任が持てるような、言葉の使い手になって欲しいと思います。】
これも韓国に言ってやって下さい。特に朴槿恵大統領に。
「1000年恨み節」が日本国民にどう受け止められているか、「告げ口」外交が日本国民および各国の首脳にどう受け止められているか、彼女は未だに気付いてないようですから。

■時論公論 「韓流ブームは終わったのか?」 2013年11月19日 (火) 出石 直 解説委員
【韓流ブームが下火になってきているのとは対照的に、このところ目につくのは、韓国嫌い、いわゆる「嫌韓」と呼ばれる現象です。 「在日特権を許さない市民の会」と称する団体は、東京の新大久保や大阪の鶴橋などで、聞くに堪えないような示威活動を繰り返しています。京都地方裁判所は、先月(10/7)、こうした活動は人種差別にあたると認定し、損害賠償の支払いを命じる判決を言い渡しました。
こうした活動は極端な例かも知れませんが、一部の週刊誌や夕刊紙は、韓国の政治、経済、文化を揶揄したり、弱点をあげつらったりするような記事を連日のように掲載しており、反響も大きいと聞きます。日韓関係の冷却化は、国民感情にも少なからぬ影響を及ぼしているようです。】
極端な例(出石氏自身がそう言ってる)をやり玉に挙げて、「嫌韓」が全て悪いと断じる一方的な報道。
【ここで強調したいのは、いくら両国の首脳が関係改善に向けて努力をしても、国民が望まなければ、良い隣国関係は実現しないということです。政治を支えているのは国民世論、国民感情だからです。
韓流ブームが、単なる一時的な流行、表面的な理解に過ぎなかったのか。それとも日韓両国、両国民は互いに理解し、必要としあうパートナーとなりえるのか。それを決めるのは国民ひとりひとりであることを忘れてはならないと思います。】
これ、なにげに「お前ら韓国を好きになれ」って強制してますよね。
これが放送された2013年11月までに、韓国の反日はさらにエスカレートしていました。
徴用訴訟で協定無視の判決、対馬の仏像返還差し止め、世界中の旭日旗を排斥、そしてアメリカにおける慰安婦像設置…。
何しろ、大統領が率先して反日的な言動を繰り返すんですから。
10年前ならいざ知らず、もはや日本国民の多くは、韓国を「必要としあうパートナー」とは思ってないし、韓国側の不当な主張に屈してまで、無理に「良い隣国関係」を実現させるべきだとも考えてませんよ。
それに、韓流ブームが「作られた」一時的な流行であったことは、多くのネットユーザーはとっくに知っています。
日本国民を「嫌韓」にさせたのは誰でしょうか?
もちろん、主体的には韓国側のさまざまな反日的な言動が原因でしょう。
ですが、韓国の反日は何も今に始まったことではありません。昔からそうでした。
少なくとも2002年日韓共催W杯の時には、すでに国民の目に見える形で現れ始めていました。
なのに、NHKなどの反日メディアが長きに渡り、その「韓国の真実」を日本国民から隠蔽してきたのです。
韓国を「嫌韓」の主犯とするなら、NHKらはその共犯です。
日本国民が「嫌韓」にならざるを得なかった経緯を、ちょっとは真面目に考えてみたらどうでしょうか。
※「WiLL」2014年6月号発売中。大特集は「反日包囲網と、こう戦え!」。詳しい内容はこちら。
※「ぼやきくっくり」「お気楽くっくり」はAmazonアソシエイト(アフィリエイト)に参加しています。拙ブログで実際に紹介している商品をクリックしてAmazonを訪問された皆様がすぐに購入されなくても、24時間以内にその商品や他の商品を購入されれば当方の報酬になる仕組みだそうです。「寄付」的にご協力いただければ幸いです<(_ _)>
※2月分の報酬(ギフト券)が支払われました。お米や雑誌の購入に充てさせていただきました。とても助かっています。皆様のお志に心より感謝申し上げます。
※拙ブログ関連エントリー(NHKの偏向報道)
・07/7/8付:NHKの日の丸・君が代隠し
・09/5/27付:「NHK台湾番組に事実は1つもない」5・30デモのご案内
・09/4/27付:「たかじん委員会」NHKスペシャル台湾歴史歪曲問題
・09/6/1付:1100人参加のデモが報道されない不思議
・10/10/17付:10.16東京デモをNHKはどう伝えたか?
・12/3/29付:片山さつき議員がNHKの韓国偏重放送や「平清盛」の『王家』呼称で質問
・13/11/25付:自衛隊を愛した島倉千代子さんと「東京だョおっ母さん」を歌わせなかったNHK
・14/2/14付:NHKワールドの慰安婦解説が河野談話より酷い件
※拙ブログ関連エントリー(慰安婦問題(超・厳選))
・07/3/17付:【資料】慰安婦問題おさらい10問10答
・12/8/27付:慰安婦問題まとめ2012
・13/3/8付:中山成彬議員が衆院予算委で日本の真の朝鮮統治(インフラ整備、創氏改名、慰安婦など)を語ってくれました
・13/7/27付:慰安婦強制連行があったのなら、なぜ朝鮮人男性は反乱も起こさず黙っていたのか
・13/10/12付:韓国系・支那系による日本人いじめの実態…在米日本人主婦らの証言
・13/10/16付:河野談話の根拠崩れる!元慰安婦のずさんな聞き取り調査報告書を産経が入手
・13/11/9付:元慰安婦16人の証言を西岡力氏が分析!証言のいい加減さと日本政府の調査のずさんさが改めて浮き彫りに
・14/2/3付:韓国「慰安婦漫画」仏の国際漫画祭で日本側が冷遇された本当の理由?
★このブログが面白かったらクリックお願いします→

★ご面倒でなければこちらも→

※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
http://ameblo.jp/hosyuyamato/
竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue)
尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。

アニメ「めぐみ」配信中。
日本語版のほか外国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!
takeshima dokdo dokto tokdo tokto
スポンサーサイト
最近のコメント