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温家宝訪日 中共の微笑外交に釣られるな!

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 温家宝&河野洋平のツーショットに関しては、産経新聞4/12夕刊紙面にもっと面白いのが載ってたんですよ。
 「演説中の温家宝をウルウルしながら見つめる河野洋平」って図柄のやつが。
 残念ながらWEBに見当たらなかったので、別の写真をUPしました。


温家宝首相が国会演説、歴史認識問題で苦言(産経4/12)

 「歴史を鑑とすることは恨みを抱え続けるのではなく、よりよい未来を切り開くためだ」……だからアンタが言うなって(T^T)

 マスコミってほんと中国偏重ですよね。
 昨年12月に訪日したインドのシン首相の国会演説は完全スルーしたくせに。
 
 
 産経新聞4/13夕刊に、温家宝の演説に対する与野党議員のコメントが載ってたんですが、媚中派が首筋が痒くなるようなおべんちゃらコメントをしてる一方で、保守派議員は率直なコメントをしてます。
 一部引用します(全コメントはリンク先を)。
■中川秀直自民党幹事長「対日関係重視の決意がひしひしと伝わる歴史的な演説だ。孫文や周恩来の日本人との親交に触れたことは意義深い。終戦時の中国人民の恨みを超えた人道精神を強調したことも中国指導部の歴史問題への姿勢を示すものだ。日本が国際社会で大きな役割を果たすことを望むとも述べた。まさに氷がとけた旅じゃないか」

■二階俊博自民党国対委員長「日中の良い関係を持続していく跳躍台にしたいという気持ちが表れた歴史的な演説だ。ほとばしるような情熱があった。立ち見が出るほど超満員で温首相も何度も手を振って応えた。ああいうことが一歩一歩氷をとかすのではないか。『歴史問題を忘れないでください』というのは当然で、われわれは忘れてはならない。凝り固まった考えではいつまでも交わることはない」

■加藤紘一元自民党幹事長「注意深くピシッと歴史問題を話したな。先の戦争は侵略行為だという認識を述べ、それは一部の軍国主義指導者によるものだったと。ある意味では安倍晋三首相が就任前に語っていた歴史観と正反対のことを遠慮なく述べた。今の安倍首相は方針変更してだいぶ良くなったが、まだ固まっていないので念を入れた感じだ。練りに練った演説だ」

■山崎拓元自民党副総裁「名前のとおり温かい論調で『風は吹けども山は動かず』と述べた。過去に不幸な歴史があったが、子々孫々にわたる日中友好は山のごとく動かないという趣旨だ。村山談話を引用し、『行動で示せ』と言ったことは、靖国問題への中国の考え方を示したと受け止めるべきだ」

■古屋圭司衆院議員(自民)「国会演説で演説原稿が配られないのは異例だ。一部を読み飛ばしたのも意図的ではないか。軍事費を毎年増やし、人工衛星を打ち落としながら、発展途上国だから援助しろとはあまりにご都合主義だ」

■萩生田光一衆院議員(自民)「互恵関係と言うならばもう少しバランスよく発言すべきだ。少し恩着せがましい感じがしたね」

■稲田朋美衆院議員(自民)「『実際の行動で示せ』と靖国参拝自粛を求めたところで、みんなが拍手するのはおかしい。遺憾だ」

■中川昭一自民党政調会長「実務的で外交交渉みたいだな…」

■町村信孝元外相「東シナ海の問題など懸案を1つ2つ前進させなければ、真の日中友好ではない」

 河野洋平のコメントはここにはないですが、Record Chinaによれば、「22年ぶりに中国首脳を国会に迎えられたことは大変光栄であり、温首相の『氷を融かす旅』が大きな成果をあげることを期待している」と述べたそうです。

 ちなみに古屋圭司さんが言ってる「一部を読み飛ばしたのも意図的ではないか」というのは、これね。
国会演説、一部読み落とし=後で「日本の平和発展支持」強調−中国首相(時事通信4/12)


 温家宝の演説に関する日本のマスコミの反応としては、まず、「日本政府と日本の指導者は、何回も歴史問題について態度を表明し、侵略を公に認め、そして被害国に対して深い反省とおわびを表明した」という事実に触れたことを歓迎しているようです。

 そしてもう一点、日本のODAに対して感謝の言葉を述べた点についても、異例なことして評価しているようです。

 4/12放送「報ステ」で加藤千洋が言ってたのは……

 「江沢民さんが以前訪日した時に『日本のODAに感謝してる』と発言したが、その箇所は中国国内の報道ではカットされた。が、今回の温家宝さんの演説は中国にも生中継されて伝えられたので良かった」

 だけど温家宝は「ODA」って言葉は使ってませんよね?
 各新聞の記事を調べましたが、以下のような表現にとどまっていたようです。

 “日本の政府開発援助(ODA)を念頭に「中国の改革・開放と近代化建設は日本政府と国民から支持と支援をいただいた」と謝意を表明。「中国人民はいつまでも忘れない」と付け加え、反日感情がくすぶる中国国内向けにもメッセージを送った”(東京新聞4/13
 “第二は、中国に対する日本の政府開発援助(ODA)の評価だ。「中国の改革開放と近代化建設」に対する日本政府と国民の支持と支援を「中国人民はいつまでも忘れない」と、謝意を表した”(読売新聞社説4/13

 ですが、中国人民の多くはODAの存在自体を知らないわけですから、こんな抽象的な表現では彼らには伝わらなかったんじゃないですか?

 (エントリーをUPする直前にイザ!で演説全文テキストを見つけました。やっぱり「ODA」という言葉はないです)


 閑話休題。
 江沢民についてちょこっと検索してたら、てっくさんのこんな記事を見つけました。
1998年の日中共同宣言 -小渕総理の名誉のために-

 小渕さんGJだったんですね。
 訪日した江沢民が天皇陛下はじめ日本側に対して行った非礼の数々は、日本国民の不評を買いましたが、そういったことに対する“反省”も当然、温家宝の頭の中にはあったでしょうね。

 んで、てっくさんが紹介されてる以下の文章を見てたら、あることに気づきました。

日本財団図書館>試練の時代の日中関係
 江沢民訪日の前日の一一月二四日、準備のために来日した唐家外相と高村正彦外相の間で最後の折衝が繰り広げられた。最終的な合意としては、宣言には「おわび」を盛り込まず、その代わり小渕首相が口頭で江主席に対して「おわび」を表明する、というものであった。このとき唐外相は、「江主席は世代が違うので、これでいいかどうかわからない」と答えたと言われる(9)。ただ日本側は、中国側が要求していた「中国への侵略」という明確な表現を日中関係史上はじめて公文書に挿入することに同意した。

 ところでこの「おわび」に対応するかたちで、もともとひとつの文章が準備されていたと言われる。それは中国側が、「戦後の日本が平和国家としての道を堅持することで、今日の経済大国を築きあげたことを高く評価する」というような内容の一文であった。これはいわば戦前と戦後の日本を区別することで、戦後から現在にかけての日本を「平和国家」として評価し、「未来志向」の関係構築をねらった内容であった。しかしこの一文は、結果として、「おわび」の表現が文書化されなくなったことから同時に削除された(10)。

 先ほど紹介した国会演説、一部読み落とし=後で「日本の平和発展支持」強調−中国首相(時事通信4/12)によれば、温家宝が読み落としたのは次のくだり。

 日本は戦後、平和発展の道を選び、世界の主要な経済大国、重要な影響力を持つ国際社会の一員となった。貴国の友好隣国として中国人民は日本人民が引き続きこの平和発展の道を歩んでいくことを支持する」

 中国外務省サイドは「熱烈な拍手を受け、(その間に)段落を落としてしまった」と語り、うがった見方をしないよう求めてるそうですが、う〜ん、どうでしょう。
 1998年に中国側が削ったとされる文章とかぶってますもん。うがった見方もしたくなります。


 それはともかく中国側が、「友好」演出に必死だったのは確か。
 が、愛想振りまく一方で、ちゃっかりこんなことも。

「白樺」は共同開発対象外 中国、別のガス田生産開始(産経4/12)


 他にもとにかく不快になったニュースが多いです。

「私は温家宝です」、早朝の代々木公園をジョギング(朝日4/12)
 「ニイハオ。私は温家宝(ウェン・チアパオ)です」。来日している中国の温家宝首相が12日早朝に約30分間、都内の代々木公園を走り、見よう見まねでラジオ体操するなど市民と交流した。
(中略) 中国側によると、警視庁は安全上の配慮から宿泊先のホテルの庭園で走るよう要請したが、「市民の声を聞きたい」と温首相が強く希望したという。

 京都でも温家宝は「市民」と接してましたが、日本側は中共のメディア戦略にまんまと乗せられてるという感じが……。

「全く聞いていなかった」と政府困惑…天皇陛下へ訪中招請(読売4/12)
 中国の温家宝首相が12日、天皇陛下に2008年北京五輪時の訪中を招請したことについて、日本政府は「全く聞いていなかった」などとして、中国側の意図を測りかねている。
 安倍首相は同日夕、「まだ全くそのことについて報告を受けていません。聞いてみようと思います」と記者団に語った。
 北京五輪については、中国政府が皇太子ご夫妻の招待を日本政府に非公式に打診したことがある。
 外務省幹部は12日、「政府は何も検討していない。事前調整もなく、天皇陛下にこんな話をするのは信じられない」と語った。

 そもそも謁見を許す必要があったんでしょうか。

温家宝首相が創価学会の池田大作名誉会長と会談(朝日4/12)
 中国の温家宝(ウェン・チア・パオ)首相は12日、創価学会の池田大作名誉会長と東京都内のホテルで会談し、日中関係について意見交換した。約30分の会談のうち冒頭5分間が報道陣に公開された。池田氏がこうした形で要人との会談を公にするのは異例だ。
 池田氏は「閣下、光栄です。うれしいです。政治家でなくて庶民の王者と会ってください。庶民は大事です」と話しながら首相と握手。首相の国会演説を「不滅の名演説だった」とたたえた上で、「氷を溶かす旅は大成功」と評価した。
 首相は「慈航創新路 和諧結良縁」(慈悲をもって新しい航路を開く。調和をもって良縁を結ぶ)との自筆の書を池田氏に贈呈するなど、和やかな雰囲気だった。
 創価学会によると、会談は中国側からの強い申し入れで実現したという。公明党幹部は中国側の意図を「安倍首相の靖国神社参拝に反対する創価学会の最高指導者に会うことで、安倍首相にクギを刺す狙いがあったのでは」と見る。
 一方、創価学会側は会談公開の理由を「日中関係改善に向け役割を果たしていることを、国民に理解してもらいたかった」と説明しており、双方の利害が一致したようだ。

 何とまぁ。「宗教は麻薬」と言い宗教弾圧を続けている中共が、わざわざ申し入れまでして会談をしたんですか。

 そういやこのニュース、テレ朝がテロップ捏造してたそうです(動画ここ)。
 やや聞き取りにくいんですが、池田大作は実際は「政治家でなくて、庶民の王者と会って下さって」と言ってます。ところがテロップでは「政治家ではなく、庶民の味方である私と会っていただいて」になってます。
 ……あれ?上の朝日記事では「庶民の王者と会ってください」ってなってますね。これも捏造?

温家宝首相、国会演説後最初に母親に電話と打ち明け(朝日4/12)

 これなんかも記事にするほどのことなんですかね。
 「温家宝さんって母親思いのいい人なのね」と読者に思わせたいんでしょうね。

 朝日新聞は4/13付社説「温首相演説—日本への評価を歓迎する」でも、「温家宝さまGJです!」って感激する一方で、安倍さんには「思慮と分別を見せろ、靖国参拝するな」って注文付けてます(-.-#)
 本当のところ、朝日は中国には反日でいてくれないと困ると思うんですけどね。
 ……あ、別にいいのか。また火のない所に火種をまけばいいだけの話か。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以上は実は大いなる前振り。ここからが私の本当に言いたいこと。

中国首相訪日「氷とかす旅」 影潜める反日(産経4/10)
 【北京=伊藤正】温家宝首相の訪日を前に、中国メディアによる日本関連の報道が相次いだ。国営中央テレビ(CCTV)は3月中旬以来、3週間にわたり、日本紹介番組をプライムタイムに放映、国営新華社通信発行の時事週刊誌「瞭望」最近号が「氷をとかす旅」と題した特集を組み、新聞各紙も日本紹介記事を掲載した。中国国内の反日世論を緩和、政府の対日関係促進策をバックアップする当局の意図が見える。
 このうち最も反響を呼んだのは、CCTVの番組だ。同局の人気報道番組「東方時空」は著名キャスターの白岩松氏以下8人の取材チームを日本に派遣、安倍晋三首相夫妻はじめ各界の著名人とインタビュー、日本人の日常生活から文化、ファッションまで多角的に取材し、順次紹介した。
 8日夜には水均益記者による安倍首相とのインタビュー(6日)を45分番組で報道したが、この内容は大手サイトの新浪ネットや新華ネットなどが直ちに一問一答全文を流した。
 「東方時空」の日本紹介では、靖国神社も取材対象になった。キャスターの白氏は、批判的なコメントをする一方、日本人の宗教観などのあいまいさにも踏み込み、軍国主義に結びつける見方には疑問を呈した。
 プロデューサーの劉愛民氏は8日付の「新京報」紙で、日本社会の多元性を指摘、日本人一般の歴史に対する認識は「あいまい」であり、それがメディアや政府の姿勢にも反映していると述べている。
 白氏や劉氏は、日本の新聞における中国報道の充実ぶりに比べ、中国の日本報道が少ないことを認識ギャップの一因と述べた。中華日本学会の王錦思氏も、中国の日本研究が量的にも質的にも日本の中国研究にはるかに劣り、日本ばかりか中国をも正しく認識するのに不利と主張した。
 中国における日本研究やメディア報道は、江沢民前政権下では日本を敵視する戦略論に偏り、非現実的な軍国主義復活の危険性を強調、反日世論をあおる傾向があった。しかし、昨年夏ごろから、戦後日本の発展を平和主義に求める現実的、理性的な主張も表れだした。
 中国の対日政策促進の最大の障害は「反日教育を受けたネット世代」(中国筋)といわれる。先のCCTVの報道に対しても、ネット世論の反応は否定的なものが多数を占めた。温家宝首相は今回の訪日を「(昨年10月の安倍訪中で割った)氷をとかす旅」と述べたが、国内の反日という「厚い氷」はなかなかとけそうもない。
(2007/04/10 07:19)

 温家宝の訪日についても、中国のネットではやはり反日的な意見が多数寄せられているそうです。
対日友好ムードのメディアVSネット掲示板には反日世論(読売4/12)

 そういや2〜3日前に識者がテレビで言ってた。
 他の問題はともかく少なくとも靖国問題は、もはや中国にとって外交問題ではなく自国の国内問題なのだと。「ネット世代の靖国問題」をどう沈静化させるかというところに来てるんだと。
 だからこそ中共は、是が非でも安倍さんの靖国参拝を阻止したいというわけ。

 中共も大変なのねぇ……って同情する必要は全くなし。元は自分たちがまいた種なんだから。
 (突き詰めると火種をまいたのは朝日新聞であり加藤千洋であったりするんですが。拙エントリー06/1/17付:何度でも言う。靖国を外交問題にしたのは朝日新聞!を参照)


 それから上の記事の赤字で強調した箇所……著名キャスターの白岩松氏らが日本で取材したという国営中央テレビ(CCTV)の番組について、少し。

 この番組は在中国日本国大使館のHPによれば、『岩松が日本を見る』というタイトル。
 「諸君!」5月号掲載の谷崎光さんの論文によれば、中国語では『岩松看日本』。谷崎さんは『岩松日本へ行く』と訳されてます。
 番組HPはこちら(中国語)。

 で、この番組を作ると発表した記事の最後には、こういう一言が書かれています。
 
「媒体交流也是本次采訪的重要内容之一,此次《岩松看日本》将和日本NHK進行合作,這将有益于?大中国国家電視台在日本的影響力。」

 これを日本語に訳すとこうなるそうです。

「メディアの交流も今回の取材の重要な内容のひとつです。この『岩松日本へ行く』は日本のNHKと合作で進行予定で、これは将来、中国国家電視台が日本での影響力を拡大するのに有益です

 谷崎光さん曰く「……怖い。拡大しなくていいって」。私もそう思う!
 でも中国マンセーのNHKと組めば、拡大もあっという間かも!?(T^T)


 「諸君!」5月号の谷崎光さんの論文、すごく面白かったので一部紹介します。

 あ、先に言っておきます。
 文中に引用されている東京大空襲のサイトはちょっとグロな写真も含まれてるので、お食事中の方はご注意下さい。

「諸君!」5月号【北京大学生は「日本知らず」ばかり〜賄賂の要らない国がすぐ傍にあることも知らない中国人たちの反日妄言には些かウンザリ?/谷崎光(作家)】
 先日も北京大経済学部卒の30歳の男性としゃべっていたら、日本が空襲で焼かれたのを知らなかった。

 別の話題で何気なく言ったら、
 「日本がアメリカ軍に焼かれたって?いったいどこが焼かれたっていうんだ?ああ、原子弾(原爆)の広島(グワンダオ)のことか?」
 「いや、だから京都以外の大都市の多く」
 両者、ポカーン。
 「ネットにもそのときの写真いっぱいあるよ(註:「東京大空襲」http://www.ne.jp/asahi/k/m/kusyu/kuusyu.html)。うちの母親、東京生まれだけど子供のとき東京駅に立ったら、全部焼けてて、何にもなくて海の方まで見えたって。自分の意見あまり言わない人だけど、戦争はもう嫌だって」

 反日世代の彼は混乱と沈黙に陥った。日本は戦争にこそ負けたが、中国の富を奪って、ずっと豊かだったと思っていたそう。しばしの沈黙の後、今度は突然、中国の環境問題を語りだした。
 「日本の割り箸輸入のせいもあって、中国の森林は荒らされている。日本人にもいい人もいて、中国に木を植えたりもしているんだが……」

 この出所はもちろん中国メディア。
 今、北京は大気汚染が本当に深刻で、夏場は時に道も歩けないほどの空気の悪さなのだが(オリンピックの時には絶対体調を崩す選手が出てくると思う)、去年TV、新聞で激しくやっていたのが、「日本が環境破壊の犯人だ!」報道。
 中国一の人気美人アナウンサーがにくしみたっぷりに、
 「今、農民が割り箸を間伐材以外からも作り環境破壊を招いています。中国の割り箸の一番の輸入国は日本です!」。
 ここでカメラはパンして、本当に憎悪たっぷりの観客の顔を映し出す。

 北京大卒30歳、なぜそこまで政府の宣伝を鵜呑みにする(答え→他の情報がないから)。

 日本は間違いなく中国の環境保護の一番の援助国だろう。中国全土の環境保護援助のみならず、北京中日友好環境保護センター(105億円)もプレゼント!しかしそんなことは一言も報道せず抗日番組ばかり流していた北京電視台と中央電視台にも合計30数億数千万円相当の機材やソフトを贈っているのが我が日本……。

 彼のような反日タイプは論点が政府の指導どおりというのが特徴で、決まり文句のように日本は賠償責任を果たしていない、と言うが、日中平和友好条約で自国が放棄したことを知っていたためしがない……。

 北京に住む私は同じ会話を何百回とやって正直飽きている。反日でいいから、ちょっとは個性を出せ。

 今回も聞いてみたら、割り箸は間伐材で作るということすら知らない。
 「中国の農民が無知で、どんな木でも切っちゃうのは中国政府の責任だと思うけど。中国の環境問題は文革の時、製鉄運動で木を切りまくり植林してこなかったのも大きいよ〜。だから目をそらさしてるんだって。割り箸って取り上げやすいけど、日本の木材輸入の1%いってないし」

 環境保護は大事だが、そもそも中国は今、世界一の木材輸入国なのである。
 そもそも日本非難より、自国の山に緑のペンキを塗って緑化とごまかすその精神が問題じゃ〜。

(中略)
 もちろん侵略された方の気持ちは、私たちには本当にはわからない。だがそれを差し引いても実際の戦争体験者の老人より、実体験のない若者の方が反日にここまで強烈なのは異常だと思う。親が文化的かつ富裕層の子供だと、身近な人を通して海外の直接体験情報が入り、偏見も少ないことがあるが、大半の学生は限られた情報しかない。北京大学では時に中国人学生と日本の大学生との討論会等が試みられるが、多くは「対話」が成り立たず終わる。

 もっとも北京大が政府寄り=反日なのは当たり前で、清華大が(原爆、レーダーなどの兵器開発を含め)科学技術研究で中国の「銭包(チイエンパオ=財布)」なら、ここは国家の官僚育成校である。

 重点大学ならどこでもそうだが院生は多くが共産党員。そもそも中国の大学生は大学の要求で大半が共青団員(共産党入党前の青年組織員)で、そこから官僚、国有企業を目指すなら共産党に入党する(就職試験に受かりやすい)。先生方はごく一部のはねっかえりをのぞいて、政府の政策に提灯をついけるのが仕事。もしくは沈黙し、良心を守る。

 日本のODAをまったく知らない、もしくは知らないで通す教授は多くいて、特に某教授は私が抗議しても「そんなことがあるはずはない!あっても民間の合作だろう」と授業で言い切っていた。そして好んで日本の「過労死」を語る。

 北京は交通、上下水道、文化方面、環境保護、医療などに対しODAの恩恵をもっとも受けた都市なのに……。父母の世代から私まで多くの日本人が、時にはその過労死寸前で稼いだお金で援助してきたのだ。別に感謝は求めないが、その気持ちをもっと知って欲しい。

 大教室で中国経済を語り、政府を当たり障りなく批判する絶妙な芸で人気を博していた教授は、批判の後で日本だって同じだとこきおろした。
 わーっと湧き上がる生徒の歓声。こうなると日本叩きはほとんど娯楽である。
 もちろん日本留学帰りの親日の先生もいて、たいていは日本を非常に良く言ってくださるが、生徒数は多くはない。

 授業も、評判を聞いて別の学部もいろいろのぞいて見たが、一言でいうなら内容も教授法も古かった。
 表現の自由のないところに真の学問の発展はないというか、たとえばアメリカの教育でやるという「あなたがリンカーンなら奴隷解放はしましたか?その利点欠点を経済上の視点から……」を、中国で「あなたが毛沢東なら大躍進は……」と教室でやった日にはお縄ちょうだいである。

 中国&中国文化を理解したくて行った外国人物書きには北京大は、その古さも含めいい大学だったが、卒業後、世界で一番厳しい競争社会に入る学生はネット等でも教育改革を叫んでいた。

 しかしこういう矛盾をメディアを使って押さえ込むのは中国の常套手段で、一時期、「イギリスの格付けによると、世界で第三位、アジアで一番の大学は北京大学で……」などという記事が流れたが、最初につけられた書きこみがふるっていた。
 「また政府のどこのバカがこういう記事を流すんだ!俺は日本は嫌いだが、アジアで一番は東京大学だよ!」

 中国、野に遺賢あり、というより、野にしかいない。日中問題でも野にはけっこういるのだが……。かくて「一流の学生」は欧米留学を目指す。

 北京大生とOB、何だかなぁ……。

 でもそれも、中共が彼らに日本についての正しい情報を提供してこなかったのが一番の原因で、逆に言えば、彼らが正しい情報を日常的に得られるようになれば、それまで日本に向けられていた怒りが一気に中共に向けられる可能性大でしょう。
 それがわかってるから中共は、「自分たちの都合」でピックアップした日本の情報だけを流し続けるというわけ。

 日本のマスコミや識者が指摘しているように、中共も最近は日本の「良い話」も少しは流してるようですが、それも自分たちがこれまでついてきた嘘がばれない程度のもの(日本の著名人のインタビュー、日本人の日常生活、文化、ファッションなど)でしかない。

 谷崎光さんの言葉を借りれば、まさに中共は「『憤青(憤怒する青年)』の表面を撫でさすり、自分たちが作り上げた反日感情をどうコントロール&利用していくか、いろいろ考えている」最中なのです。


 1コ前のエントリーにいただいた“おれんじ”さんのコメント。

先日、中国人評論家の石平さんの講演会に行ったのですが、石さん曰く、
「中国は笑顔を見せた時が最も恐ろしい」そうな。
逆に怒った時は全然怖くないそうです(笑)。
特に温家宝は曲者で、出したいと思ったときにいくらでも涙が出せる俳優みたいな奴だそうです。農村の貧しい子供を見て涙を流しパフォーマンス(でも何もしない)。

石さんは、「小泉首相は在任時に日本の立場を中国と対等な所まで引き上げてきた。これで安倍さんが靖国参拝をしなければまた元の木阿弥になってしまう。参拝して行った事をうやむやにするのは構わないが、曖昧にしたまま参拝しないのは絶対良くない」と言っておられました。他にも面白い話がいろいろありましたがまた後日。

あ、「日本人は人が良すぎるヨ(ここだけ何故か中国人風)、国際関係は生き馬の目を抜くような世界だから気をつけて」との事でした。

おれんじ | 2007/04/12 08:18 PM

 つーわけで、いくら日本に擦り寄ってきてるように見えても、中共が本気で日中友好なんて考えてるわけはないのです。

 今これを読んでおられる方の中にはおそらく一人もいないでしょうが、ゆめゆめ「中国が丸くなってよかった」なんて釣られることのないように。


 最後に櫻井よしこさんのGJ論文を転載します(ネットソースなし)。
 もしあなたの周りに中共に釣られかけてる人がいたら、ぜひ読ませてあげて下さい。

■産経新聞4/12朝刊総合面【安倍首相に申す〜中国の理不尽な壁打ち破れ/櫻井よしこ】
 いま北京には希望的観測が満ちている。安倍政権になって両国関係は劇的に改善され、日本の経済的、技術的援助で中国の直面する問題も解決されていくとの見方だ。そのような状況を作り出すのが「氷を溶かす」温家宝首相の来日である。

 中国政府は訪日成功のために全力を挙げて取り組んできた。意気込みはまず、強力なメディア規制に見られる。米国議会下院に提出された慰安婦問題に関する決議案の件は中国ではほとんど報道されていない。従来ならば、格好の日本非難の材料となったであろう同件についての抑制された報道は、明らかに中央宣伝部の指示によるとみられる。温首相訪日の成功を願う中国政府の措置は、日本が誇る省エネ技術の供与などの成果に着実に結びつきつつある。

 他方、温首相は、従来の最重要の懸案であった首相の靖国神社参拝問題について、出発前、在北京の日本報道各社と会見し、「目にしたくないものだ。このようなことが二度とないよう希望する」と延べ、牽制(けんせい)した。だが、クギを刺しながらも、日本国首相が靖国神社参拝を行わないと明言しなければ、日中首脳会談は行わないとかつて公言した中国政府は、不参拝を約束したわけでもない安倍政権と、いま、密な関係を築こうとする。なぜか。日本側が立ち止まって冷静に分析すべき点だ。

 日中関係の歴史には現状と似たケースが幾つかある。一例が中曽根康弘内閣から竹下登内閣への過渡期の状況ではないか。

 中曽根氏は日中関係の光と影を体験したはずだ。首相就任前の80年4月末、訪中した氏が、中国人民解放軍の伍修権副参謀総長からGNP1%以下の日本の軍事費を2%に倍増してもよいではないかと告げられたのは周知のとおりだ。首相就任後の中曽根氏は胡耀邦総書記の対日友好政策でつかの間、楽しむ。しかし、84年1月には、『人民日報』が中曽根内閣の下で軍事費が1%枠を突破する可能性に関連して、「日本は軍事国家の道に第一歩を踏み出した」と批判。85年には、それまで問題にもされなかった首相の靖国神社参拝が突然非難され始めた。

 中国はさらに「FSX戦闘機からイージス艦まで」「巨大な資金を惜しげもなく投じて、新装備を更新する傾向」が1%枠突破の原因だとして「日本は軍拡の道を歩んでいる」と批判を強めた(『中国は日本を奪い尽くす』平松茂雄、PHP研究所)。

 平松氏は、当時の中国は日本の“軍事大国化”を公然と批判する一方で、日本の経済、技術援助を得るために友好関係を損なわないよう配慮する巧みな戦術を用いたと指摘する。

 中曽根氏は参拝をとりやめ、軍事費も1%を突破したわけではなかったが、日中関係は悪化。それが劇的に好転したのは次の竹下内閣のときだった。88年夏に中国を訪問した竹下首相はかつてない8100億円の大規模円借款を差し出したのだ。

 しかし、それは一体何の役に立ったのか。中国共産党政権は翌89年、天安門事件で学生らを武力弾圧した。92年には日本固有の領土の尖閣諸島を中国領と定めた。94年、江沢民政権は徹底した反日教育を開始した。95年以降、たて続けに核実験も行った。

 竹下首相の差し出した大型円借款は90〜95年にかけて実施されたが、中国は日本の援助でインフラ整備を進める一方、一連の反日的行為を国家挙げて推進したわけだ。日本を軍国主義だと非難しながら、自らは核実験もいとわなかったわけだ。

 それでも日本は中国の主張に“従い”、援助を続けた。靖国参拝と軍拡路線の批判で中国は日本を心理的に呪縛(じゅばく)し、日本支配を達成したといえる。中国が非難した軍拡、他国に脅威を与える軍拡など、日本には存在しなかった。しかし、いったん言い出したら中国は引っこめはしない。強く執拗(しつよう)に言い続ければ、必ず日本が屈服することを彼らは中曽根首相の対応から学んだと言える。日本屈服の兆候が見えたら、彼らはタイミングをはかって友好の手を差し伸べる。日本は感激してその手を握り返し、ODAや技術援助を大盤振る舞いしてきたのではないか。

 いま中国側は、靖国参拝問題で譲らぬ姿勢を見せながら安倍政権を呪縛しようとする。安倍首相は第二の中曽根氏になって中国に精神的に隷属してはならないのである。あるいは、第二の竹下氏になって、日本のためにならない大盤振る舞いに及んではならないのである。真の日中友好関係のためにも、日本呪縛のメカニズムとして中国政府がこだわり続ける靖国神社参拝と、歴史認識問題についての理不尽な壁を、日本の未来のために、信念をもって決然と、打ち破らなければならない。


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「お気楽くっくり」更新済
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国会演説で「戦後日本の平和発展の道を中国人民が支持する」という部分を読み飛ばすという改竄を行った温家宝。この演説は氏の「おふくろさん」には褒められたらしい。(写真は微笑の裏に皮肉チクチク 温家宝首相、国会で演説 -世界からのニュース:イザ!より) 「おふくろ
2007/04/14(土) 10:44:17 | 渡部昇一的ココロだー!!
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